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タグ 【iPhone12 バッテリーテスト】

iPhone 12:5G対応なのにバッテリーの小さい「mini」は賢い選択とはいえないかも(4/4)

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(前回からのつづき)製造上の課題が報告されたため、5GがiPhone 12 miniにどの位の時間の短縮をもたらすのか、iPhone 12 Proよりも大きいiPhone 12 Maxにはどのような利点があるのか、といったことが明らかになるのは最初のテストから3週間先のことになるだろう。 既に述べたように、移動通信システムの新世代黎明期には、バッテリーの寿命は特に懸念される。ーー過去10年の「4G…

AppleのiPhone用MagSafe充電器とApple Watchのマグネット充電ケーブル、MagSafe対応クリアケース/Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

(前回からのつづき)製造上の課題が報告されたため、5GがiPhone 12 miniにどの位の時間の短縮をもたらすのか、iPhone 12 Proよりも大きいiPhone 12 Maxにはどのような利点があるのか、といったことが明らかになるのは最初のテストから3週間先のことになるだろう。

既に述べたように、移動通信システムの新世代黎明期には、バッテリーの寿命は特に懸念される。ーー過去10年の「4Gをオフに」、これからやってくる10年の「5Gをオフに」ーーなどという“バッテリーを消耗させないための”屁理屈ともいえる提案では、新しいハードウェアを買う意味がなくなってしまう。人々は、新品のiPhoneが完全に使えるものであり、売られている時の性能がそのまま発揮されることを期待する権利がある。それどころか、5G網の迅速な構築というキャリアの約束がある以上、時間の経過とともにさらに優れたパフォーマンスを期待することになるだろう。

現在のスマートフォンへの投資で一般的であるように今後3年間使用するつもりでiPhoneを購入する場合、私なら長期的な使用が前提であればこそ4Gと5Gによるバッテリー性能を絶対に知りたいと思う。

さらには長年の経験からすると、通常どおり使用していてもバッテリーの寿命は2年間で最初の頃の80%に低下し、パフォーマンスも低下することが証明されている。言い換えれば、通話可能時間が当初8時間であったiPhoneは使用している半ばで6時間程度の電力しか供給されなくなり、デバイス自体はまだ利用可能で性能が落ちていなかったとしても、ユーザーは高価なバッテリーやデバイス全体の交換を検討する可能性があり得る。

バッテリーがより大きい(これまでの最大ではないが)という点で、サイズの大きいiPhone 12 Pro Maxを今年購入するのは、以前のPlusを買うより賢い選択かもしれない。Maxサイズの前機種が発売されたのは数年前のことだが、バッテリーが小さいiPhone 12 miniを購入するのはたとえ可愛くても実際には賢い選択とはいえないかもしれない。

いずれにせよ適切なテストだけがユーザーに確かなことを教えてくれる。今年4Gと5Gのテストを実行(もしくは再実行)している皆さんが、今後数週間のうちに我々が注目をするような神がかった速さを出すことを祈っている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

iPhone 12:4Gと5G、前モデルとのバッテリー比較テスト結果(3/4)

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(前からのつづき)Appleは3つのバッテリーサイズをもつ4種類のデバイスを提供することによって問題を解決しようとした。バッテリーのパフォーマンスをどのくらい妥協できるかを顧客の判断に委ねたのだ。 Tom’s Guideが実施した初期のバッテリーテストでは、ミッドレンジのiPhone 12とiPhone 12 Proのみが対象だった。これらは同じバッテリーを搭載し、同じ5Gハードウェア…

発表会で示されたiPhoneとWatchを同時に充電できるステーション/Image Credit : Apple

前からのつづき)Appleは3つのバッテリーサイズをもつ4種類のデバイスを提供することによって問題を解決しようとした。バッテリーのパフォーマンスをどのくらい妥協できるかを顧客の判断に委ねたのだ。

Tom’s Guideが実施した初期のバッテリーテストでは、ミッドレンジのiPhone 12とiPhone 12 Proのみが対象だった。これらは同じバッテリーを搭載し、同じ5Gハードウェアを備えている。それぞれ時間数は異なるものの、5Gを使用した場合の駆動時間は4Gを使用した場合に比べて2時間短くなった。

通信キャリアによっても異なる。T-MobileのネットワークのiPhone 12 Proは、AT&TネットワークのiPhone 12よりも5Gで40分以上、4Gで1時間長く駆動した。これが4G接続の併用に頼らないT-Mobileの5Gスタンドアロンを使用したからかどうかは分からないし、複雑な問題だが、なぜAppleが国際的な顧客基盤に対して5Gバッテリーの保証を行わなかったのかのヒントではある。

たとえそうでも、規定文書からこのモデルの一般的な意味でのバッテリー特性を理解することができる。iPhone 12とiPhone 12 Proのバッテリーは2,815ミリアンペアであり、iPhone 11の3,110ミリアンペアおよびiPhone 11 Proの3,046ミリアンペアと比較してエネルギー容量はおよそ7.5%から10%低下している。

来月のリリースでは、iPhone 12 miniのバッテリーは2,227ミリアンペア(iPhone 11よりも28%小さく、iPhone 12よりも21%小さい)なのに対し、iPhone 12 Pro Maxは3,687ミリアンペアのセルを持ち、iPhone 11 Pro Maxの3,969ミリアンペアよりも容量が7%ほど小さい。

記者の質問に対し、Appleは一般的に新しいCPU、スクリーンの向上、ソフトウェアのアップデートなど他に効率の改善が見込まれる可能性があるため、iPhoneシリーズでは毎年のバッテリー容量の低下は問題ではないと述べている。

しかしTom’s Guideのテストによると、4Gに関してはiPhone 11よりもiPhone 12の方が53分低下し、一方、iPhone 11 ProよりもiPhone 12 Proの方が1時間向上した。この差異の原因はネットワークの違いかもしれないが、別の要因かもしれない。テスターを混乱させる要因は他にもたくさんあることは疑いないだろう。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

iPhone 12:5Gなのにバッテリーが小さくなった「mini」の盲点

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(前回からのつづき)Verizonの大規模な5Gマーケティングキャンペーンは、「5G built right」というキーワードを掲げ、5Gが提供するネットワーク性能の高速化を謳っている。ただ、ネットワーク性能は5Gデバイスの性能にも大きく依存するため、例えば最低でもユーザーにバッテリー消費を心配させない設計は求められるだろう。 だからAppleが選択したデバイスの縮小化は、バッテリー持ちの観点では…

(前回からのつづき)Verizonの大規模な5Gマーケティングキャンペーンは、「5G built right」というキーワードを掲げ、5Gが提供するネットワーク性能の高速化を謳っている。ただ、ネットワーク性能は5Gデバイスの性能にも大きく依存するため、例えば最低でもユーザーにバッテリー消費を心配させない設計は求められるだろう。

だからAppleが選択したデバイスの縮小化は、バッテリー持ちの観点では大きな足かせになるかもしれない。デバイスの早期レビュアーは、実際のユーザーにとっては重要となるにもかかわらず、この観点を見過ごしているのだ。iPhone 12 miniは、世界で最も小さく、薄く、そして軽い5G対応スマホになるかもしれない。しかし、バッテリー消費にデバイスが耐えられるのかは非常に疑問である。

Image Credit : Apple

その一方、世界の様相は多くの点で特異な状態に変わってきており、バッテリー消費が問題にならない可能性もある。米国などの幾つかの国では、通勤サイクルが極端に減少していてバッテリーに対する懸念は少なくなっている。とはいえ、例えば5Gダウンロードのために莫大な電力を使用したり、2つのセルラー接続を同時に維持することが5G対応デバイスには強制されるため不安はぬぐえない。ただ、いくつかの地域と状況では、既存の4Gモデルデバイスと比べても5Gデバイスの方が電力消費が低い傾向を見せるケースもあることが報告されている(次につづく)

iPhone 12:5Gになって気になるのは「バッテリーの持ち」(1/4)

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これまで包括的なiPhoneのレビューを書いていた経験から言えるのだが、最も時間のかかるテストが結構重要だったりする。例えばバッテリーが実世界の条件の下で本当に持つかどうかを確認する評価がそれだ。Appleはいつも3Gと4Gの通話時間やインターネットアクセス、ビデオ再生といった異なる数字において、特定の保証をしている。しかし、熱心なレビュアーによってそれらAppleの公式の数字は常に正確でないこと…

Image Credit: Apple

これまで包括的なiPhoneのレビューを書いていた経験から言えるのだが、最も時間のかかるテストが結構重要だったりする。例えばバッテリーが実世界の条件の下で本当に持つかどうかを確認する評価がそれだ。Appleはいつも3Gと4Gの通話時間やインターネットアクセス、ビデオ再生といった異なる数字において、特定の保証をしている。しかし、熱心なレビュアーによってそれらAppleの公式の数字は常に正確でないことが発見されている。例えばデバイスがあるタスクについては謳ってる時間より遥かに長く動く一方、別のものでは早々にシャットダウンする、みたいな話だ。

ここで2つの裏話を紹介しよう。まず、これらのテストを公正かつ一貫して実施することは、レビュアーにとって本当にひどいプロセスになる。二つ目。バッテリーの寿命は、新しいセルラー世代が出たばかりのタイミングでは特に重要になる。特に5G接続はいくつかの条件下で急速にバッテリーを消耗させる。通勤している人は仕事から帰宅した時点で十分な電力が残っていないだろうし、他の何百万人ものユーザー(経営者、従業員、そして学生)は電力不足に陥る可能性がある。日中に充電でもしない限り、日が暮れる前にバッテリーはほぼ死ぬことになる。

ちなみに初期のAndroid 5Gスマートフォンの数々は、こういった懸念を予想して大きなバッテリーを搭載していた。

しかし、だ。なんと5GのiPhoneは逆の方向に行ったのだ。iPhone 12, 12 Pro、12 Pro Maxは前のモデルよりバッテリーが小さい。Appleは同じく5G接続ができるiPhone 12 miniをラインナップに加えているが、現実的に考えてこちらのバッテリー容量も少ないはずだ。

AppleがiPhoneのバッテリー寿命について口を閉ざしているのは偶然ではない。というのもこれまでにiPhoneでは、バッテリー基準を徐々に「昨年モデルに準ずる」という考え方にシフトしていって、Appleはその後、毎年更新していた「バッテリーテスト情報」のページでの寿命測定値の公開を中止してしまっていたからだ。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】