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ミクシィ笠原氏が個人で10億円を寄付、子育ての課題解決の団体支援 「みてね基金」設立ーー第1期テーマは新型コロナ禍

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ミクシィは4月13日、子育ての課題解決を支援を目的とした「みてね基金」設立を公表した。ミクシィ創業者で、取締役会長の笠原健治氏が個人として10億円を寄付し、これを原資として活動を開始する。第1期の公募は現在、世界を席巻している「新型コロナウィルスに影響を受ける家庭を支援する団体」とした。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けて困りごとを抱える子どもやその家族に対して支援活動を行う…

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ミクシィは4月13日、子育ての課題解決を支援を目的とした「みてね基金」設立を公表した。ミクシィ創業者で、取締役会長の笠原健治氏が個人として10億円を寄付し、これを原資として活動を開始する。第1期の公募は現在、世界を席巻している「新型コロナウィルスに影響を受ける家庭を支援する団体」とした。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けて困りごとを抱える子どもやその家族に対して支援活動を行う団体が対象となる。運営協力はNPO法人ETIC.が担う。

選定された団体は、基金を通じて資金の提供などのサポートを受けることができる。応募は本日から特設ページにて受け付ける。

ミクシィが運営する「みてね」はママ・パパが撮影した子供の写真や動画を祖父母など近しい人に公開できる家族のためのコミュニケーションサービス。基金で支援された団体についてはその活動内容をこの「みてね」のユーザーに対しても紹介し、団体の取り組み認知向上にも務めるという。また、サービスと各団体との協業なども見込む。

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支援団体の対象テーマとして、国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs)に掲げられている、子供や家族にまつわるが領域として選定されている。

1.病気(難病・障害)
小児がんや難治性小児疾患を抱える子ども、またそれ以外の難病や障害のある子どもに健康と福祉を提供していくことを目的としています。

2.教育(児童養護・教育格差)
経済格差や家庭環境によって生まれる学力格差・教育格差を埋めるために、すべての子どもに平等な教育機会を提供することを目的としています。

3.貧困(経済的な貧困)
国内の7人に1人の子どもが「相対的貧困」とされ、特にひとり親世帯における子どもの相対的貧困率は5割を超えます※1。当基金では、すべての子どもに不自由のない暮らしを提供することを目的としています。

4.出産(不妊・妊活・妊娠中および産後)
国内で5.5組に1組の夫婦が不妊の検査や治療の経験があるとされています※2。また、妊娠中や産後においても、ストレスや不安を抱える方も多くいます。当基金では妊娠前・妊娠中や産後における不安を軽減していくことを目的としています。

5.虐待(虐待防止)
児童虐待の相談件数は平成30年度に16万件近くに上り※3、社会問題化しています。こうした実情に対し、虐待をしない子育て環境の提供を目的としています(みてね基金リリースより)。

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現在、感染拡大防止措置によって休校や医療関連施設のひっ迫が実際に発生している。こういった中、子供たちの教育格差、妊婦の不安やストレス、発生する経済不安による家庭内暴力といったリスクが懸念されている。こういった困難な状況を支援する団体を基金としてサポートするとしている。締め切りは初回が4月24日、二回目が5月15日(共に15時)を予定している。

以下、笠原氏からの声明(全文)。

「みてね」は「家族の絆をより深めることができる」「子どもを中心に愛情の架け橋となるような」サービスを目指して開始しました。この4月に提供開始から5周年を迎えるにあたって、その活動をより多くの方たちと行っていくべく、子育てをめぐる社会課題解決に取り組む団体を支援する「みてね基金」の構想を考えておりました。みてね基金の最初の一歩としては、年明けより、未曾有の新型コロナウイルスの感染拡大、被害が発生している状況を鑑み、新型コロナウイルスの感染拡大により生じた、困難を抱える子育て家庭の課題に対して、解決していくアイデアをもっている、行動を起こしている団体に対して支援させていただきたいと考えております。新型コロナウイルスとの戦いは、これから長い年月がかかる可能性があると考えています。短期だけでなく、中長期的に支援できるよう私個人はもちろん、株式会社ミクシィとして活動していきたいと考えております。

また、「みてね」は現在700万人以上の方にご利用いただいておりますが、うち150万人以上の方が海外から、特に北米やイギリスを中心とした英語圏でご利用いただいております(海外では「FamilyAlbum」という名称でサービスを行っております)。地球の人口の1/3以上がロックダウンなど行動制限の影響下にある中、海外の「みてね」内のコミュニケーション量も倍増しております。どんな状況でも、家族間でのコミュニケーションはかけがえのないものであり、このような会いたくても会えない状況だからこそ、「みてね」のようなサービスで家族が密にコミュニケーションを取れる役割の重要さをあらためて痛感しました。今後も「みてね」のサービスを改善することで、世界中のご家族の絆を深めていくとともに、海外においても、その活動をより多くの方たちと行っていくべく、各種団体への支援活動を行ってまいります。
なお、活動の結果報告は、「みてね」の公式サイト上などで行ってまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。