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大学での研究が「仕事」になるーースタートトゥデイ研究所が社会人ドクター支援制度を開始

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スタートトゥデイグループの研究機関「スタートトゥデイ研究所(以下、ST研)」を部門に持つスタートトゥデイテクノロジーズは9月14日、働きながら博士号取得を目指す支援制度「社会人ドクター制度」を公表した。同社所属の研究員技術向上や産学連携を狙う。 スタートトゥデイ研究所の研究分野で、博士号取得を希望する社員が対象。大学の研究室などと協力し、研究開発および修学を最優先に取り組んでもらう。対象とな…

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スタートトゥデイ研究所福岡拠点のゼネラルマネージャー進浩人氏

スタートトゥデイグループの研究機関「スタートトゥデイ研究所(以下、ST研)」を部門に持つスタートトゥデイテクノロジーズは9月14日、働きながら博士号取得を目指す支援制度「社会人ドクター制度」を公表した。同社所属の研究員技術向上や産学連携を狙う。

スタートトゥデイ研究所の研究分野で、博士号取得を希望する社員が対象。大学の研究室などと協力し、研究開発および修学を最優先に取り組んでもらう。対象となった社員は給与以外に修学にかかる学費が支給される。博士号取得を目指す学生については、早期雇用の形で採用の上、この制度を適用することになる。

本件の取り組みについて、今年7月に発表された福岡拠点のゼネラルマネージャーを務める進浩人氏に話を聞いた。なお、進氏は福岡創業のGMOペパボやコマースのBASEで取締役を務めた経歴を持つ。 (太字の質問は全て筆者、回答は進氏)

最初に福岡拠点の陣容について聞きたい。どういった方がここで研究開発をしているのか

現在、15名ほどが務めていてリサーチャーやエンジニアですね。博士号保有者が3名で、ディープラーニングやニューラルネットワークの研究者が多いです。

福岡拠点の役割は

昨年にスタートトゥデイでは福岡拠点のカラクルなどを買収して3社を合併し、スタートトゥデイテクノロジーズを発足させました。この福岡拠点の責任者を務めるのもカラクルの代表だった大久保(貴之)が務めています。彼もまた博士号保有者です。

これは福岡だけの話ではありませんが、ST研ではファッションとはなんだろうか、という数理モデルを獲得するのが大きな狙いです。いわゆるデザインの黄金比みたいな数式を探しているんですね。これを本社と連携しながら進めています。

今回発表された社会人ドクター制度についてもう少し詳しく教えて欲しい。まず、どういった分野の研究を支援するのか

スタートトゥデイグループが取り組んでいる事業に関係するもので、具体的には情報工学、コンピューターサイエンティスト、機械学習、ディープラーニングといった分野です。今はまだフォーカスではないですが社会行動や心理学なども視野に入ってくるでしょうね。

以前の取材でもファッションに関するビッグデータについて強調されていた。現在はヌード寸データも獲得が進んでいる。逆に足りないと考えているデータは

購入やコーディネート、プライベートブランドに関するデータなどファッションでいえば、確かに世界でトップクラスです。一方で女性用下着とか靴など、アイテムに関するデータはまだこれからかもしれません。

彼らはどういう勤務、仕事内容になる

社員の場合は給与はそのまま、研究室に入ってもらって研究活動に取り組んでいただきます。確定したものはまだありませんが、会社とのコミュニケーションとしてはミーティングなどを定期的にやることになると思います。

大学はどこでもいいのか

福岡の大学がまず決まってます。STグループの事業に関連性があるかを判断基準に、具体的な名称は言えませんが、今後、これを全国、海外などの地域に広げる予定です。

こういった動きは他社では

メーカー系とかはありますね。ただ、そちらは働きながら週に何回か学校に行くというものが多いです。今回の取り組みは研究室に詰めてもらうスタイルを考えてます。研究であり事業でもある、という考え方です。

期間は?

明確に決まっているものはありませんが、3年を目処にするイメージはあります。

なるほどありがとうございました。かっこいいの数式が確立される日を楽しみにしてます。

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マレーシアのファッションEコマースFashionValetが、シリーズBでスタートトゥデイから数百万ドルを調達

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マレーシアを拠点とするファッションEコマースプラットフォーム FashionValet は、日本の筆頭オンライン・ファッションモール ZOZOTOWN を展開するスタートトゥデイ(東証:3092)から、シリーズBラウンドで資金調達を実施した。調達額は数百万ドル規模。FashionValet は調達した資金を用いて事業拡大を図り、スタートトゥデイのファッションEコマースの経験を自社のビジネスに活用す…

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マレーシアを拠点とするファッションEコマースプラットフォーム FashionValet は、日本の筆頭オンライン・ファッションモール ZOZOTOWN を展開するスタートトゥデイ(東証:3092)から、シリーズBラウンドで資金調達を実施した。調達額は数百万ドル規模。FashionValet は調達した資金を用いて事業拡大を図り、スタートトゥデイのファッションEコマースの経験を自社のビジネスに活用する。

今回のラウンドは、シリコンバレーを拠点とする Elixir Capital がリードしたシリーズAラウンドから約1年ぶりの資金調達となる。シリーズAラウンドからの12ヶ月間で FashionValet は売上を2倍に増やし、シンガポールやジャカルタで営業を開始したのに加え、クアラルンプールに初の実店舗を開設した。2つ目となる実店舗は、シンガポールのオーチャードロードに2016年中ほどに開設される予定だ。

FashionValet CEO の Fadzarudin Anuar 氏は、次のように語っている。

スタートトゥデイを投資家に迎えることができ、我々は大変わくわくしている。FashionValet がこの地域で次の成長を進める上で、スタートトゥデイが日本で ZOZOTOWN をトップのEコマースポータルにまで育て上げた経験は、非常に貴重なものだ。

マレーシアの人気ブロガー Vivy Yusof 氏と、彼女の夫である Fadzarudin Anuar 氏によって2010年にスタートした FashionValet は、ファッションアパレル、靴、アクセサリーを販売するアジアのブランドのEコマースポータルで、最新のファッショントレンドを玄関口までもたらしてくれる。イスラム教の衣装、下着、水着まで、さまざまな衣類を取り揃えており、迅速な配達が売りだ。

今日、FashionValet は東南アジアの500以上のブランドを取り扱っており、その約半数はマレーシアのブランド、180はインドネシアのブランドだ。マレーシアで設立されたサービスだが、オンライン販売高の40%は海外からの顧客によってもたらされているという。

2012年には、東南アジアの有名上場インターネット企業の一つ MYEG(クアラルンプール証取:MYEG)が FashionValet に出資している。

スタートトゥデイの CFO 柳澤孝旨氏は、次のように語っている。

FashionValet は、地域のデザイナーによる需要の高いブランドやプロダクトを開発する上で、すばらしい仕事をしてきた。バックエンドのオペレーションなど、多くの点で共有できることがあると感じている。FashionValet の挑戦に参加することができ、大変うれしく思っている。

スタートトゥデイは1998年の設立で2007年に上場。日本の千葉に本拠地を置く。日本では、オンライン小売とEコマースコンサルティングに重心を置いている。同社はさまざまなブランドから限定量のファッションアイテムを購入し、ZOZOTOWN を構成するオンラインショップやブティックで、それらの商品を販売している。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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ラグジュアリーに特化した二次流通サービス「Material Wrld」がスタートトゥデイなどから総額900万ドルを調達

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ファッションに敏感な人が溢れるニューヨークを拠点とする「Material Wrld」(マテリアル・ワールド)。ラグジュアリーファッションのライフサイクルを伸ばすというミッションを掲げ、2012年に創業しました。イベントごと、シーズンごとに女性がクローゼットを「更新」しやすいようにと、ラグジュアリー・ファッションに特化した二次流通サービスを展開しています。 そんなMaterial Wrldが、シリー…

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共同創業者の矢野莉恵さん(左)と Jie Zhengさん(右)

ファッションに敏感な人が溢れるニューヨークを拠点とする「Material Wrld」(マテリアル・ワールド)。ラグジュアリーファッションのライフサイクルを伸ばすというミッションを掲げ、2012年に創業しました。イベントごと、シーズンごとに女性がクローゼットを「更新」しやすいようにと、ラグジュアリー・ファッションに特化した二次流通サービスを展開しています。

そんなMaterial Wrldが、シリーズBで総額900万ドルの資金調達を実施したことを発表しました。ファッション通販「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイを筆頭に、既存投資家であるニッセイ・キャピタルも出資しています。これで、Material Wrldの累計調達額は、1,300万ドルになりました。

Material Wrldのプリペイド式デビットカード
Material Wrldのプリペイド式デビットカード

同社が、2015年10月に開始したのが「Material Wrld Fashion Trade-In Card」です。ラグジュアリーショッパーを対象としたプリペイド式のデビットカードで、Discover Cardのネットワークを使って提供されています。

Material Wrldが買い取った洋服・ハンドバック・シューズの代金をこのカードで受け取ると、それを使って、オンラインとリアル店舗を含む700店以上のお店で買い物ができます。利用可能なお店には、Bloomingdale’s、Nordstrom、Intermix、Steven Alanなどが含まれます。

このカードを利用したユーザーは、カードで受け取った金額の平均2.5倍分の買い物をしています。百貨店にとってもメリットのあるウィン・ウィンの仕組みに、百貨店からの評判も上々です。今後は、ファッション業界内におけるデビットカードの認知度向上に取り組んでいくとのこと。

また同社は、新たなプラットフォームの開始に向けて動いています。共同創業者である矢野莉恵さんと Jie Zhengさんは以下のようにコメントしています。

「今後数カ月間で、アメリカで新たなオンラインプラットフォームをリリースします。ユーザーは、ラグジュアリーブランドの持ち物を買取に出したり、ブランドの新作を購入したり、その他の「クロゼット」からセカンドハンドアイテムを購入したりを、ワンストップで行うことができます。」

Material Wrldへの出資は、スタートトゥデイにとって初の北米市場への出資です。資金面の協力にとどまらず、スタートトゥデイのセカンドハンド事業「ZOZOUSED」のノウハウ共有、また逆にMaterial Wrldが持つブランドイメージやネットワークを活かして、グローバル展開におけるクロスボーダーのシナジーを図っていくとのことです。

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スタートトゥデイが宮崎を拠点にネットショップ支援事業を展開する「アラタナ」を完全子会社化

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ファッションコマースの「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイが、宮崎を拠点とするアラタナの全株式を取得し、完全子会社化したことを発表しました。 「宮崎に1000人の雇用をつくる」をビジョンに掲げ、国内800社以上のECサイト構築を手掛けた実績を持つアラタナ。今回の提携は、千葉を拠点に活動を続けるスタートトゥデイと、宮崎を拠点とするアラタナに共通する「地域貢献」への思いがきっかけとなって実現…

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ファッションコマースの「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイが、宮崎を拠点とするアラタナの全株式を取得し、完全子会社化したことを発表しました。

「宮崎に1000人の雇用をつくる」をビジョンに掲げ、国内800社以上のECサイト構築を手掛けた実績を持つアラタナ。今回の提携は、千葉を拠点に活動を続けるスタートトゥデイと、宮崎を拠点とするアラタナに共通する「地域貢献」への思いがきっかけとなって実現したと言います。

相互連携を行うことで双方の事業をいっそう強化・成長させていくとのこと。具体的には、スタートトゥデイが提供する自社EC支援事業を、アラタナがサポート。アパレルメーカーが独自に運営するECサイトのシステム開発やデザイン・マーケティング支援などを行うもので、2015年12月末時点で、33社の自社ECサイトを支援しています。

昨年6月には、24歳のセキュリティハッカーがCTOに就任したニュースをお伝えしましたが、現在、アラタナはエンジニアを中心とした100名以上の社員から成ります。スタートトゥデイの支援のもと、アラタナは引き続き宮崎に本社を置き、同社のビジョンに向けて動いていくとのこと。

STORES.jpがそうであるように、あくまで別の母体でありながら最大限の相乗効果を生み出すモデルのようです。今後、それぞれのサービスがどう強化されていくのか期待です。

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スタートトゥデイのコーディネートサービス「WEAR」が公式ファッショニスタを認定、SNS時代ならではの登竜門に?

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スタートトゥデイが提供するファッションコーディネートサービス「WEAR」。累計コーディネート投稿数は60万件以上、月間経由売上は2億円を超えている。モデルやスタイリストなどの著名人をはじめ、ショップスタッフや一般ユーザーに至るまで幅広く愛用されているという。 そんなWEARが、人気を集める一般ユーザー20名を公式ファッショニスタ「WEARISTA」に認定した。さまざまなブランドを独自に組み合わせた…

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スタートトゥデイが提供するファッションコーディネートサービス「WEAR」。累計コーディネート投稿数は60万件以上、月間経由売上は2億円を超えている。モデルやスタイリストなどの著名人をはじめ、ショップスタッフや一般ユーザーに至るまで幅広く愛用されているという。

そんなWEARが、人気を集める一般ユーザー20名を公式ファッショニスタ「WEARISTA」に認定した。さまざまなブランドを独自に組み合わせた等身大の着こなしが支持され、中には数万人以上のフォロワーを持つ一般ユーザーもいるという。

WEARISTAの認定には、フォロワー数やSAVE数(お気に入り機能)などを考慮。すでに、WEARを通じてファッション業界で活躍するファッションアイコンも登場しており、SNS時代ならではのタレントの登竜門としても機能していくのかもしれない。

WEARISTAには、2,000以上のブランドを取り扱うZOZOTOWNで買い物をお得に楽しめる特典が付与される。ZOZOTOWNを使って購入したアイテムを使ったコーディネートなどがWEARで共有され、それを見た他のユーザーがZOZOTOWNで買い物をするといった好循環を見込んでいる。

WEARの主流の使い方は、メイン機能であるコーディネート投稿や検索だ。累計60万件以上投稿されているコーディネートを、アイテムカテゴリー(赤いカーディガン)やブランドなどで検索することで参考にするユーザーが多いという。具体的にどんな使い方がされているのか。

「WEARには、「今日のピックアップタグ」というテーマが用意されています。例えば今なら、「ビタミンカラー」や「サーキュラースカート」などです。こうしたシーズンやトレンドのアイテムを取り入れて、ユーザーが日々コーディネートを投稿してくれています。また、今日は何を着よう?と洋服を迷った際の参考などにもしてくれているようです」

WEARを経由したZOZOTOWNや他社ECサイトでの売上げも右肩上がりで上昇しており、コーディネートを見たことをきかっけに着用アイテムを購入する流れも出来上がってきている。

一方、ブランドもショップスタッフのコーディネートをWEARに投稿する形で活用。それを見ての来店が増えるなど、WEARによる来店促進の効果も見られる。また、SNS機能を使うことで、店舗営業時間外の接客にも活用されている。

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スタートトゥデイ取締役の大石亜紀子さんに一問一答:役員と出産を同時期に迎えた最大のピンチを乗り越えて、変わったこと【後編】

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「1,000人規模になっても、今日スタートを切ったばかりのようなチームを:スタートトゥデイ取締役、大石亜紀子さん」の後編をお届けします。【前編】はこちら。 スタートトゥデイが求める「いい人」 同社が求める人材を一言で表すなら、「いい人」。ちょっとお人好しで頼りなくも聞こえるが、具体的に何を意味するのか。それは3つの要素を兼ね備えていることだと言う。 ユニークな着眼点や想像力を働かせ、そのアイディア…

「1,000人規模になっても、今日スタートを切ったばかりのようなチームを:スタートトゥデイ取締役、大石亜紀子さん」の後編をお届けします。【前編】はこちら。

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スタートトゥデイが求める「いい人」

同社が求める人材を一言で表すなら、「いい人」。ちょっとお人好しで頼りなくも聞こえるが、具体的に何を意味するのか。それは3つの要素を兼ね備えていることだと言う。

ユニークな着眼点や想像力を働かせ、そのアイディアを実際に創造することができること。アイディアをアイディアのまま終わらせず、それを組み立てて形にする業務推進の力を含めたクリエイション。この2つを両方兼ね備えたバランスがいい人。

また、ギブ&テイクができる人。これは、置き換えるとインプットとアウトプットのようなもので、いい好循環をもたらせるかどうか。例えば、ZOZOTOWNというサービスなら、お客さんを喜ばせることが利益となって会社に還ってきて、巡り巡って自分の幸せにもつながる。

最後に、そんな「いい人」を周りにさらに増やしていけるかどうか。これらの要素を兼ね備えたいい人をマネージメントのポジションに置くことで、それがどんどん伝染して行く組織を目指している。

マネージャーに裁量がある年中無休の昇格制度

一般的に決まったタームで実施される人事の評価査定が、スタートトゥデイの人自には存在しない。人の「影響力の度合い」によってポジションが上がる仕組みを設けている。

「人の成長は必ずしも数字では測れないですし、半期に一度など会社が決めたタイミングで人が成長するとも限りません。個々とちゃんと向き合って、ひとりひとりを見ようという意味で、部署のメンバーを適切だと思うタイミングで昇格させる権限をマネージャーに与えています。どのタイミングでも構いません。」

さまざまな個性を持つメンバーひとりひとりが輝けるマネージメント。マネージャーに裁量が与えられる同社では、そのやり方は人それぞれ。チームに厳しい人もいれば、褒めて伸ばす人もいる。新卒の配属を決める際は、育成する上司のもとでその人が成長していく姿を描いて適性を見出して行く。

「会社のあり方に関して、人としての働き方や生き方を問い続ける姿勢をすごく大事にしています。時には壁に打ち当たったり、矛盾してしまうこともあるけれど、その思考を停めたことはないですね。」

一問一答:役員と出産を同時期に迎えた最大のピンチ

ここからは、大石さんへの一問一答の形でご紹介します。これまで最大のピンチ、結婚と出産を経て変わったこと、尊敬する人、そして大石さんがこれから目指すこととは。

三橋:これまでの大石さんにとっての最大のピンチってなんでしょう?

大石:ちょうど役員になったのと同時期に妊娠しました。今思えば、会社やみんなに対してすごく無責任だったなって思います。その後産休に入ることがわかっている状態の人間に役職を与えるって、会社としてすごいことだったと思います。今自分が人事をやっていて、これから産休に入る人に大きなミッションを与えられるかというと難しいと感じてしまう。

三橋:なるほど。そのタイミングで妊娠してしまったことが無責任だった、と。

大石:ちゃんと計画できていなかったし、当時は産休を取らないでも何とかなるだろうって思っていたんです。でも、初めての妊娠だったし、リアリティがなくて突っ走ってしまった。結局、予定日の2週間前まで出社して、産後1ヶ月で復帰しました。自分は何とか人海戦術でクリアしたつもりだったけれど、会社の文化やサービス、事業を育てなきゃいけないない立場で、でも正直こなしているだけの期間ってあったと思うので大反省です。

三橋:それでも、誰も大石さんのことを止めなかった?休んだら?とか。

大石:自分の中では皆さんに申し訳なさすぎるし、さっさと辞任した方がいいのかなって思っていました。でも、社長を含め、誰一人やめたら?って言う人はいませんでしたね。応援をしてくれていたし。役員を降ろされるっていう恐怖は全くなくて、でも、なんとしても続けるプレッシャーはすごくあって。出産後、2、3年くらいは壁でした。

三橋:もしやり直すとしたら、どうしますか?

大石:もし時間を巻き戻せるなら、2002年くらいにさかのぼって、ちゃんと計画をしますね。2008年に出産することに向けて、もっと自分の能力を上げていくということをすると思います。

三橋:ご自身のターニングポイントはいつでしょう?

大石:そうですね。大きく自分の中の価値観が変わったのは、結婚した時と出産した時です。もともと特にキャリアアップしていこうっていう意識はなくて、むしろ結婚したら家に入りたいと思っていたくらいで。

三橋:役員にまでなったかたの口から聞くと意外な感じがします。

大石:2つのことを同時にやるのが苦手だし、好きじゃなかったから。結婚したら仕事はやめようと思っていたんです。でも、なんでそうなったかわからないけれど、突然社長に「会社の設立記念日に入籍します」って伝えたんですよ。その日が大安だったので。

三橋:お相手の方と相談されて?

大石:ずっと長い間付き合ってた人で、そもそもお互い自由にやっていたので、結婚する時期も全部自分で決めちゃいました。会社の設立記念日だから、この日に結婚することに決めたって伝えて。だからプロポーズとかそういう段取りもなかったですね(笑)

三橋:でも、その結婚が結果的に仕事の面でも良かった?

大石:そうですね。結婚をして生活基盤を安定させたら、あとはもう仕事に集中するぞってなりました。仕事に対する姿勢や価値観が変わって、そもそも仕事とプライベートを分けるっていうことがその時点でなくなったというか。

三橋:なるほど。そういう生き方を応援してくれるお相手を選ばれたんですね。

大石:自分の人生を思うように生きるためにはパートナーが必要だったり、自分が力を出す上での基盤は大事です。それが出来たら、それで持って何をやるか、そこから何を生み出して行くかにスイッチが切り替わったのかも。

三橋:出産されて、ご自身の価値観はどんな風に変わりましたか?

大石:自分の使命感の時間軸が、100年くらい伸びたっていう感じがします。赤ちゃんが生まれたら幸せだし可愛いし、この子を守らなきゃって。でも、この子がお母さんになって同じように子どもを生んだ時に、私が感じている幸福感を持てるようにしてあげなきゃいけないって思ったんです。っていうことはそのひ孫も…って、そこまで長く幸せが続くようでないと。

三橋:お子さんや、そのお子さんにとっての未来ですね。

大石:だったら今、何をするのか。食べるもの、選ぶもの、会社でやること全部関係してきます。長さだけで100年って考えてしまうと難しいけれど、自分のひ孫の時にって考えると自然と頭がついてくるんです。子どもが生まれたことで得た新しい視点や考え方が、仕事に生きてきてるなって思いますね。

三橋:なるほど。ちょっと話は変わって、大石さんが特に尊敬する人ってどなたですか。

大石:尊敬する人ですか。社長の前澤もそうですし、あとはいろんな部分でこの人すごいって思うことはありますね。前澤は、ビジネスや経営の視点、あとチャレンジしていく姿勢がすごいなって思います。

三橋:社長とは毎日顔を合わせる感じですか?

大石:会う時は会いますけど、直接よりメールとかLINEのほうが多いかな。週末でも、ちょっと何か思いついたアイディアを会社のメンバーとLINEすることはよくあります。

三橋:長く、近くでお仕事をされてきて、前澤社長のすごさってどこにあるんでしょう。

大石:バランス感覚ですかね。経営のセンスというか。数字にめちゃくちゃ強いし、合理的でロジカル。経営のセンスもあるのに、ひとりひとりの立場で物事を見ることができる。木を見て森を見るっていうのは前澤がよく言うんですけど、そういうバランス感覚はすごく持っていると思います。

三橋:大石さんを駆り立てるモチベーションはなんですか?

大石:子どもが生まれて思うのは、ひ孫の時代に世の中がどうなってるんだろうと想像することです。私が育ったような環境が自然と担保されるかというと、それを誰かがやってくれるわけではない。だから、社会の中で企業はどうあるべきで、その企業の中で人がどんな風に働くべきか。その辺が使命感になっていますね。

三橋:もう疲れた、とかなったりしませんか。

大石:ちょっと疲れたなとか、ラクしたいなって頭をよぎることがあるけれど(笑)。目の前に子どもがいて、その子の将来って考えるとやるしかないなって感じますね。

三橋:大石さんがこれから目指すことを教えてください。

大石:会社のメンバー全員が、本当に楽しい!って働いてくれることですかね。サークルみたいな楽しさじゃなくて、一生懸命頑張って、限界に近いところに到達したときにアドレナリンを感じるような。昨日までと違う自分との出会いですよね。

三橋:達成感から生まれる楽しさ、ですね。

大石:働くことを通して得られる楽しさ、そういう機会を与える会社でありたいです。組織になってルールが増えても、本来そういうことがしたくて会社をやっているので、そのあり方が社会にもいい影響を与えると思うんです。今以上にもっとスピード感をもってやっていきたいです。

三橋:今日はどうもありがとうございました。

編集後記

ここ最近、別の取材で何度か幕張のオフィスにお邪魔する機会がありました。今までいろんな会社さんを訪問しているけれど、これほど挨拶が気持ちいい会社はないと思う。年齢、性別、ひとりでいようとグループでいようと、皆さん「こんにちは!」と挨拶してくださる。それだけで、ウェルカムされてる気がして嬉しい。

大石さんは、お部屋に入ってきてくださったそのタイミングから、見送ってくださる最後まで、終止自然体な方でした。「取締役の大石さん」という、会社また外部を含む周囲からの期待やプレッシャーはもちろんあるのでしょうけど、あくまで大石さんでしかないというか。その真っすぐな姿勢や揺らぐことのない感じとかが、きっと会社の皆さんの信頼につながっているんだろうな、と。

今回は、大石さんが人事のご担当ということもあって、結果的に大石さんへの取材を通してスタートトゥデイという企業を垣間見ることができた気がします。会社の方針や制度のひとつひとつには、必ずメッセージがある。面白い人事制度ということで、「ろくじろう」(六時間労働制)についてはよくメディアで取り上げられるらしいのですが、そんな制度ひとつひとつに、スタートトゥデイから社員さんへの問いかけがあります。

「ワークライフバランスはもちろん大事だけれど、みんなのライフを充実させるためにワークは短くしようってことではないんです。働くということがみんなにとってどういうことか、考えてほしい。仕事でいい影響やいい成果を出すためのインプットの時間に何をするのか。1日の24時間という時間を、どういう風に生きたいかを考えてほしいと思っています。」

個人的に、チームから組織になる限界値は、50人くらいかなという印象があるのですが、スタートトゥデイさんはその20倍以上の組織。それでもやっぱり「組織」より「チーム」という言葉がふさわしい感じ。まさに、止まずに問いかけていることの証なのかも。

大石さん、この度は素敵な取材をどうもありがとうございました。

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1,000人規模になっても、今日スタートを切ったばかりのようなチームを:スタートトゥデイ取締役、大石亜紀子さん【前編】

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「あまり、競争というものを良しとしていないんです。ライバルと切磋琢磨して、時に蹴落とすことで自分を高めてキャリアを目指す。そういう人にとってはいい土壌ではないかもしれません。成長意欲や向上心がある、またイノベーションを起こしたいと心から思う。そんないい人に、仲間になって欲しいと思っています。」 スタートトゥデイの取締役、大石亜紀子さん。男女比率がほぼ半々だという同社で、多くの女性社員にとって憧れの…

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「あまり、競争というものを良しとしていないんです。ライバルと切磋琢磨して、時に蹴落とすことで自分を高めてキャリアを目指す。そういう人にとってはいい土壌ではないかもしれません。成長意欲や向上心がある、またイノベーションを起こしたいと心から思う。そんないい人に、仲間になって欲しいと思っています。」

スタートトゥデイの取締役、大石亜紀子さん。男女比率がほぼ半々だという同社で、多くの女性社員にとって憧れの存在。2011年には、日経ウーマン・オブ・ザ・イヤーのリーダー部門を受賞しました。

大石さんは、2002年当時わずか7名のチームだったスタートトゥデイに参加し、ZOZOTOWNを急成長に導いた人物。2007年には取締役に就任。現在は主に人自(人事)や総務をはじめ、秘書や広報の部門を任されています。

アルバイトを含め1000名を超える規模となっても、まるで今日結成したばかりのチームのように全速力で突き進む。まさに、スタートトゥデイ。そんなスタートトゥデイが求める人材は、「いい人」だそう。

「いい人」の真義、大石さんご自身のこと、スタートトゥデイが目指す方向など、幕張のオフィスでたっぷり伺ってきました。

派遣時代からスタートトゥデイで正社員になり本領発揮

スポーツ少女だった大石さんは、スポーツ推薦で高校に進学し、その後体育大学を卒業。当時は派遣バブルの時代。派遣と正社員の違いを特に意識することなく派遣の道を進むことに。その後、25歳まで音楽出版の会社で派遣として仕事をしたものの、派遣という働き方の限界を思い知る。仕事は面白くてもっとチャレンジしたいのに、雇用形態が邪魔をしてそれが許されない。

その線引きを実感してからは、楽しかった制作の仕事を続けられるようにと映像制作会社に入社した。ところが経営者とどうしても馬が合わず、4ヶ月で退職。「好きを仕事にしたい」との思いで、ファッション関連の仕事を考えるようになった。たまたま見つけたのが地元幕張を拠点とするスタートトゥデイ。人材募集はしていなかったものの、電話をして履歴書を送ってみることに。

直感的に小規模でアットホームな会社のほうが自分には向いているだろうと思っていた。数多いアパレル企業の中で、なぜスタートトゥデイだったのか。

「社長はメジャーデビューをした元ミュージシャンで、でも今は会社をやっている。以前に音楽系の会社にいた時に売れないミュージシャンが、いくつになっても夢をあきらめられずに苦戦する姿をたくさん見ていました。そんな中、スタートトゥデイの社長は若くしてメジャーまで行ったけれど、そこに固執することなく賢くビジネスに転向している。実際、面接は社長の前澤がしてくれたんですが、そんな面白い経歴にも惹かれました。」

大石さんが入社した2002年、社員はわずか8名ほど。立ち上げ時の音楽事業からアパレル事業に移行しているタイミングだった。入社後は、ZOZOTOWNになる前のオリジナルセレクトショップの営業からお店の立ち上げ企画、買い付けや撮影・検品作業まで考えうる全ての業務を兼務。売れた商品の発送作業も社長を含む社員全員で行っていた。

 8人だったチームが今の規模になる成長をずっと見守り、そのプロセスの中心にいた大石さん。2007年には取締役に就任。会社がどんどん成長を遂げるめまぐるしい環境の中で起きた昇格を、キャリアアップとして捉えたことはないと話す。

「一緒に会社を大きくすることに参加させてもらって、次々に後輩が増えていって、気がついたら今のポストにいた。そんな感覚です。上場に向けて組織化が進みましたし。だから、個人的には取締役に就任した際も、そのタイトルで何かが大きく変わったということはなかったですね。社長から役員のお話をいただいた際は、即答で「やります」って答えました。」

アンチ競争の文化、最優先は「価値観の一致」

現在は、スタートトゥデイの人事や総務を主に任される大石さん。社内異動、採用、育成研修、そうした業務に関わる打ち合わせで多忙な日々。

同社は2013年、最大人数となる75名の新卒を採用した。今年4月には、40名が新たにチームに加わる。今年で新卒採用を始めて8年目。昨年は、新入社員の適性や本人の希望を踏まえて、部署配属も大石さんが担当した。

スタートトゥデイが採用で何より重視するのは、他ならぬ価値観の一致。会社としてやりたいこと、その価値観にどれだけ共感してくれるかどうか。入社すれば長い付き合いになる。その人の人生の可能性を増やすために、スタートトゥデイが適切な舞台であるかが大きな判断基準となる。

「価値観がずれていると、どこかで方向性が合わなくなってしまいます。その人が考えていること、どう成長したいのか、何を成し遂げたいのか。それを実現するために当社がふさわしいのか。フィーリングも含めて見ている感じですね。」

会社への適性という意味では、特にチームワークやコミュニケーション能力、協調性を重視。また成果主義ではない、と言い切る。

「あまり、競争というものを良しとしていないんです。ライバルと切磋琢磨して、時に蹴落とすことで自分を高めてキャリアを目指す。そういう人にとってはいい土壌ではないかもしれません。成長意欲や向上心がある、またイノベーションを起こしたいと心から思う。そんないい人に、仲間になって欲しいと思っています。」

後編につづく。

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スタートトゥデイ子会社化後の戦略を光本氏に聞くーー「Yahoo!ジオシティーズ」連携とSTORES.jpの狙い

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7月16日に「ZOZOTOWN」運営のスタートトゥデイ傘下に入りを発表してから約2カ月、STORES.jpが新たな提携に動く。STORES.jpを運営するブラケットは9月6日、ヤフーが運営するサイト作成サービス「Yahoo!ジオシティーズ」と連携すると発表した。 連携の内容は特別プランの提供で、ジオシティーズユーザーはSTORES.jpの特別プランが適応され、登録商品数や撮影サービスなどの点数…

STORES.jpでオンラインストアを始めよう!|簡単ホームページ作成サービス(無料)_-_Yahoo_ジオシティーズ

7月16日に「ZOZOTOWN」運営のスタートトゥデイ傘下に入りを発表してから約2カ月、STORES.jpが新たな提携に動く。STORES.jpを運営するブラケットは9月6日、ヤフーが運営するサイト作成サービス「Yahoo!ジオシティーズ」と連携すると発表した。

連携の内容は特別プランの提供で、ジオシティーズユーザーはSTORES.jpの特別プランが適応され、登録商品数や撮影サービスなどの点数に通常のSTORES.jpユーザーよりも特典が得られるものとなっている。

平たく言えば、ジオシティーズ経由でのSTORES.jp利用促進、といったところだろうか。古くからのインターネットユーザーであれば「ジオシティーズ」の名前を聞いて懐かしさを感じた人もいると思う。

歴史を紐解けば、1996年に米ジオシティーズ社が開始した無料のサイトホスティングサービスを1999年に米ヤフーが買収、詳細は割愛するが、日本でも同様の展開でサービスはYahoo! Japanに統合されていった。

ちなみに米サービスは2009年に終了しているが、日本版サービスは現在400万人の利用ユーザーがいるそうだ。ちょっと意外と言えば失礼かもしれないが、それでも「なぜ今、ジオシティーズ」の感は否めない。そこでブラケット代表取締役の光本勇介氏にスタートトゥデイ連携後の戦略も含め、狙いを聞いてみた。

ジオシティーズユーザーが欲しかった「コマース機能」

SD:すっかりZOZOTOWNや周辺サービスとの連携がくると思ってたのですが、またどうしてヤフーだったんですか?

光本:実は今回、先方からお声掛け頂いたんです。最近はちょっと名前を聞かないようになっていたかもしれませんが、サイト開設数は400万にも到達しているんですね。さらに、連携の最大の理由は、このユーザーの方々からコマース機能のリクエストが非常に多かったということですね。

SD:確かに400万サイトすべては無理でも、5%がコマースを開設するだけで20万ストア拡大ですね。

光本:現在、約5万ストアを開設頂いているんですが、今回の連携でこの数を一気にジャンプさせる施策にできたらと思っています。

SD:もう5万ストアになっているんですね。

光本:ストア開設数は戦略上、重要な数字になるので詳細はお伝えできませんが、規模感的には順調に成長しています。引き続き手応えを感じていますよ。

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ブラケット代表取締役の光本勇介氏と移転した新オフィス

ストア数拡大が重要KPI

SD:スタートトゥデイ子会社化を発表して約2カ月経過しました。バイアウトなどの後どうなるのかってあまり出てこなかったりするので、お話いただける範囲で経過など教えていただけますか。

光本:基盤がしっかりと固まりつつ、順調に全体の数値が健全に上がっていってるという感じです。今回のヤフーさんとの連携もこの一環ですし、同等の提携等も、年末に向けていくつか展開していけたらと考えています。

これから競合環境がより激化していくことが予想される中で、 事業的にも規模的にも、一気にジャンプするつもりですし、スタートトゥデイの強力な経営資源を活用した施策なども、年末に向けて何本かリリースをする予定です。

SD:準備に時間かかりますものね。

光本:ここ最近はこれまでに比べるとリリースのペースがスローになっていたと思うのですが、こういった施策などの準備をしていたのが原因ですので、これからまた攻めます。

SD:今後の展開はやはりストア数を伸ばすことが重要課題になるのでしょうか。

光本:そうですね。当面はとにかくストア数を重要KPIとしています。 規模感が出ることではじめてユーザーへ提供できる新しい付加価値などもあると考えており、 これが結果的に自分たちの強みとなり、競合との差別化にも繋がると考えてますね。

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子会社化後の体制拡大について

SD:新しいオフィスに移転されましたが、体制は変わりましたか?

光本:数カ月前までは約5名ほどの規模の会社でしたが、 一気に20人以上に強化しまして、開発や事業、カスタマーサポートにオペレーション等、 すべての軸において幅広く対応できる体制が整いつつあります。

とくに開発に関しては大人数で開発できるようになったので、 アウトプットできる幅もスピードも一気にあがりましたね。

SD:そうそう。モバイル対応とかアプリとかの予定はどうですか。

光本:出そうと思えばいつでも出せるのですが、 サービスの内容やユーザーの利用形態も日々変わっているので、 それらを観察しながら検討をしているところです。

SD:今回は資金調達によるブーストというよりは、新たな資本力を後ろ盾に、既に事業が回っている範囲での事業計画・推進ということですよね。

光本:ご理解頂いている通りです。事業計画は戦略的な内容もあるので、具体的にお話できませんが、「1人にひとつのオンラインストアを持つ」というカルチャーや世界を作るという目標は変わっていません。

以前お話したように「ブログのオンラインストア版になりたい」という想いがあるので、ストア数もブログが存在するくらいの、数百万、数千万という単位を目指してますね。

SD:将来像として比較対象としている事業などはあるのですか?

光本:Squareはひとつの参考ですね。 彼らもまた「1人にひとつの決済端末」という感覚でアメリカで展開をしており、リリース後3年で数百万もの端末を普及させています。

この考え方は「1人にひとつのオンラインストア」という概念と類似していると考えていて、 彼らの普及スピードや数、また流通総額は参考にしながら、同等のスピードで成長していきたいと思っています。

SD:ありがとうございました。

ーーベンチマークしている相手にSquareの名前が出てくる点は興味深い。ストア開設数が10万、20万と増えた時、店舗の売上や販売商品内容などにどういう変化が起こるのだろうか。

従来のASPカートサービスと比較するとどういう違いがみえてくるのかも含め、機会があれば考察してみたい。

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