2010 年に設立された Sigfox は、LPWAN(Low Power Wide Area Network)サービスを中心とした IoT(Internet of Things)企業であり、世界75カ国で事業を展開し、2000万台以上の IoT 機器に導入されている。Intel、Samsung、NTT、SK Telecom など多くのテクノロジー・通信企業から投資を受け、公開資金調達額は3億米ドルを超え、ユニコーン(評価額10億米ドル以上)となっている。
本稿は、フランス・パリを拠点に世界各地のスタートアップへの投資を行っているベンチャー・キャピタリスト Mark Bivens 氏によるものだ。彼は、日本で Shizen Capital(旧 Tachi.ai Ventures)のマネージングディレクターを務める。本稿は Bivens 氏の許諾を得て翻訳転載した。英語によるオリジナル原稿はこちらから。(過去の寄稿) This guest post i…
本稿は、フランス・パリを拠点に世界各地のスタートアップへの投資を行っているベンチャー・キャピタリスト Mark Bivens 氏によるものだ。彼は、日本で Shizen Capital(旧 Tachi.ai Ventures)のマネージングディレクターを務める。本稿は Bivens 氏の許諾を得て翻訳転載した。英語によるオリジナル原稿はこちらから。(過去の寄稿)
This guest post is authored by Mark Bivens. Mark is a Paris- / Tokyo-based venture capitalist. He is the Managing Partner of Shizen Capital (formerly known as Tachi.ai Ventures) in Japan. The original English article is available here.
フランス政府は、国民から収集したデータを集中させるアプリ「StopCovid」のフレームワークを採用した。プライバシー擁護団体はこの手法を激しく非難し、プライバシーを熱心に擁護しているという政治家たちを偽善者と断じた。StopCovid の問題は Apple に対する非難にも飛び火した。Apple はこれまでのところ、自社端末にこの種の機能を導入することには反対してきた。
これまでに、複数の国で同様のウイルス感染追跡アプリが導入されてきた。データを集中させるべきか、ユーザの位置を追跡するべきかといった諸々の問題に対しては、幅広い手法が採用されている。ごく最近では Apple と Google の提携が発表され、Android と iOS の利用端末を問わないアプリを第三者が製作することを可能にする接触者追跡 API を開発することになった。
Apple と Google が提携する以前、新型コロナウイルス追跡アプリは iPhone の動作でさまざまな問題を抱えていた。例えば、Apple では一般的に、他の電話との接続を確認するのに Bluetooth が連続して信号を送らないようにしている。最新版 Android 端末も Bluetooth に一定の制限はかけているものの、接触者追跡アプリで最大の障壁となっていたのは iPhone だった。
スイス連邦工科大学ローザンヌ工科大学(EPFL)のコンピュータ・コミュニケーションサイエンス学部長で、DP-PPT チームの一員でもある James Larus 氏は、次のように話している。
Android のスマートフォンならどちらのアプリも問題なく実行できます。問題は Apple のスマートフォンです。
シンガポール政府は、アプリをフォアグラウンドで動作させるようにして、電話をロックのかからない状態にすることで Apple 問題に対処する次善策を開発した。だが、バッテリーの消耗が激しいほかプライバシー上の懸念もあって利用は低調、効果を上げるに至っていない。
他方、アプリは同時にこのデータベースをユーザのスマートフォンにダウンロードする。データベース内の感染レポートの記録とユーザの最近の接触者がマッチしたことをアプリが検知すると、ユーザに対して通知がなされる。このアプローチと ROBERT のフレームワークとの主な違いは、匿名化された ID が中央サーバに常時保存されることがないことである。
Le Wagon はフランス発祥のコーディングブートキャンプを運営するスタートアップで、設立された2013年からブートストラッピングモードで運営が続けられてきたが、同社初の外部調達となるシリーズ A ラウンドで、数ヶ月前に1,700万ユーロ(約20.3億円)を調達していたことを明らかにした。このラウンドのリードインベスターは、パリ、上海、北京などの拠点を置くアジア特化のファンド Cathay Ca…
2019年9月に開催された第310期(東京第11期)のデモデイ Image credit: Le Wagon Tokyo
Le Wagon はフランス発祥のコーディングブートキャンプを運営するスタートアップで、設立された2013年からブートストラッピングモードで運営が続けられてきたが、同社初の外部調達となるシリーズ A ラウンドで、数ヶ月前に1,700万ユーロ(約20.3億円)を調達していたことを明らかにした。このラウンドのリードインベスターは、パリ、上海、北京などの拠点を置くアジア特化のファンド Cathay Capital(凱輝基金)で、アフリカを中心に展開するプライベートエクイティである Africinvest が参加した。
Le Wagon は「コーディングを学ぶことで人生を変えられる」を合言葉に、世界38都市で9週間集中プログラムを展開している。フルスタックのウェブ開発講座の提供に特化しているが、今回の調達を受け、東京を含むいくつかの都市ではデータサイエンス講座などを新たに開設。また、9週間の集中プログラム以外に、仕事や学業のかたわら受講可能な火曜夜、木曜夜、土曜日のみに開講されるパートタイム講座も開設される。
Le Wagon は、日本には2017年2月に上陸し、東京・目黒の Impact Hub Tokyo などを中心に活動している。直近では3月13日、2020年冬期のデモデイが開催される予定だ(新型コロナウイルスの影響があるので、予定通り開催されるかどうかは各自確認されたい)。この期では、29人の受講生が8つのプロダクトをピッチする予定。次期はフルタイム講座が4月6日、パートタイム講座が3月21日に開始される。受講料はいずれも79万円。
本稿は、フランス・パリを拠点に世界各地のスタートアップへの投資を行っているベンチャー・キャピタリスト Mark Bivens 氏によるものだ。Mark Bivens 氏の許諾を得て翻訳転載した。(過去の寄稿) The guest post is first appeared on Mark Bivens’ Blog. Mark is a Paris- / Tokyo-based venture c…
本稿は、フランス・パリを拠点に世界各地のスタートアップへの投資を行っているベンチャー・キャピタリスト Mark Bivens 氏によるものだ。Mark Bivens 氏の許諾を得て翻訳転載した。(過去の寄稿)
The guest post is first appeared on Mark Bivens’ Blog. Mark is a Paris- / Tokyo-based venture capitalist.