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印刷で培った課題発見力と共創力「トッパンCVC」

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本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」に掲載された記事からの転載 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話題、BRIDGE 主催のイベントに関する情報をお届けします! Sign Up 企業の共創活動をリレー的にご紹介するコーナー、前回ご紹介したKDDIの次にご紹介するのが凸版印刷を中心とするトッパングループでスタートアップと共創事業を展開…

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」掲載された記事からの転載

企業の共創活動をリレー的にご紹介するコーナー、前回ご紹介したKDDIの次にご紹介するのが凸版印刷を中心とするトッパングループでスタートアップと共創事業を展開するトッパンCVCです。

トッパングループでは中長期的な経営戦略の一部として、「健康・ライフサイエンス」、「教育・文化交流」、「都市空間・モビリティ」、「エネルギー・食料資源」という4つの成長事業領域におけるオープンイノベーションや少額出資、買収を通じた事業展開の加速を掲げられています。この中で、少額出資を手段としてスタートアップと連携し、事業開発までを手掛けるのがトッパンCVCのチームになります。(太字の質問は MUGENLABO Magazine編集部、回答はトッパンCVC担当の事業開発本部戦略投資センター所属の坂田卓也さん、吉田光志さん、草野一成さん)

活動概要について教えていただけますか

トッパン:世の中的にペーパーメディアの落ち込みが続いており、ビジネスモデルの変革が求められていました。私たち凸版印刷では、社会課題解決を起点に新事業開発を促進し、従来の「受注産業」「労働集約型産業」からの脱却を目指すべく、印刷産業の枠を超えた成長投資が必要と判断したのがきっかけです。

投資方針として具体的にどういった領域に注目されているのでしょうか

トッパン:主に事業シナジー、新事業開発等の戦略的な活用が狙いです。領域としては、トッパンの成長領域として中期計画にも掲げている、健康・ライフサイエンス、教育・文化交流、都市空間・モビリティ、エネルギー・食料資源を中心に投資していきます。ステージはシードからミドルまでで、実際に投資実行しているケースではアーリーステージが多いですね。

ーーーー少し話を補足しておくと、凸版印刷では長らく「紙」を中心とした事業を展開し、その印刷技術から例えば半導体のプリントであったり、液晶パネルやプラスチック形成などの印刷・加工技術が発達していった経緯がありました。また、印刷物を利用したマーケティングはデジタル化され、これらを総合した「印刷テクノロジー」を軸に事業の多角化を進めてきたそうです。

同社で特徴的なのが「受注」スタイルで、顧客の課題に合わせて解決する姿勢を長年続けた結果、同社の元には多くの「企業課題」が舞い込むようになり、それらを検討した結果、現在の中期計画にあるような注目領域ができた、というお話でした。ということで質問に戻ります。

トッパンCVCで協業を進めるメトロエンジン社/画像クレジット:メトロエンジン

トッパンCVCの投資として特徴がわかるケーススタディは

トッパン:現在、メトロエンジンと一緒にサービス開発をしています。今まさに彼らとサービスを開発中なので詳細はお伝えできませんが、彼らが持つ技術、強みを新市場に横展開するための市場探索から開発までをプロジェクト化して走っています。

メトロエンジンは主にホテルの空室価格を可視化して、リアルタイムに空室予約が管理できるサービスを展開されています。例えば凸版さんが持っている顧客ネットワークを活用すれば、彼らが持つ技術を他の業界で活用できる可能性も広がりますよね

トッパン:先にお話した通り、私たちは紙の事業を通じてこれまで多くの顧客の課題解決に向き合ってきました。こういった課題の数々にスタートアップの方々の技術、ソリューションをマッチングし、一緒に水平展開していけるのが強みです。

具体的に共創をしかけたい場合、どういった意思決定のプロセスになっているのでしょうか

トッパン:私たちはCVCという部署名ですが、実際は会社からの直接投資になります。目的は新事業創出のため、まずは協業案を両社でディスカッションするところから始まってます。ですので投資と言いつつも、事業部メンバーも参加した形で進めています。

なるほどまずは資本、ではなく具体的な提携を先に模索するスタイルですね

トッパン:そうですね、やはり最も注目する点は、協業案の魅力度(シナジーや市場インパクト)です。協業案が固まったら、その後スタートアップサイドにプレゼンテーションの場を作っていただき、デュー・デリジェンス(契約・バリュエーション)を実施します。その結果を踏まえて最終投資意思決定をします。また、スピード感をもった対応を可能にするため、一定金額内であれば本部内で出資検討が行える体制を整えました。

資料提供:トッパンCVC

協業したいスタートアップの方々はどこからコンタクトすればよいでしょうか

トッパン:ホームページにコンタクト窓口を用意していますので、そちらからご連絡をいただいています。スタートアップの新たな技術やサービスと、トッパングループの持つ企画力・技術力を掛け合わせることで、新しい社会的価値を創造することを目的として活動しています。コロナ禍においても積極的に活動しているため、ご関心をもっていただけたスタートアップからのお問い合わせをお待ちしております。今後、トッパンCVC独自のサイトも立ち上げ、CVCに関する情報を発信していく予定なので、そちらもぜひご覧いただければと思います。

ありがとうございました。

ということでトッパングループの投資部門「トッパンCVC」についてお届けしました。次回は新たなファンドを新設された三井不動産さんの取り組みにバトンをお渡ししてお送りします。

関連リンク:トッパン×VENTURES

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メディアのビジネス支援を手掛けるキメラ、凸版印刷と資本業務提携

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パブリッシャー向けにビジネス支援・プロダクト提供を行う「キメラ」は2019年11月に、凸版印刷と資本業務提携を締結したことを公表している。 本提携により、凸版印刷が持つ出版・新聞・教育業界などにおけるデジタルコンテンツの開発・提供実績やマーケティングのノウハウと、キメラの持つメディアビジネスにおける知見を集約し、パブリッシャーのデジタル化とサブスクリプションモデル構築を共同で推進する。 ニュースレ…

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メディアのサブスクツール「Piano」はキメラが日本国内総代理店

パブリッシャー向けにビジネス支援・プロダクト提供を行う「キメラ」は2019年11月に、凸版印刷と資本業務提携を締結したことを公表している。

本提携により、凸版印刷が持つ出版・新聞・教育業界などにおけるデジタルコンテンツの開発・提供実績やマーケティングのノウハウと、キメラの持つメディアビジネスにおける知見を集約し、パブリッシャーのデジタル化とサブスクリプションモデル構築を共同で推進する。

凸版印刷はこれまで、出版社・新聞社のデジタルトランスフォーメーションや電子出版プラットフォームの提供など、デジタルコンテンツの拡大に向けて取り組んできた。キメラは2019年1月以来、パブリッシャー16社・39媒体に向けてデジタルメディアの事業評価・グロース支援や、事業価値向上に寄与する国外ベンダーのプロダクトを提供している。

本提携による具体的な事業展開は3つ。1つ目は、キメラの提供するデジタルメディア向け記事コンテンツのエンゲージメント分析ツール「Chartbeat」やサブスクリプション管理ツール「Piano」を共同で営業・販売を行う。

次にイベントや物販、パーソナライズ出版など、凸版印刷が有する生活者とのリアルな接点を創出するソリューションを組み合わせることで、デジタルからリアルまで一貫したマーケティング支援を実現する。最後はパブッリシャー向けのサブスクリプションモデル構築に向けて新規サービスの提供を目指す。

キメラと凸版印刷は2020年度内に50媒体の新規サービス導入を目指すほか、サブスクリプションモデルの導入を容易にする新規サービスについては、2020年秋の提供開始を目指す。また、人材交流等についても検討しているという。

via PR TIMES

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VRソフトウェア開発のDVERSE(ディヴァース)、凸版印刷から100万米ドルを資金調達——次世代VRソリューションの開発で業務提携

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VR(バーチャルリアリティ)ソフトウェアを開発するスタートアップ DVERSE(ディヴァース)は10日、凸版印刷(東証:7911)と資本業務提携を5月31日に締結していたことを発表した。また、この提携において、DVERSE は凸版印刷から Convertible Equity( CE 型新株予約権)により100万米ドルを調達したことも明らかにした。これは、DVERSE にとって、2015年7月のシ…

VR(バーチャルリアリティ)ソフトウェアを開発するスタートアップ DVERSE(ディヴァース)は10日、凸版印刷(東証:7911)と資本業務提携を5月31日に締結していたことを発表した。また、この提携において、DVERSE は凸版印刷から Convertible Equity( CE 型新株予約権)により100万米ドルを調達したことも明らかにした。これは、DVERSE にとって、2015年7月のシードラウンド(調達額非開示)、昨年6月の103.9万ドルの調達に続くものだ。

DVERSE は今年2月、建築・土木業界をターゲットとした VR ブラウザ「SYMMETRY alpha(シンメトリ・アルファ)」を公開している。SYMMETRY alpha では、CAD データ(SketchUp ファイル)をインポートすることで、ヘッドマウント・ディスプレイ(HMD)を使って、建築物の外観だけでなく、その内部に身を置いて擬似的に周囲を見渡す体験を実現できる。6月には、SYMMETRY alpha の機能を拡張し、建築・土木で利用される点群データ(.rcp ファイル)をインポートすることで、建築物の大きさ、形、色などを体感できるようにすることを発表している

一方、凸版印刷はウェブサイト「トッパン VR アーカイブ」にも見られるように、建築物の VR データ化や再現で数多くのプロジェクトを手がけている。今回の業務提携内容の詳細については明らかにされていないが、両社は SYMMETRY alpha をベースに、凸版印刷が進めてきた VR ソリューションやコンテンツの開発で協業すると考えられる。

SYMMETRY alpha

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