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毎朝の基礎体温を簡単に。就寝中に体温を測定してくれるウェアラブル体温計

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近年、体温計や血圧計といったオーソドックスな機器のスマート化が進んでいる。国内でもスマートフォンと連動する婦人体温計が発売され、認知され始めている。 こうしたスマート体温計が浸透している一方で、体温計のウェアラブル化というのは、測定部位の問題でなかなか実現には至っていなかった。だが、ついに日本の企業が就寝中に自動で体温をモニタリングできる(※)ウェアラブルデバイスを発売した。 就寝中に自動で体温測…

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近年、体温計や血圧計といったオーソドックスな機器のスマート化が進んでいる。国内でもスマートフォンと連動する婦人体温計が発売され、認知され始めている。

こうしたスマート体温計が浸透している一方で、体温計のウェアラブル化というのは、測定部位の問題でなかなか実現には至っていなかった。だが、ついに日本の企業が就寝中に自動で体温をモニタリングできる(※)ウェアラブルデバイスを発売した。

就寝中に自動で体温測定してくれるウェアラブルデバイス

日本のキューオーエルが開発したRan’s Nightは、ズボンのウエストの内側に装着して利用するウェアラブル温度計(※)だ。寝ている間に、体温に近い温度を測定でき、面倒な基礎体温測定が簡単になる。

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コイン電池によって動作し、測定した体温はデバイス上のモニターで確認できる。モニターにはQRコードも表示され、スマートフォンに簡単にデータ送信できる。

同社が提供する管理サイトRan’s Storyは、スマートフォンやPCから、就寝中の体温変化、月経周期における高温相と低温相の変化をグラフで確認することができる。不妊治療や月経周期、更年期障がいなどの管理をサポートしてくれる。

価格は8,800円。スマートフォンへのデータ送信機能を外した、体温計機能だけのものは5,980円で購入可能だ。現在国内で販売されている大手メーカーのスマート体温計は5000円程度で、管理サービスも月額制のものが多いことを考えると、(普通の体温計に比べると高いかもしれないが)これだけの機能でこの価格は決して高くない。

すべての女性にとって重要な基礎体温

不妊治療に限らず、月経不順の悩みを抱える女性は少なくない。無月経や月経不順には複数の女性ホルモンが関わっており、診断には基礎体温の継続的な監視が必要である。

毎朝の測定が面倒で治療を諦めてしまっている女性や、ダイエットをしたい女性には、ぜひRan’s Storyを使ってみてはいかがだろうか。(筆者自身、毎日の基礎体温測定をしてから体調管理が非常に楽になった。)


※Ran’s Nightは医療機器の認可を受けていない。体温そのものを測定できるわけではなく、どのくらい室温の影響を受けるかなどは不明。正確な基礎体温を把握するには、医療機器としての婦人体温計を利用するのが確実である。

“Ran’s Night”キューオーエル株式会社

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体内で発電でき、ペースメーカーの電池交換を不要にする小型デバイスが開発中

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中国とアメリカの研究チームが画期的なペースメーカー技術を開発し、現在大型哺乳類で実用化のための実験を行っていると米国ナショナルサイエンスアカデミーが発表した。 ペースメーカーは数年ごとにバッテリー交換手術が必要だった。研究が行われているのは、その問題を解決するために人の体内で発電し、ペースメーカーに電力供給を行うという技術だ。 臓器の生理的運動から発電 発電デバイスは、臓器自体の収縮や弛緩といった…

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中国とアメリカの研究チームが画期的なペースメーカー技術を開発し、現在大型哺乳類で実用化のための実験を行っていると米国ナショナルサイエンスアカデミーが発表した。

ペースメーカーは数年ごとにバッテリー交換手術が必要だった。研究が行われているのは、その問題を解決するために人の体内で発電し、ペースメーカーに電力供給を行うという技術だ。

臓器の生理的運動から発電

発電デバイスは、臓器自体の収縮や弛緩といった生理的な運動から発電する。発電の仕組みは「圧電効果(ピエゾ電気)」の仕組みを応用したものだ。圧電とは物質に圧力をかけることによって、電気エネルギーが生じる現象のこと。

今回の体内発電デバイスは巨大な誘電率および圧電性を持つチタン酸ジルコン酸鉛からできているので、臓器の生理的な動きからてペースメーカーを動かすのに十分な電気エネルギーを発電することが可能になる。これを心臓表面や肺表面、横隔膜に装着することによって、ペースメーカーに電力を供給し続けることができる。

この発電デバイスは数センチ程度の大きさで、体内に入れても拒否反応が起こらないように生体適合性のプラスチックで覆われている。現在はこのデバイスが長期間人体の中にあっても安全かどうか証明するために、牛などの大型哺乳類で実験が行われている。

不整脈患者の負担を大幅に軽減する体内発電デバイス

本来、人間の心臓は洞結節とよばれる身体に備わっている自然のペースメーカーによってコントロールされている

この洞結節や神経系の異常によって脈が遅れてしまう疾患(徐脈性不整脈)が存在する。その治療のために人工ペースメーカーは利用され、この洞結節に人工的に刺激を与えることによって、脈を正常に保つことを可能にしている。日本では現在約30万人がペースメーカーを使用しており、毎年3万8千人が植え込み手術を受けている(※1)。

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現在の一般的なペースメーカー(左写真)は20g程度の本体と2本の導線から成り、非常に小型化されているので日常生活に支障はきたさない。

しかし比較的短時間ですむ手術とはいえ、数年ごとの定期的なバッテリー交換にかかる患者への身体的負担は少なくない。

人体で発電できる技術が実用化され、身体にメスを入れる回数が減れば、患者や国の医療財源の負担が軽減されるだろう。

現在アメリカでは不整脈の診断に使用されるホルター心電図(24時間装着して不整脈の発現をモニタリングする検査機器)のモバイル化したデバイスが実用化され、スマートフォンやPCなどで心電図をモニタリングできるモバイルヘルス分野が注目を集めている。

今後心臓疾患の分野でもハイテクノロジー化が進むことが予測される。


※1→国立病院機構仙台医療センターガイドラインより
出典→PNAS by National Academy Of Science
生体発電についての詳細→Research team uses melanin to make biodegradable battery anode

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米Googleが「スマートコンタクトレンズ」を開発。血糖値をコンタクトレンズで計測

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米Googleは、コンタクトレンズにセンサーを組み込んだ「スマートコンタクトレンズ」の開発を明らかにした。 このコンタクトレンズは、Googleの中でもより先進的な技術に取り組むプロジェクトGoogle[x]が、糖尿病患者に向けて開発したもの。血糖値センサーと無線チップを2枚のレンズで挟み込む形で実現している。 糖尿病の患者がこのコンタクトレンズを装着することで、涙の成分から血糖値を計測。24時間…


米Googleは、コンタクトレンズにセンサーを組み込んだ「スマートコンタクトレンズ」の開発を明らかにした。

このコンタクトレンズは、Googleの中でもより先進的な技術に取り組むプロジェクトGoogle[x]が、糖尿病患者に向けて開発したもの。血糖値センサーと無線チップを2枚のレンズで挟み込む形で実現している。

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糖尿病の患者がこのコンタクトレンズを装着することで、涙の成分から血糖値を計測。24時間で急変しやすい血糖値の状況をリアルタイムに把握できるだけでなく、採血を伴うこれまでの計測方法と比べて痛みもないという。

あくまで医療目的かつ開発中の製品ながら、コンタクトレンズにチップやセンサーを搭載するという発想は非常に画期的。搭載するチップは非常に小さなものに限られるだけでなく、人間の視野を妨げることはできないため配置できる場所も限られるが、ウェアラブルデバイス業界において今後も大きな可能性を与えそうなアイディアだ。

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薬を服用する量やタイミングを教えてくれるワイヤレス錠剤ボトルを開発するAdhereTech

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アメリカでは処方された薬の服用の仕方に大きな問題が生じている。医師の指示に従わない患者に合併症をもたらすことも多く、この課題に対して、AdhereTechが解決に取り組んでいる。 AdhereTechが開発しているワイヤレス錠剤ボトルは、処方された薬の服用遵守率を向上させ、薬の飲み忘れや投与量の誤りによる医療側のコストや患者側のリスクを削減することを目標にしている。錠剤ボトルはワイヤレスでクラウド…


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アメリカでは処方された薬の服用の仕方に大きな問題が生じている。医師の指示に従わない患者に合併症をもたらすことも多く、この課題に対して、AdhereTechが解決に取り組んでいる。

AdhereTechが開発しているワイヤレス錠剤ボトルは、処方された薬の服用遵守率を向上させ、薬の飲み忘れや投与量の誤りによる医療側のコストや患者側のリスクを削減することを目標にしている。錠剤ボトルはワイヤレスでクラウドサービスとつながり、服用データを収集して、患者に正しく薬剤が投与されているかをリアルタイムで監視し、患者を継続的に追跡する。

AdhereTechボトルは、薬をのむ時間がくるとモバイルにテキストメッセージか電話などの手段で通知するか、あるいは錠剤ボトルのランプを点滅させて患者に知らせるようになっている。内蔵されているワイヤレスCDMAチップが少量のデータを医師に送信して、患者がいつボトルを開けたのか、薬を何錠服用したのかを記録できるようにしている。

データは機密性の高い患者情報を保護するために定められた法律「HIPAA(Health Insurance Portability and Accountability Act)」を順守するために、暗号化して送信される。AdhereTechはオープンAPIの提供も実施しており、既存のアプリとの連動も考えられそうだ。

ボトルのバッテリーは45日間ほど持続するようになっているという。医師がこのボトルを患者に渡してひと月使ってもらい、翌月また薬をもらいに医師の元に来るタイミングで充電済みのボトルと交換することで、電池の問題をクリアしようとしている。

AdhereTechは、CES 2014にて開催された「TechCrunch Hardware Battlefield」にも出場している。

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