
大手3DプリンタメーカーのStratasys社は、映画「ロボコップ」のスーツ制作において、同社のマルチマテリアル3Dプリンタ「Objet500 Connex」が重要な役割を担ったと発表した、とWebサイトで報告している。
実際のスーツの製作を手がけたのは、映画の特殊効果を専門に扱うハリウッドの制作会社「Legacy Effects」。同社はこれまでにもStratasysの3Dプリンティング技術を活用、数多くの印象的な映画キャラクターに命を吹き込んできた実績があるそうだ。
ヘルメットからブーツに至るまでのスーツのあらゆるパーツをマスターモールドパターンとして3Dプリンタで作成、これらを鋳型として、さまざまなシーンに応じたスーツを作成したという。
Legacy EffectsのリードデザインエンジニアであるJason Lopes氏は
「3Dプリンティングでは作業を対称にして行なうことができます。つまり、スーツの左側全体を造形してから鏡像にして、同じように右側を出力するのです。これらすべてを1つのファイルからマウスをクリックするだけで実行できますが、手作業でできるものではありません。」
とコメント。
スーツ製作における3Dプリンタの活用が手作業でのパーツ製造より格段に速く効率的にできることを説明している。
このJason Lopes氏が、Stratasysの3Dプリンタを活用したロボコップのスーツ制作について解説した動画も公開されている。
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