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3Dプリンターで、伝統の街からものづくりのオンデマンド化を図るYOKOITO

東京ビックサイトで先日開催されたデザインフェスタで、3Dプリンターで製造した「FAB-LENS(ファブレンズ)」を発表した、京都発の学生ベンチャーのYOKOITO。 「FAB-LENS」は、トイカメラ風でマウントや絞り、レンズ部、フードなどをユニット化して自由に組み合わせてつくることができる製品です。FAB-LENSは、3Dプリンタで出力した部品を組み立てた、レンズ交換式のデジタルカメラ用トイカメ…

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東京ビックサイトで先日開催されたデザインフェスタで、3Dプリンターで製造した「FAB-LENS(ファブレンズ)」を発表した、京都発の学生ベンチャーのYOKOITO

「FAB-LENS」は、トイカメラ風でマウントや絞り、レンズ部、フードなどをユニット化して自由に組み合わせてつくることができる製品です。FAB-LENSは、3Dプリンタで出力した部品を組み立てた、レンズ交換式のデジタルカメラ用トイカメラレンズ。FAB-LENSを使えば、トイカメラで撮影したような画像をレンズ交換式のデジタルカメラ用レンズで撮影することができます。FAB-LENSは、レンズを除きマウントや絞り、鏡胴、フードなどの部品を3Dプリンタで出力でき、各モジュールのデータはオープンソースとしてThingiverseに公開されています。

また、YOKOITOは3Dプリンターで西陣織の道具を製作したとして京都新聞に取り上げられるなど、京都を中心に活動しています。

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京都ものづくり広場「fagora」
3Dプリンター稼働中
3Dプリンター稼働中

FAB-LENS from Ichiri Takamatsu on Vimeo.

アイディアを実現するために人々を繋ぐ「緯糸(よこいと)」

YOKOITOは、京都ものづくり広場「fagora」という作業スペースに3Dプリンター数台とレーザーカッター、DIY工具を揃えており、毎週土日曜に一般の人でも利用できるように開放しており、アイデアや簡単なスケッチ、データや加工したい材料などを持参すれば、誰でも自由に形にすることができます。また、月に一度「関西3Dプリンター活用研究会」という集まりを開催しながら、さまざまな業種・業種の人とアイデアを交換したり、アイデアを実現する方法を模索したりしています。

ここから生まれたのが、3Dプリンターを使った西陣織の道具「杼(ひ)」と「FAB-LENS」です。

「FAB-LENS」星形やハートの絞り
「FAB-LENS」星形やハートの絞り

「僕たちは人々をつなぐ「緯糸(よこいと)」の役割を担っています。「FAB-LENS」の原案者である鈴木雄貴さんは、大学院の研究で既に3Dプリンターでレンズを作るところまでは出来ていたんです。

しかし、商品として売り出すには、パッケージ、説明書の制作、広報、販路など、他にも必要なことがたくさんありました。そこで僕らは一緒にものづくりをしながらグラフィックデザイナーの方を紹介したり、ウェブサイトやSNSでの告知をお手伝いしました」。

3Dプリンターによって、従来よりもはるかにプロダクトを作るハードルが下がりましたが、アイデアを出すところから販売までの全てを一人で行うには限界があります。アイデアを持った人と、多様なスキルを持った人をつなげるというYOKOITO。さまざまなプロダクトをプロデュースしながら、商品化が難しかったニッチな需要に応えたいと話します。

杼を手に取る中島氏
杼を手に取る中島氏

伝統産業を3Dプリンターで支え、技術をアーカイブすること

YOKOITOのもう一つの製品「杼(ひ)」も、関西3Dプリンター活用研究会の中で生まれたものです。

「京都の伝統産業、西陣織で使われる「杼」という道具は、手織りで緯糸(よこいと)を通すためのものなのですが、実はこの道具が作れる職人さんは現在ひとりだけなんです。その職人さんは高齢で、跡継ぎはいないとのこと。もしその方が「杼」を作れなくなったら、、手織りの西陣織の製造は難しくなってしまいます。貴重な職人さんのノウハウを残すのにはどうすれば良いか。そうしたことを西陣織職人の中村さんからご相談を頂き、「杼」の製作に挑戦することになりました」。

3Dプリンターで道具を作ることだけではなく、後継者のいない職人さんの技術やノウハウをデジタルデータとして蓄積しておくことが目的と語る中島さん。そのデジタルデータを「編集可能な状態」にすることで、貴重な職人のノウハウを形状を部分的に変更したりすることができ、より便利なアイデアをみんなが持ち寄ってアップデートが可能な状態にすることができます。伝統工芸にまつわる貴重なデータのアーカイブは、ビジネスモデルやマネタイズも含め、今後さまざまな面白い展開ができるのでは、と中島さんは話します。

オープンソース化することによって発展する3Dプリンターの活用

「FAB-LENS」はウェブサイトでCADデータを積極的に公開し、自宅の3Dプリンターで印刷してカスタマイズ用のパーツを製作し自由に組み替えたり、他のユーザーに向けてアップデートしたデータをシェアできるようにしています。

「オープンソース化のデメリットはほとんど無いと考えています。仮に模倣品が出回ったとしても、SNSが証人になってくれます。僕たちのプレスリリースをSNSに投稿した日付が「僕たちのプロダクトが先発のオリジナルである」という証拠になるからです。技術を出し惜しみせず、広く多くの人に発信しながらより良いデータにアップデートされて行くことで、ものづくりの仕組みが変わっていくと考えています」。

試作品の数々
試作品の数々

「ものづくりのオンデマンド化」とMade in KYOTOの魅力

大企業による大量生産型ではなく、これまで世に出ることがなかったアイデアを形にし、製品化したいと考えてる中島さん。実際、YOKOITOの作業スペースには、たくさんのプロトタイプが並んでいました。

こうした活動を行っているYOKOITOの創業者3名は現役の大学生。3名とも関東出身だが、「京都」という土地で起業したのには理由があります。それは、世界展開を視野に入れたときに、Made in Japan よりMade in KYOTOの方が世界に向けてのブランド力があると中島さんは話します。また、学生の町京都ならではの、優秀な人材を集めやすいことも理由の一つだそうです。

「芸大が多いこともあって、京都は古い街ですが新しいことに寛容な雰囲気があります。東京にはたくさん3Dプリンター関連のベンチャーはありますが、京都の方がより3Dプリンターの能力を発揮できるのではないでしょうか」。

今後のビジョンは「小規模な3Dプリンター工場」

3Dプリンターのデメリットは、生産数が少ないこと。そのため、1つを製造するのに、時間がかかってしまいます。材料費はある程度抑えられますが、人件費がネックになってしまいます。そうした課題を、3Dプリンターを複数台並べることでコストを下げ、商品として展開するのに可能な数を生産できるように計画中とのこと。

「FAB-LENS」のように、商品展開を前提に「小規模な3Dプリンター工場」としてある程度まとまった数を生産していきながら、新製品や新しいものづくりの取り組みを実践していこうと見据えています。

(TEXT:mamita)

3Dプリンターをフィラメント側から進化させる「The Palette」

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この発想は無かった…!という、斬新な3Dプリンター関連製品がKicksterterで目標額を達成し、成立した。 「The Palette」と名付けられたこの小型の箱は、3Dプリンター用のフィラメントを合成して作るためのもの。そもそも3Dプリンターは複数のフィラメントを利用することで色や材質の柔軟性を持たせてきたわけだが、そのためには複数のヘッドをもつ必要があり、それは大型化と高額化につながっていた…

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この発想は無かった…!という、斬新な3Dプリンター関連製品がKicksterterで目標額を達成し、成立した。

The Palette」と名付けられたこの小型の箱は、3Dプリンター用のフィラメントを合成して作るためのもの。そもそも3Dプリンターは複数のフィラメントを利用することで色や材質の柔軟性を持たせてきたわけだが、そのためには複数のヘッドをもつ必要があり、それは大型化と高額化につながっていた。

一方この「The Palette」が実現したのは、シングルヘッドであっても複数色および複数素材を利用できる環境の実現だ。仕組みは大変にシンプルで、「The Palette」内部で生成されたオリジナルのフィラメントを、3Dプリンターに対して使うだけ。

プリンター側とフィラメントを供給する本機を同期させるソフトウェアも付属しており、利用者は「全く新しい3Dプリンターを手に入れた」感覚で造形を行うことができるだろう。

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対応しているのはFDM方式の1.75mmフィラメント対応の3Dプリンター。出荷開始は2016年の1月を予定しており、小売価格は不明だが、Kicksterterでは849ドルの支援で入手できるため、もう少し高くなるのではないだろうか。

世界初のパンケーキ3Dプリンター「PancakeBot」149ドルより

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チョコレート3Dプリンターの登場、写真ケーキをアプリから注文できるサービスを提供するBAKEなど、スイーツとテクノロジーを掛けあわせたスタートアップが今後増えてくるのではないだろうか。 パンケーキ3Dプリンター「PankecaBot」は以前にも紹介したが、プロトタイプの改良を重ね、このたびKickStarterで製品をリリースした。 パンケーキのデザインは専用のデスクトップアプリで作成(手描きのデ…

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チョコレート3Dプリンターの登場、写真ケーキをアプリから注文できるサービスを提供するBAKEなど、スイーツとテクノロジーを掛けあわせたスタートアップが今後増えてくるのではないだろうか。

パンケーキ3Dプリンター「PankecaBot」は以前にも紹介したが、プロトタイプの改良を重ね、このたびKickStarterで製品をリリースした。

パンケーキのデザインは専用のデスクトップアプリで作成(手描きのデザインをトレースする事もできる)、SDカードに保存し、「PancakeBot」にそのデータを読み込ませて、パンケーキ生地をホットプレートの上にデザイン通り絞り出していく。出来上がった焼きたてのオリジナルパンケーキは、そのまますぐに食べることができる。

パンケーキのサイズは最大430mm x 210mm、パンケーキ生地は自分で用意する。

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PancakeBotを制作したのはノルウェーのValenzuela氏。最初のプロトタイプはLEGOバージョン、次にアクリルバージョンを作成し、今回ついに量産可能なバージョンをリリースした。
なお、SOURCEFORGEにてLEGOバージョンのPancakeBotをつくる方法を説明したPDFをドネーション形式で公開しているので、PancakeBotを買わずとも自作しようと思えばできるかも。

KickStarerでは、アーリーバードプランとして149ドルで1つのPancakeBotを手に入れることができるがすでに売切れ、現在179ドル(約2万1千円)から入手可能で、2015年4月10日まで募集中、プロジェクトはすでに達成していて、出荷は2015年7月を予定している。

子どものいる家庭はもちろん、カフェやレストラン等に置いてお客にちょっと面白いデモンストレーションを提供するといった事にも使えそうだ。

ご近所の家庭用3Dプリンターを使って、1,000円から3Dプリントを楽しめる「3D printer network」

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3Dプリンターに興味はあっても、わざわざ3Dプリンターが設備された施設に出向いてまで何かを出力する人はまだまだ少ないのが現状です。また、購入するには高過ぎるし、そもそも使う頻度も高くない。そんな人に対して、より3Dプリンティングを手軽にしてくれるのが家庭用3Dプリントサービス「3D printer network」です。 家庭用3Dプリンター保持者と使いたい人を繋げる 3D printer net…

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家庭用3Dプリントサービス「3D printer network」

3Dプリンターに興味はあっても、わざわざ3Dプリンターが設備された施設に出向いてまで何かを出力する人はまだまだ少ないのが現状です。また、購入するには高過ぎるし、そもそも使う頻度も高くない。そんな人に対して、より3Dプリンティングを手軽にしてくれるのが家庭用3Dプリントサービス「3D printer network」です。

家庭用3Dプリンター保持者と使いたい人を繋げる

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3D printer networkは、家庭用の3Dプリンター保有者と3Dプリントしたい人を繋げるプラットフォーム。3Dプリンターを既に持っている人の遊休時間を利用して、3Dプリンティングを1,000円から気軽に使うことができます。一方の3Dプリンター保持者は、パートナー登録をすることで造形依頼を請け負うことができ、ちょっとしたお小遣い稼ぎに。3月11日のリリース後、既に数十件のプリンターが登録されています。

家庭用3Dプリンターを使いたいユーザーは、オンラインで3Dデータを入稿することが可能。希望機種、素材、造形サイズなどに応じて、近所の適切な3Dプリンター保持者と繫がることができます。これまでに集まっているのは、UPシリーズ、Cubeシリーズ、MakerBotシリーズなど、20〜30万円前後の家庭用プリンターです。プロダクトの簡単な形状を確認するための試作製作や、雑貨やホビー用品の造形などといった用途で活用されています。

案件にディレクターがつくことで活用の敷居を下げる

3D printer networkの運営会社は、もともと「3Dayプリンター」という業務用に特化した造形サービスを運営しており、その中で「家庭用3Dプリンターで安く造形したい」という声が多く聞かれました。海外には、「3D HUBS」という同様の3Dプリントネットワークサービスが存在しますが、日本ではまだまだ認知が低く、国内の登録台数も15台ほどと数が限られています。

日本で同様のサービスを展開するにあたって、ユーザーと3Dプリンター保持者が直接連絡を取り合うという投げっぱなしの仕組みでは敷居が高いだろうと考えました。また、そもそも3Dプリンターに関する知識不足などから使い方が想像できず、造形したいものがないという課題も。同社の内野博之さんは、クリエイティブに何を創造するという使い方以外にも、例えばカーテンレールの部品が壊れてしまったといった場合など日常的にも3Dプリンターを活用できると話します。

「3Dプリンターを気軽にして敷居を下げるために、1案件に必ず1人がディレクションに入り、3Dデータの作成相談やデータチェックを行うような仕組みにしました。また、面白い3Dデータなどをメルマガで配信して使い方を提案することで、3Dプリンティングそのものを啓蒙していきます」

まずの目標は、2015年末までに3Dプリンターの登録台数1,000台。約10,000台あると言われる日本の家庭用3Dプリンターの10%のユーザー確保を目指します。

誰でも3Dプリンタで部品を出力し組立できる小さなロボ「PLEN2」が事前予約開始

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自分で作れる作れる小さなヒューマノイド「PLEN2(プレンツー)」。 日本のプレンプロジェクトは、3Dプリンターで部品を出力して組み立てられるオープンソース型二足歩行ロボットの「PLEN2(プレンツー)」の開発を発表、KickStarterと国内のクラウドファンディングサイト「きびだんご」で事前予約を開始した。 PLENには3つのコンセプトが一貫して流れている。 1,ロボットがいつも人々のそばにい…

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自分で作れる作れる小さなヒューマノイド「PLEN2(プレンツー)」。

日本のプレンプロジェクトは、3Dプリンターで部品を出力して組み立てられるオープンソース型二足歩行ロボットの「PLEN2(プレンツー)」の開発を発表、KickStarterと国内のクラウドファンディングサイト「きびだんご」で事前予約を開始した。

PLENには3つのコンセプトが一貫して流れている。

1,ロボットがいつも人々のそばにいるためには小型軽量でなければならない。
2,ロボットが私たち人間と対立せず成長を続けていくためには、その技術がオープンでなければならない。
3,自ら組み立てるロボットキットで、ユーザーがロボットの構造を学ぶことが出来るものである。

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PLEN2は、「オープンソース」で「プリンタブル」なロボットで、ドライバー一本で組み立てることができる。身長約20cm、重さ約600g、18個の関節を持ち、高度な運動性能を備えたロボットだ。

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主要パーツの3Dデータは無償公開されている。ユーザーはデータをカスタマイズして、オリジナルのパーツを作成し3Dプリンターで出力することができArduino互換で様々なサンプルプログラムを付属、電子工作初心者でも自由にプログラミングができ、機能を追加することができる。

またロボット用ミドルウェア「ROS」に対応しているため、本格的なロボット開発にも使うことが可能とのこと。目標金額は、KickStarterが4万ドル(約485万円)、きびだんごが100万円、PLEN2の価格はKickstarterが899ドル(約11万円)で、きびだんごが税別10万8000円。出荷は2015年9月を予定している。

3Dプリンタ関連企業に投資された額はここ3年で40億ドルに

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<ピックアップ>3D printing: Who’s investing now and what’s coming next 「3Dプリンターなんて何に使うんだよ!Makers?バズワードもほどほどにしとけよ!」ーーなんてことを言ってたのが1、2年前でしょうか。 確かに3Dプリンターは一家に一台という類のものではありませんでしたが、数多くのスタートアップにとって非常に重要なツールであ…

credit: kakissel via FindCC
credit: kakissel via FindCC

<ピックアップ>3D printing: Who’s investing now and what’s coming next

「3Dプリンターなんて何に使うんだよ!Makers?バズワードもほどほどにしとけよ!」ーーなんてことを言ってたのが1、2年前でしょうか。

確かに3Dプリンターは一家に一台という類のものではありませんでしたが、数多くのスタートアップにとって非常に重要なツールであったのは確かなようです。例えばパーソナルモビリティのWHILLは試作機を作る際、そのコストを10分の1にしたそうですが、その際にもやはり3Dプリンターの存在を挙げておりました。

その3Dプリンタ市場のここ最近の状況が簡潔にまとまっていたのでご紹介します。興味深いなと思ったのは、3Dプリンタ関連企業への投資額ですね。2011年ごろから現在までに投資された額はGigaomのソースによると40億ドル(100円換算で4000億円)なのに対してそれ以前は23年間かかって3億ドルだったそうです。

その他にも市場に関連する企業や数字がいくつかありましたのでご興味ある方はチェックしてみてください。

via Gigaom

中国の企業が3Dプリンタで豪邸を建設、これがその全貌だ

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中国の建設会社が先週(編集部注:原文掲載1月19日)、3Dプリンタで作られた過去最大の2つの建物を公開した。1つは豪華な見た目の3階建ての豪邸(周辺環境に調和しないいわゆる量産型の豪邸)で、もう1つは実用的な見た目の5階建てアパートである。両方とも全体が3Dプリンタで作られており、素材を積み重ねることで壁や屋根が形成されている。 3Dプリンタ製のこの巨大な建物は、昨年簡易な平屋の家を量産したWin…

中国の建設会社が先週(編集部注:原文掲載1月19日)、3Dプリンタで作られた過去最大の2つの建物を公開した。1つは豪華な見た目の3階建ての豪邸(周辺環境に調和しないいわゆる量産型の豪邸)で、もう1つは実用的な見た目の5階建てアパートである。両方とも全体が3Dプリンタで作られており、素材を積み重ねることで壁や屋根が形成されている。

3Dプリンタ製のこの巨大な建物は、昨年簡易な平屋の家を量産したWinsun(盈創)が作った。

この最新プロジェクトは今のところアイデアの実証段階であり、中国のウェブサイトCaixin(財新)Netease News(網易新聞)に掲載されている写真を見ると、豪邸とアパート(内部は装飾されていない)は展示会場で隣り合って配置されている。

これが3Dプリントされた豪邸で、1,100平方メートル(1万1,840平方フィート)の広さだ。

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そしてこちらがあまり見た目に美しくない3Dプリンタ製5階建てアパートである。

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最新の3Dプリンター製住宅は、Winsunが拠点を置く中国東部の蘇州にある。下の写真にある仕上がった壁の一部から、Winsunの巨大3Dプリンターがどのようにして3Dプリントコンクリートの層を積み重ねて壁部を作っているかが分かる。これらのパーツが組み合わされて建物全体ができあがる仕組みだ。

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【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

CES2015から、注目の最先端な3Dプリンタたちをご紹介

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<ピックアップ>The most interesting 3D printers introduced (so far) at CES 2015 — Tech News and Analysis 現在、アメリカのロサンゼルスで開催中の世界の家電見本市であるCESの情報をお届け。今回は、IoT関連のプロダクトが多く並んでいるとのことで、モノづくり関連のブースも多く出展しています。 そのな…

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<ピックアップ>The most interesting 3D printers introduced (so far) at CES 2015 — Tech News and Analysis

現在、アメリカのロサンゼルスで開催中の世界の家電見本市であるCESの情報をお届け。今回は、IoT関連のプロダクトが多く並んでいるとのことで、モノづくり関連のブースも多く出展しています。

そのなかでも、注目なのは3Dプリンタ関連の出展も数多く見られます。そこで、CES 2015で展示されている3Dプリンタ関連を紹介している記事をピックアップ。

スタイリッシュなUltimakerや、格安から高額な3Dプリンタを出しているROBO、台湾のXYZprintingの最新機種など、さまざまなプリンタが出展しています。中には、チョコレートも出力できる、筐体もデザインされた最新のプリンタも出展したりしています。

CES関連の情報を追いかけている人は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?

有機ELよりも薄い、3Dプリンターで出力するLED照明「Lightpaper」

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アメリカのスタートアップ企業、Rohinni(ロヒンニ)が3Dプリンターで印刷可能でぐにゃっと曲げられる世界最薄のLED照明「Lightpaper」を開発している。 赤血球サイズの極小ダイオードを混ぜ込んだインクを作り、3Dプリンターで導電層に印刷して製造するという仕組み。電流を流すとダイオードが一斉に発光し極薄のLED照明となる。従来からあるフレシキシブル有機ELと同じ仕組だがLightpape…

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アメリカのスタートアップ企業、Rohinni(ロヒンニ)が3Dプリンターで印刷可能でぐにゃっと曲げられる世界最薄のLED照明「Lightpaper」を開発している。

赤血球サイズの極小ダイオードを混ぜ込んだインクを作り、3Dプリンターで導電層に印刷して製造するという仕組み。電流を流すとダイオードが一斉に発光し極薄のLED照明となる。従来からあるフレシキシブル有機ELと同じ仕組だがLightpaperの方がはるかに薄く、また3Dプリンターによってテクノロジーを汎用的に利用できるようにするというのがポイントだ。

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極薄で柔軟性のあるLED照明の用途として例えば、ウェアラブルな電子デバイスや自動車関連、インテリアへの応用が考えられる。なお、現状ではまだダイオードを均等に印刷する仕組みができていないという課題が残っているが、新たなプロトタイプを数ヵ月以内をめどに開発するとのこと。

フレキシブルディスプレイの市場規模は2020年に世界3200億円を超えると予想されている(富士経済の調査結果)中、このスタートアップが取り組んでいるテクノロジーが完成したらより大きな注目を浴びるだろう。

布でもガラスでも問題なし。自由に回路基板を「印刷」する3Dプリンタ「Argentum」

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この世に数多存在するガジェットにとって、その心臓であり血管である重要なものこそ、回路基板だ。特に小型化の進むウェアラブル製品にとって、この基板を細かく・正確に作ることができるというのは、製品の完成度やクオリティに直結する重要なファクターだ。 そんな回路基板の設計と作成を容易にしようというのが、Kicksterterにて実に目標額の4倍をも集めて成功した回路基板専用3Dプリンタ「Argentum(K…

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この世に数多存在するガジェットにとって、その心臓であり血管である重要なものこそ、回路基板だ。特に小型化の進むウェアラブル製品にとって、この基板を細かく・正確に作ることができるというのは、製品の完成度やクオリティに直結する重要なファクターだ。

そんな回路基板の設計と作成を容易にしようというのが、Kicksterterにて実に目標額の4倍をも集めて成功した回路基板専用3Dプリンタ「ArgentumKicksterterでは”The EX”)」。

その機能は大変にシンプルで、事前に専用ソフトで設計された基板データを入力すると、まるで通常のインクジェットプリンタのように、対象物に対して銀ナノ粒子を原料とする基板を印刷することができる。対象物は絶縁性があれば何でもよく、例えば布やガラスでも問題無くその性能を発揮できる。

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印刷可能エリアは17.5 × 8.0 cmとそこまで大きくはないが、これは単に複数の基盤をつなげればいいだけのこと。何より、ガラスなど対象となる素材の自由度が広がったことにより、思いも寄らない新ガジェットが誕生するかもしれない。印刷解像度は600dpi。

なお、本プリンタは既に公式サイトにて発売中。キットモデルで1,599ドルから。