
個人でも使える3Dプリンターが増えてきた昨今だが、そもそも立体構造物のデータを作る段階にまだまだハードルが存在する。
しかし今回3D Systemsの発売した「iSense」を使えば、その問題も少しは解決するかも知れない。同製品は、iPadを3Dスキャナーに変えることが出来るユニークなガジェットだ。
iSenseの使い方はとても簡単で、iPadとコネクターで接続し、ディスプレイを見ながらスキャンを行うだけ。靴からSUVの自動車まで、対象のサイズを問わず、また背景なども自動で処理してくれるため、スキャンする場所も選ばない。
もちろん手で持ってスキャンをする仕組みのため、対象物を特定の場所に移動させる必要もない。
作成した立体データは同社の運営するCubifyや同社の3Dプリンター「Cube」に直接アップロードすることが可能で、すぐに3Dプリントすることが可能。
ちなみに3D CAD DATA.COMによれば、本製品は「アメリカのスタートアップOccipital社がキックスターターで1億3千万円の支援を集めた『Structure Sensor』を、3Dシステムズ用に提供しているOEMモデルの商品」ということである。
価格は499ドルで、日本円にして約5万5000円ほど。iOS7以降を搭載したiPad Air、iPad miniのRetina displayモデル、iPad 4のRetina displayモデルに対応している。お手軽にオリジナリティの高い3Dモデルデータを欲している人には、うってつけの製品と言えそうだ。
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