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Amazon、多種複数のロボットの運用を支援する「AWS IoT RoboRunner」とロボット特化アクセラレータを発表

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Amazon は、28日開催されたカンファレンス「Amazon Web Services(AWS)re:Invent 2021」の基調講演で、企業がロボット群を連携させるアプリケーションを簡単に構築・展開できるようにするための新しいロボットサービス「AWS IoT RoboRunner」を発表した。IoT RoboRunner と同時に、Amazon は、非営利団体 MassRobotics と共…

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Amazon は、28日開催されたカンファレンス「Amazon Web Services(AWS)re:Invent 2021」の基調講演で、企業がロボット群を連携させるアプリケーションを簡単に構築・展開できるようにするための新しいロボットサービス「AWS IoT RoboRunner」を発表した。IoT RoboRunner と同時に、Amazon は、非営利団体 MassRobotics と共同で、自動化、ロボティクス、産業用 IoT(Internet of Things)技術の課題に取り組むインキュベータープログラム「AWS Robotics Startup Accelerator」を発表した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響でデジタルトランスフォーメーションが促進される中、企業におけるロボティクス、そしてより広範な自動化の導入が加速している。Automation World の最新レポートによると、過去1年間にロボットを導入した企業の大部分は、人件費の削減、生産能力の向上、労働者不足の解消を目的としている。同調査によると、44.9%の企業が、組立・製造施設に設置されたロボットを日常業務に不可欠なものと考えている。

Amazon は、自身がロボット工学に多額の投資をしているが、2022年までに75億2,000万米ドル以上の規模になると予想されるロボットソフトウェア市場のより大きな部分を獲得する意図を、恥ずかしげもなく語っている。2018年には、AI や機械学習機能を備えたロボットアプリケーションの展開を開発者向けに支援する製品「AWS RoboMaker」を発表している。そして Amazon は今年初め、ロボティクスワークフローをオーケストレーションするためのサービス「RoboMaker」をサポートするツールキット「SageMaker Reinforcement Learning Kubeflow Components」を展開した

IoT RoboRunner

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IoT RoboRunner は、Amazon の倉庫ですでに使用されているロボット管理技術をベースに開発されたもので、現在プレビュー版が公開されている。AWS の顧客は、ロボットと既存の自動化ソフトウェアを接続することで、オペレーション全体の作業をオーケストレーションすることができ、ロボット群の各タイプのロボットからのデータを組み合わせ、施設、場所、ロボットのタスクデータなどのデータタイプを中央のリポジトリで標準化することができる。

Amazon によると、IoT RoboRunner の目的は、ロボット群の管理アプリを構築するプロセスを簡素化することだ。企業が業務を自動化するためにロボットに頼ることが多くなるにつれ、企業はさまざまなタイプのロボットを選択するようになり、ロボットを効率的に編成することが難しくなっている。ロボットベンダーや作業管理システムは、それぞれ独自の制御ソフトウェア、データフォーマット、データリポジトリを持っており、互換性がないことが多いのだ。また、新しいロボットをフリートに追加する際には、制御ソフトウェアを作業管理システムに接続したり、管理アプリ用のロジックをプログラミングしたりする必要がある。

開発者は、IoT RoboRunner を使って、ロボット管理アプリの構築に必要なデータにアクセスしたり、あらかじめ用意されているソフトウェア・ライブラリを活用して、作業配分などのタスクのアプリを作成したりすることができる。さらに、IoT RoboRunner は、API を介してメトリクスや KPI を管理用ダッシュボードに配信することもできる。

IoT RoboRunner は、Freedom RoboticsExotec などのロボット管理システムと競合する。しかし、Amazon は、IoT RoboRunner が SageMaker、Greengrass、SiteWise といった AWS のサービスと連携されていることで、市場の競合に対して優位に立っていると主張している。

Amazon はブログで、次のように述べている。

AWS IoT RoboRunner を使用することで、ロボット開発者はロボットを個別に管理する必要がなくなり、集中管理によって施設全体のタスクをより効果的に自動化できるようになる。将来を考えると、より多くの企業がより多くの種類のロボットを追加することが予想される。それらすべてのロボットの力を活用することは複雑だが、私たちは、単一のシステムビューを通じてロボットを簡単に最適化することで、企業が自動化の価値を最大限に引き出せるよう支援することに専念している。

AWS Robotics Startup Accelerator

Amazon は、製品やサービスの開発、プロトタイプ、テスト、商業化のためのリソースを提供することで、ロボティクス企業を育成するという「Robotics Startup Accelerator」も発表した。

AWS が提供する技術的なリソースやネットワークとの戦略的な連携により、ロボット企業や業界全体の実験や革新を支援するとともに、ロボット企業やその技術をAWSの顧客基盤と結びつけることができる。(Amazon のブログ)

Robotics Startup Accelerator に採択されたスタートアップは、ビジネスモデルについて AWS とマスロボティクスの専門家と相談し、技術支援については AWS のロボティクス・エンジニアと相談する。特典として、AWS ロボティクスソリューションのハンズオントレーニングや、AWS の IoT、ロボティクス、機械学習サービスを利用するための最大1万米ドルのプロモーションクレジットが提供される。また、スタートアップは、MassRobotics から事業開発や投資に関するガイダンスを受け、ブログやケーススタディを通じて AWS との共同マーケティングの機会を得ることができる。

ロボット関連のスタートアップ、特に産業用ロボット関連のスタートアップは、自動化の流れの中で、ベンチャーキャピタルの注目を集めている。PitchBook のデータによると、2020年3月から2021年3月にかけて、ベンチャー企業はロボット関連企業に63億米ドルを注ぎ込み、2019年3月から2020年3月にかけて50%近く増加している。長期的に見ると、ロボット関連の投資額は過去5年間を通じて5倍以上に上昇し、2015年の10億米ドルから2020年には54億米ドルに達する。

Automation World は、レポートの中で次のように述べている。

選挙が終わり、新型コロナウイルスのワクチンが入手可能になると、市場が不安定でロボットの導入が遅れている業界でも多くの需要が戻ってくると考えているからだ。その一方で、すでに盛り上がりを見せている業界では、さらに速いペースで進んでいくことが予想される。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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Amazonが決済にデジタル通貨の活用を模索、Twitterはサービスへのビットコイン利用に初言及

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ピックアップ: Digital Currency and Blockchain Product Lead ニュースサマリ:テック巨人たちの間でブロックチェーンを基盤としたデジタル通貨(digital currency)の取り組み熱が再開しているようだ。Insiderが 最初に伝えたもので、 Amazonはペイメントチームの採用ポジションとしてデジタル通貨やブロックチェーン戦略、製品ロードマップを担…

ピックアップ: Digital Currency and Blockchain Product Lead

ニュースサマリ:テック巨人たちの間でブロックチェーンを基盤としたデジタル通貨(digital currency)の取り組み熱が再開しているようだ。Insiderが 最初に伝えたもので、 Amazonはペイメントチームの採用ポジションとしてデジタル通貨やブロックチェーン戦略、製品ロードマップを担うことのできるリーダーを募集しているという。募集要項にはブロックチェーン、分散型台帳、デジタル通貨、暗号資産に関する専門知識を持つ人材を募集し、開発すべき機能と全体的なビジョンおよび製品戦略を 推進するとしている。 Insiderの取材に対しAmazonは、暗号資産におけるイノベーションに対して同社でどのような形の利用ができるか模索しているとも語っている。

話題のポイント:米国におけるテックカンパニーでブロックチェーン・暗号資産への積極的に情報発信しているのはTwitterやFacebook(デジタル通貨Diemの支援)、Tesla、そして投資ファンドのAndreessen Horowitz(a16z)などが挙げられる。特にTwitterのCEO、ジャック・ドーシー氏はこれまでにもビットコインへの将来性(インターネットにおけるネイティブ通貨)について語ってきた。先日の決算発表ではTwitterとして一歩踏み込んだ発言をしている。TechCrunchに掲載されているコメントによればドーシー氏は、コマースやサブスクリプション、Twitter Tip Jar(デジタルギフト)やSuper Followsなどの新機能を含む、Twitterの既存の製品やサービスにビットコインを採用する可能性について言及したのだ。Twitterによれば、彼が製品ラインナップに関わる文脈でビットコインを公に語ったのは 初めてという。

ジャック・ドーシー氏と並んでビットコイン、暗号資産に積極的に関与しているのがイーロン・マスク氏だ。Teslaは今年2月に15億ドル分のビットコイン投資が話題になり、第一四半期に売却益として 1億ドルもの利益を計上している。 その後、Teslaをビットコインで購入できる仕組みを導入するものの、環境面への配慮(ビットコインのマイニングには大量の電力を消費する)から5月に受け入れを停止するなど混乱が生じている。4月に発生したビットコインの大幅下落の原因ともされている。

投資家の熱も止まることはない。a16zはかねてより暗号資産、ブロックチェーン関連への関与を続けており、創業期の2013年に株価1ドルで投資した取引所Coinbaseの株価はNASDAQデビュー時に381ドルを記録。97億ドル相当の投資をしていたa16zに 大きな利益をもたらした。 同ファンドは6月に22億ドル規模の 「クリプトファンド3」を公表している

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2020年GAFAが買収した13のAIタレントたち:Alphabet/Googleのケース(4/4)

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Microsoft ADRM Software(データモデリング/1999年設立/ネバダ拠点) (前回からのつづき)純粋なAI買収ではないものの、ADRM Softwareは大規模な業界特化型データモデルのプロバイダとしてリーダー的存在であり、データはAIを支えるものとして欠かせない。MicrosoftによるとADRMのデータモデルをAzureからのストレージとコンピューティングに組み合わせ、デー…

Microsoft

ADRM Software(データモデリング/1999年設立/ネバダ拠点)

(前回からのつづき)純粋なAI買収ではないものの、ADRM Softwareは大規模な業界特化型データモデルのプロバイダとしてリーダー的存在であり、データはAIを支えるものとして欠かせない。MicrosoftによるとADRMのデータモデルをAzureからのストレージとコンピューティングに組み合わせ、データレイクの作成をサポートする予定だ。ADRMによると、この統合は「最新のデータウェアハウス、次世代分析、AI、機械学習を強化する」という。

Orions Systems(コンピュータビジョン/2012年設立/ワシントン州スノコルミー拠点)

7月、Microsoftはワシントン州スノコルミーを拠点とするOrions Systemsを金額非公開で買収したことを発表した。Orions Systemsは2012年設立で、人間参加型の機械学習でトレーニングされたモデルを使って動画や画像を分析してデータを抽出するAIを取り入れたスマートビジョンシステムを作成している。MicrosoftはOrions Systemsの技術をDynamics 365のコネクテッドストアおよびMicrosoft Power Platformに統合する予定だと明かしている。小売業者などの組織が独自のAIモデルを構築・カスタマイズして、実店舗の「観察データ」からインサイトを得ることができるという。

Alphabet/Google

AppSheet(ノーコードアプリ開発/2012年設立/シアトル拠点)

1月、Googleはノーコードアプリ開発プラットフォームのAppSheetを買収したことを発表した。AppSheetは企業がコアビジネスのデータに接続されたアプリを作成することを支援する。AppSheetは、たとえばOCR(光学的文字認識)、予測モデリング、NLP(自然言語処理)など多くのAIスマートを提供しており、データ入力を迅速化し、ユーザーがどんな種類のアプリを構築したがっているかを明らかにする。GoogleによるとAppSheetはスタンドアロン製品として引き続き入手可能であり、「アプリ開発という分野を再考する戦略を補完」し、Google Cloudに統合される予定だ。

企業向けノーコードアプリ開発の「AppSheet」

あらゆるところにAIがある

今年行われたAI買収はこの他にも多数あった。クラウドコンピューティングプラットフォームのServiceNowは複数のAIスタートアップ獲得し、クラウド通信企業のRingCentralは会話型AIスタートアップのDeepAffectsを買収し、大手IntelはAIソフトウェア最適化プラットフォームのSigOptを取得している。他にも例はまだまだある。

Big5の動きを見れば現在需要のあるAI技術を概観できるだけでなく、AIが必要とされるセクターやニッチを明らかにもできる。そして、どれほど多くの新興テック企業が巨大企業の一員になることによってコンシューマーおよびエンタープライズの領域にまたがる何十億もの人々とのタッチポイントを得て製品開発を加速するチャンスをつかんだかーーあるいはまったく別のものに取り組むために製品を捨てたかーーを浮き彫りにしている。

Facebook、Amazon、Apple、Microsoft、Googleはスタートアップの技術を既存の製品やサービスのどこに組み込むかというビジョンを持って買収を行うことが多い。以前は明らかに新しいプロジェクト全域をカバーするタレントを望んでいた。だが結局は同じことだ。巨大なテック企業はこれまで以上に大きなAIタレントを求めている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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2020年GAFAが買収した13のAIタレントたち:Microsoftのケース(3/4)

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Apple Camerai(コンピュータビジョンおよびAR/2014年設立/テルアビブ拠点) (前回からのつづき)前Tipitとして知られるCameraiは写真撮影用の深層学習およびコンピュータビジョン技術を開発しており、開発者がアプリにスマート画像処理を統合する手助けをしている。たとえば、人間の特徴や形態を検出し、エンドユーザーは髪の色やヘアスタイルを変えたり、肌の色を調整したりすることができる…

Apple

Camerai(コンピュータビジョンおよびAR/2014年設立/テルアビブ拠点)

(前回からのつづき)Tipitとして知られるCameraiは写真撮影用の深層学習およびコンピュータビジョン技術を開発しており、開発者がアプリにスマート画像処理を統合する手助けをしている。たとえば、人間の特徴や形態を検出し、エンドユーザーは髪の色やヘアスタイルを変えたり、肌の色を調整したりすることができる。

Camerai

AppleがCameraiを買収したことが判明したのは8月だったが、取引自体は2018年から2019年の間に完了しており、取引額は「数千万ドル」と報じられている。チームはすでにAppleのコンピュータビジョン部門に統合されているようだ。同テクノロジーはiPhoneのカメラで実用化されており、開発者は容易にAR機能をアプリに導入することができる。

Vilynx(AI動画検索/2011年設立/バルセロナ拠点)

Appleは、バルセロナを拠点として動画(映像と音声を含む)を分析して内容を「理解する」AI技術を開発するVilynxも買収した。Vilynxそのものは解散しているが、チームのメンバーの多くは(設立者も含め)Appleに所属しているとBloombergは報じている。Appleはバルセロナのオフィスをヨーロッパにおける主要なAI研究開発ハブの1つとして残すとのことだ。Appleがこの買収で得たタレントとテクノロジーをどのように活用するのかは明らかではないが、Vilynxがコンテンツからメタデータを抽出する方法は、Siriを介して動画の音声検索を行ったり、Apple TVでコンテンツのカテゴライズを行ったりする上で役立つはずだ。

Microsoft

Softomotive(RPA/2005年設立/ロンドン拠点)

厳密に言えばSoftomotiveはAI企業ではない。だがRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、構造化された入力とロジックが必要とはいえ、企業で反復的に行われるプロセスを自動化すると言う点でAIに非常に近いものと考えられる。RPAは20億ドル規模の産業である。MicrosoftはすでにいくつかのRPAツールや技術を同社のプラットフォームである「Power Automate」の一部として提供している。これが今年初め、金額非公開でロンドン拠点のSoftmotiveを突然買収した理由だ。

Softmotiveの画面

Microsoftによると、Softmotiveのデスクトップ自動化ツールをPower Automateに追加し、企業顧客に「独自の手頃な価格」で提供する予定だという。今のところ、Softmotiveはスタンドアロン製品として入手可能な状態だ。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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2020年GAFAが買収した13のAIタレントたち:AmazonとAppleのケース(2/4)

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Amazon Zoox(自動運転車/2014年設立/サンフランシスコ拠点) (前回からのつづき)買収に関しては、Amazonにとって今年はかなり静かな年だった。同社のM&Aは6月に自動運転車企業のZooxを買収したこと以外に発表がない。取引額は12億ドルと報じられている。自動運転車はAmazonの巨大な配送インフラストラクチャにおいて重要な役割を果たすはずだが、今のところZooxは消費者用…

Amazon

Zoox(自動運転車/2014年設立/サンフランシスコ拠点)

(前回からのつづき)買収に関しては、Amazonにとって今年はかなり静かな年だった。同社のM&Aは6月に自動運転車企業のZooxを買収したこと以外に発表がない。取引額は12億ドルと報じられている。自動運転車はAmazonの巨大な配送インフラストラクチャにおいて重要な役割を果たすはずだが、今のところZooxは消費者用の自動運転車の開発を続けている。Zooxは最近4人乗りのロボタクシーを発表している

自動運転車は多くの大手テック企業にとって主要な注力分野となっている。Googleの関連企業のWaymoがこの分野をリードしておりAppleは無人運転車の計画を強化していると報じられている。Amazonは自動運転車のスタートアップであるAuroraおよび電気トラック企業のRivian投資していた。Zooxが傘下に入ったことはうなずける。

Apple

Xnor.ai(エッジAI/2016年設立/シアトル拠点)

2020年、Appleは1月のXnor.ai買収を皮切りに多くのAIスタートアップを買収した。Xnor.aiはシアトルを拠点とし、スマートフォンやドローンのようなエッジデバイスにおけるAIの効果的な展開に注力するスタートアップだ。取引額は2億ドル相当と言われている。Appleにとって、ハードウェア全体にAIをデプロイする方法を改善したり、開発者向けのツールキット「Core ML 3」でエッジコンピューティングを強化したりする点で、Xnor.aiの買収にメリットがあることは明白だ。

Voysis(音声アシスタント/2012年設立/ダブリン拠点)

AppleはVoysisの買収によって音声アシスタント「Siri」の強化を図っている。Voysisはダブリンを拠点とするスタートアップで、特に「ブランドとユーザー間の豊かな自然言語のやりとり」のサポートに重点を置いており、モバイルデバイスで直接実行できる自然言語の会話型インターフェイスを構築している。この取引により、Appleの音声アシスタントはeコマースアプリ内でより便利なものとなるはずだ。

Voysis

Scout FM(AI対応ポッドキャスト/2017年設立/サンフランシスコ拠点)

近年、ポッドキャストはますます広がりを見せておりSpotify、Google、Appleはメディアに多額の投資を行っている。Appleがサンフランシスコ拠点のScout FMの買収を決定したことは理に適っている。同社はユーザーの聴取履歴に基づいてポッドキャストをキュレートすることに特化している。Appleがこの種のAIをどのように活用してポッドキャストの提案を改善するかは容易に想像がつく。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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2020年GAFAが買収した13のAIタレントたち:Facbookのケース(1/4)

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大手テクノロジー企業が何年もの間、製品の買収やアクイ・ハイヤーを通して一流のテクノロジータレントを奪ってきたことは周知の事実だ。実際、FTC(連邦取引委員会)も現在、独占禁止法調査を行っている。Facebook、Amazon、Apple、Microsoft、Alphabet(FAAMG)が最高の技術者の目の前に数百万ドルをちらつかせて、AIタレント部門の拡大競争をしていることは驚くことではない。2…

大手テクノロジー企業が何年もの間、製品の買収やアクイ・ハイヤーを通して一流のテクノロジータレントを奪ってきたことは周知の事実だ。実際、FTC(連邦取引委員会)も現在、独占禁止法調査行っている。Facebook、Amazon、Apple、Microsoft、Alphabet(FAAMG)が最高の技術者の目の前に数百万ドルをちらつかせて、AIタレント部門の拡大競争をしていることは驚くことではない。2019年、Big5はeコマースや自動運転車から教育やカスタマーサービスに至るまで、14社以上ものAI関連のスタートアップを買収した。今年も例外ではなく、FAAMGは世界中から多くのAI関連企業を買収している。ざっと振り返ってみよう。

Facebook

Scape Technologies(コンピュータビジョンおよびAR/2016年設立/ロンドン拠点)

2020年初め、Facebookがロンドン拠点のコンピュータビジョンのスタートアップであるScape Technologiesを4,000万ドル相当の取引で買収したと報じられた。2016年に設立されたScapeは、AIを使って標準的な画像と動画から世界中のリアルタイムの3Dマップを作成していた。Scapeは設立当初、AR(拡張現実)に注力していたが、最終的な目標はドローン、ロボティクス、物流などのための3Dマップインフラストラクチャを作ることだとしている。

FacebookとScapeはいずれもこの買収や将来的なプランについて詳しく発表していないが、Scapeは共同設立者兼CEOのEdward Miller氏がFacebookのリサーチプロダクトマネージャーの役割を引き受けること、そしてAPIを廃止・終了することを認めた。ソーシャルネットワーク大手のFacebookは2021年にARグラスをリリースする計画を発表している上、今年Mapillaryを買収して以来、マッピング分野での野望を隠していない。Scapeはこれらの計画にうまく合致している。

Atlas ML(機械学習/2018年設立/ロンドン拠点)

この買収が実際に完了したのは2019年12月だが、Facebookがロンドン拠点の深層学習研究スタートアップのAtlas MLを買収したことを認めたのは2月のことだった。古典的なアクイ・ハイヤーのようで、Atlas MLの設立者であるRobert Stojnic氏とRoss Taylor氏は現在、Facebook AIのソフトウェアエンジニアとなっている。彼らは新たに公開された機械学習の論文、コード、評価表を含む無料のオープンリソースである「Papers with Code」の開発を続けている。

Kustomer(CRMの自動化/2015年設立/ニューヨーク拠点)

Kustomer
CRM向けメッセージ自動化プラットフォームの「Kustomer」 Image Credit: Kustomer

11月にFacebookはニューヨーク拠点のCRM(顧客関係管理)プラットフォームのKustomerを10億ドル相当の取引で買収したことを認めた。Kustomerは2015年設立で、インバウンドメッセージの識別や問い合わせを担当チームへルーティングするなど、反復的なカスタマーサービスのプロセスを企業が自動化する手助けをしている。また、問い合わせに対する応答も自動化できる。この取引によりMessengerおよびWhatsAppが企業の主要なコミュニケーション経路と位置付けられるため、Facebookのソーシャルコマース推進にぴったりだ。Kustomerは単独企業としても運営を続ける。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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Amazonが狙うヘルスケアAI領域ーーライフサイエンスデータをAWSに保存・分析「Amazon HealthLake」発表

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Amazonは本日(訳註:原文掲載日は12月8日)のre:Invent 2020バーチャルキーノートにおいて、医療機関が最大でペタバイトクラスのライフサイエンスデータをAmazon Web Servicesに保存、変換、分析できるサービス「Amazon HealthLake」を発表した。Amazonによると本日からプレビュー版として利用可能になるHealthLakeは、HIPAAに準拠したもので、…

Amazonは本日(訳註:原文掲載日は12月8日)のre:Invent 2020バーチャルキーノートにおいて、医療機関が最大でペタバイトクラスのライフサイエンスデータをAmazon Web Servicesに保存、変換、分析できるサービス「Amazon HealthLake」を発表した。Amazonによると本日からプレビュー版として利用可能になるHealthLakeは、HIPAAに準拠したもので、ルールや手順、診断などの医療情報をリアルタイムで自動的に理解し、抽出することができる。

ヘルスケアデータは電子医用検査システムなどの様々なシステムに分散していることが多く、構造化されていないことが多いため、整理が難しい。クリニカルノート、レポート、保険請求書などのフォーム、画像スキャンなどの医療記録のデータは、分析を開始する前に準備して正規化する必要があるのだ。

HealthLakeは顧客が数十のフォーマットの異なるサイロ化されたデータをまたいで、何十万ものデータポイントにインテリジェンスを適用し、この課題解決目指す。例えばHealthLakeは、自然言語理解とオントロジーマッピングを活用して、患者が適切に薬を処方されているかどうかを識別し、血糖値監視システム、医師のメモ、保険のフォーム、検査報告書などから情報を引き出して、その結論を通知してくれる。データは継続的に読み込まれ、標準的な方法でクエリや検索を行ったり、Amazon SageMakerにインポートしてモデルを訓練し、糖尿病患者数の前年比などのメトリクスを予測したりすることが可能だ。

ライブストリーミングで実施されたデモでは、AWSのAI担当バイスプレジデントであるMatt Wood氏が、制御不能な糖尿病患者の部分的な集合に注目し、重度の合併症を回避するための治療法を検討するためにHealthLakeが使用されていることを示した。HealthLakeは、医療提供者から直接データを取得し、Amazon QuickSight上で他の患者の状況を可視化していた。

Amazonによると、HealthLakeは医療システムのデータ共有を可能にする標準フォーマット「FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)」を含む相互運用性の規格を意識しているという。追加の規格のサポートも予定されている。

昨年書いたように、AmazonはヘルスケアにおけるAIを開拓するフロンティアで、おそらく次の主要な収益ドライバーにしようとしている。ヘルスケア分野のAI市場は、遠隔医療や遠隔監視サービスの需要もあり、2026年までに192億5000万ドルに達すると予測されている。HealthLakeの立ち上げは、Amazonがプライマリケアの現場で臨床スタッフのために医療音声を書き写すサービス「Transcribe Medical」をデビューさせてから1年後に登場した。そして2018年、AmazonはライバルのGoogle Cloudに続き、TranscribeTranslateComprehendの3つのAWS提供サービスをHIPAAの対象としている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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Amazon薬局登場、処方箋デリバリ「PillPack」買収から約2年

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ピックアップ:Introducing Amazon Pharmacy: Prescription Medications Delivered ニュースサマリー:Amazonは先月17日より、オンライン薬局「Amazon Pharmacy」の立ち上げを発表している。これは、オンラインで医薬品の注文が行えるというもので、処方箋の管理・各種保険の登録などもプラットフォーム上でできるのが特徴。また、プライ…

Image Credit : Amazon

ピックアップ:Introducing Amazon Pharmacy: Prescription Medications Delivered
ニュースサマリー:Amazonは先月17日より、オンライン薬局「Amazon Pharmacy」の立ち上げを発表している。これは、オンラインで医薬品の注文が行えるというもので、処方箋の管理・各種保険の登録などもプラットフォーム上でできるのが特徴。また、プライム会員であれば2日以内の無料配送サービスが受けられる。

話題のポイント:Amazonが処方箋デリバリーサービス「PillPack」を7.5億ドルで買収をしてから約2年。米国の処方箋市場は5,000億ドルとも言われていますが、今回本格的にサービス「Amazon Pharmacy」が立ち上がりました。もともとPillPackがターゲットにしていたのは慢性疾患を持つ患者でした。そのため、PillPackは繰り返し毎日同じ薬を服用するユーザーを想定したサービス展開をしていました。アメリカの車社会という特性上、毎週・毎月繰り返し遠方の薬局まで行かなくても定期的に配送されてくるという利点があったのです。

また、薬の飲み忘れが起きないよう、処方箋パッケージデザインには世界的デザイン会社IDEOによるデザイン監修も入っており、患者ファーストのUXを目指しています。

Customers can now purchase prescription medications through Amazon Pharmacy – convenient and reliable access, without leaving home. (Photo: Business Wire)
Image Credit : Amazon

Amazonは、自社ECプラットフォームを繰り返し利用してくれる「リピート顧客」層の獲得を常に模索しており、PillPackの元々の顧客層と合致しているため、買収に至った経緯がありました。つまりAmazonは顧客のLTVを最大化させ、キャッシュフローを潤沢にする戦略を採用しているため、1回きりの利用ではなく何度もAmazon Pharmacyを利用するPillPackの既存顧客を真っ先に囲った形です。

オンラインでの診療がパンデミック以降、一般開放され始めており、診察・処方箋から薬局まで自宅を中心とした体験が実現しつつある状況です。特にアメリカのような薬局に行くまでの移動コストが高い国では、元々需要のあった体験であり、Amazonが載りだしたことで一気に景色が変化していく可能性を秘めています。

共同執筆:「.HUMANS」代表取締役、福家隆

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処方箋配達を数行のコードだけで導入の「薬局版Stripe」日本の7兆円市場は誰が獲る?

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処方箋デリバリー市場が大きく変わろうとしています。 オンライン診察が主流になってきており、処方箋は薬局へネットで転送され、そのまま直接自宅へ薬が届く体験が浸透しつつあります。病院へ向かうこと自体がリスクになっている中、誰もが望む体験となりました。つい先日、Amazonが処方箋デリバリーサービス「Amazon Pharmacy」を立ち上げたことからも、今後は自宅で完結する診察体験が不可逆的なものとな…

Image Credit:Truepill

処方箋デリバリー市場が大きく変わろうとしています。

オンライン診察が主流になってきており、処方箋は薬局へネットで転送され、そのまま直接自宅へ薬が届く体験が浸透しつつあります。病院へ向かうこと自体がリスクになっている中、誰もが望む体験となりました。つい先日、Amazonが処方箋デリバリーサービス「Amazon Pharmacy」を立ち上げたことからも、今後は自宅で完結する診察体験が不可逆的なものとなるでしょう。

ただ、課題となるのは処方箋デリバリーのフルフィルメントを構築しなければいけない点です。遠隔医療サービスを整えたとしても、完全オンライン体験を提供するには、処方箋の承認から配達に至るまでの仕組みを作り上げなければなりません。こうした課題をAPIの概念を用いて解決するのが「Truepill」です。同社は9月に7,500万ドルの調達をしています。

Truepill はB2B向けの処方箋デリバリーサービスを提供します。オンライン医療プロバイダがTruepillを利用すると、同社が抱える専属薬剤師に処方箋の承認をもらい、そのまま全米6拠点のフルフィルメントセンターから直接顧客へ薬を届けられるようになります。Stripeが決済市場をAPI一つで繋いだように、数行のコードを入れ込むだけで処方箋デリバリーを導入することができます。オフラインからオンラインへと診察・診療体験が変わったからこそ生まれたソリューションと言えるでしょう。

Image Credit:Truepill

同社は2C向け医療サービスを作るのではなく、B2Bに焦点を当てた事業モデルを運営し、2016年から2019年にかけて100万件の処方箋を処理した実績を持ちます。また、2018年に4,800万ドルの収益を上げているといいます。

TruepillはForbesが選ぶ次のユニコーン企業に選出されていますが、コロナの影響でその提供価値が再認識されることでしょう。日本でオンライン診療・処方箋診断が導入され、一般的になるのには時間がかかるかもしれませんが、次の1、2年で当然のように議論されるはず。厚生労働省によると、2017年度の日本における調剤医療費は7兆6,664 億円と試算されています。いずれは処方箋配達サービスも当たり前になるかと考えれば、巨大な市場がTruepillの事業モデルの参入先となります。

処方箋デリバリー市場には、StripeのようなAPI・SaaSの考えを応用するスタートアップが活躍できる余白があるのです。こうした市場ポテンシャルをTruepillが示しています。日本のみならず、アジア市場でも十分あるでしょう。すでに処方箋デリバリーが認可されたアジア他国で、Truepillモデルをローカライズさせると面白いかもしれません。

今後、Truepillは数百のラボテストのAPI化も進めていくとのことです。テスト受入可能なネットワークを揃えることで、オンライン診療機関の顧客からの希望があれば、すぐにテストの注文と結果を自宅へ送付することができます。昨今、ヘルスケアIoTの精度も高まり、高機能キットを使った自宅内検査が可能となりましたが、新サービスが立ち上がればより検査が身近なものとなるでしょう。

医療機関のインフラとして機能するのがTruepill。とてつもない市場成長性を秘めていると感じます。日本ではこの座を誰が獲るのか、とても注目しています。

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未来のスーパー「Amazon Fresh」:スーパーのデータって本当に役に立つの?(5/5)

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データは未来の小売業の差別化要因となるか? (前回からのつづき)現在非常にごたごたしているため、この小売体験の重要な要素ーーAmazon.comとAmazonFreshの接点ーーは見落とされがちだ。しかしこれは、今後Amazonが実店舗運営への挑戦を続けていく中での他社との重要な差別化要因になる可能性がある。 Amazonは初めてAmazon Freshストアを体験する上でのガイダンスの一環として…

Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

データは未来の小売業の差別化要因となるか?

(前回からのつづき)現在非常にごたごたしているため、この小売体験の重要な要素ーーAmazon.comとAmazonFreshの接点ーーは見落とされがちだ。しかしこれは、今後Amazonが実店舗運営への挑戦を続けていく中での他社との重要な差別化要因になる可能性がある。

Amazonは初めてAmazon Freshストアを体験する上でのガイダンスの一環として、Dash Cartのユーザーに対しカートに入れる買い物リストをデジタルで管理することと、スマートフォンを使って店頭での特典をウェブから確認することを公然と奨励している。

これは2つの理由で混乱を招く。カートに何を入れるかまで一元的に管理できる買い物リストのアプリは非常に限られており、買い物中に1つだけでなく2つのタッチスクリーンを確認することをユーザーに求めるというアイデアは単刀直入にいってクレイジーだ。

棚や冷凍ケースの前で買い物リストや店頭特典の案内をスマートフォンで見ている人に邪魔され、その後ろで身動きが取れなくなることを望む人などどこにいるだろうか。もしコメディアン俳優のLarry DavidがAmazon Freshを訪れたらどんな反応をするだろう、彼が主演するCurb Your Enthusiasmの一幕を見れば十分わかるだろう。

それでも、インターネットと顧客のショッピングカートをダイレクトに、そしてより慎重に結び付けることには明らかな価値がある。Amazon Fresh店舗への最初の来店は、店の通路を歩く最後の来店ともなり得る。Amazonは以前に購入した商品のリストを表示して再注文を提案し、すぐに集荷・配達が行える。これによりInstacar(と現在課金しているプレミアム会員)の必要性はなくなるかもしれない。また、将来的にAmazon Freshの店舗内へ入店する人の数を減らし、多くの顧客がドライブスルー同様の形式を利用して取引が完了できるようにすることもあり得る。

Amazonはこれらほとんどではないにしても、いくつかについては既に技術的な対応を行っているが、エンドツーエンドの顧客体験を直感的で違和感のないものにするためには、スマートフォンと買い物カートを管理するアプリを改善する必要がある。皮肉なことにそれが成功したといえるようになるのはFreshの店舗に人があまり訪れなくても高い収益が上げられるようになった時、つまり人気のあるスーパーマーケットにはつきものの長い待ち行列がなくとも、大量の在庫が動くようになった時だ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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