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韓国Naver、Softbank Ventures Koreaと共同でコンテンツ分野のアーリーステージ・スタートアップ向けに46億円規模のファンドを創設

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韓国のインターネットサービス大手 Naver(네이버)と Softbank Ventures Korea は、コンテンツ分野のアーリーステージ企業向けファンド「SB Next Media Innovation Fund」を創設した。 今回創設されるファンドの規模は500億ウォン(約46億円)規模で、Naver が400億ウォン(約37億円)、Softbank Ventures Korea が45億…

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Snow 代表 キム・チャンウク(김창욱)氏、Softbank Ventuers イ・ジュンピョ(이준표)氏、Naver ウェプトゥーン&ウェブ小説 CIC キム・ジュング(김준구)氏

韓国のインターネットサービス大手 Naver(네이버)と Softbank Ventures Korea は、コンテンツ分野のアーリーステージ企業向けファンド「SB Next Media Innovation Fund」を創設した。

今回創設されるファンドの規模は500億ウォン(約46億円)規模で、Naver が400億ウォン(約37億円)、Softbank Ventures Korea が45億ウォン(約4億円)、韓国ベンチャー投資組合(한국벤처투자조합)が5億ウォン(約4,600万円)、その他の海外機関から50億ウォン(約4.6億円)をそれぞれ年内に出資する予定である。

今回のファンドの代表マネージャである、Softbank Ventures Korea のイ・ジュンピョ(이준표)氏は、IP(Intellectual Property)形態のコンテンツビジネス、コンテンツを媒介するプラットフォームやテクノロジーの分野が、今回のファンドの主な投資先であり、基本的には、アーリーステージの企業を中心に10億〜20億ウォン(約9,200万円〜約1億8,400万円)程度の投資が行われると述べた。発表を通じて言及された投資対象の分野は次の通り。

  • ウェブトゥーン、ウェブ小説
  • ビデオとライブ放送 … UGC、Short Clip Video、ウェブドラマ
  • エンターテイメント … ショーやコンサート、インタラクティブゲーム
  • プラットフォーム … モバイルライブ、OTT、ビデオ、コンテンツプラットフォーム、ARとVRなど
  • テクノロジー … ARとVR、アドテク、画像処理や・圧縮、映像制作・配信、音声認識・翻訳

投資諮問委員である Naver ウェプトゥーン&ウェブ小説 CIC 代表のキム・ジュング(김준구)氏は、ファンドの組成を契機に、実験的なコンテンツビジネスを発掘し、Naver のサービスと連携させる計画を持っていると強調した。 しかし、クリエイターの育成と投資企業の買収合併等については、今回のファンドと関連して特に決まった内容はないと述べた。

イ・ジュンピョ氏は、国内 MCN(マルチチャンネルネットワーク)のビジネスの収益性悪化の問題は、市場形成初期の過渡的な現象であり、最近のクリエイターとプラットフォーム、コンテンツ消費者である国民との間のタッチポイントが非常に多様化しているなど、パラダイムの変化が起きていると強調した。 彼は「技術とプラットフォームをよくミックスし、収益性を向上させ、規模の面でも成長を図ることが、今回のファンドの組成である」と目的と明らかにした。

【原文】

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

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人工知能スタートアップ特化のアクセラレータ「Zeroth.ai」が初回バッチ参加の10チームを発表、香港を中心に活動を開始

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Zeroth.ai は、以前 TechStars でニューヨークおよびロンドンのディレクターを務めた Tak Lo 氏のリードにより、香港で設立されたアジア地域向けアクセラレータだ。人工知能(AI)とマシンラーニング(ML)分野のスタートアップ支援に特化しているのが特徴である。 <関連記事> Techstars元ディレクターのTak Lo氏が人工知能ビジネス特化の資金提供プログラム「Zeroth….

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Zeroth.ai は、以前 TechStars でニューヨークおよびロンドンのディレクターを務めた Tak Lo 氏のリードにより、香港で設立されたアジア地域向けアクセラレータだ。人工知能(AI)とマシンラーニング(ML)分野のスタートアップ支援に特化しているのが特徴である。

<関連記事>

第1回バッチ「#Z01」に選ばれた参加スタートアップ10チームは次の通り。

  • aniWEAR(香港)……バイオセンサーと人工知能により、ペットの行動、心理状態、習慣などの生体情報を24時間追跡し、ペットへの理解を深め関係を改善するのに役立つテクノロジー
  • botimize(台湾)……マシンラーニング(ML)と自然言語処理(NLP)を通じ、開発者がチャットボットのパフォーマンスを追跡、試験でき、最適化を支援する統計プラットフォーム
  • Clare.ai(香港)……銀行の顧客サービスのためのホワイトラベル・チャットボット・ソリューション
  • DesignJar(香港)……専門家レベルのマーケティングのためのグラフィックデザインをすぐに提供するサービス
  • DT42(台湾)……軽量化したディープランニングモデルとして、実生活に必要な経済的でありながら高品質の人工知能ソリューションを提供
  • Impress.ai(シンガポール)……企業の採用面接のプロセスに活用することができる人工知能チャットボット
  • Metalab(インド)……コーディング不要で学習できるマシンラーニング(ML)のプラットフォーム
  • ObjectAI(オーストラリア)……人工知能ベースのイメージや映像で物事を検出する技術
  • Rocco(アメリカ)……ポストプロダクション・公開など、ソーシャルメディアマーケティングを支援する人工知能アシスタント
  • Sero(ベトナム)……人工知能技術で稲の発育状態を分析し、生産量を予測するプラットフォーム

「#Z01」のに選ばれたスタートアップには、それぞれ2万米ドル(投資家持分率6%)規模の投資、3ヶ月間のワークスペースの支援、Jaan Tallin 氏(Skype の共同創設者で、現在は Google の Deepmind のアドバイザー) 、Rodolfo Rosini 氏(TechStars 2015年バッチ卒業の Weave.ai 共同創業者)など、専門家グループとのオンライン/オフラインでのメンタリングの機会が提供される。

「#Z01」に選ばれたスタートアップへの投資には、韓国のテックスタートアップ・アクセラレータ FuturePlay も参加する。

【原文】

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

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韓国のデジタルマーケティング企業Yello Digital Marketing、Silicon Valley Bank傘下のファンドから1,500万ドルを資金調達

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韓国のモバイル統括企業 Yello Mobile(옐로모바일)の子会社で、デジタルマーケティングを提供する Yello Digital Marketing(옐로디지털마케팅)は、アメリカ Silicon Valley Bank(SVB)傘下の投資ファンド Partners for Growth から1,500万ドル規模の投資を受けたことを明らかにした。 今回の投資により、Yello Digital…

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韓国のモバイル統括企業 Yello Mobile(옐로모바일)の子会社で、デジタルマーケティングを提供する Yello Digital Marketing(옐로디지털마케팅)は、アメリカ Silicon Valley Bank(SVB)傘下の投資ファンド Partners for Growth から1,500万ドル規模の投資を受けたことを明らかにした。

今回の投資により、Yello Digital Marketing は、Yello Mobile グループ内での優位性を確保し、事業をより堅固で拡大するものにしたい考えだ。

Yello Digital Marketing は、韓国および東南アジアの18社が連合したデジタルマーケティンググループで、KOSDAQ 上場の Future Stream Networks(FSN)Adqua(애드쿠아)、インドネシアの Adplus などが所属している。

【原文】

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

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のべ880万人のフォロワーを誇る韓国のフードコンテンツ分散型メディア「GreedEat」、VC4社から約4.6億円を資金調達

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韓国のフードコンテンツ分散型メディア「GreedEat」(韓国語名は、오늘 뭐 먹지?= 今日、何食べる?)が、今年2月の調達に引き続き、後続の出資を受けた。GreedEat は、韓国を含むアジアを中心に、Facebook、Instagram、YouTube、カカオストーリーなど各種ソーシャルネットワークで、フードコンテンツを提供している。 今回の投資規模は50億ウォン(約4.6億円)で、既存の投…

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韓国のフードコンテンツ分散型メディア「GreedEat」(韓国語名は、오늘 뭐 먹지?= 今日、何食べる?)が、今年2月の調達に引き続き、後続の出資を受けた。GreedEat は、韓国を含むアジアを中心に、FacebookInstagramYouTube、カカオストーリーなど各種ソーシャルネットワークで、フードコンテンツを提供している。

今回の投資規模は50億ウォン(約4.6億円)で、既存の投資家である Big Basin CapitalSJ Investment Partners(SJ투자파트너스)に加え、KNet Investment Parnters(케이넷투자파트너스)と Capstone Partners(캡스톤파트너스)が参加した。KNet Investment Partners のイ・サンフン氏(이상훈)は、フードコンテンツ分野で GreedEat が獲得した影響力と、オフライン連携事業の可能性、中華圏を含むアジアでの影響力拡大を期待して投資に参加したと明らかにした。

GreedEat はフードコンテンツを配信する代表的なチャネルの一つで、約440万人の購読者(Facebook いいね数396万人を含む)を抱える、韓国最大規模の食品分野のコミュニティだ。現在 GreedEat が運営するコンテンツ配信チャンネルの登録者数をすべて合わせると約880万人規模で、動画再生は月2億回、独自制作コンテンツの割合は約30%である。

GreedEat は今後、プライベートブランド商品、料理教室などオフラインビジネスを含む新しい収益モデルをテストし、東南アジアなどへのコンテンツ配信チャネルの拡大に注力する計画である。

【原文】

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

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2016年に成長が期待される、韓国の物流分野スタートアップ5選

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スタートアップや中小企業にとって、配達を含む物流はかなり負担になる部分である。正しく作られた食品であっても、出荷の過程で誤って配達されたり、消費者の好みの時間に届けられなかったりすることがある。海外発送の場合は、コストも大きな問題だ。スタートアップの悩みの種の一つである、物流分野でのソリューションを提供するスタートアップを紹介する。 Barogo(바로고) 消費者に身近な「配達の民族(Woowa …

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CC0 Public Domain Image credit: Pixaway

スタートアップや中小企業にとって、配達を含む物流はかなり負担になる部分である。正しく作られた食品であっても、出荷の過程で誤って配達されたり、消費者の好みの時間に届けられなかったりすることがある。海外発送の場合は、コストも大きな問題だ。スタートアップの悩みの種の一つである、物流分野でのソリューションを提供するスタートアップを紹介する。

Barogo(바로고)

barogo

消費者に身近な「配達の民族(Woowa Brothers または 배달의 민족)」や「ヨギヨ(요기요)」など、配達サービスを持たない外食産業の出前仲介のサービスもある一方、「Barogo(바로고)」は以前「2016年に成長が期待される、韓国のO2Oスタートアップ5選」の記事で紹介した「FoodFly」のように自前で配送網を保有している。ただし、これらの会社とは異なる点として、Barogo は食品だけでなく、バイク便として全商品を扱う。

Barogo は、小規模企業が乱立するバイク便業界で、市場統合をリードする配達代行業者だ。消費者の立場から多数が乱立するバイク便市場を、Barogo だけで十分にしたのだ。Barogo は、全国に150社以上の協力ネットワーク(本稿執筆時点でドライバー8,300人)を保有しており、最近では、一般消費者だけでなく、企業向けサービス(B2B)拡大にも関心を持っている。

Barogo は既に正常にビジネスを成長させているが、今後は、自前の配達人材を保有する 「FoodFly(푸드플라이)」 や「Coupang(쿠팡)」の成功事例をベンチマークする必要があるだろう。バイク便は、消費者に単にモノを配達という側面に加え、購入プロセスのラストマイルとして、消費者体験とも密接に関連しているからである。

<関連記事>

MyChango(마이창고=私の倉庫)

mychango

シェアリングエコノミーは、自分が所有する資産を活用して第三者に利益を提供し、付加的な利益を得ることが基本的なコンセプトである。広義で解釈すれば、「活用方法が特定された資産から、共有プラットフォームを通じて新たな活用価値を発掘すること」が、シェアリングエコノミーの定義であると理解してもいいだろう。宿泊分野では Airbnb、自動車分野では Uber が最も代表的な事例だ。しかし、シェアリングエコノミーのコンセプトは、住宅や自動車以外の分野でも多様に活用することができる。

MyChango(마이창고)」は、倉庫の分野にこのようなシェアリングエコノミーのコンセプトを導入している。これまでの倉庫業界は、多品種・少量の物品を取り扱うのが容易ではなかった。管理の手間が増えるのに比べて規模は大きくないため、収益化が容易ではなかったからである。その結果、ほとんどのスタートアップや中小企業は、物流を自ら処理する必要があり、それはかなり負担の大きいものだった。

MyChango は、小規模なスタートアップと物流倉庫をつなぐプラットフォームを提供する。MyChango のプラットフォームを使うことで、小規模スタートアップは物品の保管や出荷に関わる物流の負担を減らすことができ、倉庫会社は新たな利益の機会を得られることになる。

Zuper(주퍼)

zuper

誰かに直接宅配便を送るのは、思ったよりも面倒なことである。 注文したものを返品する場合を除き、まずモノを入れる箱を見つける必要がある。モノによっては、破損しないように緩衝材が必要になる。状況によっては、自分にあった宅配便の受取時刻を予約することも容易ではない。

Zuper(주퍼)」は、宅配便サービスを経験した消費者であれば、誰もが一度感じたそのようなニーズを満たすためのサービスを提供する。消費者が出荷したい商品を写真に撮って送信すると、1時間以内に「Zuperman」がモノを受け取りに来てくれる。現在は、ソウル市内のカンナム(江南)区・ソチョ(瑞草)区・ソンパ(松坡)区を中心に、基本料金1万ウォン(約910円)でサービスを提供する。

Zuper がリアルタイムの出荷品受取と梱包サービスを提供するアイデアは素晴らしいが、1万ウォンの基本料金は、やや不合理に感じられる。10kg以下の宅配便料金は、通常6,000〜7,000ウォン(約550円〜640円)だが、Zuper を利用する場合は、追加費用が3,000〜4,000ウォン(約270円〜370円)追加で発生する。最終的には、パッキングから1時間以内に受け取りに来てくれることが必要な消費者を中心に、Zuper のサービスが利用されていく可能性が高い。

Helloship(헬로쉽)と Tradlinx(트레드링스)

tradlinx

アメリカに住んでいる人が、韓国のオンラインモールで商品を買うのは簡単なことではない。 オンラインモールで海外配送サービスを提供していても、一冊の本の送料で少なくとも2〜3万ウォン(約1,800〜2,700円)にも達する費用を負担しなければならないからだ。国際物流でのコスト削減は明らかに必要なことだが、DHL や Fedex など一部の大企業や郵便が支配している市場や、複雑な海上物流市場で、明確な差別化されたサービスを見つけるのは容易ではないようだ。

Helloship(헬로쉽)は自社開発した統合管理システムにより、比較的低コスト地域の物流網を活用することで、安価な国際物流サービスを提供する。その配送網で補完できない地域では、DHL などを通じた B2C 宅配サービスを提供する。

Helloship が航空物流市場のスタートアップである一方、Tradlinx(트레드링스)は海上物流に特化したスタートアップで、コンテナ単位のバルク貨物だけでなく、少量の貨物も取り扱える点が特徴的だ。輸出入企業が Tradlinx のウェブサイトに情報入力すると、最も安価な運賃と輸送時間を提供する貨物手配業者を教えてくれるしくみだ。

今回紹介した物流分野のスタートアップはすべて、既存の物流ネットワークを自社のプラットフォームを通じて、消費者やスタートアップにつなぐサービスを提供している。プラットフォームを通じて、単なる接点を提供するだけにとどまらず、これらのスタートアップが持続して発展していくことを期待する。

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2016年に成長が期待される、韓国のO2Oスタートアップ5選

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混乱するO2O(Online to Offline)の定義 昨年に引き続き、今年も O2O(Online to Offline)ビジネスは、大きなトピックとして浮上している。 しかし、O2Oという用語ほど曖昧に使用されている事例も無いようだ。本稿では、まず、O2Oビジネスの概念を再定義し、それに沿って、韓国のO2Oビジネス事例を紹介したい。 O2O(Online to Offline)の定義は、消…

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Image credit: 韓国の大手コンビニチェーン「GS25」

混乱するO2O(Online to Offline)の定義

昨年に引き続き、今年も O2O(Online to Offline)ビジネスは、大きなトピックとして浮上している。 しかし、O2Oという用語ほど曖昧に使用されている事例も無いようだ。本稿では、まず、O2Oビジネスの概念を再定義し、それに沿って、韓国のO2Oビジネス事例を紹介したい。

O2O(Online to Offline)の定義は、消費が生じるオフラインでの不便を、オンラインで解決しようとするビジネス領域である。ところが、実際には、私たちに馴染みのほとんどのオンラインサービスは、これらの趣旨から発展してきた。

すでに多くの人がディスカウントストアに行くよりも配達サービスを利用し、アプリで映画チケットを予約するのにはもっと慣れている。仕事帰りに書店に立ち寄るよりも、オンライン書店で注文する。 ネイバーや後にも数多くの小規模店舗が接続されている。

このように、O2Oビジネスという用語が登場する以前に、すでに「オンライン化」は、ビジネスのメガトレンドとして存在してきた。 O2O もそのようなメガトレンドの一種であるだけだ。 次に、従来の「オンライン化」のトレンドとO2Oは何が違うのだろうか?

「オフラインビジネスのオンライン化」トレンドの限界

今までのオフラインビジネスのオンライン化は、消費者の視点から、主に (1) 衣類・電子製品やコンテンツなど「保管性」が高く「配送」に適した(または必要としない)商品を対象に、ビジネス全体をオンライン化したり、(2) 多くの店舗を擁する「フランチャイズ型」ビジネスで、オフラインビジネスを維持しつつも、部分的に(主に配送または支払)オンライン化したりするなどの方向に発展してきた。

しかし、韓国のオンライン商取引の規模が、2014年に約44兆ウォン(約4兆円相当)に成長したにもかかわらず、十分にオンライン化オフライン市場はまだ約320兆ウォン(約29兆1,200億円相当)規模も残っている状況である(韓国統計庁の資料による)。

O2O(Online to Offline)とは何か?

O2Oビジネスはこれまでにも、オフラインの領域に残っていた小規模のビジネスを主に対象とする。O2Oビジネスの登場で、小規模ビジネスには、顧客の流入機会が拡大し、顧客にはこのようなアクセスの可能性が高まるだろう。

最終的には、小規模事業者としてはO2Oビジネスとのコラボレーションにより、事実上「フランチャイズ」に参加するのと同様の効果を体験できるようになる。そして今後のO2Oビジネスも、既存のフランチャイズ管理会社と同じような、専門的な管理サービスやマーケティングのプラットフォームを提供する方向に進化していくものと予想される。

したがって、O2Oビジネスは、オフライン、つまり既存のビジネスが前提とされているという点で、今までとは全く異なる新しいビジネスが登場するわけではない点に注意しなければならない。

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空車のある駐車場を割引価格で探してくれる「PARK HERE」

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フランスの大型建設会社である Vinci は、フランスの内外で駐車場の建設だけでなく、管理事業も営んでいる。 Vinci が管理する駐車場は、相互に空車情報を共有して訪問者に提供する。もし近くの駐車場に空車が無ければ、他地域の駐車場の空車情報を得ることができる。

しかし、韓国には Vinci のような大型駐車場事業者がいない。個々のビルや小型の駐車場事業者を中心に駐車場が運営され、駐車場が必要なドライバーは、駐車場を見つける努力を放棄し違法駐車をするか、駐車場を見つけるのに苦労したり、バレットパーキングのサービスを受けたりする。韓国では、Vinci のように直接駐車場事業をする大型事業者がいないが、個々の駐車場をまとめて一元管理するビジネスモデルが利用可能だ。

PARK HERE(파크히어)」はソウル市内の場合、密集地域であるカンナム(江南)駅とホンデ(弘大)、チョンノ(鍾路)とトンデムン(東大門)を中心に駐車場を探すサービスを提供している。 最近では、プサン(釜山)にも進出し、同市の繁華街であるソミョン(西面)やビーチエリアのヘウンデ(海雲台)でもサービスを開始した。空車率に応じて駐車料金を従来とは違う方法で策定することで、利用者に合理的な価格を提供している。

今後は、PARK HERE が自社で駐車場を保有して管理していくことも可能だろう。駐車場管理事業における重要な成功のカギは、空車率の管理だが、ソウルや釜山など主要地域での駐車場管理の経験を活用すれば、空室率管理のノウハウが確保できるはずだ。

出前できなかった食べ物を出前する「FoodFly」

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出前フードと言えば、韓国人が真っ先に思い浮かべるのは、チキンと中国料理である。最近では、ハンバーガーやピザもここに含まれる。ところが、これ以外の食品は配達できないのだろうか?

カンナムにいながら、(ハンガン=漢江を隔てて対岸の)カンボック(江北)にあるトッポギ屋のトッポギを食べたいこともあれば、ある日の朝には(二日酔い覚ましに)暖かい解腸湯(ヘジャングッ)を食べたいときもある。おそらく、ありがちなこのようなニーズも、これまでは出前注文ができないことが当然であきらめていたかもしれない。チキンなどの出前配達を中心に成長した「配達の民族(Woowa Brothers または 배달의 민족)」やヨギヨ(요기요)といった二大出前アプリとは異なり、自分だけに特化したビジネスチャンスを見つけたのが「FoodFly(푸드플라이)」である。

<関連記事>

デリバリー型のビジネスは、後発事業者に差別化が難しい典型的な First Mover 市場である。 シリコンバレーの「DoorDash」もフードフライと非常に似たビジネス構造になっている。最近、カンナムやソチョ(瑞草)地域でサービス開始した FoodFly はソウル全域に配達可能エリアを拡大しており、今後の継続的な成長が予想される。

ただし、ほとんどのデリバリー事業者と同様に、デリバリー動線の最適化に加えて、地域拡大後の成長に難しさがあると予想される。「FoodFly」のアイデンティティが、出前配達の機能なのか、食べ物なのかによって、今いる配達ライダーを活用したバイク便事業や、構築された配達出前情報を活用しフードビジネス・コンサルティングへ進出することも、その候補の一つとして推薦に値する。 消費者を対象とした配達業で、さらに一歩進んで、メンバー企業間の環境に配慮した食材の統合購入なども推進することができる。

洗車の矛盾を解決する「YPER」

yper

洗車サービスと言えば、真っ先に思い浮かぶのがガソリンスタンドだ。ガソリンスタンドでガソリンを入れ、そこで割引された金額で簡単な洗車をする。しかし、このような簡単な洗車だけでなく、専門的なクリーニングを受けたい人もいる。駐車したところで、クリーニングサービスが提供されれば、そこでニーズを解決できるが、ほとんどの人は、別の時間を割いて、洗車しに行かなければならない。

洗車をするには、車の持ち主が自分で車を運転して洗車場に行かなければならない。ところが、車の持ち主は、平日日中に洗車場へ行く時間を確保するのは難しく、週末、特に日曜日は洗車場は閉まってしまう。洗車場の立場で見てみると、ほとんどの時間は暇をしており、午後の遅い時間からのみ客が集まるという不合理がある。

YPER(와이퍼)」のサービスは、車の所有者と洗車場事業者の両方が喜ぶビジネスモデルだ。YPER は、洗車する車を運ぶだけでなく、自社の料金体系を設定しており、洗車したい車を募集して品質管理までする。現在、ソウルのカンナムやソチョ区内で11軒の洗車場とコラボレーションしサービスを提供している。

地域拡大に伴い、YPER は、継続的に成長するだろう。今後は洗車以外の、自動車整備市場への進出も検討できるだろう。

信頼できる不動産屋かどうか見極めれる「Zigbang」

zigbang

ほとんどの人が個人保有する最大の財産は、おそらく住宅や自動車である。ところが、韓国の住宅取引と中古車市場は、不信に満ちている。中古車取引市場は、規制の変更により、市場が影響を受ける可能性が大きい。今回は、まず、住宅取引市場について見てみよう。

自分が住む住宅を見つけることは非常に面倒だ。オンラインで検索できる物件は、実際には虚偽である場合が多い。時には仲介業者から意図的に虚偽の物件をアップしていることもあり、他の仲介業者で処分されたという事実を知る余地がなく、虚偽の情報が出ている場合もある。

最終的には、オンラインの情報を信じず、直接見に行かなければならないことは、私たちの社会の常識になっている。不動産仲介市場は、オンラインで数多くの物件が出ているにもかかわらず、実際にはオンライン化に失敗しているわけである。

Zigbang(직방)」は、不動産市場の失敗したオンライン化で、消費者とブローカーの両方にもたらしたネガティブな側面を看破した。Zigbang が差別化ポイントに掲げる「安心物件」や「安心不動産ポリシー」は、オンライン不動産市場の信頼につながって、長期的に取引のオンライン化を促進することになるだろう。

また、仲介業者の立場から見ると、ほとんどの賃借人は忠実な顧客ではない。したがって、仲介業者は、賃借人よりも家主の顔色を伺うことになる。こうして、賃借人は、自分が仲介手数料を出すのにもかかわらず、家主より差別的な扱いを受けることになる。しかし、Zigbang を使って住まいを探した客は、段階的に忠誠心が高まり、Zigbang と個々の仲介業者との間のコラボレーションのレベルが向上するほど、仲介業者のテナントに対する態度は変わらざるを得ない。このようにして、Zigbang に登録された仲介業者のサービスが、他の店よりも差別化された結果として示されるようになる。Zigbang は、虚偽の物件問題以外にも、差別化されたサービスがあることで、継続して成長することが期待できるだろう。

今後 Zigbang は、不動産取引後の、引越や家主との紛争に弁護士などを介した専門的なサービスを提供することで、差別化を持続的に進めることが検討できるだろう。

<関連記事>

すべてが面倒な人のための「Munbiso」

moonbiso

これまでにも、客のすべての用事を解決してくれるとしたサービスは存在した。しかし、時給に基づいたこれまでのサービスは、単純なサービスにも多額の費用を支払う必要があった。

さまざまなサービスを一律に評価できる方法は時給しかなかったが、顧客は専門的なサービスを期待することは難しいし、やってきたヘルパーが故意に時間をかけてサービスしている可能性まで疑う必要があった。すべてのサービスを自らすべて解決するとしたビジネスは、結局のところ、あまりに多様な顧客のニーズをすべて消化することはできなかったし、サービスの品質を管理することもできなかった。

Munbiso(문비서=門秘書)」は、そのような、これまでの事業者と同じ轍を踏むことにはならないだろうか? 結論から言えばそうではないようだ。Munbiso を運営する Text Factory(텍스트팩토리)の事業能力に加え、ビジネス環境が大きく変化しているからである。

Munbiso も一種の O2O ビジネスであるが、最近では、分野別に専門化した O2O ビジネスを提供する事業者が増加傾向にある。私たちは、すでにアプリで従来よりもはるかに多様な料理を注文することができ、洗濯を回収してもらい、駐車場を探してもらい、洗車サービスを代行してもらい、中古車取引や不動産も見つけることができるが、これらのサービスは、より複雑化して増えていくだろう。Munbiso は、従来の失敗した代行事業者とは異なり、それらの企業との提携関係を形成するだけでよい。

Munbiso のビジネスの重要な成功のカギは、適切な提携関係の形成を通じて、インソーシング/アウトソーシング管理することとと価格である。韓国人は、サービスや価格に敏感な顧客が多い。もし Munbiso を使って注文した配達料が他のサービスよりも高価になった場合、そのお客は離脱するだろう。ある分野で離脱し始めた客は、他のサービスでも比較して、最終的に、すべてのサービスから離脱することになる。しかし、少なくとも、ほとんどのサービスにおいて、各分野のO2O事業者に直接オーダーする場合と価格差が無い場合には、客はためらうことなく Munbiso を選択することになるだろう。

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個性的なグローバル・フィンテック・スタートアップ5選

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フィンテックを代表するビジネスはどのようなものだろうか? 社会問題となったビットコインやブロックチェーンの技術をはじめ、さまざまな決済/送金関連ビジネス、P2P に代表される資金調達や借り換えなどがある。 フィンテック・ビジネスの成長に合わせて、以前に記した分野に加えて、さまざまなスタートアップが登場している。最近、グローバル市場に登場した個性的なフィンテック・スタートアップについて見てみよう。 …

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A free image from Pixabay

フィンテックを代表するビジネスはどのようなものだろうか? 社会問題となったビットコインやブロックチェーンの技術をはじめ、さまざまな決済/送金関連ビジネス、P2P に代表される資金調達や借り換えなどがある。

フィンテック・ビジネスの成長に合わせて、以前に記した分野に加えて、さまざまなスタートアップが登場している。最近、グローバル市場に登場した個性的なフィンテック・スタートアップについて見てみよう。

子供のためのキャッシュレス貯金箱「Clever Kash」

貯金箱は、子供に経済観念を植え付けることができる良い方法の一つだ。しかし、現金よりもクレジットカードの使用が増える状況を無視して、教育のために子供にただ現金を持ち歩くようにすることはできない。それだけでなく、幼い子供に、ただやみくもに遠方にある銀行に行かせ、貯金を促すのも難しい。

では、現金は使わないものの、「豚の貯金箱」のようなアイデアを形にすることはできないだろうか? 「Clever Kash」は、このような悩みを持つ親のために、振り替える過程をアプリによって、まるで実物のように表現し、貯金箱に現在の通帳の残高を表現する方法を提供する。

Clever Kash の技術は、それほどすごいものではない。しかし、スタートアップの立場から見れば、今後の高度化されるクレディビリティが中心となるキャッシュレス社会で、実物の現金のニーズにどのように対応すべきを考える契機を提供してくれる。

企業間信用取引を助ける「Bill.com」

企業間の取引は、ほとんどの場合は信用取引で、現金取引とは異なり複雑である。会社別に手形の満期日を確認し、有効期限内に代金を受けとることも複雑だが、それで終わらない。受取手形の不渡り率を予想し、受取手形と売掛金の間に発生する現金の流れを管理しなければならない。

この過程では、多くの文書を受け取って処理するために、かなりの労働力と時間がかかる。小規模のスタートアップが複数の取引先とのクライアントを持っている場合、このような取引を維持するのがかなり負担になるだろう。

Bill.com」は、このような企業間の信用取引の分野における、不快感から逃れる機会を発掘した。受取手形や売掛金を送信する場合、これらの信用取引の文書処理を簡単にしてくれる。「Bill.com」によると、一般的に一週間程度かかることを、このプログラムを使えば、数分以内に処理できるようにするという。

クレジットカード決済、POS、在庫管理を同時に処理する「Square」

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最近では、信用決済はクレジットカードだけではない。アプリカードをはじめ、さまざまな決済方法が試みられている。しかし、小規模店舗では、変化する決済環境に適切に対応できていない場合が多い。

Square」は、小規模店舗を対象にさまざまな決済ツールを提供している。それだけでなく、Van ソリューションとレジの役割をする POS システムと加盟店の販売・在庫管理と請求書管理を支援するソリューションをワンパッケージで提供する。

オフラインと同様、オンラインでも運転免許証での身分証明ができる「Jumio」

韓国では、公的証明書や携帯電話などで身元を確認する。このような方法は便利ではあるが、同時に多くの問題点もある。特に海外居住者の場合、身元確認のためだけに韓国の携帯電話を契約しておくのは不合理だ。

それなら、身元を証明する方法をより多様化すべきだろうか? ところが、新しい方法を作り出す前に、このような質問を一度してみよう。なぜオンラインでは、住民登録証・運転免許証で身元確認を行うことができないだろうか? つまり、住民登録証や運転免許証などの身分証明書は、なぜオフラインでのみ使用されるのか?

アメリカでもオフラインの身元確認の手段として、運転免許証を活用する。「Jumio」は、このような身分証明書を活用した身元確認サービスを提供する スマートフォンなどで身分証明書をスキャンし、この情報をリアルタイムで提供して、オフラインで直接身分証明書を提示したのと同じ環境を構築することができる。

クレジットカードの安全性と活用価値を同時に高める「Final」

「Jumio」が身分証明書のオンライン提示で取引の安全性を高める一方、「Final」は、クレジットカードの利用を制限し、安全性を向上させる方法を提供する。クレジットカードの使用可能時間と限度額を設定することはもちろん、特定のサイトでのみ使用可能なクレジットカード番号を生成し、生成されたカード番号を管理することを可能にする。

例えば、Amazon と eBay それぞれでの取引のために、別々のカード番号を使うことが可能になる。Amazon での取引用のカード番号は、eBay で利用することができないので、カード番号がどこかで流出したとしても被害は最低限に抑えられる。もちろん、取引毎の使い捨て番号を発行してもらうこともできる。


最近新たに登場しているフィンテック・スタートアップは、自分たちのやり方に合わせて、消費者の行動を変化させようとはしていない。彼らはむしろ、消費者の不便を具体的に把握し、既存のライフスタイルを維持しながら、改善された技術を享受できるようにしたり、既存の方式に加えて、さらに便利な方法を追加で提案したりして、消費者の厚生を増進させている。

【原文】

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

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韓国発モジュールベースのロボティクス・プラットフォーム「Luxrobo」、シリーズAラウンドで約1.4億円を資金調達

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モジュールベースのロボティクス・プラットフォームを提供する Luxrobo は、ハンファ・インベストメント(한화인베스트먼트)、ハンファ DreamPlus(한화드림플러스)、Mirae Asset Venture Investment(미래에셋벤쳐투자)から、総額15億ウォン(約1.4億円)のシリーズA資金調達を実施したと発表した。 Luxrobo は、ロボットと IoT スタートアップで、ユー…

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モジュールベースのロボティクス・プラットフォームを提供する Luxrobo は、ハンファ・インベストメント(한화인베스트먼트)、ハンファ DreamPlus(한화드림플러스)、Mirae Asset Venture Investment(미래에셋벤쳐투자)から、総額15億ウォン(約1.4億円)のシリーズA資金調達を実施したと発表した。

Luxrobo は、ロボットと IoT スタートアップで、ユーザがロボットモジュールを組み合わせることで、任意の製品を作り出すことができる「RoT(Robotics of Things)プラットフォーム」を開発した。10月には Kickstarter でクラウドファンディングを開始しアメリカ市場へ参入、11月にはイギリスの中学校/高校/国際学校に製品を供給する計画だ。

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Luxrobo の代表を務めるオ・サンフン(오상훈)氏は、次のようにコメントしている。

ロボットの日常生活への浸透は RoT が牽引する。今回の調達により、10月から始まる製品販売を準備する条件がと通った。今後は、製品開発の仕上げとクラウドファンディングのローンチに集中したい。

【原文】

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

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注目を集める、アメリカの医療用大麻関連スタートアップ5選

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大麻——不法のビジネス、不法の経済学 大麻は、法規制と関連する代表的な分野である。 韓国では「麻薬類管理に関する法律」によって、大麻に関連して許可を受けない一切の行為が禁止されており、アメリカでもまだ相当数の州では、非医療用の大麻の使用を禁止している。どのようなビジネスが違法とされるのか、どのような現象が発生するのか? 純粋に経済学的観点でのみ見れば、法規制のある産業に参加する消費者や事業者のリス…

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CC BY 2.0: via Flickr by Brett Levin

大麻——不法のビジネス、不法の経済学

大麻は、法規制と関連する代表的な分野である。 韓国では「麻薬類管理に関する法律」によって、大麻に関連して許可を受けない一切の行為が禁止されており、アメリカでもまだ相当数の州では、非医療用の大麻の使用を禁止している。どのようなビジネスが違法とされるのか、どのような現象が発生するのか? 純粋に経済学的観点でのみ見れば、法規制のある産業に参加する消費者や事業者のリスクが大きくなるため、結果的にコストが上がるだけでなく、希少性の原理から商品の価格が大幅にアップすることになる。

最近では、アメリカで大麻を、中毒性がはるかに強いコカインやヘロインのような他の薬物と区別し、合法化しようという動きが現れている。また、マイクロソフトがロサンゼルスの医療用大麻関連スタートアップ「Kind」と提携し、医療用大麻の流通管理のためのプログラムを作成すると明らかにするなど、医療用大麻関連ビジネスへの関心が喚起されている。その背景には、合法化の後、すぐに市場を先占したいとする戦略が含まれている。大麻の合法化が社会的にどのような結果を生むかについての議論はさておき、スタートアップ業界にとって、ビジネス的にどのような意味があるのか分析してみたい。

ビジネスの観点からは、大麻はそれ自体が市場でもあるが、加工の段階によっては、高価な医薬品や農業に属するという点を考慮すべきだ。高価な市場で実験的なアイテムやスキル、ビジネスモデルが成功し、市場に定着する場合、徐々に一般的な農業・医薬品分野に広がる可能性も大きいからである。Tesla が電気自動車市場を開拓し、一台当たり1,000万円を超える Roadster モデルからはじめ、最近では400万円相当の Model 3を開発したのは、スタートアップが市場開拓した代表的な事例だ。

LED を活用した家庭用栽培施設「Leaf」

LED 照明の話をしてみよう。まだ一般的ではのいものの、照明市場は、LEDに急速に転換されるものと考えられる。白熱電球の生産・販売は地域毎に禁止されつつあり(EUは2009年、アメリカ・日本は2012年、韓国は2014年にそれぞれ禁止)、政府主導の LED 照明への転換は継続的に拡大しているからだ。2020年現在の世界の LED 市場規模は、7兆円相当になると推定されている。

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LED 照明市場の成長に応じて、さまざまな関連市場が得られている。 そのうちの一つが、LED 照明を活用した植物栽培だ。それでも LED 照明を活用した栽培施設は非常に大きなコストがかかり、その植物を野菜で買うことに比べて経済性に乏しい場合が多い。ところが、市場価格が高い大麻ならどうだろうか? 経済性の確保が可能にある。これにより初期市場が形成されれば、徐々に栽培施設の価格が下落し、価格の下落に応じて、さまざまなな植物を栽培することができるようになるだろう。冷蔵庫の形をした家庭用栽培施設「Leaf」は、そのような面で実用化が期待される製品である。

ビジネス管理ツールを提供する Baker と LeafLink

大麻の市場は製品ごとに分野が細分化されているが、制度上の問題などから、顧客は製品の根拠ある正しい情報を接することが難しい。また、顧客は個人情報を提供したがらないものの、一方でプロモーションには関心が高い。このような市場のニーズを満たしてくれるプラットフォームがあるだろうか?

Baker」は大麻の予約購入の分野でのビジネスを開始したが、現在では顧客管理全般にビジネス領域を拡大している。ここでいう顧客管理とは、単にマーケティング的な意味だけではない。Baker は、さまざまな製品情報、各地域に存在するオフライン販売者情報、製品を購入する顧客情報をすべて自らのサービスを通じて処理するビジネスを提供する。オフライン中心の巨大なプラットフォームになるわけだ。

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Baker のサービスは、タブレットを活用したオフラインの顧客接点の管理から始まる。POS データの分析ツールを提供し、地域別の市場をオンラインで接続し、分割された顧客群に基づき、カスタマイズされたプロモーションのテキストやメールを送信できるようにする。プロモーション情報は、店舗に設置されたタブレットで確認し、すぐに適用することができる。

LeafLink」は、リテールに特化した Baker と異なり、ベンダーとリテーラー(小売主)との間の取引のためのプラットフォームを開発している。ベンダーには在庫管理・発注管理・配送管理などの管理ツールをサポートし、リテーラーにはベンダーを探し注文できるシステムを提供している。

医療用大麻を、店頭から消費者にデリバリーする「Eaze」

韓国では、デリバリーサービスは、主に食品配達の分野で機能している。アメリカでも、YelpDoordash などの食品配達(ピックアップを含む)サービスが継続的に登場しているが、アメリカでは韓国とは異なり、各地域のオフライン店舗を持つ小売業者も、最近ではリアルタイムでの配送サービスを強化している。各地に大型店を展開する Whole Foods Market は、デリバリースタートアップの Instacart とのコラボレーションにより、消費者に1時間以内に必要な製品を届けてくれる。これらのスタートアップはドライバを募集し、ドライバを通じてサービスを提供している。

eaze

Eaze」は、大麻分野の Instacart だ。分野は異なるが、ドライバーを募集してリアルタイムで届けるビジネスモデルは類似している。このように、ビジネスモデル自体が個性を持つのが難しい分野で最大の競争力は、まさにファーストムーバーである。Eaze のの CEO である Keith McCarty は Forbes とのインタビューで「今のタイミングで Eaze を設立できたのは幸運だった」とコメントしている。

医療用大麻の総合メディア「Merry Jane」

アメリカの大麻市場の潜在的な成長の可能性に応じ、医療用大麻を中心に関連するニュースを総合的に伝達するメディアも登場している。「Merry Jane」が代表的な例だ。TechCrunch のような規模やシステムを備えたメディアは無いが、関連したニュースを配信して政府の政策を批判するなど、市場の理解を代弁している。それだけでなく、大麻に関連する詳細な説明とともに、販売店への案内もあわせて網羅している。

merryjane

(編集追記:アメリカで医療用大麻に関する多様な事業を展開する Privateer Holdings の CEO Brendan Kennedy 氏に、今年6月に香港で開催されたスタートアップ・カンファレンス「RISE 2016」でパネル・インタビューする機会を得たので、そのビデオを併せて紹介しておく。)

【原文】

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

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韓国スタートアップ・ニュースメディアのbeSUCCESS、プレシリーズAラウンドで日米中韓4カ国のVCから資金を調達

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THE BRIDGE のメディアパートナーで、韓国のスタートアップ・ニュースメディアの beSUCCESS は先ごろ、韓国、アメリカ、中国、日本の4カ国から、プレシリーズAラウンドで資金を調達した。今回のラウンドに参加したのは、Kakao への投資で知られる DCM Ventures と Strong Ventures、有名アクセラレータの 500 Startups、アメリカの投資会社をはじめ、中…

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THE BRIDGE のメディアパートナーで、韓国のスタートアップ・ニュースメディアの beSUCCESS は先ごろ、韓国、アメリカ、中国、日本の4カ国から、プレシリーズAラウンドで資金を調達した。今回のラウンドに参加したのは、Kakao への投資で知られる DCM VenturesStrong Ventures、有名アクセラレータの 500 Startups、アメリカの投資会社をはじめ、中国の Hardy Farm Venture、スタートアップ売却経験を持つ8人の創業者が設立した Tokyo Founders Fund など。韓国からは、The Ventures、法務法人 SEUM、MoCA Ventures、Startup X などが参加した。

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beSUCCESS 設立直後だった、2011年のシードラウンドに引き続き、今回のラウンドにも投資した Strong Ventures 代表のベ・ギホン(배기홍)氏は、次のようにコメントしている。

beSUCCESS の創業初日から、Strong Ventures は行動を共にした。beSUCCESS はスタートアップの専門メディアであり、韓国スタートアップの海外進出のための情報伝達チャネルとしての役割だけでなく、スタートアップ・カンファレンス「beGlobal」を通じ、韓国スタートアップのエコシステムの発展に寄与しており、これをスタートアップの祭りの場に引き上げた。

次のステップとして、これまで構築した情報とネットワークを活用したデータベースプラットフォーム「Beginning」により、韓国を含めたアジアのスタートアップを全世界につなぐ、連結の輪の役割をすることになると確信している。

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韓国への初めての投資先として beSUCCESS を選んだ、中国 Hardy Farm Venture パートナーの Kevin Ren 氏は、次のようにコメントしている。

beSUCCESS は、メディア、カンファレンス、データベースのそれぞれの優れたブランドを持っている。これにより、中長期的に起業家や投資家、他の産業とスタートアップ、韓国企業と海外資本をつなぐ国家間のハブの役割をするものと期待される。

Hardy Farm Ventures は、今回の投資を皮切りに、韓国スタートアップへの投資に拍車をかける予定だ。

4カ国からの投資を引き出した beSUCCESS の代表を務めるチョン・ヒョヌク(정현욱)氏は、次のようにコメントしている。

各国の信頼できる投資会社が参加したということは、小さく言えば beSUCCESS にとって、大きく言えば韓国スタートアップ全体にとって、深い意味がある。beSUCCESS を通じて、良いスタートアップを見つけ出したいという、各国投資家の強い意志が反映されたと考えている。

今回の資金調達を通じて beSUCCESS は、メディアカンファレンス「beGLOBAL」のグローバルな影響力を継続的に強化していく予定であり、最終的には韓国スタートアップが beSUCCESS のプラットフォームを通じて、海外からの資金調達、ビジネスパートナーの発掘などを行うことができるよう、コネクタの役割に最善を尽くしたい。

【原文】

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

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