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WebマーケティングのADlive、高松を拠点に同業を営むエス・ピー・エスを子会社化——地方展開、Web求人代行運用事業を加速

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地方の中小企業に特化して Web マーケティングを支援する ADlive(アドリヴ)は5日、香川県高松市に拠点を置き、四国を中心とした地域密着型 Web マーケティング事業を行うエス・ピー・エスを子会社化したと発表した。買収金額などは明らかにされていない。 ADlive は先月、THE BRIDGE とのインタビューの中で、地方企業とのパートナーシップを強化したり、中小企業を多くクライアントに抱え…

左から:横澤幸満氏、縣将貴氏
Image credit: ADlive

地方の中小企業に特化して Web マーケティングを支援する ADlive(アドリヴ)は5日、香川県高松市に拠点を置き、四国を中心とした地域密着型 Web マーケティング事業を行うエス・ピー・エスを子会社化したと発表した。買収金額などは明らかにされていない。

ADlive は先月、THE BRIDGE とのインタビューの中で、地方企業とのパートナーシップを強化したり、中小企業を多くクライアントに抱える企業を買収したりするなどして、地方展開を加速する計画があることを明らかにしていた。今回のエス・ピー・エス買収はその第一弾と見られる。

買収後もエス・ピー・エスは存続を続け、エス・ピー・エスの新代表取締役には、アドリヴ代表取締役社長 CEO の縣将貴氏が就任する。エス・ピー・エスの代表取締役だった横澤幸満氏は、アドリヴにおいて執行役員兼 HRE 事業本部長に就任し、HRE(Human Resources Excavation、人材発掘)事業を牽引する。

エス・ピー・エスは、サービスメニューに Web を使った求人特化型サイトの構築や成果実績を掲げており、ADlive にとっては同社の地方展開戦略と、今後開始される HRE、すなわち、Web を使った求人代行運用事業に、エス・ピー・エスが持つ知見を活用できると判断したようだ。

ADlive の縣氏は、「東京の歴史の浅い会社(=ADliveは、2011年創業、2016年現業にピボット)が、地方の歴史のある会社(エス・ピー・エスは、1992年創業)を買収し、そこの社長を成長分野の担当役員に迎えられたのはユニークな動きだと思う」と話している。

ADlive は今年1月に、XTech Venturesとみずほキャピタルからシードラウンドで1.6億円を調達。ヌーラボ共同創業者の縣俊貴氏が ADlive に移籍し CTO に就任したことで注目を集めた。

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ヌーラボ共同創業者の縣俊貴氏、WebマーケティングのADlive(アドリヴ)に電撃移籍——兄弟二人三脚で、スタートアップの新たな成長に挑戦

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新しい月を迎え、福岡からニュースが飛び込んできた。縣俊貴(あがた・としたか)氏は、福岡を代表する SaaS 企業ヌーラボの共同創業者の一人で、同社を技術面から担う経営の柱の一つと言って間違いないだろう。その縣俊貴氏が、1月にシードラウンドで1.6億円を調達したばかりのスタートアップ ADlive(アドリヴ)に移籍するというのだ。ADlive の代表取締役は縣将貴(あがた・まさたか)氏。 そう二人は…

左から:弟の縣将貴(あがた・まさたか)氏、兄の縣俊貴(あがた・としたか)氏、橋本正徳氏
Image credit: Nulab / ADlive

新しい月を迎え、福岡からニュースが飛び込んできた。縣俊貴(あがた・としたか)氏は、福岡を代表する SaaS 企業ヌーラボの共同創業者の一人で、同社を技術面から担う経営の柱の一つと言って間違いないだろう。その縣俊貴氏が、1月にシードラウンドで1.6億円を調達したばかりのスタートアップ ADlive(アドリヴ)に移籍するというのだ。ADlive の代表取締役は縣将貴(あがた・まさたか)氏。

そう二人は兄弟だ。兄が俊貴氏で、弟が将貴氏。俊貴氏は2004年3月に、代表取締役の橋本正徳氏、取締役の田端辰輔氏(現在、ヌーラボのニューヨーク事務所などに駐在、主に国際展開を担当)と共に共同設立したヌーラボに別れを告げ、弟が経営で手腕を奮うスタートアップで新たな一歩を踏み出す。事あるごとにイグジットが近いのではないかと噂されてきたヌーラボだが、このタイミングで「Cacoo(カクー)」という人気プロダクトを生み出した立役者が現場を去るのは興味深い。

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橋本氏や将貴氏に見守られる中、俊貴氏は今回の決断に至った背景について、THE BRIDGE のインタビューに答えてくれた。

(ヌーラボのイグジットが近いのでは? との筆者の質問に対し)ヌーラボは資金調達もしているので、そういう点では他のスタートアップ同様、イグジットを目指すことになるが、個人的には創業者利益とか、そういうことはあまり考えてない。(中略)

自分がまだやり遂げられていないところもあり、途中で抜けることには寂しいものもあるけれど、ヌーラボに今いるメンバーたちが目標を達成してくれると思う。それを見守りたい。

左から:橋本正徳氏、兄の縣俊貴(あがた・としたか)氏、弟の縣将貴(あがた・まさたか)氏
Image credit: Nulab / ADlive

俊貴氏は、ADlive に CTO としてジョインし、今後、同社の技術開発を牽引するとみられる。手始めに、ADlive が先ごろ福岡・大名の WeWork に開設した福岡拠点で、技術チームを編成する模様だ。ちなみに、この WeWork とヌーラボの本社は同じ町内にあり、徒歩4分程度の距離。俊貴氏は今後、ヌーラボの経営に関わることはないとしながらも、福岡のスタートアップコミュニティを盛り上げる上でヌーラボと ADlive が協力することはあるとした。実際のところ、3月15日の ADlive の福岡でのセミナーは、ヌーラボを会場に開催される予定だ。

弟・将貴氏は、兄・俊貴氏の ADlive 参画について次のように語ってくれた。

ADlive はこれまでマーケティング力を武器に伸びてきた会社。これまでは、エンジニアを採用しようにも目利きできる人材が社内にいないし、入社してもらってもその人をマネージメントすることができなかった。そんな中、最も身近にいる技術のわかる人が入ってくれることになった。(中略)

我々はバーテンダー的存在。お酒は自分では作らないけど、(カクテルなどの)レシピを考案し、最適な形でお客様の欲しいものを届けてきた。つまり、ツールを作ることはしないが、インテグレーションを提供する。これまではエンジニアが一人もいなかったのでできなかったことだが、(兄の参画で)年内には何かしら出せると思う。ADlive はマーケティングに強い会社なので、そこにテック企業の要素が加われば最高になれると思う。

左から:弟の縣将貴(あがた・まさたか)氏、兄の縣俊貴(あがた・としたか)氏、橋本正徳氏
Image credit: Nulab / ADlive

一方、ADlive は地方企業とのパートナーシップを強化したり、中小企業を多くクライアントに抱える企業を買収したりするなどして、地方展開を加速する計画だ。技術面を俊貴氏が、ビジネス開発やマーケティングを将貴氏が受け持つことで経営の効率化が図れ、ADlive が掲げる「数年以内に国内市場で数百億円以上の売上を目指す」との目標も、早期に達成できる可能性が高まることになるだろう。

ヌーラボは今回、大きな柱を一つ失うことにはなるものの、社内に優秀なエンジニアが育っていることもあり、不安要素は無いようだ。橋本氏によれば「社員の中から役員をやりたい、と手を上げる人も出てこなさそうだし、特に新たな役員起用は想定していない」とのこと。今後は、社外取締役らの助言を得ながら、ヌーラボは橋本氏と田端氏の2名体制で経営を続けることになる。

<参考文献>

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地方中小企業のWebマーケティングを支援するADlive(アドリヴ)、XTech Venturesとみずほキャピタルからシードラウンドで1.6億円を調達

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地方の中小企業に特化して Web マーケティングを支援する ADlive(アドリヴ)は18日、シードラウンドで XTech Ventures とみずほキャピタルから1.6億円を資金調達したと発表した。ADliveは2011年10月の設立。創業当初はフィリピンにいる講師を起用したオンライン英会話事業を行なっていたが、為替差損の影響で利益が少なくなったため事業を売却。当時社内にいたインターネット広告の…

みずほキャピタル 黒崎力蔵氏、ADlive 縣将貴氏、XTech Ventures 西條晋一氏
Image credit: XTech Ventures

地方の中小企業に特化して Web マーケティングを支援する ADlive(アドリヴ)は18日、シードラウンドで XTech Venturesみずほキャピタルから1.6億円を資金調達したと発表した。ADliveは2011年10月の設立。創業当初はフィリピンにいる講師を起用したオンライン英会話事業を行なっていたが、為替差損の影響で利益が少なくなったため事業を売却。当時社内にいたインターネット広告のスタッフを中心に、2年前 Web マーケティングの会社へとピボットを図った。

事業所数ベースで日本企業の99%は中小企業だが、そんな中小企業の中でインターネット広告を展開したことがあるのは4%、また、インプレッション、クリック、コンバージョンなど、インターネット広告の費用の仕組みを知らない経営者は55%に上る。さらに、インターネット広告の強みはロングテールに訴求できる点であり、効果を上げるためには戦略的かつ継続的に展開する必要があるが、1年以上にわたって広告を継続する中小企業は約半数程度にとどまる。

一方で、都市部を中心とする Web マーケティング企業の大手は、比較的予算を多く持つ都市部の大手企業をクライアントとしていることが多い。ADlive は地方の中小企業が Web マーケティングのホワイトスペースと捉え、地方の広告代理店などとタッグを組みマーケティングサービスを提供する。フロント営業はパートナーである地方の広告代理店などが務める役割分担されるため、ADlive としてはビジネスのスケールが可能になる。

ボリュームゾーンのクライアントを取りに行くわけではないため、ADlive にはパフォーマンスを追求しつつも、薄利多売の経営体制が求められる。これを可能にしているのは、Google Ads の Premier Partner 認定と、最新のアドテクソリューションや MA ツールを集めた「URURERU(ウルレル)」というサービスパッケージだ。Adlive はアドテク企業ではないため、自らがアドテクやソリューションを開発することはせず、その分、特定のブランド製品にとらわれず、最適な仕組みを提供できるのだという。

ADlive のビジネスは好調であり、喫緊の財務課題があったわけではないようだが、ADlive 代表取締役の縣将貴(あがた・まさたか)氏は「VC から資金調達をし、襟を正してスケールを狙いたかったのと、以前から付き合いのある西條さん(XTech Ventures 代表取締役)と一緒に仕事をしたかった」と、今回の資金調達の背景を語ってくれた。調達を受けて、同社は地方の広告代理店を通じてクライアント企業に Web マーケティングの解析や改善提案、営業支援などができるパートナー担当者を増やす計画だ。

この分野の競合としては、オプトホールディングス傘下のソウルドアウト(東証:6553)などがいる。海外に目を転じると、ローンチから3年で IPO を果たしたアメリカの ReachLocal が代表格だが、急速な国際展開で失速を強いられた経緯があり、薄利多売で高品質なサービスを提供し続けるのは簡単でないことは明白だ。

Adlive では数年以内に国内市場で数百億円以上の売上を目指し、将来的にはアジアへの展開も目指すとしている。

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