タグ 特集:拡張する現実世界

PinterestのAR技術とデータ戦略:明らかになった「Story Pins」計画(1/3)

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Pinterestは広告主やクリエイターが写真に商品をタグ付けできるようにする新たな機能「Story Pins」の計画を明らかにした。タグ付けした商品をショッピング可能にするもので、商品タグのベータ版を拡張するものになる。また、同社は本日(訳註:原文掲載日は1月22日)、ARアイシャドウの発表とともに、Try on Platformも追加している。これらの機能はちょうど1年前にPinterestが…

Pinterestは広告主やクリエイターが写真に商品をタグ付けできるようにする新たな機能「Story Pins」の計画を明らかにした。タグ付けした商品をショッピング可能にするもので、商品タグのベータ版を拡張するものになる。また、同社は本日(訳註:原文掲載日は1月22日)、ARアイシャドウの発表とともに、Try on Platformも追加している。これらの機能はちょうど1年前にPinterestが公表した、フェイシャルAR技術に関連する一連の幅広い機能として構築されているものになる。

PinterestのシニアVPであるJeremy King氏は、同社のデータ戦略がどのようにしてこれらの技術的な革新を可能にしたのかについて、VentureBeatのインタビューに答えてくれた。King氏は、Pinterestがいかにコンピュータビジョン技術に支えられているかを力説し、サイトをよりショッピングしやすいものにするためにAR機能を進化させたと語っている。ということでインタビューの一部を編集してお送りする。

VentureBeat. Pinterestが『Try on with eyeshadow』を拡大し、ショッピング可能な『Story Pins』を追加することに至った経緯を教えていただけますか?この技術は1年ほど前から開発されているそうですが、このイノベーションを後押しするデータレベルでの確証があるのでしょうか

Jeremy King: この種のAR技術で最も難しいのは、データにバイアスがかからないようにすることです。機械学習側とコンピュータビジョン側の両方に素晴らしい技術者がいて、さまざまな肌の色の範囲や口紅の色をテストするのに役立っています。

興味深いことに、パンデミックのせいで多くの人たちは大量のフェイスマスクをつけるようになりました。それがコンピュータにバイアスを加えていると想像できます。なぜならコンピュータはそれが普通の顔なのか、それとも誰かがフェイスマスクをつけているのかを知らないからです。しかもそれは変化します。結果的にアルゴリズムが劇的に変わりました。一方、私たちのシステムには何十億もの人々の写真がありますから、そのデータを使ってシステム内のバイアスを取り除くこともできます。

PinterestにおけるNo.1リクエストは 『こんな素敵なものを見つけたら手に入れたい』というものです。私たちはそれを行動へのインスピレーションと呼んでいます。何千もの小売店から何百万ものカタログを取得し、価格設定や在庫が正しいかどうかを確認すること、時には退屈に見える技術と多くのことが関係しています。例えばライフスタイルの画像にある20の異なるアイテムから選んだヒーローイメージ(ライフスタイルタイプイメージと呼んでいるものです)が最新の画像であることを確認し、理解できるようにすることもそのひとつです。

リビングルームの写真を撮ると大体20~30個のアイテムが写っていると思いますが、それらのボードに追加された理由は様々なので、VMOはそれらのアイテムをひとつ一つ特定しています。たまにPinterestを巨大な人間によるラベリングシステムだと考えることがあります。人々はまるでアイテムにタグ付けするボードゲームをやっているような感覚ですね。しかしこれこそが、私たちのコンピュータビジョン技術に力を与え、私たちがアイテムを識別できるようになるのを助けてくれているのです。

(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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VRで見えてる画角のみ高画質に、韓国「AlphaCircle」の技術

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AlphaCircleはVRの3D 4k画質の改善ソリューション「AlphaCircle View」を開発している韓国のベンチャーです。VRはユーザーを完全に囲む360度の表示面積があるため、同じ4Kでも、ユーザーがVRデバイスを通して見る視野角(水平方向に90〜100度)の画質はHDレベルに達していません。そこでAlphaCircle Viewはユーザーが見ている画角領域でのみ画質を最大化し、他…

Image Credit:더웰컴 TV

AlphaCircleはVRの3D 4k画質の改善ソリューション「AlphaCircle View」を開発している韓国のベンチャーです。VRはユーザーを完全に囲む360度の表示面積があるため、同じ4Kでも、ユーザーがVRデバイスを通して見る視野角(水平方向に90〜100度)の画質はHDレベルに達していません。そこでAlphaCircle Viewはユーザーが見ている画角領域でのみ画質を最大化し、他の領域は最小品質でスタンバイ状態にする方法で高画質化を実現しました。セグメント化されたビデオを60fpsで技術エラーなし、シームレスに再生することが可能だそうです。

この発想の技術自体はアメリカにも日本にも存在します。ただし、ユーザーが見ている画角内の映像を最小品質から最高品質に切り替える同期技術においてはAlphaCircle Viewが優れいています。

AlphaCircleはこれまでVRコンテンツプロバイダーと協力してユーザーに高解像度VRサービスを提供してきました。昨年12月には、韓国のエンターテインメント企業Genie MusicからMamamooVRアルバムをリリースして評価を受け、そのほかにもCJENMや主要なエンターテインメント企業とのコラボを準備していることを明らかにしています。AlphaCircleの中長期目標は海外市場への参入です。海外のVRコンテンツプロバイダーと協力して、世界のVRビデオソフトウェア市場をリードするソリューション企業になることを目指しています。

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ソフトタイプのスマートコンタクトに挑戦するInWith、CES 2021で開発状況を公表

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ピックアップ:INWITH PREMIERS THE FUTURE OF ELECTRONIC CONTACT LENSES AT CES 2021 CES2021でInWithが現在開発中の拡張ソフトコンタクトレンズの進捗状況が公開されました。開発中のロードマップの一部で、ぐにゃぐにゃと可変するソフトコンタクトレンズに埋め込まれた伸縮性の回路が定着している様子が示されています。 スマートコンタク…

Image Credit:InWith

ピックアップ:INWITH PREMIERS THE FUTURE OF ELECTRONIC CONTACT LENSES AT CES 2021

CES2021でInWithが現在開発中の拡張ソフトコンタクトレンズの進捗状況が公開されました。開発中のロードマップの一部で、ぐにゃぐにゃと可変するソフトコンタクトレンズに埋め込まれた伸縮性の回路が定着している様子が示されています。

スマートコンタクトレンズには大きく(1)血糖値などのバイタル情報を取得しやすくする(2)xRビジョンを提供し、現実世界の情報を拡張する、という目的があります。また、xRビジョンについても、単に情報の拡張だけでなく、老眼などの視力の衰えをデジタル的にサポートするという狙いもあります。ちなみに(1)の開発研究は2014年に話題をさらったGoogleのスマートコンタクトレンズ開発があります。

特にこの(2)にあたるビジョンの拡張については、どうしてもディスプレイを必要とするため、開発にはハードコンタクトレンズ(特に白目まで覆う強角膜レンズ)が必要でした。例えばこの分野で進んでいるMojo Visionは、国内で強角膜レンズの開発に強いメニコンと共同開発を発表しています。

一方、市場におけるハードコンタクトレンズは壊れやすいなどの使い勝手などの面からソフトコンタクトレンズに押されている状況があります。InWithの発表はこのソフトコンタクトの市場をカバーするという意味で注目に値します。

これまでにも伸縮性回路が存在しなかったわけではありませんが、これまでなかった理由はコンポーネント及び回路をコンタクトレンズ材料に結合する手段がなかったことがあるようです。InWithは通常の製造プロセスで材料を膨張および収縮させることでソフトコンタクトレンズの材料であるヒドロゲル材料に統合するブレイクスルーを手に入れたとしています。

そしてその過程を支えたのが、ソフトコンタクトレンズの大手メーカーであるBausch&Lomb(ボシュロム)です。すでに何百万人もの人々が着用しているコンタクトレンズの製造プロセスをたった5人のInWithチームに共有する判断を下したことは英断だったと言えるでしょう。アセット公開レイヤーが明確でなければ叶いません。その他の技術特許としては以下のようなものがあるそうです。

  • まばたきから電力供給する環境発電
  • 外しているときに充電するための液体スマートケース

まだ実用化については長い開発ロードマップのごく初期だと思いますが、この技術の先にはスマートコンタクトレンズの選択肢の幅が広がる可能性が待っているかもしれません。

編集・共同執筆:平野武士

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VRゲームは脳波で操作するーーValveとOpenBCIがパートナシップを公表

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ピックアップ:Gabe Newell says brain-computer interface tech will allow video games far beyond what human ‘meat peripherals’ can comprehend ニュースサマリ:ゲーム会社であるValve CorporationのGabe Newell氏は1月25日、1N…

Image Credit:OpenBCI

ピックアップ:Gabe Newell says brain-computer interface tech will allow video games far beyond what human ‘meat peripherals’ can comprehend

ニュースサマリ:ゲーム会社であるValve CorporationのGabe Newell氏は1月25日、1Newsのインタビューに対してBrain Computer Interface(BCI)の将来について話し、OpenBCIとパートナーシップを結んだことを明らかにしている。

話題のポイント:OpenBCIは、BCI用の低コストで高品質のバイオセンシングハードウェアであるブレインコンピューターインターフェイス(BCI)の作成をするオープンソースプロジェクトです。

開発されているarduino互換バイオセンシングボードはEMG、ECG、およびEEG信号の高解像度イメージングを記録することで脳の活動をマッピングします。これらはオープンソースで開発されているため脳の信号をモダリティで利用することが可能です。

Image Credit:OpenBCI

簡単なデモンストレーションを紹介します。上図はフォーカスウィジェットのアルファとベータの脳波を利用して風船で飛んでいるサメを誘導している様子です。脳波はUltracortexMark IVヘッドセット で取得し、OpenBCI CytonBoardを使用してOpenBCIGUIにストリーミングされています。フォーカスウィジェットはアルファ、ベータ波の視覚化された波形を表示しどこを見ているかをフィードバックします。集中するだけでサメの進路を制御できます。

昨年の11月には「Galea」と呼ばれるVR / ARヘッドセット専用のBCIの製作を発表しました。Galeaが今回のValveとのパートナーシップに含まれるかは明らかではありませんが、GeleaにはEEGだけでなく、EOG、EMG、EDAおよびPPGが可能なセンサーも含まれており、幸福、不安、うつ病、注意力、関心などの「人間の感情や表情」を測定する方法を提供できるため関わっている可能性は大きいでしょう。

プレーヤーが興奮している、驚いている、退屈している、面白がっている、恐れているなどの感情を非侵襲的に読み取れれば、よりパーソナルな体験がVRで味わえるはずです。

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筋肉観察でジェスチャー認識ーー産業作業員向けxR入力を開発する台湾「CoolSo」

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CoolSoは筋肉の振動信号のバイオセンサーと信号処理にコアテクノロジーを持つ台湾のスタートアップです。Arm Cortex Mプロセッサと高感度モーションセンサーに基づいて、ジェスチャーと筋力レベルの両方を認識するために個々の筋肉活動を測定する技術の特許を取得しています。 装着デバイスがリストバンドで、ジェスチャー認識に専用グローブ、画像処理を要しないため産業用ユースケースで課題となっている環境…

Image Credit:CoolSo

CoolSoは筋肉の振動信号のバイオセンサーと信号処理にコアテクノロジーを持つ台湾のスタートアップです。Arm Cortex Mプロセッサと高感度モーションセンサーに基づいて、ジェスチャーと筋力レベルの両方を認識するために個々の筋肉活動を測定する技術の特許を取得しています。

装着デバイスがリストバンドで、ジェスチャー認識に専用グローブ、画像処理を要しないため産業用ユースケースで課題となっている環境干渉の影響を受けない入力方法として期待されています。

同様の課題を解決するアプローチとして、Wearable DevicesのMudraバンドがあります。こちらはバンドに搭載されているSNC(Surface Nervous Conductance)センサーが、末梢神経系の運動ニューロンを介して指に送る電気インパルスを検出し、AIアルゴリズムで相関する指の動き、指圧を判断しています。細かいハンドトラッキングを実現できていますが、ニューロ信号を検出できる部位でしか使用できないため、アプリケーションは限定されます。

Image Credit:CoolSo

その点、皮膚付近に筋肉がある腕、足、首などの部位も含めたジェスチャー認識ができるため筋肉信号バイオセンサーは多様性を維持します。CoolSoは将来のユースケースとして産業作業員のオペレーションを明示していますが、バーチャル空間への入力としても有用だと考えられます。

現状の課題は微小な筋肉信号を受信出来ていないことです。果たして単一デバイスでさりげないジェスチャーまで認識できるようになるのか、信号処理の技術開発が急がれます。

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CES 2021で評価、スポーツ専用スマートグラス「EVAD-1(Julbo社製)」

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ピックアップ:Prestigious ISPO Award for the Julbo EVAD-1, the first sport glasses to embed the ActiveLook® technology. ニュースサマリ:1月28日、ActiveLookテクノロジーを展開する「MICROOLED」がISPO Award 2021を受賞した。同社技術を搭載したアイウェアEVAD-…

ピックアップ:Prestigious ISPO Award for the Julbo EVAD-1, the first sport glasses to embed the ActiveLook® technology.

ニュースサマリ:1月28日、ActiveLookテクノロジーを展開する「MICROOLED」がISPO Award 2021を受賞した。同社技術を搭載したアイウェアEVAD-1(Julbo社製)が評価された。

話題のポイント:MICROOLEDは、ヘッドマウントスポーツデバイス、カメラファインダー、医療アプリケーションなどにニアアイディスプレイ(NED)を提供するフランスのスタートアップです。

MICROOLEDの特徴は、有機EL(OLED)を用いたマイクロディスプレイ開発能力にあります。OLED自体は電流を流すと発光する有機材料をベースにした薄膜半導体デバイスです。液晶の後発として登場し、薄く、コントラスントがはっきりとしていて、応答速度が速いことからスマートフォンにも採用されています。

Image Credit:ActiveLook

有機材料のいくつかの層で構成されていて、それぞれが特定の機能を持っているため、デバイスのアーキテクチャと材料を適切に選択することで様々な色の光を優れたエネルギー効率で表現できます。MICROOLEDはここに強みがあり、同等の画像サイズと解像度のモニターと比較して、数百分の1のエネルギーで十分に稼働します。

この技術を取り入れた例がアイウェア企業Julboが製品化したEVAD-1です。主にスポーツアスリート向けにスポーツ中のリアルタイム・パフォーマンスメトリックを表示できるディスプレイ付きアイウェアで、軽量かつ小型化のフォームファクター、頑丈なデザインで要求の厳しいアスリートを満足させています。()

これが評価され、EVAD-1は革新的なスマートグラステクノロジーを備えた組み込みテクノロジーとしてCES 2021 Innovation Award Honoree、ISPO Awardを受賞し、スポーツ活動に革命をもたらすスポーツメガネに認定されました。

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家具はバーチャルに買う時代へ:3Dプレビュー後の返品は8割減に(2/2)

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(前回からのつづき)こういったケースでは、データストーリーは意図的にユーザーの見えないところで行われており、小売業者が提供する膨大なカタログをユーザーにナビゲートしやすくするために色やテクスチャ情報は静かに照合される。たとえば、ブルーミングデールによるMarxentの「写真からデザインする」技術のデモンストレーションでは、2D画像が「3D Shop the Look」機能の基礎となっており、ユーザ…

(前回からのつづき)こういったケースでは、データストーリーは意図的にユーザーの見えないところで行われており、小売業者が提供する膨大なカタログをユーザーにナビゲートしやすくするために色やテクスチャ情報は静かに照合される。たとえば、ブルーミングデールによるMarxentの「写真からデザインする」技術のデモンストレーションでは、2D画像が「3D Shop the Look」機能の基礎となっており、ユーザーは写真から色、オブジェクト、床材を素早くインポートして、同じような外観を自宅の部屋から作成できる。顧客は部屋全体を3Dでプレビューした後に小売業者から直接家具を購入することが可能だ。

現在Marxentの3D Cloudは、寝室、オフィス、キッチン、浴室、屋外の環境まで全体を視覚化することが可能で、このプラットフォームは、Lowe’s、La-Z-Boy、Ashley HomeStoreなどの主要小売店や、キッチンキャビネットメーカーのAmerican Woodmarkのようなカスタムコンポーネントベンダーによっても使用されている。顧客は実空間の新しい家具を3Dで完全にプレビューすることができるため、このプラットフォームを使用している企業の取引額は平均で50%増加し、返品は80%減少、販売サイクルは平均30%短縮されたとMarxentは述べている。

「3D対応販売はすでに新たな成長分野になっています」と、シリーズCラウンドを主導したBellini CapitalのArnie Bellini氏は語る。「新型コロナウィルスは家庭用品のバーチャル販売の需要をさらに加速させており、Marxentはこのバーチャル体験を可能にするテクノロジーリーダーとして認知されています」。

MarxentはBellini氏からの出資を活用して隣接する住宅領域にサービスを拡大し、既存の顧客から要望の高い機能の追加を行い、部屋のデザインのインスピレーションとなるものを統合するためにPinterest以外とも戦略的なパートナーシップを構築すると述べている。フロリダ州セントピーターズバーグとオハイオ州デイトンにあるオフィスに加え、同社はロンドンとパリの事業を拡大して、John LewisやKingfisherなどヨーロッパのクライアントをサポートし、ヨーロッパやその他の市場でさらに成長する計画を立てている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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VRでどこでも眼科検診、CES 2021受賞の韓国「VROR」がスゴイ

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ピックアップ:CES 2021 INNOVATION AWARD PRODUCT ニュースサマリ:韓国のヘルスケアスタートアップ「M2S」は、CES 2021で目の健康ヘルスケアソリューション「VROR Eye Dr.」を披露し、Best of Innovationsを受賞した。世界中の消費者技術製品の中で最も優れた技術と革新を遂げた製品に授与される賞である。 話題のポイント:M2Sはヘルスケア製…

ピックアップ:CES 2021 INNOVATION AWARD PRODUCT

ニュースサマリ:韓国のヘルスケアスタートアップ「M2S」は、CES 2021で目の健康ヘルスケアソリューション「VROR Eye Dr.」を披露し、Best of Innovationsを受賞した。世界中の消費者技術製品の中で最も優れた技術と革新を遂げた製品に授与される賞である。

話題のポイント:M2Sはヘルスケア製品「VROR Eye Dr.」と医療機器「VROR 7IN1」を提供する、目の検査を得意とするxRのデジタルコンテンツ製作企業です。ジェームズ・キャメロン監督が設立した「デジタルドメイン」から事業提案を受け、「VROR」のようにメディアと医療を結合してこの世に存在しなかった製品開発を目指しているそうです。韓国国内特許を含む、眼科検査関連12個の特許を保有しています。

視力の変化は他の病気ほど目立ちません。悪化に気付いたときには手遅れになることもあるため、定期検診による予防が治療法として効果的です。しかし、既存の眼科検査は高価な上に暗室で広いスペースが必要でした。健常だと思いこんでいる人にとっては眼科でしか定期検査を実施できない環境では予防の難易度は高いと言えます。

この眼科検診に必要な暗室という空間を、VRであれば物理的スペースを必要とせずに容易に用意することができます。その強みを活かすため、アイトラッキングと組み合わせて、これまで存在しなかった検査アルゴリズムとAI分析を用いた目の健康状態の良し悪しを判断できる解析アルゴリズムの開発を行ったのがM2Sです。既存の眼科検査の欠点を補完しながら、正確な検査を実現したことが評価されたブレイクスルーポイントです。

Image Credit:VROR Eye Dr.が検査できる10項目

従来の検査よりも30%程度安くしつつ、一般的なパーソナルエリア程度の広さで10つの検査を一度に行うことが可能になったため定期検査できる環境は大きく変わります。待つことを求められる状況であれば導入条件に一致します。

例えば、運転免許センターや病院の待合室、携帯電話会社の店舗なんかも良いかもしれません。よく施設にある血圧測定器のような感覚で設置することができるようになるでしょう。さらにゲーム会社と協力できればプレイ中に副次的に測定することだってできるかもしれません。日常的な行動が測定対象になれば、手遅れを防ぐ大きな安心となり得ます。

市場が大きくなるxR領域において、普及期を牽引するデバイスがどんな形をしているかは分かりません。ただし、身体の何を拡張しようとしているのかはすでに誰もが分かっています。ビッグウェーブを乗りこなすためのアルゴリズムを仕込む時期はまさに今なのでしょう。

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フレキシブルフィルムで理想のARディスプレイを開発する台湾「KDH Design」

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KDH Designは昨年のCES2020に出展したARスマートヘルメット「JARVISH」で、Innovation Awardを受賞した台湾を拠点とするスタートアップです。2014年設立で、優れたデザイン、高品質、アクセス可能なARおよびAI製品を市場に投入するというビジョンを持つ企業です。 製品はJARVISHの他にも、ARスマートコンバットヘルメットシステムがあります。このヘルメットは台湾国…

Image Credit:KDH Design

KDH Designは昨年のCES2020に出展したARスマートヘルメット「JARVISH」で、Innovation Awardを受賞した台湾を拠点とするスタートアップです。2014年設立で、優れたデザイン、高品質、アクセス可能なARおよびAI製品を市場に投入するというビジョンを持つ企業です。

製品はJARVISHの他にも、ARスマートコンバットヘルメットシステムがあります。このヘルメットは台湾国防省のデジタル戦術ARプロジェクトでNCSIST(国家中山科学技術研究所)に認定されており、透明なヘッドアップディスプレイ、AI支援の脅威検出と状況認識、4k暗視カメラ、特許出願中の「超光学」性能、長距離ブロードバンドアドホック通信で構成されています。

理想的なARディスプレイの実現に向けて、求められる要求は低くありません。堅牢性があってスタイリッシュな眼鏡にすべてがパッケージされており、使用可能時間が長く低コストで大量生産ができる必要があります。それと同時に光学設計はFOV 60°以上の広い視野角、広いアイボックスを実現しなければなりません。

Image Credit:KDH Design

要件を満たすために様々な光源、様々なレンズが今も盛んに研究開発が進んでいます。その中の一つに「光導波路」があります。光導波路とは屈折率の高い材料で「路」を作り、周りを屈折率の低い材料で囲んでおくと、光は屈折率の高い路に閉じ込められるようになります。

この”全反射”を利用して光を運ぶ手段のことです。同じ原理を用いた例として光ファイバーがあります。この光導波路を用いたARディスプレイ開発技術がKDH Designのコアテクノロジーです。フォームの美しさの要素を向上させるフレキシブルな曲がり導波路のアプローチで次世代の標準となることを目標としています。

今は視野角が低い小型のディスプレイしか製品として発表されていませんが、開発タイムラインには顔全体を覆うフィルムディスプレイが公開されています。これまで導波路で難しかったFOVの確保、大量生産、十分美しい色彩の実現に向けて確実に駒を進めている状況です。柔軟性、薄型、電力効率、超軽量、高透明性、これらはディスプレイ業界に根本的な変化をもたらす可能性があります。

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xR時代に必要な“アイトラッキング”問題を解決する台湾スタートアップ「Ganzin Technology」

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国立台湾大学(NTU)の教授であったShao-Yi Chien氏が始めたGanzin TechnologyはxRデバイスに搭載する視線追跡モジュールAuroraを開発した台湾のスタートアップです。 ARディスプレイによる目の動きの記録は、現実世界に対して有用な情報を適切に表示するのに欠かせない要素です。というのも、その人が何をどのような意図で見ているのか分からなければ情報過多で体験が損なわれてしま…

Image Credit:Ganzin Technology

国立台湾大学(NTU)の教授であったShao-Yi Chien氏が始めたGanzin TechnologyはxRデバイスに搭載する視線追跡モジュールAuroraを開発した台湾のスタートアップです。

ARディスプレイによる目の動きの記録は、現実世界に対して有用な情報を適切に表示するのに欠かせない要素です。というのも、その人が何をどのような意図で見ているのか分からなければ情報過多で体験が損なわれてしまうからです。ユーザーが見るものを理解するように、ユーザーの状態も抽出しなければいけません。

しかもこれはARグラスに求められる要求の一つです。目の状態を把握するためとはいえ、限られたスペースを圧迫し、演算量と電力消費が多いハードウェア・ソフトウェアを採用することはできません。ここに課題があります。

Image Credit:Ganzin Technology

市場に出回っている他の視線追跡ソリューションとは異なり、軽量で小型、デバイス統合が簡単であることがAuroraの特徴です。Auroraは4つのユニットで構成されています。ユーザーの目の動きを追跡する2つのアイカメラと目が見ている景色を撮影するカメラ。そして視線座標を処理する中央のアイトラッキングICです。

構成要素だけを見れば他社のソリューションと大差はありませんが、Auroraのコアは画像処理アルゴリズムです。よりスペックの低いチップで動作できるからこそフォームファクタの小型化と省電力化に成功しました。1回の充電で終日動作できるということなので、ハードウェア・ソフトウェアの両面から最適化が図れるのは強力な武器と言えます。これらの性能と使いやすさが評価され、昨年の2020年CESではCES2020 InnovationAwardを受賞しています。

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