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Alphabet傘下のWaymo、レンタカー大手のAvisを自動運転車の世界に引き込む

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Alphabet が Avis Budget グループと、フェニックスにおける Waymo の自動運転ミニバン車両を管理することで合意した。これは自動運転車市場で足がかりをつかみたい企業同士の提携の流れの中で最新の事例となる。 Alphabet はこの1年、Chrysler と協業して Pacifica ハイブリッドミニバンを改造し、Waymo の自動運転システムの搭載に努めていた。Waymo は…

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Image Credit: Alphabet / Waymo

Alphabet が Avis Budget グループと、フェニックスにおける Waymo の自動運転ミニバン車両を管理することで合意した。これは自動運転車市場で足がかりをつかみたい企業同士の提携の流れの中で最新の事例となる。

Alphabet はこの1年、Chrysler と協業して Pacifica ハイブリッドミニバンを改造し、Waymo の自動運転システムの搭載に努めていた。Waymo はこの4月、試験プログラムの一環として、フェニックス住民に無料ライドの提供を始めている。Avis はミニバンの駐車場とサービスを提供するが、LIDAR センサーなど自動運転テクノロジーの保守は行わない。

Bloomberg が最初に報道したこの提携は数年間続くと思われるが、独占契約ではないようだ。これにより、さらなるパートナーシップが見られるだろう。Avis はオンデマンドレンタカーサービスの Zipcar も所有している。Zipcar のレンタルモデルと自社の自動運転技術を組み合わせることで、Waymo は Uber に対抗しうるビジネスモデルを構築できるかもしれない。Waymo はまた Lyft とも協業しており、自動運転車の普及に努めている。

今回の協業には、Amazon が Whole Foods Markets を買収したケースと類似した面がある。大手テック企業が自社ではなかなか構築できない人材とサービスインフラを確保するために将来的に競合となるであろう企業を買収したということだ。自動運転車は Avis のようなレンタカー企業にとっての脅威でもあり、同時に、消費者と直接関わらなくても、バックエンドサービス事業者として新たな市場に存在感を広げることができるチャンスでもある。

Avis の株価はこのニュースが明らかになった当初は21%の急上昇を見せ、14%高で取引を終えた。だが、本日(6月26日)の回復をもってしても Avis の株価はこの3年で45%下がっており、これは Uber や Lyft が従来のレンタカー企業にとって脅威となっていることが一因として挙げられる。

更新:

Avis のライバル企業 Hertz Global Holdings も、月曜日(6月26日)の報道で Hertz が6台のレクサス RH450h SUV を Apple に貸し出し、同社の自動運転技術テストに提供するとしていたこともあり、株価が13%上昇している。Apple と Hertz の協業規模は Waymo と Avis のものより小さいが、テックおよびレンタカーの両業界が、提携先企業と歩調をそろえて自動運転車の開発競争で優位に立つべく競争力を強化しようとしていることが見てとれる。

Goldman Sachs は先月(5月)、レンタカー企業とテック業界の協業の可能性を示唆するレポートを発表している。レポートでは次のように述べられている。

レンタカー企業は良いポジションにつけている(例:Avis、Hertz、Avis 傘下のカーシェアリング企業 Zipcar)。ファイナンス、調達、大量の車両の再販といった経験と、車両を整備・清掃したり、(電気自動車として)走らせたりする不動産や設備を都市部に持っている。これらの企業と OEM との関係性は象徴的だ。彼らは OEM から車両を(安価に)調達し、不良在庫を吸収している。レンタカー企業は自動運転車両マネジメントの合弁企業やパートナーシップに参加を求めていくことになるだろう。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】