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「起業を再びやりたいとは思わないだろう」ーー創業者・田中氏が振り返るグリー創業からの10年 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuoka の取材の一部である。 (編注:原文の改変に伴い、初版から一部の内容を更新しました – 4月18日午前10時) 2015年4月10日(金)、日本の福岡で開催された B Dash Camp で、日本のソーシャル・ゲーム・インターネット企業である GREE の CEO 田中良和氏が登壇した。GREE の新サービスや…

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本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuoka の取材の一部である。

(編注:原文の改変に伴い、初版から一部の内容を更新しました – 4月18日午前10時)

2015年4月10日(金)、日本の福岡で開催された B Dash Camp で、日本のソーシャル・ゲーム・インターネット企業である GREE の CEO 田中良和氏が登壇した。GREE の新サービスや新規参入分野について語ることはなく、日本の主要インターネット企業の一つを築き上げるまでの苦悩について、スタートアップやジャーナリストらと語った。

私は GREE を自分のアパートで趣味の一つとして始めた。このようになるとは思っていなかった。

田中氏は、2013年の GREE の初期のことをこう振り返った。

アメリカで Friendster が人気を集めているのを見て、田中氏は会社設立を考え、60年代に人気を集めた「六次の隔たり」(Six degrees of separation、知人を6人介すと世界中の人々と間接的な知り合いになれるという考え)から GREE と社名をつけた。

GREE のサービスは日本の若者の間で広く人気を集めた。しかしこのとき、田中氏は当時スタートアップだった楽天でフルタイムの仕事を持っていた。田中氏は GREE を趣味として運営し、自分のポケットからサーバや運営費を捻出していた。

サービスが10万人に達したとき、田中氏には決断を迫られる転機がやってきた。GREE を続けるために楽天のフルタイムの仕事を辞めるか、GREE をシャットダウンさせて毎日の仕事に戻るかだ。当時の GREE のユーザにとっては幸いなことに、田中氏は前者を選択した。

私のサービスを使ってくれる人が10万人以上もいたんだ。それをやめられるだろうか。

そして、目まぐるしくも2004年、友人で当時 CNET Japan の編集者だった山岸広太郎氏と GREE を公式に立ち上げることになる。

ベンチャーは魅力的なものではない。人を雇う必要があるものの金が無かった。倒産しそうだった。

田中氏はリスクの高い融資を得ることを余儀なくされたが、GREE は順調に成長していった。GREE のPC向けサービスは順調に伸び、新しいユーザが群れをなして、この新しいソーシャルネットワークを訪れ、その結果、田中氏の賭けは清算できたようだ。

会社を成功させるか潰すかという選択だった。

2000年代中盤になって、携帯電話の隆盛がやってきた。

当時、GREE は PC のみのプラットフォームで、PCベース SNS からモバイル SNS へと移ってゆく人々の移行率は、田中氏やチームにとって気がかりだった。

物事はフィーチャーフォンへ移るとわかり、PC からフィーチャーフォンへシフトを図らねばならないと思った。それは難しいことだったが、やらねばならなかった。

しかし、全員ではないまでも彼のチームには、反対する意見もあった。特に、エンジニアたちは、フィーチャーフォンへの移行が最良のアイデアだとは賛同しなかった。田中氏によれば、エンジニアたちはこのように言ったという。

こんな小さな画面をつくるために、エンジニアになったのではない。

しかし田中氏は、スマートフォンは人気が伸びることはなくても、ソーシャルメディア・プラットフォームとしては PC を遥かに凌ぐだろうと考えていた。

彼は事の緊急性についてスタッフをなんとか説得し、2009年末から2010年始めにかけて、GREE は SNS のすべての機能を iOS と Android 向けに対応させた。

やるか、やらずに失敗するかという選択だった。

「リーダーシップには統率力が求められる」と田中氏は説明する。2007年から2008年にかけてのスマートフォンがそうであったように、ある出来事が一過性のものに思えても、市場を変えるかもしれない瞬間を見逃さないよう、常にオープンマインドを持っておくことが重要だと述べた。

モバイルプラットフォームをローンチして以降、2億人以上が GREE で SNS またはモバイルゲームのいずれかを利用しており、そのうちのいくつかは、日出ずる国の外でも成功を収めている。田中氏は、(Facebook の)Mark Zuckerberg に次いで、世界で2番目に若い億万長者となった。

将来については、田中氏はゲームについて積極的な自信を持っている。

ゲームは間違いなく将来成長する。特に中国のスピードは速いだろう。

数年のうちには、ゲーム市場は現在の2〜3倍の大きさに成長し、特に中国や東南アジアがそれを牽引するだろうと、田中氏は語った。

自らの将来については、田中氏は今後も GREE への関与を貫くようだ。

起業には痛みを伴う。再びやりたいとは思わないだろう。

彼はそう締めくくり、聴衆からは大きな笑いと拍手が送られた。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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やせ我慢してでも「いい場所」にするのが先ーーLINE Payに動画広告、出澤氏が語る「次の一手」 #bdash

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前代表の次は「現」代表だ。 LINE前代表の森川亮氏による新サービスの発表に沸いた福岡だが、もちろん、この巨大メッセージングプラットフォームは今も動き続け、次の成長を目指す。 昨年10月に開催された事業戦略説明会で5.6億人の登録ユーザーを発表し、決済を中心としたデリバリやタクシー配車のライフ領域、ゲームや音楽といったエンタメ領域のプラットフォーム事業へと駒を進めるLINE。年が明けてウェブペイの…

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前代表の次は「現」代表だ。

LINE前代表の森川亮氏による新サービスの発表に沸いた福岡だが、もちろん、この巨大メッセージングプラットフォームは今も動き続け、次の成長を目指す。

昨年10月に開催された事業戦略説明会で5.6億人の登録ユーザーを発表し、決済を中心としたデリバリやタクシー配車のライフ領域、ゲームや音楽といったエンタメ領域のプラットフォーム事業へと駒を進めるLINE。年が明けてウェブペイの買収やLINE TAXIのエリア拡大など、粛々とそれらを次のフェーズへと向かわせている。

LINEは次にどう動くのか?

森川氏からバトンを受け継いで新たにLINE代表取締役となった出澤剛氏が壇上に上がり、今後の戦略について語る。モデレートはB Dash Ventures代表取締役の渡辺洋行氏が務めた。

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まず、最初に現在のLINEの状況だ。出澤氏は成長戦略としてのグローバル化とプラットフォーム推進について改めて説明した。

「タイと台湾では日本よりも盛り上がっている感じになってます。大切な指標となる月間アクティブユーザーは1.8億人。グローバル化についてはローカライズを徹底的にやっていますね。例えばブラジルではムーというキャラクターがなよなよして気持ち悪いということでマッチョにしたり」(出澤氏)。

現地の文化背景、端末の普及度、キャリアのデータプランなどといったインフラ面以外にも、東南アジア、特にインドネシアでヒットしている同級生を探せる機能といった、サービス内容によるローカライズも進めているという。一方、苦戦が伝えられている欧米はセルフィーのステッカーを用意するなど「挑戦の連続」と語っていた。

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プラットフォーム戦略については、エンターテインメント系のゲームは順調で、LINE事業単体売上(774億円※)の半分以上はゲームが稼ぎ出しているということだった。また、発表以来少し音沙汰がなかったミュージックについても「もうそろそろ」と補足、ライフ領域についてはLINE Payが大きな役割を果たし、LINE@などのO2O系サービスとの連携も始まるということだった。

「アジアではインドネシアは特に重要視してます。タイと台湾はトップシェアが取れているので、そこではプラットフォーム展開を進めています。こういうサービスは友人がいるところに集まってくるのでシェアトップのサービスにはローコストで人が集まる。一方で欧米はマーケットサイズも大きいが攻略するのにお金もかかる。手を替え品を替えといったところです」(出澤氏)。

興味があるのはやはり次の展開だ。

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エンターテインメント領域はゲームが鉄板なので、どちらかというとライフ領域だろう。LINE@のようなO2O領域はまだまだ伸びしろが大きい。渡辺氏にLINEが用意する「次のサービス」について水を向けられると、出澤氏は少し思案しながらコマースへの興味を語った。

「特にスマートフォンになってPCの置き換えではない、インターネットがこれまで届いていなかった人たちにリーチするようになりました。なのでそういった層に提案できることはやっておこうと考えてます。(特に)リアルタイムのコマースにはチャンスがある。コマースに関する取り組みについては幾つか発表ができると思います」(出澤氏)。

現在、LINEではグローバルで120近いプロジェクトが走っており、その約3分の1がライフ系のプロダクトなのだそうだ。

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「LINEは親しい人たちのコミュニケーションをオンライン上に再現しているものです。人間関係を使って付加価値を提供できるもの、例えば初期の頃にLINEゲームでは友人とランキングで競えることが新しい価値でした」(出澤氏)。

こういった展開を推進するため、LINEでは内部で走っているプロジェクト以外にも、外部の買収や提携も進める。最近では女性YouTuberプロダクションのスリーミニッツやBrainWarsのトランスリミットへの出資、ライフ領域のウェブペイの買収といった具合だ。

「現在ゲーム関連で100億円、ライフ関連で50億円のファンドを用意していて、それ以外にもジョイントベンチャーや本体からの投資もあります。ゲームは分かりやすくゲームですし、ライフ系では決済やO2O関連。こちらはウェブペイにジョインしてもらったので力が入ってます」(出澤氏)。

また、今回このカンファレンス全体を通じて動画関連のビジネス、サービスの話題が大変多かった。特に巨大メディアとして動画広告への取り組みは、単価の改善やナショナルクライアントへのリーチなど、売上面でのメリットが大きい。出澤氏はLINEの動画への取り組みについてこう話す。

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「森川さんの発表もそうでしたが、LINEでもライブキャスト(LINE Live Playerプラグインで利用可能)っていうのは既に始まっていて、バーバーリーがグローバルのマーケティングパートナーとしてリアルタイムにショーの配信をしたところ、10万人以上が視聴しました。

動画広告についても1年以上やっていて、例えば新しい商品でスタンプを手にいれるために動画広告を視聴するというものがあります。毎年動画元年と言われてますが、今年は本当にブレイクするんじゃないかなと思ってます」(出澤氏)。

出澤氏が説明したこの動画枠はメルセデス・ベンツやサントリー、トヨタといった大手クライアントが利用したということで、価格は6000万円ほどのボリュームになるという。

「ナショナルクライアントに対してどういう価値を提供するかがすごく大切です。LINEで動画広告を提供するとまず数百万回視聴されます。そこを動線にユーザーは(スポンサーの)スタンプをダウンロードし、何十回と使うわけです。スタンプがユーザー間を往来して認知が広がるんです」(出澤氏)。

一方で出澤氏は収益化について「(広告販売を)やせ我慢してでも価値を分かっていただく段階」と語り、これを急ぐというよりはまだ、プラットフォームとユーザーの接点を増やし「LINEをいい場所にしていく」ことの方が優先としていた。


【コーポレート】2014年通期業績についてのお知らせ

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ピッチアリーナの優勝は、福岡発の登山者向けコミュニティ・アプリ「YAMAP」を開発するセフリが獲得 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuoka の取材の一部である。 ピッチアリーナの優勝は、福岡で開催されている B Dash Camp で、世界のスタートアップがピッチで凌ぎを削るピッチアリーナ。優勝の座は、福岡発のスタートアップで、登山者やアウトドア・レジャーファン向けのモバイルアプリ「YAMAP」を提供するセフリに送られた。 <関連記事> 福岡に散る熱い火花、…

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本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuoka の取材の一部である。

ピッチアリーナの優勝は、福岡で開催されている B Dash Camp で、世界のスタートアップがピッチで凌ぎを削るピッチアリーナ。優勝の座は、福岡発のスタートアップで、登山者やアウトドア・レジャーファン向けのモバイルアプリ「YAMAP」を提供するセフリに送られた。

<関連記事>

受賞したスタートアップは次の通り。

優勝:セフリ

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<副賞>

  • Kindle Fire HDX 7、Kindle Wi-Fi White(Amazon Data Services Japan 提供)
  • 長野扉温泉 明神館 ペア1泊2食付 宿泊券(Loco Partners 提供)
  • 50,000マイルのマイレージと、JAL Entrepreneur Card 3名分(日本航空 提供)

Paypal 賞:Crevo

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<副賞>

  • Paypal を利用した際の決済手数料150万ドル分までが無料になる権利(Paypal 提供)

審査員特別賞:Pocket Supenova

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<副賞>

  • 50,000マイルのマイレージと、JAL Entrepreneur Card 2名分(日本航空 提供)
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福岡に散る熱い火花、世界から選ばれしスタートアップ12社がピッチアリーナでしのぎを削る #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuoka の取材の一部である。 昨日、海外スタートアップ勢を中心とするトラック1、日本勢を中心とするトラック2 であわせて54社がピッチ予選を行い、そこから審査員の評価によって12社のスタートアップがファイナリストとして選ばれた。 このピッチアリーナ本戦の結果をもって、最終的に優勝チームが決定される。審査員を務めたのは、次の13名…

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本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuoka の取材の一部である。

昨日、海外スタートアップ勢を中心とするトラック1、日本勢を中心とするトラック2 であわせて54社がピッチ予選を行い、そこから審査員の評価によって12社のスタートアップがファイナリストとして選ばれた。

このピッチアリーナ本戦の結果をもって、最終的に優勝チームが決定される。審査員を務めたのは、次の13名の方々だ。

  • 浅沼達平氏 グリー株式会社 執行役員 ライフイノベーション事業本部長
  • 有安伸宏氏 コーチ・ユナイテッド株式会社 代表取締役社長
  • 江幡智広氏 KDDI株式会社 新規ビジネス推進本部
  • 海老根智仁氏 株式会社モブキャスト 取締役 経営企画室最高顧問
  • 砂金信一郎氏 日本マイクロソフト株式会社 デベロッパーエクスペリエンス&エバンジリズム統括本部 エマージングテクノロジー推進部 部長
  • 紺野俊介氏 株式会社アイレップ 代表取締役社長CEO
  • 久保真氏 BIGLOBEキャピタル株式会社 代表取締役社長
  • 光本勇介氏 株式会社ブラケット 代表取締役宮澤 弦氏 ヤフー株式会社 執行役員 メ゙ティアカン゚ハニー長
  • 坂本義親氏 株式会社ORSO 代表取締役社長
  • 種田慶郎氏 株式会社フジテレビ ゲーム&インキュベーション事業部長
  • 寺田航平氏 株式会社ビットアイル 代表取締役社長
  • Choon Yan, CY 氏 PayPal Pte. Ltd Startup Advocate – Asia Pacific

ピッチは各社5分間、それに引き続き審査員との質疑応答が繰り広げられた。なお、審査の結果、優勝者は今日17:20から発表される予定だ。

MakeLeaps(日本)

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Makeleaps は、請求書発行をアウトソースできるクラウド・プラットフォーム。 昨年には、500 Startups、AngelList、Kissmetricsなどから75万ドルに上る資金調達を実施している。2011年にローンチし、2012年にライバルを買収、2014年6月には15,000ユーザを超えた。昨年末の YAYOI SMART CONNECT との連携にはじまり、2015年はサードパーティの CRM や決済サービスプロバイダとの連携を計画している。

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Booktrack(アメリカ)

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Booktrack は、eブック用の音楽サービス。ユーザは、同社の技術を使ってeブックにサウンドトラックを同期させることができる。Peter Thiel も初期投資家として出資している。映画、テレビ、ゲームなどには音楽がついているが、読書だけが音楽のついていない唯一のエンターテイメントであることに着目した。

ニュージーランドやニューヨークの大学などで行った調査によれば、eブックにサウンドトラックを加えることで、読者のエンゲージメントが上げられるという結果が得られている。一般向けの Booktrack と学校向けのBooktrack Classroom の2つのサービスを展開している。サウンドトラック付きのeブックを直販したり、既存のeブックストア向けのサウンドトラックを追加販売できる API を提供したりしてマネタイズしている。

Zillians/奇群(台湾)

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Zillians は、ネコにエサを与える IoT「CatFi(旧称 Bistro)」を開発。昨年、Indiegogo でクラウドファンディングし、10万ドルの目標に対して24万ドル超を調達した。モバイルアプリとの連携により、猫を飼う他のユーザとのソーシャル・ネットワークを形成していく。ハードウェア販売、ペットフードへの誘導などでマネタイズする。年齢、体重などから、ユーザが飼っている猫に対する最適なエサを推薦する。

PopUp Immo(フランス)

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PopUp Immo は、小売店舗向けのバケーション・レンタル・サービス。都心部の空き店舗を活用し、ファッション小売業などに短期貸し出しをする。有名ファッションブランド、インディーズ・ファッションブランド向けのポップアップ・ストア(期間限定店舗)などの需要をターゲットにしている。空室に悩む不動産オーナーにとっては、短期的な貸し出しを可能にすることによって、収入を得られる機会を増やす。現在はフランス国内でのみサービスを提供。顧客の3分の1は、フランス国外のブランドやユーザ。2015年には、さらに15都市にサービスを拡大予定。

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Pocket Supernova(日本)

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Pocket Supernova はスマホで撮った動画を、アニメーション、フィルター、音楽などを使ってリアルタイムに編集できる自撮りアプリ「VideoSelfie」を開発。リラルタイムで顔を認識し、リアルタイムでデコを追加できる。East Ventures、KLab Ventures、CyberAgent Ventures、500 Startups などから総額120万ドル以上を資金調達している。

2014年11月にローンチし、50万ダウンロード。平均MAU は75,000ユーザ、WAU 15,000ユーザ。これまで iOS 版のみだったが、2週間前にアジア圏の需要を意識して Android 版をローンチした。また、Apple Watch 向けのアプリ「Watch Me」を開発した。

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Selllsuki(タイ)

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Sellsuki はショップが Facebook 上で商品を販売できる Eコマースプラットフォーム。タイでは、80%のEコマース取引がメールやチャットで行われていることに着目。顧客とチャットさせることにより、CRM を形成することができる。クレジットカードや PayPal を使った決済も、チャット上で完了できる。顧客からの質問に対して、回答済・未回答を一覧管理できる。タイの通信会社 True のアクセラレータ・プログラム「Incube」の2013年第一回のバッチから輩出。

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ChattingCat(韓国)

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ChattingCat は、記述された英語のリアルタイム英語添削サービス。社会人には生産性の向上を、学生には学習スピードの向上を提供する。毎月25%以上のユーザ増加を記録している。顧客一人あたりの獲得コストは5ドル、ライフタイムバリューは50ドル以上。

Eatme Catering Consulting/食我(台湾)

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Eatme が提供する「EatMe(食我)」は、台湾最大のレストラン・リワード・ソーシャル・ネットワーク。すでに提携しているレストランは、台湾全域で2,000店舗を超えている。2015年の第1四半期には、10万人が「EatMe」アプリを使ってレストランに行った。レストランは自店の情報を公開することで消費者にプロモーションでき、ユーザは「食我卡」を提示することで割引を受けられる。

ユーザは他のユーザのレストランレビューをモバイルアプリ上で共有できるほか、レストランは訪問した顧客データに基づいて営業状況のアナリティクスを取得することができる。Eatme のアプリ経由の送客による売上に対して、レストランから6〜10%の手数料を取得してマネタイズ。

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FANDORA(台湾)

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FANDORA は2012年5月に設立された、台湾のグラフィック・アーティストが作品を展示・共有できるコミュニティ。A2C (artist to consumer) のプラットフォームになることが目標。 投稿されたイラストから iPhone/iPad ケースやTシャツなどプロダクトを製作し販売できる Fandora Shop を運営している。

現在、1,253 人のアーティストが 21,263 のアイテムを出展しており、11のプロダクトラインを持っている。2回のラウンドを通じて130万ドルを資金調達しており、今後、中国、日本、東南アジアへの進出を計画している。

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セフリ(日本)

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セフリが提供する YAMAP は、登山者向けの地図アプリで、携帯電話の電波が届かない山においても、ユーザは位置衛星からの GPS 電波だけで現在地を知ることができる。登山やアウトドア好きのユーザが集まるオンライン・コミュニティを形成しており、今後は、この分野の商品の価格比較アプリ「YAMAP Gears」をローンチする予定。

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Crevo(日本)

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PurpleCow(現在は社名を Crevo に変更)の提供するサービスの一つとしてスタートした Crevo は、撮影を必要としない動画作成のクラウドソーシングサイト。動画専門のポートフォリオ、クラウドワーカーとのマッチングなどの機能を提供する。1,000名のクリエイターが登録しており、約7割は海外から。ディレクター、イラストレーターなど、製作過程の分業化も実現している。

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Socket(日本)

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Socket が提供する「Flipdesk」は、スマートフォンに特化したEC向け販促プラットフォーム。訪問者ごとに最適化されたクーポンやバナー、メッセージを自動配信でき、ネットショップでリアル店舗のような接客体験を実現する。2014年10月には、東急ハンズが運営する「東急ハンズネットストア」にも導入されている。

集客とWEB販促をセットにして顧客に提供するため LINE BUSINESS CONNECT や各種DSPとの連携、ADFlow などの広告表現のクリエイティブ・プラットフォームとの連携もしている。

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回答数は10倍の28万件に到達、成長中の英会話Q&A「HiNative」 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuokaの取材の一部。 ちょっとした英語の言い回しをネイティブスピーカーに尋ねることのできるQ&Aコミュニティ「HiNative」が順調に成長しているらしい。Lang8代表取締役の喜洋洋氏が現在福岡で開催中のB Dash Campの会場で教えてくれた。 HiNativeについては以前、iOSアプリ公開時に書いているのでこち…

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本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuokaの取材の一部。

ちょっとした英語の言い回しをネイティブスピーカーに尋ねることのできるQ&Aコミュニティ「HiNative」が順調に成長しているらしい。Lang8代表取締役の喜洋洋氏が現在福岡で開催中のB Dash Campの会場で教えてくれた。

HiNativeについては以前、iOSアプリ公開時に書いているのでこちらを参考にしてほしい。なお英語圏ユーザーとそうでない人の比率を適正に保つため、日本からのダウンロードができないようになっており、引き続き日本からはウェブのみの利用となる。

参考記事:英語は「教えて学ぶ」ーーLang8の新サービス「HiNative」がアプリ公開で1万ユーザーに到達 

喜氏の話では、現在会員数は3万人、質問数は8万件以上、回答数はiOSアプリ公開時から比べて10倍の28万件に伸びているということだった。また、国別では中国ユーザーの増加が強く、次いでアメリカ、ブラジルとなっている。

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「HiNativeはリテンションの改善に集中しており、ここ3カ月ほどそれをやって来ましたが、かなり良い数値が出ています。また最近リリースした、発音とかをネィティブに直してもらえる音声機能が人気です」(喜氏)。

ビジネスについても聞いてみた。彼が手がけたLang8はややこの部分で苦しんでいたように思う。

「Lang-8は(ビジネスの)問題をクリア出来なかったというより、継続的な改善が出来ていませんでした。HiNativeは有料サービスをいくつか考えており、夏頃から一つ目の有料サービスの提供予定です。Lang-8と違い、早め早めに導入していきます。

また、Lang-8も有料サービス導入直後は、MAUの何%が有料会員、と出ていて、HiNativeはMAUがLang-8より非常に高く、一番難しいところをクリアしたので、この辺りは期待が持てます」(喜氏)。

2020年の東京オリンピックでは海外から大量の来客があるということで、観光産業を筆頭に、言語の課題をクリアする絶好のチャンスと見られている。喜氏もその頃にはリアルタイムで言語や文化の課題を解決したいと語っていた。

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女性向けスマホ動画広告配信「OPEN8」アイスタイル、エキサイト、インキュベイト3社が設立 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuokaの取材の一部。 アイスタイルとエキサイト、インキュベイトファンドの3社は4月10日、スマートフォン向けの動画広告配信を手がけるOPEN8(オープンエイト)を合同で設立すると発表する。3社の出資比率や出資金などの詳細は非公開。同社の代表取締役にはアイスタイル取締役兼COOの高松雄康氏が就任する。 現在、福岡で開催中の招待制カ…

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左:OPEN8の代表に就任する現アイスタイル取締役の高松雄康氏。右:アイスタイル取締役の菅原敬氏

本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuokaの取材の一部。

アイスタイルとエキサイト、インキュベイトファンドの3社は4月10日、スマートフォン向けの動画広告配信を手がけるOPEN8(オープンエイト)を合同で設立すると発表する。3社の出資比率や出資金などの詳細は非公開。同社の代表取締役にはアイスタイル取締役兼COOの高松雄康氏が就任する。

現在、福岡で開催中の招待制カンファレンス「B Dash Camp」で高松氏が取材に応じてくれた。

OPEN8は女性(F1層中心)をターゲットにしたスマートデバイス向けの動画広告配信事業を展開する。

配信先のメディアには共同出資しているアイスタイル、エキサイト両社の運営するメディアを中心にネットワークが構成され、高松氏の説明では2社だけでもMAUは1500万人近くに上る。更に複数の外部有力メディアが参画を内定しており、販売時には3000万人へのリーチが可能なネットワークに仕上げるということだった。

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設立の背景には下げ止まらないPCベースの広告単価、パフォーマンスの問題がある。「ネット広告の市場は1兆円を超えたと言われているが、対照的に広告の単価は下がり続けている」(高松氏)という認識は多くのネットメディア運営者にとって共通の認識になりつつある。

一方、ユーザーのシフトが進むスマートデバイスの広告はまだ未開の土地だ。詳細な割合は非公開としつつも、高松氏は相当量のスマートフォン広告在庫が売れ残っていると指摘。ここを攻めることで「マーケティング業界で10年に一度のパラダイムシフト」(高松氏)を確実に捉えようという狙いだ。

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そして彼らが目を付けたのがここ最近回線環境やスマートデバイスの普及によってストレスなく閲覧が可能になった「動画」だった、というわけだ。TVCMを打てるナショナルクライアントの巨額な予算をこのデバイスにシフトさせる。

OPEN8ではVIDEOTAPという動画広告配信サービスの提供を予定している。これについてはテキストで説明するよりも下の動画をチェックしてもらったほうが早いだろう。

VIDEOTAPでは動画広告をスキップさせず、高い視認率を確保するために、画面上部の枠を固定して動画広告を配信する。放映が終わると、小さなバナーサイズに自動的に折りたたまれて配信が完了する。素材は15秒の尺に固定され、ビュー保証で販売されるということだった。

OPEN8では今後、女性向けメディア・動画広告ネットワークの他に、ゲームアプリを対象にしたサービスも検討しているという。実際のパフォーマンス等についてはテスト段階の結果も出ているようだが、実際の運用に入った段階で可能であれば改めて検証してみたい。

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【追記あり】LINE前代表の森川亮氏の新たな道は「動画」ーーC Channelが主要ネット企業より5億円を調達 #bdash

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13時追記:森川氏が登壇したのでその際のセッションを追記する。 C Channelの公開について、改めて森川氏がアソビシステムの中川悠介氏らと共に壇上に上がり、サービスの公開を発表した。 動画を上げてくれる「クリッパー」という「モデル兼」投稿(契約)ユーザーは100人になっており、毎日10本程度のコンテンツを更新していくという。また、年齢や趣味嗜好などの情報からタイムラインを再構成するような仕組み…

13時追記:森川氏が登壇したのでその際のセッションを追記する。

C Channelの公開について、改めて森川氏がアソビシステムの中川悠介氏らと共に壇上に上がり、サービスの公開を発表した。

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動画を上げてくれる「クリッパー」という「モデル兼」投稿(契約)ユーザーは100人になっており、毎日10本程度のコンテンツを更新していくという。また、年齢や趣味嗜好などの情報からタイムラインを再構成するような仕組みも検討しているようだ。

森川氏はC Channelをケーブルテレビ時代のMTVと似ていると話していた。コンテンツを自社で全て制作するのではなく、ブランド構築を優先させ、自分たちのメッセージ性のあるコンテンツについては自分たちで作り込んでいく。それ以外は協力してくれる人たちのコンテンツをブランドによって集め、配信する。

そういう背景から、公開してからこの僅かな間で既に広告の依頼が入っているということだったが、しばらくは「やせ我慢」でブランド構築を優先させるということだった。

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アソビシステムはC Channelのコンテンツ制作において重要な位置を占めることになりそう

また、今回きゃりーぱみゅぱみゅさんなどを擁するプロダクション、アソビシステムが資本参加しているが、これも同社の所属タレントがクリッパーとして参加することを意味している。

「これからは個人がメディアになっていく時代。テレビや新聞も雑誌も重要だけど、インスタグラムやYouTubeを通じて世界に出て行きやすい時代になった。自分で動画アップする子は学んでいる。プロに撮ってもらうのも含めて自己表現のきっかけになってる」(中川氏)。

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アソビシステム所属タレント。彼女たちがクリッパーとして登場する。

話ではブログを書くように動画を編集し始めている女子高生も出てきているというから、課題となるコンテンツの制作コスト、スピードの問題もこういったところから解決できていくのかもしれない。

追記終わり


LINEを率いたベテランの新たな挑戦が明らかになった。

ーー動画メディアだ。

前LINE代表取締役の森川亮氏が代表を務めるC Channelは4月10日、女性向けの動画ファッション雑誌「C Channel」の公開を発表する。サービスはβ版としてウェブのみの公開だが、同社では夏頃を目処にスマートフォンアプリの提供および年内を目標に英語版の制作・配信を予定しているとしている。

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また同社の設立にあたり、アイスタイル、アソビシステムホールディングス、グリー、GMO VenturePartners、ネクシィーズ、B Dash Ventures、MAKコーポレーション、楽天を引受先とする第三者割当増資の予定も公開される。

調達した金額は総額約5億円で、実施は4月下旬を予定している。各社の株式比率などの詳細は非公開。

C Channelはファッションやヘアメイク、フード、トラベルなどのライフスタイル関連情報を扱った動画メディアで、ターゲットは主にF1層を中心に考えられているようだった。

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森川氏はご存じの通り2015年3月末までLINEの代表取締役を務めていた人物。日本テレビでそのキャリアをスタートさせ、ソニーを経て2003年ハンゲームジャパン(現LINE)に入社。オンラインゲーム事業を牽引する課程で2011年にメッセージング・サービス「LINE」を生みだし、登録者数5億人以上という巨大プラットフォームに成長させた。

2014年4月から現代表取締役の出澤剛氏と共同代表取締役体制を取り、同年12月に退任を発表してその動向が注目されていた。

ネット発「マスメディア」への挑戦

今回のプロジェクトは、彼の一番最初のキャリアである「テレビ」に改めて挑戦するものとなった。

「インターネット・サービスは個人をエンパワーしてきましたが、メディアに関してはまだまだマスメディアが強い状況で、日本からグローバルに展開できているものはありません。

オンライン動画が盛り上がってきているものの、まだまだマニアや特定個人向けのものです。ナショナルクライアントが広告出稿したくなるようなブランドはまだ見当たらないのが現状なのです」(森川氏)。

タイム・ワーナーやニューズ・コープのような世界的メディアコングロマリットを「ネット発」で創る、それが森川氏の狙いだ。確かに今、低価格で良質なモバイルネット回線、高性能のスマートフォン端末のおかげで「ガラケー」時代には難しかったリッチコンテンツを自由に扱えるインフラがほぼ整備された。

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しかもモバイルだ。手のひらの中の可処分時間はゲームやキュレーションが奪い合いを繰り広げているが、もしここに動画という切り口がやってきたらどうなるだろうか。

チャンスは十分にある。

「切り口は日本のカルチャーやフード、トラベルといったライフスタイルです。女性がターゲットで、動画のファッション雑誌的なアプローチを考えています」(森川氏)。

画面イメージを見ると分かるが、Pinterest風のインターフェースにタイル型のコンテンツが並ぶ。これらが全て動画として配信される。ソーシャルグラフもあるので、興味を持った情報が流れるのはお決まりのパターンだろう。

問題はコンテンツの制作だ。森川氏も過去の経験から、映像業界の課題としてスピードと高コスト体質を指摘していた。

良質な動画コンテンツを安価にかつ、大量に制作するにはどうしたらいいだろうか?

ここでもまたスマートフォンが重要な役割を果たす。カメラ付きスマホ端末はそれ自体が視聴端末であると同時に、制作ツールにもなり得る。つまり、自撮りだ。

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実際には映像を見て欲しいのだが、コンテンツの中にはモデルが自分で撮影したカットを編集して配信しているものがある。C Channelには社員として編集スタッフを配置しており、彼女たちが撮影した素材を編集部に送り、1分ほどのコンテンツに仕上げて配信する。

もちろん、しっかりとディレクターを入れて撮影するものもあるそうだが、アシスタントからヘアメイクまでフルセットで入れる商業映像制作とはまるで違うことはわかるはずだ。

「カメラマンがいると表情が硬くなるんです。テレビ的というか。でも自撮りだと表情がリラックスしてて豊かなんですよね。コミュニケーションがメインのメディアなのでその方法もいいなと」(森川氏)。

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この拠点としてC Channelは原宿にオフィス兼スタジオ(4月19日オープン予定)を構え、ここから世界に向けて挑戦を開始する。

オンライン動画広告市場を創造する

「ビジネスモデルは動画広告とコマースを考えています。映像を見てその場で買える。広告については、ナショナルクライアントが出稿したくなるメディア・ブランドをつくります。現在のメディアは(量を追い求めるあまり)安かろう悪かろうの方向に向かって、焼き畑農業的な印象がある」(森川氏)。

動画広告市場については、2013年に132億円だったものが、2017年には640億円と5倍増するという試算(※シードプランニング調査)もある成長市場だ。

一方で、ナショナルクライアントと呼ばれるビッグスポンサーは自分たちのCMが流れる「メディアの質」にも当然こだわりを持つ。自分たちのCMが広告ネットワークに流れて低俗なサイトに表示されては逆効果なのは当然のことと言える。

このタイミングで彼らの「受け皿」となり得る質のメディアを持つこと、これこそがC Channelの狙いだ。

ところでこのインタビューの終わり、ふと森川氏に「創業者」として、これまでの経営者としての経験との違いはあるのかと尋ねたところ、快活に笑いながらこう答えてくれた。

「みんなの分の給与も自分で振り込んでますよ。あと、ハンコの文化は無くさないといけないですね。あれは効率が悪い(笑」(森川氏)。

ベテランの挑戦は今始まったばかりだ。

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女性YouTuberマネジメントのスリーミニッツにフリークアウトの佐藤裕介氏が社外取締役として参加 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuokaの取材の一部。 女性YouTuberの育成・マネジメントを提供するスリーミニッツに、フリークアウトやイグニスなどの創業に携わった佐藤裕介氏が社外取締役として参加する。現在、福岡・博多で開催中の招待制カンファレンス「B Dash Camp」の会場でスリーミニッツ代表取締役の宮地洋州氏が教えてくれた。 「佐藤氏にスリーミニッツ…

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写真左:スリーミニッツ代表取締役の宮地洋州氏、新たに社外取締役に就任する佐藤裕介氏

本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuokaの取材の一部。

女性YouTuberの育成・マネジメントを提供するスリーミニッツに、フリークアウトやイグニスなどの創業に携わった佐藤裕介氏が社外取締役として参加する。現在、福岡・博多で開催中の招待制カンファレンス「B Dash Camp」の会場でスリーミニッツ代表取締役の宮地洋州氏が教えてくれた。

「佐藤氏にスリーミニッツの社外取締役に就任してもらいました。元々友人でもあり、経営者としても天才軍師として尊敬していた彼に就任してもらい、大変嬉しく思っています。今後は更にビジネスを加速させる為に、佐藤裕介氏にもサポート頂き日々精進していきたい次第です」(宮地氏)。

二人は共に1984年生まれの同い年だそうで、宮地氏が以前代表として携わっていたマーケットプレース「STULIO」の時代から佐藤氏はメンターとしてアドバイスを送っていた仲だという。今回の就任にあたり、佐藤氏はこのようにコメントをくれた。

「スリーミニッツは、モバイル上での動画コンテンツ発見体験・視聴体験にあわせた動画コンテンツをつくることのできるチームです。

そもそも、動画版 BuzzFeed というテーマが普段からいろいろ考えている新規事業ネタの中にありました。そこに合致する事業を旧知の仲であった宮地が立ち上げるということで、微力ならがらもサポートできればと考えていました。

静的なコンテンツの集積地ではなく、ディストリビューションのみにフォーカスした動画コンテンツが分散的に存在する、という新しいメディアの形を模索していきたいです」(佐藤氏)。

二人は今日のセッションで登壇して、新たに盛り上がりを見せる動画サービスについて意見を交わしている。

参考記事:「YouTubeで単純に洋服を見せるだけじゃダメ」ーースタートアップたちが語った動画市場の今 #bdash

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「YouTubeで単純に洋服を見せるだけじゃダメ」ーースタートアップたちが語った動画市場の今 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuokaの取材の一部。 動画周りのスタートアップがいつになく騒がしい。 YouTubeをベースに始まったMCN(マルチチャンネルネットワーク)はYouTuberたちを生み出しあっという間にその概念を広げたし、2010年から地道にユーザー数を伸ばしてきたライブストリーミングサービス、ツイキャスは1000万人を獲得した。 ニコニコ動画…

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フリークアウトの佐藤裕介氏

本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuokaの取材の一部。

動画周りのスタートアップがいつになく騒がしい。

YouTubeをベースに始まったMCN(マルチチャンネルネットワーク)はYouTuberたちを生み出しあっという間にその概念を広げたし、2010年から地道にユーザー数を伸ばしてきたライブストリーミングサービス、ツイキャスは1000万人を獲得した。

ニコニコ動画のように数億の再生回数を稼ぐものもあれば、MixChnnelのように女子中高生を中心に激しく利用が進んでいるサービスもでてきた。さらに彼らは動画広告も開始して、マネタイズも動画の時代に移りつつある。

スマートフォンの普及、モバイルを含めた回線の充実と低価格化、そして端末性能の向上が「お茶の間の王様」と言われたテレビからその役割をモバイルやウェブの世界に移しつつある。

福岡、博多で開催された招待制カンファレンス、B Dash Camoの最初のセッションもこの動画がテーマとなった。この分野で注目を浴びつつあるプレーヤーたちが現状を語る。登壇したのはDonutsの福山誠氏、スリーミニッツ代表取締役の宮地洋州氏、ニワンゴ代表取締役の杉本誠司氏、モデレーターはフリークアウト取締役COOの佐藤裕介氏が務めた。

話はまず、オンライン動画サービスの盛り上がりについてから始まった。

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ニワンゴ代表取締役の杉本誠司氏

 

「動画が改めてきてるな、というのはスマートフォンの広がりが大きいですね。プラットフォームもMixChannelみたいに多様化しているし、SNS上でエンベットできるようになったことで需要が広がった。それとスマホで簡単に撮れるこれが大きい。ニコ動が始まった頃のガリガリ編集してというよりも簡単にぱっと上げられるようになった変化がある」(杉本氏)。

続けて杉本氏は動画コンテンツの裾野が広がってマス受けするものが増えたと説明。「人気コンテンツは二つに分かれる、スポット的にドーンと当たるものと、長く愛されているもの」(杉本)。

また、MixChannelは作っている側と見ている側がほぼ同じ世界観で生きてるという変わったプラットフォームだ。ニコニコ動画のようにテキストコメントでコミュニケーションするのとはまた違った会話方法があるようだ。

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Donutsの福山誠氏

「MixChannelでは『真似をする』っていう行為が多いんです。一番始めにお見せしたキス動画を数千人がやってるんです(笑。動画のコンテンツにはコンテンツで返している」(福山氏)。

キス動画で会話をしているのだから、その興味の範囲外の人が見てもただの「チュー動画」でしかない。しかし、会話している本人たちにとってはその動画が増えれば増えるほど、興奮する。そういうカテゴライズ文化が生まれているのだという。

一方で登壇したスリーミニッツはコンテンツを作る側となる。宮地氏は動画プラットフォームで受けるコンテンツの違いをこう語る。

「YouTubeで単純に洋服を見せるだけとかは全く当たらない。再生回数も伸びない。カタログっぽいのはダメ。メイクをすっぴんから公開していってアイラインひとつとっても、100円均一で買って来たものを実況する方がヒットしますね」(宮地氏)。

インスタグラムは真逆で、そういうハウツーよりもファッション性の高いものの方が受けるのだそうだ。プラットフォームでコンテンツの質が変わる話は面白かった。

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スリーミニッツ代表取締役の宮地洋州氏

話はビジネスに移る。動画ビジネスは長らく語られてきたが、やはり国内市場のエポックメイキングな話題はニコニコ動画の黒字化だろう。2007年から動画課金を開始し、通気黒字を2010年に達成。その難しさはどこにあったのだろうか。

「動画ビジネスって定義づけてるけど(実際は)動画『コンテンツ』ビジネスじゃないよね、コミュニティサービスとして動画をサブスクリプションできるというものっていう理解をしています。ただ、ネットにおける動画によるお金の取り方に関しては参考になるよねって」(杉本氏)。

杉本氏は動画のコンテンツホルダとビジネスの話をして、コンテンツそのものに対価を支払って欲しいという考えと、ユーザーがお財布の紐を緩めるタイミングの「ズレ」を指摘していた。

「(コンテンツホルダさんは)コンテンツに対してまずお金を払ってもらってという前提で話を進める。だから噛み合わない。パッケージで提供している側にしているとそこで対価をもらわないと気持ちが悪い。けれど、ユーザーが払いたいというタイミングでとれなければ意味がない」(杉本氏)。

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私たちはゆっくりと成長しますーー福岡のヌーラボ、世界展開を語る #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuokaの取材の一部。 福岡のインターネット企業として積極的に世界に向けて展開を続けるのがヌーラボだ。BacklogやCacooといったプロダクトを武器に、単なる地方の中小企業に留まらない精力的な活動を見せている。 また最近では、同じく九州地区の宮崎県を拠点にコマース事業を展開していたアラタナがスタートトゥデイの傘下入りするなど、…

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面接の前に取材対応してくれたヌーラボ代表取締役の橋本正徳氏

本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuokaの取材の一部。

福岡のインターネット企業として積極的に世界に向けて展開を続けるのがヌーラボだ。BacklogやCacooといったプロダクトを武器に、単なる地方の中小企業に留まらない精力的な活動を見せている。

また最近では、同じく九州地区の宮崎県を拠点にコマース事業を展開していたアラタナがスタートトゥデイの傘下入りするなど、東京以外のネット企業の成長のあり方にも注目が集まっている。

参考記事:スタートトゥデイが宮崎を拠点にネットショップ支援事業を展開する「アラタナ」を完全子会社化

彼らのホームタウンということもあり、現在の状況を同社代表の橋本正徳氏に聞いた。(太字の質問は全て筆者。回答は橋本氏)

前回のアップデートが法人向けのサービス提供でしたが最近の状況はどう?

2月18日に公開した法人向けの「Cacoo for Business」が、既に58社に導入して頂けるなど、好調です。最初の1ヶ月は無料お試しの期間でしたから、本格的な有料での利用開始は3月17日くらいからなので、約3週間でその数字に到達した感じですね。

ヌーラボは福岡から積極的に海外にも展開してますよね。今って何拠点ぐらい?

法人としては、ニューヨークオフィスとシンガポールオフィスになります。局所的には台湾やベトナムといったところがありますね。例えば台湾は、現地にヌーラボのスタッフがいるので、彼女の頑張りもあってCacoo、Backlogともに、ユーザーが増えています。

言語の壁は♡で乗り越えています。

なるほど。今回の法人向けサービスもやはり海外からのお客さんも取れてますか?

やはり国内に多いのですが、内10社はアメリカやフランス、ブラジルなど国外の組織や企業になります。また、このリリースを機に、SSO(シングルサインオン)の仕組みを導入することも決まってます。

ヌーラボのサービスがひとつのアカウントで使えるというもの?

はい、Nulab Account にて、グループ管理や、ヌーラボのサービスの契約管理ができるようになります。現在は、Cacooのみですが、あわせてBacklogやTypetalkなどにも導入が進めば、例えばCacooとBacklogを併用して利用されているユーザーの方は、同一インターフェースで支払いや、グループの管理等ができるようになり、管理者などにとって便利になると考えています。

どんどん便利になりますね。ところで、九州出身のアラタナさんがスタートトゥデイ入りされましたよね。外部から投資金を受けて事業を急成長させる方法はあまり東京以外の土地では積極的に採用する会社さんは少ないですが、ヌーラボはどうなんでしょうか?

先日、経済産業省の「がんばる中小企業・小規模事業者300社」に選ばれました。これでもうスタートアップは卒業です(笑。外部資金を積極的に活用する方法は急成長を求める場合にはいいと思いますが、私たちはゆっくりとやりたいですね。

なるほど。ご卒業おめでとうございます。お時間ありがとうございました。

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