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B Dash Camp Spring 2018 in 福岡のPitch Arena、薬局・薬剤師向け電子薬歴クラウド「Musubi」提供のKAKEHASHIが優勝 #bdashcamp

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本稿は、福岡で開催中の B Dash Camp 2018 Spring in Fukuoka の取材の一部だ。 福岡で開催中のスタートアップ・カンファレンス「B Dash Camp 2018 Spring in Fukuoka」のピッチコンペティション「Pitch Arena」には書類審査を通過した18社のスタートアップが予選に登壇、このうち6社がファイナリストに選ばれた。決勝では、薬局・薬剤師向…

本稿は、福岡で開催中の B Dash Camp 2018 Spring in Fukuoka の取材の一部だ。

福岡で開催中のスタートアップ・カンファレンス「B Dash Camp 2018 Spring in Fukuoka」のピッチコンペティション「Pitch Arena」には書類審査を通過した18社のスタートアップが予選に登壇、このうち6社がファイナリストに選ばれた。決勝では、薬局・薬剤師向け電子薬歴クラウド「Musubi」を提供するKAKEHASHIが優勝した。

Pitch Arena ファイナルラウンドの審査員を務めたのは、

  • 朝倉祐介氏(シニフィアン)
  • 福島良典氏(Gunosy)
  • 木村新司氏(DAS Capital)
  • 國光宏尚氏(gumi)
  • 塩田元規氏(アカツキ)

……の5人の皆さん。本稿では、ファイナリストの顔ぶれとピッチの様子をランダウンしてみたい。

【優勝】【Caster Biz Special Award 受賞】Musubi by KAKEHASHI

KAKEHASHI が提供する「Musubi」は、薬局や薬剤師向けの電子薬歴クラウドだ。コンビニより数が多いと言われる薬局は全国に6万店舗。薬局において重い業務は、患者毎に薬歴を記入する業務だ。平均して患者40人に対しての薬歴記入の作業は2時間要するとされるが、Musubi を導入することで15分間にまで(8分の1)圧縮できるという。

患者は薬局に来局し、薬剤師は処方箋に基づき調剤を行う。この後、薬剤師は患者に服薬指導を行うが、Musubi ではこの服薬指導をタブレット端末を使って行い、薬剤師によるボタン選択の操作だけで進めるだけで薬歴が記録が書けてしまう。サービス開始から4ヶ月で、全国の薬局6万店舗の11%に相当する7,000店舗から問い合わせを得ている。将来、遠隔服薬指導が解禁された後には、薬のデリバリサービスの提供も視野に入れている。

【Special Award 受賞】スマホ保険 by justinCase

justinCase は、保険数理コンサル大手 Milliman 出身でアクチュアリー業務に従事してきた畑加寿也氏(現 CEO)らを中心に、2016年に設立されたインシュアテック・スタートアップだ。現在準備を進めている「スマホ保険」は、スマートフォンユーザ向けの故障時の修理代負担保険サービスだ。AI アルゴリズムを利用してユーザの行動パターンを解析、各ユーザ毎にリスク評価することで最適な保険料でのサービス提供を実現する。

スマホ保険は、シェアリングエコノミーの概念を保険に応用した「P2P 保険」に分類され、友達同士や同じリスクに対する保険に興味のある集団(プール)で保険料の拠出を行い、このプールから保険金が支払われる仕組みを採用している。これまでに、500 Startups Japan や青柳直樹氏らからシード資金を調達している

HERP by HERP

HERP が提供する「HERP」は、人材採用業務おける多くの事務作業を自動化するプラットフォーム。求人票の作成、候補者情報作成、選考結果の連絡、社内への連絡などを自動一元化する。通常、採用アシスタントを確保することで対応していた業務を自動化することで、採用人件費を75%以上削減する。これまでに500社が事前登録している。

人材採用が進化しないのは、媒体別、エージェント別でプラットフォームが閉じてしまっているからと考える同社は、HERP を複数の媒体やエージェントと連携できるオープンな採用マーケティング SaaS にしていくという。将来的には、マーケティングチャネル別の投資対効果予測、求人票の AB テスト自動化、書類選考の自動化などの機能提供も計画している。

<関連記事>

ラボナビ by Inner Resource

研究部門での購買においては、不正防止や最適化のためのルールが設定されていることが多い。相見積をとって複数業者からの納入価格を比較、それを複数名で内容確認し共有、さらに発注まで、一連のプロセスの中で手書きで購買管理することが求められる。一部、東京大学などでは「UTokyo 試薬サイト」にような購買管理システムが導入されているものの、独自システムであり運用コストが高く、ユーザにも使いにくいという欠点が残る。

Inner Resource の開発した「ラボナビ」は、業界のフローに則って、買管理から発注までを一気通貫で行える汎用的に利用可能なクラウドサービスだ。導入先では業務フローが効率化され、納入業者への見積依頼数が従来の3分の1になり、購入金額が平均8%ダウンしたという。ANRI から支援を受けている。

ロジクラ by NewRevo

NewRevo の「ロジクラ」は、54兆円に上る中小企業の過剰在庫の問題の解決を支援するプラットフォームだ。企業における発注担当者は、勘や経験で発注を行なっていることが多く、これが過剰在庫を生み出している。ロジクラでは、景気動向、天気、競合情報、破損率などをもとに需要予測を行い、データドリブンな発注環境を提供する。

国内には在庫管理から需要予測までを一気通貫で提供するサービスがまだ存在しておらず、ロジクラはこの点で優位性を誇っている。これまでに60社以上から問い合わせを受けており、5年後に5,000社の獲得、国内過剰在庫の30%削減を目標に、規模に応じて年間60万円からの料金で提供する。将来的には、ユーザ同士が過剰在庫/在庫不足を売買できるマーケットプレイス機能、在庫を担保にしたレンディング機能を提供したいとしている。

Open Network Lab の Seed Accelerator Program 第15期に採択され、昨年12月、プレシリーズ A ラウンドでジェネシア・ベンチャーズから5,000万円を調達している。

Yumerium by Subdream Studios

Subdream Studios が提供する Yumerium は、ブロックチェーンを使うことで、ゲームのプレイ、レビュー、シェアを通じてリワードを稼ぐことができるプラットフォームだ。トークエコノミーの概念をゲームのプレイヤーやコミュニティにまで広げることにより、当該タイトルの人気獲得とともに、ゲームメーカーのみならず、ゲームプレーヤー・インフルエンサーまでもがメリットを享受できるエコシステムを作る。

当面は自社タイトル + ネットワークでサービスを広げ、2019年以降はサードパーティーのタイトル扱開始、その後は、クラウドファンディングプラットフォームに育てていきたいとしている。これまでにシードラウンドで、ジェネシアベンチャーズ、DeNA、Cognitive Investment、HTC などから160万米ドルを調達している。

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m-flo☆Taku Takahashi氏、アソビシステム中川氏、アイスタイル吉松氏が語る、メディアとエンターテイメントのゆくえ #bdashcamp

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本稿は、福岡で開催中の B Dash Camp 2018 Spring in Fukuoka の取材の一部だ。 B Dash Camp 1日目の最終セッションは、変化のスピードが特に速い分野の一つである、メディアとエンターテイメントについてだ。ショウビズやコミュニティビジネスを代表する3人が、この分野の将来の可能性について議論した。 1987年にユニットを結成した m-flo のメンバーであり、日…

左から:モデレータの宮澤弦氏(ヤフー 上級執行役員 メディアグループ長)、☆Taku Takahashi 氏(m-flo、block.fm)、中川悠介氏(アソビシステム代表取締役)、吉松徹郎氏(アイスタイル代表取締役)
Image credit: Masaru Ikeda

本稿は、福岡で開催中の B Dash Camp 2018 Spring in Fukuoka の取材の一部だ。

B Dash Camp 1日目の最終セッションは、変化のスピードが特に速い分野の一つである、メディアとエンターテイメントについてだ。ショウビズやコミュニティビジネスを代表する3人が、この分野の将来の可能性について議論した。

1987年にユニットを結成した m-flo のメンバーであり、日本を代表する DJ 兼音楽プロデューサーでもある ☆Taku Takahashi氏 は、2011年にインターネット放送局「block.fm」を立ち上げるなど、エンターテイメントビジネスにおいても黎明期からオンライン/オフライン融合の可能性を模索し始めた先駆け的存在だ。

☆Taku Takahashi 氏(m-flo、block.fm)
Image credit: Masaru Ikeda

block.fm では、平日のライブ放送を含め3チャンネルのストリーミング放送が実施されており、日本や世界のトップカルチャーを紹介するほか、有名 DJ・モデル・文化人・クリエイターなどらが番組づくりに参加している。大手飲料メーカー、映画会社、スポーツメーカーなどと組んでフェスイベントや DJ イベントを開催するなど、新たな商機を見出しつつ、新世代に活躍の場をもたらしている点でも興味深い。

きゃりーぱみゅぱみゅなど有名アーティストを数多く抱える、アソビシステム代表取締役の中川悠介氏は、☆Taku 氏と彼の活動について、次のように語った。

曲が作れる DJ とかが増えてきた中で、彼らに活躍する場が無かった。若いコたちが音楽を広げていくというのは、すごく意味のあることだなぁと思っていた。(音楽ストリーミングの)再生数が多いだけでは食べていけない時代に、新しいメディアと組むとか、活躍の場を変えていくということは、すごく大事だと思う。(中川氏)

ただ、block.fm には賞賛の声がある一方で、生みの親である ☆Taku 氏はそれでは満足していない。

なんだかんだで1ヶ月に30本近い番組を作り続けてきた結果、ノウハウが溜まってきた。(通常のラジオに比べて)一桁少ない金額でいいものが作れるものの、いいものを作っているだけではダメで、もっとリーチを増やさないと。ブーストしたいなか、資金調達したいなと思うようになった。(☆Taku 氏)

☆Taku 氏と中川悠介氏に共通していたのは、そんな芸能界やショウビズから、新たに革新的な可能性を見出すために、今回の B Dash Camp のような自分たちと異種の業界の人たちと積極的に交わる必要がある、というものだった。そのヒントは、B Dash Camp のセッション合間のネットワーキングや、☆Taku 氏が DJ を務めたアフターパーティーなどの端々にも隠れていたのかもしれない。

中川悠介氏(アソビシステム代表取締役)
Image credit: Masaru Ikeda

これまでテレビ局やラジオ局が電波やチャンネルといったプラットフォームを用意し、そこへ芸能プロダクションがアーティストというコンテンツを供出するという形で成立していたショウビズ業界だが、このビジネススキームも変化しつつあるのだ、と中川氏は言う。

アソビシステムのような芸能事務所もあれば、インスタグラマーを集めているような事務所もある。自分たちが稼ぐモデルも変わっていくんだろうな、と思っている。今や変化が激しすぎて、(芸能事務所も)今やどことどう組んで良いのか分からなくなってきている。

そんな中でコンテンツを持っている自分たちが、プラットフォームを自ら作っていく必要があるんだろうな。プラットフォーム側に立っていくことが、これからの芸能界の未来なんだろうな、と思うようになってきた。(中川氏)

メディアの一番の強みは、人の心を動かし、それが世の中に大きな変化の波を作り出せること。例えば、アソビシステムでは所属アーティスト全員のフォロワーを足すと600万人に達し、アーティストはコンテンツであるとともに、人の心や世の中に変化の波を作り出せるメディアとしての力を持ち始めているのだという。

吉松徹郎氏(アイスタイル代表取締役)
Image credit: Masaru Ikeda

@cosme という日本を代表するコミュニティを作った吉松徹郎氏は、彼の会社アイスタイル(東証:3660)がテーマとする化粧品や美容と、ショウビジネスの間には取り扱うコンテンツの違いがあるものの、ファンビジネスと言う点で共通項が多いと指摘した。そんな中で、メジャーレーベルとインディーレーベルの関係性と同じく、コスメブランドにおいても、大手化粧品メーカーなどとは対照的に、ロングテール的なアプローチで、自ら化粧品のブティックメーカーを作ったり探したりするユーザが増えてきているのだという。

音楽であれ、化粧品であれ、いいもの(自分が気に入るもの)とである機会が増えてきている。(中略)20数年前は、その手段がメディアしかなかった。今は出会えたら、その先でいろんなビジネスができる。(吉松氏)

インターネットやソーシャルメディアの普及が意味するのは、個のエンパワーメントだ。☆Taku 氏は、そんな力のある個が多く眠っている日本には大きな可能性があると確信していて、彼らをさらにエンパワーするための既成概念を超えたマッチングや、より業界を面白くするための努力が必要だろうと語った。

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スマホの次、パラダイムシフト本命は「ブロックチェーン」ーー取引所が儲かる理由と次の展開(前半)

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本稿は、福岡で開催中の B Dash Camp 2018 Spring in Fukuoka の取材の一部だ。 スマートフォンという大きなパラダイムシフトが発生したのが今から約10年前。2007年のiPhone登場をビッグバンとしてその後のアプリ経済圏、世界的なモバイルインターネットシフト、ソーシャル、シェアリング、オンデマンドエコノミーの勃興など、PCインターネットビジネスの「変化」が数多くここ…

本稿は、福岡で開催中の B Dash Camp 2018 Spring in Fukuoka の取材の一部だ。

スマートフォンという大きなパラダイムシフトが発生したのが今から約10年前。2007年のiPhone登場をビッグバンとしてその後のアプリ経済圏、世界的なモバイルインターネットシフト、ソーシャル、シェアリング、オンデマンドエコノミーの勃興など、PCインターネットビジネスの「変化」が数多くここから生み出された。

やがてサービスが飽和に近づき、暇つぶしのゲームからテレビ、古物の売買からタクシー配車、昼メシの配達までなんでもできるようになるといよいよ「その次」を探し始めることになる。

IoT、ARやVR、ライブコマースなどなどアイデアは星の数ほど出てきた。しかしどれも大きな波であるものの、スマートフォンインターネットを凌駕するにはやや物足りなかった。

そんな時に忽然と、しかしながら水面下ではゆるやかに成長していたのがブロックチェーン技術による新しい世界観だ。これまでのインターネットになかったコピー不可のユニークなデータ、コミュニティによるネットワーク、非中央集権。どこかの誰かに決められていた権利は個人の手に渡り、大資本の思うがままだったリソースはコミュニティによって分散化された。

大きな構造の変革がある一方、考えるべき項目が多すぎて全体像はまだまだ曖昧だ。スマートフォンが出てきた時と同様、この「次のパラダイムシフト」に対する疑問もまた多い。

福岡で開催中の招待制カンファレンス「B Dash Camp」の壇上で語られた話題の中に、いくつかヒントが隠されていたのでそれをきっかけにこれから何が起こるのか、少し考察をしてみたいと思う。

セッションにはDAS CapitalのディレクターでAnyPay代表取締役の木村新司氏、gumi代表取締役の國光宏尚氏、メタップス代表取締役の佐藤航陽氏、GMOコイン代表取締役の高島秀行氏が登壇し、モデレーターはB Dash Venturesの渡辺洋行氏が務めた。

暗号通貨取引所という「儲かる」ビジネス構造と収束

コインチェックで発生した盗難事件とその対応/コインチェックサイトより

国内の暗号通貨市場を語る上で避けて通れないのが昨今のトラブルだ。

コインチェックが受けたNEM盗難被害事件は同社の返金対応で徐々に収束に向かいつつあるが、騒動が大きくなったのはここで動いた金が想像のはるか斜め上をいく規模だったことも影響しているだろう。

登壇したGMOコインの高島氏の話によると、取引所が扱うアルトコイン(ビットコイン以外の暗号通貨)は手数料が比較的高く、2〜3%が設定されているそうだ。特にこれらのアルトコインを多く扱っていたコインチェックは12月の取引流通総額が4兆円に届きそうな金額だったため、相当の収入があったとみられている。

また、高島氏はこれ以外にも暗号通貨黎明期に「仕入れた」暗号通貨を資産として保有している可能性もあり、これらの爆発的な値上がりも含めた複合的な要因で取引所が大きな収益を得ることになったのでは、と説明していた。

しかしこれをきっかけに監督官庁である金融庁も監視を強化し、登壇したGMOコインを含む複数社に対して業務改善命令を出す事態に発展しているのも周知の事実。

ではこの激しいアップダウンの後に何が待っているのだろうか?壇上では大きく規制の方向性とブロックチェーンの可能性について語られていたので、後半ではそれら2点を中心に彼らの言葉を借りて整理してみたいと思う。(後半につづく)

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年間の流通総額は50億円規模に到達ーーくらしのマーケット躍進、出資や企業買収による拡大も

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本稿は、福岡で開催中の B Dash Camp 2018 Spring in Fukuoka の取材の一部だ。 招待制カンファレンス「B Dash Camp 2018 Spring in Fukuoka」の取材で福岡の地を訪れている。IT系を中心とした企業幹部が集まるオフサイト勉強会で、本誌ではセッションやピッチアリーナの様子を含めてレポートをお届けする予定だ。会場には起業家諸兄が多くいることもあ…

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みんなのマーケット代表取締役の浜野勇介氏

本稿は、福岡で開催中の B Dash Camp 2018 Spring in Fukuoka の取材の一部だ。

招待制カンファレンス「B Dash Camp 2018 Spring in Fukuoka」の取材で福岡の地を訪れている。IT系を中心とした企業幹部が集まるオフサイト勉強会で、本誌ではセッションやピッチアリーナの様子を含めてレポートをお届けする予定だ。会場には起業家諸兄が多くいることもあり、近況を尋ねるよい機会でもあるのだが、今回もまたひとつ大きく拡大している話題を耳にすることができた。

生活関連サービスのマーケットプレイス「くらしのマーケット」を運営する、みんなのマーケット代表取締役、浜野勇介氏だ。前回前々回同様、たまたま近くにいるということで話を聞いたところ、月間の売上はすでに1億円近くに到達しているという。ショートインタビューを実施したので彼のアップデートをみなさんに共有したい。(太字の質問は全て筆者、回答は浜野氏)

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くらしのマーケットがすごく伸びてるという噂を聞きました。

月の売上は1億円に到達する規模に成長しました。登録してくれている事業社の数も1万5000社に拡大して、現在も毎月700社ずつ登録が増えている状況です。

流通総額はどれぐらいになっているんですか?

年間ベースですが、50から60億円ぐらいの規模になっています。業種についても以前、こちらで取材を受けた際はハウスクリーニングなどに偏りがありましたが、今はリフォームなど幅広い業種の方にご参加いただいてます。カテゴリは以前の取材時(3年前)に数十だったのが今は200以上あるんです。

くらしのマーケットを創業されて今年で8年ですが、ようやく何か見えてきた

そうですね。ようやく自分が何をやっているのか分かってきました。以前、10名ほどだったチームも70名までに拡大していて、出店対応などのカスタマーサポートや開発、マーケティングなどバランスのよい構成になっています。

開発者を採用するのはみなさん苦労されていると聞きます

実は海外の方が多く、ベトナムやネパール、中国などアジア圏の方が開発に多いんです。ただ、コストは特に日本の方と変わりはありません。

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以前の取材では店舗さんは月に多くて数百万円ぐらいの事業をここで売り上げていたということでしたが、それは変化ありましたか?

桁が上がっていますね。業種関係なく数千万円規模のビジネスされる方が増えました。

手数料モデルですよね

ウチが20%を頂いて、店舗さんには80%が支払われるモデルです。

使いこなせない店舗は何が問題なのですか?

スマホです。出店者のみなさんには専用のアプリを提供するのですが、スマホを持っていないと問い合わせ対応に遅れてしまうんです。

順調に拡大していますが、新たな資金調達や株式公開の予定は

実はシリーズBラウンドを昨年実施しまして、これまでリード投資家を務めてもらっていたニッセイキャピタルさんにフォローオンで増資を引き受けてもらっていました。ただ、予想以上に売上が伸びてしまって使う方が追いつかず、出資してもらった金額がそのまま銀行に残っている状態なのです。なので、新たな調達や株式公開については急いではいません。

出資金を使いきれない

なので、ちゃんと伸びてるので規模を大きくするのはもちろんですし、アプリ開発など間に合っていない状況がありますから人材の拡大も進めます。あと、周辺領域で活躍するスタートアップに出資したり、場合によっては買収みたいなこともやろうと思っています。

競合は?

目立ったところはないですね。サービスを模倣されることはあって、似たサイトを作って私たちの出店者に上から順番に電話営業しているようです。ただ、上位の出店者さんは仕事が埋まっているので、自然と仕事のあまりこない方が集まるサイトになってしまっているようです。

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前回と前々回のインタビューから比べて本当に伸びている話題を聞けてよかったです

私もよかったと思っています。

ありがとうございました

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