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GoogleやFacebookも注目するアフリカテック投資

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ニュースサマリ:Google invests R2.2-billion into Western Cape 重要なポイント:2020年後半、アフリカのテック系スタートアップ(主にはフィンテック)に対してアメリカからの注目が高まってきている。アフリカのスタートアップ向けファンドやアフリカのスタートアップと投資家のマッチングサービスを始め、アメリカからアフリカへの投資に関する話題が立て続けに報じられて…

Image Credit : NG_Hub

ニュースサマリ:Google invests R2.2-billion into Western Cape

重要なポイント:2020年後半、アフリカのテック系スタートアップ(主にはフィンテック)に対してアメリカからの注目が高まってきている。アフリカのスタートアップ向けファンドやアフリカのスタートアップと投資家のマッチングサービスを始め、アメリカからアフリカへの投資に関する話題が立て続けに報じられている。

Rally Cap Ventures

  • 米国を拠点とするベンチャーファンドであるRally Cap Venturesはアフリカとラテンアメリカのプレシード及びシードステージのスタートアップへの投資を目的として9月に創設された。ファンドの資金は主に、Plaid、Stripe、Paypal、Facebookなどに所属しアフリカのTech領域に関心をもつシリコンバレーのエンジェル投資家から調達している(Stripeは10月にナイジェリアのフィンテック企業Paystackを買収した)。
  • Rally Capでは既にアフリカとラテンアメリカでの投資のために約100万ドルを調達。 2万5,000ドルから最大25万ドルをチケットサイズとして見込んでいる。彼らはすでにMono(ナイジェリア)とPngmeという2つのスタートアップへの出資を行った。
  • Rally Capの投資の焦点は、B2Bフィンテックのスタートアップと彼らをターゲットにしたファンドにある。これらが時間の経過とともにより多くの市場に進出する可能性が高いと考えているからだ。

Bezos Expeditions

  • アフリカの7カ国で国境を越えたP2P決済サービスを提供するChipper Cashは11月、アーリーステージのスタートアップに投資するアメリカ拠点のVC、Ribbit Capital主導のシリーズBラウンドで3,000万ドルを調達した。
  • このシリーズBラウンドにはAmazonの創設者Jeff Bezos氏の個人的なVCファンドBezos Expeditionsも参加した。Bezos ExpeditionsはこれまでBusiness InsiderやStack Overflow、Twitterなどに出資している。アフリカのテック企業への出資は今回が初。

Deal Room

  • NYを拠点にするAI Media Groupはアフリカで初となるAIに焦点を当てた無料の投資マッチングサービスDeal Roomを11月にローンチした。AIに関連した事業を行うアフリカのスタートアップとそこに関心を持つ投資家やVCを繋ぐことを目的としている。
  • Deal Roomローンチ時点ではCirrus AI、Cape AI Ventures、Knife Capital、E4E Africa、Britegaze & Intelligent Impactの6つの投資パートナーが参加。今後数カ月のうちに投資パートナーはさらに追加される予定だ。

Google

  • Googleは11月に、特定の企業ではなく南アフリカの首都ケープタウンと西ケープ州に対して22億ランド(1億5,000万ドル弱)の投資を行うことを発表した。資金は南アフリカ全土で高速インターネット接続を提供するための、西ケープ州の光ファイバー海底ケーブル網の構築にあてられる。同地域では雇用の創出やさまざまな地元産業の成長にも繋がるとして広く注目が集まっている。

背景:ナイジェリア最大の経済都市ラゴスには2020年1月にGoogleがGoogle Developers Spaceを開設。2018年に既にアフリカ初のフラッグシップコミュニティスペース「NG_Hub」をラゴスにオープンしているFacebookは、2021年後半の稼働開始を目標に同市にオフィスを作る計画を今年9月に発表した。

Googleは南アフリカだけではなく、アフリカ全土に手頃な価格で高速のインターネットアクセスを可能にするという目標を掲げたProject Taara の開始を先月に発表。Facebookも2Africa projectを始動し、4年以内にアフリカ16カ国でのインターネットサービス提供を目指して、海底インターネットケーブル敷設を現地通信会社と実施する予定。

執筆:椛澤かおり/編集:岩切絹代