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食品を美味しくすることが、なぜ食品問題を解決することになるのか?——上海のフードテック・アクセラレータBits x Bitesが描く将来展望

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フードテックについて消費者によく知ってもらおうという試みは、たいてい時間の無駄に終わる、と Joseph Zhou(周桓達)氏は言う。彼は、中国初のフードテック専門のベンチャーキャピタル兼アクセラレータ、Bits x Bites(ビッツアンドバイツ)の投資パートナーだ。また、Zhou 氏は、中国における食品の安全性や廃棄物、持続可能性といった問題は、食品の味を向上させることで解決できると主張する。…

Image credit: Bits x Bites

フードテックについて消費者によく知ってもらおうという試みは、たいてい時間の無駄に終わる、と Joseph Zhou(周桓達)氏は言う。彼は、中国初のフードテック専門のベンチャーキャピタル兼アクセラレータ、Bits x Bites(ビッツアンドバイツ)の投資パートナーだ。また、Zhou 氏は、中国における食品の安全性や廃棄物、持続可能性といった問題は、食品の味を向上させることで解決できると主張する。

上海に拠点を置く Bits x Bites は、食品技術だけに焦点を絞ったアクセラレータでありベンチャーキャピタルでもある。だが、中国においては最終製品を食べる消費者には食品技術のことを教えないのがベストなのだ、ということを同社は気付かされた。

Zhou 氏はこう説明する。

食品は感情を動かし、人々を納得させる力を持っています。ですので、食品を圧倒してしまうようなテクノロジーを誰も望まないのです。

上海にある Bits x Bites のスペース
Image credit: Bits x Bites

Bits x Bites は次のような高い目標を掲げている。

  • フードテックを活かして、中国における慢性的な食品安全性の問題に取り組む。
  • サプライチェーンで発生する廃棄物を削減する。
  • 将来における中国の食糧の持続可能性を確保する(できれば、急成長を遂げている中国のO2Oセクターから投資資金を少しでも引っ張ってくる)。

フードテックそのものは目立たない方が良い。Zhou 氏はこのように語っている。

消費者教育というのはキリがない、ということを私たちは学びました。市場を教育し終わる前に、資金が底をついてしまいます。食品に関して最も重要なことは、美味しく仕上げることです。美味しくすることでしか何かを伝えることはできませんし、そうしなければ誰も話を聞いてくれません。

食品問題の解決に重点的に取り組む Bits x Bites の姿勢は、投資先としてスタートアップを選ぶ基準にも表れている。

まず大事なのが、食品であることです。新しいアイデアを持ってアプローチして来る人には、最初に「それはおいしいですか? 味見させてもらえますか?」と質問します。それから、生産、調達、安全性の話をします。

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食の安全性

中国では、自分が食べる物の安全性を確保することがほとんど不可能な状態だ。農地の5分の1が危険なレベルで汚染され、地下水(農家も使用する)の80%が汚染されていることを政府も認めている。しかし、サプライチェーンのもっと下流側では、食品加工における過失や明らかな犯罪行為が相次いでスキャンダルとなったり(大惨事となった粉ミルク事件はまだ記憶に新しいところだ)、流通過程や店舗内で生鮮食品が適切に保存管理されていないなど、より大きな問題が存在する。

Bits x Bites の設立者である Zhou 氏は過去にオンライン農産物市場「Yimishiji(一米市集)」も設立しており、その市場は現在も運営されていて、マーケティング戦略のためのデータ収集や商品をローンチするために利用されている。

最初に取り組んだのは安全性の透明化である。取り扱う農産物のほとんどは上海の近くにある崇明島で生産されたもので、各農家の名前を記したラベルが貼られている。これによって、顧客は二酸化炭素排出量を含む19種類の食品情報を知ることができる。これは信頼の構築に一役買ったが、規模が小さすぎてサプライチェーンのごく一部しかカバーできなかった。

どこでも農作物を育てられるコンテナ「Alesca Life」
Image credit: Bits x Bites

Bits x Bites が打ち出した最も極端なソリューションは、コンテナ農業スタートアップの Alesca Life だ。土すらも必要とせず、コンテナ内の温度、湿度、照明を徹底管理する。コンテナはどこにでも置くことができ、クラウドに接続して制御することができる。

農家の長年の経験は必要ありません。このテクノロジーがあれば十分です。(Zhou 氏)

中国では、北京に新しくできた Hotel Jen(今旅酒店)など少しずつ顧客がついてきている。Alesca はまだマスマーケットに向けた供給には至っていないが、これまでに獲得した主要な顧客の一つにはドバイ政府がある。ドバイ政府が Alesca を導入したのは、安全性のためというよりも、持続可能性を確保し、新鮮な農産物によって国民の健康を改善するためである。

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食品廃棄物

食品廃棄物は、農場や冷蔵庫の中などサプライチェーンの様々な段階で発生します。(Zhou 氏)

Bits x Bites が現在検討しているソリューションの一つがコールドチェーンだ。これは食品安全性の問題にも大きく関わっている。農産物を冷蔵状態で輸送するトラックなど低温流通用の車両は存在するが、農場や倉庫から農産物を積み込んでから30分ほど経つと、運送会社はコスト削減のために冷蔵庫のスイッチをオフにしてしまうのだ。その後、配送先の倉庫や店舗への到着時に食品が冷たくなるようなタイミングで、スイッチをオンにする。

Bits x Bites は現在、輸送中の農産物の温度を追跡するリモートコールドセンサーに投資したいと考えている。

もう一つのソリューションは、食品流通の最終目的地、つまり家庭や店舗の冷蔵庫に関するもの。Phresh というイスラエル企業は、冷蔵庫内でゆっくりと蒸発してバクテリアを死滅させる粉末を開発した。これにより、農産物は3倍長持ちする。

食糧の持続可能性

食品業界に携わる多くの人が、2050年までに世界人口が90億人に達するということに危機感を覚えています。特に懸念されるのがタンパク質不足です。

Zhou 氏はこれが大きなビジネスチャンスになることを踏まえながら説明する。シリコンバレーでは、クリーンミート(clean meat)と呼ばれる、研究室で生産された食肉を推進しており、その他にも植物や昆虫由来のタンパク質について取り組む者もいる。

昔から中国では、大豆製品やキノコ関連食品などから植物性タンパク質が摂取されてきた。これは、食糧不足による影響もあるが、仏教による部分もあるようだ。中国の北東部、南部、南西部ではすでに昆虫食は一般的なことだ。

しかし、これまでイノベーションが起きていません。つまり、チャンスなのです。(Zhou 氏)

Zhou氏は言う。Bits x Bites は中国で起きている「消費のアップグレード(消費昇級 )」にも合うような植物原料の商品を模索している。Bits x Bites のスタートアップの一つに Bugsolutely という企業がある。Bugsolutely は、カイコからスナックを、コオロギからパスタを作っている。

念のために言っておくが、食べ物の話をしている。

私たちは、見た目を『昆虫』とわからなくすることで不快感を軽減し、味も美味しく仕上げています。そして、これによって持続可能なタンパク質を提供することができます。私たちはこれこそが中国の消費者にとっての未来の食糧になると考えています。

需要のアップグレードと政府

消費者がもっと多くのことを求めるようになってほしいです。消費者からの要求が高まった時に初めて、工場や大手食品企業は、高品質で安全性の高い食品を最終市場に提供しようということを強く意識します。これを「消費のアップグレード」と呼んでいます。

これは世界の市場で起こっていることだ。例えば、Chobani のヨーグルトは15年間飽和状態にあった市場に参入し、ギリシャスタイルのテクニックを活かして15%の市場シェアを獲得した。クラフトビールも同様に成功を収め、アメリカで12.5%の市場シェアを獲得するまでに急成長した。そして、市場シェアを失った大手ビール企業らはクラフトビール企業の買収を行った。

Bugsolutely によるカイコのお菓子「Bella Pupa」
Image credit: Bits x Bites

中国の消費者は消費のアップグレードの波に乗っかる、と私たちは確信しています。今の消費者は高くてもお金を出してくれます。これには起業家たちも勇気づけられます。(Zhou 氏)

政府も自信を持っているようだ。

中国農業科学院(通称、農科院)は、Bits x Bites にアプローチし、早期段階での議論の場を設けようとしている。彼らは食糧生産に関連する膨大な数の特許を抱えていて、こうした特許の一部の商業化を考えており、そのためのチーム編成に協力を得たいのだ。確かではないが、これは政府機関にやる気がある可能性を示している。

プロセス

Bits x Bites にとって最初のスタートアップの「収穫」でもある4ヶ月間のプログラムが終了したばかりだ。そのクライマックスとなる上海でのデモデイには、食品の未来を見ようと、メディア、潜在投資家、顧客が来場した。

Bits x Bites のアクセラレーションは、アーリーステージのシードスタートアップやプレAラウンド、Aラウンドのスタートアップのみを対象としている。スタートアップらはBits x Bitesに対してピッチを行い、Bits x Bites はリミテッドパートナーである調味料メーカーの Shinho(欣和)と共に最終選考を行う。Bits x Bites は現在第2コホートへの申込みの審査を行っていて、6月30日まで申込みを受け付けている

中国市場向けに高圧処理で作られたサラダの液体版「Salad Bottle」
Image credit: Bits x Bites

また、インキュベーションへの参加者を自ら積極的に探していて、食品サプライチェーンを調査し、すき間を見つけては、問題を解決できると思われる人々にアプローチしている。

Bits x Bitesは、現在のサプライチェーンにイノベーションをもたらすベストな商品や技術を誰でも提供することができるオープンプラットフォームです。栄養士、デザイナー、農家、グルメ通は大歓迎です。

スタートアップらは120日間のトレーニングを受けられるだけでなく、コワーキングスペースを利用できたり、ラボやキッチン、大勢のメンターや資金にアクセスすることができる。Bits x Bites は一つのスタートアップに対し、最高で300万人民元(ただし株式の15%以下)の出資を行う。

その資金は Bits x Bites のリミテッドパートナーである Shinho から出ている。Bits x Bites の設立者である台湾人の Matilda Ho(何瑞怡)氏は、Joseph Zhou 氏の MBA 時代の同級生でもある。彼女は以前、デザイン企業 IDEO の上海拠点で働いて、Shinho は当時の顧客の一つだった。Shinho は、中国における食品の未来を良くするためには良い原料を使用するだけでは駄目で、それ以上の何かが必要だということに気づいていた。

彼らは、人材を集めるためには資本を開放しなければならないことを知っていました。(Zhou 氏)

そして、 Ho 氏が Bits x Bites を設立する際に Shinho はリミテッドパートナーになった。Bits x Bites は IDEO とスペースを共有している。というのも上海において IDEO の上層部は、スタートアップにとってはメンターとなり、Bits x Bites にとっては相談役となるのだ。

商品は準備が整うと、Yimishiji、Benlai Shenghuo(本来生活)、Tencent(騰訊)が支援する MissFresh(毎日優鮮) などのさまざまなプラットフォーム上で商品がローンチされる。Bits x Bites は手数料を支払ってスーパーマーケットの流通に参加することもできるが、スーパーマーケットやコンビニに目を向ける前に、eコマースでの販売からユーザのフィードバックを得たり、新たなメディアを使ってストーリーを演出するようにスタートアップに勧めている。

フードテックはより安全で持続可能な食品をもたらすかもしれないが、美味しいものでなければ売れないはずだ。中国やその他世界中の国々でこうした食品の需要が高まれば、より安全な食品の未来を得ることができるだろう。とはいえ、現在も中国では非常に深刻な食品安全性の問題が相次いでいる。Bits x Bites も当然知っているように、文字通り、論より証拠なのだ。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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中国の食料問題の解決に取り組む新興アクセラレータ「Bits x Bites」

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中国は食を愛する国。しかし食料に関しては深刻な問題を抱えている。 この30年間、中国は地方中心の社会主義農業国家から都市中心の資本主義国家へと変貌を遂げ何百万人もの人が貧困から抜け出したが、新たな懸念も生まれている。手頃な料金で入手できるお手軽で油脂の多いファーストフードを食する機会が増えて子どもの肥満が爆発的に増加している。また、都市部の人口に十分な食料を安価で効率的に提供するために田舎の農家か…

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Bits x Bites と Yimishiji(一米市集)の設立者 Matilda Ho(何瑞怡)氏

中国は食を愛する国。しかし食料に関しては深刻な問題を抱えている。

この30年間、中国は地方中心の社会主義農業国家から都市中心の資本主義国家へと変貌を遂げ何百万人もの人が貧困から抜け出したが、新たな懸念も生まれている。手頃な料金で入手できるお手軽で油脂の多いファーストフードを食する機会が増えて子どもの肥満が爆発的に増加している。また、都市部の人口に十分な食料を安価で効率的に提供するために田舎の農家から大規模工場へと食料生産が変化したことで、食の安全に関する不祥事が相次ぎ環境への悪影響、家畜への非人道的な行いが散見される。

ではその解決策は何だろうか? あらゆる観点から検討しよう。

Matilda Ho(何瑞怡)氏、オンラインファーマーズマーケット立ち上げの背景

Matilda Ho(何瑞怡)氏は以前、食にあまり関心がなかった。彼女は Tech in Asia に対し、次のように語っている。

アメリカのビジネススクールに通う前、私にとって食の重要性は皆無でした。

彼女の家族にとって食べ物はただのエネルギーみたいなもので、その日学校でよく勉強できるように必要なものを食べなくてはいけないという感覚だった。しかしアメリカで一人暮らしを始めて急に自炊しなくてはいけないようになり、食について考えを巡らす時間が増えるにつれて、食べ物はただのエネルギー以上の意味があると実感するようになった。

食料は、社会的なレベルで、そして体験という面でも、多くのものを私たちにもたらしてくれる存在であることを学びました。

そして食への関心が高いアメリカに住んでいた彼女は、食料の選択が環境に及ぼす影響が大きいこともわかった。

大学院卒業後、彼女の職業人生の中で食は重要な役割を持つようになっていた。中国の IDEO でコンサルティングの仕事をしていた彼女は、上海発のファーム・トゥ・テーブル(地産地消)レストランの開業プロジェクトに関わるようになった。

中国の食品サプライチェーンが抱える問題について知識と経験が蓄積され始めました。これこそ、私のしたかったことだということがわかったのです。(Matilda 氏)

それで彼女はコンサルティングの仕事を辞め、健康食品と持続可能な食料生産に特化したオンラインのファーマーズマーケット Yimishiji(一米市集)を立ち上げた。やがて同社は、消費者の教育という課題を抱えるようになる。

中国の食料に関しては、消費者は全く信用していません。ここでは「オーガニック」という言葉でさえ、欧米で認知されているような特別な意味を持たないのです。一方、環境や持続可能性は中国で大きな関心事となることがあります。そのため、Yimishiji は持続可能性の側面から力を注ぎました。こうして Yimishiji は中国で最も成長しているオンラインファーマーズマーケットとなりました。(Matilda 氏)

さらなる成長へ向けて

Yimishiji は好調な業績をあげたが、Matilda 氏はもっと大きなことがしたかった。オンラインファーマーズマーケット1社だけで中国の食料制度が抱える問題を解決するなどできないのは明らかだった。それで彼女は中国初のフードテックのみを対象としたアクセラレータ及び VC、Bits x Bites を立ち上げたのだった。

食に特化した VC は、Matilda 氏によると中国のテック業界が切に望んでいたものだったという。

中国の食料制度が抱える問題を多くの起業家が認知していましたが、自身が成功し成長を果たすのに必要な資本や経験がなく、指導者もいませんでした。(Matilda 氏)

既存の VC やアクセラレータからは、食料業界はソフトウェアをベースとするテクノロジーとは異なるという理由で十分な援助を得られなかった。食品ビジネスは着実な軌道に乗るまで投資の回収に長い時間がかかり、また消費者への教育も一苦労だった。しかしこの業界は成長しているため、Bits x Bites チームは長期的にリターンを得られると確信している。

Matilda 氏は、中国の消費者はより優れた選択肢を求めるようになっているためこの点には特に自信を持っている。「中国の大手 F&B(食品・飲料)企業をみると、どこも苦戦しています」という。それは食の安全に関する不祥事が発覚したことや、消費者の認知が高まっているためだ。さらに、健康的で持続可能な食品に対しては多少の出費もいとわないという中国の消費者も増えている中で、大手食品会社はそのような商品を全く提供していないという。その解決策は明らかだ。消費者の需要を満たす食関係のスタートアップを手助けすることに尽きる。

Bits x Bites は食料業界にあって、あらゆる側面からこの問題に切り込みたいと考えている。Matilda 氏は、Yimishiji のようなオンラインマーケットから都市部に住む消費者向けの栽培キット、中国人のタンパク質摂取法を変えようとしている粉末コオロギのメーカーまで、ありとあらゆる食関連のスタートアップに目を向けているという。

このようなスタートアップはプラットフォーム、コミュニティ、成長への手助けを求めています。Bits x Bites を設立したのはそうした理由からです。(Matilda 氏)

Bits x Bites は今月、初のアクセラレータ用クラスに向けた申請を受け付け始めた(バッチは中国の新年直後である2月開始)。また、アクセラレータのプログラムを必要とせず、ただ VC からの資金提供を求める食関連テック企業からのピッチも受け付けている。詳細については英語と中国語で書かれている同社ウェブサイトを参照してほしい。

ただ、もし本当に関心があるなら、質の高いピッチをできるだけ早く始めるのがよいだろう。Matilda 氏によると、Bits x Bites は申請受付前であってもフードテックのスタートアップから日常的に質問やピッチを受けているという。

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資金、食料そして未来

Bits x Bites は VC としては興味深いポジションにいる。主たる目標は金銭的なリターンとは直接関係がない。このアクセラレータが基本的に求めているのは中国における食の問題の解決だ。また、もっと簡単にスケールできる業界でベンチャー投資をするのに比べて食品業界にて得られるリターンは希望とかけ離れてしまうことも承知している。しかし同時に、Bits x Bites はリターンを上げることの重要性を捨てたわけではない。

もし当社が投資したスタートアップがスケールできなかったりビジネスモデルを維持できなかったりすれば、世の中に与える影響もきわめて限定的になります。(Matilda 氏)

Matilda 氏によると、Bits x Bites は他の業界に特化した VC よりも広いアプローチを採用しなくてはいけないという。問題が深刻で、かつ投資も大きいため、1つのアプローチだけで対処していく余裕は Bits x Bites にはないのだ。2050年までに地球の人口は90億人になる。これまでの有機農法による生産で全ての人口を養うことはできないと Matilda 氏は語る。だから Bits x Bites は有機農法から水中栽培や空中栽培にいたるまで、あらゆるものを支援したいとしている。

1つの方法だけに固執するのはリスクが高いです。様々なアプローチを視野に入れておくべきです。

しかしこれでうまくいく場合でも、私たちは Bits x Bites が描く将来の一部を知るにすぎない。Matilda 氏によると投資の理念は、「より良い食料を作るためにテクノロジーが効果的な手段になれること」だという。Matilda 氏は今後5~10年以内に、より多くの中国人が「食料はどこから来て、どこへ向かうのか」を考えるようになり、そのように考えることで購入する食料の決定に影響を与えるようになればと思っている。そしてもちろん、Bits x Bites の希望はさらに大きい。Matilda 氏はこう述べている。

世界を見渡しても、食品業界ではユニコーン企業の数はあまりに少ないです。それくらいのスケールを目指して努力しているより多くの企業に投資していきたいと思っています。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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