BRIDGE

タグ CES

CES 2017のゆくえを大胆予測——今年の目玉は、Internet of Stupid Things(ネットにつながるくだらないもの)?

SHARE:

筆者は2016年の多くを、ゲームの取材に費やした。しかし今週は、その視野をゲームからテック産業全体に広げることになるだろう。 筆者はラスベガスで開催される、大規模テックトレードショー CES 2017 に参加するつもりだ。これまで何度参加したか忘れてしまったが、次に何が来るかを理解する上で、このイベントに参加することは今でも重要だと感じている。VentureBeat からは、Ken Yeung と…

ces-sign
CC BY-ND 2.0: via Flickr by Jon Fingas

筆者は2016年の多くを、ゲームの取材に費やした。しかし今週は、その視野をゲームからテック産業全体に広げることになるだろう。

筆者はラスベガスで開催される、大規模テックトレードショー CES 2017 に参加するつもりだ。これまで何度参加したか忘れてしまったが、次に何が来るかを理解する上で、このイベントに参加することは今でも重要だと感じている。VentureBeat からは、Ken Yeung と John Brandon と共に参加し、その記事は早ければ今日にも掲載されるだろう。筆者は、CES 2017 の期間中に披露されるであろう内容をすでに多く読んでいるので、このプレビューでいくつかその洞察を披露することにした。

このテックトレードショーは全米最大で、昨年は240万平方フィート以上(編注:22.3万平方メートル=東京ドーム約5個分)の会場に3,000社以上が出展、それを見に17.7万人以上が来場した。毎年 CES を開催している Consumer Technology Association(コンシューマ技術協会)は今年、出展社3,800社、一般参加16.5万人、メディアからは6,500人が来場すると予測している。今年の会場面積は、これまでで最大の250万平方フィート(編注:23.3万平方メートル)となる見込みだ。

大企業は言いたがらないだろうが、筆者は大きなトレンドの一つが、Internet of Stupid Things(インターネットにつながる、くだらないもの)になるだろうと考えている。

internet-of-things
サムスンの IoT は昨年、200のネット接続されたオブジェクトを出展した。
Image Credit: Dean Takahashi

ご存知のように、IoT は毎日使うオブジェクトをスマートでネット接続された状態にしたものだが、この数年で盛り上がってきている。スマートドローン、スマートロボット、スマートバスケットボール、スマートペットエサやり機、犬用のスマート首輪、スマートウォッチ、スマート煙警報機、スマートホームセキュリティカメラ、スマート冷蔵庫など、Internet of Obvious Things(インターネットにつながりそうな明らかなもの)はすでにある。我々はさらに多くのネット接続されたものを見出すことになるだろう。

すでに目にしたもの以外を探求する観点で、テック企業は今年、〝Stupid Things(くだらないもの)〟へと向かっている。彼は、ネット接続しているデバイスが本当に接続されているべきだと考えていない。それは、スマートゴミ箱、スマートワインバー、スマート床、スマート花ポットなどだ。

ソフトバンクの CEO である孫正義氏は、1兆以上の IoT デバイスに囲まれた将来が来るだろうと期待している。ということは、我々はその時代が始まったばかりのところにいるとも言えるだろう。

筆者にとっては、スマートになることでくだらないのは、たいてい99ドル以上するプライスタグだ。プライスタグはセキュリティが欠如していて、我々の家をサイバーアタックから脆弱なものにしてしまう。家の中で、特定のガスを検知するために200ドルも払うだろうか? このようなデバイスは、ネット接続されていない従来のものより、少しばかり価値が高まっているにすぎない。ペットフィーダーはって? 25ドルだ。

Internet of Stupid Things については冗談だが、しかし、今や、我々はすべてのものがセンサーを備えようとする時代へ向かっている。そのビッグデータは絶大なる価値を生み出し、同時にプライバシーには絶大な驚異となり得る。しかし、IoT のほんの少しの部分にのみ対策を施そうとし、それに資金を投入しようとする企業はあまりに多い。全体的に統合されたシステムが価値を持ち、部分々々の単体技術での販売は困難になっている。

Stupid Things は、最終的には人工知能を通じて本当にスマートなものに取って代わるだろう。アクセンチュアで、通信・メディア・テック分野のマネージングディレクターを務める John Curran 氏はインタビューの中で、テクノロジーの中のスマートな部分は、最終的に現実のものになるだろうと述べていた。音声認識や画像認識を伴い人工知能による機能改善をふまえ、企業はこれまでのプロダクトに、本当に使いものになる人工知能を追加して再投入できるようになっている。

aimotive-4
AImotive のソフトウェアは、運転が安全なグリーンのエリアと、車の部分(オレンジ)を認識できる。歩行者は赤で表示される。
Image Credit: Dean Takahashi

それは、自動運転車、ロボティックス、スマートフォン、健康やフィットネスなどのすべて、CES で目にするであろう技術の多くで編み出される「金の糸」だ。

私はそれがイベントでどのように表現され、どのようにイベントに浸透しているかを見るのが楽しみだ。技術は進化した。今あるものをビッグデータ、アナリティクス、機械学習、自然言語処理、ユビキタス接続の融合体として見れば、これらはすべてつながった。デバイスメーカーや、 彼らが開発したデバイス上で動く、AI を駆使してさらに使いやすく、直感的かつ自然なカスタマーインターフェイスを兼ね備えたサービスを開発する企業にとって、これは商機だ。(John Curran 氏)

基調講演では、AI 分野への集中が見られるだろう。Nvidia の CEO である Jen-Hsun Huang 氏が CES 2017 で最初の基調講演を務め、彼は同社がグラフィックチップメーカーから人工知能の会社にどうやって転換を図ったかを話すことになるだろう。自動運転車、Amazon Echo や Alexa のようなホーム制御システム、エクササイズを勧める健康フィットネスデバイスなど、かつて使い物にならなかったスマートデバイスにも徐々に進化が見られるだろう。Curran 氏は、スマート企業が新しいデバイスを使ってサービスを提供するようになるだろうと予測している。

フロアスペースには、多くのドローン、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、ロボット、スマートカー、健康やウェルネス、ウエアラブル、3D プリンティングが見られるだろう。大手チップメーカーからの新しいプロセッサの紹介とあわせ、スマートフォンもいくつかお目見えするだろう。しかし、スマートフォンの紹介の多くは、春にバルセロナで開催される Mobile World Congress で行われることが多い。

dscn0229
Samsung の2016年の記者会見
Image Credit: Dean Takahashi

Apple は CES に参加しない。しかし、その最大のライバルであるサムスン電子は、水曜日の午後2時に記者会見を開く予定だ。サムスンは、エレクトロニクスの主要なカテゴリすべてで活躍しており、ハイビジョンテレビの4倍の画素数を持つ、廉価版 4K テレビの普及に向けた、大きな発表を期待できるだろう。筆者は、値は張るが多くの 8K テレビと、それらが家の中のデバイスすべてとつながる方法が見られるのを期待している。サムスンは、存在するほぼすべての技術カテゴリでプロダクトに言及することになるだろう。

CES 2017 は、1月5日から8日までラスベガスで開催される。プレス向けの特別イベントの披露は、1月3日と4日に予定されている。

CES には参加しない企業もいる。2016年に大きなプロダクトをローンチした Facebook Oculus は参加しないし、ドローンメーカーの Parrot は今回、ビジネスミーティングだけを行うとしている。

panasonic-mirror
CES 2015で紹介された、パナソニックのインタラクティブミラー
Image Credit: Dean Takahashi

筆者は、これまでに披露された良いアイデアを引っさげ、それらをより改善された、価格の安い、実用なプロダクトに仕上げて戻って来ることを期待している。パナソニックのインタラクティブミラーはより安くなってほしいが(たぶん99ドル、でも安いまがい物が欲しいというわけではない)、彼らの機能リストに自動運転を加えるなら、それが実用的なものに進化するまでにまだしばらく時間がかかりそうだ。「テック信奉者にとってのポルノ」の領域から、メインストリームの消費者に手の届く価値ある存在へと進化を遂げたデバイスにも出会えるだろう。

VR においては、2015年に披露されたプロダクトは部分的にしか満足のいくものではなく、果てしなく高価だったが、今回はいくらかの進展が見られるだろう。AR スマートグラスはより安価で手の届きやすいものになりつつあるが、2018年までは、本当にクールで安価なものは出てこないだろうと筆者は考えている。2年毎にチップ上に搭載可能になるトランジスターの数が2倍になっていくという「ムーアの法則」は、これらのデバイスがより安価かつよいものにする技術進歩を生み出している。しかし、奇跡は起きない。すべてはエンジニアの努力に委ねられている。

数日中に、CES 2017 の取材を読んでいただけるのを楽しみにしてほしい。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

「ガジェットの黙示録」なんてどこ吹く風、今年のCESでは家電メーカーやスタートアップ各社が計2万種以上のプロダクトをローンチ予定

SHARE:

今月はじめ(原文掲載日:12月29日)、New York Times は、来週開催される世界最大の家電トレードショーに参加するため、ラスベガスを襲撃する18万人超の人々に対して、悪いニュースを放った。 ガジェットは死んだ。 このニュースは、1月5日にスタートする Consumer Electronics Show 2017(CES 2017)で、おそらく合計で2万件に及ぶ新しいガジェットをローンチ…

ces-sign
CC BY-ND 2.0: via Flickr by Jon Fingas

今月はじめ(原文掲載日:12月29日)、New York Times は、来週開催される世界最大の家電トレードショーに参加するため、ラスベガスを襲撃する18万人超の人々に対して、悪いニュースを放った。

ガジェットは死んだ。

このニュースは、1月5日にスタートする Consumer Electronics Show 2017(CES 2017)で、おそらく合計で2万件に及ぶ新しいガジェットをローンチさせようとしている企業にとっては大きなショックとなるだろう。New York Times のコラムニスト Farhad Manjoo 氏が「ガジェットの黙示録」と題した記事について、CES の主催者である Consumer Technology Association(コンシューマ技術協会)のチーフエコノミスト Shawn Dubravac 氏に電話で話を聞いてみた。

我々は2016年、これまでに世界でこれまでに売られたよりも多くのガジェットを販売した。そして、2017年も、これまでよりもさらに多くのガジェットを販売することになるだろう。(Dubravac 氏)

毎年 CES 前日には、Dubravac 氏と彼のチームは、世界の家電市場の統計分析の詰まった綿密な報告書を公開している。詳細なデータを見るまでには、あと数日待つ必要があるが、そのリリースを待たずに、我々は New York Times の分析には欠陥があること、また、ガジェット市場が進化を続けているについて話してみたい。

Majoo 氏のコラムの内容を要約すると、彼は Pebble や GoPro など多くのハードウェア・メーカーが経験した問題を取り上げ、それらを「大規模なガジェット危機」としてまとめてみせた。彼は、新しいガジェットがスマートフォンに Shazam のようなインパクトをもたらしていないと嘆き、我々の日常を積極的に変えようとしているガジェット一つの話を繰り返した。

Majoo 氏の語ったうち前者の意見については、Dubravac 氏は以前引用した売上高をもとにして、全面的に否定している。しかし、それよりも重要なのは、仮にソフトウェアがより大事であるにせよ、我々は、Google や Amazon や Snap のような大企業がハードウェア分野に進出しようとしていることを知っている。Manjoo 氏が言及しているように、会社全体の集中をハードウェアに振り向けることは難しいかもしれないが、Dubravac 氏は、それは(今に限らず)今までいつでもそうだったと指摘した。

Manjoo 氏が指摘した他の点については、Dubarac 氏は、マス市場にアピールできるガジェット、特に、iPhone のようなスケールのものを作るのは、今までよりも困難な時代に向かっていると語った。2016年に紹介されたガジェットの多くは、すぐにお陀仏になっている。今あるものが、マス市場プロダクトになることはまず無いのだ。

それ以外のカテゴリ(マス市場プロダクト以外のカテゴリ)では、普及率が低くなる傾向にある。(Dubravac 氏)

ces-startup-night-sign
CC BY-SA 2.0: via Flickr by Tech.co

Amazon Echo がよい例だ。Amazon は Echo が驚異的なヒットになると考えていたが、多くは休暇期間中に売り切れとなった。Echo を買う可能性がある人、入手するかもしれない人の市場規模が小さいままであることも事実だ。しかし、Amazon Echo を世界中で販売されている何百万台というスマートフォンと比較すれば、Amazon Echo 単体では失敗作という評価になる。

対照的に、Dubravac 氏は、根幹を築きつつあるようなガジェットがあることにも注目している。消費者たちは、それぞれ自分の生活にあった異なるガジェットを選び始めるだろう。人々がデバイスを持てば持つほど、それらはスマートホームのようなものの基礎プラットフォームになり始める。

壁にたくさんのケーブルを這わせる、高価な家電品を同時購入する必要のあったスマートホームの考え方は、もはや過去のものだ。今では、人々は堅牢な Wi-Fi のしくみに助けられ、事をステップ・バイ・ステップで進めることできる。Dubravac 氏は今回の CES で、パワウルな Wi-Fi の選択肢について多くの発表があることを期待していると語った。これは大きなヘッドラインに掲げられるほどのことではないが、ガジェットの接続性をさらに高めることになるだろう。

これらのネットワークでつながったガジェットは、音声認識技術の迅速な進歩によって、さらに進化を遂げている。Dubravac 氏によれば、2013年に音声認識における標準的な単語認識誤りが約25%にまで低下した。ごく最近では、Microsoft がそれをさらに約5%にまで下げられたと発表している。

我々は直近の30ヶ月の間に、過去30年間で見られたよりも多くの進歩を見てきた。それは、これらの(Google Home や Amazon Echo のような)ハブデバイスをも可能にした。(Dubravac 氏)

ガジェットのネットワークが増えるにつれ、現時点では予想さえできないユースケースをもサポートし始めるだろう。Dobravac 氏は、この最近の例として iPhone を取り上げた。

Apple の創業者 Steve Jobs 氏が初めて iPhone を発表したとき、彼は iPhone が iPod、電話、インターネット通信デバイスの3つのガジェットを組み合わせたものだと語っていた。このとき、Jobs 氏が指摘できていなかった機能が一つある。カメラだ。

現在では、iPhone の機能アップグレードやマーケティングキャンペーンの隆盛の多くは、以前にも増して、パワフルなカメラ機能に集中している。これを契機に、我々は爆発的な枚数の写真を撮影することになり、Facebook や Twitter 上でシェアすることにつながり、モバイル動画が急成長する源となった。前面カメラが備わったことで、Snap が生まれ、自撮り写真のブームが生まれた。

iPhone が多数のユーザのデフォルトカメラになるなど、発表された当時には誰しも予想だにしなかったことだ。我々は、イノベーションの流れを甘く見ている。ガジェットの世界では、驚異的な数の実験が行われている。我々がユースケースとして目にしているものは、その実験が終わった後のものに過ぎない。(Dubravac 氏)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

シンガポールのT.Wareが、移動中にマッサージしてくれるジャケット「AiraWear」を公開

SHARE:

マッサージを受ける方法はいくつもあるが、スパで横たわるか、あるいはマッサージチェアに座るなど、すべて静止状態で受けなくてはならない。 出勤時、オフィス、あるいは飛行機の中など、どこでもマッサージが受けられるとしたらどうだろう。シンガポールのスタートアップ T.Ware が、振動モーターを通じてまさにそれを実現するAiraWear というジャケットをローンチする予定だ。 T.Ware の名を聞いたこ…

AiraWear_featuredimage

マッサージを受ける方法はいくつもあるが、スパで横たわるか、あるいはマッサージチェアに座るなど、すべて静止状態で受けなくてはならない。

出勤時、オフィス、あるいは飛行機の中など、どこでもマッサージが受けられるとしたらどうだろう。シンガポールのスタートアップ T.Ware が、振動モーターを通じてまさにそれを実現するAiraWear というジャケットをローンチする予定だ。

T.Ware の名を聞いたことがある人もいるかもしれない。同社は、バーチャルハグ(抱擁)によって自閉症の子供を落ち着かせるジャケットの開発に取り組んだ経緯を持つ。このプロジェクトは現在も継続中だが、T.Ware は同様のテクノロジーを消費者市場へと持ち込もうとしているのだ。

<関連記事>

T.Ware は、安定的な軽擦や圧迫が脳内でドーパミンやセロトニンを分泌させる「ディーププレッシャーセラピー」を掲げている。ドーパミンとセロトニンは、それぞれが心地よさを生み出し気分を落ち着かせる効果をもつ化学物質である。セックスとは全く異なる。

つまりこの消費者向けジャケットは、ディーププレッシャーセラピーと伝統的なマッサージを組み合わせることで心地よさをもたらし、朝の通勤時のイラつきを軽減してくれるかもしれないというわけだ。

Posture-Detection-576x1024CES でジャケットを試着し楽しませてもらった。アプリ経由で様々なマッサージから好きなものを選ぶことができ、姿勢強制機能までついている。マッサージが開始するまで1分間かかる。開始してから何かの表面に寄りかかると、背中にかかる圧力により肩もみの強度が上がる。マッサージチェアで経験するのと全く同じ感覚である。音もかなり小さいため、周囲の人を驚かせることもない。寄りかからずに立った状態で使うこともできるが、気持ち良さは劣る。

AiraWear はまだ商用化されておらず、クラウドファンディングキャンペーンは2016年2月にローンチされる予定である。249米ドルで販売されると聞いているが、数千米ドルかかるマッサージチェアを考えると手頃と言って良いだろう。

では妥協しなくてはならない点はあるのだろうか。電子装置を洗濯機に入れることができないのは明らかだが、これはつまり、洗う前に取り外す必要があるということだ。この点は少しばかり面倒である。暑くて湿度の高いシンガポールでジャケットを着るというのは?これもつらい。もう1つ確認が必要なのは耐久性だ。

だが T.Ware 製品の耐久性は疑う必要がない。同社は2011年に設立されたが、これはスタートアップ企業にしてはかなり歴史があると言える。AiraWear が売れ始めたら、これまでの長旅もその甲斐があったというものだ。

本記事の取材時の交通費は CES が負担しました。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

配管工事の効率化から乳がんの早期発見まで——イスラエル発、電波を使って透視に取り組む「Vayyar」

SHARE:

スーパーマンになりたいと思ったことがきっとあるだろう。ジェットパック(宇宙飛行士用の生命維持装置)が身近なものになるのはまだ先だが、スーパーヒーローの能力の少なくとも1つが近い将来身近なものとなるかもしれない。 Vayyar は、電波を使って3Dイメージを作ることを発見した会社である。さらにすごいことに、この電波は物体を貫通して、人がその中を通り見ることができるのだ。 私は、このイスラエルのスター…

vayyar-imaging_featuredimage
Image credit: Vayyar Imaging

スーパーマンになりたいと思ったことがきっとあるだろう。ジェットパック(宇宙飛行士用の生命維持装置)が身近なものになるのはまだ先だが、スーパーヒーローの能力の少なくとも1つが近い将来身近なものとなるかもしれない。

Vayyar は、電波を使って3Dイメージを作ることを発見した会社である。さらにすごいことに、この電波は物体を貫通して、人がその中を通り見ることができるのだ。

私は、このイスラエルのスタートアップの CES 展示ブースを訪問し、稼働中のテクノロジーを拝見した。ビデオを見てほしい。

 

このテクノロジーは、人命救助からプライバシーに関わるものまで、多くのアプリケーションに応用できそうだ。

ビデオが示すように、建設作業員はこれを使い、壁の中を見てパイプや電線を見つけることができる。

これにより、癌患者の生存率が格段に上がるだろう。同社は、胸に置いて読み取り結果を収集する小型癌発見器に着手している。低価格とポータビリティは、へき地でのスクリーニング導入を改善するだろう。

「チップは小さいので、たくさんの物に組み込むことができます。何百、何千ドルもかかる MRI(磁気共鳴画像診断装置)がありますが、これはずっと安いのです」と Malcolm 氏は語ったが、厳密な価格については明らかにされなかった。

もう1つ素晴らしい点がある。それは、電波は放射性がずっと低いため、何度も検査を行うことができるのだ。

読み取りはこのような感じだ。小さな丸は腫瘍を表している。

vayyar-breast-cancer-scan

Malcolm 氏は、装置はX線検査を補完するものであり、置き換えるものではないと付け加えている。X線検査のほうが解像度は高いが、Vayyar が初期診断をさらに容易にすることでニッチ市場を埋めることは可能だ。

だが、Vayyar のテクノロジーが今後成長するなら、X線検査の代わりはできないと誰が言えるだろう?

Malcolm 氏は、可能性のある使用方法についてさらに話してくれた。液体濃度を計ることで、農場や工場において質の高い管理を改善できる。例えば、汚染された牛乳は純粋な牛乳とは異なる数値を示すといった具合だ。

障害物の後ろにある物をドローンがスキャンできるようにし、都会の密集環境でもっと巧みに方向転換できるようになる。動きや速度を探知し、長さを計り、物の数を数え、デザインやスポーツ、ロジスティクスに役立つだろう。

もちろん、危険なアプリケーションもある。Vayyar は主に企業を顧客に抱えているが、試してみたい人のために消費者版を発売する予定だ。

目新しいアプリケーションを世に出すことのできる一方で、今後不道徳な人がプライバシーの侵害目的にそれを使ったり、強盗に入る前に家の中に人がいるか確認するために使わないだろうか? 軍事にも言及しなければならない。壁の反対側の敵を見つけることは、兵士にとって願ってもないことだ。

だが、これはたいていのテクノロジーに対して言えることだ。ドローンから3D印刷、ブロックチェーンにインターネットに至るまで。

 

Vayyar のテクノロジーは、必ずしも新しかったり、完全に独自のものではない。そういったものはめったにあるものではない。分析を重ね、2009年にはすでにプロトタイプを開発していた研究者もいた。

それでもなお、電波イメージ化は巨大マーケットの可能性を目指すべきだ。

シリーズBラウンドで調達した2,200万米ドルと、前 Intel 取締役及び前イスラエル防衛主任技術者から成る設立チームによって、今年は大きな躍進を見ることができるかもしれない。

本記事の取材時の交通費は CES が負担しました。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

中国のドローンメーカーEHang(億航)が、人を運べる自律飛行ドローン「EHang184」を発表

SHARE:

EHang(億航)は、前例のない電気自律飛行機を今週のCESで発表した。EHang184ドローンは、体重130キロまでの乗客1名を指定された目的地まで運ぶことができる。 このオクトコプターは、搭乗者が一切操縦することができないようになっており、まだ安全性の面でいくつもの懸念がある。Amazon によって現在試作中の宅配用ドローンと同様、EHang184 も搭乗者が操縦するのではなく、決まった場所へ…

ehang-drone

EHang(億航)は、前例のない電気自律飛行機を今週のCESで発表した。EHang184ドローンは、体重130キロまでの乗客1名を指定された目的地まで運ぶことができる。

このオクトコプターは、搭乗者が一切操縦することができないようになっており、まだ安全性の面でいくつもの懸念がある。Amazon によって現在試作中の宅配用ドローンと同様、EHang184 も搭乗者が操縦するのではなく、決まった場所へ自律飛行するようになっている。

同社によれば、このドローンは既に100回以上のテスト飛行を行っているという。また、同社コントロールセンターが、緊急時は飛行に介入できる体制で24時間監視をしている。

安全性という面で商用化には至っていないが、コンシューマーのための様々な機能が追加されている。収納トランクや外折りドアなどだ。また、荷物が多い場合は、ドローンのプロペラアームを上方へ折ることも可能になっている。

同社の発表によれば、このドローンは最高時速100キロで最大23分飛行することができ、バッテリーの再充電には2時間かかるという。販売時期はまだ明らかになっていない。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

今年のCESから見る「2016年のトレンド」とは?

SHARE:

<ピックアップ>The top 10 trends of CES 2016 ラスベガスで今月上旬に開催された家電見本市のCES。コンシューマ・エレクトロニクス分野では世界最大規模であり、すべてを見尽くすのは相当な体力が必要だ。VentureBeatのベテラン記者ディーン・タカハシ氏は開催期間の4日間、展示会場を歩きまわり、その歩数は合計で7万3376歩にもなった! 展示会場を歩きまわって、最新の家…

Above: CES 2016 drew more than 170,000 attendees. Image Credit: Dean Takahashi
上: CES 2016 には17万以上の参加者が訪れた
Image Credit: Dean Takahashi

<ピックアップ>The top 10 trends of CES 2016

ラスベガスで今月上旬に開催された家電見本市のCES。コンシューマ・エレクトロニクス分野では世界最大規模であり、すべてを見尽くすのは相当な体力が必要だ。VentureBeatのベテラン記者ディーン・タカハシ氏は開催期間の4日間、展示会場を歩きまわり、その歩数は合計で7万3376歩にもなった! 展示会場を歩きまわって、最新の家電やデバイスを見尽くしたタカハシ氏が考察する「CES 2016のトレンド」を一部、抄訳でご紹介したい。

IoT が実用的になりつつある

昨年、一昨年から、なにかと話題になることの多いIoT(モノのインターネット)。なかなか手頃な値段の実用品が出てこなかった状況が変化しつつあるようだ。Intelやサムスンなどのメーカーはより高性能のパーツを低価格で製造できるようになっている。Intelによれば、Curieに埋め込まれたチップは10ドルもしないという。ムーアの法則がこの分野でも効いているのだ。

テクノロジーもよりスマートに。Cypressはセンサー入力ができて現場で動作する、バッテリー無しのプロセッサーを考案。スマートなデバイス同士をつなげるプラットフォームとして、パナソニックはOraというIoTプラットフォームを発表した。サムスンも同様のコンセプトのものとしてSmartThings platormを開発している。CES 2016では、参加企業3800社のうち900社が IoT製品を開発していた。IoTのエコシステムは巨大に、そしてより良いものになっている。

サムスンの開発したスマート冷蔵庫「Family Hub Refrigerator」のような実用的な製品も登場し始めている。スマホのアプリから冷蔵庫の中を見ることができ、パートナーの小売店からクレジットカードによる決済で食料の注文もできるといった機能が備わっているものだ。

VRによってデジタルアートが一変するかも

Above: Medium for the Oculus Rift virtual reality headset Image Credit: Oculus
上: Oculus RiftのアプリMedium
Image Credit: Oculus

バーチャルリアリティの恩恵をもっとも受けるのはデジタルアートの分野になるだろう。たとえば、Oculus VR が見せたVR用のお絵描きアプリであるMedium は、まるで自分がつくっている3D彫刻の中にいるかのような体験をもたらしてくれる。バーチャルな手を通して、彫刻や絵画などをつくることができるアプリだ。HTC Viveもまた、GoogleからTiltbrushというお絵描きアプリを出している。デジタルな空間に入って、自分の手で絵を描けるアプリだ。

家電が抜本的に変化

これまでの機能が大きく変化した家電をいくつか目にした。たとえば、Marathon Laundryのサイドローディング(側面にドアがあるもの)洗濯機は、洗濯と乾燥を1つのサイクルでできる。ネットにもつながる。サムスンも AddWashというサイドローディング洗濯機を出している。AddWashは洗濯がスタートした後でも、入れ忘れた服を追加することができる。LGの洗濯機は、自動的に適量の洗剤を注いでくれる。

スマホのイノベーションはそれほど進まず

スマートフォン業界の企業はCESではなく、Mobile World Congressに参加する傾向にあるものの、それでもCESのような巨大見本市であるにも関わらず、新しいスマートフォンを目にすることがとても少なかった。見かけたのは、複数ネットワーク、複数SIMのついたスマホ。また、より速いデータ転送が可能なUSB Type-Cのコネクタのついたスマホが中心だった。

レトロの復活

上: Panasonic Technics SL-1200 レコードプレーヤー Image Credit: Panasonic
上: Panasonic Technics SL-1200 レコードプレーヤー
Image Credit: Panasonic

レトロの復活。テック好きのベビーブーマー世代が年を重ねるにつれて、このトレンドは大きくなっている。ポラロイド、ソニー、パナソニックはレコードプレーヤーをCESで展示した。パナソニックは Technicsシリーズを2014年に復活させ、クラシックなスタイルのレコードプレーヤーを販売している。ソニーも同様。このレトロへの回帰傾向は、今回のCESの至る場所で見られた。

ドローンは極端に進化

Above: EHang184 drone can carry a human passenger. Image Credit: EHang
上: ドローン EHang184 は人も乗せることができる。
Image Credit: EHang

ドローンの進化は目覚ましい。水中の魚を見つけられるドローンもあれば、中国のメーカー EHangが開発した「人が乗れるドローン」 EHang184まであった。

2016年には290万のドローンが米国内で販売されるだろうと、コンシューマーテクノロジー協会は予測しており、2017年には売り上げ成長率は53パーセントになると予測される。こうした数字も、CESでの目覚ましいドローンの進化を見たあとでは信じられるものだ。

全文はこちらから。

via. VentureBeat

CESに登場した面白ガジェットーーまるでワンちゃんのように飼い主の後を追うスーツケース

SHARE:

<Pick Up> This smart suitcase literally follows you around so you’ll never have to drag or carry a bag again ベガスで開催中のCESには、ぶっ飛んだスマートホームのガジェットがいろいろお披露目されている模様。新聞のようにクルクル丸められるTV画面や、ドア開けずに中身が…

image via. Mashable YouTube
image via. Mashable YouTube

<Pick Up> This smart suitcase literally follows you around so you’ll never have to drag or carry a bag again

ベガスで開催中のCESには、ぶっ飛んだスマートホームのガジェットがいろいろお披露目されている模様。新聞のようにクルクル丸められるTV画面や、ドア開けずに中身がわかる冷蔵庫などなど。

イスラエル発のNUA Roboticsが開発するのは、スマートラゲッジ。CESでは、そのスマートスーツケースのプロトタイプが登場した。

Bluetoothでスマホアプリと連携して、スーツケースの場所がいつでもわかるだけじゃなく、内蔵のカメラセンサーによって平らな場所でなら、持ち主の後をコロコロ転がってくるんだとか。飛行機の長い通路なんかは良さそう。

動画に登場するスーツケース自体がだいぶ大きいし、まだまだ実用化されるまでは課題が多そうだけれど、スーツケースの持ち運びが少しは楽になるかな。こうやって人はどんどん怠惰になっていくのね。

ウエアラブルスタートアップのLogBarが、身につける翻訳デバイス「ili(イリー)」をCES 2016で発表

SHARE:

指輪型ウエアラブルデバイス「Ring」の発表から約2年、シリコンバレーと東京を拠点とするスタートアップ LogBar は新たなるプロダクト「ili(イリー)」を、アメリカ・ラスベガスで開催中の CES (Consumer Electronics Show)で発表した。デバイスは小型で首にかける形で利用でき、初期バージョンでは英語・日本語・中国語(おそらく、普通話)間の翻訳に対応する予定。言語認識、…

ili_featuredimage

指輪型ウエアラブルデバイス「Ring」の発表から約2年、シリコンバレーと東京を拠点とするスタートアップ LogBar は新たなるプロダクト「ili(イリー)」を、アメリカ・ラスベガスで開催中の CES (Consumer Electronics Show)で発表した。デバイスは小型で首にかける形で利用でき、初期バージョンでは英語・日本語・中国語(おそらく、普通話)間の翻訳に対応する予定。言語認識、翻訳エンジンはデバイス内に持つため、インターネット接続が無いところでも使える。

ili の表面には、iPhone の指紋センサーにも似たボタンが備わっており、自分が話をし始める前にボタンを押すことでデバイスが言葉を認識、翻訳して外国語で発声する。販売価格については発表されていないが、今年3月か4月頃、そう高くない価格で予約注文を開始するとしている。第2バージョンでは、フランス語、タイ語、韓国語、第3バージョンではスペイン語、イタリア後、アラビア語にも対応する予定。ビジネスモデルについては、デバイスの販売に加え、ili を利用したビジネス・ネットワークの形成を LogBar は模索している。旅行代理店、ホテル、交通、レンタカーなど、観光客や出張客への情報提供機会を求める事業者と連携することでマネタイズを図るようだ。

ili のスペック詳細については明らかになっておらず、技術的実現可能性については議論の余地があるが(vaporware になりませんように…)、これは、ドラえもんの「翻訳こんにゃく」そのもので、Back to the Future の De Lorean を本当に作った日本環境設計に続き、SF 映画を現実のものにしようとするスタートアップの活躍に期待したいところだ。

マーケターがCES 2016で注目すべき5つのテクノロジー

Tom Edwards氏は、EpsilonのAgency Businessでチーフデジタルオフィサーを務める。過去15年間、デジタル、モバイル及びソーシャルメディアマーケティングに携わり、2014年にはiMedia Agency Marketer of the Yearのファイナリストに選ばれた。Epsilon以前は、The Marketing Armでデジタル戦略のEVP、その前はRed Urb…

Tom Edwards氏は、EpsilonのAgency Businessでチーフデジタルオフィサーを務める。過去15年間、デジタル、モバイル及びソーシャルメディアマーケティングに携わり、2014年にはiMedia Agency Marketer of the Yearのファイナリストに選ばれた。Epsilon以前は、The Marketing Armでデジタル戦略のEVP、その前はRed Urban(DDB Worldwideの一部)でデジタル戦略及びエマージングテクノロジーのSVPであった。また、クラウドベースのソーシャルソリューションプロバイダーINgageネットワークでCMOも務めていた。

via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
via Flickr by “Maurizio Pesce“. Licensed under CC BY-SA 2.0.

The 2016 Consumer Electronics Showが約2、3週間後に始まる(編集部注:原文掲載12月13日)。私たちマーケターは観客とのコミュニケーションに影響をもたらす新技術を目にすることになるだろう。

ここに紹介するのは、今年のエキスポで注目すべき5つのトレンドである。

1. 感情を表すロボット

感情を表すロボットは、人間の行動要素を認識、解釈、処理し、シミュレーションすることができるシステムとデバイスに基づいている。昨年は1つの機能をもつロボットがショーで話題の製品であったが、さらなる学習能力の向上により、2016年は感情を表すロボットの最先端の登場が期待される。

感情を表すロボットの一例はJiboだ。初の「ファミリーロボット」として評価を受けた。Jiboや他の感情を表すロボットはIoTセンサーとなり、家庭の中枢神経系として利用されることになるだろう。

デジタルマーケターにとって、感情を表すロボットは複雑なコンテキストに基づいたコンテンツを届けるという新たな可能性を開き、IoTベースの行動データへのアクセスポイントとして役割を果たすことになる。感情を表すロボットのコンセプトは、消費者の感情的な反応を考慮に入れる能力であり、これらのデバイスと消費者との関わりをよりポジティブでパーソナルなものにしていくことである。

2. ジェスチャーベースインターフェース

CES 2015ではあらゆるタイプのウェアラブルデバイスが人気だったが、これまで大部分が主に受け身のデータ収集装置として使用されてきた。今年はジェスチャーベースインターフェースが目覚しく進歩した。

CES 2015ではLogbarのジェスチャー制御リングが大いに賑わいをみせた。Ring のシンプルさとIoTで動作するスマート住宅も、ジェスチャーベースインターフェースの例である。

ジェスチャーベースインターフェースは、マーケターに対して、現実世界とデジタル世界をつなぐ上で楽しい、よりユーザーを引き込む方法を提供しうる。LogbarのRingのようなインターフェースがあれば、消費者向け家電メーカーは、非接触ジェスチャーベースを活用して消費者にカスタマイズ可能な体験を提供することが可能になる。たとえば、いっさい手で触れることなくテレビやステレオ、コーヒーメーカーを操作できるようになるといった具合だ。

CES 2016では新しいジェスチャーコントロールのプロトタイプが見られることを期待している。ブランドにとってのマーケティングの可能性を明らかにしたいと思う。

3. フレキシブルディスプレイ

フレキシブルディスプレイは常にある種のSF的な魅力をもっている。曲げたり、転がしたり、さまざまな形にできる要素を持つデジタルディスプレイの出現はかなり市場を賑わせてくれている。

SamsungのGalaxy RoundやLGのG Flexといったスマホにフレキシブルディスプレイが搭載されているのに加え、これまで長年にわたってさまざまなスタンドアローンのプロトタイプを目にしてきた。

先を見越すと、消費者ブランドがフレキシブルディスプレイを直接衣類や他の製品に統合することができれば、この種のディスプレイが購買客マーケティングに革命をもたらす可能性もあるだろうし、モバイル機器への消費者の依存を減らす可能性もある。

4. バーチャルリアリティ

最近の業績発表で、Facebookの設立者マーク・ザッカーバーグ氏は、バーチャルリアリティ(VR)をコンピューティングの次なる進化と呼んだ。過去においてもCES EXPOにおけるVRの体験調査を見てきたが、現在ではすぐに楽しみたい人のためにすぐに使えるVRのハードウェアの登場も目前である。

最近では大衆向けの動画形式の360度動画を使用できるものもある。例えば、今ではモバイルFacebookのニュースフィードで360度動画のモバイル動画を見ることができるし、GoogleのCardboardカメラ用アプリは360度動画とサウンドのキャプチャをサポートしている。

New York TimesのGoogle Cardboardの試みやGoProの360度ビデオへの進出といった最近のキャンペーンは、消費者に新しい魅力的な体験をもたらしてくれている。しかし本当に夢中になれるVR体験にはよりハイエンドのヘッドセットが必要で、これがあれば全身どっぷり浸かれる感覚が得られる。

たとえば、複数の企業が各製品を埋め込み、それぞれのブランドコンセプトに沿うような、ユーザーが全身で体験できるコンテンツを共同でつくることができる。2016年のオリンピックでは、ブランドがそういったイベントにおいて消費者を夢中にさせるためにバーチャルリアリティを活用することが期待されている。

他のVRの提供元からFacebookのOculus体験の新たな特色やSixenseのSTEM Systemのようなシステムを探すことになるかもしれない。これは、VRにおいて動きの制限や触覚のフィードバック、さらなる空間認識を提供し、全身に制御された体験を作り出すものである。

5. ホログラフィックコンピューティング

ホログラフィックコンピューティングは複合現実と呼ばれる場合もあるが、ユーザを取り巻く世界に現れるデジタルオーバレイ(ホログラム)とユーザとを空間的に関わらせることができる拡張現実(AR)の一形態である。

最近のCitiアナリスト予想ではVR/AR産業の将来が強調されており、彼らの見方ではおそらくAR技術が主要なデジタル市場に革命をもたらすとされている。多くの企業が複合現実のソリューションを追い求めている。Hololensで多くの注目を集めたのがMicrosoftだ。Hololensは既存の物質界を拡張するインタラクティブホログラムを生み出すものである。ARが現実世界における真白なキャンバスを意味するように、ブランドマーケターにとって、家庭や職場といった日常的な環境で消費者を引き込める可能性の大きさは信じられないほどワクワクするものだ。

たとえば、ある企業は食品リストを提供することで、家庭でARを活用できるかもしれない。ユーザーが食品を切らしている場合は冷蔵庫にそのリストを表示し、おすすめの製品を提供するといったことが可能になるのだ。

展示フロアから学ぶべきこと

今回紹介した5つの分野は、CESで私が見たいと思っている進歩を代表するものだ。この5つがすべてであろうか? もっと探したいと思っている。マーケターが展示フロアで探すべきものは、消費者の行動や消費者とブランドとの関わり方を大幅に変える
可能性を秘めたコネクテッドデバイスだ。エンターテイメントの変化はマーケターに大いに影響を与え、その結果としてデータやコンテンツ、チャネルのすべてが果たすべき役割が変化する。

2016年の重要なポイントは、消費者のデバイスへの接続方法におけるダイナミックな変化について考察を得ることだ。CESは何年か先には実現可能なものに光を投げかけなければならない。

展示会のフロアでこれらのアイテムのいずれかを偶然見つけることがあれば、#CESevolvedに写真やタグでつぶやいてほしい。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

iPhone 6sにマグネット装着できるフラッシュメモリ「XL.i.CON」が、CES2016のイノベーション賞を受賞

SHARE:

設立から1年を超えたばかりの韓国スタートアップ Bench Soft が、世界最大の家電展示会 Consumer Electronics Show(CES)で、コンピュータアクセサリー部門の Innovation Awards を受賞した。世界有数の技術企業が競合する「CES 2016 コンピュータカテゴリ」で革新賞の栄誉に輝いたのは全11社で、韓国企業としては Bench Soft が唯一である…

XLiCON_Case_feautedimage

設立から1年を超えたばかりの韓国スタートアップ Bench Soft が、世界最大の家電展示会 Consumer Electronics Show(CES)で、コンピュータアクセサリー部門の Innovation Awards を受賞した。世界有数の技術企業が競合する「CES 2016 コンピュータカテゴリ」で革新賞の栄誉に輝いたのは全11社で、韓国企業としては Bench Soft が唯一である。

Innovation Awards を受賞した、「XL.i.CON Case」とフラッシュメモリは、iPhone 6s 用アクセサリーで、世界初のマグネット装着型ストレージだ。iPhone 6s に XL.i.CON Case を置き、XL のアイコンメモリをケースの背面に貼り付けるだけで、iPhoneに追加のストレージ容量が追加される。

容量は32、64、128GB 3種類。音楽、映像、写真などのテーマ別のフラッシュメモリを作っておけば、自分だけのメディアセンターを作ることができる。 また「XL.i.CON Case」とフラッシュメモリを使えば、iPhone の容量を必要に応じて増やすことができる。iTunes 同期する手間をかけなくても、パソコンで音楽ファイルなどをフラッシュメモリにコピーし、ケースにマグネット装着するだけで楽曲を再生できる高い利便性から、高い評価を得ている。100ウォン硬貨より4割も小さい直径14mmと、携帯も楽だ。

XL.I.CON-USB-620x470

この製品のコア技術は、「X-Link」というの新インターフェイスだ。円形に配置された4つの接点は、磁石を利用して着脱され、USB 3.0 規格をサポートする。この X-Link には、メモリだけでなく、開発済の補助バッテリ「XL Link Powerbank」と今後発売予定のデジタルイヤホン、4Kカメラ、熱画像カメラ、USBハブ などに接続することができる。

Bench Soft 代表のイ・ドンフン(이동훈)氏は、受賞の感想を次のように明らかにした。

我が社は従業員が7人だけだが、そのうち5人が研究・開発人材であり、技術開発に注力している。中国企業が低価格を前面に出して、世界市場を攻略していた時代とは異なり、現在は高いデザインと品質を求められるため、圧倒的な技術でリードしていない場合は、Bench Soft のような小さな会社は、居場所がない。CES 2016 Innovation Awards 受賞でこれまでの努力を認められたが、今後も革新を主導する企業になれるよう全力を注ぎたい。

Bench Soft は、CES Innovation Awards を受賞した「XL.i.CON Case」を筆頭に、共に出品された補助バッテリ「XL Link Powerbank」を年内に発売する予定。11月中に Indiegogo でのクラウドファンディングを通じて資金調達する計画だ。

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

【原文】