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パリス・ヒルトン、メタバースの世界へーーDecentralandへGeniesのアバターで突入

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パリス・ヒルトンは、DecentralandとGeniesとのパートナーシップにより、ブロックチェーンとメタバースによって分散化された世界の一員となったようだ。 彼女は10月21日から24日まで開催される第一回「Metaverse Festival」のヘッドライン・アーティストの一人として、Geniesのアバターを使用して参加する。アバターとは、有名人の声を使って動き、話すことができるアニメーショ…

Paris Hilton has a Genies avatar in Decentraland. Image Credit: Genies

パリス・ヒルトンは、DecentralandGeniesとのパートナーシップにより、ブロックチェーンとメタバースによって分散化された世界の一員となったようだ。

彼女は10月21日から24日まで開催される第一回「Metaverse Festival」のヘッドライン・アーティストの一人として、Geniesのアバターを使用して参加する。アバターとは、有名人の声を使って動き、話すことができるアニメーションキャラクターのことだ。彼女は2015年に自身のモバイルゲームを立ち上げており、新しい技術を取り入れるのは初めてではない。

彼女は、オープンかつ安全なデジタル台帳技術を利用した最も人気あるブロックチェーンプロトコル「Ethereum」によって実現した分散型の3D仮想ソーシャルワールド「Decentraland」で開催されるフェスティバルにDJとしてサプライズゲストと共に参加する。

10月に開催されるこの音楽祭でGeniesは、クロスプラットフォームのアバターたちと共に仮想ソーシャルワールド「Decentraland」に初進出することになる。

このイベントは、コミュニティのクリエイターが手がけるカスタムメイドのステージでパフォーマンスが披露される。ヒルトンはこのイベントのスペシャルゲストがデザインした衣装を着てDJするようだ。それ以外にもハイレベルな音楽ゲストが登場予定となっている。

ヒルトンはGeniesの世界で知らない人はいない。今年の始め、ベンチャーキャピタリストのMary Meeker氏がリードしたGeniesの6500万ドルの資金調達ラウンドにおいて、Camilla Cabello氏やPriyanka Chopra氏らと共に出資者として名を連ねている。Geniesでタレントリレーションズの責任者を務めるJake Becker氏はこのように述べている。

「DecentralandのバーチャルパフォーマンスでGeniesの旅をスタートさせるパリスは、まさにパリス・ヒルトンの真骨頂と言えるでしょう。彼女は文化、ブロックチェーン、そして今やメタバースの女王です。彼女は、公式のバーチャル・アイデンティティとアバター・ウェアラブルを通じて、Web 3.0の新しい道を切り開いていくはずです。私たちのコミュニティは、彼女がGeniesファミリーの一員であることにこれ以上ないほど興奮しています」。

彼女は先日、自身のGeniesアバターをソーシャルメディアで公開している。彼女はこのようにコメントした。

「メタバース・フェスティバルはメタバースに対する私の愛を、私のファンや拡大するバーチャル・コミュニティと共に共有する素晴らしい機会になるでしょう。そして、すべてのプラットフォームで活動を続けていく中、私の公式なバーチャル・アイデンティティとなるGeniesのアバターをついに紹介することができました。特別なゲストやどんなサプライズがあるのかをお伝えできればいいのですが、ホットな内容になることはお約束できます」。

2017年に設立された仮想のソーシャルワールド「Decentraland」は、ノンファンジブルトークン(NFT)や仮想不動産の販売への関心、そして「Snow Crash」や「Ready Player One」などの小説に出てくるような、すべてが相互につながっている仮想世界の宇宙であるメタバースの盛り上がりもあり、急成長を遂げている。

Decentraland Foundationのコミュニティイベント部門の責任者、Sam Hamilton氏はGeniesの参加について次のように語っている。

「才能あるGeniesのチームがDecentralandとメタバース・フェスティバルに何をもたらすのかワクワクしています。パリス・ヒルトンの参加はまさにスクープであり、素晴らしい音楽アーティストのラインナップをさらに輝かせてくれることでしょう。これはGeniesのチームの新たな進歩や活動の始まりに過ぎず、コミュニティは大きな楽しみを手にすることになるはずです」。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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イーサリアム・ブロックチェーンを使ったVRゲームを開発するDecentraland、ICOで2,400万米ドルを35秒で調達

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ますます多くのスタートアップが既存の VC や投資チャネル以外の手段で資金調達を目指すようになっており、その手段としてイニシャル・コイン・オファリング(ICO)を選択している。この手段は、製品が持つ基本的なコンセプトに対する市場の信頼性を反映した暗号通貨トークンを使って投資家にインセンティブを提供するものだ。 仮想現実(VR)のような業界であっても、各企業がこぞって ICO の波に乗っていることに…

Decentraland のコミュニティメンバーが作成した Genesis の一区画
Photo credit: The Decentraland whitepaper

ますます多くのスタートアップが既存の VC や投資チャネル以外の手段で資金調達を目指すようになっており、その手段としてイニシャル・コイン・オファリング(ICO)を選択している。この手段は、製品が持つ基本的なコンセプトに対する市場の信頼性を反映した暗号通貨トークンを使って投資家にインセンティブを提供するものだ。

仮想現実(VR)のような業界であっても、各企業がこぞって ICO の波に乗っていることについては特に驚くことではない。

しかし、VR の ICO では参加者にさまざまな種類のインセンティブを提供することができる。例えばバーチャルな不動産だ。新興 VR スタートアップの Decentraland は、完全なブロックチェーンをベースとするバーチャルな世界を作り出そうとしている。同社は ICO にて2,400万米ドルの資金をわずか35秒で調達し、ICO の資金調達記録を塗り替えた。

まったく新しいVRの世界

すべて VR で体験可能な土地をゲーム内で所有するというコンセプトで、Decentraland はユーザの関心を引きつけてきた。

同社は、保有している土地の一部を投資家に売却し、開発できるようにしている。他のユーザもこの空間に参加し、デジタルサービスの売買ができる。所有主のキャラクター(アバター)も、VR のブロックチェーンインターフェースを通じて自由かつ安全にやり取りできる。

このゲームでは独創的な開発ツールを提供している。このツールを使うとユーザは新たな建物の建設、スキルの取得、独自の趣味の追求、買い物、他のユーザとの有意義な関係作り、さらにはお小遣い稼ぎが可能となる。

これまで人気を集めた VR 空間としては Genesis City が初のケースだったが、一部のデベロッパーや投資家はこれを超えた枠組みに取り組もうとしている。ある Github のプロジェクトでは、ラスベガス・ストリップをバーチャルな形で作ろうとさえしている。

通貨の裏で

この VR 空間を運営するのに暗号通貨は欠かせない存在だ。トークンの発行が、デベロッパー、アーティスト、コンテンツプログラマーによるビジョンの実現に役立つ動機付けとなっているからだ。

Decentraland は、土地を購入しその所有権を主張するための手段として MANA という ERC20トークンを利用している。1MANA は当初、一般的に使用されているイーサリアム / 米ドルレートを使って0.024米ドルに設定された。MANA トークンの所有者は、保有通貨の利用ができるほか他のデジタルウォレットに交換も可能だ。

今後の展開は?

そもそもの始まりは、2015年6月の単純なプルーフ・オブ・ワーク(PoW)で、これはビットコインが採用しているものと違わない。2017年3月までには同社チームが3D 空間を開発し、8月末までには初の Terraform Event が発表された。

そして、まもなくユーザが複数のアバターを制作してライブチャットができる機能が追加される予定。2018年までには VR の世界がブロックチェーンの上に設けられるだろう。

VR の課題

しかし Decentraland は課題に直面している。VR が強烈な勢いで成長してきたのは確かだが、ゲーマーはまだこの技術を完全に取り入れておらず、せいぜいニッチな分野にとどまっているからだ。販売は徐々に拡大している一方で、VR を使った完全なオンラインの世界を確立して普及させたいと考えている企業にとっては、ユーザベースが限られていることが問題となっている。

Photo credit: UploadVR

優れたコンテンツを確保することが、VR の大規模な普及に向けてそのニーズを喚起することにつながるかもしれない。とはいえ、Decentraland や競合企業らが VR のクリティカルマス到達に向けたインセンティブを十分提供できるかどうかは未知数だ。

協働が鍵

ゲーミングの業界には不安定な立ち上がりをどうにか克服した企業がたくさんある。No Man’s Sky などのゲームは、ほぼ介入されることなしにそれぞれやり取りできるオンライン社会を構築することができた。しかし、このゲームを運営しているのはソニーであって、ゲームを楽しむユーザ自身ではない。

その他の企業については、市場の需要を生み出したものの VR 世界の立ち上げではあまりうまくいっていない。数百万規模のユーザを抱える大規模多人数参加型の宇宙探査ゲーム EVE Online は、事業の続行が不可能となったため VR 部門の開発を終了せざるを得なくなった

Decentraland の世界は壮大な計画にもかかわらず、オンラインのコミュニティ程度には成功していくだろう。これは分散化されているほか、ユーザ自身の探査をベースとするモデルのため、もしユーザがゲーム内で特にプレイすることがないと判断した場合にはすぐさま他のゲームへと乗り換えられてしまうことになる。

これほどの大がかりな ICO を実施した後、同社が思い描いているバーチャルな世界にこれを転換できるかどうかはまだ分からないということだ。

【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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