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自分好みのコーヒーを淹れてくれるロボット「√C(ルートシー)」が大阪に爆誕ーーTHE SEEDとDEEPCOREらから資金獲得、実証実験開始

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ロボット及び需要予測システムを開発するNew Innovationsは7月30日、人工知能による需要予測が可能な無人のカフェロボットの実証実験を開始すると公表した。難波駅にあるなんばスカイオ1階にあるロビーに設置されたロボット「√C(ルートシー)」にて需要予測AIの精度向上を目的に実施される。期間は8月1日から31日まで。 実証実験はいくつかの段階に分かれており、今回は提供側として通行量や天候…

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開発者で代表取締役の中尾渓人氏(写真左から二人目)

ロボット及び需要予測システムを開発するNew Innovationsは7月30日、人工知能による需要予測が可能な無人のカフェロボットの実証実験を開始すると公表した。難波駅にあるなんばスカイオ1階にあるロビーに設置されたロボット「√C(ルートシー)」にて需要予測AIの精度向上を目的に実施される。期間は8月1日から31日まで。

実証実験はいくつかの段階に分かれており、今回は提供側として通行量や天候、時間帯等などの変動要素をふまえ、生活導線上でどのような需要が予測できるかを検証する。

また同社はこれにあわせ増資についても公表している。第三者割当増資によるもので、引受先となったのはTHE SEEDおよびディープコアほかから。調達した資金は総額約7000万円で出資の比率など詳細は非公開。

√Cは自分にあったコーヒーを探すのではなく「コーヒーの方からユーザーに合わせる」ことをコンセプトにした需要予測AIを搭載した無人のコーヒーマシーン。今回の実証実験などを経て、将来的に味の好みや忙しさ、体調や気分などに合わせたコーヒーを待ち時間なく提供してくれることを目指す。

同社を創業した開発者の中尾渓人氏は1999年生まれの学生起業家。14歳から自律型ロボットの開発を手がけ、競技大会「ロボカップジュニア」に日本代表として参加した実績を持つ。本誌では中尾氏に今回の実証実験にあたりショートインタビューを実施した(太字の質問は本誌佐々木峻。回答は中尾氏。編集:平野武士)

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設置予定のコーヒーロボット√C

難波駅で最初の実証実験をされるんですね

中尾:鉄道会社やディベロッパーが人々の生活の基盤となる存在でありながら、移動手段だけにとどまらない付加価値の提供をもとめられる中、需給予測AIを活用した顧客体験にご期待いただけた結果です。テナントとしての高い収益性みもちろんですが、やはり鉄道が街全体を活性化させていく側面で、弊社プロダクトを通じてより多くの人が新たなコーヒー購買体験を経験し、結果として他のテナントへの好影響へと繋がる部分もご期待いただいています。

√Cではユーザーはどのような体験を得られるのでしょうか

中尾:今回の実証実験においては、通勤・通学の途中に√Cの店舗に立ち寄っていただき、上質で美味しい淹れたてコーヒーを待ち時間なく提供することが可能です。コーヒー自体は、ホテルのラウンジや喫茶店で一杯800円〜1200円で提供されているものと同じブレンド豆を使用しています。また今回の実証実験の特徴として、注文後の待ち時間は5秒を目標値としており、需要予測AIの精度向上より待ち時間が徐々に改善される予定です。

今回の実証実験はロボットが自分好みのコーヒーを淹れるために必要なAIの精度向上を目的とされていますが、今後、実証実験で試したいと考えている仮説について教えてください

中尾:まず今回の実証実験では(1)コーヒー購買における需給予測AIの実装と、(2)消費財としてのコーヒーの提供が人々の生活動線上に最適化されたときのニーズの深さ、の2点を検証する予定です。私たちはコーヒー購買が消費財と似た傾向にあると捉えていて、その中でユーザーが最も重視するのは「いかに生活動線上に最適化されているか」であるという仮説を検証していく予定です。

毎日買うものですからね。提供側として平日の暑い日にどういうコーヒー需要があるかを把握できていれば、提供スピードが短縮される。ちなみにどういう情報を取得する予定なのですか

中尾:過去の全ユーザーの購入履歴や時間帯による購入比率、店舗前の通過人数、近隣の大規模イベントの有無、ユーザー属性、天気や湿度、改札通過人数をはじめとする多数のデータを組み合わせて需要予測をする予定です。

そのあとにパーソナライズも検証する

中尾:はい、今後の実験計画としてユーザーからのアプリを用いた事前注文データや、定期利用ユーザーの嗜好等も考慮される予定です。

今回出資者についても公表されました。ファンドについては数も増えてきてエコシステム全体の厚みが増していますが、特にこういったディープなAI技術を持つスタートアップとして今回の2社を選んだ理由について教えて下さい

中尾:今回の実証実験の舞台となる南海電気鉄道さんもそうですが、THE SEEDさんからは企業ネットワークの提供や採用を中心にご支援いただいています。また代表の廣澤(太紀)さんも私自身も関西出身ということもあって、まだ実績のない中、実証実験第一弾を関西で実施できる運びとなりました。DEEPCOREさんはAI特化VCとして需給予測AIの構想段階からお手伝いいただき、インキュベーション施設にも入居させていただいています。

ありがとうございました。

香港拠点のAI特化アクセラレータZeroth、DEEPCOREと提携——日本とアジアでAIスタートアップ育成、投資誘致で相互協力

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香港を拠点とする AI(人工知能)分野に特化したスタートアップアクセラレータ Zeroth は19日、東京を拠点とするソフトバンク系 AI 特化 VC 兼インキュベータの DEEPCORE と戦略的提携を締結したと発表した。両社はこの提携を受けて、ディールフローの共有、アジア市場における投資関連知識の共有、双方の起業家コミュニティの連携などを行う。 Zeroth は以前 TechStars でニュ…

Image credit: Masaru Ikeda

香港を拠点とする AI(人工知能)分野に特化したスタートアップアクセラレータ Zeroth は19日、東京を拠点とするソフトバンク系 AI 特化 VC 兼インキュベータの DEEPCORE と戦略的提携を締結したと発表した。両社はこの提携を受けて、ディールフローの共有、アジア市場における投資関連知識の共有、双方の起業家コミュニティの連携などを行う。

Zeroth は以前 TechStars でニューヨークおよびロンドンのディレクターを務めた Tak Lo 氏の手により、2016年に香港でローンチしたアクセラレータだ。これまでに3回のバッチを通じて33社を輩出、日本からは Foxsy や Laboratik といった AI スタートアップが同アクセラレータに参加している。過去輩出チームの累積調達額は今年6月の段階で3億円超。

Zeroth パートナーの Tak Lo 氏は THE BRIDGE とのインタビューで、今回の提携により Zeroth が DEEPCORE から物理面およびリソース面で支援を受けるとしたが、DEEPCORE から Zeroth への出資の有無については明らかにしなかった。

Zeroth は現在、第4バッチの参加スタートアップを募集しているが、この期からは従来の香港に加え、東京とインド・バンガロールでもプログラムが開始される予定。東京でのプログラム展開やデモデイの開催には、DEEPCORE のインキュベーション施設「KERNEL HONGO」の利用が有力視される。

Tak Lo 氏
Image credit: Zeroth

今回の提携に先立ち、日本の AI スタートアップであるシナモンの CTO 堀田創(はじめ)氏が先ごろ、Zeroth のパートナーに就任したことが明らかになっている。彼は Zeroth の設立当初からメンターとして参加していたが、東南アジアを股に掛けた知見やネットワークを生かし、Zeroth の運営全般にも関与することになるようだ。

堀田氏は THE BRIDGE とのインタビューで、Zeroth と DEEPCORE の提携したことにより、日本国外のスタートアップにとってはビジネス開発や機会の観点から日本市場にリーチしやすくなる点、日本のスタートアップにとっては海外に進出しやすくなる点で価値を生み出せるだろうと語ってくれた。

堀田氏に加え、Zeroth は複数の有名投資銀行を経て、ソウルや香港を中心に投資活動を行う Paul Pheby 氏を新たにパートナーとして迎えたことも明らかにした。

DEEPCORE が WeWork とのコラボで運営する「KERNEL HONGO」
Image credit: Deepcore

報道声明で DEEPCORE CEO の仁木勝雅氏は、次のようにコメントしている。

Zeroth との今回の提携は、我々の力を拡張する重要な一歩だと考えています。AI の力を使って世界的な重要課題に取り組む必要性を日本の起業家に想起してもらう上で、Zeroth の国際的な視点は重要な優位性を提供してくれるでしょう。Zeroth とビジョンを共有し追求できることをうれしく思います。

Zeroth CEO の Tak Lo 氏は、次のようにコメントしている。

AI の未来、AI がテクノロジービジネスにもたらすインパクト、AI を使って人類の大きな問題を解決する機会を DEEPCORE と共有し協業することに恐縮しています。ビジョンの実現、そして世界中、とりわけ日本の AI 起業家を支援すべく、我々は密接に協力していきます。

Zeroth は昨年12月、香港を拠点にモバイルゲームとサブスクリプション製品を提供している Animoca Brands (オーストラリア証取:AB1)から最初のラウンドで76万6,000米ドルを調達。今年に入って Animoca Brands は Zeroth の運営法人 Venture Classic Limited の株式67%を取得(事実上の買収)し、一方で分離された Zeroth の投資法人 Zeroth SPC に200万米ドルの出資を約束した。香港の金融コングロマリットであるサンフンカイ(新鴻基)は、Zeroth SPC またはその出資先スタートアップへの直接的出資を行う覚書を交わしている。

エムスリーとDEEPCORE、医療系のAI分野で事業化支援プログラム開始ーー医師とAI技術者のマッチング機会を提供

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医療従事者専門サイト「m3.com」を展開するエムスリーとAI(人工知能)特化型の事業化支援を手がけるDEEPCOREは7月20日、医療系AI分野における産業育成を支援するプログラムを発表した。両社は臨床でのAI活用を促進するため、医師たちとAI技術者たちをマッチングするイベントを共同で開催をする。 医療分野でのAI技術者と医療現場の医師の人的交流は少なく、実際の現場でAIの活用が進みにくい課題が…

医療従事者専門サイト「m3.com」を展開するエムスリーとAI(人工知能)特化型の事業化支援を手がけるDEEPCOREは7月20日、医療系AI分野における産業育成を支援するプログラムを発表した。両社は臨床でのAI活用を促進するため、医師たちとAI技術者たちをマッチングするイベントを共同で開催をする。

医療分野でのAI技術者と医療現場の医師の人的交流は少なく、実際の現場でAIの活用が進みにくい課題があった。医療知識や現場の課題を解決するアイデアを持つ医師と、それを実現するAI技術や知見を持つメンバーが連携することで新たなソリューション開発を期待するほか、本プログラムを通じて事業化に至った場合は、DEEPCOREとエムスリーが資金提供の検討もする。

医療従事者専門サイト「m3.com」を運営するエムスリーは、26 万人以上の医師会員に対し医学関連情報を配信し、製薬業界を中心にマーケティング支援サービスや治験支援サービスを提供している。米国、英国、フランス、中国、韓国、インドなど全世界で400 万人以上の医師会員・調査パネルを有しており、新たな取り組みとして、2017年4月には「M3 AIラボ」を発足し、画像診断を含めたAI医療機器の開発支援など先端医療分野での事業拡大を推進している。

DEEPCOREはインキュベーション施設「KERNEL HONGO」の運営やAIスタートアップ特化ファンド、企業などとの共同実証実験を通じて、ディープラーニングをはじめとしたAI技術の社会実装を目指している。

 

via PR TIMES

AI特化型インキュベーターDEEPCORE、WeWorkとの協同施設「KERNEL HONGO」開設ーー80名のAI研究者が入居

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AI特化型インキュベーター「DEEPCORE」は7月18日、AI技術者や研究者たちの拠点となるインキュベーション施設「KERNEL HONGO」を8月に本郷にオープンすると発表した。 KERNEL HONGOはAI技術を中心に研究開発する人材を起業家として育成支援する特化型のインキュベーション施設。近年テック系スタートアップやコワーキングスペースが集まりつつある東京の本郷に拠点を構える。2018年…

AI特化型インキュベーター「DEEPCORE」は7月18日、AI技術者や研究者たちの拠点となるインキュベーション施設「KERNEL HONGO」を8月に本郷にオープンすると発表した。

KERNEL HONGOはAI技術を中心に研究開発する人材を起業家として育成支援する特化型のインキュベーション施設。近年テック系スタートアップやコワーキングスペースが集まりつつある東京の本郷に拠点を構える。2018年5月にプレオープンしており、8月に本格オープンを迎える予定。施設は日本進出したWeWorkがデザイン監修などプロデュースを手がけた。同社が日本国内の自社施設以外と協同するのはこれが初となる。

KERNEL HONGOの対象となるメンバーは公募で選ばれたAI技術者や研究者で、初期メンバーは約80人。入居者はコミュニティメンバーとの交流や施設利用が可能なほか、AIコンピューティングリソースの利用、技術コンサルティング、Deep Learning Institute(DLI)の参加などのサポートを受けることができる。今後は他の企業などとの共同実証実験やメンターからの各種アドバイス、DEEPCOREが運営するベンチャーキャピタルファンドからの出資が検討される。

via PR TIMES