Gen.G は同リーグで23チーム目となり、2020年シーズンに活動を開始すべく準備を進めている。上海のフランチャイズ獲得は、NBA 2K リーグと Gen.G の長期的な戦略的関係の最重要項目であり、Gen.G の多文化ブランドと複数のタイトルで示す e スポーツ界でのプレゼンスを結集させる。アメリカのプロスポーツリーグが運営する初めてのオフィシャル e スポーツリーグである NBA 2K リーグを、グローバル規模で事業展開を図っていく。
NBA チームの傘下に入っていない初めての NBA 2K リーグチームでもある Gen.G は、LA Clippers のオルタナティブガバナー Dennis Wong 氏などから出資を受け、現在7つのメジャータイトルに参戦している。なお、(すでに Overwatch リーグの Seoul Dynasty に参加しているため)同リーグでのフランチャイズチーム立ち上げは Gen.G にとって2番目となり、中国 e スポーツへのエントリーも(中国の Clash Royale リーグに次いで)2番目となる。
NBA 2K リーグのアジア進出をリードできることを光栄に思います。そして、バスケットボールとビデオゲームを愛する数億人の中国のファンのために、上海の代表になれることを誇りに思います。Gen.G のユニークなコアミッションである「アメリカとアジアの e スポーツファンとアスリートをつなぐこと」は、このような野心的な冒険に向けられたものです。バスケットボールやビデオゲームに情熱を注いでいる世界中のコミュニティで、NBA 2K リーグを成長させるための大きな計画を Gen.G は持っているのです。
上海でのチーム立ち上げに加え、Gen.G と NBA 2K リーグは9月26日、世界規模でプレイヤーとファンベースを拡大するため、長期的な関係を築くことを発表した。条項の一部として、Gen.G は NBA 2K リーグと協力し、アジアでのプレイヤー育成や人材発掘、ブランドの開発、世界規模での e スポーツとゲームプログラミングを行っていく。また、次世代の優れたアジア人プレイヤーのための世界に通用するパイプラインの構築、1,200万人を超える Gen.G のフォロワーと NBA 2K リーグのオーディエンスに向けたコンテンツの開発、そして世界中のファンに同リーグの宣伝も行う予定だ。
Gen.G は、26日の発表も e スポーツへの参加やプロ意識を持つための重要な節目であると述べ、NBA 2K リーグと Gen.G が個々に挑戦する一方、この戦略的関係を通じ、共に挑戦し合うことも大事にしていきたいと述べた。8月、NBA 2K リーグはニューヨーク市の NBA 2K リーグスタジオで、女性のエリートプレイヤー向けに初めて育成キャンプを開催した。また、Gen.G はゲームと e スポーツ界で女性の地位向上を推進する継続的な取り組みの一環として、Fortnite の女性チーム「Gen.G Empowered by Bumble(Team Bumble)」の立ち上げを発表した。
Gen.G と Charlotte Hornets の NBA 2K リーグ関連会社である Hornets Venom GT は、10月4日金曜日に行われる NBA 2K League Expansion Draft Lottery に参加。Gen.G の NBA 2K リーグチームに関する詳細は、後日発表していく。
e スポーツ団体の Gen.G は17日、俳優のウィル・スミス氏を出資者に含む4,600万米ドルの資金調達を完了したと発表した。 Gen.G(以前の名前は KSV Esports)は2017年にスタート。エグゼクティブチェアマンで共同創業者の Kevin Chou 氏は、かつてモバイルデベロッパ Kabam の共同創業者だった人物だ。Gen.G には、Overwatch、League of Leg…
Gen.G Image credit: Gen.G
e スポーツ団体の Gen.G は17日、俳優のウィル・スミス氏を出資者に含む4,600万米ドルの資金調達を完了したと発表した。
Gen.G(以前の名前は KSV Esports)は2017年にスタート。エグゼクティブチェアマンで共同創業者の Kevin Chou 氏は、かつてモバイルデベロッパ Kabam の共同創業者だった人物だ。Gen.G には、Overwatch、League of Legends、PlayerUnknown’s Battlegrounds、Clash Royale、Fortnite、Call of Duty、Apex Legends といった、特筆すべきゲームで競争力の高いチームがいる。
調達した資金で、Gen.G は7月にロサンゼルス本社をオープンする予定。Gen.G は、若者向け e スポーツアカデミープログラムを開発しており、本社の設立により Gen.G の世界展開が容易になるだろう。同社のチームは、アメリカ、中国、韓国にいる。
ウィル・スミス氏に加え、日本のサッカースターである本田圭佑氏は彼の「Dreamers Fund」を通じて出資、また、バスケットボールチーム Los Angeles Clippers の少数株主 Dennis Wong 氏も出資した。その他の投資家には、New Enterprise Associates(NEA)、Conductive Ventures、Battery Ventures、Canaan Partners、SVB Capital、スタンフォード大学、Alibaba Goroup の元アメリカ投資部門担当会長 Michael Zeisser 氏、MasterClass の共同創業者で CEO の David Rogier 氏。
Gen.G の CEO Chris Park 氏は、Gamesbeat に寄せたプレスリリースで次のように語っている。
e スポーツの将来を見るかのように、多岐にわたる分野から有名な投資家の支援を受けることができてうれしい。
正真正銘グローバルな e スポーツ組織だけが実現できる、スポーツエンターテイメントの再構築という Gen.G のミッションを、今回のラウンドにおけるパートナーは共有してくれている。
Stephen Hays 氏は Deep Space Ventures のマネージングパートナーである。同社はベンチャーキャピタルファンドであり、e スポーツと B2B SaaS のアーリーステージの投資に特化している。 以前にも『The Birth of a Venture Capital Investment Thesis(ベンチャーキャピタル投資理論の誕生)』と『Why Invest in …
Stephen Hays 氏は Deep Space Ventures のマネージングパートナーである。同社はベンチャーキャピタルファンドであり、e スポーツと B2B SaaS のアーリーステージの投資に特化している。
ポーランド・カトヴィツェで行われた ESL e スポーツ大会の Counter-Strike: Global Offensive 決勝戦. Image Credit: ESL
e スポーツのスタートアップへの投資家として、ベンチャーキャピタル、エンジェル投資家、アクセラレータ、企業(戦略投資家)など388組を見つけることができた。これら388の投資主体のうち、ほとんど(327組、つまり84%)はe スポーツへの投資を1度だけ行っている。アーリーステージの投資家が何らかの理由でメインのビジネス以外の領域に投資し、1度限りの取引で手を引く場合は数多い。そのため、1度限りの投資家は真の「e スポーツ投資家」とは呼べないだろう。
リストに挙げた投資家の16%(388組のうち61組)は、2社以上の e スポーツのスタートアップに投資している。これらの投資家の中には、注目に値するものもかなりある(リストの完全版は私のサイトに掲載している)。複数の e スポーツのスタートアップに投資している投資家には、エンジェル投資家とアクセラレータも含まれる(500 Startups や Y Combinator などの著名アクセラレータも見られる)。多くの場合、エンジェル投資家は大手ベンチャーキャピタルのパートナーである。ラウンドの額が膨らみ、最小投資額がエンジェルの出資可能額を超えた段階で、ベンチャーキャピタルが出資を引き受けることになる。
388もの投資家がこの領域に存在するという事実は大変なインパクトがあり、誰も彼もが e スポーツの分野に乗り出しているようにも思える。しかし私が目にするラウンドの中には、時として応募者過多であったり、競争が激しすぎたりするように感じられるものもある。最も、現時点では、この分野は投資家たちにとって多くの機会を秘めているというのが私の見解だ。(特にアーリーステージのスタートアップへの投資と、業界の知識を備えた投資家らにとってはおそらく好機だろう。)この領域に定期的な投資を行っている機関投資家がまだ存在しないためだ。
最も活発にeスポーツに投資しているベンチャーキャピタルは?
e スポーツに2度以上投資している投資家61組のうち、45組はベンチャーキャピタルだ。(残りの16組はエンジェルまたは戦略投資家である。)アクティブな投資家(e スポーツに2度以上投資している投資家)のリストをこちらに用意した。スタートアップ設立者や興味を持った方は、ぜひ参考にしていただきたい。もし欠落している企業があれば、連絡いただければリストを更新する予定だ。リストの作成は単調な作業だったため、何社か洩れている可能性は大いにある。(連絡先は記事末尾を参照いただきたい。)
最もアクティブなベンチャーキャピタルのリストは以下に掲載しているが、他にも e スポーツのスタートアップへの投資家について、Crunchbase で見つけることのできたプロファイルをまとめている(リンクはこちら)。リストの閲覧にはおそらく Crunchbase のアカウントが必要になる。
今後の展望
e スポーツの領域には、過去12〜18ヶ月ほどで投資家が集まってきている。業界のスタートアップや小さなチームなどに投資を行った投資家が400近いことを見れば明らかだ。これを受け、この領域のスタートアップは劇的に増加している。去年の今頃を振り返れば、資金調達を行っているアーリーステージのスタートアップは12社に満たなかった。本稿を執筆している週だけでも30社以上を新たに発見し、業界の「最新状況」をまとめたこのリストに追加している。今まさに資金を調達しようとしている企業は、おそらくそれ以上多く存在することだろう。
業界に流れ込む潤沢な資金は、諸刃の剣だ。一方では業界の立場や私たちの主張、そして早期からの投資の正当性を立証するものとなる。しかし他方で、出資者を見つけやすくなることから、ますます多くの会社の設立を促すバブルを生むことにもなる。スタートアップが生き抜き、そして成長できる確率の低さはご存知のことだろう。これは、この領域に進出する多くの投資家が資金を失うことを意味する。アーリーステージの e スポーツへの投資家を見つけることが私の仕事だが、ここ12ヶ月ではるかに難しくなっている。ますます多くの案件から厳選する必要が出てきており、また、取り扱われる資金の量も天井知らずの勢いで上昇しているためだ。
とはいえ、今回作成した投資家リストが、アーリーステージのアイデアをピッチしようと考えている設立者らにとって有益なものとなることを筆者は願っている。投資側の人間たちは皆、来たる巨大な e スポーツビジネスに取り組むべく、こうした設立者らと手を組みたいと切望しているのだ。
現在検討中の広範囲に渡るデジタル改革の一環として、フランス政府はeスポーツ業界に対して支援と規制を同時に進めることを発表した。 現在のeスポーツの規定は、「projet de loi pour une République numérique(デジタル法)」として知られる広範囲の提言の一部である。この提言の大部分は昨年のクラウドソーシングによるキャンペーンで書き起こされ、また修正されたものだ。 フ…
「当初のお祭り騒ぎは落ち着きをみせ、今後は規制、コンテンツ制作権、既存メディアとの関わりが焦点になってくるのは明らかです。Major League Gamingの崩壊(Activisionが買収)は、この市場が成熟するまでにはまだ長い道のりがあり、私たちにもたらされる機会についてもっと現実的に考えなくてはならないことを実感させてくれます」。
キューバン氏が参加した700万米ドルの投資に続き、今回のカッチャー氏らによる投資は、eスポーツ事業が成熟しつつあること、またeスポーツ観戦を日常的に楽しんでいる何千万人もの人々からいかに利益を生むか起業家たちが模索していることを示している。シアトル拠点のUnikrnは、eスポーツゲームのLeague of LegendsやCounter-Strike Global Offensive、Dota 2などお気に入りのeスポーツ選手の試合で賭けをすることができるウェブサイトを立ち上げている。
これまでにUnikrnはごく短期間で1000万米ドルを調達した。しかし同社はeスポーツの成長機会を最大限生かそうと前進を続けている。ESPNによると、League of Legendsワールドカップチャンピオンシップの2014年決勝戦を視聴した人は2700万人にのぼるという。これはワールドシリーズ(2350万人)やNBAファイナル(1800万人)の視聴者を上回る。Twitchの視聴者は世界で1億人以上の月間アクティブユーザを誇る。
Jay Eum氏は、TransLink Capitalの共同設立者であり社長である。Eum氏は、近日開催されるGamesBeat Summitでの当社のDeals取締役会において、議長の1人を務める。 2014年、NBAファイナル(1800万人)、NCAA男子バスケットボールチャンピオンシップ(2120万人)、そしてワールドシリーズ(2350万人)よりも多くの視聴者数を記録したスポーツイベントは何…
現在人気のeスポーツゲームは、League of Legendsである。これは2011年に発売された複数プレイヤーが参加するバトルアリーナゲームで、2013年のワールドチャンピオンシップでは3200万人の視聴者を集めた。Defense of the Ancients 2(Dota2)は2013年にローンチされたアリーナゲームで、こちらも人気急上昇中だ。Dota2は2014年のチャンピオンシップに1090万米ドルを捻出した。これはeスポーツ史上最高の金額だ。