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Echelon韓国予選:旅行者と地元ガイドをつなぐMyRealTripが審査員賞、翻訳クラウドソーシングのFlittoが聴衆賞を獲得

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500 Startups のコミュニティ部門ディレクターの Jess Erickson氏は、「韓国では世界には多くの市場に先駆けて見ることのできるユニークな機会があり、韓国の起業家はグローバルな市場機会になっていくであろう機会を最初に解決するチャンスを掴むだろう。」とブログで述べた。 韓国では、スタートアップのエコシステムが急成長しており、ソウルが今後3~5年以内にアジアにおけるテックスタートアッ…

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500 Startups のコミュニティ部門ディレクターの Jess Erickson氏は、「韓国では世界には多くの市場に先駆けて見ることのできるユニークな機会があり、韓国の起業家はグローバルな市場機会になっていくであろう機会を最初に解決するチャンスを掴むだろう。」とブログで述べた

韓国では、スタートアップのエコシステムが急成長しており、ソウルが今後3~5年以内にアジアにおけるテックスタートアップ活動の中枢となるよう準備が進められている。政府は起業家活動を奨励しており、企業当たりの支援が韓国の政府ほどに及ぶ政府は他にない。Wall Street Journal によると、2年以内に韓国政府は37億USドルを、補助金やその他構想費としてスタートアップに投資する予定だという。

この新興市場の動向を探るため、e27はEchelon トップ100社の予選をソウルで主催することで韓国発のテクノロジースタートアップで勢いのある会社を発掘することにした。このイニシアチブは、韓国のスタートアップ企業が、2015年6月23日~6月24日にかけてシンガポールで開催される Echelon Asia Summit に出展するトップ100社うちの1つになるチャンスをもたらすものだ。

旅行者をローカルのガイドや目的地に詳しい専門家と繋ぐプラットフォーム MyRealTrip は審査員賞を攫い、また、モバイル端末を通してボイス、テキスト、画像の的確で低コストな翻訳を提供する翻訳クラウドソーシングサービス Flitto は、予選で聴衆賞を獲得した。

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センサーで食品の鮮度と栄養を確認し、リアルタイムでユーザのモバイルアプリに情報を伝えるスマート IoT製品であるPi、ユーザがネット上の動画をクリップして編集するのを支援して楽しくインターアクティブシステム Swizzle 、などを含む計4つのスタートアップが参加した。

MyRealTripのCEOであり創始者であるDonggun Le 氏は次のように語った。

韓国で最終審査へと進んだ会社は、全て名が通っていて、ビジネスも非常にうまくやっています。我が社にはグローバルなサービスを始めるという計画しかありませんが、他のチームには既に製品がありました。明らかに私たちにとっては困難な状況だったので、このイベントのチケットを手に入れたときは非常に興奮しました。

私たちは、3年の間は韓国の旅行者だけに向けてツアー/アクティビティを提供してきました。そして、今年の6月にやっと英語圏、さらに中国語圏の旅行者をサポートする新しいサービスを立ち上げます。Echelon Asia Summit は、新しいmyRealTrip を紹介することになる最初の公的な場所になります。そしてさらに、私たちには資本金を調達する計画があるので、このイベントが私たちにとって重要であることは間違いありません。

審査員には、銀行青年創業財団(은행권청년창업재단、通称 DreamBank)のシニア投資マネージャー Siwam Kim氏、K Cube Ventures のパートナー Shina Chung 氏、FuturePlay のパートナー兼CEO である Jung Hee Ryu 氏が在席した。

Chung氏は、次のようにコメントした。

MyRealtripはトラベルサービス向けの2面性を有するプラットフォームです。各都市のローカルガイド・エキスパートの案内するコースがまとめられており、ユーザは一般の旅行代理店からは異なる、多様なコースを詳細に選択することができます。運営開始から3年、MyRealTrip は規模を拡大してきており、現在は10都市以上に渡って910コースを有しています。

その歳月を通して、MyRealTrip は、他の類似サービスにとっては大きな壁となっていた独自のコンテンツ、そしてローカルガイドとのネットワークも築いてきました。このサービスは、今では韓国のユーザだけでなく、グローバルユーザーを受け入れる準備が整っています。私は、e27がMyRealTripを真にグローバルなトラベルサービスになるための強力な後押しとなってくれると思います。

専門家たちはまた、韓国ではスマホの普及率が80パーセント超であるため、投資家や起業家にとって韓国におけるモバイルマーケットはたいへん大きなものであると述べた。

Ryu 氏は、次のようにも付け加えた。

韓国でのスタートアップエコシステムの大きなトレンドは、O2O(オンラインからオフライン)です。MyRealTrip はオンラインのトラベルサービスとオフラインのガイドの経験をシームレスに繋げ、良好なマーケットパフォーマンスを見せている。そこで、この韓国発グローバル展開途上のスタートアップを審査員賞に選択しました。

スタートアップの質の向上について Ryu 氏は、次のようにもアドバイスした。

参加者は韓国でのトッププレーヤーではないかもしれないが、それぞれグローバルにアピールしたいと言う強い意思をもっているため、スケーラビリティやマネタイゼーションの方針に関してアドバイスすることで、韓国や他の国での経験に基づいて、より高いレベルに到達できるよう手助けが出来ると確信しています。

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(THE BRIDGE の読者は、Echelon Asia Summit への参加料が10%割引になります。詳細はこちらをご確認ください。)

【via e27】 @E27sg

【原文】

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Echelonマレーシア予選:大学入学支援サービスのChaseFutureが審査員賞、口コミサイトのRecomnが聴衆賞を獲得し決勝へと勝ち進む

編集部注:姉妹で世界のスタートアップを巡る旅に出た現役東大生の松井友里氏。旅の出発についてクラウドファンディングで資金を調達しながら、2015年4月から取材を開始。50社のスタートアップを3カ月かけて取材しブログで取材の様子を記事にしている。本稿は、同氏が取材した世界のスタートアップの活動の様子を寄稿していただいた。   シンガポールを拠点とするテック・スタートアップ・メディアのe27が…

11188375_10204180357373459_7877173975190524497_n編集部注:姉妹で世界のスタートアップを巡る旅に出た現役東大生の松井友里氏。旅の出発についてクラウドファンディングで資金を調達しながら、2015年4月から取材を開始。50社のスタートアップを3カ月かけて取材しブログで取材の様子を記事にしている。本稿は、同氏が取材した世界のスタートアップの活動の様子を寄稿していただいた。

 


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シンガポールを拠点とするテック・スタートアップ・メディアのe27が開催するピッチ・イベントのEchelon 2015。このイベントは、世界各地で予選が開催され、その予選を通過したスタートアップたちが、ファイナリストとして6月23日〜24日に開催されるEchelon Asia Summit 2015でグランプリを競うものだ。4月には東京予選も開催され、THE BRIDGEではその様子を記事にしている。

世界一周をしながら各地のスタートアップを取材する私は、先日の4月29日に開催されたマレーシア予選に参加してきたので、その様子を寄稿したい。

コワーキングスペースのThe Co.で開催されたEchelonマレーシア
コワーキングスペースのThe Co.で開催されたEchelonマレーシア

良質なメンターを通じた質の高い入学支援プラットフォーム

右から、審査員のCheryl Yeoh氏(MaGIC), Anne Cheng氏 (SUN Group Holdings), Matthew Badalucco氏 (Catcha Group), Nazrin Hassan氏 (Cradle Fund Sdn Bhd)
右から、審査員のCheryl Yeoh氏(MaGIC), Anne Cheng氏 (SUN Group Holdings), Matthew Badalucco氏 (Catcha Group), Nazrin Hassan氏 (Cradle Fund Sdn Bhd)

今回のEchelon 2015マレーシア予選のスタートアップのピッチで審査員賞に選ばれたのは、留学生向けの大学入学支援サービスChaseFuture、聴衆賞にはサービス業界向けの口コミサイトRecomnだ。

入学支援プラットフォーム のChaseFuture
入学支援プラットフォームのChaseFuture

ChaseFutureは各大学の受験プロセスに詳しい専門家と海外大学・大学院への入学を志望する学生をつなげる入学支援プラットフォームだ。上海を拠点とするChaseFutureの主なユーザは米国・英国大学志望の中国出身者で、今後は中東や東南アジアなど海外大への留学生が多い地域を開拓していく予定だという。

CEOのGreg Nance氏は学生時代から教育に関心があり、MoneyThinkというNPOを立ち上げ米国の10の州にて9,000人の高校生に財務知識を提供してきた経験もある。その後ケンブリッジ大学院で東アジア研究を行ったときに、中国の教育にまつわる課題に対してアクションを起こしたいと考え始めたそうだ。

中国で数多くの受験専用機関が有名大留学生を輩出しようと奮闘する中、ChaseFutureは信頼性を売りにしている。メンターへの厳しい採用基準と、受験大学数に合わせて選べる効率的なパッケージを設けることでサービスの質を担保し、ユーザから高い満足度を得ている。

実際、新規ユーザの49%が口コミからの利用が多く、使用後のユーザアンケートでは98.7%が満足していると答えている。また、学生との相談セッションをスカイプで行うことでメンターがどこからでも働ける環境を提供していることも、良質なメンターを集めるのにつながっている。

良質な口コミだけを集めたサイト

審査員と優勝チームのChaseFutureのメンバー
審査員と優勝チームのChaseFutureのメンバー

Recomnは良質なサービス提供者を知り合いの口コミから見つけることのできる検索サイト。創業者のJes Min Lua氏が以前インターネットで見つけたアマチュア写真家に結婚式の写真を任せたところ、データを失くされてしまったという苦い経験から思いついたアイディアだ。

Recomnからは、写真家だけでなくケータリングや引越しなどあらゆるサービスを検索することができる。

検索サイトなら既に世の中にたくさん存在するが、多くの場合検索結果が多すぎてユーザにとって選びづらいという問題がある。Recomnはユーザの代わりに検索結果をあらかじめ絞り、知り合いやコミュニティの近い人から高い評価を得た数個のサービスのみを表示することでこの課題を解決する。

サービス口コミサイトのRecomn
サービス口コミサイトのRecomn

今後ChaseFutureのようにアジアと欧米の橋渡しを行うようなサービスは、英語話者の多いマレーシアを東南アジアでの拠点とするものが増えるかもしれない。また、本イベントでは拡張現実技術を使ったアドテク・スタートアップのPlayme ARや、顔認識テクノロジーを使ったセキュリティ・ソフトのBorderPassなどのハイテク・スタートアップも目立っていた。欧米で既に確立済みのビジネス・モデルではなく、世界的に新しい最先端技術を使ったビジネスがマレーシアから生まれる日もそう遠くないかもしれない。

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e27がEchelon 2015の東京予選を開催〜審査員賞をWOVN.io、聴衆賞をSynchroLifeが獲得

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THE BRIDGE のメディアパートナーで、シンガポールを拠点とするテック・ニュースメディア e27 が開催するスタートアップ・カンファレンス Echelon 2015 の東京予選(Echelon Top 100 Japan Qualifiers)が、東京のNTTドコモ・ベンチャーズを会場に開かれ、審査員賞(Judge Choice)に WOVN.io、聴衆賞(People Choice)に …

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THE BRIDGE のメディアパートナーで、シンガポールを拠点とするテック・ニュースメディア e27 が開催するスタートアップ・カンファレンス Echelon 2015 の東京予選(Echelon Top 100 Japan Qualifiers)が、東京のNTTドコモ・ベンチャーズを会場に開かれ、審査員賞(Judge Choice)に WOVN.io、聴衆賞(People Choice)に SynchroLife が選ばれた。

審査員賞を受賞した WOVN.io の共同創業者 Jeff Sandford 氏(左)と、審査員の一人であるグローバル・ブレインのパートナー鈴木伸武氏(右)
審査員賞を受賞した WOVN.io の共同創業者 Jeff Sandford 氏(左)と、審査員の一人であるグローバル・ブレインのパートナー鈴木伸武氏(右)

Wovn.io は、JavaScript のコードを一行挿入するだけで、ウェブサイトを複数の言語に翻訳できるソリューションだ。2014年6月にローンチし、これまでに12万ページ以上を翻訳。ウェブサイト・オーナーはメニューから機械翻訳にするか人間翻訳にするかが選べ、前者は Google 翻訳、後者は gengo によって翻訳される。

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SynchroLife(シンクロライフ)はグルメチェックインアプリで、気に入った飲食店にチェックイン・格付けを行うことで、自分と似たような食の嗜好を持つ人々や飲食店をフォローできるのが特徴だ。現在は日本語により、日本国内でのみ利用できるが、食べ物の写真を投稿することが習慣化しており、人々の飲食店に対するこだわりが強いアジアへの進出を目指して、多国語版を開発中だ。

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現在、各国予選は日本のほか、オーストラリア、バングラデシュ、香港、インド、インドネシア、カザフスタン、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾、タイで開催されている。各国を代表するスタートアップが集まり、決勝戦となる Echelon Asia Summit 2015 は6月23日〜24日、シンガポールで開催される。THE BRIDGE では、当日の模様を現地からお届けできる予定だ。

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gumi、Facebook、Ubisoft、Touchten、MOL〜キープレーヤーが予測する、アジアのゲーム業界の行方 #ECHELON2014

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これは、6月10〜11日の2日間にわたって、シンガポールで開催された e27 のスタートアップ・カンファレンス「Echelon 2014」の取材の一部である。2日目の午後、アジアのゲーム業界におけるキープレーヤーの代表者を集めて、この分野のこれまでをまとめ、今後を占うラウンドテーブルが開かれた。 このセッションに参加したパネリストは、 Rivai Adidharma – Sr VP, Intern…

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これは、6月10〜11日の2日間にわたって、シンガポールで開催された e27 のスタートアップ・カンファレンス「Echelon 2014」の取材の一部である。2日目の午後、アジアのゲーム業界におけるキープレーヤーの代表者を集めて、この分野のこれまでをまとめ、今後を占うラウンドテーブルが開かれた。

このセッションに参加したパネリストは、

  • Rivai Adidharma – Sr VP, International Business, MOL Global
  • Hugues Ricour – Senior Producer, Ubisoft
  • Stephen Chun – Head of Gaming Sales for North Asia and Emerging Markets, Facebook Asia Pacific
  • 國光宏尚氏 – Founder & CEO, gumi Inc(gumi Asia に関する関連記事
  • Anton Soeharyo – Co-Founder & CEO, Touchten(関連記事

なお、モデレータは、e27 のゲーム担当エディタの Jonathan Leo Toyad が務めた。


まず、過去3年間にこの業界に起こっている事象を、パネリストそれぞれの視点から教えてもらうことにしよう。

MOL の Rivai によれば、ゲーム・デベロッパにとって、iOS や Android 環境からの売上の上昇は著しい。クレジットカードの普及率が乏しい東南アジアにおいては、ゲーム・デベロッパにとって MOL のような課金サービスを提供する企業は必要不可欠の存在だが、彼らは自社プラットフォームでの取引動向を通して、ゲーム・デベロッパのマネタイゼーションの動きをつぶさに感じ取っているようだ。

Facebook の Stephen は、2014年の第1四半期の実績として、同社の広告売上の59%がモバイルからもたらされていると述べた。

國光氏は日本市場におけるゲームの動向を振り返って、ミクシィを初めとして展開された PC 向けのソーシャルゲームから、ガラケーのゲーム、スマホのブラウザ・ベースのゲーム、スマホのネイティブアプリ・ベースのゲームと、非常に大きな変化があったと指摘した。そして今後、スマートテレビを使ったゲームや、Oculus などのVRデバイスを使ったゲームも隆盛してくると予測する。

Touchten の Anton は、自分が子供だった頃、友達の家にコンソール・ゲームをしに遊びに行った体験を階層し、現在は手のひらの上でゲームができるようになり、トイレの中で用を足しながらゲームする人もいると述べ、会場の笑いを誘った。

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Clash of Clans に代表されるように、欧米発のゲームがアジアの消費者を強く必要惹き付けるには何が必要なのだろうか。

ゲームを無料で利用させ(free to play)、後からバーチャル・アイテムを購入させたり、継続利用の際に料金を徴収したりする方法は、今のところ、うまく機能しているかもしれない。特にアジアにおいては、欧米に比べ、クレジットカードのような便利な決済手段が普及していないこともあり、free to play や仲間同士でゲームが対戦できる体験は重要だろうというのが、パネリストに共通する見方だった。

Facebook の Stephan は、特に長期間にわたるユーザ・エンゲージメントが重要になるだろうと指摘した。とかく、ダウンロード数でアプリの善し悪しが評価される傾向にあるが、今後はユーザのリテンション、すなわち、長期にわたって使ってくれる質のよいユーザを集めることが重要になる。MOL の Rivai は、AppAnnie の上位ランクを見ると、確かに free to play のゲームタイトルが上位を占めており、東南アジアあら始まったこの方法は、次第に世界中のゲームのトレンドに変化しつつあると述べた。

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ゲーム・デベロッパが、この地域で成功するために気にすべきことは何か。とかく各国のエンジニアの労賃やスマホ普及率に話が集中しがちなこの話題に、フランスに本拠を置く Ubisoft の Hugues は面白い視点で聴衆に答えた。

一つはアジアにこだわる必要はないということ。アジアで開発したからと言って、ユーザの市場をアジアに限定する必要はない。世界を相手にゲームをリリースすることは、現在では難しいことではない。アジアで成功すれば、市場の性質が似ているブラジルや東ヨーロッパでも成功できる可能性が高いだろう、というのが彼の見解だ。

そしてもう一つは、Android / iOS / PC などクロス・プラットフォームで同じゲームをリリースする場合、必ずしも同じゲーム体験を提供することにこだわる必要はないだろうということ。國光氏も指摘したように、スマートテレビや Occulus などでゲームが楽しめるようになれば、スマートフォンやタブレットより体験できることのバリエーションも広がる。Android と iOS では同じゲーム体験を提供するのが定説だったが、確かにこれを覆すことをためらう論理的な理由は見つからない。デバイスが違えば、同じタイトルでも、ゲーム体験が違って構わないのだ。

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2014年〜2015年にかけて気になるトレンドとして、Touchten の Anton が Kickstarter を挙げていたのが印象的だった。

ゲーム開発会社と言えど、スタートアップなら新しいゲームタイトルを開発する人員コストを捻出するため、投資家から資金調達を図るのが一般的だった。昨日の Launchpad で惜しくも入賞ならなかったが、Kickstarter と同じように、本を書く際に素案をユーザに披露し、資金集めしてから出版ができる Publishizer というスタートアップが注目を集めていたが、ゲームにおいても、同じようなプラットフォームが出て来るかもしれない。

リリース前に新しいタイトルのアイデアを公表してしまうリスクはあるものの、開発着手前にユーザ・バリデーションができるし、ユーザの期待を上回るゲーム体験を届ける方法が確立できれば、これはまた、スタートアップ・エコシステムの新たな可能性を創り出すのに役立つだろう。

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#ECHELON2014: Launchpadの最優秀賞は、タイの子供向け学習プラットフォーム「Taamkru」が獲得

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6月10日〜11日の2日間にわたって、シンガポールのテックメディア e27 の開催するスタートアップ・カンファレンス ECHELON 2014 が開催されている。Launchpad のセッションでは、アジアや太平洋地域から集まったスタートアップ10チームが凌ぎを削った。 最優秀賞(Most promising startup): Taamkru(タイ) Taamkru はタイ語で「先生に尋ねる」の…

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6月10日〜11日の2日間にわたって、シンガポールのテックメディア e27 の開催するスタートアップ・カンファレンス ECHELON 2014 が開催されている。Launchpad のセッションでは、アジアや太平洋地域から集まったスタートアップ10チームが凌ぎを削った。

最優秀賞(Most promising startup): Taamkru(タイ)

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Taamkru はタイ語で「先生に尋ねる」の意。タイのアプリストア子供向けアプリカテゴリ、教育アプリカテゴリで1位の座を獲得した iOS アプリ。最近、シンガポールのアプリストア子供向けアプリカテゴリでも1位の座を獲得した。

子供や教師向けのアプリだが、チームの中に、タイと中国に幼稚園を経営する人物や、幼稚園向けの経営本を書いている著者らがいて、子供を巻き込んで容易にユーザ・バリデーションが実施できるのが強みとのこと。

聴衆賞(People’s choice):Ambi Climate(香港)

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エアコンの温度調整は難しい。時代と共にエアコンの温度調節機能はかなり進化しているが、それでも結局、ユーザは冷えすぎてスイッチを切ったり、暑くなってスイッチを入れたりしつづけている。

Ambi Climate は WiFi 接続可能、赤外線によるリモコン機能を持ったデバイスで、部屋の温度や湿度、当地の気候、ユーザの好みを学習してエアコンを制御する。現在、7つのメーカーのエアコンに対応しており、対応メーカーは拡大していく予定。

Global Brain 賞:iChef(台湾)

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iChef については、以前 ECHELON 2014 の東京サテライトのときに、彼らに独占インタビューを行っているので、記憶にある読者もいるだろう。混雑するレストランにおいては、動作の遅いPOSシステムがボトルネックになるため、彼らはレストラン業務に特化したクラウド型のPOSシステムを開発した。

現在、香港と台湾の200以上のレストランに導入されており、これまでに1,000万件以上の注文取引がこのプラットフォームを通じて処理された。日本への進出も計画している。数ヶ月前に比べ、サービスのインタフェースもさることながら、彼らのピッチのレベルが格段にグレードアップしていたのは賞賛に値する。

これら入賞したスタートアップ以外にも、素晴らしいチームがステージを飾った。時間の制約で登壇スタートアップ全チームのラウンドアップは後日紹介するが、それが待てない読者は、例によって、全てのピッチをビデオ収録しておいたのでチェックしてほしい。

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アジア最大級のスタートアップ・カンファレンス「Echelon 2014」がアジェンダを発表、今年の開催は6月10日〜11日

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THE BRIDGE のメディアパートナーで、シンガポールに本拠を置く e27 が年に一度開催するスタートアップ・カンファレンス「Echelon 2014」のアジェンダが発表された。今年の開催は6月10日(火)と11日(水)、会場は昨年と同じく、チャンギ空港からも程近い Singapore Expo Max Atria だ。 イベントの目玉は、おなじみ 500Startups の Dave McC…

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THE BRIDGE のメディアパートナーで、シンガポールに本拠を置く e27 が年に一度開催するスタートアップ・カンファレンス「Echelon 2014」のアジェンダが発表された。今年の開催は6月10日(火)と11日(水)、会場は昨年と同じく、チャンギ空港からも程近い Singapore Expo Max Atria だ。

イベントの目玉は、おなじみ 500Startups の Dave McClure による基調講演のほか、先頃3,200万ドルを調達し、積極的な国際展開を発表したオンライン学習プラットフォーム Udemy の Chairman Eren Bali、ギャグサイト 9GAG の共同創業者 Ray Chan、VC向けにスタートアップの成長データを分析・提供する会社 Mattermark 創業者 Danielle Morrill など豪華な顔ぶれだ。

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THE BRIDGE では今年も Echelon 2014 のメディアパートナーを務めるが、主催元の e27 から THE BRIDGE の読者向けに、参加にあたっての割引購入権を付与してもらった。右のバナーをクリックしたリンク先から、チケットを通常より10%安い金額で購入することができる。

以前 THE BRIDGE でもお伝えしたように、このイベントの東京予選では、台湾発のレストラン向けPOSアプリ・スタートアップ「iChef」が優勝した。この iChef を含む、アジア各地の予選で選ばれたスタートアップ各チームが、ピッチ・コンペティションで凌ぎを削る予定だ。

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Echelon Japan Satellite: 画像認識技術を使って、ブランドが消費者にどう受け入れられているかを分析する「BrandPit」

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 昨年9月、Startup Sauna Tokyo のピッチコンテストで優勝したスタートアップ「BrandPit」について取り上げた。BrandPit は、ブランドが自社のファンのことをより理解するためのアナリティクス・ツールで、テキストやキーワード分析の代わりに画像認識技術を利用している。 現在の彼らのフォーカスは、…

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

昨年9月、Startup Sauna Tokyo のピッチコンテストで優勝したスタートアップ「BrandPit」について取り上げた。BrandPit は、ブランドが自社のファンのことをより理解するためのアナリティクス・ツールで、テキストやキーワード分析の代わりに画像認識技術を利用している。

brand-pit02_sm-280x233現在の彼らのフォーカスは、Instagram で共有された画像を使った分析で、Facebook や Twitter でも同様の分析を行っている。ソーシャル共有された画像の中からブランドのロゴを検知することで、BrandPit を利用する企業は、誰がファンで影響力のある人物かなど貴重な洞察を得られるほか、ブランドのアクティビティに関する地理的分布を見ることもできる。このようにして、言葉の違いやスパムなど、キーワード分析に関わる多くの問題を BrandPit は解決しようとしている。

先週、東京で開催された Echelon のサテライト・イベントで、BrandPit の創業者 T T Chu(上記ビデオの人物)と話をする機会があった。[1]

彼は、BrandPit が将来、ブランドへの価値を拡大すべく、画像認識技術のスコープを拡大する計画だと語ってくれた。

ロゴ、ブランド、製品以外のものも検出するようにしたいと思っています。まわりの環境や製品のまわりに映り込んでいるモノなど、写真の中に含まれる他の情報についても、認識できるようにしたいと思っています。このような周辺情報を得ることで、その製品が使われたり消費されたりしている場の状況を、より的確に捉えることができます。この種の情報は、客層を特定する上で極めて重要です。

BrandPit の画像認識技術は社内開発によるもので(主に T T Chu 自身の手によるもの)、ユーザ生成の画像に適用されたときによい結果を生み出せることが、最大のアドバンテージの一つだ。つまり、画像が暗かったり、他のモノが映り込んで邪魔していたり、小さ過ぎたりしても、他の技術なら検出できないものを BrandPit なら検出できるのだ。

T T Chu によれば、場の状況を把握するため、画像に映り込んでいる周辺物を検出する場合、驚くべきことに、彼の技術を使えば、ワイングラスなどコントラストの弱い物体でも検出できるのだそうだ。

BrandPit は次のレベルに進むべく、現在、資金を調達中だ。ビジネス・アナリティクス市場のサイズや成長の状況から言って、彼らには競合が多くないため、BrandPit についてよいニュースをお伝えできるのは、そう遠い先のことではないだろう。

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  1. お恥ずかしいことに、私は今回再会するまで、どこで彼を知ったかよく覚えていなかった。 
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Echelon Japan Satellite: 台湾のレストラン向けPOSアプリ・スタートアップ「iChef」が審査員賞を受賞

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 光栄なことに、我々は今日、東京で開催された e27 の Echelon Japan Satellite に参加することができた。台湾を拠点とするスタートアップ iChef がピッチ・コンペティションで審査員賞を受賞した。 従来の POS システムは遅くて重いので、レストラン営業のピークの時間帯にはボトルネックになる。…

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

光栄なことに、我々は今日、東京で開催された e27 の Echelon Japan Satellite に参加することができた。台湾を拠点とするスタートアップ iChef がピッチ・コンペティションで審査員賞を受賞した。

従来の POS システムは遅くて重いので、レストラン営業のピークの時間帯にはボトルネックになる。対照的に、iChef はiPad 一台、もしくは、同期させた複数の iPad を採用しており、動きが軽く機能も多彩だ。

このソリューションを使うレストランは台湾と香港に100軒あり、同社は日本でのビジネス展開を計画中だ。

iChef はレストランには月額料金を請求し、これが同社にとって主要なマネタイゼーション・モデルとなるが、集められた購入や注文のデータも、匿名データやビッグデータとして、マネタイズに活用できると考えている。

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アジア最大のスタートアップ・イベントEchelon 2014が、ピッチ・コンペティションへのエントリを受付中

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THE BRIDGE のメディアパートナーでもある、シンガポールのテックニュース・ブログ e27 は、今年もスタートアップ・カンファレンス/ピッチ・コンペティション Echelon 2014 を開催する。同社では現在、ピッチ・コンペティションに出場を希望するスタートアップを募集中だ。 2008年に unConference Singapore としてスタートしたこのイベントも、2010年に Ech…

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THE BRIDGE のメディアパートナーでもある、シンガポールのテックニュース・ブログ e27 は、今年もスタートアップ・カンファレンス/ピッチ・コンペティション Echelon 2014 を開催する。同社では現在、ピッチ・コンペティションに出場を希望するスタートアップを募集中だ。

2008年に unConference Singapore としてスタートしたこのイベントも、2010年に Echelon とその名を改め、今年で7回目を迎えようとしている。この分野のイベントの先駆けとなった TechCrunch 40 の開催が2007年だったことを考えると、Echelon もスタートアップ業界では、もはや老舗と言っても過言ではないだろう。Echelon はこれまでにアジアで多くのスタートアップの成功をサポートし、また消えて行くスタートアップの現実も目の当たりにしてきた。

<これまでの Echelon に関する記事>

このコンペティションへの応募締切は、今週土曜日(2月15日)の未明0時59分59秒(日本時間)までだ。その後、書類選考、インタビュー選考が実施され、3月〜4月にアジア主要都市で Echelon Satellite という名で予選イベントが開かれる(東京でも3月14日に開催される模様)。最終的には6月10〜11日にシンガポールで開催される Echelon 2014 の場で優勝スタートアップが決定される。

Echelon から輩出された代表的なスタートアップには、2013年のコンペティションで優勝した、文字認識による中国語翻訳アプリ「Waygo」(90万ドルの資金調達に成功)、2012年の優勝で建設業向けにウェブサービスを提供するタイの「Builk」(40万ドルの資金調達に成功、先週の 500Startups の第7期デモデイで高い評価を受けた)などがある。

前述した昨年以前の Echelon の記事やビデオを参考にしていただき、東南アジアでの露出を狙いたいスタートアップは、この機会にぜひエントリーしてほしい。健闘を祈る。

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生徒の宿題もクラウドで管理できる時代に、ハイテク宿題管理システム「MathSpace」

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たとえ数学だろうと、宿題はもう退屈なものではなくなった。MathSpaceのハイテクツールを使えば学生は簡単に勉強することができ、教師も学生の進捗をトラッキングできる。 MathSpaceはオーストラリアのEchelon Igniteで最も有望なスタートアップとして5月初めに登場し、6月4日~5日に開催されたEchelonにてピッチしたトップ10スタートアップの1つだ。 e27は、このクラウドベー…

MathSpace-for-iPad-300x300たとえ数学だろうと、宿題はもう退屈なものではなくなった。MathSpaceのハイテクツールを使えば学生は簡単に勉強することができ、教師も学生の進捗をトラッキングできる。

MathSpaceはオーストラリアのEchelon Igniteで最も有望なスタートアップとして5月初めに登場し、6月4日~5日に開催されたEchelonにてピッチしたトップ10スタートアップの1つだ。

e27は、このクラウドベースの学習プラットフォームに関する最新情報を得るため、MathSpaceの共同設立者でありCEOのMohamad Jebara氏にコンタクトをとった。同氏によると、開発チームは今のところ順調なスタートを切り、現在は資金を調達している段階だという。

以前に記事で取り上げたQuick Language Learningと同様、MathSpaceもテクノロジーを利用した学習プログラムで、中高生がより難しくなっていく数学を学ぶサポートをする。Jebara氏によると、特にこの層をターゲットとしている理由は「数学がどんどん複雑になり、1行の解答だけでは十分ではなくなったから」だということだ。

コンセプトは単純明快だ。

「MathSpaceは数学の教科書、学生の演習ノート、そして教師による成績簿を1つのクラウドベースのアプリケーションに統合させ、学生が段階的に数学の問題に解答できるようにし、途中で行き詰った際にサポートを行う」

というものである。同アプリでは教師が学生の進捗管理を行うことができるので、毎週それにかかる作業時間を短縮できる。そして教師がより重要な内容の授業に集中することにもつながる。

MathSpaceではワンクリックでレポートや個々の学生の得意分野と弱点分野の評価ができる分析画面にアクセスできる。課題はすべて段階的に採点され、採点結果はクラウド上に保存される。これにより、関係者すべてが学生の学習進度を簡単にたどることができる。

さらに付加価値として、MathSpace独自のテクノロジーにより、各問題の解答中の複数の時点における解答の傾向とデータを収集している。

「このデータは後でそれぞれの学生が学習した内容を個別管理するのに利用できます。」

Mathspace

数字に強い

MathSpaceのチームは数字に強く、ほとんどのメンバーが相応の学歴と金融のバックグラウンドを持っている。Jebara氏自身も以前はオーストラリアにあるデリバティブ取引のリーディングカンパニーのパートナーを務め、地域をまたがる20人のトレーダーからなるチームを率いていた。

会長のChris Velis氏、イギリスCEOのTim Stirrup氏、そしてカリキュラム担当主任のErin Gallagher氏には大学や研究機関での学術的なバックグラウンドがある。一方、CTOのAlvin Savoy氏はウェブスタートアップのデベロッパーとして10年の経験がある。

彼らをつなぐものは数学に対する愛、そして誰もが同じ方法で問題に取り組むわけではないという意識だ。

「すべての学生がその能力や学習スタイル、進度に応じて学習を進めることができる環境を想像してみてください。段階的なアプローチを通じて、私たちはこの誰も成し遂げたことがないことを実現させることができます。」

すべてをまとめると

MathSpaceは年間ライセンスから収益を上げており、Jebara氏によるとその額は今のところ好調だという。MathSpaceがアプリケーションをローンチした2012年、試用版から製品版へのコンバージョン率は20%だった。それが今年のiPad向けアプリのローンチによってコンバージョン率は80%に上昇、試用版のアプリを利用した提携学校の実に5校に4校が製品版を購入している。

教材ソフトウェアに加えて、MathSpaceでは教師が作成するクラウドソーシングを使ったビデオレッスンにも目を向けており、これはユーザ向けの無料サービスとなりそうだ。

数学を専門とするだけあり、MathSpaceのチームは資金面でもカバーされている。

「私たちは現在、資金調達ステージの真っ最中です。目標の半分は調達済みであり、残りは資金とノウハウを提供してくれる投資家を探しています。」

【via e27】 @E27sg

【原文】

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