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韓国のEcube Labs、ソウルで太陽光発電を利用したスマートシティ向けゴミ処理ソリューションを展開中

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韓国のソウルを拠点とする Ecube Labs は、ゴミ収集車の運営費と人件費を削減することができる太陽光発電によるゴミ箱を開発した。 太陽光発電によるゴミ箱や管理ソリューションを提供する Ecube Labs は、都市部において経費削減を実現し、世界中の政府や企業から相当の出資を受けている。ゴミ収集の現場でゴミ圧縮機として機能する太陽光発電によるゴミ箱を開発した BigBelly Solar は…

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韓国のソウルを拠点とする Ecube Labs は、ゴミ収集車の運営費と人件費を削減することができる太陽光発電によるゴミ箱を開発した。

太陽光発電によるゴミ箱や管理ソリューションを提供する Ecube Labs は、都市部において経費削減を実現し、世界中の政府や企業から相当の出資を受けている。ゴミ収集の現場でゴミ圧縮機として機能する太陽光発電によるゴミ箱を開発した BigBelly Solar は、アメリカのフィラデルフィア市で年間約90万米ドルの費用削減に貢献した。また、世界中のゴミ容器からデータを収集・分析するフィンランド拠点の Enevo は、台湾の Foxconn(鴻海/富士康)から1,580万米ドルを調達した。

最近起きた中国での地滑りは、投棄されたゴミの山が一つの原因であった。巨大なゴミの量に対処するため中国は世界最大のゴミ処理施設を建設しているが、そこでは太陽光発電を利用するので電気は少量しか消費しないという。ところが、Ecube Labs はゴミが山積みになる前に街中にあるゴミの量を圧縮したいと考えている。

太陽光発電によるごみ圧縮容器「Clean Cube」
太陽光発電によるゴミ圧縮容器「Clean Cube」

Ecube Labs は、ゴミを圧縮する「Clean Cube」という太陽光発電によるゴミ圧縮容器を提供している。これは従来の8倍ものゴミを収容することができ、これによりゴミ収集車の運営費が削減できる。この容器は太陽光発電を利用して自ら充電することができ、ゴミの量をパソコン、タブレット端末、スマートフォンに通知する。また、この Clean Cube は価格が高いため、ユーザは代わりに「Clean Cap」というゴミの容量レベルをチェックするセンサーを貼り付けることもできる。これは既存のゴミ箱を対象としており、中に入っているゴミの量を検知するものだ。

同社は現在、イギリスの電話会社 Vodafone のグローバル M2M(マシーン・ツー・マシーン)部門とも協力して、ゴミ収集担当者が携帯電話でゴミ箱の状況をモニターするために Clean Cube Networks(CCN)というリアルタイムのモニタリングソフトウェアを利用できるようにしている。

Ecube Labs の太陽光発電によるゴミ箱は2013年に欧州各国に進出したが、イギリス、オランダ、スウェーデン、ドイツ、韓国のほか、シンガポールの庭園やスタジアムで実験が進行中だ。

Ecube Labs の設立者で CEO の Sunbeom Gwon(권순범)氏は TechNode に対し次のように語った。

人件費が高く、ゴミ収集エリアが広い国では効果が期待できます。現在、この容器はスマートシティの建設主体や都市開発者から引き合いがあります。実際に使用してもらったところ、ゴミ箱が溢れかえる事態を最小限にできたという報告を受けています。

太陽光発電によるゴミ箱が生まれた背景

Gwon 氏はソウルの中でも人口密集地帯のシンチョン(新村)地区に住んでいた。 そこで彼はゴミ箱がいつも溢れかえっているのを目にした。

ソウルでは午後10時を過ぎてもたくさんの人が出歩いています。それで夜のうちにゴミ箱がいっぱいになり、街の衛生状況を悪くしているのです。けれども自宅でゴミ箱が溢れるようなことはありません。かさを減らすために足を使ってゴミを押しつぶしているからです。街中にあるゴミについても同じことができるのではと考えました。(Gwon 氏)

Ecube Labsチーム
Ecube Labsチーム

このタイプの自動圧縮ゴミ箱はとても高価になると気づいた Gwon 氏は、ゴミ問題について深く知るために、深夜にゴミ収集を手伝い、収集スタッフに対してインタビューを行った。ゴミ箱の数が増えるとゴミ収集を管理する人の数も多くなることがわかったため、統合されたゴミ箱モニタリングシステムの開発を始めたのだった。

2011年に設立された Ecube Labs は Coolidge Corner Investment(쿨리지코너) から170万米ドルを調達した。現在、このゴミ箱は国外でも採用されており、現地パートナーからも支持されている。

このゴミ箱は公共インフラですので、私たちのソリューションは国外の政府からも歓迎されています。このソリューションは産業廃棄物、建設廃棄物、廃油、排水の圧縮にも応用できるでしょう。(Gwon 氏)

同社によると、Clean Cap センサーのタイプは Clean Cube のゴミ箱と比べて安価なため企業に受け入れられており、月次でセンサーを使用する契約をベースとしてソリューションが提供されている。ゴミ箱そのものからはマネタイズしていない。

環境業界は昔からある保守的な分野で、テクノロジーが十分浸透しているとは言えません。私たちの IoT ソリューションはエリア一帯のゴミ箱に関するデータを集められますが、将来は、ビッグデータ主導の廃棄物収集ロジスティクスサービスを提供できるでしょう。(Gwon 氏)

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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Enevoはゴミ収集の効率化のために、街のゴミ箱にセンサを取り付けゴミの量を可視化する

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フィンランドのスタートアップ Enevo がセンサを活用したごみ収集システムを開発している。彼らは、EarlybirdとLifeline VenturesとFinnish Industry InvestmentとDraper AssociatesとRisto Siilasmaaらから800万ドルの資金を調達したことを発表した。 Enevoが開発している「ONE」というサービスは、街の各所におかれて…


Enevo

フィンランドのスタートアップ Enevo がセンサを活用したごみ収集システムを開発している。彼らは、EarlybirdとLifeline VenturesとFinnish Industry InvestmentとDraper AssociatesとRisto Siilasmaaらから800万ドルの資金を調達したことを発表した

Enevoが開発している「ONE」というサービスは、街の各所におかれているゴミ捨ての容器にワイヤレスのセンサを取り付けることでごみ収集の最適化をしようというものだ。センサからEnevoのサーバにデータを送り、容器にどれくらいゴミがたまっているのかといった情報を伝える。


Evevoの仕組み

これまではゴミがいっぱいになっているかどうかは直接確認する必要があったため、業者が確認と回収に訪れなければならなかった。満杯になっていないにも関わらず、回収に行く必要があった。センサでゴミの量が可視化されれば、満杯になったゴミ箱だけ回収に行けばよくなり、コストが削減される。



Enovoは現在、北米とヨーロッパの25の国で採用されており、今後は中東やアジア市場も開拓しようと考えているそうだ。この課題は世界のどの都市でも抱えているものだろう。街への導入が進むようになれば、大きなビジネスチャンスとなりそうだ。

センサを使い、可視化をするようにすることで課題を解決することは他にもないか、考えてみると面白いかもしれない。

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