タグ エンタープライズ

【Zoom新機能】OnZoomはオンラインイベントの新たなマーケットプレースだ(1/2)

SHARE:

Zoomは今朝、恒例のイベント「Zoomtopia」にてオンラインイベント向け総合マーケットプレイスを発表し、ビデオ通信プラットフォームとして次の進化の方向性を示すこととなった。 COVID-19によってスポットライトを浴びることとなった企業向けビデオチャットツール「Zoom」にとって、今年は大きな年となった。カリフォルニア州サンノゼに拠点を置く同社の株式は、年初から 700%以上上昇し、時価総額…

OnZoomはZoomが提供する新たなオンラインマーケットプレース

Zoomは今朝、恒例のイベント「Zoomtopia」にてオンラインイベント向け総合マーケットプレイスを発表し、ビデオ通信プラットフォームとして次の進化の方向性を示すこととなった。

COVID-19によってスポットライトを浴びることとなった企業向けビデオチャットツール「Zoom」にとって、今年は大きな年となった。カリフォルニア州サンノゼに拠点を置く同社の株式は、年初から 700%以上上昇し、時価総額は1月の170億ドルから1,400億ドルに達した。そして世界中の企業が突如として一斉にバーチャル会議を採用することになった結果、収益とユーザー数はいわゆる「ホッケースティック」示している。パンデミックのおかげでZoomは、仮想化された家族の触れ合い、酔っ払いたちの週末のクイズ、ヨガのクラス、さらにはオンラインデートのための共通基盤となったのだ。

しかしこの急激かつ軒並み全員が一気に使うようになった結果、同社は右往左往することとなり、また殺到する申し込みやあらゆるシナリオへの対応が十分準備できていなかったことが露呈してしまった。そう、学校や教育機関がこのプラットフォームを使う際、セキュリティやプライバシーといった問題に弱さを持っていたのだ。一方、こういった問題についてZoomは迅速に対応を続けた。

ということで今日、Zoomは人々の人生の歩みをビデオを通じてつなげていくという、新たなオンライン世界の入り口を示してくれた。

ビデオ・ガガ

OnZoomはZoomが謳うところの「没入型の経験のためのマーケットプレイス」だ。Zoom Meetingライセンスによって100人、もしくは1,000人までの小さなイベントを開催したいという層を狙う。明らかなのはこれがビジネス向けのイベントを狙ったものではない、ということだ。肖像画のワークショップや「Zoomba」エクササイズのクラス、美味しい日本食の作り方講座、などが並ぶ。

OnZoomの講座一覧ページ

OnZoomを通じて、誰もが 1 回限りのイベント(例えば、書籍発売やコンサート)または定期的なシリーズ(例えば、フィットネスや料理教室)を予定し、Zoomを通じて直接チケットを販売することができる。電子メールやソーシャルメディア チャンネルを介してそれらを販売促進しつつ、講座自体は日付、カテゴリ、および価格によってフィルタリングすることができ、多くのセッションは無料で利用可能となっている。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録


今更聞けないノーコードの基本:開発と運用の実務(4/4)

SHARE:

本稿はスタートアップ自身がストーリーを投稿する「POST」記事です ノーコードによる開発/運用の実務 (前回からのつづき)ここまで、ノーコードの特徴を説明しつつ、どのように既存の開発/検証方法を変え得るか実例を交えてご紹介してきました。 ただ、ノーコードはある程度の制約があるがゆえに、導入/運用時には留意すべき事項も出てきます。本節では、ノーコードプロダクトを企業が導入するにあたり、実務上遭遇する…

本稿はスタートアップ自身がストーリーを投稿する「POST」記事です

ノーコードによる開発/運用の実務

(前回からのつづき)ここまで、ノーコードの特徴を説明しつつ、どのように既存の開発/検証方法を変え得るか実例を交えてご紹介してきました。

ただ、ノーコードはある程度の制約があるがゆえに、導入/運用時には留意すべき事項も出てきます。本節では、ノーコードプロダクトを企業が導入するにあたり、実務上遭遇するであろう事柄をご紹介することで、ノーコードプロダクトの活用をご検討されている方々の一助になればと思います。

まずわかりやすい点として、デザインは難易度が高い部分になってくるかと思います。

企業が発信していきたいブランドイメージ、コンテンツの整理、それらの訴求方法、紙や店舗とは異なる見せ方やレイアウトなど検討事項は様々です。そのため、まずはアプリで達成したい目標を考え、部署間調整をし、調整結果からコンテンツを決定していく必要があります。また、自社のコンテンツをアプリのコンテンツとして、大きさや効果の付け方など、どのように落とし込んでいくか検討することも、アプリ制作未経験の場合、難しい作業になるでしょう。ページの階層、ボタンの配置や大きさを考えるなど、それなりのノウハウが必要になってくることは言うまでもありません。

もちろん個人や小規模で使用するアプリであれば、テンプレートをそのまま利用することでデザインに関する課題は解決されます。ただ一方で、企業が導入する場合は完成度を高めるために、上記の検討事項が開発フェーズ、運用フェーズに渡ってついて回ります。つまり、企業の導入に関してはノーコードだからと言ってデザインにかかる手間を省くことは難しく、プロジェクトの先頭に立って目標値の設定や社内調整を行う人材、専任のデザイナーの確保、ノウハウの蓄積や継承していく仕組みづくりなどが必要となります。

Yappliの管理画面

運用においては、特にコンテンツの更新が最も手間のかかる作業であり、かつ重要な作業でもあります。

ユーザーのDL数や継続率を上げ、購買やロイヤルティ向上につなげるためには高頻度のコンテンツ更新が必須の要素となります。一部業務系アプリで当てはまらない場合はあるものの、BtoCアプリでは更新頻度を上げることがある意味常識であるため、誰がどのように行い、キャンペーンページなど通常運用とは異なるページをいつどのように表示するか検討も必要です。

さらに、コンテンツによっては公開日時や期間を細かく設定すべきものもあり、運用のユースケースごとに細かな設定ができるノーコードプロダクトを選定すべき企業もあるかと思います。こういった細かな仕様は運用フェーズに入って初めて気づくことでもありますが、担当者の稼働時間や誤操作へ直接影響する部分でもあるため、導入時にある程度把握しておくことが必要となります。

種々のマーケティングツールとの連携実績も検討材料の一つに上げておく必要があります。アプリはリリースしてからどのようにDL数や継続率を上げていくか検討を重ねる必要があることは前述した通りですが、計測/解析すべき数値はまだまだ他にも存在し、導入以降に取得する数値が変わることは十分考えられます。そのため、導入時点で、計測/解析の自由度がある程度担保されることは確認すべきでしょう。また、柔軟に計測/分析を行うことができる専用のマーケティングツールとの連携実績を確認することも重要です。

他にも、運用を行う上では様々な課題が次から次へと出てきます。

例えばセキュリティ強化のために二要素認証を導入しようとした場合、自社が採用したいツールやAPIと組み合わせることは可能か、障害が発生した際の運営側からの説明や具体的な対応連絡はあるか、等々運営側でないと分からない情報があるはずです。そのため、利用者の立場では調査が難しい部分について、提供されるサポートの種類や対応時間、導入/サポートチームの体制なども見逃せない要素となります。

ただし、ノーコードプロダクトの場合、利用者が積極的に情報収集をコミュニティの中で行うことが一般的であり、一から開発を委託した場合などと比較すると、サポートが十分とは言いにくい場合があります。もちろんコミュニティによるノウハウの蓄積はプロダクトの発展のために必要ではあるものの、迅速且つ正確な回答が継続的に行われるためには、運営側の体制がある程度整えられるべきでしょう。こういった観点もノーコードプロダクト導入時には知っておくと良い情報かと思います。

ヤプリでもこれらには十分留意したプロダクト開発、組織づくりを行っており、様々なコツやサポートをクライアントに提供しています。また、作って終わりではなく、モバイルアプリの運用や計測/分析による助言、日々の問合せに対応することで、クライアントのモバイルアプリ開発/運用をあらゆる側面からバックアップしています。

ノーコードを始めるには

ここまで見て頂くと、ノーコードプロダクトに対する大まかな活用イメージが湧いてきたかと思います。ノーコードプロダクトのいくつかは無料プランを用意しているため、手軽に使い始めることが可能です。基本機能は無料プランでもかなり網羅されているため、本格導入の前段として十分な検討を行うことで、契約したけれど使わなかったという事態を避けることができます。メールアドレス、もしくはSNSアカウントを持っていれば誰でも登録できるものが多いため、今からでもスタートすることが可能です。

また、途中開発を行う上でつまずくこともあるかと思いますが、ノーコード特化のYouTuberや、オンラインサロン、Udemyなどのオンライン学習サービスなど開発を行う上で手助けとなる情報源も充実しているため、プログラミングによる開発よりも圧倒的にスムーズな開発を行うことができます。特に前述したBubble, Webflow, Adalo, glideは紹介動画を世界中の開発者がアップしているため、世界中の情報にアクセスすることができます。

ただし冒頭でもご紹介したように、デザインなどのノウハウもある程度必要となってくるため、幅広い知識を獲得する、もしくはチームでの開発が理想的と言えます。また、プログラミングを伴うカスタマイズ手法は情報が少ない場合もあるため、注意が必要です。これらの手間を省く方法として、ノーコードの受託開発を始める個人、SIerも増えてきているため、開発委託を検討するのも良いかもしれません。

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録


今更聞けないノーコードの基本:ビジネスモデルと具体的な事例(3/4)

SHARE:

本稿はスタートアップ自身がストーリーを投稿する「POST」記事です ビジネス上のカテゴライズ (前回からのつづき)こちらも大別すると、BtoC(Customer)、BtoE(Employee)、両方に対応するノーコードプロダクトに分かれます(ここでBtoEとは業務系アプリを指します)。 BtoCはさらに、マーケティング利用に特化したものやEC、メディアに特化したものに分類することができます。マーケ…

本稿はスタートアップ自身がストーリーを投稿する「POST」記事です

ビジネス上のカテゴライズ

(前回からのつづき)こちらも大別すると、BtoC(Customer)、BtoE(Employee)、両方に対応するノーコードプロダクトに分かれます(ここでBtoEとは業務系アプリを指します)。

BtoCはさらに、マーケティング利用に特化したものやEC、メディアに特化したものに分類することができます。マーケティング特化のプロダクトではスタンプカードや情報発信用に記事を書く機能が備わっており、テンプレート化されたそれらの機能を用いることで簡易にアプリを制作することができます。

EC特化のプロダクトでは、商品の登録や売り上げの管理が簡易にできるようになっており、決済機能も備わっています。ただし、テンプレートからの変更が難しい場合も多く、リッチなUI/UXの実現を阻害する要因にもなってしまいます。前述したBubbleなどのプロダクトでは、柔軟なUI/UX開発が可能ではあるものの、作り込みに苦労することもあるため、導入時には十分な検討が必要です。

BtoEはさらに、情報伝達・勤務管理・エンゲージメント強化、業務・物品・進捗管理/連携などに分類することができます。情報伝達・勤務管理・エンゲージメント強化に特化したプロダクトでは、各拠点で働く従業員へのお知らせや勤怠管理の機能が備わっており、さらに双方向のコミュニケーション機能(いいね、メッセージなど)が拠点の離れた従業員同士を繋げる役割を担っています。

業務・物品・進捗管理/連携に特化したプロダクトとしては、Googleが買収したAppSheetが代表格として挙げられます。

Googleが買収したノーコードプラットフォーム「AppSheet」

AppSheetでは、外部のスプレッドシートやAirtableなどをデータベースとして用いてスマートフォンアプリにデータを表示することができ、アプリ上でのデータ編集結果を同期させることも可能です。そのため、離れた場所で物品の管理をする場合などに有効です。

中にはワークフローの設定が可能なものや、ウェブアプリとスマートフォンアプリ両方で設定したデータの閲覧が可能なものなど、バリエーションが様々で、用途や業務スタイルによって適切なプロダクトを選択する必要があります。一方で、個別にデザインを設定することが難しく、企業イメージをデザインに反映することができないため、物足りなさを感じることがあるかもしれません。

使い方にもよりますが、両方に対応するプロダクトとしては、前述したBubbleやAdaloなどは十分対応可能かと思います。ただ、業務に特化した機能開発が行われていないがために、作り込みが難しくなることが予想されるため、どの程度の開発・運用規模になるか学習していく必要があります。

一口にノーコードと言っても、開発方法、ユーザーのビジネス形態により様々な特徴があります。そのため、ユーザーの用途によってマッチするプロダクトが何かをある程度調査する必要があります。結果的にプログラミングを伴う開発が適しているケースもあり得るため、ノーコードが常に正でないことは留意しておく必要があります。

プランと価格帯

ほとんどのプロダクトにおいて、3から5つのプランがあり、BtoCの場合、利用顧客のターゲットに応じて、月数万円から数十万円までのサービスなど様々です。BtoEプロダクトは1従業員につき数百円程度の金額が設定されるものもあり、使用する規模や必要性に応じた導入の検討が求められます。ただ、Proプランや代理店プランなど、より高価なプランがあるのも特徴の一つであり、サポート体制の充実や外部への制作委託により手間を省いて開発を進めるという選択肢も用意されています。

ノーコードプロダクトを用いたアプリ開発

モバイルオーダーの「SmartDish」はノーコード事例/提供:CARCH

ノーコード自体はここまで紹介した通り、プログラミングを伴わない開発手法として大きく注目を集めるトレンドとなっていますが、このトレンドをうまく自社サービスの開発や業務に取り入れている企業も、もちろん多く存在しています。

飲食店の事前注文ができるSmartDishでは、Adaloによる開発を中心として、アプリで事前に注文・会計を済ませることを可能としています。コーディングは一切せず、利用者用や飲食店用、運営用のアプリを1〜2カ月という圧倒的なスピードで完成させており、開発後には検証によるフィーバックをすぐに改善へと繋げる理想的な運用を実現しています。この開発スキームにより、最短でMVP検証を行うことができ、飲食店との関係性も深めることができたそうです。

開発はあくまでAdaloがメインであり、実務でのコーディング経験は全くないメンバーが作り上げたとのことで、コーディングにとらわれずノーコードプロダクトをMVP検証に綺麗に組み込んだ、パイオニア的スタートアップということができるかと思います。今後はさらなる作り込みや、データベースの速度改善のためコーディングによる開発に移行するとのことです。

この例はプロダクトを検証するフェーズにおいて、ノーコードプロダクトが高速な検証に効果的であることを示しており、今後のアプリ・サービス開発における一つのトレンドとなる可能性を秘めています。

世界では、ノーコードプロダクトで作り上げたサービスが買収される事例も出てきており、特殊な機能を導入しない限り、ノーコードプロダクトだけでも十分なサービス開発が可能であることが証明されています。

ただし、機能の制限や仕様によって、サービスとの相性に良し悪しがあるため、十分な事前調査を行う、もしくは制限された仕様でいかに機能を実現していくかを考える必要があるのもまた事実です。

今後は、ユーザーの声がさらに取り入れられることでノーコードプロダクトが改善され、それらを利用する各社のノウハウが共有されていくことで、さらなるノーコードの盛り上りが予想されます。(開発と運用の実務につづく)

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録


今更聞けないノーコードの基本:代表的なプロダクトたち(2/4)

SHARE:

本稿はスタートアップ自身がストーリーを投稿する「POST」記事です (前回からのつづき)ここからは、ノーコードプロダクトに関する基礎知識を網羅的にご紹介していきます。 注目されているノーコードプロダクト Webアプリの制作では、よく振興の注目株としてBubble、Webflowが挙げられます。ドラッグ&ドロップで直感的にコンテンツや地図などを設置することができるためUI/UXの設定に優れています。…

本稿はスタートアップ自身がストーリーを投稿する「POST」記事です

(前回からのつづき)ここからは、ノーコードプロダクトに関する基礎知識を網羅的にご紹介していきます。

注目されているノーコードプロダクト

Webアプリの制作では、よく振興の注目株としてBubbleWebflowが挙げられます。ドラッグ&ドロップで直感的にコンテンツや地図などを設置することができるためUI/UXの設定に優れています。データベース構築も可能で、ユーザーが入力したデータの格納や、逆に取り出すことでデータを表示することもできます。

また、他サービスとAPIを介したデータ連携もできるため、かなり自由度の高いウェブアプリ開発が可能となります。ただし、カスタマイズの程度によっては実現できない機能もあるため一定の制限はかかってきます。ウェブアプリよりも簡易なホームページを作成する用途には、WIXSquarespaceなどが知られており、リッチなデザインを実現してくれます。

モバイルアプリの制作では、よくAdaloglideが挙げられます。これらのプロダクトもドラッグ&ドロップで設定し、簡単にUI/UXや機能を作ることができます。リンクの送付で他者へ制作物を共有することや、少なくともAdaloではプログラミングによりカスタマイズ機能の開発ができるため、自由度の高いモバイルアプリ開発が可能です。ただ、パフォーマンスや細かな設定をし切れないこともあるため、それらが今後の改善課題とも言えます。

弊社が開発・運営しているYappliもドラッグ&ドロップで簡易にアプリ開発・運用ができ、大企業や有名ブランドでも採用されています。

開発方法によるカテゴライズ

スプレッドシート型の代表例:Airtable

開発方法はビジュアル型、スプレッドシート型に大別されます。

ビジュアル型は、ドラッグ&ドロップで機能を一つずつ設定していくイメージで、上述の4社がこれに当たります。画像のインポート、効果や色味の設定、ページ遷移などもドラッグ&ドロップでできてしまうので、使い方に慣れてしまえば高速に開発ができます。ただし、他社APIの利用や、データベースを構築する際はある程度の知識が必要となるため、ビジュアル型と言ってもビジュアル操作だけではない点に留意する必要があります。

一方でスプレッドシート型ではAirtableが最も有名なプロダクトです。一見、Microsoft ExcelやGoogleスプレッドシートのようにも見えるのですが、セルに直接画像、動画などのファイルを投入することができ、カンバン表示やカレンダー表示を簡単に切り替えられるなど、これまでのスプレッドシートでは難しかった表現が可能です。特定の列を抽出して共有でき、他サービスと連携することでデータベースとして利用することもできるなど、これまでのスプレッドシートの概念を拡張したようなプロダクトです。

プロダクト構成

通常これらのプロダクトはウェブで制作画面とプレビュー用の画面が用意されており、都度完成イメージを確認しながら開発を進めることができます。また、アプリ開発のノーコードプロダクトの場合、プレビュー用のアプリが無料で公開されている場合も多く、実機での見た目を常に確認することができます。

プログラムによりカスタマイズできる機能が備わっているものもあり、自身で機能を拡張、もしくは他者の拡張開発を自身のサービスに取り込むこともできます。また、API連携機能により各種サービスと連携し、機能を拡張することが可能なものも標準的な構成の一つになりつつあります。(ビジネスモデルと具体的な事例へつづく)

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録


今更聞けないノーコードの基本:ノーコードとはなにか(1/4)

SHARE:

本稿はスタートアップ自身がストーリーを投稿する「POST」記事です ヤプリ・コネクト部(アプリプラットフォームYappliとクライアント様のシステムをつなぐ設計等)に所属している北村康裕(きたむら やすひろ)と申します。今回は、私の本業であり趣味でもあるノーコードについての基本をお伝えしていきたいと思います。 最近、GAFAをはじめとするノーコードプロダクトのM&A、大型調達が目立ってきて…

本稿はスタートアップ自身がストーリーを投稿する「POST」記事です

ヤプリ・コネクト部(アプリプラットフォームYappliとクライアント様のシステムをつなぐ設計等)に所属している北村康裕(きたむら やすひろ)と申します。今回は、私の本業であり趣味でもあるノーコードについての基本をお伝えしていきたいと思います。

最近、GAFAをはじめとするノーコードプロダクトのM&A、大型調達が目立ってきており、実際多くの企業・個人がノーコードプロダクトを利用してウェブアプリやモバイルアプリを開発しています。海外では、ノーコードが流行から新たな常識として浸透しつつある中、国内でも様々な産業領域でノーコード系スタートアップが勢いを増しており、ノーコードプロダクトを用いてMVP検証をするスタートアップも登場してきました。

ただ一方で、毎日のように各メディアで取り上げられるようになった結果、情報が散在し、体系的な理解が追いついていない方も多いかと思います。ノーコードという大きなトレンドを正しく理解するためにも、本連載では、ノーコードにまつわる各種情報の整理を行い、ポイントとなる部分を理解いただきつつ、実際の利用イメージ、留意点について知って頂ければと思っています。また、今回はアプリを作成するプロダクトに絞って紹介をさせていただきます。

ノーコードとは?

Yappliはコードを書くことなくアプリを開発・運用できる(画像:ウェブサイトより)

本連載では、様々なノーコードにおける基礎知識を紹介していくのですが、まずは、そもそものノーコードの定義付けをしておこうと思います。私の中では、(基本的には)プログラミングを一切行わずサービス開発ができることがノーコードだと考えています。一方でローコードという概念は、ノーコードと比較してプログラミングを伴う作業が多いものを指します。

ちなみに、(基本的には)という注釈を加えたのは、一般的にノーコードと呼ばれるプロダクトであったとしても、ユーザーがプログラミングによりカスタマイズすることができたり、運営元が特注でカスタマイズすることがあるからです。ややこしい説明になってしまいましたが、場合によってはプログラミングを伴うものもノーコードに含まれます。

ただしノーコード=全くの素人でも完成度の高いアプリができる、ということではなく、ある程度のIT、デザイン知識は必要となります。プロダクトによってその程度は全く異なりますが、データを扱う際に多少データベースの知識を求められるものもあります。また、作ってみて初めて気づくのですがデザインは非常に難易度が高い部類に入り、色味やボタンの大きさ、クリエイティブの作成など、独自性を持たせた上で美しい見た目を整えるにはある程度ノウハウが必要となります。

個人使いのアプリを作成する程度であればこういった観点は問題になりませんが、ビジネスのツールとしてノーコードを選択する場合は、複数のノウハウが必須と言えます。また、ノーコードプロダクトはそれぞれ癖があるため、その点も多少のハードルにはなってきます。(代表的なプロダクトたちへつづく)

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録


ラクスルはペライチをどう評価したーーノーコードとスモールビジネス、その課題(2/2)

SHARE:

(前回からのつづき)サポーター制度の中心となる「ペラナビ」はユニークで、パッと見た感じだとビザスクやココナラのようなクラウドコンサルプラットフォームのような形式を取っていて、相談を受ける側は直接、相談相手に掲載されている費用を払ってレクチャーを受けることができる。 サイトのコンサルから一見すると関係なさそうなZoom講座まで様々で、基本的に彼らが対象するユーザーのお困りごとを支援している内容であれ…

ペラナビはスモールビジネスの課題を教え合う互助の仕組み

(前回からのつづき)サポーター制度の中心となる「ペラナビ」はユニークで、パッと見た感じだとビザスクやココナラのようなクラウドコンサルプラットフォームのような形式を取っていて、相談を受ける側は直接、相談相手に掲載されている費用を払ってレクチャーを受けることができる。

サイトのコンサルから一見すると関係なさそうなZoom講座まで様々で、基本的に彼らが対象するユーザーのお困りごとを支援している内容であればOKで、現時点でペライチはここで手数料などの徴収はしていない。

中小企業で360万、彼らが対象にする個人事業なども含めると桁がまた一つ上がる。こういった方々の細かい課題解決は確かにコミュニティモデルでなければ対応は難しい。

ノーコードであっても操作というよりデジタルマーケティングに対する知識や考え方、こういったサポートがなければ生きた施策にならない。この点でもうひとつ課題になるのが「予算」だろう。小さな飲食店であればこれを使うことでいくら儲かるのか、そのことを考えるはずだ。

中小企業ではマーケティングなどの知識・経験も乏しく、予算をうまく立てられないケースもあると思います。費用対効果をどう考えるか、また、用途によってバラバラの中、どのようにして価格を決めましたか

橋田:まずはウェブサイトを作るという点であれば、個人・中小の価格でも払っていただきやすいような価格感(1000〜2000円程度)と考えていました。その後、機能の増加に伴い用途がバラバラの中でも、基本的なウェブサイトを作って集客するなどのマーケティング行動は最大公約数的な共通項があるとは思っています。

これまではノーコードでウェブサイトを作れる、という価値提供が主だったと想像しています。価格の件にも関係していきますが、この先、ペライチはどのような提供価値を考え、ノーコードサービスのポジションをどこに置こうと考えていますか

橋田:ペライチでは作れるのその先へ、というビジョンを掲げておりその先、具体的にはユーザーさんに成果を出していただく部分、例えば決済や申し込み、予約といった箇所に力を入れていこうと思っています。

例えば同じくノーコードでアプリを作ることができるYappliは創業当初、価格を安く抑えて多くの企業が利用できる戦略を持っていた。しかし、実態は企業がプラットフォームを使って自由自在にアプリを作れる、とはならず、価格を大きく引き揚げてサポートを手厚くする戦略に切り替えて大躍進を果たしている。

橋田氏の話では今後、10名以内のスモールビジネス事業者という基本的なユーザー像は変えないものの、上位プランとなる価格設定や、前述の決済などのオプションで次の展開を作っていくということだった。

確かに数年前と違って競合も多い分野だが、ペライチの展開を見ていると、とにかくスモールビジネスの事業者にターゲットを絞り込んで、ユーザーサポートに正面から取り組んでいる様子がわかる。ノーコードの部分では使いやすさ等ももちろんあるが、それ以上にこれらユーザーの経営課題にどこまで寄り添えるか、そこが拡大の鍵になりそうだ。

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録


ラクスルはペライチをどう評価したーーノーコードとスモールビジネス、その課題(1/2)

SHARE:

コロナ禍によってスモールビジネス、特に飲食や観光といった分野が大きな転換点を迎えている。 日本の中小企業は 約360万社と言われるのだが、 感染症拡大の問題で大きく動いたのがデジタル化の波だ。コマースプラットフォーム「BASE」では、GMVが前年同四半期比で196%増(2020年第2四半期)と大きく跳ね上がるなど、急な売上の落ち込みをECでカバーしようとした結果は如実に数字として現れるようになった…

ペライチチームとラクスル取締役CFO、永見世央氏(上段中央)・写真提供:ペライチ

コロナ禍によってスモールビジネス、特に飲食や観光といった分野が大きな転換点を迎えている。

日本の中小企業は 約360万社と言われるのだが、 感染症拡大の問題で大きく動いたのがデジタル化の波だ。コマースプラットフォーム「BASE」では、GMVが前年同四半期比で196%増(2020年第2四半期)と大きく跳ね上がるなど、急な売上の落ち込みをECでカバーしようとした結果は如実に数字として現れるようになった。

一気に動き始めたデジタル化の波だが、10年前であればもしかしたらここまでスピーディーにコトは進まなかったかもしれない。なぜか。開発が必要だったからだ。ホームページひとつ作るにも要件を決め、受託できる開発会社に依頼し、馬鹿高い費用に怯えながら仕上がりを待つ、なんてことは日常茶飯事だった。

この状況をゆっくりと、しかし確実に変えていった概念がある。それがノーコードだ。コロナ禍における業務効率化、リモート環境へのスムーズな移行の救世主として数多くのサービスが今、注目を浴びることになった。本誌でも特集として話題をまとめている。

ペライチも国内ノーコードサービスのひとつだ。極めて小規模の事業者が開発なしに手軽にホームページを簡単に持てる体験が支持され、2015年のリリース以降、40代から50代のユーザーを中心に中小企業や個人事業主が利用しており、現時点で会員登録数は26万件となっている。そして先月10日にはラクスルとの資本業務提携を発表し、49%の株式と引き換えとする4億9,000万円の増資を公表した。ペライチによれば無事、このディールは成立したそうだ。

ラクスルはペライチをどう評価したのか。同社代表取締役の橋田一秀氏にその裏側を聞いた。(太字の質問は全て筆者、回答は橋田氏)

創業から約6年ほど、中小企業向けのウェブサービス(ノーコード系)は増えました。中でもペライチが中小企業に支持されて、またラクスルが他のサービスと違って御社を評価した点はどこにありますか

橋田:やはりページ公開までの手数が早いこととサポーター制度などで、ユーザーさんが躓くところを一緒に解消してきたからではないでしょうか?ラクスルさんの評価でいうと、具体的なユーザー像が近かったことや、ペライチに足りないマーケティングやプロダクトの両面が見えていて、そこを補完できるチーム体制のイメージがあったということだと思います。

ラクスルの永見世央氏と橋田氏は数年前に出会い、ラクスルの得意とするローカルビジネスにおける「印刷」というリアルなマーケティング手法と、ペライチが目指すウェブ・デジタルマーケティングはターゲット層が近く、ただ、山の登り方が異なるという認識を持っていたそうだ。当時から出資の話はあったものの、ラクスルは上場したばかりということもあり、企業としては出資できなかったが、変わりに永見氏が個人としてエンジェル投資することになった。これが一昨年の話だ。

具体的なシナジーに向けての取り組みについてはまだ検討中ということだったが、例えばユーザー基盤を共通させることで、双方の顧客に適切なアナログ・デジタル両面のマーケティング施策を提案することができるようになる。

可能性が広がる一方、彼らがターゲットとする小さな事業者は常にリテラシの課題を抱える。橋田氏は現状としてまだまだ問題がなくなる様子はないものの、解決方法としてコミュニティを活用する方向性を考えているという。

特に非情報系の中小企業が問題とするリテラシ問題は、この10年でスマートフォンの進化と浸透により改善されたケースをよく聞くようになりました。ペライチが提供する中小企業の現場でこの問題はどのように乗り越えようとしていますか

橋田:リテラシの問題はいつでもついて回りますが、ペライチではサポーター制度で解決しています。これはペライチに詳しい方にサポーターになって頂き、直接対面で支援する方法です。現在26万人の方々にご利用いただいていますが、これをマス層に広げようとすると、チャットやコールなどのサポートでは不足します。ひとり一人に向き合おうとすると、SEOどうしたらよいかといった一般的なものならまだしも、渋谷で10人ほどの飲食店をやっているけどどうしたらよいか、というような個別案件の相談はやはり難しいです。

(次につづく)

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録


コロナ後、会議はどうかわる(1/2)

SHARE:

会議はどう変わるのだろうか。先週、MicrosoftがIgnite2020の壇上で公開したTeamsの新機能が大きな話題を呼んだ。彼らの発表を眺めると、特に会議を中心にソフトとデバイス両面でワークスタイルの変化を仕掛けようという意図が見え隠れする。 参考記事: Microsoft「Teams」新機能発表:ライブ字幕やブレスト、予約管理で「最強の会議ツール」へ(3/3) 特集:特集:Teams新機能…

Ignite2020でMicrosoftはTeamsに数多くの機能を追加すると発表した

会議はどう変わるのだろうか。先週、MicrosoftがIgnite2020の壇上で公開したTeamsの新機能が大きな話題を呼んだ。彼らの発表を眺めると、特に会議を中心にソフトとデバイス両面でワークスタイルの変化を仕掛けようという意図が見え隠れする。

もちろんきっかけは感染症拡大だ。リモートを余儀なくされた状況は各国で温度差があるものの、国を跨ぐようなやりとりはまだ多くのケースで2週間近くの隔離対応など、不便が続く。ワクチンの状況によってはまだ数カ月は続くと見られる中、国内でも会議そのものにフォーカスしたソリューションも登場しつつあるし、ヤフーは生産性に問題がなかったとして10月からテレワーク前提のワークスタイルにシフトすると公表していた。

筆者もリモートワークに関する取材でいくつか話を聞いたのだが、タスクベースで実施できるもの、例えば何かのパーツを作ったり、今、私がやっているように原稿を書いたりといった仕事はリモート化しやすい。一方、アイデアだったりディスカッションなどのコミュニケーション中心の仕事はなかなか辛い。製造業などの物理的なスペースを必要とするケースはもちろん論外だが。

オフィスはどうなるのか、その鍵はやはりMicrosoftの発表同様、ビジネスコラボレーションの中心である会議、あるいは場所としての「会議室」をどう考えるかにかかっているようにも思える。この点について、以前取材していたACALLの⻑沼⻫寿氏に話を聞いたのだが、やはり同様の感想を持っているようだった。

「Teamsパネルはなかなか衝撃ですね。来年初頭にCrestron社などのパートナー経由でリリースされということで、Zoom Roomsに対抗+会議室の予約管理という意味合いもあるかもしれません。私たちとしては、すでにMeetingアプリ(※会議管理サービス)単独での提案モデルから、WorkstyleOS全体での提案が増えてきています」(長沼氏)。

同社は9月28日に前回発表した増資のエクステンションとして、追加の第三者割当増資を公表している。出資したのは阪急阪神不動産、コクヨ、JA三井リースなどの事業会社が中心で、これらの企業と協業を加速させるとしている。彼らの取り組みについては以前の記事を参照されたい。

さておき「会議・会議室」を真正面から考えることはあまりなかったかもしれない。長沼氏によれば、これまでの導入事例などから、これらにはいくつかの考え方の変化が見られるそうだ。

「会議室についての考え方ですが、まず、企業の価値創造の場として重要な役割を果たしています。一方、これがオンライン化し、普及したことで会議室のあり方について再定義が求められているのが現状です。オフライン空間を起点とした会議室を考えると、直接会する価値を最大化するための機能がこれまで必要でした。一方、オンラインからの参加者が新たに追加されたため、彼らと混在する場として会議室を再定義する必要もあります」(長沼氏)。

Igniteでアップデートが公表された85インチSurface Hub2S

この混在を実現するための可能性を含んだソリューションが、実はIgnite2020でも発表されていた大型Surfaceになる。以前であれば、85インチの大型モニターで使うTeamsにあまり価値を見出せなかったかもしれないが、今は違う。このオンラインとオフラインの混在を繋ぐ「どこでもドア」的要素が大型モニターなのだ。

「オンラインとオフラインをつなげる接着剤として会議室を有効に使う場合、リアルならではの大型モニターやロボットアバターなどの機能の充実が生産性の高い会議運営に貢献することになると考えています」(長沼氏)。

後半はケーススタディについて触れてみたい。(次につづく)

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録


Microsoft「Teams」新機能発表:ライブ字幕やブレスト、予約管理で「最強の会議ツール」へ(3/3)

SHARE:

(前回からのつづき)Microsoftが以前、秋に提供開始としていたBreakout Rooms(ブレイクアウトルーム)を10月にする。会議の主催者が参加者を小さなグループに分け、ブレーンストーミングやグループディスカッションを可能にする機能だ。プレゼンターは部屋の間を飛び回ったり、部屋をまたいで全体にアナウンスをしたり、全員をメインの会議に戻したりすることができる。 発言者の属性を表示したライブ…

Image Credit:Microsoft

(前回からのつづき)Microsoftが以前、秋に提供開始としていたBreakout Rooms(ブレイクアウトルーム)を10月にする。会議の主催者が参加者を小さなグループに分け、ブレーンストーミングやグループディスカッションを可能にする機能だ。プレゼンターは部屋の間を飛び回ったり、部屋をまたいで全体にアナウンスをしたり、全員をメインの会議に戻したりすることができる。

発言者の属性を表示したライブ字幕が利用できるようになった。優れているのは、Teamsでは会議の後にまとめを作成することが可能になった点だ。要約(リキャップ)には、会議の録音、議事録、チャット、および会議のチャットと詳細タブで共有されたファイルが含まれる。要約は会議イベントとしてOutlookのカレンダーにも表示される。会議の記録はMicrosoft SharePointにファイルとして自動的に保存され、外部の参加者と共有もできる。

顧客向けのプレゼンテーションやウェビナーでTeamsを使用している場合、出席者登録の登録があったことを自動的に知らせるメールがあれば使い勝手がよくなるだろう。出席者を管理し、会議後にレポートをダッシュボードに表示することができるようになる。Microsoftは顧客がCRMやマーケティングアプリにデータを持ち込めるよう、出席者レポートやスケジューリングAPIを提供することも約束している。

会議室の外に設置できる「Teamsパネル」Image Credit:Microsoft

また今年後半には、Teams内の通話機能が統合され、連絡先やボイスメール、通話履歴が一度に表示されるようになる。その他の機能強化として、コラボレーティブコーリング(Teamsチャンネルにコールキューを接続して一斉コールが可能)や1対1の通話会議機能(文字起こし、ライブ字幕、録音、Teamsモバイルアプリとデスクトップアプリ間での転送機能)などが追加される。

またMicrosoftは、ダイヤルパッドを搭載したUSB周辺機器やモダンなTeams UIなど、新たなTeamsデバイスを追加する。「Microsoft Teamsディスプレイ」はタッチスクリーンとCortanaによるハンズフリー体験を備えたオールインワンのTeams専用デバイスだ。また「Teamsパネル」を会議室の外に設置することで会議室管理を効率化し、ユーザーは会議室や会議の詳細を確認したり、会議室を予約したり、今後の予約状況を確認したりすることができる。最後にMicrosoftはAudioCodes、Poly、Yealinkと協力して、共用スペース用の手頃な価格のTeams携帯電話も提供する。

これ以外にも、85インチのSurface Hub 2Sが発表された。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録


Microsoft「Teams」新機能発表:会議の“詰め込み過ぎ”注意、オンラインプレゼンは年内提供へ(2/3)

SHARE:

(前回からのつづき)10月に、MicrosoftはTeamsにWorkplace Analyticsによる生産性インサイトの提供を開始する予定だ。マネージャーは時間外の共同作業や集中時間、ミーティングの効果、企業間のつながりといったチームワークの状況を可視化できる。個人、マネージャー、ビジネスリーダーといった役割に応じた、パーソナライズされたインサイトに加え、生産性の向上や健康面に関するアドバイス…

Workplace Analytics/Image Credit : Microsoft

前回からのつづき)10月に、MicrosoftはTeamsにWorkplace Analyticsによる生産性インサイトの提供を開始する予定だ。マネージャーは時間外の共同作業や集中時間、ミーティングの効果、企業間のつながりといったチームワークの状況を可視化できる。個人、マネージャー、ビジネスリーダーといった役割に応じた、パーソナライズされたインサイトに加え、生産性の向上や健康面に関するアドバイスも受け取ることができる。

また、サジェスト機能により、1日の終わりにはリラックスすることをリマインドしたり、集中時間のお知らせ、会議の詰め込みすぎなども教えてくれる。これらの機能に感情の記録機能をプラスしたものが2021年に利用可能となる予定だ。

Together Mode、Dynamic View、Breakout Rooms

7月、MicrosoftはTeamsの「Together Mode」および「Dynamic View」を発表した。前者はAIによるセグメンテーション技術を使ってすべての参加者を共通の背景内に配置する(最近、NBAの試合でバーチャル観客席に用いられた)。後者は共有コンテンツや参加者の表示方法を詳細に設定することができる。

Together Mode/Image Credit : Microsoft

本日(9月22日)MicrosoftはTogether Modeの新たな背景として観客席、会議室、カフェを年内にリリースすると発表した。さらに、Together Modeに機械学習を取り入れ、参加者がカメラからの距離にかかわらず自動的にバーチャルシートの中央に配置されるようにするとした。

Dynamic View/Image Credit : Microsoft

Dynamic Viewはミーティングのプレゼンターがコンテンツを参加者に見せる表示方法だ。年内にこのカスタムレイアウト機能が導入される。ここにも、背景ぼかしやTogether Modeで使われているAIセグメンテーション技術が活用されている。プレゼンターは、参加者に話者とコンテンツの表示を切り替えさせることなく、ハンドジェスチャーや表情によって注意を向けさせることができるようになる見込みだ。例えばPowerPointのスライドを見せている最中に、スライドの手前に移動してきたビデオフィードを見せる、なんてこともできるようになるだろう。

(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録