アジアとヨーロッパを拠点とするアドテク企業の Eyeota は本日(1月25日)、ヨーロッパのプライベートエクイティ企業 Jolt Capital SAS がリードするシリーズ B ラウンドで1,250万米ドルを調達したと発表した。
Project A Ventures を含む新旧投資家のほか、データや SaaS で B2B 企業に投資しているベンチャーキャピタル企業の Qualgro も、このラウンドに参加した。
今回の投資案件により、同社がこれまでに調達した資金総額は2,200万米ドルを超えた。
CEO の Kevin Tan 氏はこう述べている。
伝統的なターゲティングからカスタマイズ化されたセグメンテーション、独創的なパーソナライズ化、マシンラーニング、AI に至るまで、広告やマーケティングの領域は、データの応用方法を著しく拡大させています。今回の最新ラウンドによって、当社はオーディエンスの力になってソリューションを提供できるほか、新たなデータや新製品で業務をスケールし、戦略的な人材採用や新たなパートナーシップ構築を通して地域一帯でプレゼンスを強化できる機会が得られます。
2010年に設立された Eyeota はオーディエンスデータ企業である。マーケター、広告主、エージェンシーの力になってターゲット化されたキャンペーンを配信し、適切なオーディエンスと関われるようにしている。同時に、パブリッシャーやデータサプライヤー側も自社のオーディエンスを広くマネタイズできる。同社はベルリン、ロンドン、メルボルン、ニューヨーク、シンガポール、シドニー、東京に拠点を持つ。
この一年で、地域のパブリッシャーやオフラインのデータサプライヤーとの提携を拡大し、APAC(アジア太平洋)、ヨーロッパ、北米でのユーザプロファイルを35億件以上に増加させた。加えて、プラットフォームの提携を拡大し、さらに多くのチャネルにデータを配信し続けている。
2016年1月には、グローバル・ブレインがリードしInfinity e.Ventures と Project A Ventures が参加したシリーズ A ラウンドで700万米ドルを調達している。
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