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メッセに回答するだけでガソリンを宅配してくれる「Filld」ーールート販売モデルの再発見を考える

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ピックアップ:Filld Raises $15M in Series B Funding ニュースサマリ:給油デリバリーサービス「Filld」がシリーズBラウンドで1,500万ドルを調達している。顧客は「給油をしますか」というテキストメッセージに「はい」と回答するだけで給油サービスを受けられる。従来のガソリン給油チェーンの商圏外をターゲットエリアとし、「ラストマイル給油問題」の解決を目指す。提携企…

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Photo by Pixabay on Pexels.com

ピックアップ:Filld Raises $15M in Series B Funding

ニュースサマリ:給油デリバリーサービス「Filld」がシリーズBラウンドで1,500万ドルを調達している。顧客は「給油をしますか」というテキストメッセージに「はい」と回答するだけで給油サービスを受けられる。従来のガソリン給油チェーンの商圏外をターゲットエリアとし、「ラストマイル給油問題」の解決を目指す。提携企業にVolvoやDaimlerなどの有名企業の名前が載る。

話題のポイント:車社会ならではのサービスですね。車が停めてある指定の場所までやってきてガソリン給油をしてくれるのがFilldです。類似のスタートアップは結構あって、企業の従業員が働いている間にオンデマンドでガソリンを給油してくれるBooster Fuelsというものや、YoshiやPurple、WeFuleなどの名前も挙がります。

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Image Credit : Filld Web Site

日本はガソリンの宅配が規制されてますので、灯油の巡回販売が近いです。テキストメッセージに回答するだけという今風の体験にしていることや、「ラストマイル給油問題」の解決を目指しているのが注目すべきポイントでしょうね。

消費者とフリート事業者(タクシーやトラックなどの商用車両運用事業者)向けにサービスを提供していて、現在は後者がメインみたいです。料金はローカルの給油プライスに合わせて毎日変化するのですが、デリバリーフィーとして4ドルの固定料金が必要になります。なお、デリバリードライバーはUberなどと異なり、同社が採用している社員が担当します。

サービスとしてはアカウントを登録し、車両、住所、支払いなどの情報を入力すると、同社のデリバリーサービスが週2回、給油のために定期ルートをドライブしてくれるというものになります。混雑をさけるため給油自体は午後10時から午前5時の深夜に実施され、対応エリアは現在サンフランシスコベイエリア、ワシントンDC、ポートランド、シアトル、そしてバンクーバー(カナダ)です。

また、デリバリー車が対応エリアにいる間はユーザーにテキストをくれる仕組みになっているので、一般消費者はオンデマンドで給油デリバリーも利用できます。こちらはサンフランシスコベイエリアのみの限定で2.99ドル〜7.99ドルのデリバリーフィーが徴収されます。

ルート販売自体は古くからあるモデルです。これを今の時代にあったメッセ体験に変えたり、シェアの概念を入れるだけでリニューアルすることも可能ですから、国内でもどこかのバーティカルでチャンスが見つかるかもしれません。

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