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ヨーロッパで最もデジタル化が進んでいる国はフィンランド〜EU発表「デジタル社会に関する年次報告書」から

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EU が発表したデジタル社会に関する年次報告書によると、フィンランドが EU 加盟国の中でトップとなった。モバイルブロードバンド接続率、デジタル技能、e ガバメントの取り組みが高得点だった。 6月11日に発表された EU の「デジタル経済社会指数(DESI)」をみると、概ね北欧諸国が上位を占めている。スウェーデン、オランダ、デンマーク、イギリスがフィンランドに続いている。 この指数では、ブロードバ…

Image credit: Henner Damke / 123RF

EU が発表したデジタル社会に関する年次報告書によると、フィンランドが EU 加盟国の中でトップとなった。モバイルブロードバンド接続率、デジタル技能、e ガバメントの取り組みが高得点だった。

6月11日に発表された EU の「デジタル経済社会指数(DESI)」をみると、概ね北欧諸国が上位を占めている。スウェーデン、オランダ、デンマーク、イギリスがフィンランドに続いている。

この指数では、ブロードバンド接続、人的資源、インターネット利用、公的サービスのデジタル化、リサーチなどの要因を測定して順位付けしている。報告書によると、ヨーロッパ大陸では概ね、デジタル変革の目標達成に向けて順調に進捗していることが示された。

だが報告書の執筆者は、野心的な目標があるにも関わらず、「EU の経済大国がデジタルの先駆者ではない」と話している。

実際、GDP の規模ではドイツ、フランス、イタリアがそれぞれ第1位、3位、4位であるが、DESI のランキングでドイツとフランスは中位にある。フランスは28か国中15位。ドイツは11位だった。イタリアに至っては、下から5か国目だった。

デジタル経済・社会担当ヨーロッパ委員の Mariya Gabriel 氏は声明で次のように述べた。

今年のデジタル経済社会指数をみると、EU が世界規模で競争力を維持するにはデジタル変革を加速させなくてはならないことが分かります。成功を収めるには、デジタル経済の取込みに向け引き続き協力していくほか、本当の意味で繁栄し、よりデジタルなヨーロッパを構築するために、全ての EU 市民がデジタル技能にスムーズにアクセスできるようにしなくてはなりません。

全ランキング
昨年との比較

粋なジャズ風にまとめた動画もある:

では、フィンランドは実際、何をしているのか。報告書によると、フィンランドは固定ブロードバンドの利用は低位だが、モバイルブロードバンドの利用が EU 平均のほぼ倍であるなど、際立って高かった。

また、人的資本で見ても、人口の76%が基本的もしくはそれ以上のデジタル技能を有しており、EU 平均の57%を大きく上回っている。

また、オープンデータやデジタルヘルスケアサービスの利用が進んでいるため、公共サービスのデジタル化でも加盟国中第1位だった。

その他、テック系スタートアップエコシステムが堅固であることもあって、フィンランドはこの種のランキングで初めてトップとなった。数年前の Nokia 崩壊から回復してきたことを思えば、今回のランキングは印象に残る偉業だといえる。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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極寒のバルト海に身を投じピッチするイベント「Polar Bear Pitching」の第6回が開催——古本マーケットプレイス制作のBookisが優勝

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年に一度、フィンランドのオウルで開催される「Polar Bear Pitching(北極熊ピッチ)」は世界で最もクールなスタートアップコンテストかどうかは分からないが、最も寒い場所でのコンテストであるのは間違いない。毎年、凍てつくバルト海の一角に主催者が穴を開ける。そして12人の起業家たちが、ほぼ氷水状態の海に入って競い合う。 ルールはいたってシンプル。起業家は水中に入っている間、ピッチできるとい…

ゲーム会社 Rat Crew Studio をピッチに挑む、同社 CEO Akseli Jylhä-Ollila 氏
Image Credit: Polar Bear Pitching

年に一度、フィンランドのオウルで開催される「Polar Bear Pitching(北極熊ピッチ)」は世界で最もクールなスタートアップコンテストかどうかは分からないが、最も寒い場所でのコンテストであるのは間違いない。毎年、凍てつくバルト海の一角に主催者が穴を開ける。そして12人の起業家たちが、ほぼ氷水状態の海に入って競い合う。

ルールはいたってシンプル。起業家は水中に入っている間、ピッチできるというものだ。

オウルを本拠とするRat Crew Studios の創業者兼 CEO Akseli Jylhä-Ollila 氏は次のように話している。

私たちは参加資格がありますが、なんとも寒いです。

マイナス10度という極寒の中、寒冷地用のコートを身にまとった数百人の観衆を前に凍てつく海水に胸まで浸かって同氏は立っていた。

そこには何か考えがあると思われるだろうが、重要なのはその点だ。このピッチのアイデアを思いついたのは、6年前にオウル大学のスタートアップハブ Business Kitchen で働いていた Mia Kemppaala 氏である。オウル最大の雇用主であった Nokia は携帯電話事業を Microsoft に売却した後、大がかりなリストラを進めていた。そのあおりを受けて、フィンランド北方にあるこの都市の経済環境は悪化していた。

スカンジナビア北部の首都と宣伝しているこの都市の人口は約25万人である。当時、オウルの経済が逆風に耐えられるとは誰も思っていなかった。

実に悲観的な状況でした。

でもフィンランドでは、厳しい時こそ皆が団結するのです。(Kemppaala 氏)

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フィンランドには、困難に直面している時の忍耐を表す「シス」という言葉がある。Kemppaala 氏によると、ホッキョクグマ・ピッチが生まれた背景にはシスがある。面白おかしいユーモアで地元の人々の関心を引き、オウルのスタートアップの力になれることで、この地域にある別のテックの資産を宣伝できる方法はないかと考えていたという。

オウルの起業家たちは優れたアイデアを持っていたようだが、それを表現するのが得意ではなかったとKemppaala 氏は話している。寒中水泳という地元の風習を織り交ぜる考えが浮かんだ時、ピッチコンテストのイメージができていった。プレゼンに集中しながら、氷点下に近い海水につかる苦行に耐えられる姿を見せること以上にアピールできる方法はないだろう。

これがオウルの素晴らしいところです。これほどクレイジーな考えでも、皆が受け入れてくれるのです。

私が参加したのは、第6回イベントだった。この地域のスタートアップとテックのコミュニティを取材するメディアツアーの旅費を支払ってくれた地元団体「Business Oulu」のゲストメンバーとして、私は先週オウルにいた。

イベントが始まる前、私たちは市中心部から離れたバルト海の一角に開けられた氷の穴へと向かった。

水中には、プレゼンターが足をつく高台が置かれている。そのため、強い海流に身をすくわれてスウェーデンに流されてしまうことにならない。イベント開催中は、緊急時に備えて訓練を受けたダイバーが待機している。プレゼンターはスタートアップをピッチしようと氷のような海水の中で立っているのだから、その組み合わせが少し面白かった。

夕方戻る頃には太陽が沈みつつあり気温も低下、風が吹き始めていた。

多くの地元民がこのイベントに集まり、コンテストを一目見ようといくつかのコーナーでは人だかりができていた。

ピッチしたのは次の12社である。

  1. Bookis………古本のマーケットプレイスを制作
  2. Mealbox………健康食のデリバリー
  3. Doerz………都市や旅行代理店向けのクラウドベースのプラットフォーム、地元の案内人とともに体験を提供
  4. Kidday………子どもの写真と記念をより良く管理するアプリ
  5. Delektre………個人用の健康モニタリングデバイス
  6. Funky Jump
  7. Rat Crew Studios………オウルを本拠とするビデオゲーム企業
  8. Zenniz………テニススキル向上を目指す追跡システム
  9. Simlab IT………仮想現実の訓練
  10. AISpotter………スポーツ向けビデオアナリティクス
  11. VideoCV………ビデオベースの求職
  12. New Cable Corporation………新しい形の電子ケーブル
力士のコスチュームでピッチに臨む、日本の Funky Jump CEO 青木雄太氏

拷問のようなピッチを数分間こなした後は、その場をすぐに離れてメインステージに設けられている温かいバスタブに身を沈めた。

審査員による判定の結果、Bookis が優勝した。ピッチは下にある動画のような形で行われた。何というか、見せ場もあるので最後まで見る価値はある。

イベントが終了したのは午後9時頃で、寒さに耐えるのは皆もう十分だった。私も分厚いブーツを履き、寒冷地用のジャンプスーツを着ていたものの、手足の感覚がなくなりかけていた。スタートアップのピッチが進んでいくにつれ、この状況を克服するのは難しくなるだろう。今度は、温かい部屋でゆったり座って、起業家の人たちに次々とピッチしてもらうことにしよう。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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ゲーム特化インフルエンサーマーケティングの「Matchmade」——解析YouTubeチャンネル数200万超、所属インフルエンサーのリーチは2億人

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Matchmade がインフルエンサー・マーケティングの領域に参戦した。同社はゲーム業界におけるブランドとインフルエンサーのマッチングに焦点を当てプラットフォームによって交渉やキャンペーンを自動化することでこの領域で一歩リードできると確信している。 ヘルシンキを拠点とする同社は YouTube 上にある2億以上の動画をリスト化して解析し、ゲームに関する200万以上のチャンネルを追跡している。データ…

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ゲームインフルエンサー・マーケティング・プラットフォームに参戦した Matchmade
Image Credit: Matchmade

Matchmade がインフルエンサー・マーケティングの領域に参戦した。同社はゲーム業界におけるブランドとインフルエンサーのマッチングに焦点を当てプラットフォームによって交渉やキャンペーンを自動化することでこの領域で一歩リードできると確信している。

ヘルシンキを拠点とする同社は YouTube 上にある2億以上の動画をリスト化して解析し、ゲームに関する200万以上のチャンネルを追跡している。データベースは2万タイトルのゲームを追跡しており、保持するインフルエンサーのネットワークのリーチは2億人だ。

ベテランゲーム開発者の Jiri Kupiainen 氏と Leo Lännenmäki 氏(Disney に買収されたRocket Pack の出身)が同社を設立した。CMO としてはかつて Supercell で PR やイベントを主導し、直近では Super Evil Megacorp の主力タイトル「Vainglory」の e スポーツタイトルを開発した Heini Vesander 氏、そして CFO には Digital Chocolate や Wooga で財務担当経験のある Eeva Hattara 氏が起用されている。

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Matchmade CEO Jiri Kupiainen 氏
Image Credit: Matchmade

Matchmade の CEO、Jiri Kupiainen 氏は2014年にゲームを作るために同社を設立した。最初のタイトルはマルチプラットフォーム対応のゲームだったが、成功はしなかった。そこで同社はゲームの発見、つまり山のようにあるタイトルの中からゲームを見つけてもらうことの難しさを学び、その後ゲーム発見プラットフォーム Play Field を開発するも、うまくはいかなかった。

その過程で、数多くのインフルエンサーの存在と、ゲーム開発者がタイトルを発売する上で彼らがどのように貢献しているかについて知ることとなった。

Kupiainen 氏は次のように語る。

ゲーム開発者やブランドが何を必要としているか、私たちはよく理解しています。ただ小さい努力を重ねていても事業拡大はできません。現実的なアプローチをこれまでの仕組みに適用し、プロセスを拡大、自動化できると思ったのです。

同社は2017年春に行われた Game Developers Conference でオープンベータ版をローンチした。プラットフォームの改良を続け、今では数多くの国々で利用されている。

Vesander 氏はこう語る。

ゲームのマーケティング、とりわけモバイルゲームについてはここ数年間で劇的な変化が起きています。競争がますます激しくなり、プレイヤーもどんどん選り好みするようになっていく中で、LTV を計算して UA に尽力しているだけではもう不十分です。マーケターはイベントや e スポーツ、インフルエンサーなどほかの要素にも着目しなければいけません。Matchmade 以前には、素晴らしいインフルエンサー・マーケティングのソリューションというものを見たことがありませんでした。チームに参加して、ゲーム会社がインフルエンサーたちとどう協力していくかを自動的にスケールアウトできるよう手助けし、同時にコンテンツ制作者のビジネス拡大の手助けをするのをとても楽しみにしています。

Matchmade プラットフォームの一画面.
Image Credit: Matchmade

同社はシリアルアントレプレナーで投資家でもある Henric Suuronen 氏も重役に加えた。同氏は King の傘下に入った Nonstop Games の共同設立者で、Digital Chocolate や Wooga でも様々なプロジェクトを指揮した経験がある。

Suuronen 氏は声明で以下のように述べた。

Matchmade はインフルエンサー・マーケティングの Google AdWords です。Matchmade のビジョンや、同社がもつ素晴らしいチーム、プラットフォームの技術やアプローチを見れば、投資とチームへの参加を決める上で悩むことなどひとつもありませんでした。Matchmade は絶大な可能性を持っています。

Matchmade には16名の社員がおり、これまで173万米ドルを調達している。ライバルも数多く存在する。InfluentialMavrckGameinfluencersSoulmates、Cheetah Mobile、Brandnew IOTapfluence などだ。

Kupiainen 氏はこう語った。

私たちの解析はすべてゲームを念頭に設計されており、ゲームとエンドユーザ向けのキャンペーンのために作られています。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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極寒のバルト海に身を投じピッチするイベント「Polar Bear Pitching」の第5回が開催——植物育成用LED開発、NYのArtiSunが優勝

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フィンランドの首都ヘルシンキから飛行機で北に上ること1時間、オウルという街がある。残念ながら(何が残念かはさておき)、北極圏に入るまでにはここからまだ100キロほど北へ進む必要があるが、この街は毎年エア・ギターの世界大会が開かれていることで世界的に有名で、日本からも大地洋輔氏、金剛地武志氏、宮城マリオ氏といった、歌手や芸人が参加している。 オウルでもう一つ有名なのは、5年前から開催されている「Po…

優勝した ArtiSun Technology のチーム
Image credit: Polar Bear Pitching

フィンランドの首都ヘルシンキから飛行機で北に上ること1時間、オウルという街がある。残念ながら(何が残念かはさておき)、北極圏に入るまでにはここからまだ100キロほど北へ進む必要があるが、この街は毎年エア・ギターの世界大会が開かれていることで世界的に有名で、日本からも大地洋輔氏、金剛地武志氏、宮城マリオ氏といった、歌手や芸人が参加している。

オウルでもう一つ有名なのは、5年前から開催されている「Polar Bear Pitching(北極熊ピッチ)」。オウルの海岸沖に広がる凍ったバルト海に穴を開け、起業家が海水に身をつけ凍えながら投資家にピッチするイベントだ。参加する投資家にもまた、ブリザードの中、ピッチを真剣に見守り冷静に評価する精神力が求められる。ピッチ終了後には身体を温めるサウナやバスタブが用意されているものの、ある種、滝行にも似たこのイベントには例年、注目を集めたい起業家が世界中から集結する。

フィンランドの外国貿易・発展大臣 Kai Mykkänen 氏のピッチで幕を開けた今年のイベントには、世界中から12チームが参加。ニューヨークのスタートアップで、制御された植物育成を実現できる LED を開発する ArtiSun Technology が優勝した。優勝した ArtiSun には、1万ユーロの賞金と、アジアのシリコンバレーと称される中国・南京への往復旅行券が進呈される。

旅行者が空港で没収された自分のアイテムを回収するしくみを提供する Cotio(フィンランド)が2位、骨折治療時に従来の石膏を使った完全固定ではなく、3D プリンタを使って作成した可動域を確保した固定装置を開発する CastPrint(ラトビア)が3位を獲得した。Cotio の CEO Kimmo Collander 氏は海中に身をつけた状態で4分間以上にわたるピッチを行い、聴衆は大きな拍手と歓声で彼の偉業を讃えた。

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アングリーバード開発元のRovio、IPOで3,600万米ドルの増資計画を発表

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フィンランド企業 Rovio が劇的な転換期を迎えようとしている。同社はモバイルゲーム事業の拡大と買収強化に向けて新規株式公開(IPO)の申請を行ったことを本日(原文掲載日:9月5日)発表した。 3,600万米ドル相当の新株が発行される見込み。また、数名の既存株主には、投資資金を一部回収するために公募期間中に株式の売出しを行うことが認められるようだ。 Rovio が本日公開した財務開示資料によると…

フィンランド企業 Rovio が劇的な転換期を迎えようとしている。同社はモバイルゲーム事業の拡大と買収強化に向けて新規株式公開(IPO)の申請を行ったことを本日(原文掲載日:9月5日)発表した

3,600万米ドル相当の新株が発行される見込み。また、数名の既存株主には、投資資金を一部回収するために公募期間中に株式の売出しを行うことが認められるようだ。

Rovio が本日公開した財務開示資料によると、2017年上半期の収益は2016年上半期の約2倍に増加している。2016年の収益は2015年比で30%以上跳ね上がっている。

アングリーバードが世界的なセンセーションを巻き起こしたおかげで、Rovioは 地球上で最もホットなゲーム企業の一つとなった。しかし、2014年にはそのヒットを生み出す能力も壁にぶつかってしまう。同年12月、同社は状況悪化を防ぐために従業員110人を解雇し、ゲーム開発スタジオの一つを閉鎖した。

アングリーバードをもとにした独自のアニメーション映画を創るチャンスを得て、この試みが成功を収めた。ブランドライセンスからの収益のおかげで、2017年上半期の収益は約3倍の4,100万米ドルに増加した。とはいえ、同期間におけるゲームからの収益についても2倍の1億3,900万米ドルに増加している。Battle Bay と Angry Birds Evolution の2タイトルが収益を押し上げたようだ。Rovio はまだまだ新タイトルをローンチできるゲーム会社であるということを、同社はしきりに強調している。

Rovio で CEO を務める Kati Levoranta 氏は声明の中でこのように語っている。

ゲーム主軸戦略を通じて、ゲームのラインナップを強化することで、主要業績評価指標を改善することができました。

以前にローンチされたRovioゲームに比べて、Angry Birds Evolution、Battle Bay、Angry Birds Match などの最近ローンチしたタイトルは、主要業績評価指標において優れたパフォーマンスを示しており、このことは、さらなる成長の可能性を示唆しています。

だが、IPO から最も利益を得るのは Kaj Hed 氏だろう。同氏は Rovio の元会長で、自身の投資会社 Trema International Holdings を通じてRovio 株の69%を保有しているとも言われている。「特定の株主たち」と共に Trema は保有株式(株数は非公開)を売却する予定であると Rovio は本日の申請の際に述べている。Rovio は公開価格を決めていなかったため、同社のバリュエーションも不明。

しかし、Kaj Hed 氏の存在はRovioのクリエーションにとって不可欠だった。同社は Niklas Hed 氏、そのいとこのMikael Hed 氏、Kim Diker 氏、Jarno Väkeväinen 氏によって設立された。2005年に最初のラウンドで Mikael Hed 氏の父親である Kaj Hed 氏から資金調達を行い、その時に Rovio という社名が決まったのだ。

Mikael Hed 氏は2009年に CEO に就任し、同年後半にアングリーバードの最初のバージョンをリリースした。 2011年には Accel Partners と Atomico が Rovio に対して4,200万米ドルの投資を行っており、現在両社は Rovio 株の20%を保有していると言われている。Atomico と Accel が株式を売却する予定があるかどうかについて、 Rovio は明らかにしていない。

IPOの日程についてもまだ決まっていないようだ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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閉鎖された病院施設を巨大なスタートアップキャンパスに蘇らせる、ヘルシンキ市の「Maria 0-1」

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築130年の古い病院を巨大なスタートアップキャンパスに変えようとするヘルシンキ市の計画のおかげで、フィンランドのテックシーンは新たな発展をみせようとしている。そのキャンパスの名前は「Maria 0-1」だ。 この計画の最終目標は、スタートアップ関連の活動ができるよう3万2,000平方メートルもの広大なセンターを作り上げることだ。 完成には長い時間を要するが、実現すれば Maria 0-1は、4月に…

Above: The Maria 0-1 startup campus in Helskink. Image Credit: Maria 0-1
(上)ヘルシンキ市のスタートアップキャンパス「Maria 0-1」
Image Credit: Maria 0-1

築130年の古い病院を巨大なスタートアップキャンパスに変えようとするヘルシンキ市の計画のおかげで、フィンランドのテックシーンは新たな発展をみせようとしている。そのキャンパスの名前は「Maria 0-1」だ。

この計画の最終目標は、スタートアップ関連の活動ができるよう3万2,000平方メートルもの広大なセンターを作り上げることだ。 完成には長い時間を要するが、実現すれば Maria 0-1は、4月にフランス・パリでオープンする予定の3万4,000平方メートル級の Station F に僅差で続く施設となる。

Above: Maria 0-1 courtyardImage Credit: Courtesy of Maria 0-1
(上)Maria 0-1の中庭
Image Credit: Maria 0-1

民間資金を活用し、歴史ある鉄道駅を一挙に改装した Station F とは異なり、ヘルシンキ市は、Maria 0-1キャンパス内にある建物を1つずつ改装していく。そのため、キャンパス全体の改装が完成するには数年かかるとみられている。それも、スタートアップの成功や利用できる公的資金の程度に影響される可能性がある。

それでも、Maria 0-1の第1号となったビルは9,600平方メートルの規模で昨秋にオープンし、すでに80のスタートアップとベンチャーキャピタル2社(Superhero Capital と Butterfly Ventures)が入居している。

Above: Inside Maria 0-1Image Credit: Chris O'Brien/VentureBeat
(上)Maria 0-1の内部
Image Credit: Chris O’Brien/VentureBeat

Maria 0-1の COO、Ville Riola 氏は最近行われた施設ツアーの場で、このスタートアップキャンパスが非営利で運営されているほか、同市の豊かなスタートアップ経済に力とエネルギーをもたらすことが目的だと語った。このセンターはインキュベータでもアクセラレータでもないが、起業家や投資家が互いにつながり、優れたコミュニティ感覚を形成する場であるとコメントした。

maria_4

入居を希望するスタートアップは申し込みの上、選考に通る必要がある。その後、スペース内のデスク数に応じて月間利用料を支払う。清潔でモダンに改装されているが、古い設備を備えた手術室など珍しい備品は一部そのままにされているという。

オンラインカラオケサービスを提供するスタートアップ Singa の CEO で共同設立者の Atte Hujanen 氏は、古めかしい心臓移植室でプログラマたちがコーディングの仕事をするという奇妙な雰囲気が気に入っているという。

この会社にいる人はほとんどが変人なので、私たちにとってはぴったりの場所です。

Above: Sign at the entrance to Maria 0-1. Photo by Chris O’Brien/VentureBeat
(上)Maria 0-1入口に掲げられている看板
Photo by Chris O’Brien/VentureBeat

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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なぜフィンランドでVR? ゲーム企業の次なる主戦場

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本稿は、2016年10月に上海で開催された、SLUSH Shanghai 2016 の取材の一部である。 フィンランドは、Rovio、Remedy、Supercell といった著名なゲーム企業が生まれた国である。2009年頃からこれらの企業が世界的に注目を浴びるようになってから、新規のゲーム企業がさらに勃興して、それぞれにゲームの魅力を高めている。人口540万人のフィンランドでは、スタートアップは…

Image Credit: TechNode
Image Credit: TechNode

本稿は、2016年10月に上海で開催された、SLUSH Shanghai 2016 の取材の一部である。

フィンランドは、RovioRemedySupercell といった著名なゲーム企業が生まれた国である。2009年頃からこれらの企業が世界的に注目を浴びるようになってから、新規のゲーム企業がさらに勃興して、それぞれにゲームの魅力を高めている。人口540万人のフィンランドでは、スタートアップは最初からグローバル市場を目指している。

フィンランドの VR 企業にとって中国は、VR ゲームアーケードの普及と莫大な人口もあり、攻めるべきマーケットとなっている。一例として、フィンランドのゲームデベロッパー企業 Reforged Studios は、中国のテック企業 NetEase から2015年10月に250万米ドルの出資を受けている

TechNode では、月曜(10月31日)に上海で開催された Slush Shanghai イベントにおいて、フィンランドの VR シーンについてさらに深く知るべく、同国 VR スタートアップ4社の CEO らにインタビューを行った。

Kaarlo Kananen, founder and CEO of Vizor
Vizorの設立者兼CEO、Kaarlo Kananen氏

ウェブ向け VR プラットフォームの作成

Vizor 設立者兼 CEO の Kaarlo Kananen 氏は TechNode にこう語った。

フィンランドは最も積極的に VR を開発している国の一つです。多くのフィンランド企業が VR だけに注力しています。当社スタッフは多くの実績あるゲーム企業や Nokia 出身の才能ある人材ばかりです。

Kananen 氏自身もゲーム業界出身であり、コンテンツクリエーションツールを開発していた。

私がこのビジネスを始めたのは、VR が将来のメディアになると考えたからです。私たちは、VR 制作の使いやすいワークフローを一般向けに提供したいのです。(Kananen 氏)

2015年に設立した Vizor は、VR や360度イメージの制作とシェアをウェブベースで行うプラットフォームである。Kananen 氏によれば、毎月数千のプロジェクトが Vizor VR プラットフォームから発表されている。その中でもフラッグシップ製品の一つが、360度イメージのアップロードサービス ThreeSixty だ。360度写真を撮ったユーザが ThreeSixty のウェブサイトに写真をドロップすると、あらゆるウェブサイトに埋め込み可能な写真の URL を得ることができる。

Kananen 氏は、VR の大規模な普及がウェブ上で起こると考えている。ウェブベースの VR プラットフォームの利点は、アクセスの容易さだ。ユーザはアプリをダウンロードする必要がなく、ブラウザから直接 VR にアクセスできる。

ウェブ上にこそビジネス機会があります。VR を不動産、旅行、ジャーナリズムといったウェブベースのビジネスに組み込めるのです。New York Times を含む多くのメディア企業がこの手法に着目しています。彼らはカスタムアプリを用いてすでに VR を試験的に採用していますが、当社は彼らのような企業にウェブ上で VR を展開してほしいのです。(Kananen 氏)

Lasse Liljedahl, CEO and co-founder of Iceflake Studios
Iceflake StudiosのCEO兼共同設立者、Lasse Liljedahl氏

VR ゲーム企業はマネタイズに苦心

Iceflake Studios の設立者兼 CEO の Lasse Liljedahl 氏はこう語る。

フィンランドでバーチャルリアリティは急速に成長しています。企業は、ゲームに加えて従来の枠組みに VR を導入しようとしています。

Iceflake Studios は VR のコンソールゲーム、モバイルゲーム、PC ゲームを制作している。これらのゲームは VR ヘッドセットの有無にかからわずプレイでき、VR ヘッドセットを持たないプレイヤーでも楽しめるようになっている。同社の最も成功した有料ゲームの一つ Ice Lakes は、iOS と Steam で5万人のユーザを抱えている。Liljedahl 氏によると、同社は1年で25万米ドルの収益があるという。

フィンランドには Android スマートフォン、Windows スマートフォン、iPhone があり、現在は Android が最も普及しています。フィンランドでは VR ヘッドセットで Oculus が最も売れていましたが、今では HTC Vive がより急速に成長しています。(Liljedahl 氏)

現在33歳の Liljedahl 氏は1990年後半にゲーム開発を趣味で始めた。2007年に同社を設立後これまでに16のゲームを制作し、世界中で2,500万ユーザを獲得しているという。そのほとんどが Apple と Windows スマートフォンユーザだ。

2007年には100のゲーム企業がありました。今ではこの業界におよそ3,400人が従事していますが、VR ゲーム企業が利益を得るのは難しいです。当社は全社員に給料を支払うことができる、フィンランドで数少ないゲーム企業です。(Liljedahl 氏)

Aleksis Karme, co-founder and CSO of Teatime Research Ltd
Teatime Research Ltdの共同設立者兼CSO、Aleksis Karme氏

B2Bが攻めるべきマーケット

Teatime Research は医療用イメージングを手掛けており、医師に3D の医療分析サービスを提供している。CT スキャナの画像、MRI データほかあらゆる種類の3D データから、医師は患者の骨を VR で見ることができる。同社は、身体の筋肉、組織、骨などを区分けして、分離して見られる新技術を開発中である。

Teatime Research Ltd の共同設立者で CSO の Aleksis Karme 氏は次のように語る。

賢い VR 企業であれば、B2B顧客をターゲットにします。ハイエンドの VR コンテンツでなければ、世界で利益を上げることは難しいでしょう。50万台のハイエンド VR ヘッドセットが販売されていますが、B2C(一般消費者)マーケットのユーザはそれほど多くないということです。VR 企業にとって B2B が有力な選択肢でしょう。1~2年の間では、B2C マーケットは利益を上げにくいと思います。

Teatime Research のチームはシステムアーキテクト、UX の専門家、科学者で構成されている。36歳の Karme 氏はデータ分析科学者であり、3D モデリングに22年、中国では古生物学に11年従事した経験豊かな人物だ。

同社はまた、フィンランドおよび海外の建設プロジェクトに向け、アパートのセールスツールを提供している。ユーザはプロジェクトの計画、建設中の進捗状況の確認やマーケティングに利用でき、購入後も付加的な売り上げが期待できる。フィンランド、アメリカ、ヨーロッパ、中国の顧客が主である。

VR 上の体験をもとに、アパート購入契約に至った顧客がすでにいます。これは有望なビジネスです。(Karme 氏)

Carl-Anthon Kranck, 3D game artist at Lollihop
Lollihopの3Dゲームアーティスト、Carl-Anthon Kranck氏

VR 開発者は結集すべき

VR 開発者を集めているオーガナイザーが FIVR(Finnish Virtual Reality Association)である。FIVR に参加するスタートアップは協業したりお互い助け合い、フィンランドでの VR/AR 技術開発や実装をサポートし推進するためにフィードバックを与えたりしている。FIVR チームの一員である Lollihop は、ビデオゲーム開発を学んでいる24歳の大学生が設立した。

Lollihop の3D ゲームアーティスト、Carl-Anthon Kranck 氏は TechNode にこう語る。

FIVR の VR 企業は無料のオフィス空間と機材を利用でき、政府が援助する補助金への応募も手伝ってもらえます。学生は、基本的な補助金を政府から受けられます。

Lollihop のゲームはまだ開発段階ですが、ユーザからは好意的なフィードバックを得られています。私はまだ大学生で、マーケットを学ぶためにここ中国にいます。

フィンランドのほとんどの VR 企業が比較的初期段階におり、VR をユーザや企業に紹介して認識を高めてもらっているところです。また、フィンランドには VR ハードウェアのスタートアップはあまり多くありません。フィンランドでより多くのヘッドセットが入手できるようになり、第二世代のヘッドセットが出てくれば、市場はより拡大するでしょう。(Kranck 氏)

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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ハードウェアは、もはやそれほど「ハード」じゃない

本稿はフィンランドのスタートアップメディア「ArcticStartup」の許諾を得て、翻訳転載しています。 本投稿の著者は、主にアーリーステージのスタートアップ開発、ベンチャーファンド管理を行うButterfly Ventures のパートナー Ville Heikkinen氏である。Heikkinen氏はフィンランドのスタートアップエコシステムの第一線にいる。 ・・・ ハードウェアはデジタルサー…

本稿はフィンランドのスタートアップメディア「ArcticStartup」の許諾を得て、翻訳転載しています。

via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
via Flickr by “Luke Jones“. Licensed under CC BY-SA 2.0.

本投稿の著者は、主にアーリーステージのスタートアップ開発、ベンチャーファンド管理を行うButterfly Ventures のパートナー Ville Heikkinen氏である。Heikkinen氏はフィンランドのスタートアップエコシステムの第一線にいる。

・・・

ハードウェアはデジタルサービス、新しいビジネスモデル、そしてリアルな世界のデジタルエコシステムとプラットフォームの実現を手助けするものだ。大手テック企業はハードウェア企業を買収してきたし、今のユニコーンの多くはハードウェアに重きを置いている。もしくは、考えてみてほしい。Square、iZettle、GoPro、Beats、Oculus、Fitbit、Nest、Dropcamという企業名を聞いたとき、どんな印象を抱くだろうか。

ソフトウェア開発は、オープンソースとクラウドを通じて簡単になった。ハードウェアも同様の道を辿ろうとしている。製造や配送がアウトソーシングできるようになったこと、その場で修理がすぐにできるようになったことなどが理由だ。Y Combinator のサム・アルトマンが述べたように「ソフトウェアを成功に導いた原因のすべてが、今やハードウェアで起きようとしている。非常に多くのことがすぐにでき、迅速にプロトタイプも作れ、そしてコストはとても低い。」

ハードウェアの開発、製造、配送にかかるコストはどんどん低くなっており、コモディティ化するケースもある一方で、ハードウェアはすべての事業が必要とする、究極的な価値を伝えるもの、そしてユーザーインターフェイスである。実現力をもつハードウェアと価値が増したソフトウェアという組み合わせは、顧客に対して付加価値を提供し、顧客を維持でき、事業全体のエコシステムを長く継続させ、成長させることができる可能性をもっている。

IoT、ウェアラブル、AR/VRは、ハードウェアと共に、近い将来マーケットを支配するだろう。その市場価値は、数千億ドル規模とも予測される。さらに、もっとも従来型の業界にさえデジタル化は普及し、こうした事業の機会を実現するためにハードウェアが求められている。

ボストンのBolt、エストニアのBuilditといったハードウェアに注力するアクセラレータや、全アクセラレータの母のような存在であるシリコンバレーのY Combinatorは、新しいハードウェアスタートアップの設立をより容易にしてくれている。また、熱心なベンチャーキャピタリストもまたハードエア事業に参入し、ハードウェアスタートアップに対するベンチャーキャピタルの投資も一般的な業界と比較すれば、成長速度が増している。

ハードウェアスタートアップは、モバイルやインターネットスタートアップに比べればエグジットの評価額は2.2倍であり、昨今の大きな資金調達の10のうち5はハードウェアであるものの、それでもその市場はまだ小さく、ベンチャーキャピタル投資の10パーセント以下を占めているにすぎない。

フィンランドでは、ノキア時代に成長したエコシステムと、そして今や様々な場所に分散しているハードウェア開発と製造の能力は、すばらしいハードウェア企業を立ち上げる完璧なプラットフォームを提供している。新たなSNSやモバイルゲーム企業について考える代わりに、市場に変化をもたらすような、皆があっと驚くハードウェア企業に私たちと投資してみてはどうだろうか。

【原文】

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フィンランドのフィンテック「MONI」が移民局との試験提携をスタート、難民への手当て支給に活用

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<ピックアップ> MONI Opens Smart Payments Pilot To Help the Refugees 2014年、フィンランドは3000人の難民を受け入れた。その数は今年大幅に増えて5万人になる見通しであるという。来年は更に増えるとも予測されている。 フィンランドで難民登録をした人々は、政府から手当てを受給する。大人一人につき316ユーロだ。だが、ほとんどの場合、彼らはフィン…

MONI card&app

<ピックアップ> MONI Opens Smart Payments Pilot To Help the Refugees

2014年、フィンランドは3000人の難民を受け入れた。その数は今年大幅に増えて5万人になる見通しであるという。来年は更に増えるとも予測されている。

フィンランドで難民登録をした人々は、政府から手当てを受給する。大人一人につき316ユーロだ。だが、ほとんどの場合、彼らはフィンランドに銀行口座をもっていない。そのため、これまでは現金で支給されていた。

こうした非効率で安全ともいえない現金支給の解決に手を挙げたのが、現地のフィンテックスタートアップ「MONI」だ。友人間で利子や手数料なしにお金の貸し借りができるサービスを開発するMONIは、難民が直面する課題を見て、移民局に提携の話を相談した。

驚くのは、最初のミーティングから実現までのスピードだ。「移民局とのやり取りはとてもスムーズだった。政府機関に勤める彼らの頭の良い “よし、やってみよう” という起業家的な対応には驚いたよ。最初の会話から2ヶ月以内には、最初のテスト用カードをユーザーに届けることができたけど、それはすごいことだと思う」と、ファウンダーのAntti Pennanen氏は現地のスタートアップメディアArcticStartupに語っている。

「欧州各国への難民流入が増すにつれて、現代のテクノロジーを通じて決済の効率を高める方法を見つけることは歓迎するべき変化であり、最終的にはフィンランドだけでなく、欧州のすべての国にとってのソリューションになるでしょう」と移民局の担当者もコメントしている。

実際の流れとしては、MONIプリペイドMasterCardsが手当て支給者に渡され、またモバイル上で使える口座も同時に作られる。難民が将来仕事を得た際には、給料もMONIの口座に支払うことが可能であるそうだ。

MONIは今回の移民局との提携のほかに、一般消費者向けの製品「Ciecle of Trust」をローンチした。利息や手数料なしで友人間でお金の貸し借りを実現するものであり、お金の融資が承認され次第、MONI Prepaid MasterCardsを通してそのお金を使うことができる。

MONIは、175万ドルのシードラウンド資金をFormation 8Maxfield CapitalDigital Currency Groupなどから調達している。

via. ArcticStartup

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フィンランド発「Solu」——完全に新しいパーソナルコンピュータとなるか

本稿はフィンランドのスタートアップメディア「ArcticStartup」の記事を許諾を得て、翻訳転載しています。 私たちはインターネット/コンピュータの時代が幕を開けて以来、基本的にはずっと同じタイプのコンピューティングデバイスから抜け出せないでいる。コンピュータマウスの歴史は1941年にさかのぼることができるし、ほとんどのOSも1980年代から劇的な変化を遂げていない。Soluは、サンフランシス…

本稿はフィンランドのスタートアップメディア「ArcticStartup」の記事を許諾を得て、翻訳転載しています。

SOLU-press-photo

私たちはインターネット/コンピュータの時代が幕を開けて以来、基本的にはずっと同じタイプのコンピューティングデバイスから抜け出せないでいる。コンピュータマウスの歴史は1941年にさかのぼることができるし、ほとんどのOSも1980年代から劇的な変化を遂げていない。Soluは、サンフランシスコでの10月15日におけるローンチで、これらすべてを再定義しようと試みている(編集部注:原文掲載 10月9日)。

フィンランド出身者であれば、Soluのことを耳にしたことがあるかと思うが、このステルスのスタートアップは多く人をワクワクさせた。誰も彼らがやっていることについてよく知らなかったにも関わらず。彼らはついに、完全に新しいパーソナルコンピュータを開発していることを発表した。新しい、というのはすべてにおいてだ。ハードウェア、ソフトウェア、インターフェイス、マネタイゼーション、すべてにおいて。

この声明を誤解してはいけない。彼らは、新たに別のPC企業を生み出そうとしているのではない。彼らは想像できる限りすべての方法において、私たちがコンピュータを操作する方法に新しい意味をもたらそうとしている。徹底的にだ。

Soluは、AppleやMicrosoft、そしてPC市場のすべての企業の後を追って、彼らのシェアを奪い取りたいと考えている。つい最近、私は動作中のプロダクトを見るチャンスを得た。Soluの許可のもと、そのプロダクトの感触を少しばかり紹介したい。

実際のプロダクトはまだお披露目になっていないが、サイトからその一部を見ることができる。それを見ると、従来型のPCとはすべてにおいて異なることを推測できる。形状から構成要素、サイズまで。モバイル時代への移行と、私たちがコンピュータや現代のテクノロジーをどのように活用したいか、という点が考慮されている。

インターフェイスとオペレーティングシステムは、コンピュータと人間が現代においてどのように相互作用するかという点が考慮されている。人間がいかに思考するかという点も反映されており、インターフェイスはとても直感的だ。3歳の私の息子も、数分もしないうちにすぐにSoluを使いこなせられるかもしれない。同様のことが他のあらゆることについても言える。

これを実現するのはものすごく大きな仕事だ。初回のデモはすばらしかったが、いかに彼らがこれを実現するのかを想像するのはまだ難しい。なんといっても、巨大な世界的企業に対してずっと小さな予算で攻めるのだから。それだけでなく、私たちはすでにほとんどのデータをその他のプラットフォーム上に有しており、そうしたデータを移行するのは難しいかもしれない。ユーザーはマインドセットを変える必要があるし、それは簡単なことではない。

100万ユーロ強のみの資金をもつ真新しい企業が、800億ユーロ以上を有するMicrosoftでも成し遂げられなかったことができると想像するのは、控えめにいっても難しい。とはいえ、Soluはこのことについてじっくり考え、プロダクトがこの課題を解決すると考えていることも分かる。だから、運が良ければ成功するのかもしれない。

Soluが乗り越えなければならないハードルはとてつもなく高い。だが、志高い人を見るのは嬉しい。最近のNordic Business Forumにおける Garry Kasparovのスピーチを思い出させる。スティーブ・ジョブズがAppleを作ったとき、彼は成長してIBMを超えることを目指していたことに言及した。一方で今は、起業家はみな成功して、Appleに売却することを夢見ている。彼は聴衆に対して大きなスケールで考えるべきだと言ったが、Soluはそれを行動に移している数少ない企業の一つだ。私は彼らが市場で自らの場所を築けるようになることを、心から願いたい。

それは困難な道のりだと彼らも分かっているけれど、クレイジーで革命的な人だけが世界を変えられるということもまた分かっている。有名なフィンランドのラッパー Paleface が、Soluの動画の中でも語っているように。

【via ArcticStartup】 @ArcticStartup

【原文】

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