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僕がフリマアプリを創った理由【寄稿】

編集部注:本稿はフリマアプリ「FRIL」創業者、堀井翔太氏(Twitter:@shota)による。彼らの2012年9月のリリースから約10カ月後にやってきたメルカリは市場を席巻し、昨日、東証マザースにデビューを果たした。このタイミングで堀井氏に承諾を得て、改めて昨年に書かれたこのブログを転載させていただく。 なんと4年ぶりのブログ更新。 FRILのリリースと同時に『フリマアプリ』が生まれて、早4年…

編集部注:本稿はフリマアプリ「FRIL」創業者、堀井翔太氏(Twitter:@shota)による。彼らの2012年9月のリリースから約10カ月後にやってきたメルカリは市場を席巻し、昨日、東証マザースにデビューを果たした。このタイミングで堀井氏に承諾を得て、改めて昨年に書かれたこのブログを転載させていただく。

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なんと4年ぶりのブログ更新。

FRILのリリースと同時に『フリマアプリ』が生まれて、早4年が経ちました。(編集部注:このブログは2017年1月に掲載。現在は6年近く経過している)

今、世間で一番有名なフリマアプリは何?っと聞かれたら「メルカリ」と答える人が大半かと思いますが、「フリマアプリ」というジャンルも、UIも「FRIL」がはじめて生み出したものでした。(それだけに勝ちきれなかった悔しさは、もちろんあります)

自分自身、フリマアプリというサービスがここまでスタートアップ業界、スマホ業界のスターダムを駆け上がっていくとは予想していませんでした。

最近、楽天グループ入りしたこともあってか「どうしてフリマアプリを創ろうと思ったんですか?」と質問して頂くこと増えてきたので、振り返りも含めてフリマアプリを創ろうと思った理由を書こうと思います。

起業のきっかけ

僕が起業しようと決心したのは2011年末。

元々、起業したいという思いからネット業界に飛び込み、当時はVOYAGE GROUPというベンチャーで子会社の代表をしていました。

僕のキャリアはガラケーという「前略プロフィール、モバスペ、魔法のiらんど、@peps!、ふみコミュ、Decolog、CROOZブログ、decoo」などのおよそ、インターネットおじさんなら絶対に使わないような、閉じた世界からスタートしました。(この経験が後の大きなアドバンテージになりました)

当時はガラケーメディアさんに広告を掲載してもらうビジネスをしていたので、こういったガラケー発祥のメディアのPVがどんどんスマホに喰われていくところを肌で感じ、スマホの熱が痛いほど伝わってきました。

その傍ら、共同創業者の@yutadayo@takejuneと土日に集まっては、webサービスを作る日々を過ごしていました。純粋にヒットするwebサービスを作りたいという気持ちが強く

  • mapu(ガラケーのチェックイン&twitterクライアント)
  • eventap(twitterアカウントで誰とでも気軽に予定を作成できる)

等を作った後、次に何を創るか煮詰まっていた3人はサンフランシスコに物見遊山に行くことに。これが後の起業につながることになりました。

サービスの着想

SFでの目的は大きくこのブログでも書いているので割愛しますが、現地のスタートアップの熱量とアプリのクオリティの高さに驚き、世界が急速にアプリにシフトしていくのを実感しました。(当時はこんな記事が書かれるほどスタートアップはブームになっていました)

また、「Airbnb」「TaskRabbit」「Zarrly」「GetAround」などのシェアリングエコノミーがテーマのスタートアップが注目を浴びているのも記憶に残っています。

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スタンフォード大学に行った帰りにGoogleの創業ガレージで撮った写真。

帰国後、次のプロダクトで3人で起業することを決意。

起業する上での事業プランは、早い段階でスマホアプリでCtoCのサービスにすることに決めました。他にはイベントのチケットサービスとか、NAVERまとめが流行っていたのでキュレーションサービスの案がありました。

大きな決め手だったのはSFでCraigslistをスマホで焼き直したり、何かの分野に特化することでdisruptするスタートアップが目立っていたことです。SFで様々なCtoCを目にしたことで、世界の流れがそちらに向いているのではと感じていました。

議論のフォーカスは、何のCtoCをやるのか?ということで「スキル」「空き時間」「自動車」「空間」様々なアイデアが出ましたが、結局は「物」に落ち着きました。

元々のFRILの原案になったサービスは「Jumvle」というコードネームで(由来は「jumble sale」というフリマを意味する英語)「近くの人と物の譲り合い(売り買い)できるサービス」がコンセプトでした。

しかしこのプランはすぐにpivotすることに…。

人が欲しがるものを創る

このjumvleの案は煮詰めるほどに、課題を感じるようになりました。まず、日本でCraigslistモデルで成功した事例がなかったこと。CtoCの場合はマッチングが肝になりますが、どこで何を出品されるか分からないモノをエリアだけでマッチングさせるのは無理があるし、マネタイズも見えませんでした。

そして何より「誰の何の課題を解決するサービスなのか」がはっきりしていませんでした。
過去に自分たちが作ったサービスは自己満足の「俺が考えた最強のサービス」であり、ほとんど利用されることはなかったのです。

同じような思いつきで作ったサービスに、自分たちの命運を賭けるのは危険だと感じていました。これはpivotした後のピッチ資料です。

結論から言うと「女の子が着なくなった洋服を簡単に売買できるフリマサービス」としてpivotしました。

このプランにpivotしたのはガラケーのブログで、女の子達が自撮りしたコーデなどを売ったり、mixiやtwitterを駆使して服を売っているのに気付いたからです。この時は本当にガラケー時代の何気ない視点に立ち戻れたのが大きかった。

ガラケーインターネットにどっぷり浸かっていたこともあり、当時からヤフオクやモバオクは存在したのに、モノを売る機能などはないブログやmixiを無理矢理使ってなんとかやりくりしている層がいることを知っていました。そこには下記のような課題があったんです。

  • ガラケーの投稿サービスがメール投稿が主流
  • ブログ投稿やオークションの出品もメールが主流でスマホに最適化されてない
  • ヤフオク、モバオクは利用に有料課金が必要で敷居が高い
  • 登録から取引完了までが長くて複雑、スマホの隙間時間に最適化されてない

つまり「インターネットはケータイでやるもの、PCを持ってないような女の子」が「簡単にモノを売れるスマホアプリ」は欲しがるはずだという明確な課題が見えました。

mixiで服を売ってた人も、その人自身はそれを課題だとは思っていませんでした。なのでカメラで簡単に写真を撮って出品ができるアプリが欲しいとは言いませんでした。

ただ、実態としては服が売りたくて、mixiアルバムに写真を投稿して、アルバムを非公開にし、コミュニティでシェアして、あとはメッセージで閲覧キーを送って個別相談をしていただけでした。

女の子にはそれが一番手軽だったのです。その流れをアプリにしてもっと手軽で便利にするサービスは筋が良いと思えたのです。

これがフリマアプリが誕生した瞬間でした。

その後、FRILはスマホアプリの波と今までインターネットでモノ売った経験のない若い無消費層に浸透することで、強烈に成長していくことになりました。

全てはタイミング

VOYAGE GROUPでも事業の立ち上げばかりやっていたけれど、もし「スタートアップの事業を成功させるのに一番重要なことは何か?」と質問されたら「タイミング」と答えると思います。当時の時代背景(2011年〜12月の初旬)はどういう状態だったかというと、こんな感じだったと記憶しています。

  • フィーチャーフォンからスマホへの乗り換えが急激に進み、大体iPhone3GsかiPhone4を持つようになる
  • スマートフォン元年と呼ばれ、ほとんどのベンチャーがPC、ガラケーの世界からスマホシフトに舵を切っていたが、売上としてはまだまだこれから
  • 有料アプリがまだまだ多く、無料モデルでマネタイズが確立できていない
  • スマホの広告市場(主にリワード)が立ち上がり、ポイントアプリが普及し出す
  • ネイティブ開発ができるエンジニアが市場に少なく、フルネイティブのアプリではなく、ガワネイティブアプリが主流
  • LINEが若い層に普及しだしており、ベッキーを使ったCMで猛烈にグロースする
  • スタートアップ界隈ではDECOPIC、Snapeee、papelook、my365などのカメラアプリ、写真共有アプリが流行し、海外ではInstagramが500万DLするなど、カメラ系のアプリが台頭する
  • パズドラ、黒猫のウィズ、モンストもなく、まだまだガラケーソシャゲが儲かっており、カイブツクロニクルがネイティブゲームの火付け役になる

振り返ってみれば、まさにスマホのゴールドラッシュの始まりと同時に、サービスを仕込むことに成功していました。このタイミングで、アプリのCtoCという文脈に事業を張ったことが最高の成功要因であり、FRILの成長は時代が押し上げてくれた点も多く、まさに上りのエスカレーターに乗っている感覚でした。

タイミング以外にアイディア、チーム、ビジネスモデルのどれもがうまくハマったというのもあったと思います。ただし、やはり一番重要だったのは間違いなくタイミングだったはずです。

まとめ

事業の成功は半分以上がタイミング、業界に重要な影響を及ぼしそうな何かが起こっていることを示す兆候を、見極めることが大切。

  • 新規市場または新しい利用環境の爆発的成長(スマホの普及等)
  • 経済的な世の中の時代背景(不況や法改正等)

その上で、人々の課題を解決するものを作ること。

  • 既に片付けようとしている用事をより便利に片づけられる製品・サービス
  • 新たに新規の用事を片づけられる製品・サービス

これらの組み合わせにより、イノベーションのジレンマでいう無消費者層を取り込むこと。

  • 経済的な理由で使えなかった
  • スキルがなく使えなかった
  • 専門家を雇って対応していた
  • 既存の製品・サービスを使って何とかやりくりしていた

もちろん、様々な理由でpivotすることはあるにせよ、プロダクトを作る前に、自分のサービスがこの法則に当てはまっているかを見極めてみるべきだと思っています。このエントリーがこれからスタートアップを志す人や新規事業を考える人の一助になれば嬉しいです。

p.s

機運が高まれば死ぬほど泥臭かったフリマアプリのUI設計のユーザーインタビューやマーケットプレイスを離陸させるまでの鶏玉子問題をどう解決したかなどのエピソードも書こうと思います。

【原文ブログはこちら】

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フリマアプリ「フリル」販売手数料無料にーー10月1日より期間限定、終了後の料率は「未定」

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電撃的な楽天入りを果たしたフリマアプリ「フリル」だが、早速次の一手を打ってきた。まずは無料化だ。 運営するFablicは9月30日、10月1日から12月31日まで10%の販売手数料を無料化する。10月1日午前0時以降に入金が確認できた取引が対象となり、出品した商品の取引が成立した場合、全ての売上が出品者アカウントに支払われる。但し、1万円未満の売上金振込申請の場合は手数料として210円が発生…

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電撃的な楽天入りを果たしたフリマアプリ「フリル」だが、早速次の一手を打ってきた。まずは無料化だ。

運営するFablicは9月30日、10月1日から12月31日まで10%の販売手数料を無料化する。10月1日午前0時以降に入金が確認できた取引が対象となり、出品した商品の取引が成立した場合、全ての売上が出品者アカウントに支払われる。但し、1万円未満の売上金振込申請の場合は手数料として210円が発生する。

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同社が事前に実施したアンケートでは利用者の7割以上が手数料が下がった場合、今までよりも安く出品すると回答。出品商品の価格が下がる可能性があるとしている。

また同社では販売手数料無料期間が終了した後の料金について未定としており、状況に応じて10%の料率が変わる可能性も示唆している。同社にコメントを求めたが現時点で話せることはないということだった。

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楽天の力を得たFRILは手数料無料化で反転攻勢へ、堀井氏が生み出した「フリマアプリ」戦争は新たな局面へ

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「今日、数字出しますよ」。 ーー2年前、それまでほとんど情報を出してこなかった「FRIL」が初めて具体的な流通額を公開したのが、とある招待制カンファレンスの壇上でのことだった。あまりこういう場所に姿を現さないFablic代表取締役の堀井翔太氏と、福岡の地で出会って驚いたのをよく覚えている。 進化するスマホカメラからすぐに出品できる手軽さ、エスクローというお互いのプライバシーを守りながら取引ができる…

招待制カンファレンスで初めて公開されたFRILの月間流通総額。2014年7月時点。

「今日、数字出しますよ」。

ーー2年前、それまでほとんど情報を出してこなかった「FRIL」が初めて具体的な流通額を公開したのが、とある招待制カンファレンスの壇上でのことだった。あまりこういう場所に姿を現さないFablic代表取締役の堀井翔太氏と、福岡の地で出会って驚いたのをよく覚えている。

進化するスマホカメラからすぐに出品できる手軽さ、エスクローというお互いのプライバシーを守りながら取引ができる手法、ファッションに徹底的に特化した戦略。彼らはスマートフォン時代の個人間流通を見事に切り開き、日本で初めて「フリマアプリ」というジャンルを生み出す。

2012年9月のFRILオープン当時の画面。メルカリが現れる1年前だ。

2012年4月に創業したFablicがFRILを公開したのが同年9月。堀井氏の読みは当たり、数字はぐんぐんと伸びていった。当時の私の興味は彼らが流通総額をいつ公開し、更なる成長へ向かってどれほどのアクセルを踏むのか、その一点だったように思う。

しかし話はそうならなかった。

彼らのリリース約1年後、彗星の如く現れたメルカリはダウンロード数、流通総額でFRILを一気に抜き去ることとなる。そして追いかける側に身を転じたFRILは再びの王座奪還を狙い、今年9月に楽天からの資本注入、完全子会社化への道を決断した。

経営者としての力の差

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Fablic代表取締役の堀井翔太氏

「ここ2カ月ほど資金調達の話を進めていました。メルカリが80億円以上の大型調達をしていましたから少なくとも50億円は集めないと、とは考えていました。ただそうなると自然と連結対象になるような株式比率を渡す可能性も出てくるだろうなと」(堀井氏)。

FRILは冒頭にも書いた通り、サービス公開当初はほとんどメディア露出しない「ステルス」戦略を選択した。何よりも自分たちが始めたジャンルということもあって、ベンチマークとするサービスがない。堀井氏は「とにかくユーザーを第一に考える」ことを重視し、後発のメルカリがどれだけ大きく調達して広告先行の戦略でやってきたとしても、それに追従する考え方にはならなかった。当時の彼にとって資金調達合戦は不毛に見えたのかもしれない。

経営者としての力の差があったーー堀井氏は素直にそう振り返る。

2016年6月時点でのメルカリ国内ダウンロード数

結果、ダウンロード数は現時点でFRILが国内550万件(堀井氏)に対して、メルカリは国内3000万件(グローバルを合わせると4200万件)と大きく水を開けられる結果となってしまった。また現在までに公開されている流通額はメルカリが月間100億円に対してFRILは非公開のままだ。堀井氏も一部報道で今後、合流する楽天のフリマアプリ「ラクマ」と合算して月間30億円を目指す、という情報については認めつつも、FRIL単体での情報は公開しない。

2年前にFRILが5億円と月間流通額を公開した際、メルカリの数字は10億円だった。つまり、メルカリは2年でその数字を10倍に伸ばしたことになる。堀井氏にその半分、つまり5倍ぐらいの成長に留まったのでは?と尋ねてみたが、表情からは何も読み取れなかった。ただ、2年前に比較して成長していることについては間違いないと答えてくれている。

楽天と作る「スマホ時代のコマース」ビジネス

では、堀井氏はどうやって強大な敵から王座を奪還するのだろうか?

「資本的な後ろ盾を得たので、年内にも手数料無料化やCMでの展開を開始します。楽天のラクマとFRILでは売れているカテゴリも違いますので、それぞれの強いところをまず伸ばしていくということになりますね」(堀井氏)。

堀井氏に以前のような迷いはなく、強大な楽天資本を背景に少し出遅れた「身体を大きくする」作業を改めて実施、グループとして「早々に3桁億円」の月間流通総額獲得を目指す。また、楽天グループであればポイントや楽天市場といったアセットが大量に存在しているので、検討はこれからとしつつも、FRILのグロースに繋がるものは全て活用する、ということだった。

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ラクマとFRILは人気のジャンルや利用ユーザー層が異なる

更に気になるのがその個人間売買の先にあるビジネス、つまり決済や課金などの金融ビジネスだ。これまでも楽天は市場に始まり、銀行、カードとそのビジネス領域を金融に拡大させてきた。堀井氏も「フリマアプリのプロダクトとしての使い勝手の差はもうない。どこに買い手・売り手がいるかというだけのコモディティ化した市場になってしまった」と語るように、ビジネスの勝敗の行方はその次に向かいつつある。

彼らが楽天をパートナーに選んだ理由もここにある。

実は彼らはもう新たなプロダクトを準備している。このお披露目は年内か、もう少し先なのかわからないが、それが世に出た時は間違いなく「フリマアプリ戦争」は新たな局面に入ることになるだろう。

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元祖フリマアプリ「Fril」、楽天が運営会社のFablicを数十億円で買収へ【報道】

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楽天はフリマアプリ「Fril」を展開するFablicの全株式を取得し、近く子会社化すると日経が報じている。 報道によると、全株式の取得金額は数十億円でFablicは楽天の完全子会社の形で存続し、楽天が運営するフリマアプリ「ラクマ」と合わせて月間流通額を30億円程度まで伸ばせる見込みとしている。 Fablicの創業は2012年4月。OpenNetworkLabの4期生としてFrilを同年9月に公開。…

楽天はフリマアプリ「Fril」を展開するFablicの全株式を取得し、近く子会社化すると日経が報じている。 報道によると、全株式の取得金額は数十億円でFablicは楽天の完全子会社の形で存続し、楽天が運営するフリマアプリ「ラクマ」と合わせて月間流通額を30億円程度まで伸ばせる見込みとしている。

Fablicの創業は2012年4月。OpenNetworkLabの4期生としてFrilを同年9月に公開。国内で最初に「フリマアプリ」というジャンルを打ち出した元祖だ。その後順調に数字を伸ばし2014年7月に月間流通総額が5億円に到達したことを公表。同年10月にクックパッド、コロプラ、ジャフコの3社を引受先とする第三者割当増資で10億円の資金を調達していた。

また、最近ではバイクに特化したフリマアプリ「RIDE」を立ち上げるなど、ファッションからの領域拡大の動きを見せている。

Fablic代表取締役の堀井翔太氏

順調に流通総額を伸ばす一方で、約1年遅れの2013年7月に公開されたフリマアプリ「メルカリ」が大躍進し、2016年3月時点で月間流通総額100億円を突破するなど水を開けられる状況が続いている。本件についてFablicからコメント取れ次第アップデートをしたい。

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既存のユーザ慣習に沿ったサービスをーーバイクフリマアプリ「RIDE」のチームが語るユーザファーストな開発姿勢

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ここ数年で、フリマアプリの認知は大きく向上した。日々、テレビCMが放送され、ユーザたちは活発に売り買いを行っている。フリマアプリによって拡大したC2Cマーケットは、新たな市場を開拓しようと動き始めている。 フリマアプリ「Fril(フリル)」を開発しているスタートアップ Fablic が新たにリリースしたバイクフリマアプリ「RIDE(ライド)」も、C2C領域における新たなサービスのひとつだ。 バイク…

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ここ数年で、フリマアプリの認知は大きく向上した。日々、テレビCMが放送され、ユーザたちは活発に売り買いを行っている。フリマアプリによって拡大したC2Cマーケットは、新たな市場を開拓しようと動き始めている。

フリマアプリ「Fril(フリル)」を開発しているスタートアップ Fablic が新たにリリースしたバイクフリマアプリ「RIDE(ライド)」も、C2C領域における新たなサービスのひとつだ。

バイクフリマアプリ「RIDE(ライド)」

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「RIDE」は、iOSAndroidで提供されているバイクに特化したフリマアプリ。バイクが多数の写真と車体情報とともに出品され、ユーザはそれを見てウォッチリストに追加したり、気になったことをコメントで聞くことができるようになっている。バイクを買いたいと思ったら購入リクエストを送り、承認されると取引が成立する。

ここだけ聞いていると、既存のフリマアプリと差はないようにも映るが、商材がバイクである「RIDE」では、どんな特徴があるのだろうか。「RIDE」の事業責任者である山本圭樹氏は、

山本氏「バイクは他のフリマアプリで売買される物品と異なり、購入の前に自分の目で商品を確認することがほとんどです。そのため、見て買うことができるサービスになるよう意識し、買いたいバイクが自分のいる場所からどの程度の距離にあるのかがわかる「距離検索」機能などを設けています。」

と同アプリの特徴を説明する。これまでもオークションサービスやコミュニティサービス等を通じて、バイクの売買は行われていた。「RIDE」は、元々存在していた取引行動をより便利にするべく開発されている。「距離検索」機能も、そのひとつだ。

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その他にも、バイクならではの特徴として、売買に関する書類作成や公的な手続きがある。バイクは持ち主が手放す際に車体の廃車手続きが必要(125cc以下の場合)であったり、納車後は名義変更の手続きなどが必要になるなど、様々な手続きが発生する。RIDE」では、こうした手続きの流れをわかりやすく説明することで、取引をサポートしている。

「RIDE」のデザインを担当している割石裕太氏は、こうした工夫は、至るところに施されていると語る。

割石氏「写真の登録枚数を多めに設定できるようにしており、車体の状態も細かく設定できるようにしています。出品時に細かく情報を設定できるようにしておくことで、あとはコメントでやりとりすれば判断できるようになります。」

出品時に細かく情報を設定できるようにすることも、ユーザに購入判断をしてもらう上で重要だ。

山本氏「バイクの売買も、決まった質問が多いんです。たとえば、「自賠責は入ってますか?」「保険はどうなってますか?」など。こうしたよくある質問を、最初の出品時に入れてもらうことで、購入側が判断しやすくなるようにしています。」

バイクの売り買いをかなり便利にしてくれそうな「RIDE」だが、数人の開発チームにはバイクに乗るメンバーはいなかったという。バイクに乗らないメンバーで、どうやってアプリを開発していったのだろうか。

ユーザの慣習に合わせてサービスを開発するユーザフォーカスの姿勢

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割石氏「『距離検索』機能は、正確な住所はいれないようにしているんです。あんまり正確な場所がわかるとバイクが盗まれてしまう可能性があるらしくて。これはユーザに聞かないとわからないことでした。」

デザイナーの割石氏は、そう語る。「RIDE」のチームは、バイクの売り買いに関する手続きについてや、バイクを実際に売り買いする際にどんなことを気にして、どう行動しているのかを、ユーザにインタビューしてサービスを開発していった。

割石氏「『Fril』の開発で培われてきたユーザインタビューの手法は「RIDE」でも採り入れています。ユーザファーストを掲げているサービスから恩恵を受けているな、と感じますね。」

「Fril」を開発してきたスタートアップが新たに開発する「RIDE」では、「Fril」の経験が活きる場面も多い。カスタマーサポートの体制もそのひとつだが、最たる例がユーザファーストな開発姿勢だと山本氏は語る。

山本氏「デザイナーやエンジニアまで、こちらから呼びかけることなく当たり前のようにユーザヒアリングに参加しようとするカルチャーが会社にあります。その文化のおかげで、バイクに乗らない人の集まりでも、バイクユーザに「いいね」と言ってもらえるアプリを作ることができました。」

取材で話を伺っていると、彼らは繰り返し「まずは足元を固めること」という言葉を口にする。彼らは、「RIDE」の開発を始めるタイミングで、将来このプロダクトがどうなっているべきかを話したという。

山本氏「半年から1年くらいかけて、バイク乗りの間で「RIDE」の名前が出てくる状態にしたいと考えています。ちゃんと、ユーザに使ってもらえるアプリにしていきたい。そのためには、まずしっかりとプロダクトとして成立させることを重視しています。上手くいった場合の展開に思いを馳せすぎることのないよう、まずは足元の数字とユーザの反応をしっかりと見るようにしています。これも会社のカルチャーなんだと思いますね。」

足元をしっかりと固めていこうとしている「RIDE」が、まず注力しているのは、中古バイクを買ってきて自分で修理して売っているような業者や半業者の人々にリーチし、「RIDE」へと商品を出してもらうこと。

割石氏「『距離検索』を試して、自分の近くで10、20台のバイクが売っているとわかったら、その人の世界が少し変わると思うんです。そのために、まずはバイクを出品してもらえるようにして、バイクを買いたいと考えているユーザがルーティンでチェックする先のひとつになれたら。」

「RIDE」は、現在はプレオープン期間として、手数料無料で提供されている。フリマアプリによくある、物品などを売買する際に取引の安全性を保証する仲介サービスであるエスクローサービスはなく、個人間で直接やりとりする形式となっている。

直接会って購入を決定するタイプのサービスでは、手数料によるマネタイズではなく、クラシファイド系サービスのようなマネタイズモデルが合っているのかもしれない。「RIDE」のチームは、きっとそのあたりもユーザの反応を見ながらアプローチを変えていくのだろう。

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元祖フリマアプリのFrilもCM開始、沢尻エリカさん、シシド・カフカさん、篠原ともえさん、田中美麗さん起用、これって…

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この分野に最も早く参入、一大カテゴリを牽引してきた彼らもついにユーザー層拡大に動き出す。 元祖「フリマアプリ」Frilを運営するFablicは10月29日、同社初となるテレビCMを開始すると発表した。放送開始は10月31日で、一部地域を除く全国での放映となる。またこれに伴いソーシャルメディアと連動したCM衣装のプレゼントキャンペーンなどを実施する。 CMに起用されたのは沢尻エリカさん、シシド・カフ…

この分野に最も早く参入、一大カテゴリを牽引してきた彼らもついにユーザー層拡大に動き出す。

元祖「フリマアプリ」Frilを運営するFablicは10月29日、同社初となるテレビCMを開始すると発表した。放送開始は10月31日で、一部地域を除く全国での放映となる。またこれに伴いソーシャルメディアと連動したCM衣装のプレゼントキャンペーンなどを実施する。

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CMに起用されたのは沢尻エリカさん、シシド・カフカさん、篠原ともえさん、田中美麗さんの4人。現在フジテレビで放送中のドラマ「ファーストクラス」で共演している女優陣をそのままキャスティングし、大切にしていたファッションアイテムを仲の良い友人同士で譲りあうシーンを描いた。特にタイアップの意図はないということだったが、タイムリーなだけにドラマを見ているユーザーはそのまま感情移入しやすいかもしれない。

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同社によれば、ファッション性の高い女優陣を起用することで、Frilの世界観やブランドイメージを最大限に表現したい、という考えが強いということだった。なお、今回のクリエイティブはファッション誌「Numero TOKYO」のエディトリアルディレクター、軍地彩弓氏と、やはりファッション誌で活躍するスタイリスト長瀬哲朗氏が参加するなど、華やかな作り込みが特徴的だ。

2012年7月に公開されたFrilは現在200万ダウンロードを超え、ここ経由での購買につながる物流総額は月間5億円規模になっている。2014年9月にはクックパッドやコロプラなどから総額10億円となる資金調達も実施している。放映予定のCMクリエイティブは下記の通り。

フリマアプリ フリル TVCM「クローゼットランウェイ篇」(15秒A)

フリマアプリ フリルTVCM「クローゼットランウェイ篇」(メイキング)

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フリマアプリ「Fril」運営のFablicがクックパッド、コロプラなどから10億円を調達【報道】

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フリマアプリの名称を生み出した「Fril」を運営するFablicは9月25日、約10億円の資金調達を実施したと報じられている。関係者に確認したところ、今回の第三者割当増資の引受先はクックパッド、コロプラ、ジャフコの3社で、調達した資金は主に全国区のCM投下などのプロモーションおよび開発などの人員強化に当てられる。 Fablicの創業は2012年4月、国内シードアクセラレーターOpenNetwork…

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フリマアプリの名称を生み出した「Fril」を運営するFablicは9月25日、約10億円の資金調達を実施したと報じられている。関係者に確認したところ、今回の第三者割当増資の引受先はクックパッド、コロプラ、ジャフコの3社で、調達した資金は主に全国区のCM投下などのプロモーションおよび開発などの人員強化に当てられる。

Fablicの創業は2012年4月、国内シードアクセラレーターOpenNetworkLab(以下、ONL)の4期生で、同年9月という国内で最も早い時期に固定価格でのC2Cマーケットプレースアプリ、いわゆる「フリマアプリ」というジャンルのFrilを公開。現在、この分野で躍進しているメルカリが2013年7月開始なので、約1年近く先行していることになる。

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2014年7月のイベントでFablic代表取締役の堀井翔太氏が明らかにした情報によると、ダウンロード数は150万件、月間の物流総額は5億円となっている。なお、現時点でのダウンロード数は報道によると190万件以上に伸びているとのことだった。

Fablicはこれまで他の事業者がやってきたような資金調達を実施してこなかった。(唯一実施したのはONL参加時の小額投資のみ)また、情報についても特に私たちのような専門情報紙などに積極的に公開せず、利用ユーザーとずっと向き合ってこのサービスを伸ばしてきた経緯がある。

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フリマアプリ「Fril」の月間物流総額は5億円以上、DL数は150万にーーCM展開も「検討中」 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2014 Summer in Fukuokaの取材の一部。 これまであまり具体的な数字を公開してこなかった元祖フリマアプリ「Fril」の月間物流総額が5億円以上、ダウンロード数が150万件に到達していると、Fablic代表取締役の堀井翔太氏が登壇中のセッションで明かした。 勢いよく成長しているもうひとつのフリマアプリ「メルカリ」は、2013年7月の公開以来、約1年で…

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本稿は、B Dash Camp 2014 Summer in Fukuokaの取材の一部。

これまであまり具体的な数字を公開してこなかった元祖フリマアプリ「Fril」の月間物流総額が5億円以上、ダウンロード数が150万件に到達していると、Fablic代表取締役の堀井翔太氏が登壇中のセッションで明かした。

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勢いよく成長しているもうひとつのフリマアプリ「メルカリ」は、2013年7月の公開以来、約1年で月間流通総額10億円、350万ダウンロードと、大型の調達資金を背景に成長を加速させている。

この件について堀井氏は「最近はプロダクトができたらすぐに大きく調達して空中戦が始まる。そういう戦い方もしなければいけないかなと考えている」と、今後の事業加速について言及、CMなどの展開も「検討中」と答えた。

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Japan Startup Awardにノミネートされた2つのフリマアプリ、Frilとメルカリを比べてみる

※本稿は、Yiling Ding(一零)によるゲスト寄稿だ。彼女はシンガポール、香港、ボストンに住んだ経験があり、現在は東京在住。日中はスマホアプリの開発業務に従事し、夜は熱烈なオンラインショッパーと化す。日本のモバイルコマースの将来に関心を持っている。 この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 本稿は、Japan Startup Award にノミネートされ…

Yiling Ding※本稿は、Yiling Ding(一零)によるゲスト寄稿だ。彼女はシンガポール、香港、ボストンに住んだ経験があり、現在は東京在住。日中はスマホアプリの開発業務に従事し、夜は熱烈なオンラインショッパーと化す。日本のモバイルコマースの将来に関心を持っている。


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この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

本稿は、Japan Startup Award にノミネートされたスタートアップのレビューの一部だ。

最近、日本では複数のフリマアプリが話題を呼んでいる。毎日フリマSTULIO に加え、Japan Startup Award にノミネートされている Frilメルカリなどだ [1]。ヤフオクに代表されるような、以前からあるPCで使うことを前提とした C2C プラットフォームとは異なり、新出のマーケットプレースはローンチ当初からモバイル先行の戦略を取っている。

Fril とメルカリは共に、モバイル版しか存在しない。売り手は、写真の撮影、出品、落札時の連絡など、販売に必要な一連の操作を、アプリ上でシームレスに完結できる。

出品掲載は数分で完了し、両アプリ共、販売成立時には10%の手数料と基本料金を徴収する。それぞれのシステム上で決済が可能だ。

Fril とメルカリでは決済環境が備わっているため、買い手がコンビニ、銀行ATM、クレジットカードで決済できる。売り手に対しても、出品、配送、代金の受け取りを簡素化している。従前からのプラットフォームに比べて、ユーザエクスペリエンスが簡単で、比較的手間がかからないようになっている。

Fril とメルカリの違い

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Fril

Fril とメルカリは機能面では似ているが、いくつか違いもある。Fril(写真右)は10〜20代の女性をターゲットにしていて、特に女性ファッションにフォーカスしているが、他方、メルカリ(写真下)は男女のファッションから家電まで、幅広い分野の製品を扱っている。

Fril はターゲットを絞ることで、ガーリーな色づかいのビジュアルイメージの採用を可能にした。ブランド名検索、ショップページのカスタマイズ、他ユーザのフォローなど、ファッションと相性のいい機能を提供している。

メルカリはファッションにフォーカスしていないが、売り手と買い手の間のセキュリティを重視することで差別化している。決済時には、買い手から一度メルカリが代金を預かり、双方が確認しあってから売り手に代金が転送されるエスクロー決済を採用している。

中国最大のEコマースプラットフォーム Taobao(淘宝)も似たようなシステムを採用しており、C2C取引で信頼が損なわれる要因をうまく排除している。

フリマアプリにおける、決済機能の重要性

サイバーエージェントが提供する毎日フリマと、シンガポールの Carousell は、共にモバイルのみのフリマアプリだ。毎日フリマ、Carousell、Fril の3つに共通するのは、フォロー機能だ。毎日フリマでは、ユーザがショップページをカスタマイズできる。

Fril とメルカリを躍進させたのは、自前の決済システムだろう。毎日フリマと Carousell は決済のやりとりを、買い手と売り手に任せている。Carousell は両者が直接会って商品を受け渡しすることを推奨しており、このため、買い手はアプリ上で、近所の売り手を検索できるようになっている。

毎日フリマや Carousell のモデルの優位性は、買い手と売り手の間で交渉ができるようにしている点だろう。この点において、この2つのアプリは、オフラインのフリマ体験を、オンラインでも忠実に再現していると言える。しかし、簡単で手間のかからない方法を望むユーザにとっては、Fril やメルカリの方が使いやすいだろう。

メルカリ
メルカリ

  1. Japan Startup Awardは、12月10日に受賞者が発表される。 
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モバイルから簡単に自分のお店を作ることができる女性向けフリマアプリ「Fril」

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gifteeやwondershakeなどを輩出しているOpenNetworkLab 4期生のFablic,Inc.から女性をターゲットとしたフリマアプリ「Fril」がリリースされている。Frilは古着やアクセサリーなどをとても簡単に出品して、販売することができるiPhoneアプリだ。 アプリを使用するには、まずユーザはTwitterやFacebookのアカウントを使用して登録をおこなう。登録時にプ…

gifteeやwondershakeなどを輩出しているOpenNetworkLab 4期生のFablic,Inc.から女性をターゲットとしたフリマアプリ「Fril」がリリースされている。Frilは古着やアクセサリーなどをとても簡単に出品して、販売することができるiPhoneアプリだ。

アプリを使用するには、まずユーザはTwitterやFacebookのアカウントを使用して登録をおこなう。登録時にプロフィールや好きなブランド、靴のサイズ、服のサイズなどを登録し、これらの情報によってユーザは自分の好み・体格にあった商品を探しやすくなっている。

登録が完了すると、おすすめのユーザをフォローできる。気になるユーザをフォローすることで、その人が出品するアイテムをチェックすることができる。画面上部に表示されるタブを切り替えることで、自分がフォローした人の出品アイテムを閲覧することも可能だ。

気になったアイテムにはコメントをつけて質問をすることもでき、気に入ったら「購入申請する」をクリックして購入。コンビニか銀行のATMから商品代金を支払うことができ、クレジットカードを持っていないユーザでもアプリを利用することができる。

出品に必要なプロセスもかなり簡単なものになっており、iPhoneで撮影した写真を複数枚登録し、アイテムのサイズやブランドなど必要な情報を入力し、値段を設定したら登録完了という流れ。

簡単に出品できるため、ヤフーオークションなどでは出品できなかった女性ユーザも使用できそうだ。出品されたアイテムについての質問などがある場合、コメント機能を使用してコミュニケーションをとることができるため、出品側、購入側双方にとってメリットがある。

ユーザのページでは出品したアイテムが一覧できるようになっており、これはPathのユーザページに似たデザインをしている。カバー写真を変更することで、自分のお店の装飾をするような気分で、自分好みの出品ページを作ることにもできるかもしれない。

「Fril」を運営する株式会社Fablic代表の堀井翔太氏は、これまでにモバイルメディアの運営や、モバイル広告のビジネスに携わった経験がある。モバイルメディアの読者は女性が多いため、女性がどういったモノを求めているかについての知識、モバイルに関する知識が堀井氏には蓄積されていた。

数年前から女性はブログサービスやmixiにアイテムの写真をアップロードし、フリマに近いことをおこなっていました。女性がインターネットを使って商品を出品するというニーズは高い、そう思っていたんです。ただ、これまでは出品のプロセスが手間でした。そこを簡単なものにできたらと思っていました。

さらに、ここ数年でガラケーからスマホへのシフトが進んだことで、カメラの性能、特に撮った後の扱いやすさが大きく変化しました。これで出品のしやすさが変わると思ったんです。

昨年サンフランシスコに行った際にCtoCサービスの盛り上がりを実感し、自分もCtoCサービスをやろうと思ったことがFrilを始めたきっかけです。

堀井氏のこれまでの経験、知識が活かされ、Frilはユーザのニーズを汲み取り、使いやすいサービスとなっている印象を受ける。メインのターゲットは10代、20代の女性となっているのも、この年代の女性はファッションの方向性が変化しやすいことが多く、一年単位で着るものが変化しやすいためだという。

去年着ていたものを今年は着ない、といったことが起こりやすいが、古着屋では高く売れないし、ヤフーオークションなどのサービスや使いにくい。そういった悩みを抱えるユーザに使ってもらいたいと、堀井氏は語ってくれた。

Frilはリリースから一ヶ月が経過しており、今回出品数が10000を超えたことに合わせて、プレスリリースを出している。出品数が増えれば買う人は増えると考えられるとのことから、当面は出品数を大事な指標としていくという。今日時点での出品数は1万3000品だそうだ。

Frilのダウンロードはこちらのページからどうぞ。

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