Nio(蔚来)は5日、シンガポールでの二次上場に一歩近づき、シンガポール市場のメインボードにクラス A 普通株式を上場する許可を得たと発表した。2月28日付のロイター通信は、同社には今月末までに上場承認書類が発行される予定で、この動きは東南アジアにおける同社のビジネスを後押しするものと期待されている、と伝えていた。この上場の可能性は、Nio が2日、アメリカ証券規制当局によってアメリカ証券取引所からの上場廃止の危機にある中国企業のリストに加えられたことを受けてのことだ。(蔚来)
韓国金融持株も韓国投資アクセラレータを設立し、アーリースタートアップに毎年150億ウォン(約15億円)規模の投資を実行すると明らかにした。KB Investment もシリーズ A ラウンド以前の企業に投資する初期投資専門チームを新設した。これに加え、アーリーステージ特化 VC の Fast Ventures が最近、資金・人材・ネットワーキングまでを支援するプログラム「START」を開始した。
<ピックアップ> India sees birth of its 100th unicorn, total valuation reaches $332.7 bn インド・バンガロールに拠点を置くネオバンク「Open」は2日、シリーズ D ラウンドで資金調達を実施したことを発表した。調達金額は明らかにされていないが、関係者の話によれば5,000万米ドル。このラウンドは、インドの金融グループ IIF…
インド・バンガロールに拠点を置くネオバンク「Open」は2日、シリーズ D ラウンドで資金調達を実施したことを発表した。調達金額は明らかにされていないが、関係者の話によれば5,000万米ドル。このラウンドは、インドの金融グループ IIFL(India Infoline Group)がリードし、既存投資家の Tiger Global、Temasek、3one4 Capital らが参加した。これは2021年9月に実施したシリーズ C ラウンドに続くものだ。今回ラウンドで累積調達額は1億8,700万米ドル、時価総額は10億米ドルに達した。
Open は2017年5月、Anish Achuthan 氏が妻や兄らと共に創業。中小企業だけでなく大企業にも銀行のほぼすべての機能を提供し、顧客のニーズによりよく応えるためのツールを追加したネオバンクを運営している。インドでトップ銀行十数行と提携し、ネオバンキングの技術スタックをホワイトラベルで銀行に提供、銀行はそれを自社の顧客に販売するという形でサービスを拡大している。現在、Open のサービスを利用する企業は合計230万社以上、取り扱う取引の合計額は年300億米ドル以上に達している。
Image credit: Open
Open は、今後数カ月のうちに、収益連携型融資サービス「Flo」、早期決済カード「Settl」、運転資金融資「Capital」の3つの新商品を発売し、提供内容をさらに広げようとしている。「今後12カ月以内に、新商品を通じて10億ドルの融資を行うことが目標」と同社は述べている。ネオバンクはインドでも、ミレニアルや DX を標榜する中小企業に広く受け入れられており、Open のほか、RazorPay、Fi、Jupiter などが注目を集めている。
Open の調達とそれに伴う時価総額10億米ドルの達成により、インドから生まれたユニコーンは100社を超えた。これは世界のユニコーン(時間総額10億米ドル以上のスタートアップ)の10分の1を輩出するインドのスタートアップエコシステムにとって大きな節目となる。インドで初めてのユニコーンは、2012年にユニコーンとなったアドテクスタートアップの InMobi だ。インドからユニコーンが生まれる傾向はここ数年特に顕著で、昨年から60社以上のユニコーンが誕生している。
このほか、エンジェル投資家として、Guitar Hero(吉他英雄)の創業者 Samantha Chien 氏と Kai Huang(黃中凱)氏 夫妻、Morgan Stanley Taiwanの元マネージングディレクタ Sean Chao(趙辛哲)氏、シカゴと関係のあるスタートアップにフォーカスするエンジェルグループ Chicago Early、女性主導でポテンシャルの高い企業にフォーカスする投資会社 Golden Seeds のシリコンバレー支部共同設立者から投資を受けた。
ファッションをサステイナブルに提供する
Taelor 共同創業者の2人。左から:鄭雅慈(Anya Cheng)氏、Phoebe Tan 氏 Image credit: Taelor
台湾スタートアップの Chelpis(池安科技)は、台湾政府の行政院国家発展基金と菓子製造大手 I-Mei Foods(義美食品)CEO の Luis Ko (高志明) 氏らが参加したラウンドで約5,850万ニュー台湾ドルを調達したと発表した。 量子コンピュータの登場により、新しい暗号プロトコルが登場し、古いセキュリティ機構は安全でなくなり、新しい暗号標準アルゴリズムで情報を保護する必要が出てくる…
Chelpis(池安科技)のチームメンバー Image credit: Chelpis(池安科技)
台湾スタートアップの Chelpis(池安科技)は、台湾政府の行政院国家発展基金と菓子製造大手 I-Mei Foods(義美食品)CEO の Luis Ko (高志明) 氏らが参加したラウンドで約5,850万ニュー台湾ドルを調達したと発表した。
シンガポールを拠点に e スクーターと e バイクのシェアリングサービスを展開する Neuron Mobility は、GSR Ventures とSquare Peg が共同リードしたシリーズ B ラウンドで4,350万米ドルを調達した。シンガポールの EDBI(経済開発庁傘下の投資会社)もこのラウンドに投資し、Neuron Mobility のこれまでの資金調達額は7,770万米ドルに達した。
今回調達した新たな資金は、Neuron Mobility の国際拡大戦略を後押しすることになる。また、安全性を最優先した独自の e スクーターの設計・製造を継続し、さまざまな革新的技術を大規模に開発・展開することが可能になる。Neuronは19カ月前の前回の資金調達ラウンド以来、事業規模を3倍以上に拡大し、2020年9月には7都市だったのが、現在では26都市に拡大したとしている。
Image credit: Neuron Mobility
Neuron Mobility は、安全性と持続可能な運用のために、独自の e スクーターを設計・製造している。2018年には、より環境に優しい運用のために、バッテリ交換可能な e スクーターをローンチした。同じ年、e スクーターがどこでどのように乗られるかを制御するため、ジオフェンシングを本格展開した。2020年初頭には、すべての e スクーターにヘルメットを連携する、アプリ制御のヘルメットロックをローンチした。
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教育企業 I Hate Flying Bugs(아이헤이트플라잉버그스)が300億ウォン(約30億円)を調達した。同社は英語と数学のクラス「Mildang(밀당)」小麦の英語と密糖数学を運営し、学習行動をデータとして蓄積し、カスタマイズされたカリキュラムを提供。非対面教師を通じ、感情面からのケアも管理。