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マイクロソフトがGitHubを買収か、交渉が再開したとの報道

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マイクロソフトはコードリポジトリーのGitHubと買収交渉をしていたことを、Business Insiderが報道した。GitHubは、2015年にSequoia Capital が主導した2億5000万ドルの資金調達ラウンドをクローズしたのち、20億ドルの評価額を得ていた。 買収の可能性に関する対話はここ数年続いていたが、ここ最近の数ヶ月になって、マーケティング提携に関する話の中で再度買収に関す…

Image Credit: stuntguy3000/Flickr

マイクロソフトはコードリポジトリーのGitHubと買収交渉をしていたことを、Business Insiderが報道した。GitHubは、2015年にSequoia Capital が主導した2億5000万ドルの資金調達ラウンドをクローズしたのち、20億ドルの評価額を得ていた。

買収の可能性に関する対話はここ数年続いていたが、ここ最近の数ヶ月になって、マーケティング提携に関する話の中で再度買収に関する真剣な話し合いがされるようになったと関係者がBusiness Insiderに伝えている。GitHubはマイクロソフトが提案するよりも多くの額を望んでいると報じられている。現在もこの話が進行中なのかどうかは不明だ。

マイクロソフトがGitHubの買収に興味を示していることが報じられ始めたのは2016年のことで、GitHubはこの件を否定していた。

GitHubは、2017年8月に同社を去ったChris Wanstrath CEOの代わりをまだ見つけていない。グーグルの役員であるSridhar Ramaswamy氏がCEOに検討されていたことがあったと関係者は語った。

今年3月時点で、GitHubは2400万の人々に日常的に利用されており、協同作業、コードの共有のために使われ、JavaScriptやPython、C++といった言語の8000万のソースコードリポジトリーをホストしている。

何百万名という開発者に加えて、NASAのような公的機関やグーグルやアップル、アマゾン、マイクロソフトといった主要なテック企業もまたGitHubにいる。マイクロソフトは1800のリポジトリーと、他のテック大手企業に比べても圧倒的に多い数のリポジトリーを共有している。

Y Combinatorの卒業生であるGitHubは2008年に創業し、現在サンフランシスコに拠点を置く。ここ数年で、開発者向けの中心的なコミュニティへと成長した。

法人向け、教育向けのサービスに加えて、GitHubは様々なタスクのオープンソースコードを共有するための人気の場所となった。最近の事例では、アルゴリズムにおけるバイアスの検知を目的としたAudit AI、IntelのAI LabのディープラーニングNLPライブラリなどがある。

この買収が実現すれば、マイクロソフトのGitHubの買収はテック大手企業がより幅広い開発者コミュニティに近づくことを目的とした買収の中でも最大級のものとなる。昨年は、Googleが100万以上のAI開発者によって利用されてきたサービスである機械学習競技ウェブサイトのKaggleを買収している。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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GitHub、学習中の開発者向けにボットベースの学習ラボをローンチ

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GitHubは、ボットをベースにした新しい学習ラボを立ち上げた。経験の浅い開発者が、GitHubでできることをすばやく身につけられることを目的としたものだ。 サンフランシスコに拠点を置く、コードホスティングプラットフォームのGitHubは、8000万のレポジトリーをホストし、2700万のユーザーが登録しているという。最近、事業開始10周年を祝ったばかりだ。 最近では、数多くのコラボレーションに注力…

Credit: GitHub

GitHubは、ボットをベースにした新しい学習ラボを立ち上げた。経験の浅い開発者が、GitHubでできることをすばやく身につけられることを目的としたものだ。

サンフランシスコに拠点を置く、コードホスティングプラットフォームのGitHubは、8000万のレポジトリーをホストし、2700万のユーザーが登録しているという。最近、事業開始10周年を祝ったばかりだ。

最近では、数多くのコラボレーションに注力したツールをローンチしてきた。たとえば、プロジェクトの計画立てや情報共有をサポートするためのチームディスカッションツールや、リアルタイムにコーディングをコラボレーションできるテキストエディターAtomの新機能などだ。

実際、開発者やチーム間のコラボレーションは、GitHubが動く際の主軸機能となっている。これはさらにトレーニングへと発展し、同社のトレーニングチームはこれまで対面やリモートで、GitHubプラットフォームの使い方に関するトレーニングセッションを提供してきた。

今月19日に正式ローンチとなったGitHubラーニングラボは、GitHubの過去のトレーニング実績に基づいている。ただ、今回はボットが学習プロセスを促進している点が新しい。ビデオカンファレンスやウェブキャストは含まれていない。

上:GitHubボット

同社は公式ブログで次のように述べている。

「Git とGitHubの使い方について過去に何千もの人々をトレーニングしてきた経験から、GitHubトレーニングチームは、新しい開発者がより情報を定着させ、ソフトウェア開発を始める際に迅速に成長できるように、テストで効果が実証されている方法を確立しました。GitHub ラーニングラボがあれば、開発者はどこででもこの体験にアクセスすることが可能になります」

プルリクエストをチェックしつつ取り組んでいる作業のコメントをパスする、加えた変更を通知するなどのレポジトリ環境のいくつかの課題をについて、ボットがユーザーをガイドしていく。

ボットが特定の質問に答えることができない場合は、GitHubラーニングラボフォーラムを通して、人がサポートを提供する。サポート提供者には、外部の専門家やGitHub社内のトレーニングチームの人が含まれる。

現在、GitHub学習ラボが提供しているのは以下の5つのコースだ。コースは今後増える予定である。

  • GitHubのイントロダクション
  • Markdownを使ったコミュニケーション
  • GitHubページ
  • 自分のプロジェクトをGitHubに移動させる
  • マージコンフリクトを管理する

(本記事は抄訳になります。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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これ以上、声や顔を持たない人たちの潜む才能を見過ごさないーー公営住宅にネットアクセスを届ける「ConnectHome」の活動とGitHubの貢献

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GitHub Universeの2日目基調講演の続編をお届けします。前編では、GitHubのSocial Impact部門のヴァイスプレジデントを勤めるNicole Sanchezさん、また「Detroit Water Project」を共同創業したTiffani Ashley Bellさんの講演内容をお届けしました。 前代のシリコンバレーのテクノロジストは、人間が生きて繁栄するためのニーズを表し…

GitHub-Universe-main-stage

GitHub Universeの2日目基調講演の続編をお届けします。前編では、GitHubのSocial Impact部門のヴァイスプレジデントを勤めるNicole Sanchezさん、また「Detroit Water Project」を共同創業したTiffani Ashley Bellさんの講演内容をお届けしました。

前代のシリコンバレーのテクノロジストは、人間が生きて繁栄するためのニーズを表したマズローの欲求段階説における上位階層にしか目を向けて来なかった。でも、世界には、水や身の安全など人間としての基礎的なニーズですら満たせないでいる人たちがいます。次世代のテクノロジー業界には、組織やチームとして、この社会的課題の解決に取り組むことが求められます。

※Nicoleさんのスピーチは、前編のTiffaniさんのスピーチへのコメントで始まっています。

見過ごされている才能に目を向ける

地球の次に私たちが住むことになる恒星系には、Tiffaniのような人がもっと沢山いてほしい。人類をより良くするために、Tiffaniのようなスキルや視野を持った人がもっと必要です。彼女の視点、バックグラウンド、そしてテクノロジストとしての経験が、現場レベルで重要な変化をもたらしています。彼女は、人々が長年乗り越えられないでいた既存システムを回り込んで、彼らに必要な基礎的なニーズを提供しました。マズロー欲求段階説のボトムにある水や食べ物、暖かさ、また身の安全などです。

私は、Tiffaniと彼女の共同ファウンダーの2人の女性が、「見過ごされる」姿を見てきました。彼女たちを見た人は、「まさか、君がハッカーなわけがないだろう」「あなたがデベロッパーのはずがない」と言います。でも、この国に、そして世界には、こうした才能が多く潜んでいます。それはあらゆる場所で完全に見過ごされ、この業界も例外ではありません。

全米でオープンソースのプロジェクトが起こる場所を地図に表したもの
全米でオープンソースのプロジェクトが起こる場所を地図に表したもの

これは、オープンソースのプロジェクトが最も起きている場所を地図にしたものです。驚くには至りませんが、カリフォルニアや、東海岸ではニューヨークやボストン辺りに集中しています。このドット以外の場所で、どれだけの才能が見過ごされ、無駄にされているか考えてみてください。社会には、彼女たちのように視野を持ち、基礎的ニーズを必要とする人々のために何かを作れるスキルを持つ人たちがもっと必要です。

私のお気に入りのアプリの一つに、「Refuge Restrooms」があります。ボランティアが集まって作ったもので、トランスジェンダーやインターセックスの人たちが安心して使えるトイレを地図にマッピングしたもの。このアプリがあれば、「違う」ことを理由にトイレから追い出されたり、時に襲われたりする恐怖から逃れて、安心してトイレを使うことができる。私もダウンロードして友だちなどが必要な時に使っています。テクノロジーを使うことで、基本的な人権をもたらしてくれています。

インターネットアクセスの有無が平均余命を左右する時代

基調講演を行うNicole Sanchezさん
基調講演を行うNicole Sanchezさん

Detroit Water Projectの他に、もう一つ皆さんに参加してほしいプロジェクトが「ConnectHome」です。GitHubとして、このプロジェクトに関わることができて誇りに思っています。ConnectHomeは、貧困またはギリギリのところで生活する一般家庭に対して、大きなスケールでインターネットのブロードバンドアクセスを提供する活動です。EveryoneOnというNPOと連邦政府、そしてGitHubを含む民間企業数社が共同で取り組んでいます。

なぜ、このプロジェクトが大切なのでしょうか。アメリカでは、4つに1つの家庭にインターネットアクセスがありません。ブロードバンドアクセスがない人の32%は、家でモバイルフォンを使ってインターネットを使っています。アメリカのティーンエイジャーの70%は、学校の宿題をやるためにインターネットを使う必要があります。どう考えても、この数字はつじつまが合いません。それは、この70%の中に、インターネットを使うために途方も無い努力をしている人がいることを意味します。

マズローの欲求段階説の下位階層について話す時、インターネットアクセスも重要なポイントです。なぜなら、人がその人生でいくら稼ぐことができるか、学校教育をどれだけ受けられるか、またどれだけ長く生きられるかに、インターネットアクセスの有無が関係しているからです。インターネットアクセスが、人の平均余命を左右する時代なのです。

テクノロジーの作り手になってほしい

ConnectHomeは、現在28のコミュニティで活動しています。特に、オープンソースのホットスポットがない地域が対象です。インターネットアクセスがない75万人が、家からインターネットを使えるようにする。このプロジェクトにおけるGitHubの役割は、家庭にデバイスがある状態にすること。そのデバイスとは、低価格で修理がしやすいChrome Bookのようなものです。

人々に、消費者としてインターネットにアクセスしてもらうこと以上に、テクノロジーの作り手としてインターネットを活用してほしいと思っています。インターネットは使えるようになっても、例えば、Detroit Water Projectのようなプロジェクトの作り方などの情報には触れられていない人が多い。もし、インターネットへのアクセスに加えて、GitHubのアクティブなコントリビューターになる方法を学ぶことができれば、そして人が必要とするソフトウェアを開発する術を身につけられれば、その人は企業にとって雇用対象になります。

CEOのクリス・ワントラスの基調講演の中で、世界には2,000万人のデベロッパーがいるとありました。でも、それは事実ではありません。もっともっといるはずなんです。自分で自分のことをデベロッパーとは思っていなくても、実際はそうである人が。自分にそんな才能があると思っていない人が、適切な教育やツールを手にすることで自分が持つ才能やクリエイティビティに目覚める。この部屋にいる私たちは、みんなそれを持っています。それは素晴らしいこと。でもそれを、もっと広めていく時が来たのです。

学校から家まで安全に帰れる経路がわかるアプリ

今年の10月、28の各コミュニティで人が集まります。誰が人にコーディングの仕方を教えるのか、GitHubにはどう登録してもらうのか、初めて挑戦する人にとってオープンソースが怖くないものになるように何ができるのかなどを議論します。

オープンソースのコミュニティで、嫌な思いをしたことがある人は手を挙げてください。大勢いますね。それをもっと減らしたい。それを実現するための方法の一つは、より多様な人たちをGitHubのようなプラットフォームに集めて、マズロー欲求段階説の下位階層に向けたものを作ることです。だからといって、上位階層のためのものが作れないわけではありません。起業家が自分が感じる課題の解決に関心があるとするなら、それがお水、シェルター、インターネットアクセス、食べ物、身の安全になるのです。

テクノロジー分野で私が目の当たりにしたことで印象的だったのは、Level Playing Field Instituteが主催した「Level the Coding Field Hackathons」で起きたことでした。参加者は、オークランドやレッドウッドシティ、東パロアルトなどの中学生と高校生で、デザイン方法論やオープンソース、またコーディングなどを学ぶために集まりました。コンピューターサイエンスの教育を受けたことがない生徒ばかり。何が面白かったかというと、生徒が作ろうとしたものでした。

私の一番のお気に入りは、「学校から家に帰るまでの安全な道のりを教えてくれるWaze」でした。生徒の中には、犯罪率が高い危険な地域を通学路にする子もいます。そんな子が、学校の課外プログラムに参加すると、授業が終わる頃にはもうバスは走っていません。一人で暗闇を歩かなきゃいけない。生徒には、どの道の蛍光灯が切れているだとか、最近犯罪が起きたばかりの角がどこなのかを知る由もありません。家に帰る度に危険を冒しているんです。

生徒達は、情報をクラウドソースして、学校から家まで安全に帰れる道を教えてくれるサービスを作りました。これを作ることは、この部屋にいる人たちにとってどれだけ簡単なことでしょう。このテクノロジーを使って裏側でちょっと操作すれば、学校に通う全生徒のために役に立つものになる。このプロジェクトを通して、たくさんの生徒がインスパイアされ、若きテクノロジストが多く生まれました。こうした子供たちが、次のMae Jemison(メイ・ジェミソン)(※記事前編に登場)になるのです。ぜひそうなってほしいです。

では、次に私の新しい友人、NPO団体「EveryoneOne」のChief Programs Officerで「ConnectHome」のプロジェクトを手掛けるChike Agueさんに登場してもらいます。

インターネットアクセスのBefore&After

EveryoneOn-website
デジタルデバイドを埋めるために活動する「EveryoneOne」

EveryoneOnでChief Programs Officerを勤めるChike Agueです。社会のデジタルデバイドを埋めるための活動をしています。あなたが誰で、どこに住んでいてどんな容姿をしていようと、インターネットアクセスと、そこから生まれる機会を得る権利があると僕たちは信じています。この2年間半、デバイスメーカーやコンテンツ提供者などと組んで、アメリカの50万を超える低所得層に対してインターネットアクセスを提供してきました。今日はその中でも、2人についてお話します。

Mariaは、アリゾナ州フィーニックスに住んでいます。5歳、7歳、12歳になる3人の子どもがいます。彼女は、地元のコミュニティカレッジで準学士号の取得に向けて勉強しています。 僕たちが彼女に出会った時、彼女の家にはインターネットアクセスがありませんでした。毎日夕方5時までに家に帰ると、3人の子どもを連れて彼女は図書館に向かいます。子どもは、図書館で45分間だけコンピューターに向かいます。図書館では、コンピューターの使用時間が一人45分までと制限されているからです。子供たちは、その限られた時間の中でできる限りの宿題をやります。学校の成績は、CやDでした。一方のマリアは、その傍らでモバイルフォンを使って論文を書きます。

ConnectHomeによって家でインターネットにアクセスできるようになった今、彼女は無事に準学士号を取得することができました。また、失業していた彼女の夫も、オンライントレーニングを受けることで新しい仕事に就くことができました。

もう一人は、Dary Obrienというマイアミに住む高校生の男の子です。家にインターネットがない彼は、学校が終わるとバスに乗ります。このバスは、マイアミでも最も危険とされる地域を通るものです。そして、マクドナルドからマクドナルドを転々とするのです。学校の宿題を終わらせるために、遅い日には帰宅時間が朝の1時になることもあります。今、家でインターネットが使えるようになったDaryは、身の危険を感じることなく、家にいながら宿題をやることができます。

この国には、MariaやDaryのような人たちが何千、何万人といます。もし、6,000万人が電気を使うことが出来ずにいるとしたら、私たちは憤るでしょう。もし、屋内トイレがない生活をしている人が6,000万人いたら、驚いて言葉も出ないでしょう。インターネットも、それらと同じくらい重要なのです。現状に、同じように憤るべきなのです。

2年間で公営住宅25.7万世帯にインターネットを

私たちは、ConnectHomeに参加できることを光栄に思っています。28のコミュニティの公営住宅に住む27万5,000世帯に対して、今後2年間でインターネットアクセスを届けていきます。これら家族の世帯年収は、13万ドル(1ドル100円の単純計算で130万円)です。

なぜ、人々にインターネットアクセスがあることがそれほど重要なのか。その例の一人が、有名なGithubberでもあるDanilo Camposさんです。彼は、GitHub上のソーシャルインパクトのスーパースターで、それがモバイルアプリでもWebサービスでも、彼は何百万という人に自分のコードを見てもらい、オープンソースのプロジェクトを行ってきました。これが、彼のストーリーのエンディングです。

でも、その始まりはどうだったかというと、彼は移民として2歳の時にシングルマザーの母親と一緒にアメリカに渡りました。そして、ニューヨークの公共住宅で育ちました。彼の人生が変わったのは、家でインターネットが使えるようになった時です。彼は、独学でコーディングを学びました。この国には、何万人というDaniloがいるんです。才能は万人共通ですが、機会はそうではありません。そしてこの機会は、今、インターネットを通じて生まれているのです。

名前を見ればわかるかもしれませんが、私はナイジェリア出身です。ナイジェリアの人でさえ聞いたことも無い、一生足を運ぶことがないような小さな村です。祖父母は、誰一人として中等教育以上を受けたことがありません。私の両親は、平和部隊がいるクラスルームで授業を受けて育ちました。私の父親、そして家族の人生を変えた出来事は、父親がアメリカで勉強するための奨学金をを得たことでした。

海を渡って私の父親が受けることになった教育は、現代のインターネットアクセスの有無に置き換えられます。それが誰であろうと、全ての家族や生徒にインターネットアクセスを提供しないことは、道徳的に弁解の余地はありません。経済的に無責任です。デジタルデバイドが今日、明日、そして永遠に縮まるように、皆さんにもぜひ参加してほしいです。参加を希望する人は、connecthome[at]github.com(atは@)に連絡してください。

私たちの子ども、そのまた子どものために

GitHub Universe終了後のチーム (image via. Mayumi Morishita)
GitHub Universe終了後のチーム (image via. Mayumi Morishita)

プロジェクトに対するGitHubのコミットメントは、ConnectHomeに対してキャッシュで25万ドル、プロダクトで300万ドル、そしてGithubberの2,000時間の時間です。Githubberは、コミュニティに対して、コーディングについて、また人々が直面している課題について伝え、オープンソースやGitHubをアクセシブルにすることをしています。現場で、私たちは天才に遭遇することを期待しています。そして、次なるイノベーターやディスラプターに出会いたいと思っています。

私たちは、シリコンバレーのガレージでひっそり何かを作って、全てを一人でやり遂げるヒーロー的な起業家の観念を取っ払いたい。次世代のテクノロジーツールは、違う形で生まれるでしょう。それは、ジョージア州に住む子どもが、そう、今はまだPhythonが何か、そして自分にそんなことができると知らずにいる子どもが、1年後にはそれを作るようになる。シリコンバレーにも同じような例はありますが、まだまだ不十分です。私、そして皆さんには、これをもっと増やして行く義務があります。

私たちが才能を見過ごして来た世代の数だけ、癌への治療方法や水へのユニバーサルなアクセスといったものが諦められているからです。人類がこの地球上では叶わなかった繁栄を手にする、次の恒星系にたどり着くための方法をあきらめているのです。つかみ所がなく、全く別次元の話のように聞こえるかもしれません。でも、だからこそ、今日、TiffaniやChikeを紹介したかったのです。皆さんが触れ、参加することができることに挑戦している人たちに。

GitHubは、その事業目的と足並みを揃えたSocial Impact部門をとても誇りに思っています。これは、GitHubが慈善事業に捧げる片腕ではありません。GitHub自体が今後成長していく道なのです。皆さんも会社やチームに戻って、仲間にDetroit Water ProjectやConnectHomeの話をしてみてください。そして、会社として解決しようとしている課題と、社会が解決を必要とする課題がどう重なり合うか考えてみてください。そこに近づくために、今すぐ動ける適任な人材はいるか?会社のミッションと全くかけ離れているように感じるかもしれませんが、きっとそんなことはないはずです。

もっと話し合ってみたいという人がいれば、いつでも歓迎します。私は過去22年間、この業界で多様性を促進する活動をしてきて、やっと今、動きが見え始めました。この活動が本当に実る時、きっと私はもうこの世には存在せず、それを見届けることはできないでしょう。でも、これを今始めなければ、私の子ども、あなたの子ども、私たちの孫など誰一人として、見過ごしている才能の恩恵を受けることはできません。この招待を、皆さんが快く受け入れてくれることを心から願っています。

GitHubは、この分野を率いるリーダーであることを誇りに思っています。そして、これから先もずっと、この活動を続けていきます。

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会社が解決に挑む困難と、社会が解決を必要とする困難は一致しているかーー技術やスキルは誰のため?[GitHub Universe]

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10月頭にサンフランシスコで開催された「GitHub Universe」の模様については、CEOのクリス・ワントラス氏へのインタビュー、セッションレポート、またフォトレポートなどでお送りして来ました。2日目の基調講演の内容をお届けします。個人的には、一番感銘を受けた内容でした。 ステージに登場したのは、GitHubのSocial Impact部門のヴァイスプレジデントを勤めるNicole Sanc…

GitHub-Universe
サンフランシスコのPier 70で開催された「GitHub Universe」

10月頭にサンフランシスコで開催された「GitHub Universe」の模様については、CEOのクリス・ワントラス氏へのインタビューセッションレポート、またフォトレポートなどでお送りして来ました。2日目の基調講演の内容をお届けします。個人的には、一番感銘を受けた内容でした。

ステージに登場したのは、GitHubのSocial Impact部門のヴァイスプレジデントを勤めるNicole Sanchezさん。彼女は、過去22年間のキャリアを、テクノロジー業界におけるダイバーシティ促進に捧げてきました。私たちは、オープンソースやテクノロジーツールを活用することで、多くのことを実現できるようになった。でも現状では、そのリソースやスキルの多くが、マズローの欲求段階説のトップの部分に充てられています。

でも、社会には、人間にとって最も根本的な食や身の安全すら確保できないでいる人たちが存在します。「これからは、会社や組織が解決に挑む困難と、社会が解決を必要とする困難とがどんどん一致するべき」だとNicoleさんは話します。そんな具体的なプロジェクトの例として、水道料金が支払えない人と寄付者をマッチングする「Detroit Water Project」が紹介されました。

教師からアーティストまで多様なチームで向かう次なる恒星系

アフリカ系アメリカ人の女性として初めて宇宙に行ったMae Jemisonさん
アフリカ系アメリカ人の女性として初めて宇宙に行ったMae JemisonのQuote

世界のためにより良いものを作れるように、このプレゼンテーションのメッセージを、会社やGitHubで一緒にコラボレーションをしている人たちにも伝えてほしいと思います。私たちは、思うままに使える革命的なツールを手にしています。でも、まだ、世界を変えるような形でそれを使うには至っていません。

2010年、NASAとDARPAが共同で新しいプロジェクトを始めました。50万ドルを民間のチームに与え、人類が居住し繁栄できる新しい恒星系を見つけることに取り組むもの。地球は残念ながら滅亡への道をたどっており、私たちの星である太陽もずっとは存続できないからです。

プロジェクトに選ばれたチームを率いるのは、ジョージア洲ディケーター出身のMae Jemison(メイ・ジェミソン)という一人の女性でした。彼女は、アフリカ系アメリカ人女性として初めて宇宙に行った人物で、私の個人的なヒーローでもあります。彼女は、教師と清掃員の両親のもとに生まれました。彼女がこんなことを言っています。

「私たちは、科学というものを、極一部の人しか学ぶことができない、すごくエリートなものとして見ます。でも、それは全く持って事実ではありません」

このことについて、少し考えてみてください。テクノロジー業界もエリート主義が大好きです。私もそうです。解決への道が困難な課題を好み、バグが修正できると喜び、とにかくテクニカルな課題とそのソリューションを愛する。でも、最も解決が難しい課題は決してテクニカルなものではありません。それは、ヒューマンなもの(人にまつわる)です。

Mae Jemisonが、プロジェクトのチーム選抜に勝つために何をしたかというと、さまざまなバックグラウンドを持つ多様な人たちを集めたことです。テクノロジーにフォーカスするのではなく、彼女は次の恒星系にたどり着くためにチームが使う方法論やプロセスに目を向けました。教師、アーティスト、テクノロジスト、天文物理学者、またピース・メーカーやソーシャル・ワーカーなどの姿もありました。次の恒星系に向けて平和に歩む道を見つけなければ、人類に新しい暮らしはないからです。

100 Year Starship」と名付けられ、チームはヒューストンを拠点に活動しています。このプロジェクトは、テクニカルな課題やそのソリューションを見つける際の模範モデルとして参考にされています。エリート主義によって見過ごされてしまいがちな人たちを含む多様性に長けたチームを作る。シリコンバレー、またテクノロジーツールを開発する場所はどこも同じアプローチをするべきです。

今、あなたが働いている企業や組織、また関わっているクールなオープンソースのプロジェクトについて考える時、そこにある最も難しい課題は何か?を考えてみてください。会社が解決しようと試みる最大の困難は何ですか?そして、社会が解決しようとしている最大の困難について考えてみてください。会社が解決しようとしていることと、社会が解決を必要とすることが一致することがどれだけあるでしょうか。テクノロジー分野が次の世代に進むにつれて、この2つがより頻繁に重なり合うことを願っています。

マズローのピラミッドの下位にこそ、解決すべき課題がある

人間の欲求を表したマズローの欲求段階説
人間の欲求を表したマズローの欲求段階説

これは、マズローの欲求段階説です。人間が生きて繁栄するためのニーズを表したもの。下位階層にあるのは、水・食べ物・暖かさなど人間の基礎的なニーズです。上位階層にいくと、そのニーズがより理論的になり、人間の本来の創造的ポテンシャルが発揮できる状態になります。

私を含む、この場にいる前代のシリコンバレーの人々の多くは、多大な時間をかけて、この上位階層の部分に力を注いできました。テクノロジーツールを使って、デートアプリだとかピザデリバリーのサービスを開発する。もちろん、人には共に歩むパートナーが必要ですし、また食べることも必要です。でも、このピラミッドの下位には十分な時間を注いで来ませんでした。

人間の基礎的ニーズにたどり着いた時こそ、興味深いことが起こり始めます。この部屋にいる私たちに与えられているテクノロジーやツールへのアクセスを、ピラミッドの下位にいる人たちにも同じように与えることができたら、人類として山をも動かすことができるはずです。GitHubのSocial Impact部門が重視しているのはそこです。世代を越えて、顔や声を持たない過小評価された人たちを繋げて、GitHubやオープンソースのコラボレーションに迎え入れたい。そうなった時に何が起きるのか。

前代のテクノロジストたちは、ピラミッドの上位に向けて心地よく生きてきました。課題が解決されているのは、その上位部分のみに留まります。私の元上司は、“Entrepreneurs scratch their own itch”(起業家は、自分がかゆいところを自分でかく)とよく言っていました。起業家は自分の生活にある課題を解決しようとする。でも、ピラミッドの下位にある課題と共に生きていなければ、それについて考えるインセンティブは圧倒的に少ないのです。

ここで、このピラミッドの下位の部分で活動をしている女性、Tiffani Ashley Bellさんをご紹介します。彼女は、「Detroit Water Project」の共同ファウンダーでエグゼクティブ・ディレクター。自分の技術とスキル、そしてクリエイティビティを本プロジェクトに注ぎ込んでいます。最も影響力のあるアフリカ系アメリカ人を表彰する「The Root 100」にも選ばれ、Y Combinatorの卒業生でもあります。今日は彼女に、「水」について話してもらおうと思います。

水道料金を払えない人と寄付できる人を結ぶ「Detroit Water Project」

Detroit Water Projectの共同ファウンダー Tiffani Ashley Bellさん
Detroit Water Projectの共同ファウンダー Tiffani Ashley Bellさん

今日は、Detroit Water Projectで、私たちがGitHubやテクノロジーを使って人々をどう支援しているのかについてお話します。超Nerdy(オタク)でも、世界を変えるための支援をすることができるんです。

皆さんに、ラティアさんを紹介します。デトロイトに住むシングルグランドマザーで、ケアテイカーとして14年間働いてきました。毎朝起きて、患者さんが薬を飲んでいるかを確認し、みんなが健康でいられるように面倒を見る。でも、昨年9月に、今度は彼女自身が看護を必要とする身になってしまいました。しばらく仕事を離れる必要があり、無給の医療休暇に入ることになりました。

ラティアは、シングルグランドマザーとして10歳未満の子ども5人を育てていました。自分の孫2人。数年前には、友人が3人の子どもを残して亡くなり、離ればなれになるのは可哀想だと養子に迎えたのです。看護が必要とする自分と、5人の子ども。仕事ができないため家賃が払えず、光熱費だって払えません。水道料金も払えませんでした。実は、アメリカにでは、3,500万世帯が同じ課題を抱えています。水や電気代といった光熱費を支払うことができない人たちです。

そもそも、私がこの事実を知ったのは、「Code for America」のフェローとして活動している時に読んだ「Atlantic」の記事がきっかけでした。そこには、デトロイトで水道料金を支払えない10万人の人たちが水がない生活を余儀なくされているとありました。市営の水道会社が、料金が未納だからと水道水を止めてしまう。この人たちは、本当にお金がなくて困っている人たちなんです。別に買い物をしていて水道料金を支払っていないわけではないのに、いきなり水を止めてしまうだなんてあまりにも酷いと思いました。

水を止められてしまった人たちは、庭に大きなバケツを置いておいて雨水を溜めていたり、近所の家でシャワーを浴びさせてもらっていたりしました。この記事を見つけた日は、一日中、仕事に行くこともせず、この状況について調べ続けました。

私は、ただグッドラックと願って終わらせる性格ではなく、怒りを覚えた時にいつもやることをしました。Twitterに行って、お水がなかったらどうするかをみんなに聞いてみたのです。そんな中で集まった一つの答えが、今の共同ファウンダーによるもの。誰かのために水道料金を支払ってあげることができたらどうだろう?と。でも、それを実現する方法は存在しませんでした。私はものを作ることが好きで、人のためになるものを作ることが好きです。そこで、その方法を立ち上げることにしました。

水道料金が支払えずに困る計900世帯を支援

米国では、光熱費が支払えない世帯が3,500万を超える
米国では、光熱費が支払えない世帯が3,500万を超える

GitHubでページを作成して、人を集めました。知り合いの人、また直接会ったことはないけれどTwitterで知っている人。中には、未だに顔を合わせたことがない人もいます。プロジェクト立ち上げ当初、私を含む6人のコントリビューターが集まりました。私たちは、「Bootstrap」や「Heroku」、Googleスプレッドシートなどを使って、4時間でサイトを立ち上げました。その目的は、水道料金の支払いで支援を必要とする人を見つけて、その人を寄付してくれる人を結びつけることです。

寄付者にアカウント番号を渡し、ユーティリティ会社のWebサイトで直接料金を支払ってもらいます。その後に、支払いが完了したことがわかる番号をもらう。何万という人が、寄付をするためにこの方法で登録してくれました。支援の金額は5ドルだったり100ドルだったり、時には5,000ドルだったり。多額の場合は、それを家族間で分けます。

Detroit Water Projectは、とても大きなインパクトを生んでいます。2014年の7月から集まった水道料金の寄付金は23万ドルに及びます。また、デトロイトとボルティモアで、計900の家族を支援することができました。さらには、40軒の家で、水道料金を支払えないことによる家の差し押さえを防ぐことができました。

こうした目に見えるソーシャルグッドの他にも、裏側ではかなりnerdyっぽいことをしていました。プロジェクトの長期的なゴールは、その場しのぎの解決だけでなくて、将来、同じようなことが起きないようにすること。金銭的な支援をずっと続けることは現実的ではなく、支援を受ける側がこのプログラムに依存するのは健全ではありません。

そこで、特に支援を必要とする家庭を特定し、その根本的な原因を探ることができるプログラムを設計しました。またデータを活用して、そうした人たちが地元のコミュニティや組織と繫がって職探しができるようにしたり、予算管理や低価格で実現できる家の修繕サービス、法律相談所などを紹介するようにもしました。

支援を必要とする人がサイトに登録すると、公共料金支払いのアカウント番号をまず教えてもらいます。私たちは公共企業と直接組んで動いているわけではないので、そうした会社のWebサイトから必要な情報を取得してきます。電気や水道の消費量、過去の支払いや請求額の履歴など。こうした情報をもとに、また面接を行うことで、本当に支援が必要かどうかを見極めます。支援を求める登録者が、ものの5分で援助を受けられるかどうかがわかるようにしました。

データを使ってコラボレーションし、時に政治政策も動かす

水道料金が支払えない人と、市議員を地図の上にマッピング
水道料金が支払えない人と、市議員を地図の上にマッピング

誰もが新しい写真アプリを必要としているわけではありません。基礎的なものこそ必要なんです。私は、Code for Americaのフェローでもあるとお話しましたが、個人的にシビックテクノロジーに関心があります。オープンデータやユーティリティデータを用いて、どんなシビックエンゲージメントを生むことができるのか。また、公共政策がどれだけ人々の生活に影響をもたらすのか。

その一環で、自分たちが持っているデータを地図上にマッピングしてみました。具体的には、今年の7月、デトロイト市議会が水道料金を7.5%上げるための決議を下しました。今の料金でさえ支払えない人が大勢いるのに、おかしいと思いました。そこでまず、水道料金を支払えないでいる人たちが住んでいる場所を地図上にマッピングしました。さらに、この決議に対して賛成した市議員がいる場所もマッピングしました。

すると、現状で水道料金を支払えないない人が大勢いる地域の市議員が、水道料金の値上げに賛同しているという矛盾が見えてきたのです。自分が代表する人たちと交流し、そこにある課題を理解しているのか?地域の人ともっと積極的に交流すべきだし、現状を把握すべきです。自分たちの政策が人々に与える影響についてきちんと考えてほしい。またこのような情報があることで、課題を抱えている人たちが自らの声になって主張をすることを可能にし、議論が始まるきっかけをもたらしてくれます。

どんなに頑張っても水道料金が支払えない人がいるのに、状況はお構いなしに水道水が止められてしまう。そんなことが起こらないための法令があるべきです。私は実際に水道局に出向いて水道料金を支払ったことがありますが、事務の人は、支払えない人がいることを重々承知でした。それでも現状を変えようとしない。これは、作り話ではなくて、実際に起きていることなんです。ここには、解決すべき課題があるのです。

最後に、リンドン・ジョンソン氏の言葉で締めくくりたいと思います。

「貧困という課題へのソリューションは、ワシントンで決議される膨大な計画だけでもなく、また地方自治体の懸命な努力に頼るだけでも難しい。私たちには、コラボレーションにおける新しいコンセプトを作り出すことが必要。また、国民資本と地域のコミュニティ・リーダーとの中間にある、創造的な連邦主義の誕生が求められている」(1964年 Great Society Speechにて)

会ったこともない私たちが集まり、助けを必要とする人たちのために何かすることをGitHubが可能にしてくれました。彼らには、ここにいる私たちが持つスキルが必要です。水のように本当に基礎的なものを得るために、支援が必要なのです。この活動には、水道料金を支払うことや運営ボランティアとして、またはオンラインに公開しているソースコードをハックすることで貢献できます。詳細は、Detroit Water Projectのサイトをご覧ください。

※GitHub Universe 2日目の基調講演の模様は動画でも見ることができます。

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機械のためではなく人のためにコードが書けるかーーGitHub CEOのクリス・ワンストラス氏にインタビュー

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オンライン視聴者を含む延べ人数約15,000人が参加した「GitHub Universe」。そのほとんどがエンジニアなのかと思いきや、登壇者のリストを見てもわかるように、今ではNPOや自動車メーカー、NASAなど様々な企業やプロジェクトがGitHubをコラボレーションツールとして活用しています。これまでにGitHubが使われたプロジェクトの総数は、2,700万件に及びます。 2012年、世界有数の…

1,000人の参加者が集まった「GitHub Universe」
会場に1,000人が集まった「GitHub Universe」

オンライン視聴者を含む延べ人数約15,000人が参加した「GitHub Universe」。そのほとんどがエンジニアなのかと思いきや、登壇者のリストを見てもわかるように、今ではNPOや自動車メーカー、NASAなど様々な企業やプロジェクトがGitHubをコラボレーションツールとして活用しています。これまでにGitHubが使われたプロジェクトの総数は、2,700万件に及びます。

2012年、世界有数のベンチャーキャピタル「Andreessen Horowitz」の共同ファウンダーであるマーク・アンドリーセン氏は、“Software is eating the world”と予見しました。それが今まさに、GitHubのような立役者のもとで現実のものになりつつあります。ソフトウェアが世界を食い尽くしていく。

「これからは、全ての企業がソフトウェア企業になり、誰もがエンジニアになる時代が来る」と話すGitHub CEOのChris Wanstrath(クリス・ワンストラス)さん。ご自身もエンジニアであるクリスさんに、彼が考える優れたエンジニアの条件、キャリアへのアプローチなどについて聞いてみました。

(※この取材は、クリスさんによる基調講演後、日本のメディアや記者が彼を囲んで行ったものです)

エンジニアとして大事なのは、常に生徒であり続けること

GitHub CEOのChris Wanstrathさん
GitHub CEOのChris Wanstrathさん

Q. 今でも自分でコードを書くことはありますか?

A. GitHubは大切過ぎて自分ではもう手を動かせない。

YESとNOだね。最近この話をちょこちょこしているけれど、プロダクションに使われるコードは一切書かない。コーディングすることの一番の難しさは、メンテナンスだと思ってる。常にサービスのスピードを保って、バグがない状態にしてセキュリティにも対処する。僕自身はもうそれが得意だとは言えないし、それを本業にする優秀なチームに任せている。

僕は、Atomのパッケージの一部をコーディングしたり、ワークフロー改善のために自分で何かを作ったり、Herokuのウェブサイトもあるけれど、基本は自分のためのコーディングしかしない。重要過ぎて、もうGitHubのコーディングはできないよ。

Q.優れたエンジニアの定義は?

A. コードを機械のためではなく人のために書けるかどうか。

何を優秀とするかは、そのエンジニアの仕事内容に寄る部分が大きい。でも、根幹にあるのは、優秀なエンジニアはコードは機械のためではなく人のために書くものだと理解していること。自分が書いたコードは、他の誰かが読むものなんだ。その事実を常に頭の中に入れて動けるかどうか。エンジニアに成り立ての若い頃は、最速のアルゴリズムを書いたり、超コンパクトなコードを書きたいと思ったりする。でも、2日後にそのコードを見返しても、それが何を意味しているのか理解ができなかったりする。それはコストでしかない。

優秀なエンジニアは、人と一緒に上手く仕事ができる人だと思う。僕たちが尊敬する、例えばFacebookのような企業を見てみても、彼らには素晴らしいエンジニアリング文化がある。その文化とその中にいる人をすごく大切にしている。エンジニアのソフトウェア開発への情熱を理解しているからこそ、それを守るための時間やお金をかけている。大切なのは、自分がチームの一員であることを理解し、コードは人のために書くものだというヒューマンタッチだと思う。

また、デザインこそ重要という考え方が広まって来た今、デザイナーとデベロッパーの境界線がどんどん薄れている。昔はデザインなんて後回しというのが常だった。中身を開発してから、外側を適当につけてもらって。この変化が人に与えているインパクトは大きい。何を作るのか、誰がそれを使うのかという全体像を見ることができるエンジニアは素晴らしいね。

Q.エンジニアは、そのキャリアに対してどんな風にアプローチするべきでしょう?

A. 常に生徒であり続けること。

僕が大切にしているのは、常に生徒であり続けること。エンジニアになって何かすごいものを作ると、それに興奮して学ぶことをやめてしまう人がいる。僕もかつてはそうだった時期があったからわかる。でも、就職してエンジニアリングの仕事を始めることは終着点じゃなく出発点。だから、作っては学ぶことを続けなきゃいけない。

企業もまた、それができる環境を用意すべきだと思う。大手企業にGitHubを使ったソフトウェア開発のワークフローを見せてもらうことがあるけれど、何かを見直したり新しいものを修得する時間を設けていないことが多い。本来、「学習」はすべてのプロセスに組み込まれているべきものだ。

エンジニアは、コーディングしている時間の一部を必ず新しいことを学んで吸収する時間に確保すべきだよ。新米だろうがベテランだろうが関係なく。毎日Eメールを読むように、バグ修正をするように、コーヒーを飲むように新しいことを学ぶ。学ぶことは、そもそも人間であることの醍醐味だと思ってる。

ソフトウェア業界の変化は本当にめまぐるしくて、僕が10年前にやっていたことなんてとっくに時代遅れ。1年前のことすら既に時代遅れかもしれない。だからこそ、自分で意志を強く持って取り組まなきゃいけないし、常に自分で自分を奮い立たせなきゃいけない。優れたソフトウェアエンジニアは、学び続けることができる人だと思う。

オクトキャットも大事、でも当事者であることがもっと大事

GitHubのキャラクター「Octocat 」(オクトキャット)
GitHubのキャラクター「Octocat 」(オクトキャット)

Q.GitHubと言えば、その濃いコミュニティが特徴です。それを作る上で大切だったことは?

A.自分たちが当事者であること。

僕たちも、GitHubの一部であることだね。僕たちもそこに参加している。認知を高めてユーザーを増やすために広告を打ったり、カンファレンスをスポンサーしたりした。でも、濃いコミュニティができた最大の理由は、僕たちがその一部であることだったと思う。カンファレンスの場にも足を運ぶし、時には講演をするし、オープンソースのプロジェクトにも一緒に取り組む。

GitHubが特別なのは、それがGitHubを心から愛する人たちによって作られているからだと思う。これ自体は別に珍しいことではないかもしれないけれど、作り手もみんなGitHubを使っているし、そのコミュニティを愛しているし、GitHubをより良くすることに貢献したいと思っている。自分の居場所や、今やっている大好きなことが、コミュニティの役にも立つなんて最高だよ。オクトキャットのTシャツを作って配布するのもいいけれど、何より、自分も当事者としてそこにいること。これに尽きると思う。

Q.GitHubというコミュニティを作る上でオクトキャットは欠かせないものですか?

A. もちろん、すごく大事。

今はあちこちに登場するオクトキャットだけれど、初期の頃は404のエラーページにしか登場しないキャラクターだった。オクトキャットを取り入れた理由はシンプル。新米エンジニアでもベテランでも、新しいことを学ぶのは常に怖い。でも、仮に何かを壊してしまっても、笑顔のネコのキャラクターが迎えてくれる。仕事に対して僕たちは真剣だし本気だけれど、だからといっていつも真面目でなきゃいけないわけじゃない。それってすごく大事なこと。

基調講演のステージでも言ったように、エンジニアの大半は毎日コンピューターに向かって、GitHubを使ってコーディングをしている。そんな毎日の中でも遊びたいし、笑いたいし、仕事を楽しみたい。オクトキャットは、それを上手く体現してくれていると思う。それに、オクトキャットって別に誰にも似ていないでしょ?だから逆に言うと、誰にでも似ることができる。みんながオクトキャットにちょっとでも自分を重ねられるといいなと思う。

オクトキャットは、GitHubのブランドにとってすごく大きな存在だし、GitHubを楽しくて他とは違う特別なものにしてくれている。ミスをしたっていいんだ、そこからちゃんと立ち上がれば。オクトキャットがそういうメンタリティにさせてくれているところがあるんじゃないかな。

誰でもエンジニアになれる世界を目指す

GitHub CEOのChris Wanstrathさん
GitHub CEOのChris Wanstrathさん

Q.エンジニアとして、周りに目指したいロールモデルはいましたか?

A. ビル・ゲイツが雑誌の表紙を飾っているのを見て、僕にもできるかもと思えた。

僕は、世界がビル・ゲイツのような人物について盛り上がっている時代に育った。彼のようなエンジニアが雑誌の表紙を飾って、90年代に誕生した巨大企業が常に話題になる時代だった。だから、ロールモデルは沢山いたよ。

世界で一番のお金持ちがエンジニアだと知った子どもがいたとして、その人が自分と同じ髪の色や目の色をしているのを見たら、「ってことは、僕にもできる?」と思えるかもしれない。今ある大きな課題の一つは、今の若い人にとってそういう存在がいないことだと思う。でも、認知されていないだけで、実際には目指したくなるようなエンジニアは大勢いる。だから、みんなにとってそういう存在が見つかるようにしていきたい。

Q.プログラミングを学ぼうとする人たちに対して、GitHubは今後どう貢献していきますか?

A. 学び方は人それぞれ、できるだけ多くの選択肢を提供したい。

次世代のエンジニアは、きっと今のエンジニアとは全く違うものになる。きっと使うツールも違う。GitHubがまさにそうで、2008年にGitHubが登場するまで、GitのワークフローはEメールベースだった。でも、僕を含む新たな世代にとっては、Facebookみたいなメッセージボードが当たり前だった。だから、Gitのワークフローを、メールからみんなが慣れ親しんだFacebookやTwitterのやり方に変えたんだ。

例えば、学生に対して最高の開発ツールを無償提供する「Student Developer Pack」や、先生が授業の履修コースやシラバスをGitHubを使って管理できるオープンソースプロジェクト「Classroom」などを始めてる。学生に教える立場にある先生にも、GitHubを使えるようになってもらう。その他にも、「Black Girls Code」や「Code Academy」などとパートナーシップを組んで、コーディングを学ぶことをより身近なものにするための活動をしている。

僕自身がコーディングを学ぶことに何度か挑戦して挫折したから。本を買ってみたけれどダメだと諦めて、次にビデオで学ぼうとしたけれど、つまらなくて続かなかった。結局、オープンソースで人と一緒にコーディングすることで、コーディングに目覚めたんだ。人にはそれぞれに合った学び方があるから、なるべく多くの選択肢を提供したい。プログラマーという職種は、世界にインパクトを与えられる素晴らしい仕事だし、もっと多くの人が挑戦できるようにしていきたい。

Q.GitHubのCEOとして目指す究極のゴールは?

A.誰でもエンジニアになれるようにすること。

人間が発明したものの中で、ソフトウェアは一番最強のツールだと思う。僕たちにはまだその可能性の全貌が見えていない。でもそれには、世界中の誰もがアクセスできるようにするべきなんだ。その人がどこに住んでいて、どんな人生を歩んで来て、子どもの時に高性能なコンピューターを持っていたかどうかなんて関係ない。誰もが自分の人生の舵取りができるようにするべきで、これからの時代、それを可能にするのがソフトウェアだと思う。

だから、僕にとっての長期的ゴールは、誰もがそのエコシステムに参加できるようにすること。そしてそのエコシステムをサポートすること。ソフトウェア業界には沢山のお金が集まっているし、人が雇用を生んだり、コーディングを学んだりすることを後押しできる。ソフトウェア開発を誰もが選べる選択肢にすること。

テクノロジーが増える分だけ、人間らしくなれる

基調講演に登場したChris Wanstrathさん
基調講演に登場したChris Wanstrathさん

GitHub Universeの幕開けとなった基調講演の中で、クリスさんが話していたことが印象的でした。世間では、テクノロジーの普及によって人の居場所が奪われることを懸念する声があります。でも、それは違うと。

「20世紀は、ハードウェアが主役だった。21世紀の主役は、人だと思う。人類は、テクノロジーを取り入れれば取り入れるほど、人間らしくなることができる。なぜなら、そのテクノロジーやソフトウェアは、どれも人が作るものだから」

より多くの人にとって、プログラミングという手段を習得する機会を提供する。GitHubが掲げるこの長期的ゴールが現実のものになれば、そう遠くない将来、1億人のエンジニアがいる世界が誕生するのかもしれない。そして、その一人一人が1行ずつ、また別の誰かのためにコードを書いていくことで、人とテクノロジーが上手く共存する世界が実現するのかもしれません。

GitHubは、今年頭にアメリカ国外で初めてとなるオフィスを東京に開設しました。現地のコミュニティとしっかり向き合い、共にGitHubという最良のコミュニティを作っていくとのこと。既に世界中に社員を抱えていますが、常に人材募集しているそうなので、詳細は募集要項のページをご確認ください。

クリスさんによるオープニング基調講演は以下の動画をどうぞ。日本の国土地理院が登壇したGitHub Universeのセッション「Changing Lives with Open Data」のレポート記事も併せてご覧ください。

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市民生活をオープンデータ活用で改善する政府や地域行政の事例ーー日本からは国土地理院が登壇 [GitHub Universe]

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2008年2月のリリース以降、ソフトウェア開発におけるコラボレーションツールとして数々のエンジニアを魅了してきた「GitHub」。現在のユーザー数は1,100万人に及び、これまでに2,700万を超えるプロジェクトで活用されてきました。 そんなGitHub初の大型カンファレンス「GitHub Universe」が、10月1日・2日にサンフランシスコで開催されました。その場にいて感じた熱気は、カンファ…

GitHubでGovernment Evangelistを勤めるBen Balter氏がホストする「Changing Lives with Open Data」
GitHubでGovernment Evangelistを勤めるBen Balter氏がホストする「Changing Lives with Open Data」

2008年2月のリリース以降、ソフトウェア開発におけるコラボレーションツールとして数々のエンジニアを魅了してきた「GitHub」。現在のユーザー数は1,100万人に及び、これまでに2,700万を超えるプロジェクトで活用されてきました。

そんなGitHub初の大型カンファレンス「GitHub Universe」が、10月1日・2日にサンフランシスコで開催されました。その場にいて感じた熱気は、カンファレンスというよりGitHubを使う熱心なユーザーが集まる合宿のような印象。2日間で会場への参加者数は延べ1,000人、オンライン視聴者数は14,000人超と大盛況に終わりました。会場の様子はフォトレポートにまとめているのでご覧ください。

30人前後のスピーカーが登壇した今回のイベント。本記事では、10月2日午後に行われたセッション「Changing Lives with Open Data」の模様をお届けします。GitHubを活用する政府や地域行政の事例が紹介され、シビックイノベーションの現場を垣間見ることができる内容でした。

(※シビックイノベーションとは、市民の生活や都市の機能性や利便性向上のために新しいアイディアやテクノロジーを用いること)

GitHubを活用して災害情報などを数時間でオープンデータ化

国土地理院 地理空間情報部情報普及課の課長である藤原英範氏
国土地理院 地理空間情報部情報普及課の課長である藤村英範氏

セッションのトップバッターは、国土地理院 地理空間情報部情報普及課 課長の藤村英範氏。国土地理院では、2003年から「GSI maps」と呼ばれるシステムで地形図、主題図、災害情報などを公開してきました。

オープンソースソフトウェアとオープンスタンダードを積極的に取り入れることで、さまざまな地図制作のニーズに応えることができています。GSI mapsには、「slippy map tile names」や「GeoJSON」などのオープンスタンダードを使い、オンラインまたオフラインのシステムに埋め込むことが可能です。

「災害情報の提供は、国土地理院が抱える最大のミッションの一つです。政府や国民がその時々の最新の状況に直接アクセスできるようにし、また関連組織に対して災害復旧に役立つ情報の提供も行っています。災害復旧時には、通常の4倍のtile accessがあり、オープンデータを使うことで迅速な対応が実現しています」

具体的な事例が、2014年9月27日に発生した御岳山の噴火。火山の周囲を飛行する緊急時写真測量飛行機が、現場の様子を写真撮影。噴火状況を懸念する人が多く、GSI mapsシステムには対応処理能力を超えるアクセス数が集まりました。そのため、急遽GitHub Pagesを使って特設サイトを開発。ものの数時間で、傾斜写真や地形の変形を示すInSAR画像などを提供することができました。

常総市の上空をdroneが飛行
常総市の上空をdroneが飛行

2015年9月11日、茨城県常総市で発生した堤防破損による洪水。国土地理院は上空にドローンを飛ばし、動画に収めた濁流被害の様子をGSI mapsに取り入れました。動画はYouTubeにも掲載。また同様にドローンを使い、ステージごとの災害復旧の様子も捉えました。GSI maps内で斜め写真の比較が困難だったため、再びGitHub Pagesを使った特設サイトを開発しました。

オープンコラボレーションは機能すると話す藤村氏。GitHub FlowとGitHub Pagesを活用し、外部のサポーターや大学などの協力を得ることで、オープンコラボレーションが加速しています。

「特設サイトの初期バージョンは、IEをサポートしていませんでした。でも、外部のサポーターがGitHubでIE9に対応するPull Requestをしてくれたことで、今ではIEもサポートできています。こうしたプロジェクトは今も尚、ソーシャルコーディングによって改善が続けられています」

オープンデータを交通システムの設計に活かす

Remix社の共同ファウンダー Danny Whalen氏
Remix社の共同ファウンダー Danny Whalen氏

2人目の登壇者は、サンフランシスコを拠点とするRemix社の共同ファウンダー Danny Whalen氏。Whalen氏からは、政府や地域行政が公開するオープンデータによって、交通システムの設計や改良がアナログからデジタルに移行している事例が共有されました。

Remixは、主に地域行政を顧客に抱え、交通システムの経路調整や運行スケジュール変更などを設計するためのシステムを開発しています。既に、世界で50社を超える公共旅客輸送機関によって使われているのだとか。

原型となるプロジェクトは、後に共同ファウンダーとなる4人が「Code for America」(エンジニアと地域行政が組み、テクノロジーを活用して社会を良くするための活動)に参加したことがきっかけで誕生しました。リリースしてみたところ需要が高く会社化し、2015年冬にはY Combinatorにも参加。現在10名から成るチームの最たる目的は、より良い公共交通機関の仕組みを提供することです。

従来の
紙とペンの上でコラボレーションをしていた従来の交通網の設計

従来の交通網の設計は、驚くほどアナログなものでした。プランナーが大きな地図を印刷し、その上にルートの再編成をペンで描いて行く。当時のコラボレーションは、みんなが同じ部屋にある一枚の紙の上で作業することを意味したのです。そうして完成した地図を今度は一枚のエクセルシートに落とし込む。エクセルは、200を超えるタブで埋め尽くされていました。目的が達成できるとはいえ、より良い方法があるはずだと考えました。

オープンデータの活用で初日から価値を提供

「僕たちは、コラボレーションしながら交通システムを構築できるWebベースのツールを開発しました。既存ルートは自動に取り込まれ、ルートを表す線をドラッグすることで即座にルート変更ができる。このシステムを使えば、サンフランシスコ市内の公共交通機関の全85ルートを把握したり、ピーク時に必要となるバスの台数や年間売上げなどのデータを即座に割り出すことができます」

超アナログだった交通網のプランニングは、Remixのソリューションによって最新で正確、かつ効率的なものへと変わりました。Remixのシステムは、地図上に描く動作にMapzenが開発するオープンソースのマッピングツール、またセンサス・データ(アメリカ合衆国国勢調査局が収集する国勢調査データ)やGTFS(General Transit Feed Specification)といったオープンデータを活用しています。

GTFSとは、GoogleマップやRoutesyなどの乗り換え案内でも使われているもので、膨大な時刻表と地理空間データを紐づけたもの。このオープンデータがあるからこそ、Remixのシステムを含むさまざまなサービスが実現可能になっています。Remixがしていることは、オープンデータを顧客にとって意味のあるデータに置き換えてあげることに他なりません。

「交通システムのプランナーの目的は、その都市で生活し仕事をする人たちにより良い体験を提供することです。政府機関や地域行政という顧客に対して、オープンデータがあることで僕たちは仕事の初日から価値提供をすることができています。そこには、契約書へのサインやトップダウン型の3ヶ年計画もありません。オープンデータがあるからこそ、初日から結果を出せるのです」

ロサンゼルス市:ストーリーを伝えることの大切さ

ロサンゼルス市のCDO(Chief Data Officer)を勤めていたAbhi Nemani氏。
ロサンゼルス市のCDO(Chief Data Officer)を勤めていたAbhi Nemani氏。

セッションの最後に登場したのは、Code for Americaでも活動し、少し前までロサンゼルス市のCDO(Chief Data Officer)を勤めていたAbhi Nemani氏。在職中、ロサンゼルス市のオープンデータ主導の都市を目指す活動に取り組んでいました。オープンデータの活用を促進するには、オープンデータの価値をわかりやすい形で伝え、アクションを起こすことが大切だと話します。

Nemani氏が市のCDOに就任したのは、そのオープンデータプログラムが開始された後のこと。オープンデータのポータルサイトの平均月間ユニークユーザーは、1,000人ほど。全米で2番目に大きな都市にしては物足りない数字でした。そこで周囲にヒヤリング。同じオフィスで働いている秘書からは「データって何?」と逆に質問されるなど、メッセージを伝えきれていない既存サイトの課題が浮き彫りになりました。

data.lacity.org-before data.lacity.org-after

リニューアル後、それまでLA市長の顔写真などが並んでいたポータルのトップに大きく地図を表示。今現在ポータルで表示されている地図には、差し押さえ物件がある地域が色別のドットで示されています。人は、地図がデータであることを理解している。その地図を前面に打ち出すことで、ポータルサイトのメッセージがより明確になりました。

「少し色味をきれいにして、中央に地図を大きく掲載するという小さな改修でした。ところが、その結果、以前は50%だった離脱率が5%にまで劇的に下がりました。オープンデータにまつわるユーザーエクスペリエンスについて考える時、ストーリーをどう伝えるかというのはすごく大切なことだと実感しました」

2,000人がオープンデータを活用する#TECHLA

LAのオープンデータ活用を促進するコミュニティ #TECHLA
LAのオープンデータ活用を促進するコミュニティ #TECHLA

ロサンゼルス市のCDOとしてNemani氏が手掛けたのが、市長や各部署が定期的に閲覧すべき統計をまとめたダッシュボードの開発です。参考にしたのは、10年ほど前にニューヨーク市警察が開発した「COMPstat」と呼ばれる犯罪統計による管理システム。データを管理することでさまざまな意思決定に役立てるもので、当時は革命的な取り組みでした。ロサンゼルス市は、同様のシステムの全部署への導入を試みたものの、使い勝手が悪く、結局データは紙に印刷して配布される羽目に。

今年の1月頭、その紙をデジタルにしてほしいという依頼を受けたNemani氏。オープンソースコードを使うことで、納期だった3日間でデジタル版を完成させました。チャートや地図などは全てGoogle Docsに入力されたデータがもとに。最新の数値を各部署がエクセルに入力するだけで、ダッシュボードが最新の状態に保たれます。

エンジニアやテクノロジー業界の人にとっては当たり前のことも、普通の人にとっては目からうろこだったりする。こうしてロサンゼルス市は、今では独自のGitHub Pagesで7つのアプリを公開。また、400万人が生活する市のオープンデータプロジェクトを加速させるために、#TECHLAというコミュニティを始動。現在では、2,000人の人がオープンデータを活用しています。

「僕らが公開したコードとデータを使って、市民のみんなが面白いことをしてくれている。ないものを作り、あるものをより良くしてくれている。ここにいるテクノロジストの皆さんには、持っているスキルや才能をほんの少し使って都市や政府を良くすることに貢献してほしいと思います」

考えるべきはオープンデータを活用しないリスク

セッションの最後には、「テクノロジストはシビックイノベーションをどう支援し、貢献できるのか?」という質問が投げかけられました。Whalen氏は、政治的リスクやプライバシーのリスクなど政府や行政が懸念するであろう点について、彼らの立場に立って考えることだと回答。リスクを最大限軽減する方法を考えながら進めることで、プロジェクトの進行が早まる。これを繰り返すことで、データをオープンにすることが習慣になっていくはず。

日本の国土地理院、サンフランシスコのスタートアップが手掛ける交通システム、そしてロサンゼルス市による事例が紹介された今回のセッション。オープンデータやオープンソースによるコレボレーションが当たり前になりつつある今、考えるべきは、データをオープンにすることのリスクより、むしろクローズドなままでいることのリスクなのかもしれません。

今回のような事例紹介を参考にし、またオープンデータやGitHubなどソフトウェア開発のコラボレーションツールを上手く活用することで、日本でもシビックイノベーションの動きがより活発になることを期待したいと思います。


また、国土地理院 藤村氏のスライドは以下をご覧ください。

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大統領室やオレンジ色の巨大コンテナ?GitHubのサンフランシスコオフィスに行ってきた【フォトレポート】

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先日の記事でも少しお伝えしましたが、サンフランシスコのPier 70で開催された「GitHub Universe」に行ってきました。せっかくなので前日入りしてオフィスのツアーもしてもらったので、フォトレポートでお届けします。 1階にはバーやカフェテリア、そして大統領室 1階にあるのが、ホワイトハウスの大統領室を模した部屋。ちょうど私たちが入って行くと、女性が大統領の机?!で仕事中でした。この部屋を…

GitHubとOctocatのM&M's
GitHubとOctocatのM&M’s

先日の記事でも少しお伝えしましたが、サンフランシスコのPier 70で開催された「GitHub Universe」に行ってきました。せっかくなので前日入りしてオフィスのツアーもしてもらったので、フォトレポートでお届けします。

1階にはバーやカフェテリア、そして大統領室

1階にあるのが、ホワイトハウスの大統領室を模した部屋。ちょうど私たちが入って行くと、女性が大統領の机?!で仕事中でした。この部屋を設けた理由は、GitHubがユーザーを大切にしていることを伝えるためなんだとか。GitHubを動かすパワーは、ユーザーにある。権力があるように感じられる場所は?と考えて、大統領室のアイディアにたどり着きました。

GitHubのオフィスに入ると、Octocatの銅像が迎えてくれます
GitHubのオフィスに入ると、Octocatの銅像が迎えてくれます
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ちょっと暗いですが、カフェテリア。ここでケータリングの美味しい朝ごはんをいただきました
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同じ空間には、カウンター付きのバーも
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ホワイトハウスの大統領室を模した部屋、座っているのはPR責任者のKate Guarenteさん
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Octocatを探せ!のゲームができるほど、あちこちに登場するOctocat
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In Collaboration We Trust

“Ship it”を表現する貨物用コンテナや屋上スペース

オフィスの中でもひときわ目立つのが、1階と2階に設置されたオレンジ色の巨大なコンテナです。GitHubユーザーやエンジニア全般が機能をリリースすることを“Ship it”と表現することから来ているのだとか。また、このオフィスビルの建物自体が20世紀にはドライフルーツの出荷倉庫だったこともあり、インテリアにコンテナを取り入れました。

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イベントなどがある時に使われるスペース
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2階にあるコンテナは2階立て、下はミーティングスペース
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広い屋上スペース(ツアー当日はあいにくの雨)

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屋上だけでもいろんな用途に使えるように設計
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リラックスして仕事ができる?
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天気が良ければ最高の仕事スペースになるはず

Googleカレンダーと連動で会議室のライトは自動点灯

オフィスの2階と3階では、皆さんがお仕事中。3階は、静かに黙々と仕事をする人に向けたフロアだそう。その中にもシャワー付ジム(ちょうどレッスン中で写真撮影できず)があったり、メディテーションできるような畳の部屋があったり。

また、ウェスタンな雰囲気の会議室は、Googleカレンダーと連動しています。会議が設定された時間になると、自動でライトが点灯。同時に会議終了時間になるとライトが自動で消えてしまうため、会議を時間通りに進めるいいリマインダーになるとのことでした。

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ウェスタンな雰囲気の会議室
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部屋のライトはGoogleカレンダーと連動、会議の時間になると自動でライトが点灯
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OCTOPUS CAT ZENは畳のお部屋
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皆さんの仕事スペース
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皆さん、お仕事中
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同じフロアにスナックやドリンクがあるステーションも

GitHub-office

GitHub-office-people-working

昔は404ページ限定だったOctocatが今ではあちこちに

GitHub-office-Octocat
今では大人気のキャラクター「Octocat」

オフィスに足を踏み入れた瞬間から、あちこちで遭遇するOctocat。PRのKateさん、そしてGitHub Universeで取材に応じてくれたCEOのChris Wanstrathさん共に、Octocatの成り立ちについて教えてくれました。それだけ、GitHubのコミュニティ作りにおいて、Octocatが欠かせない存在であるということ。

もともと、このOctocatは404ページにしか登場しないキャラクターでした。「ページが存在しません」を少しでもユーモラスでフレンドリーなものにするために素材を探していたところ、iStockphotoで見つかったのがこの子。その後、独占ライセンスを取得して現在に至ります。

Octocatという名前は、バージョン管理ツール「Git」の「Octopus Merge」というマージ戦略から来ているもの。ちなみに、Octocatというのは「種族」の名前で、このキャラクターの正式名称は、「Monalisa」(モナリザ)と言うんだそう。

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Octocatが壁一面に並ぶ会議室も
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ウォーリーだとかダースベーダーだとかロックマンだとか、種類が豊富すぎる
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Octocatのグッズが並ぶスペースも

以上、GitHubのサンフランシスコオフィスのフォトレポートでした。

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巨大倉庫を超おしゃれなイベントスペースにして開催されたGitHub主催の「Universe」【フォトレポ】

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10月1〜2日の2日間サンフランシスコで開催されている「GitHub Universe」。エンジニア、ファウンダー、プロダクトマネージャー、デザイナーなどが結集し、より良いソフトウェア開発について話し合い、ヒントを共有する場です。 登壇するスピーカーの数は30人前後で、この規模のイベントを独自開催するのは今回が初めて。その中でも特に面白かった講演は別途お届けできるかと思いますが、1日目の講演をまと…

10月1日・2日に開催されたGitHub Universe
10月1日・2日に開催されたGitHub Universe

10月1〜2日の2日間サンフランシスコで開催されている「GitHub Universe」。エンジニア、ファウンダー、プロダクトマネージャー、デザイナーなどが結集し、より良いソフトウェア開発について話し合い、ヒントを共有する場です。

登壇するスピーカーの数は30人前後で、この規模のイベントを独自開催するのは今回が初めて。その中でも特に面白かった講演は別途お届けできるかと思いますが、1日目の講演をまとめた動画はUstreamで見ることができます。

この記事では、イベント会場の様子を写真でレポートしたいと思います。というのも、開催場所がとってもユニーク。Pier 70という、外観はいわゆる倉庫なのです。GitHubのCEOによると、最近は市内に家の数が足りなくなってカンファレンスに使えるような大きなビルがアパートに建て替えられてしまっているのだとか。

そこで場所を探したところ、Pier70を見つけて、屋根などを修理して晴れてイベントスペースに。外から見るとまるで倉庫ですが、中はかなり素敵なスペースに仕上がっていました。では、ここからは写真でお届けします。

GitHub Universeへの入り口
GitHub Universeへの入り口
早めに着いたので受付はまだ空いてる
早めに着いたので受付はまだ空いてる
GitHubのキャラクター「Octocat」をプラスチックカップでアートに
GitHubのキャラクター「Octocat」をプラスチックカップでアートに
Travisがスポンサーして作られた入り口のアートワーク
Travis CIがスポンサーして作られた入り口のアートワーク
本格ラテが飲めるコーヒートラック
本格ラテが飲めるコーヒートラック(スポンサーが提供しているもの)
コーヒーの待ち人たち
コーヒーの待ち人たち
マイクロソフトが提供するスペース
マイクロソフトが提供するラウンジスペース
Octocatのグッズ販売エリア(参加者はTシャツ一枚は無料、ステッカーは取り放題)
Octocatのグッズ販売エリア(参加者はTシャツ一枚は無料、ステッカーは取り放題)
Octocatのベビーアイテムも
Octocatのベビーアイテムも
GitHub-Universe-breakfast
8:30〜受付開始、朝ごはんも提供される
ペーストリーの種類も豊富
ペーストリーの種類も豊富
ミニクロワッサン、あちこちにOctocatの姿が
ミニクロワッサン、あちこちにOctocatの姿が
外に設置された食事をするエリア
外に設置された食事をするエリア
中にも自由に座れるテーブルがたくさん
中にも自由に座れるテーブルがたくさん
テーブルには気になってたインデペンデントな雑誌「Offscreen」、表紙の女性はFacebook初期&初の女性エンジニア
テーブルには気になってたインデペンデントな雑誌「Offscreen」、センスがいい
まだ制作中のアートワーク、プラスチックカップを使用
まだ制作中のアートワーク、プラスチックカップを使用
「BUILD」「COLLABORATE」「DEPLOY」
「BUILD」「COLLABORATE」「DEPLOY」の3カテゴリーに分けられたセッッション
基調講演などが行われるメインステージ
基調講演などが行われるメインステージ
「BUILD」のセッション開催中のステージ
「BUILD」のセッション開催中のステージ
CEO Chris Wanstrathの基調講演前に流れたOctocatが登場する動画
CEO Chris Wanstrathの基調講演前に流れたOctocatが登場する動画から

実際の動画がYouTubeに公開されているのでどうぞ。

今回のイベントが面白いなと思ったのは、エンジニアの人にしか理解できないようなテクニカルな話なのかと思いきや、イベントページにもあるように「素晴らしいソフトウェアはコードを越えるもの」という前提に立ったものだから。

素晴らしいソフトウェアを開発するためには、コミュニケーションが必要でコラボレーションが必要。それをどうより良く行うことで、エンドユーザーにとって良いプロダクトを届けるのか。独りよがりの開発で、素晴らしいソフトウェアは誕生しない、と。

ちなみにGitHubのトラフィックの30%がアメリカから。残りは世界中に分散されていますが、日本はアメリカに次いで2番目に大きなコミュニティなんだそう。今年頭に日本に海外初となるオフィスを構えたのも納得です。

以上、GitHub Universeのフォトレポートでした。

 

 

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GitHub、プログラミング教育を管理・サポートする「Classroom for GitHub」を公開

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<ピックアップ>Teachers, manage your courses with Classroom for GitHub Githubが、新たなサービスをリリースしました。それは、近年注目のプログラミング教育を支援するツールのようです。 「Classroom for GitHub」と名付けられたそのツールは、無料でリポジトリ作成やアクセス管理など、プログラミングを教える先生が生徒…

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<ピックアップ>Teachers, manage your courses with Classroom for GitHub

Githubが、新たなサービスをリリースしました。それは、近年注目のプログラミング教育を支援するツールのようです。

Classroom for GitHub」と名付けられたそのツールは、無料でリポジトリ作成やアクセス管理など、プログラミングを教える先生が生徒たちの管理を行いやすくするツールです。

Classroom for GitHubでは、先生はプライベートな招待用URLで学生に課題用のプログラミングのコードを配布することができます。リポジトリ作成やアクセス管理などは自動で行われるため、生徒も課題を簡単に提出できます。教育期間や先生自身がサイトから申請すれば、通常は有料なプライベートリポジトリを学校名などをつけて無料で作成することができます。

また、課題の参考用コードを付けて学生やいくつかのグループごとに提供できるため、複数のクラスや例えば学習成熟度別に生徒のクラスを分けて、それぞれで課題などを分けることもできそう。他の講師やTA(ティーチングアシスタント)を授業の管理者に追加登録して管理を行うこともできます。

アメリカなどでも、近年ではSTEM教育などに代表されるように小学生などでもプログラミング教育を行う現場が増えてきています。日本でも、こうしたツールを本格的に使った現場がでてくるかもしれません。「Classroom for GitHub」の詳細などは、Githubのブログから

via Github

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GitHubの過去7年のトレンドから見る、人気プログラミング言語10選

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<ピックアップ> Here are the top 10 programming languages used on GitHub 先日、GitHubが同サイトで使用されている人気のプログラミング言語のランキングを発表した。これは、2008年以降7年間のGitHub上での人気ランキングの推移を表したもの。 このグラフを見る限り、ここ7年でもっともユーザーを獲得したのはJava。JavaScript…

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<ピックアップ> Here are the top 10 programming languages used on GitHub

先日、GitHubが同サイトで使用されている人気のプログラミング言語のランキングを発表した。これは、2008年以降7年間のGitHub上での人気ランキングの推移を表したもの。

このグラフを見る限り、ここ7年でもっともユーザーを獲得したのはJava。JavaScriptもまた、高い人気を保っている。GitHubはこうしたJavaコミュニティの成長の要因について、Androidの人気の高まりとバージョン管理プラットフォームの需要が増した点を挙げている。

あくまでGitHub上での人気言語を示したランキングではあるものの、Google Codeが閉鎖を決断するほどGitHub人気が高まっている点を考えると、この人気言語のトレンドはここ数年の世界の潮流とかなり一致しているはずだ。

現在、GitHubで人気の10の言語は以下の通り。

  1. JavaScript
  2. Java
  3. Ruby
  4. PHP
  5. Python
  6. CSS
  7. C++
  8. C#
  9. C
  10. HTML

via. VentureBeat

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