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企業向けGoogle検索を目指す「Glean」—エンタープライズ検索領域での活躍を目指す/GB Tech Trend

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5,500万ドルの調達を発表したGlean。Image Credit: Glean。

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今週の注目テックトレンド

私たちの生活と検索は切っても切れない関係となりました。Googleなどの総合インターネット検索サービス以外にも、個別のサービス内検索もあります。たとえばECサイトを訪問した際、商品検索をするケースが考えられるでしょう。

ではみなさんの企業内資料・ノウハウに関してはどうでしょうか。何か欲しい資料があった時、すぐには見つからない時、資料管理に詳しい人に聞いたり、担当部署の人にわざわざ聞いたりすることがないでしょうか。適任者がいない場合は、時間をかけて探すこともするはずです。

この最適化のされていない「エンタープライズ検索」に注目が集まっています。9月15日、5,500万ドルの調達を発表した「Glean」はまさにこの領域で活躍を目指すスタートアップです。

Gleanはステルス企業ですが、公開されたコンセプト動画を観る限りではウェブ検索プラットフォームを提供するようです。事前にGleanのウェブ上でSlackやGoogleアカウントと連携・閲覧権限の許可をしておくと企業内ドキュメントを分析し、Google検索結果のように該当箇所・関連ドキュメントが表示される、という仕組みです。

AI機械学習を用いて類似のキーワード(例えば「四半期の目標」と「第1四半期の注力分野」)を抽出・理解するのが特徴的で、従業員の職種に基づいた検索結果のパーソナライズ化も実現しているといいます。

Gleanの関連サービスとして「Guru」も挙げられます。同社はAIサジェストサービスを提供しているサービスで、GmailやSlack、顧客との電話中やチャット問い合わせ中にわからない単語やマニュアルが出てきた際、エクステンション(SlackやChromeに導入できるAd-onサービス)を通じて手軽に回答を引き出せます。

検索サービスとして独立させている「Glean」と、プラットフォームのAdd-onに終始している「Guru」。使い勝手は違いますが、どちらも企業内ドキュメント需要に対応しようとしています。

両社の目指す先は「ナレッジハブ」の確立です。毎日検索されることで従業員が気になる点がデータとして集まります。集まった項目を「ホットワード」として抽出し、たとえば新人研修向けに自動で重要な内容だけをまとめたりできます。両社は検索データが集まるからこそ実現されるビックデータの活用の機会を伺っています。

コロナにより在宅ワークが当たり前になった今、冒頭で述べたように資料に詳しい人に直接聞くことが難しくなりました。国内でもQastやWikiタイプのサービスがナレッジ共有にチャレンジしていますが、資料内検索のDXを推進する領域はさらに取り組むチームがふえるのではないでしょうか。

今週(9月13日〜9月19日)の主要ニュース

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