BRIDGE

タグ Incubate Fund(インキュベイトファンド)

Asia Leaders Summit 2015: さまざまな障害を克服しながら、新しい産業を創り出すアジアの起業家たち

SHARE:

これはシンガポールで開催されている、Asia Leaders Summit 2015 の取材の一部だ。 このセッションに登壇したのは、 William Tanuwijaya, Founder and CEO, Tokopedia Turochas “T” Fuad, Founder and CEO, Travelmob Alexis Horowitz-Burdick, Fo…

asia-leaders-summit-2015-session3-broaderview

これはシンガポールで開催されている、Asia Leaders Summit 2015 の取材の一部だ。

このセッションに登壇したのは、

  • William Tanuwijaya, Founder and CEO, Tokopedia
  • Turochas “T” Fuad, Founder and CEO, Travelmob
  • Alexis Horowitz-Burdick, Founder and CEO, Luxola
  • Natavudh P. Moo, Founder and CEO, Ookbee

また、モデレータは、Golden Gate Ventures のパートナー Jeffrey Paine が務めた。

asia-leaders-summit-2015-session3-tokopedia
Tokopedia CEO William Tanuwijaya

Tokopedia は、インドネシアのオンライン・マーケットプレイス。現在社員数は200名いる。昨年、ソフトバンクと Sequoia Capital から資金調達したことは記憶に新しい。

シンガポール・ベースの Travelmob は、一軒家、アパート、豪華別荘などに泊まれる宿泊予約プラットホーム。2013年にアメリカの同業 HomeAway (NASDAQ:AWAY) が買収している。宿泊代金は、概ねて典型的なホテルの半額程度で提供されている。

Luxola は、シンガポールで創業し4月に4年目になるが、カンボジア、ラオス、ベトナムを除く東南アジアで化粧品Eコマースを展開。アジアを中心に4カ国に倉庫を持ち、UAE(アラブ首長国連邦)やオーストラリアでもローンチ予定。倉庫がある。

Ookbee はタイを拠点に電子書籍ビジネスを運営。現在の社員数は200名で、タイ、ベトナム、マレーシア、フィリピンでサービスを展開中。今年インドネシアに進出予定だ。ユーザ投稿によるコミックや小説の制作サービス、200〜300以上の雑誌のバックナンバーを月額6.99ドルで読める電子書籍の定期購入サービスを提供している。社内には録音スタジオを7つ開設し、オーディオブックも自ら制作している。

これからやってくる市場トレンド、消費者動向

asia-leaders-summit-2015-session3-travelmob
Travelmob CEO Turochas “T” Fuad

Travelmob の Turochas は、インドネシアからシンガポール、シンガポールからインドネシアなど、国境を越えて旅をする人が増えたことを指摘。特に、インドネシアの中間収入層なども、インドネシア国内ではなく、東南アジアを越えて韓国、日本、オーストラリアなどに旅行するようになった。旅行に使う消費金額も増えており、Travelmob も日本に2,000軒の宿泊場所を確保するなど、東南アジア域外への展開を強化している。

Tokopedia の William は、ビジネスを始めたときに2つのことに注力したことを紹介。一つは、送り元と送り先を入力すると送料が出せるようデータベースを作り、荷物の配送状況をトラッキングできるようにしたこと。もう一つは、知らないもの同士が取引をする上で、どのように信用を成立させるかということ。市場が財閥などに独占されファミリービジネスが中心だったインドネシアでは、知らない人からモノを買うことはありえなかったのだ。大企業はインターネット企業ほど早く変われないが、機敏に動ける小さな物流会社、小さな決済会社などが市場を牽引するかもしれない。

Ookbee の Natavudh は、定期購入サービスがトレンドだと述べた。また、海賊版も市場において大きな問題となっており、コミュニティ・ドリブンによる、UGC(user-generated content)ベースのEマガジン、小説、Tシャツ販売などが人気を呼んでいると指摘した。

アジアの他市場に進出する際に克服しなければならないこと

asia-leaders-summit-2015-session3-luxola-ookbee
左から:Luxola CEO Alexis Horowitz-Burdick, Ookbee CEO Natavudh P. Moo

一言で東南アジアと言っても、文化や言語は国によって違う。ある市場から別の市場へ進出するときに何が最も重要で大変か、という Jeff からの質問に対して、Luxola の Alexis は、その市場における自分のビジネスのバリューポジションを考え、どの分野が参入しやすく、どの分野がホットなのかを考えるべきだと述べた。

また、4人のパネリストは意見を同じくしたのは人材の問題。若い人々の中から、「世界に勝てるサービスを一緒に作ろう」というような人をどうやって探すかというのは、国が変われど簡単には解決できない問題だということだ。

【情報開示】インキュベイトファンドは THE BRIDGE のスポンサー会員で、THE BRIDGE は Asia Leaders Summit 2015 のメディアスポンサーとして協力関係にあります。

----------[AD]----------

Asia Leaders Summit 2015: 東アジアから世界へ、日本と韓国のイノベーターたち

SHARE:

これはシンガポールで開催されている、Asia Leaders Summit 2015 の取材の一部だ。 27日(金)、シンガポールの Marina Bay Sands Convention Center で、第2回目となる Asia Leaders Summit が開催されている。午前中のセッションでは、「Pitching East Asia: Innovators from Japan &amp…

asia-leaders-summit-2015-session2-broaderview

これはシンガポールで開催されている、Asia Leaders Summit 2015 の取材の一部だ。

27日(金)、シンガポールの Marina Bay Sands Convention Center で、第2回目となる Asia Leaders Summit が開催されている。午前中のセッションでは、「Pitching East Asia: Innovators from Japan & Korea」と題し、日本と韓国で注目を集める起業家や投資家がピッチを行った。

このセッションのモデレータは、グロービス・キャピタル・パートナーズの高宮慎一氏が務めた。

Bitflyer, Yuzo Kano, Founder and CEO(日本)

asia-leaders-summit-2015-session2-bitflyer

Bitflyer は、Bitcoin の売買ができる取引所を運営。リクルート、GMO ペイメント・ゲートウェイから出資を受け、現在の資本金は3.3億円。JADA(日本価値記録事業者協会)の会長を務める。Bitcoin 送金システム「bitWire」は、小売店向支払、割り勘などに使える。近日、Blockchain を見える化する Blockchain Visualizer を近日リリース予定。取引量は、ここ数カ月で前月比400%のペースで増加している。

<関連記事>

Space Market, Daisuke Shigematsu, Founder and CEO(日本)

asia-leaders-summit-2015-session2-spacemarket

スペースマーケットは、企業などが保有する使われていない会場を一般利用者に貸し出すサービス。2014年4月にローンチし、これまでに会場として180箇所を確保。映画館、古民家、寺、おばけ屋敷、ボート、市長室、相撲部屋などを会議やイベントなどの用途に利用できる。

<関連記事>

iemo, Mary Murata, Founder and CEO(日本)

asia-leaders-summit-2015-session2-iemo

村田氏にとっては、以前のゲームスタートアップに続き、2回目のスタートアップ。iemo を創業してから半年で DeNA に売却。家、インテリアデザイン、改築に関する情報をスマートフォンで閲覧できるメディアプラットフォーム。毎日100件の投稿があり、Facebook には50万人以上のファンがいる。2万件の投稿コメント、3万件の写真を使った広告、建設会社700社とユーザ50万人のマッチング、ホームインテリアを売るコマースでマネタイズ。

<関連記事>

Crowdworks, Koichiro Yoshida, Founder and CEO(日本)

asia-leaders-summit-2015-session2-crowdworks

クラウドワークスは、創業から3年未満で東証マザーズに上場、最近、日本ベンチャー大賞の表彰を受けた。有名大企業、中央省庁、Cristiano Ronaldo、映画「her」、ベビーカーの「Aprica」などともクラウドソーシングで協業。リサーチ、計画、エンジニア、マーケティングの各セグメントにおいて、クラウドソーシングを通じて企業に社内イノベーションを誘引しようとしている。

<関連記事>

TEAMBLIND INC, SUNGUK MOON, CO-CEO(韓国)

asia-leaders-summit-2015-session2-team-blind

かつて Naver に任務していた Sunguk Moon 氏は、社内イントラネットで匿名メッセージボードを運営していた。会社の問題、業界の問題、個人的な心配事などを社員たちは話し合っていた。効果が出ることがわかった Sunguk は、完全に匿名で、企業内及び業界内専用の使いやすいメッセージボードアプリ「BLIND」を開発した。現在、韓国で150社以上の企業が利用。今年3月にアメリカでローンチ、5月に日本に上陸予定。

Woowa Brothers, Andrew Lee, Director of Global Business(韓国)

asia-leaders-summit-2015-session2-woowa-bros

Woowa Brothers は、フード、デリバリ、技術の3つのキーワードを軸にサービスを運営。韓国には100億ドル以上の市場があるが、新しい情報を顧客に提供できない、投資対効果がよくないなど長期にわたって解決できない問題がある。モバイルでフードデリバリを依頼できる「配達の民族」をローンチ。 LINE と協業し、日本で LINE NOW をサービス開始。

<関連記事>

Vingle, Changseong Ho, CSO(韓国)

asia-leaders-summit-2015-session2-vingle

Viki.com を立ち上げた夫婦によるスタートアップ。Vingle は、コミュニティこそがコンテンツ配信のエンジンになるとの考えから、共通の興味を持つ人たちがコンテンツを共有できるようにしたプラットフォーム。モバイル・ファーストで設計されており、現在、興味ごとに3,000 以上のコミュニティがある。600万人いるユーザに加えて、アメリカ市場においても、ユーザが増加している。

K Cube Ventures, Jimmy Rim, Founder and CEO(韓国)

asia-leaders-summit-2015-session2-k-cube-ventures

K Cube Ventures は 2012年4月に立ち上がったファンドで、これまでにスタートアップ40社、一社あたり30万ドル〜100万ドル程度を投資している。スタートアップ・コミュニティのキープレーヤーは、VC や投資家ではなく、スタートアップや起業家であるというのが信念。技術情報、採用や業界ノウハウなどをシェアできる K Cube の投資先スタートアップや K Cube のメンバーとシェアできる、オンライン・ナレージベースを運営している。エンジニアの貸し借り、イベントの共催など、投資先スタートアップ同士の協力関係も進んでいる。

 <関連記事>

【情報開示】インキュベイトファンドは THE BRIDGE のスポンサー会員で、THE BRIDGE は Asia Leaders Summit 2015 のメディアスポンサーとして協力関係にあります。

----------[AD]----------

起業家とメンターが1対1のアイデア・ブラッシュアップ、Incubate Camp初の海外版がシンガポールで開催

SHARE:

Incubate Camp は、インキュベイトファンドが定期的に開催している、起業家と投資家が一対一でアイデアをブラッシュアップする合宿イベントだ。これまで、日本国内で7回にわたって開催されている。 25日、Incubate Camp 初となる海外版「Incubate Camp Asia」がシンガポールの SUTD(Singapore University of Technology and De…

1st-incubate-camp-asia-opening-honma

Incubate Camp は、インキュベイトファンドが定期的に開催している、起業家と投資家が一対一でアイデアをブラッシュアップする合宿イベントだ。これまで、日本国内で7回にわたって開催されている。

25日、Incubate Camp 初となる海外版「Incubate Camp Asia」がシンガポールの SUTD(Singapore University of Technology and Design)で開催された。既報の通り、SUTD はマサチューセッツ工科大学(MIT)と提携関係を持ち、シンガポール随一のゲームデベロッパ養成機関「Singapore-MIT GAMBIT Game Lab」を運営している。

第一回の Incubate Camp Asia は、アジア各国のゲームデベロッパ(起業家サイド)と、メンターとして日本などのゲームパブリッシャ(投資家サイド)がタグを組む形でチームが構成され、数回に及ぶセッションを経て、改善されたアイデアが披露された。アイデアプランは投資の可能性なども考慮して、メンター陣と SUTD の学生らによって採点が行われ、上位3位のスタートアップが選ばれた。

(編注:本稿には、執筆時点で開発中であり、未公開のタイトルの情報が含まれます。)

1位:JOY Entertainment J.S.C.(ベトナム)

(メンターは、Allan Simonsen, Founder and CEO, Boomzap 創業者兼CEO Allan Simonsen 氏)

1st-incubate-camp-asia-joy-ent-1

JOY Entertainment J.S.C. はベトナムのゲームデベロッパで、リアルタイムの 3D MMOTPS (multiplayer online third-person shooter)タイトルを展開し、東南アジアに200万人のユーザがいる。今後、中国、日本、韓国、その他の市場へと展開が図りたいとのことだ。中国進出にあたっては Tencent、日本進出にあたっては DeNA や Gumi などのパブリッシャとの協業を模索している。現在はベトナムで、自らゲームパブリッシャーを行うための投資を集めているところ。

ゲーム分野で十年以上のキャリアを持つ Boomzap の Allan が UX 改善やマネタイズ改善について指導をした。Allan は、JOY がすでにベトナムや東南アジアで多くダウンロードされるアプリを出しており、非常にパッション豊富なチームであることを評価した。

1st-incubate-camp-asia-joy-ent-2
メンタリングに臨むAllan Simonsen 氏。

3位タイ:Alkemis Games(インドネシア)

(メンターは、TENCENT JAPAN ビジネス開発リーダー Juno Shin 氏)

1st-incubate-camp-asia-alkemis-games-1

Alkemis Games はインドネシアで今春公開されるゲームを開発している。彼らの目標は、アプリストアで上位に行くことだが、それよりもむしろ注力したいのは、それを長期的に維持することだ。

彼らはゲームの UX を改善する上で、改善案を複数提示することで市場のフィードバックをもらえる Pickfu.com で調査した事例を紹介。Tencent の Juno からは、GvG(Guild vs Guild、グループ対戦型)や、アイテムのスワッピングや貸出のアイデアを取り込むことで、アメリカの他のゲームと差別化ができるのではないか、とのアイデアが出された。

1st-incubate-camp-asia-alkemis-games-2
メンタリングの成果を講評をする Juno Shin 氏。

3位タイ:SnoozeFox(タイ)

(メンターは、セガネットワークス上席執行役員事業本部長 岩城農氏)

SnoozeFox は、Chaos Sphere というゲームを開発している。ユーザの LTV(ライフタイムバリュー)を上げるために、メンタリングでは、自動対戦モードを追加したり、登場するキャラクター、武器、消費するアイテムの数を増やしたりするなどの提言がなされた。

岩城氏は、SnoozeFox が素晴らしいアセット(ゲーム資産)を持っており、ゲームにはすでに GvG の要素が導入されていることなどについて高評した。

1st-incubate-camp-asia-snoozefox-2
岩城農氏による講評。

今回のメンタリングで印象に残ったのは、Gumi Asia の David Ng のコメントだ。パブリッシャと密接に仕事をしていないデベロッパは、概してパブリッシングのことを考えずに開発に着手する。UI/UX の向上に注力するあまり、できあがったモバイルアプリの大きさが1GBを超えるというような悲劇になりかねない。これでは、広帯域の環境が確保しづらいインドネシアなどでは、パブリッシュしたところで、そもそもダウンロードすらされず、ユーザからはそっぽを向かれてしまう。

パブリッシャが近隣に多くない東南アジアでは難しいかもしれないが、ゲームは常にパブリッシングを意識した上でゲームを開発すること。また、たとえメジャーではないインディーズ・ゲームであっても、UI/UX 改善には手を抜かず、市場の声には耳を傾けることが提言され、メンター陣は皆、深くうなづいていた。

この他に参加した、Incubate Camp Asia にスタートアップとメンターの組み合わせは以下の通りだ。

  • Altitude games(フィリピン) メンターは、Jakob Lykkegaard, Co-Founder/CEO, Playlab
  • Dreamlords Digital(フィリピン、アメリカ) メンターは、Akira Abe, General Manager, DeNA Asia Singapore
  • Firebeast Studio(インドネシア) メンターは、Aiming COO 萩原和之氏
  • Hextek(中国) メンターは、David Ng, CEO of Gumi Asia
  • Ixora Studios(シンガポール) メンターは、Gerald Tock, Co-Founder/CEO, Inzen Studio
  • Touch Dimensions(シンガポール) メンターは、Kent Byers, Co-Founder/CEO, Booster Pack
  • Witching Hour(シンガポール) メンターは、インキュベイトファンド 代表パートナー 村田祐介氏
1st-incubate-camp-asia-discussion-2
メンタリングの様子。
1st-incubate-camp-asia-discussion-1
メンタリングの様子。
1st-incubate-camp-asia-mentors
ピッチに聞き入るメンター陣。
1st-incubate-camp-asia-sutd-view-1
会場となった、Singapore University of Technology and Design(SUTD)。

【情報開示】インキュベイトファンドは THE BRIDGE のスポンサー会員です。

----------[AD]----------

いよいよ来週開催、「Asia Leaders Summit 2015」「Incubate Camp Asia」から(プレビュー)

SHARE:

Asia Leaders Summit が返ってくる。日本やアジアの起業家や投資家が一堂に会する、スタートアップの祭典だ。前回は開催日前日、東京が稀に見るドカ雪で飛行機が飛ばず、泣く泣く渡星を諦めざるを得ない参加者も少なくなかったようだが、今回は天気予報が正しければ大丈夫そうである。 (昨年の Asia Leaders Summit 2014 の模様はこちらから) THE BRIDGE では来週、…

als-2014-broaderview
Asia Leaders Summit 2014 から。

Asia Leaders Summit が返ってくる。日本やアジアの起業家や投資家が一堂に会する、スタートアップの祭典だ。前回は開催日前日、東京が稀に見るドカ雪で飛行機が飛ばず、泣く泣く渡星を諦めざるを得ない参加者も少なくなかったようだが、今回は天気予報が正しければ大丈夫そうである。

(昨年の Asia Leaders Summit 2014 の模様はこちらから)

THE BRIDGE では来週、シンガポールの Marina Bay Sands のコンベンションセンターから Asia Leaders Summit 2015 の模様をお届けする予定だ。

Asia Leaders Summit はインキュベイトファンドと、THE BRIDGE のアドバイザーでもある Jeffrey Paine らが運営する Golden Gate Ventures の共催だが、本イベントのプロデューサーであり、インキュベイトファンド代表パートナーの本間真彦氏に、今回の見どころを聞いた。

2回目の開催となる Asia Leaders Summit

2/27(金)〜28(土)に開催される Asia Leaders Summit 2015 には、日本、韓国、シンガポール、台湾、インドネシア、タイ、中国、ベトナム、マレーシアなど、アジア各国からスタートアップ関係者が集まる。完全招待制だが、他のオープンなスタートアップ・イベントと違って、いい頃合いの規模感の人数(100名程度)なので、ネットワーキングがしやすいのが特徴だ。

honma-at-als-2014
Asia Leaders Summit 2014 で、開会の辞を話す本間氏。

東京には、見える形でスタートアップ・コミュニティが存在する。地理的にも一箇所に固まっているからだ。しかし、アジアのコミュニティは、自然発生的に一つの形として存在しているか、というと、そういうものはない。

アジアの起業家や投資家に話を聞いてみると、彼らはいろんなところに出入りしていて、決して一つだけのコミュニティに属している、という考えは持っていない。彼らを物理的に引き合わせるというのが第一の目的。しゃべりたいという人も多かったので、そのような人のために機会を作りたかった。(本間氏)

イベントは次の6つのセッションで構成されているが、スピーカーはスピーカーであると同時に、オーディエンスとしても参加し、イベント終了後にもネットワーキングの機会に自由に語りあうことができる。

  • Session 1 – Asian money, opportunities, and trends
  • Session 2 – Pitching East Asia: Innovators from Japan & Korea
  • Session 3 – New Asian Leaders disrupting/creating big industries
  • Session 4 – Executive talks from Japanese big internet companies
  • Session 5 – Pitching Asia: Startups from the Region
  • Session 6 – Keyman’s Talk: Innovations and management

日本にいると、「東南アジアはまだまだこれから…」と感じている人も少なくないだろう。しかし、昨年はシンガポールの RedMart の540万ドルの調達に始まり、GrabTaxi、Tokopedia などが巨額の資金調達を成功させ、Sequoia に代表されるグローバルな投資家が東南アジアにへとフォーカスをシフトしてきている。

Uber や AirBnB などのシェアリング・エコノミーは、すでに成熟した産業が存在する先進国では既存勢力の抵抗に会いやすい一方、東南アジアにはその種のイノベーションが許されやすい自由があるのも事実だ。Bitcoin のスタートアップなども、暗号通貨としての用途よりも、むしろオンラインの決済/送金手段が発展途上にある国々の方が成長が早いかもしれない。

als-2014-global-company-1
Asia Leaders Summit 2014 から。

特にスタートアップ業界においては、日本が進んでいて、東南アジアが遅れているという観念は当てはまらない。ジャパンマネーは東南アジアに活路を見出しており、ソフトバンクはもとより、Yahoo Japan や GREE に代表される日本のインターネット企業も今後、東南アジアのスタートアップへの投資を一層加速させるだろう。

4番目のセッション(上記の Session 4)では、特にアジアから大きな会社を作るにはどうすればいいということをみんな悩んでいるので、それを論じてみたいと思います。

セガの里見さん(代表取締役社長 里見治紀氏)のほか、ヤフーの小澤さん(ショッピングカンパニー長 小澤隆生氏)は、ヤフー以外にも楽天やソフトバンクでの仕事も経験されて、日本企業というものをよく知っておられる。とにかくグローバルになる…と言っている國光さん(gumi 代表取締役 國光宏尚氏)、三木谷さんとも密に動いている Saemin Ahn(楽天ベンチャーズ Managing Partner)らと同じ視座でみんなで考えてみたい。(本間氏)

シリコンバレーには既に成熟したスタートアップのエコシステムがある。もちろん、それはすごく便利なものなのだが、アジアでは、我々がこれから自らの手でエコシステムを形成していかなければならない大変さと面白みがある。それに必要なものが何かを、みんなで共に考えようというのが Asia Leaders Summit に課されたテーマだ。

アジアで初めて開催する Incubate Camp

sutddovercampus
会場となる Singapore University of Technology and Design。

Asia Leaders Summit に先立ち、2/25(水)には、Incubate Camp 初の海外版「Incubate Camp Asia」が開催される。今までに日本で開催してきた Incubate Camp を、海外でやってみたいとの思いを実現するのそうだ。こちらも、アジア各地から選ばれたスタートアップ10社が一堂に会し、メンター12人を相手にそれぞれのビジネスアイデアを議論しあう。

世界でやる上でやりやすいテーマということで、一回目のテーマはゲームにしました。グローバルでオペレーションを作っているセガ、チェンクロのパブリッシングをシンガポールでやっている Gumi Asia などがメンタリングしてくれます。

東南アジアにもゲーム・デベロッパはいますが、パブリッシャーがいない。パブリッシャーがいないので、東南アジアのVCが興味を持たず、デベロッパは政府のグラント(助成金)が尽きたら、それで終わりとなっているのが現状。

そこで、日本からパブリッシングができる人たちを、集めてやることにしました。集まるスタートアップ(ゲーム・デベロッパ)は、日本がどちらかというと得意ではないグローバルな存在。日本ではパブリッシャーが物理的に近くにいるのでデベロッパはすぐに協業しやすいが、東南アジアではそうはいかない。なので、こういう機会は重要だと思います。(本間氏)

会場となるのは Singapore University of Technology and Design(SUTD)。マサチューセッツ工科大学と共同で、シンガポール随一のゲーム・デベロッパの育成機関「Singapore-MIT GAMBIT Game Lab」を運営している。今回の Incubate Camp Asia の最終セッションには、SUTD の学生も参加してピッチを観覧することになっている。彼らからの反応も楽しみにしたい。

現地からのレポートに乞うご期待。

【情報開示】インキュベイトファンドは THE BRIDGE のスポンサー会員で、THE BRIDGE は Asia Leaders Summit 2015 のメディアスポンサーとして協力関係にあります。

----------[AD]----------

研究者がベンチャーキャピタリストになった理由ーー佐々木氏、プライマルキャピタルを始動

SHARE:

またひとり、日本の起業を支える現場に新しいベンチャーキャピタリストが生まれた。 創業期の企業への投資事業をおこなうプライマルキャピタルは1月20日、公式にその活動を公開した。運営にあたるファンドの代表パートナーは佐々木浩史氏。独立系ファンド「インキュベイトファンド」の出身で、2014年2月の1号ファンド、同年11月の2号ファンドの総額で3.6億円を運用、現在、動画制作のCrevoを運営するPurp…

IMGP1611

またひとり、日本の起業を支える現場に新しいベンチャーキャピタリストが生まれた。

創業期の企業への投資事業をおこなうプライマルキャピタルは1月20日、公式にその活動を公開した。運営にあたるファンドの代表パートナーは佐々木浩史氏。独立系ファンド「インキュベイトファンド」の出身で、2014年2月の1号ファンド、同年11月の2号ファンドの総額で3.6億円を運用、現在、動画制作のCrevoを運営するPurpleCowなど9社の支援を実施している。

佐々木氏は84年生まれ、同年代にはすでに独立を果たしているANRIの佐俣アンリ氏、Skyland Venturesの木下慶彦氏や、BEENOSの前田紘典氏らといった新進気鋭の若手キャピタリストたちが並ぶ。佐々木氏もまた、彼らと同じく30代を迎えたばかりの新鮮さを持ちながら、その出自ーー研究者であったという独自の世界観で、仲間と共に勝負をかける。

ところで私がよく取材先で出会うベンチャーキャピタリストは金融系事業、例えば銀行だったり証券会社といった出身の方が多い。「ファンド」という金融商品を取り扱うわけだから、当然ながらその分野の知識と経験を有していなければ投資業務はできない。

ただ、こと「スタートアップ」での投資は少し風景が違うように思う。まだ事業もできていない、売上もなければ、成長角度も出せない、つまり事業を「定量的」に測ることができない状態の企業を彼らは選別し、その未来を予想しなければならない。

その際、多くの投資家、エンジェルたちが口にするのが「人」への評価、見極めの力の大切さだ。

結局事業は人であり、起業家、創業者がどこまで心を決めて、折れず、粘り強く、しかしながらしなやかに周囲の状況を判断して突き進めるのか。支援者にはその見極め、もっというと「直感」が必要になる。これは金融知識とは全く別の能力だ。

佐々木氏とプライマルキャピタルのユニークさを説明する前に、彼がなぜ研究者からベンチャーキャピタリストになったのか、その経緯を説明した方がいいだろう。

IMGP1665

「私、体が小さくて悩んでたんです。体の悩みを解決できる研究ができたらいいなと思って大学(東京水産大学/現・東京海洋大学)を選びました。大学院までいって、食品メーカーと共同研究などやってましたね」(佐々木氏)。

学生時代、理系の研究者として予防医学・食品化学の研究に携わった佐々木氏は、研究に打ち込む一方、ひとりの研究者としてできることの限界を感じ、7年間の研究生活から心機一転、化学品メーカーへ就職。そこでマーケティングなどそれまでと全く違う経験を積んでいたのだそうだ。

「元々会社員としては2、3年を区切りと考えて就職したんです。それで、そろそろ転職を考えて戦略系のコンサルなどを漠然と考えてました(佐々木氏)」。

次を模索していた時に彼が出会ったのが週末だけで起業するイベント「Startup Weekend」だった。そこに参加者として参加する一方、運営のサポートなどにも携わる。

そこで彼が出会ったのが、佐々木氏を育成することになる独立系投資ファンド「インキュベイトファンド」のゼネラルパートナー、和田圭祐氏だった。

「2012年のOpen Network Labで和田さんと出会ったんです。コンサルへの転職などを考えてるって話をしたら、『外部から評論しているだけでいいのか?』って言われて。当時の和田さんは日本にはまだY Combinatorのような存在はない、だから俺たちが創るんだって活動されている真っ最中でした」(佐々木氏)。

About_Us___Incubate_Fund
インキュベイトファンドのメンバー/写真上左から3人目が和田圭祐氏

こうして佐々木氏は和田氏に導かれ、インキュベイトファンドでアソシエイトとしての一歩を踏み出すことになる。もちろん、金融の知識はほぼ「ゼロ」だ。

佐々木氏は手探りの状態ながら、Startup Weekendでのイベント運営の経験をそのままインキュベイトファンド主催のキャンプイベントで発揮、多くの起業家たちと触れ合い、1号となるファンド組成を経験することになる。このあたりの経緯についてはやはりインキュベイトファンドという前衛的な独立系ファンドが新しい人材を育成しようという意識がはっきりと感じられる流れだと思う。

私事で恐縮だが、私の拙い取材経験から言っても、多くの起業家と出会う機会は自然と人を成長させてくれる。この起業家はどういう思いで、どう動き、どう諦めるか。佐々木氏もまた、インキュベイトキャンプという「起業家だらけ」の現場で、自身を成長させたのだと思う。

佐々木氏が研究者であったというバックグラウンドは実はここに生きてくる。

「もちろん「ガチ」で研究開発している方々の深みを理解することは難しいですよ。でも、(元研究者として)共感はできると思ってます。彼の世界観がどうやったら達成できるのか、ひたすら話を続けて答えを見つける。彼はものを作るし、私はその最初のブースターとして最大限の資金を提供する」(佐々木氏)。

彼らは金貸しではない。また支援者のような上から目線の存在でもない。あくまで起業家と共に歩むパートナーでありたいのだ。であればあるほど、同じ価値観、時にはそれは年齢であったり、趣味志向であったり、共通の言語が大切なものだったりする。佐々木氏を認める人たちは彼の中に、異業種での経験値と共に、そういう共感力を感じたんじゃないだろうか。

一方で、まだこの世界に足を踏み入れてたったの3年、まだまだ駆け出しであることは間違いない。この世界でそういった評価を吹き飛ばすには結果しかないのもまた事実だ。

金融のプロとしてインパクトのある事業を生み出すことが使命と語る佐々木氏。支援先企業も非公開ながら数社話を聞いているので、その仲間たちと共に踏み出す新しい一歩を引き続きお伝えしたい。

----------[AD]----------

インキュベイトファンドが110億円ファンドを組成ーー村田氏が語る「独立系VCの夜明け」

SHARE:

国内独立系ベンチャーキャピタルのインキュベイトファンド(以下、IF)は1月5日、インキュベイトファンド3号投資事業有限責任組合の組成を完了したと発表した。産業革新機構、ヤフー、三井住友銀行、Tencent Holdings、セガサミーホールディングス、Mistletoe、東京放送ホールディングス、ミクシィ、日本政策 投資銀行、その他個人が出資者として参加し、調達金額は総額で110億円となる。 …

IMGP1328
インキュベイトファンド代表パートナーの村田祐介氏

国内独立系ベンチャーキャピタルのインキュベイトファンド(以下、IF)は1月5日、インキュベイトファンド3号投資事業有限責任組合の組成を完了したと発表した。産業革新機構、ヤフー、三井住友銀行、Tencent Holdings、セガサミーホールディングス、Mistletoe、東京放送ホールディングス、ミクシィ、日本政策 投資銀行、その他個人が出資者として参加し、調達金額は総額で110億円となる。

IFは今後、「Global Scale」「Legacy Market」「Enabling」という三つのキーワードをベースに、IoT(Internet of Things、モノのインターネット)を主軸とした革新的な創業時点のスタートアップに対し「1社あたり最大5億円」(IF代表パートナーの村田祐介氏)の出資を行う。

また、村田氏の話によるとカリフォルニア、サンノゼを拠点とするDrivemodeが同ファンドの第1号出資案件となるそうだ。TechCrunchのレポートでは「見ないで操作ができるUI」を持った同アプリに対し、IFは200万ドルの資金を出資したとしている。

独立系ファンド躍進の意味するもの

さて、インキュベイトファンドが大型のファンドを新年早々に発表した。

スクリーンショット_2015_01_05_10_33
資料提供:インキュベイトファンド

100億円規模の資金を保有する独立系ファンドとしては、大企業との橋渡しをコンセプトにしたWiL(350億円規模)、KDDIとの共同ファンドを運用するグローバルブレイン(150億円規模)、グロービス・キャピタル・パートナーズ、昨年11月に発表されたインフィニティ・ベンチャーズLLPの3号ファンド(2015年に1億米ドル(約110億円)規模を計画、以下、IVP)のほか、B Dash Ventures(以下、BDV)も同等規模の資金を調達しているという話も関係者筋から聞いている。(カッコ内の数字は各社サイトを参照)

スクリーンショット_2015_01_05_10_32
資料提供:インキュベイトファンド

村田氏によると、ここ1年ほどの数字からこういった独立系ファンドの割合が社数、調達金額ベース共に増えている傾向が見えてきているということだった。

では独立系ファンド躍進の裏側には何があるのだろうか?

もちろん単一の理由で語ることはできないが、村田氏との話で感じたのはシード期の企業育成の難しさが背景にあるのではと感じられた。

発掘も含め、育成の困難なシード期のスタートアップ育成には相当なノウハウ、考え方、選球眼、それに人間臭い「気合い」が必要になる。村田氏が「これだけ(スタートアップが)調達できる時代になっても、シードの出し手は変わらない」と表現したように、創業間も無い企業の支援を担うVCは限られたプレーヤーのみなのだ。

結果として担い手に期待が集中するのは至極当然のことかもしれない。

独立系VCが招待制カンファレンス(IFはインキュベイトキャンプ、IVPはIVS、BDVはB Dash Camp)などを開催し、スタートアップの登竜門などを独自に運営しているのも、確率の低い創業期のスタートアップを成長路線に乗せようという仕組みづくりの一環、と見ると理解しやすい。

とにかく手間がかかるシード期の育成を担ってくれるのだから、お任せしたいという出資側の気持ちもよく分かる。

「Global Scale」「Legacy Market」「Enabling」という三つのキーワード

話をIFの3号ファンドに戻そう。前述の通り、IFは創業期から起業家とタッグを組んで事業を作ることにこだわりを持っている。そんな彼らがパートナーとして選びたい起業家に求めるのが「Global Scale」「Legacy Market」「Enabling」という三つのキーワードだ。

「単純にネットがいろんなものにつながっていく時代になるわけです。デバイスもモバイルという主戦場から更に拡大する。そうなれば、既存のサービスも再定義することができるようになる」(村田氏)。

このようにネットに接続できる「革新可能な既存マーケット(Legacy Market)の拡大」と、AppStoreやGoogle Playによるディストリビュー ションプラットフォームの普及による「同時に攻めることができるエリアの拡大(Global Scale)」を意識できるかどうかは、IFの投資対象であるなし関係なく、これからのスタートアップに必要な要素と言えるだろう。

10739179_10204794103426270_1174431726_n_pdf(7_22ページ)
資料提供:インキュベイトファンド

聞きなれないEnablingは、その業界を支えるインフラ的な位置付けと考えればいいだろう。例えばスマートフォンが大きく伸びると予想された2010年代、その業界を支えることになるであろうスマートフォン広告のアドテク関連スタートアップには大きく投資金が動いた。これが各マーケットでも発生するという考え方だ。

ただ、インターネットがこれから普及するから通信網が必要だ、サーバーインフラが必要だ、というシンプルな構造だったこれまでと違い、例えば医療関連のマーケットを改革するモデルであれば、その下支えをするインフラが何であるかをまず定義することから始めなければならない。

そういった難しさを解決するためにも、村田氏はこれからのスタートアップに必要な要素として「既存マーケットに食い込もうとすると、その業界の作法があるので、ネットネイティブな人とのハイブリッドなチーム」が望ましいとも語っていた。

早々にDrivemodeという一号案件を出したIFの3号ファンド。ここからどのような革新的なスタートアップが生み出されるのか。注視したい。

----------[AD]----------

モバイル報酬プラットフォーム「Candy」のYOYOホールディングスが、グリーベンチャーズ、CAV、インキュベイトファンドから約1.3億円を調達

SHARE:

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 オンライン・リワード・プラットフォーム Candy を提供する YOYOホールディングスは今日、グリーベンチャーズ、サイバーエージェント ベンチャーズ、インキュベイトファンドから約1.3億円を調達したと発表した。YOYOホールディングスは調達資金を使って、マーケティングを強化しバックエンド・インフラストラクチャーを増…

YOYO-holdings

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

オンライン・リワード・プラットフォーム Candy を提供する YOYOホールディングスは今日、グリーベンチャーズサイバーエージェント ベンチャーズインキュベイトファンドから約1.3億円を調達したと発表した。YOYOホールディングスは調達資金を使って、マーケティングを強化しバックエンド・インフラストラクチャーを増強したいとしている。

YOYOホールディングスは、DeNA出身の深田洋輔氏(下のビデオ)と尾崎良樹氏が2012年10月にローンチしたスタートアップで、ユーザがマイクロタスクをこなすことで、プリペイドの電話料金を提供するリワード・プログラムを展開している。このサービスは現在フィリピン、インドネシア、タイで利用可能で、同地域に25万人以上のユーザを擁する。

この分野では、日本のインターネット企業ユナイテッドが DreamGiver という類似サービスを提供しており、DreamGiver は主にフィリピンのスマートフォン・ユーザを対象としている。

----------[AD]----------

次代のビジネスを創りたい起業家へ、インキュベイトファンドが「Incubate Fund Fellow Program」を開始

SHARE:

ベンチャー企業への投資・育成事業を行うVCファンド「インキュベイトファンド」が、次世代のイノベーションを生み出すベンチャー企業の創出へ向けた取り組みとして「Incubate Fund Fellow Program」を開始した。 「Incubate Fund Fellow Program」は、インキュベイトファンドが主催するクローズドコミュニティで、業界横断的に巨大市場の事業機会を研究することを目的…

incubatefund team

ベンチャー企業への投資・育成事業を行うVCファンド「インキュベイトファンド」が、次世代のイノベーションを生み出すベンチャー企業の創出へ向けた取り組みとして「Incubate Fund Fellow Program」を開始した。

「Incubate Fund Fellow Program」は、インキュベイトファンドが主催するクローズドコミュニティで、業界横断的に巨大市場の事業機会を研究することを目的としているという。来月2014年6月から、勉強会を中心に活動する。本日2014年5月14日(水)より、一般公募の募集を開始致している。参加人数は最大15名を予定。

活動内容は主に以下の3つ。

  • 月次勉強会
  • 事業開発奨励金
  • インキュベイトファンドによる事業/起業相談

「月次勉強会」では平日晩にインキュベイトファンドのオフィスにて、参加者の研究テーマ、インキュベイトファンドの投資検討領域の調査テーマ、インキュベイトファンドの投資先企業の新規事業関連テーマなどをテーマとして開催される。

「事業開発奨励金」では、資金使途が完全に委任された形で月額1〜3万円の奨励金が交付され、さらにインキュベイトファンドによる事業・起業相談では、パートナーの考えている投資アイデアやリサーチ情報の共有や、参加者が検討/準備しているプランに対するメンタリング等が実施される。

「Incubate Fund Fellow Program」への参加を希望する人は、こちらのフォームからかWantedlyのページから応募することができる。

----------[AD]----------

寝る間を惜しんで事業プランの改善!夜更けへ向かう「IncubateCamp 6th」の初日

SHARE:

インキュベイトファンドが開催するインキュベーションプログラム「インキュベイトキャンプ」。過去5回に渡って開催してきた同プログラムの第6回目となる「IncubateCamp 6th」が、この週末、成田の地で開催されている。 【関連記事】 投資家は経営者の成長率が最大となるような触媒にーー「IncubateCamp 6th」のエントリーが開始 – THE BRIDGE 初日のプログラムは、…

インキュベイトファンドが開催するインキュベーションプログラム「インキュベイトキャンプ」。過去5回に渡って開催してきた同プログラムの第6回目となる「IncubateCamp 6th」が、この週末、成田の地で開催されている。

初日のプログラムは、参加者の起業家たちによるピッチと、豪華投資家陣によるメンタリング。起業家と投資家のペアを決めるためのドラフトを経て、起業家と投資家が1対1のペアを組み、一晩かけて事業プランを考えるところまでを行う。

起業家になりたての参加者にとって、実績ある投資家たちと事業やサービスを考えることは価値ある時間となるはずだ。

会場となっている「インターナショナルガーデンホテル成田」の会議室が24時間使用できるようになっており、体力の許す限り事業とサービスを考えることが可能となっている。

ピッチで発表されたサービスは以下のようなものだ。これがこのあとブラッシュアップされ、明日の決勝プレゼンで発表される。

  • モバイルと動画を活用した転職サービス
  • パーソナルなヘルスケアサービス
  • 家計管理や資産のアドバイスを行う個人向けのフィナンシャルプランナーサービス
  • 生産者から直接野菜を購入し直送するプラットフォーム
  • オーダーメイドのシャツ・スーツをデザインできるサービス
  • CAMPFIREで資金調達を実施しハードウェアコンテストGugenにも出展しているハードウェア
  • 遊びに出かけることのソーシャル化を目指すサービス
  • インターネット上での議論のビジュアライズを目指すサービス
  • プログラミングコードを自動変換し開発効率をあげるサービス
  • 不動産に特化した個人売買のマッチングサービス

現在の時間は、夕食も終えて、参加した起業家と投資家のペアは各自事業プランのブラッシュアップに取り組んでいる。

_MG_0034

_MG_0038

_MG_0039

_MG_0042

_MG_0045

_MG_0046

_MG_0048

二人で話しながら事業を詰めるペアや、黙々と資料を作りこむペアなど、その進め方は様々。最初のアイデアが、明日の決勝プレゼンの場ではどのように化けるのだろうか。

----------[AD]----------

クラウド請求書管理サービス「Misoca」を運営するスタンドファームが、インキュベイトファンドから3000万円の資金調達を実施

SHARE:

クラウド請求書管理サービスのMisoca運営するスタンドファーム株式会社がインキュベイトファンドを引受先とする3,000万円の第三者割当増資を実施したことを発表した。 Misocaは、現在、8,000以上の事業者が登録しているクラウド請求書管理サービスだ。 見積書・請求書・納品書をブラウザ上で管理、編集することができ、オンラインで操作すると、Misocaが紙の請求書を印刷・郵送する郵送代行機能を提…

misoca

クラウド請求書管理サービスのMisoca運営するスタンドファーム株式会社がインキュベイトファンドを引受先とする3,000万円の第三者割当増資を実施したことを発表した。

Misocaは、現在、8,000以上の事業者が登録しているクラウド請求書管理サービスだ。 見積書・請求書・納品書をブラウザ上で管理、編集することができ、オンラインで操作すると、Misocaが紙の請求書を印刷・郵送する郵送代行機能を提供する。
請求書の詳細
今回調達した資金をもとに、サービスの向上、人材の採用、サービスの機能拡充やマーケティングの強化を進めていくという。Misocaのサービスにおいては下記のテーマについて運営・開発に関するリソースが追加される予定だ。

  • ・インバウンドマーケティングの実施
  • ・ユーザエクスペリエンスの向上
  • ・他サービスとのコラボレーション
  • ・帳票の電子配信プラットフォーム化

マーケティングに必要な人材を採用し、これまでリーチ出来なかったユーザにサービスを利用してもらい、ユーザエクスペリエンスを向上させることで、既存のユーザの満足度を向上させる改善を実施していく。

さらには他社のWebサービスや、CRM、ERPソリューションなど、外部APIなどを用いたコラボレーションを進め、双方のサービスのユーザに価値提供を目指す。Misocaでは現在「MisocaのWeb請求書」というサービスをクローズドで運営している。

このサービスでは請求書に限らず、支払い明細書、領収書といった帳票・文書類を安価に電子配信する仕組みを提供しており、このサービスの拡充を実施していく。

スタンドファームのチームメンバー
スタンドファームのチームメンバー
----------[AD]----------