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Launch Pad 勝者はソーシャルシッティング「KIDSLINE(キッズライン)」 #IVS 2015 Spring Miyazaki

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本稿は招待制のイベント「Infinity Ventures Summit 2015 Spring」の取材の一部である。 宮崎で開催されているインフィニティ・ベンチャーズ・サミットの壇上で、今年も13社のスタートアップがそのプロダクトを披露した。晴れて、優勝者の栄冠を手にしたのは、カラーズの「KIDSLINE(キッズライン)」となった。 同点2位:人工知能型適正教材「TreasureBox」(COM…

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本稿は招待制のイベント「Infinity Ventures Summit 2015 Spring」の取材の一部である。

宮崎で開催されているインフィニティ・ベンチャーズ・サミットの壇上で、今年も13社のスタートアップがそのプロダクトを披露した。晴れて、優勝者の栄冠を手にしたのは、カラーズの「KIDSLINE(キッズライン)」となった。

  • 同点2位:人工知能型適正教材「TreasureBox」(COMPASS)
  • 同点2位:カメラとスマホのホームセキュリティ「Safie(セーフィー)」
  • 4位:ネイティブアプリUI解析ツール「USERDIVE for Apps」
  • 5位:世界最小の空飛ぶクルマ「SkyDrive」を開発するCARTIVATOR

世界最小の空飛ぶクルマ「SkyDrive」を開発するCARTIVATOR

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これまでの空飛ぶクルマというのは、どちらかというと飛行機にタイヤが付いてクルマになったようなものが多い。SkyDriveはマルチコプタータイプの機体で空飛ぶ車を実現する。最高速度は100Km/h、価格は500万円を計画。

自動車メーカーに在籍するエンジニアやデザイナーが業務時間外に集まって推進しているプロジェクト。プレゼンテーションでは5分の1モデルの飛行デモが披露され、実験ベースでは1分の1モデルの飛行も成功していた。

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カメラとスマホのホームセキュリティ「Safie(セーフィー)

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2015年4月にMakuakeで先行予約を開始したスマートセキュリティシステムの「Safie(セーフィー)」。スマートフォンと連携することで、自宅や商業施設などのさまざまなセキュリティニーズに対応するクラウドプラットフォーム。

需要が厚いのは、賃貸アパート、ビル管理、テナント、貸しオフィスなど不動産関連業種。セキュリティという観点からだけでなく、遠隔からモニタリングすることで現地に行く手間を省く効率化を目的とした使われ方も増えているという。

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あなたの旅の専属ガイドアプリ「TRIPAN(トリパン)」(Orange)

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旅の専属ガイドアプリTRIPAN(トリパン)」は、海外旅行先の日本人添乗員やコーディネーターに、いつでも、いくらでもチャットで質問できるガイドアプリ。旅先で「道に迷った」「美味しいお店が知りたい」などの質問や要望が発生したら、本サービス内のチャット機能を利用して有料でガイドに質問ができる。質問に対しては、ガイドから10分以内に返答がくる、というのも特長。

ガイドは12月までに同社の審査に通った3000人の登録を見込んでいる。東南アジアおよびヨーロッパを中心に10カ国ほどで使え、1500円で使い放題のプランを用意している。

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登山・アウトドアの新定番「YAMAP & YAMAP Gears

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YAMAP は登山者向けの地図アプリで、携帯電話の電波が届かない山でもGPS電波だけで現在地を知ることができるアプリ。従来の登山者は専用の GPS デバイスを携帯することが多かったが、常日頃から持っているスマートフォンでほぼ同等の機能を提供できるようになったのが特徴。全国4000箇所以上の地図を用意している。

インターネットがつながる環境に戻ったら、登山/下山のロギングデータを YAMAP 上に公開できるほか、どのような装備で登ったか、その山にどのようなアトラクションがあったかなどを他のユーザと共有することができる。

今回プレゼンされたのは新サービスのYAMAP Gear。これは登山、アウトドア用品の価格.COM。アウトドア用品市場の規模は約6000億円。現在のYAMAPで提供されている自分の道具を登録するリスト機能と連動する。こういった用具は価格だけでなく安全性が求められるため、利用者のレビューなどが重要な情報になる。

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今夜なにする?を解決するアプリ「LIVE3

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いま、近くで行われているライブ・イベントを探して、簡単にチケットを購入することができるアプリ。いいイベントがあっても見つけることが難しい。1時間かかって探していたイベントチケットを1分で探すことができる。

情報は専属のスタッフが厳選したチケット情報をキュレーションして提供する。全てモバイルで完結し、音楽、アート、フェスなど、様々なジャンルのライブ情報に対応している。購入したチケットはアプリで表示し、イベントスタッフに見せることで利用が可能になる。

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転職相談アプリ「ジョブクル」

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現在日本には519万人の転職希望人材が存在している。現在の求人情報はわかりづらく、転職エージェントは忙しくて会えない。「JOBKUL」は、ユーザが業種、職種などの自分の簡単な経歴を登録すると、自分に合った転職エージェントがマッチングされる。

エージェントにはチャットで転職の相談ができ、転職先の提案がもらえるというスマホアプリ。スカウトメールなどに比べてチャットベースのため、コミュニケーションがしやすい。転職エージェントの成約から25%の成果報酬費を徴収するモデル。スマイループスは、ANRI、インキュベイトファンドから資金調達を実施している。金額非公開だが、数千万円規模。

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世界一シンプルな資産運用ツール「ZUU Signals

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金融系サービスを複数展開するZUUが開発するサービス。ファイナンス関連のサービスは多いが複雑で多すぎて分かりにくい。そこでこの情報を赤・青・黄の信号で分かりやすくし、保有株の状態を知らせてくれる。

30代、40代の70%は資産運用未経験でこの層を狙う。株価に影響を与える情報のみキュレーションして提供されるので売買の判断がしやすい。

世界標準の資産運用とリスク管理をあなたの手に「WealthNavi(ウェルスナビ)

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WealthNaviは独自のアルゴリズムを活用して、世界標準の資産運用とリスク管理を可能にするアプリ。現在日本では1700兆円の半分が眠ったままになっている。これを流通させるためには個人投資家の運用が必要不可欠。世界の機関投資家は徹底したリスク管理によりリターンを最大化している。

5つの質問に答えることで、最適な投資ポートフォリオがわかるようになり、ベストケース、ワーストケースのリスクが分かりやすく表示される。また利用料金についても、これまでは個人投資家のリターンの多くが手数料に消えていた。金融庁に免許を取り、実際の事業開始後には預かり資産の1%を手数料に考えている。

WealthNavi

ネイティブアプリUI解析ツール「USERDIVE for Apps

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UNCOVERTRUTHが開発するネイティブアプリにおけるユーザの動きを、ヒートマップ、動画、動線で分析するツール。ウェブブラウザの分析ツールの提供や、分析のアウトソーシング事業も手がけている。購入ボタンを押した場所やクーポンを使った場所などの使った場所がわかるロケーションヒートマップを今日リリースした。

USERDIVE for Apps

人工知能を使ったweb分析サービス「AIアナリスト

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「AIアナリスト」は、Google Analyticsのアクセス解析データと連携することで、人間では集計困難な大量データを分析し、サイト内の課題を自動的に発見してくれるツール。課題を発見したらそのまま同社に改善案の依頼をすることもできる。月額3万円で提供されている。

2015年4月にリリースされ、200ページほどあるサイトの場合、「デバイス」「流入元」「入口ページ」「経由ページ」が異なるアクセスを比較する際、その組み合わせの数は膨大な数になる。

WACULは、こうした人間では集計に時間がかかる大量のデータを、人工知能を活用してさばこうとしている。同社は2015年6月にジャフコから約3億円の資金調達を実施している。

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人工知能型適正教材「TreasureBox」(COMPASS)

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これは同社が提供する教材が自動的に学習を進めてくれることによる。タブレット型の教材で4000問の問題が登録されており、そのそれぞれの解くスピード、プロセスなどを解析して何がわかっているかということを理解し、それぞれに合った問題を出し続けてくれる。

学ぶ人には個人差がある。同党の教育を受けても理解度、達成度は違う。まるで1対1で先生が教えてくれるようにその生徒に合った指導をしてくれる。

先生はダッシュボードに集中度が高い、低いという状況を教えてくれるので、何か悩んでいるのか、遊んでいるのか、そういった本当に教えなければならないことに集中できる。公文を超えることを狙っている。

保育や遊びを楽しく記録するみんなの図鑑アプリ「ほいくずかん!」(キッズカラー)

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ほいくずかん!は保育園で働く保育士が子供たちと一緒に遊んだ記録や制作物などを写真に撮って記録することのできるアプリ。

運営するキッズカラー代表取締役の雨宮みなみさんは元保育士として子供たちの育成に携わった人物。保育園の不安定な労働環境などを改善することを目的に保育園で使えるあそびのレシピサイトHoiclueをスタートさせた。ほいくずかん!は同社の新サービスで、登録して共有可能なものについてはHoiclue上でも共有できるようになっている。

ほいくずかん!〜保育や遊びを楽しく記録するアプリ〜___保育の仕事がもっと楽しくなる!みんなのずかんアプリ

日本にベビーシッターの文化を「KIDSLINE(キッズライン)」(カラーズ)

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キッズラインは、育児サポートが必要な親と育児スキルを持つ女性を繋いでくれるプラットフォーム。登録するキッズサポーター(シッター)は、保育士やベビーシッター認定の有資格者、また元看護師や教師など育児スキルを持つ人たちで、英語やダンスができる方など多彩な人材が登録している。カラーズによる面談やお試しシッティングなどに合格した人のみが登録できる。

キッズラインの利用料金は時給1,000円から。また、事前面接などを繰り返す手間はなく、いいキッズサポーターを見つけるとオンラインで即日予約ができる。申し込み、シッターの開始・終了通知、支払いまですべてがオンラインで完結する。

ベビーシッターのキッズライン___1時間1000円から安心安全の即日対応_東京、神奈川対象_

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(共同執筆:モリジュンヤ)

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次に向かう先はやはり動画ーー主力プレーヤーが語る「スマホビジネス次の主戦場」 #IVS

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スマートフォンシフトが国内で発生したきっかけはやはりiPhoneの登場だろう。2008年7月に彗星のごとく登場したこのデバイスは、大方の予想を裏切り大きく拡大、その後の広告、ゲーム、メッセージングなど幅広い範囲で事業拡大したのはご存知の通りだ。 ではこのスマートフォンビジネスは次どこに向かうのだろうか?この興味ある分野についてまさに今、ニュース、フリマ、メッセージプラットフォームの第一線でサービス…

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スマートフォンシフトが国内で発生したきっかけはやはりiPhoneの登場だろう。2008年7月に彗星のごとく登場したこのデバイスは、大方の予想を裏切り大きく拡大、その後の広告、ゲーム、メッセージングなど幅広い範囲で事業拡大したのはご存知の通りだ。

ではこのスマートフォンビジネスは次どこに向かうのだろうか?この興味ある分野についてまさに今、ニュース、フリマ、メッセージプラットフォームの第一線でサービスを提供するトップがその未来を議論した。

登壇したのはスマートニュース代表取締役会長の鈴木健氏、メルカリ代表取締役の山田進太郎氏、LINE取締役の舛田淳氏、サイバーエージェント取締役でスタートアップ管轄の宮﨑聡氏の4人。インフィニティ・ベンチャーズLLP、共同代表パートナー小林雅氏のモデレートで進行した。

話題はやはり今日まさにリリースされたLINEの新サービス「LINE MUSIC」から盛り上がった。

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「本日リリースしたのがLINE MUSICになります。オンデマンド定額で聞き放題。海外含め類似サービスは大体1000円以上するものを500円のライトプランと1000円のプレミアムプランに分けさせてもらいました。

フリーミアムというよりはライトミアム。若い子たちの音楽離れをなんとかしようということで学割も用意しています。ソニーやエイベックス、ワーナー、キングなど150万曲以上、新曲も入ってる。音質も320kbps出てるのでいい」(舛田氏)。

朝5時にリリースしたところ、プレスリリース前にメディアが取り上げてしまい、テレビに露出するタイミングでサーバーがダウン。「毎分10万人が追加されるような増え方をした」という初速だったらしい。舛田氏は「もっと若い人が使うかと思ったが年配の男性も多い」とリリース数時間の所感を話していた。

LINE MUSICに先行してストリーミング音楽サービスを開始したのがAWAだ。サイバーエージェントとエイベックスの共同事業で、5月27日に開始、6月10日には100万ダウンロードを達成した。2016年末に1000万曲の提供を目指しているという。

やはり興味の中心になった「動画」

で、このセッションはかなりの時間が動画の話題で占められた。ではこの動画元年と言われて久しい中、今年が本物だと言われる所以についてメルカリの山田氏はこんなことを言及していた。

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「メディアって考えた際、新聞とか本とかがあって、ある日テレビが出てきた。これは市場としても大きく、同じようなことがやはりウェブでも起こるんじゃないかった思ってる人が多いんだと思います。ウェブもやっぱりテキストから画像が出てきて動画になった。爆発的な何かが起こるんじゃないかって。スマートフォンが出てきて例えば月商で100億円稼ぐようなゲームが出てきたり、桁がかわった」(山田氏)。

この「とんでもない変化」を感じとってるプレーヤーたちがビッグビジネスを狙って動画に動いているのだ、というのは納得感がある。本当に動いた時、一番手でありたいのは当然の話だ。今回登壇したサイバーエージェントの宮崎氏は「動画については総張り」と戦略を語る。

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「テレビ朝日と合弁で動画プラットフォームをやろうということで準備してますし、動画は総ばり戦略でメディアからコミュニティ、広告、子会社を作って展開しています。ビジネスの強みは国内の芸能事務所やエンターテインメント領域のリレーションの資産が溜まっていますし、それをアメブロ単体にしか活かせていなかったのを動画や755などに展開していこうという考えですね」(宮崎氏)。

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スマートフォンが多くの人の手に渡り、回線速度も改善、そもそもリッチな表現が可能な動画にユーザーが親しみを覚えるのは自然に思える。一方で、テレビで体験した動画とスマートフォンでの動画体験には一点大きな違いがある。通信料だ。

コンテンツであればまだしも、宣伝広告を通信料支払って閲覧するのは体験を損ねる可能性がある。この件について尋ねたところ、動画広告を提供しているスマートニュースの鈴木氏はスマートフォンならではの動画体験を説明したのち、このように回答してくれた。

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「回線が遅かったりするので、そこをしっかりキャッシュして圧縮するとか、スマホだと特に最初は音をださないとか、止まったあとにタップするとランディングページに移動するなどのモバイルならではの体験にこだわっている。映像は人を引き込む力が強い。(通信料の問題については)確かに不満を持っている方も若干数はいますね」(鈴木氏)。

また、この通信料の問題は時間が解決するという意見もあった。

山田氏のコメントはそもそもインターネット創世記にグーグルは当時まだ高価だったハードディスクや回線の代金が将来的に下がることを見越してGmailなどのサービスを展開したという経緯があり、こういうリソースが限りなく無限大に使えるという状況を前提にサービスを設計するべきだ、というものだ。

舛田氏も音楽や動画など様々なストリーミングサービスが立ち上がれば、社会的に向き合わざるを得ない問題になる、そうなった時、例えばキャリアの設定しているパケットの上限設定なのか、Wifiのような方法なのかはわからないが、そこにチャンスが生まれると話していた。

通信料という問題以上にスマートフォン・動画ビジネスが隆盛を極めれば、少なくとも国内の通信料問題は小さなものになるのかもしれない。

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ランサーズに元楽天、イノーバCOOの幸村氏が参加、秋好氏に今後の成長戦略を聞く #IVS

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ランサーズが6月8日に発表したアイレップとの提携事業「ONE CUSHION(ワンクッション)」には立役者が一人存在する。それが現在ランサーズでビジネス開発部を担当する幸村潮菜氏だ。彼女は現在同部門の部長として主にランサーズの法人受注対応を仕切る。 幸村氏は楽天でEC事業や直販事業のマーケティングなどを経験し、その後に参加したイノーバではCOO(最高執行責任者)を務めた人物。イノーバは今回ランサー…

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ビジネス開発部の幸村潮菜氏

ランサーズが6月8日に発表したアイレップとの提携事業「ONE CUSHION(ワンクッション)」には立役者が一人存在する。それが現在ランサーズでビジネス開発部を担当する幸村潮菜氏だ。彼女は現在同部門の部長として主にランサーズの法人受注対応を仕切る。

幸村氏は楽天でEC事業や直販事業のマーケティングなどを経験し、その後に参加したイノーバではCOO(最高執行責任者)を務めた人物。イノーバは今回ランサーズがアイレップと展開するコンテンツ・マーケティングで急成長している企業でもある。

幸村氏によると今回開始したコンテンツマーケティングのプラットフォームには約20名のディレクターがアサインされており、彼らがそれぞれ約50名ほどのランサー(ランサーズに登録するワーカー)に依頼してコンテンツの量産にあたるという。

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6月8日に開始したONE CUSHIONはコンテンツマーケティング専用のプラットフォームだ。

ところでこの「オンデマンド」なリソースの提供方法、働き方はMary Meeker女史のInternet Trendリポートにも多く言及されており、いよいよ新しい働き方(必要に応じたオーダーとそれに対応したリソースの供給)が本格化してきた感がある。

参考記事:オンデマンド経済時代のフリーランスという生き方、そしてそこにあるチャンスとは

ところでここで語られる「オンデマンド」な働き方には、オーダーする側とされる側にわかりやすいルールが必要になる。例えばUberであればボタン一つで配車を求める客がわかり、それに対して車を持っている人間が移動サービスを提供すれば成立する。

一方ランサーズのようなクラウドソーシングには多種多様なオーダーがあり、質や提供するリソースの種類にばらつきがあって均一化が難しい。これがビジネスをスケールさせるときに障壁の一つとなる。

今回、開始した「ONE CUSHION」はそういう意味でコンテンツマーケティングという均一したルールでのリソース受給が可能になる。この動きはイラスト特化のMUGENUPや動画クラウドソーシングのViibarに繋がるところがある。

新たな戦力を加え、次にどのような舵取りをするのか。

現在宮崎県で開催中の招待制イベント、Infinity Ventures Summit Spring 2015の会場でランサーズ代表取締役の秋好陽介氏に出会ったので、今後の展開について話を聞いた。(太字の質問は全て筆者。回答は秋好氏)

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今回はコンテンツマーケティングに範囲を広げましたが、今後、どういった分野への拡大が考えられますか?

コールセンタやバックオフィスを含むプロフェッショナルスキル領域に注目しています。米国でも現在急成長しているのはプロフェッショナルスキル分野(税務、法務、会計、労務、人事)もあると思ってます。

例えば、こういった法人向けのアウトソーシング・ビジネスではBPO関連大手のトランス・コスモスが約1500億円、受託制作関連のIMJは150億円ぐらいの規模感だったりします。現状でこういった企業実績が(法人向けサービスについては)比較の対象になりそうなのですが、他にベンチしてるような会社さんはありますか?

法人サービスについてはBPOや受託製作という見え方もあるかもしれませんが「×クラウドソーシング」でイノベーションが起こせると考えてます。コンテンツマーケティングも(既存の外注のやり方では)一定品質コンテンツを大量に提供するのはこれまで現実的に難しかったところを可能にしたと考えてます。

(可能性という意味)ではアクセンチュアさんのような戦略コンサルティングから入って、既存業務プロセスをクラウドソーシング化する取り組みはありえるんじゃないでしょうか。

現在のフォーカスは売上規模か営業益かどちらでしょうか。 またリアルワールドさんとの連携の状況について教えてください。

多くのランサーさんに報酬をお支払いして生活できる基盤作りにすることが重要だと思っているため、いまはとり取引総額の規模にフォーカスしています。リアルワールドさんとの連携は継続中、とだけ。

では今度は働く側の方について。未だにランサーズ直接のものも含めてクラウドソーシング全体のトラブルに関するするといろいろでてきます。働く側と発注側のやりとりである程度のズレは仕方ないのですが、今後、この辺りをスムーズにしていかないと大きくスケールすることが難しいような気がします。どのような方法を考えてますか?

クライアント、ランサー双方に対する打ち手を始めました。ランサー側には認定ランサーという仕組みを導入しています。一定基準(24h返信率、受注納品率、評価等)を満たすランサーのみ運営側が認定する方法ですね。これによってクライアントは安心して発注できるようにしています。

これは結構早期から対応されてましたね。

クライアント側には、法人アカウントサービスを開始しました。審査を通過した法人は、ランサーズの担当コンサルが専任で付いて、トラブル防止はもちろん有効なランサーズ利用方法をコンサルティングするため、マッチング精度の高い依頼ができるようにしています。

そのために人員も100名超まで増やして品質管理・品質保証に務めてます。また、近日公開予定ですが顔を見て仕事をすることが重要と考えてランサーズユーザー同士がランサーズ内でビデオ会議(ビデオチャット)を簡単にできるような仕組みも導入予定です。

なるほど。私たちもそうですが、オンラインだけだと疎かになるコミュニケーションを強化するのは大切です。では最後に手堅い法人ビジネスの一方、oDesk-Elance連合のような規模を考えるとやはりプラットフォーム、テクノロジーでの拡大は必要不可欠です。その辺りのバランスをどう考えてますか。

プラットフォームを使うには一定のITリテラシーが必要で、大手利用も進んだとはいえ、まだまだこれからです。そのため、法人向けビジネスにより我々のコンサルタントとFace to Faceで発注できるスタイルは今後も大きく拡大していくと見込んでいるのは確かです。

しかし一方で我々はテクノロジの会社であり、法人向けとはいえシステム化は随時進めています。冒頭のコンテンツマーケにおける記事作成についても、一定品質の大量記事作成を可能にしたのはやはり専用システムによるものです。

プラットフォームについては、品質向上やマッチング精度向上の取り組みにより、ランサーズにはよいランサーがいると言っていただく機会も増えていますね。

ありがとうございました。

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