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中国のインターネット大手LeEco(楽視)、約3,000億円を投じ自動運転EVの工場を伴ったテーマパーク建設を発表

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中国のインターネット巨人 LeEco(楽視)は水曜日(8月10日)、浙江省に自動車工場とエコ自動車体験ができる施設を建設するため、200億人民元(約3,000億円)を投資する予定であると発表した。 この施設の広さは2.87平方キロメートルで、内部には年間40万台生産可能な電気自動車工場が含まれる。自動車生産施設への投資額は総額で120人民億元(約1,800億円)になるとしている。第1期の投資は60…

Leshi

中国のインターネット巨人 LeEco(楽視)は水曜日(8月10日)、浙江省に自動車工場とエコ自動車体験ができる施設を建設するため、200億人民元(約3,000億円)を投資する予定であると発表した。

この施設の広さは2.87平方キロメートルで、内部には年間40万台生産可能な電気自動車工場が含まれる。自動車生産施設への投資額は総額で120人民億元(約1,800億円)になるとしている。第1期の投資は60億人民元(約900億円)に設定され、年間の生産量は20万台になる見込みだ。第2期は、第1期から2年以内に開始される予定。

LeEco の CEO で創業者の Jia Yueting(賈躍亭)氏は、この工場が、独自の知的所有権のもと生産される、中国初のハイエンドカー(Dクラス)組立ラインを擁することになるだろう、と語った。

投資額の残りは、顧客がコンセプト自動車プロジェクトや他の関連技術を体験できることになる、自動車テーマパークに費やさられる見込みだ。

計画によれば、この自動車エコタウンで使われる全ての車は電気自動車で、共有され、自動運転される。さらに LeEco は、音楽、スポーツ、映画などのコンテンツリソースもこのエコタウンで利用する予定だ。

LeEco(旧称 LeTV)は、2004年にビデオストリーミング・サービスプロバイダとして事業を開始した。同社はスマートデバイス、クラウドコンピューティング、映画製作へと、急速に事業を多角化した。

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LeEco の電気自動車プロジェクト「LeSEE」は2014年にローンチし、同社は Aston Martin や GAC Group と提携した。4月には、自動運転可能な完全電動コンセプトカー LeSEE を披露した。

LeEco の創業者 Jia Yueting 氏は、アメリカの電気自動車スタートアップ Faraday Future にも投資している。Faraday Future は昨年、ラスベガス近郊に10億ドルをかけて工場を建設することを表明している。

【via Technode】 @technodechina

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中国のインターネットサービス大手LeEco(楽視)、動画配信で業界最大手のNetflixとの協業に合意か

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Netflix は長らくにわたって中国市場への参入を試みながら、中国のコンテンツ規制の網をくぐれずにいたが、その様相は変わるかもしれない。 中国最大のインターネット企業の一つ LeEco(楽視)は火曜日(8月2日)、Netflix との重要な協力関係の計画があることを示唆した。詳細は年内に発表される見込みだ。LeEco の共同創業者で副会長の Liu Hong(劉弘)氏は、北京で開催されたイベント…

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Netflix は長らくにわたって中国市場への参入を試みながら、中国のコンテンツ規制の網をくぐれずにいたが、その様相は変わるかもしれない。

中国最大のインターネット企業の一つ LeEco(楽視)は火曜日(8月2日)、Netflix との重要な協力関係の計画があることを示唆した。詳細は年内に発表される見込みだ。LeEco の共同創業者で副会長の Liu Hong(劉弘)氏は、北京で開催されたイベントでこの協力関係について言及した。

LeEco は、北米進出の経営戦略を明らかにするアメリカでのイベントを2ヶ月にわたって遅らせており、その最終期限は9月に設定されている。LeEco はアメリカ本部とするため、カリフォルニア州サンタクララにある建物(編注:元 Yahoo の建物)を最近購入した

Netflix のニュースがもたらされたのは、LeEco がアメリカの家電会社 Vizio を20億ドルで買収してから一週間後のことだ。安定的に製品を使ってくれるユーザを確保できることが Vizio 買収に至った理由の一つであり、Netflix も Vizio 同様に、そのような価値を提供できるだろう。

しばしば中国版 Netflix の異名で呼ばれる LeEco だが、同社は Netflix よりも複雑な会社である(そして、おそらく Netflix と比較されることを好まないだろう)。LeEco は、スマートフォン向けのストリーミングサービス以外にも、スマートTV やコネクティッドカーにまで、そのサービス分野を拡大してきた。

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Netflix はアジア諸国へと積極的に進出する一方で、中国の厳しいコンテンツ規制環境が、中国への直接的な市場参入を妨げてきた。Netflix は日本での先行ローンチしているが、9月には、韓国、シンガポール、香港、台湾を含むアジア地域でのサービスローンチを発表した。Netflix が直面する問題の一つが、中国のテレビ番組が配信日前に全シーズン分のエピソードを予め政府の検閲にかけなければならない点だ。番組内容が不適切な性表現を含んでいたり、政府の理想に反する内容が含まれいたりする場合は、編集されるか配信が禁止される。

LeEco との協業により、Netflix は長年望んでいた中国でのチャンネル開設に漕ぎつけることができるかもしれない。Netflix は、過去に Alibaba(阿里巴巴)との協力も噂されたことがあるが、Alibaba は既に自らの月額制ストリーミングサービス Tmall Box Office(天猫票房)をローンチさせている。

アメリカ企業にとっては、中国市場へ単一で参入するよりも、中国企業とのハイレベルな協力関係を構築すべきとのプレッシャーが高まりつつある。中国でのローカリゼーションを模索するアメリカ企業に新しいベンチマークをもたらした Uber は、ついに敗北を認め、すべての中国部門を競合である Didi Chuxing(滴滴出行)に売却した。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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4GBのRAMを搭載したLeEcoのスマートバイク「Le Syvrac」

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<ピックアップ>This bicycle has 4GB of RAM ハイテク中国企業が次々とグローバル市場へ進出しつつある。スマートフォンや動画配信などのサービスを提供しているIT企業、LeEcoもその一つだ。同社はアンドロイドスマートフォンを搭載したマウンテンバイク「Le Syvrac」をリリースし、大いに注目を浴びている。 Le Syvracは自転車だが同時にスマートフォンでもあるという、…

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<ピックアップ>This bicycle has 4GB of RAM

ハイテク中国企業が次々とグローバル市場へ進出しつつある。スマートフォンや動画配信などのサービスを提供しているIT企業、LeEcoもその一つだ。同社はアンドロイドスマートフォンを搭載したマウンテンバイク「Le Syvrac」をリリースし、大いに注目を浴びている。

Le Syvracは自転車だが同時にスマートフォンでもあるという、なんとも斬新なプロダクトだ。ハンドルバーに4インチディスプレーのアンドロイド端末が内臓されている。クアッドコアCPUと4GBのメモリを搭載するこのスマートフォンは、WiFiやBluetoothに接続でき、SIMカードも挿入できる。

サイクリング中に通話やメッセージの送受信ができるだけではない。その他にも以下のようなスマート機能を盛り沢山に備えたスーパーバイクだ。

  • GPSによるナビゲーション
  • 走行済みルートの記録
  • 走行中、赤いレーザービームが自転車の左右に安全ラインを引き、周囲の自動車が接近し過ぎるのを防止
  • ボタン一つで後輪をブロック、車輪を持ち上げるとアラーム音が鳴る盗難防止システム
  • ハンドルのボタンで音量を調節できるスピーカーを内臓。サイクリングしながら音楽が聴ける
  • スマートフォンのバッテリーはペダルを踏むことで充電可能
  • ハンドルグリップに内臓したセンサーで心拍数を測定
  • 手をかざすだけで点灯し、明るさを調整できるセンサー式ライトシステム
  • ハンドル中央のカメラで動画を撮影可能

スマートフォン内臓の自転車は必ずしも必要なものとは言えないが、テッキーなサイクリストにはたまらないバイクかもしれない。同じく中国企業のAcerも自転車用カメラをリリースしたばかりだ。

すでに中国ではLe Syvracを購入できる。価格にはかなり幅があり、安価モデルは800ドル、総カーボンフレームのモデルは6,000ドル。Digital Trendsによると、今年末にも米国での販売を開始する予定だ。

via. The Verge

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Le Sports(楽視体育)がシリーズBラウンドで10.7億ドルを資金調達——時価総額は31.5億ドル

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3月はインターネット大手 LeEco(楽視、旧 LeTV)の関連会社にとって恵みの多い時期のようだ。LeCloud(楽視雲)が10億元(1億5,000万米ドル)のシリーズAラウンドをクローズするとまもなく、同グループ内でも勢いのあるオンラインスポーツメディア企業 Le Sports(楽視体育)がシリーズBラウンドで70億元(10億7,000万米ドル)もの資金調達を行い、それにより Le Sport…

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3月はインターネット大手 LeEco(楽視、旧 LeTV)の関連会社にとって恵みの多い時期のようだ。LeCloud(楽視雲)が10億元(1億5,000万米ドル)のシリーズAラウンドをクローズするとまもなく、同グループ内でも勢いのあるオンラインスポーツメディア企業 Le Sports(楽視体育)がシリーズBラウンドで70億元(10億7,000万米ドル)もの資金調達を行い、それにより Le Sports の時価総額は205億元(31億5,000万米ドル)となった。このニュースは、深圳の上場企業 Caissa Touristic(凱撒旅遊)による発表から間接的な形で明らかにされた。

同発表によると、Hainan Airlines(海南航空)傘下の旅行サービス企業である Caissa Touristic が12億元の資金を他の Hainan Airline 系企業とともに Le Sports に投資したという。これによりオンラインスポーツメディア企業(Le Sports)持分の5.85%を取得することになる。

現地報道によると、中国の実業家である Wang Jianlin(王健林)氏(Wanda Group=万達集団 オーナー)、CMC Holdings(華人文化控股)、さらには政府系投資企業も投資に参加したという。

TechNode(動点科技)が LeEco に詳細を確認したところ、Le Sports が B ラウンドを終了したこと以外、特段のコメントは得られなかった。

Le Sports がスピンオフされて2年が経過した昨年5月、シリーズAラウンドで8億元の資金を調達した時点では時価総額28億元だったが、そこから1年を待たずして時価総額は7倍(原文では6倍となっているが、実際には7倍)以上に急上昇した。

この重量級の企業グループは近年、目覚ましい動きで現地メディアを賑わせていた。同社はスポーツ動画のストリーミングサイト Zhangyu.tv(章魚TV)を3億元で買収したほか、中国のトップサッカーリーグの放映権を27億元で取得、さらにはシンガポールを拠点とするスポーツマーケティング企業 MP & Silva と交渉してサッカーその他の権利を包括パッケージで獲得した

Caissa Touristic の発表では、Le Sports の財務状況も示されている。2015年末時の決算によると、このオンラインスポーツメディア企業の営業収益(監査前ベース)は4億1,700万元(6,430万米ドル)、純資産は4億800万元(6,290万米ドル)であった。

オンラインスポーツは、中国で成長しているオンライン動画ストリーミング市場の中でも新興の分野である。Alibaba(阿里巴巴)は2014年に広州のサッカーチーム Evergrande(広州恒大淘宝)の半分を12億元で買収した後、この成長市場に参入するため昨年スポーツ関連企業を設立した。Jack Ma 氏が支援する Yunfeng Capital(雲鋒基金)もまた、Le Sports のシリーズAラウンドに参画している。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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中国のクラウドサービス新旗手「LeCloud(楽視雲)」、シリーズAで10億人民元(約170億円)を調達

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中国インターネットの大手 LeEco(旧社名 LeTV、楽視)傘下のクラウドコンピューティング及びデータプロセッシング企業 LeCloud(楽視雲)が木曜日(3月3日)に発表したところによると、重慶市が運営する800億元の投資ファンドである重慶市戦略性新興産業投資基金(Chongqing Industrial Investment Fund)が主導したシリーズA資金調達ラウンドにおいて、同社は10…

Image credit: LeEco
Image credit: LeEco

中国インターネットの大手 LeEco(旧社名 LeTV、楽視)傘下のクラウドコンピューティング及びデータプロセッシング企業 LeCloud(楽視雲)が木曜日(3月3日)に発表したところによると、重慶市が運営する800億元の投資ファンドである重慶市戦略性新興産業投資基金(Chongqing Industrial Investment Fund)が主導したシリーズA資金調達ラウンドにおいて、同社は10億元(1億5,000万米ドル)を獲得した。

Image credit: LeEco
Image credit: LeEco

このクラウドコンピューティング企業に対する LeEco の持ち分は60%から50%に減少するが、LeEco の LeCloud に対する最高出資比率は依然として維持され、新たな出資者の持ち分は16.67%に留まる。

新たに得た資金は商品開発、サービスの向上、雇用、事業の開発、マーケティングに活用される予定だ。同社はまた、LeCloud 従業員に対して持株インセンティブ制度を導入することを明らかにした。

LeEco の海外進出計画の一環として、LeCloud は動画、法人向けビジネス、動画シェア、バーチャルリアリティ、オートマチッククラウドプラットフォームのためのクラウドコンピューティングサービスを今後向上させていく。

LeCloud の公式データによると、同社は現在650の CDN ネットワークノードを60の国と地域で網羅しており、10万の法人ユーザと何十億もの個人に対してサービスの提供を行っている。

この提携はまた、LeEco と中国のクラウドコンピューティングの中心地である重慶市当局とのさらなる協力を促すことになるだろう。LeEco は、重慶市のクラウドコンピューティング及びビッグデータに関する研究開発、生産、流通、運営、インキュベーション、マネージメントサービスを促進させることを計画しており、重慶市当局は協力事業とブロードバンドのリソースに関わる支援をしていく予定である。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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中国で音楽ライブのストリーミング・サービスが人気沸騰中

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2014年以降、中国のテック企業や音楽企業がコンサートストリーミング事業に参入している。オンラインビデオサイト(Youku=優酷、iQiyi=愛奇芸、Tencent Video=騰訊視頻)、音楽(ビデオ)ストリーミングサービス (Tencent=騰訊 の QQ Music=QQ音楽、Kugou=酷狗、NetEase Cloud Music=網易雲音楽、Yinyuetai=音悦Tai)、ソーシャルサ…

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2014年以降、中国のテック企業や音楽企業がコンサートストリーミング事業に参入している。オンラインビデオサイト(Youku=優酷、iQiyi=愛奇芸、Tencent Video=騰訊視頻)、音楽(ビデオ)ストリーミングサービス (Tencent=騰訊 の QQ Music=QQ音楽、Kugou=酷狗、NetEase Cloud Music=網易雲音楽、Yinyuetai=音悦Tai)、ソーシャルサービス(YY、Momo=陌陌)、ゲームプレイ放送サービス(Douyu TV=斗魚TVLongzhu=竜玉)、既存の音楽レーベル企業・プロモーター(Modern Sky Entertainment=摩登天空、YEMA=野馬)から最近設立されたスタートアップ(Panda TV=熊猫TV)にまで及ぶ。

オンラインビデオウェブサイト大手でコンサートストリーミング市場に早くから参入したLeTV(楽視力)は、2015年に367回のミュージックコンサートやフェスティバルの配信を行い、その視聴数は合計で2億ビューを超えたという。490万もの視聴者が2015年9月にポップシンガー Chris Lee(李宇春)によるライブ公演のビデオ配信を視聴した。LeTV は今では ケイティ・ペリーやビヨンセといった外国人歌手による公演も定期的に配信している。同社は2016年に600を超える公演の配信を目標としている。

楽視で放映された、歌手・李字春の番組
楽視で放映された、歌手・李字春の番組

ソーシャルネットワーク大手で2008年以降自社もしくは第三者制作による音楽イベントのビデオ配信を行っている Tencent(騰訊)によると、コンサート配信を視聴するユーザの半数以上はミュージシャンがほとんど訪れることのない小規模な都市に住む人たちであったという。中国でも一番の人気を誇るポップシンガー Jolin Tsai(蔡依林)による2014年12月のコンサートでは、Tencent のプラットフォームで48時間以内に約4,000万もの視聴があった。Live Musicという Tencent 自社制作による音楽公演のブランドでは、2015年5月に週に1つのペースで社内制作によるコンサートのライブ配信を始めた。

中国で最も人気のある音楽フェスティバルである Strawberry Music Festival(草苺音楽節)は2015年に1,800万ものオンライン視聴があり、国内9つの都市でビジター数はその3倍であった。Kugouという、自社の音楽ストリーミングサービスで Xiangjiang Music Festival(湘江音楽節)を放送した音楽配信サービスは、5日間のイベントで1,000万を超える視聴者がいたという

ライブビデオ放送スタートアップの Panda TV は2015年9月、中国で一番の大富豪であるWang Jianlin(王健林)氏の1人息子 Wang Sicong(王思聡)氏をCEOに迎えた。Wang Sicong 氏のタレントエージェンシーと数ヶ月前に契約を交わした韓国のボーカルグループ T-ARA による最近のコンサート配信ではPanda TVで80万もの視聴者を集めた

トレンドをリードしているテック企業大手

2014年、LeTV はシンガーソングライター Wang Feng(汪峰)氏を迎え、彼のコンサートを配信することに加え、チケットを3日間販売しライブストリーミングやビデオ再生することでお互い合意した。LeTVは月間加入料金として20~30元(3~5米ドル)足らずの金額を課しているが、これは平均的なコンサート料金より格段に安い。4万8,000人ほどのLeTVユーザがライブストリーミングを、2万7,000人が2日でビデオ再生を視聴した結果、総額200万元(約32万米ドル)の売り上げがあった

有名な中国のミュージシャンによる3つのコンサートのオンライン放送ではその年の後半、LeTVで13万枚のチケットを販売した

LeTVによる最初の取り組みからまもなく、Tencent の QQ Music と Hunan Satellite Television(湖南衛視台)のビデオサイトMango TV(芒果 TV)は、Hunan TVのアーティストマネジメント関連企業のポップシンガーである Hua Chenyu(華晨宇)によるコンサートの放送で12万枚のチケットを売り上げた

Tencentによると、2015年後半にもライブストリーミングで韓国のボーカルグループ BIGBANG がマカオで行ったコンサートをオンライン配信し、12万枚ものチケットを販売したという。視聴者はストリーミングウェブサイトで2種類の商品とバーチャルギフトも購入することができた。

Live Streaming of the BigBang Concert on Tencent (image credit: Douban Chouyunimo)
騰訊上での、BIGBANG のコンサートのライブストリーミング(画像出典:豆瓣 丑鱼尼莫

中国の主要なビデオサイトのコンサート配信の多くは無料で提供されている。大手テック企業にとって、ビデオストリーミングのラインナップにコンサートを追加することはコンテンツの拡張を意味しているが、収益性は主たる懸念材料ではない。

しかし、有料であれ無料であれライブコンサートの配信では広告やバーチャルグッズを販売し収益をあげている。一般的に、ライブビデオストリーミングは、広告主にとってオンデマンドビデオよりも価値があると考えられている。

弾幕のコメントシステムのような、中国のオンラインビデオプラットフォームにある既存の人気インタラクティブ機能や、バーチャルギフトの送信、リアルタイムの投票機能などもコンサートのストリーミングで利用できる。バーチャルギフトは多くのオンラインインタラクティブサービスにとって相当の収益となっている。

リアルタイムでコメントできる「弾幕」
リアルタイムでコメントできる「弾幕」
騰訊のライブストリーミング・プラットフォーム
騰訊のライブストリーミング・プラットフォーム

テック企業はコンサートでのオンラインプレゼンスの魅力がさらに増すよう、アーティストやファンが交流する方法を設けたいと考えている。オンラインにフォーカスしたアイデアを実践する、あるいは費用をコントロールするため、ありきたりのコンサートを配信するのではなく、アーティストやプロモーターと協力して公演を運営する取り組みを行うようになっている。中には、自社でライブ音楽の収益をあげ、コンサートを運営するための専門スタッフを雇っている企業もあるくらいだ。

中国のミュージシャンやプロモーターがテック企業に対しコンサートのビデオ配信を容認する前から、LeTV.com(2012年~)とTencent の QQ Music(2008年~)は自社運営によるコンサートを配信している。

2015年12月に LeTV はライブハウスをオープンし、将来の公演について韓国のエンターテイメント企業数社との契約を交わしたと発表した。Tencent の Live Music は現在、月あたり少なくとも4つの公演を制作している。

D.Live, LeTV’s Live Music Venue
楽視のライブミュージック会場「D.Live」

オンラインだけのインタラクティブコンサート

ゲーム付きのバーチャルグッズやオンライン上のソーシャルサービスは Tencent など中国のテック企業の多くにとって主要な収入源となっていたが、コンサートのストリーミングに関しては YY Music ほど真剣に考えているところはない。このサービスは、アマチュアの歌手が名声だけでなく視聴者から送られるバーチャルギフトを獲得するビデオ放送プラットフォームである。YY Musicはバーチャルギフトの販売でかなりの収益をあげてきた。

コンサートストリーミングのトレンドを理解しているYYは、自社プロデュースによるプロの歌手向けのコンサート Wanchanghui(玩唱会)を2015年7月にローンチした。同業他社サービスとの違いは大きく、(a)オンラインだけで利用可能、(b)公演中、多くのアーティストファンによる交流が可能、の2点にある。

YY玩唱会のインターフェイス
YY玩唱会のインターフェイス

YY Wanchanghui の公演はすべて無料だ。しかし、当然ながら、視聴者に対して様々なバーチャルアイテムが販売されている。

Wanchanghui の公演では画面上に視聴者から送られるコメントやバーチャルギフトが表示される。バーチャルギフトをたくさん購入したトップバイヤーも表示されるが、これは支持の意向を示すためにファンに多くの金額を使ってもらうよう促すものだとYYは考えている。

YY はコンサート中にファンと交流できるよう、特定のアーティスト仕様のオンラインゲームやゲーミフィケーションも開発している。また、YY は平均的なオンラインゲームと同じように、カスタマイズされたバーチャルグッズも制作している。

YY玩唱会のコンサートで歌う、歌手の楊丞琳
YY玩唱会のコンサートで歌う、歌手の楊丞琳

2015年10月に行われた台湾のポップシンガーRainie Yangによるコンサートでは、500万を超えるユーザが Wanchanghuiで視聴した。YY は2015年に数々の Wanchanghui コンサートを運営している。

陌陌現場
陌陌現場

2015年9月にソーシャルアプリの Momo はMomo Xianchang(陌陌現場)をローンチしたが、これは YY Wanchanghui とよく似ている。同社は、人気のミュージシャンでありテレビでの音楽公演のディレクターも務めているKubert Leung氏を起用し、自社で音楽公演をプロデュースした。YY と同じように Momo のユーザも歌手とのやり取りが可能で、公演放映中、バーチャルギフトを送ることができる。

Momo は、視聴者層が若い市場では有利なポジションにあると考えている。2億人の登録ユーザの85%は32歳以下である。彼らはゲーム用バーチャルアイテムの購入やアプリでのステッカー購入に慣れている人たちだ。

このアプリにはローカルなイベントプラットフォームがあり、ここでユーザはチケットを購入できる。同イベントプラットフォームによると、Momo ユーザの間で最も人気のあったイベントは音楽コンサートとフェスティバルであったという。

2015年9月、中国の若者の間で人気のあるミュージシャン Zhou Bichang(周筆暢)はMomoにて毎日1時間、3日にわたるコンサートを行った。ピーク時には100万もの人が同時に視聴し、全体の視聴者は1,065万人に達したとMomoは伝えている。そのほか3日間の公演中、ユーザは平均6人のフォロワーを獲得したことが判明した。

既存の音楽業界もこの動きに参加

音楽フェスティバルやイベントで最もよく知られた音楽企業の Modern Sky Entertainment は、2015年4月に Modernsky Now(正在現場)という携帯アプリを発表した。これは音楽イベントのライブストリーミングやビデオ再生を行うサービスで、コンテンツは自社制作もしくは第三者からの提供によるものである。

Modernsky Now
Modernsky Now

同社のコンテンツはこのアプリのほかにもスマートテレビやいくつかのオンラインビデオのプラットフォームで利用できる。先ほど述べた Strawberry Music Festival は Modernsky が運営するもので、2015年のピーク時には30万ものビジターが携帯アプリで視聴したという。

Modernsky NowのCEOであるZhang Dongliang(張棟梁)氏によると、Modernsky では、コンサートストリーミングの将来は質の高いコンテンツに対する消費者の支払い意思次第であると考えている。

YEME Live
YEME Live

2015年7月、音楽フェスティバルキュレーターの Li Hongjie 氏は、YEMA Live(野馬現場)という新たに設立したスタートアップによって開発されたストリーミングアプリでライブ配信をするため、彼が設立した音楽フェスティバルを主催した。ほぼ同時期、この携帯アプリスタートアップ  YEMA Live は中国で有名なミュージシャンである Wang Feng 氏と Unity Ventures(九合創投)から資金を調達した。

YEMA Liveは2015年のローンチ以降、100を超える音楽イベントを放送してきた。同社は自社スタジオでコンテンツの自主制作を開始したところだ。

Modern Skyと同じようにYEMAもコンテンツに課金するという。過去のコンサートは無料で提供されるが、同社は将来的にはバーチャルチケットの販売や加入者サービスでマネタイズしたいと考えている。また、ミュージシャンに対し総収入の70%を配分すると約束している

Modernsky Now や YEMA Live などのプラットフォームにとってはポッドキャストなど別カテゴリーのコンテンツへと拡大するのは難しいことではない。Modernsky はオンラインでのラジオ公演に向けて有名人との契約をスタートさせている。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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Xiaomi(小米)のSTBがIPTV大手のLeTV(楽視)との裁判に敗訴、検閲を徹底したい中国政府の意向が影響か?

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先週(原文掲載日:7月9日)、Xiaomi(小米)は LeTV(楽視)とのオンラインビデオ配信の著作権における法廷闘争で敗訴した。これは両者がスマートTVのセットトップボックス(STB)市場で直接の競合であることと関連するが、それだけでなく、ビデオコンテンツ配信にまつわる議論も呼び起こしている。 LeTV は Xiaomi に対して、セットトップボックス Xiaomi Box(小米盒子)でビデオコ…

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先週(原文掲載日:7月9日)、Xiaomi(小米)LeTV(楽視)とのオンラインビデオ配信の著作権における法廷闘争で敗訴した。これは両者がスマートTVのセットトップボックス(STB)市場で直接の競合であることと関連するが、それだけでなく、ビデオコンテンツ配信にまつわる議論も呼び起こしている。

LeTV は Xiaomi に対して、セットトップボックス Xiaomi Box(小米盒子)でビデオコンテンツを配信していたことを非難し、自社が独占的な権利を持っていると主張した。しかし、スマートTVおよびセットトップボックスを含むコンシューマ電子機器メーカーのXiaomi は、ビデオコンテンツを直接でなくサードパーティーアプリやコンテンツプロバイダを介して提供している。前述のビデオコンテンツは、公式に認可されたビデオ配信者である ICNTV(中国中央電視台)から提供されたものである。

実際のところ、中国のセットトップボックスおよびスマートTVは、自分達が所有するビデオコンテンツや、配信したいと考えているコンテンツを配信することを許されていない。テレビ、ラジオ、映画および出版を統括する省庁の SARFT(国家広播電影電視総局)は、7つの組織だけに最先端のビデオコンテンツを提供することを許諾し、さらに他の7つの組織に対して、スマートTVやセットトップボックスにビデオコンテンツを提供することを許可している。ICNTVを含む14の組織すべては国営機関であり、SARFT の管轄下にある。

中国において、テレビ画面で見られるコンテンツは。SARFT の厳しい管轄下にある。コネクテッドTV(スマートTV)が中国市場でブームになってくると、SARFT がテレビ局に対して彼らの望まない内容を放送することをやめるよう命令できた以前の状況とは異なり、 SARFT が検閲できないコンテンツを配信するオンラインビデオ配信業者のビデオコンテンツを、スマートTVやセットトップボックスが配信できてしまう。

Xiaomi Box を最初にローンチしてほどなく、Xiaomi は最初の教訓を得ることとなった。それは、Xiaomi スマートフォンや大半のコネクテッド機器でプリインストールされたビデオアプリを含むものが中国では人気があるが、SARFT から与えられたライセンスを保有していなかった点だ。

認可済みコンテンツを配信したことで、再度 Xiaomi はトラブルに見舞われている。許諾を受けていないコンテンツが、CNTV から Xiaomi Box を介して配信されていると通報されたのだ。問題を複雑にしたのは、LeTV は ICNTV でなく Xiaomi を訴えたことだ。さらにややこしいことに、裁判所は Xiaomi Box が著作権を侵害したと認定した。

LeTV の代理人である弁護士によると、Yicai(第一財経)が報道した通り、問題はXiaomi が ICNTV のコンテンツの利益を Xiaomi も受け取ったことだという。

以前のようにテレビ番組の内容をコントロールするために、SARFT は TVOS と呼ばれるスマートTV用のOSを2013年末にリリースし、先月にはすべてのケーブルTV会社に対して、消費者に提供するすべてのスマートTVにそのOSを搭載することを指示した。

【via Technode】 @technodechina

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中国のオンライン動画LeTV(楽視)が出す新型スマートTVはモーションコントロール機能付き

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中国のオンライン動画とハードウェアのプロバイダーであるLeTV(楽視)は、70インチスクリーンでQualcomm製クアッドコアプロセッサを搭載した新型のスマートTV、Max70を発売した。 Max 70にはモーションコントロール用のカメラが付属しており、ジェスチャーおよび声によるコントロールが可能になっている。これはカメラを内蔵しているSamsungとは異なる。LeTVのモーションコントロールがち…

Max70

中国のオンライン動画とハードウェアのプロバイダーであるLeTV(楽視)は、70インチスクリーンでQualcomm製クアッドコアプロセッサを搭載した新型のスマートTV、Max70を発売した。

Max 70にはモーションコントロール用のカメラが付属しており、ジェスチャーおよび声によるコントロールが可能になっている。これはカメラを内蔵しているSamsungとは異なる。LeTVのモーションコントロールがちゃんと機能するかどうかは最初の製品が発売される2月25日までは分からない。

LeTVは常にメジャーなオンライン動画サービスの一歩先を行く存在として知られており、最近ではスマートテレビメーカーとしてもその知名度を上げている。中国国内における他の動画サービス業者との価格競争では、動画利用権販売で成功した。

LeTVは、各動画サイトがオリジナル動画コンテンツの作成に乗り出す前から、既に映画やテレビ番組の制作会社であるLeTV Yingye(楽視影業)を立ち上げていた。2013年の暮れには中国で多数の人気テレビドラマ作品を送り出した制作会社Huaerを9億元(約1億5000万米ドル)で買収した。

LeTVは理想的なモデルを構築した。サードパーティーの制作による動画や自主制作動画が見れるのだ。カスタムAndroidシステムであるLeTV Ulを使うと、セットトップボックスやスマートテレビのユーザがオンライン動画や各種アプリにアクセスできる。

新たに頭角を現したハードウェアメーカーと同様、LeTVは先行予約で顧客の需要を把握し、ハードウェア全種のインターネット販売を行っている。

スマートTVに関しては、中国のTVメーカーの中で、伝統ある企業もスタートアップも含めると、Xiaomi(小米)がLeTVの直接的な競合相手と考えられる。Xiaomiは4ヶ月前に同社初のスマートTVをリリースした。

同社には自社の動画プラットフォームがないので、中国の大手動画ストリーミングサービスの1つ、Xunlei Kankan(迅雷看看)への出資がささやかれている。年間使用料を取るLeTVと異なり、Xiaomiはストリーミングのオンライン動画や他のサービスに課金をしていない。

LeTV初のスマートTVは中国でも初のものであったため、同社はケーブルTVの視聴と同様に課金することを目指していた。しかし、インターネットサービスのデベロッパー集団により設立されたXiaomiのような企業は、エンドユーザから利用料を徴収するのは良いアイデアだとは考えていない。

それに伴いLeTVは価格設定を調整した。2013年5月にローンチされた前回のフラッグシップモデルX60はオリジナル価格の3分の2にまで下げられた。 しかし、同社は価格改定前は1年契約であった利用を2年契約にし、最新のモデルMax 70も2年契約を求めている。

価格は8999元(およそ1500米ドル)とし、同サイズのスクリーン、同スペックを持つ競合よりもはるかに安いことにLeTVは自信を見せている。

【原文】

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LeTV(楽視)が2億6000万米ドルでテレビ製作スタジオを買収、オリジナル動画コンテンツを強化

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中国の動画ポータルであるLeTV(楽視、SHE:300104)は先日、Flower TV(花児影視)をおよそ16億元(2億6100万米ドル)で買収したと発表した。私たちはこれまで耳にしたことがなかったFlower TVであるが、受賞暦のあるテレビ製作スタジオであることがわかった。ここ数年にわたり、Flower TVは中国の人気テレビ番組(ホームページは中文記載)を複数製作している。 今回の買収は、…

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中国の動画ポータルであるLeTV(楽視、SHE:300104)は先日、Flower TV(花児影視)をおよそ16億元(2億6100万米ドル)で買収したと発表した。私たちはこれまで耳にしたことがなかったFlower TVであるが、受賞暦のあるテレビ製作スタジオであることがわかった。ここ数年にわたり、Flower TVは中国の人気テレビ番組(ホームページは中文記載)を複数製作している。

今回の買収は、Huluに似たサービスでユーザ向けにオリジナルコンテンツを作成しているLeTVにとっては価値のある選択であると言える。LeTVの子会社LeVisionは今年話題を呼んだ映画、Tiny TimesとTiny Times 2を一部プロデュース、配信している。この映画シリーズの1作目は今夏、無料でストリーム配信された。

ビデオストリーミングサイトがユーザ作成型コンテンツから徐々に遠ざかっているため、中国ではテレビドラマや映画のような主要なライセンスコンテンツ業界が新たに大きな激戦区となっている。LeTVはYouku(優酷)、Baidu(百度)のiQiyi(愛奇芸)、PPSサイト、PPTV、Tencent Video(騰訊視頻)その他多くの企業との争いに直面している。

LeTVはちょうど2010年に上場以来、8月の初の資金調達ラウンドで3250万米ドルを獲得した。同社は事実上25億2000万米ドルの価値とされている。

【原文】

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中国オンライン動画ビジネスの現状

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【原文】 中国の複数のオンライン動画サービス、これらは俗に代表格の「Youku(優酷)」になぞらえて「Youkus」と呼ばれるが、彼らは長年にわたってインフラ整備、コンテンツ購入、ユーザ獲得、ブランディングといった取組みをし、欧米のサービスにならって、オリジナルコンテンツの製作にも着手した。 外部から調達するコンテンツのライセンス費用は中国式の競争によって拍車がかかり2009年頃に急騰、そして20…

【原文】

How about Doing Online Video Business in China Fashion?

中国の複数のオンライン動画サービス、これらは俗に代表格の「Youku(優酷)」になぞらえて「Youkus」と呼ばれるが、彼らは長年にわたってインフラ整備、コンテンツ購入、ユーザ獲得、ブランディングといった取組みをし、欧米のサービスにならって、オリジナルコンテンツの製作にも着手した。

外部から調達するコンテンツのライセンス費用は中国式の競争によって拍車がかかり2009年頃に急騰、そして2012年、最終的に比較的妥当なレベルへと下がった。それと同時に、かなりの数のサービスがそれほど大きくない中国の動画広告市場内で競争しなければならず、しかもそれらのサービスはユーザをうまく有料コンテンツの購入に誘導できていない。したがって、近い将来に収益が上がる見込みがないのである。

彼らが欧米の動画サービスYouTubeやHuluなどを追いかけるのは、その方がよりメディアからの注目を浴びるから、というのが理由のひとつだ(中国のインターネットサービスほとんどすべてについて、これは当てはまる)。

動画ビジネスから収益を上げるのがいかに難しいか、中国のユーザがいかにこういったサービスにお金を払おうとしないか、といった問題に取り組んでいた際、中国南部の家庭ではオンライン動画を視聴できるChina Telecom(中国電信)のサービスに加入していた。これは有料サービスにこだわっていた大手動画コンテンツプロバイダの一社であるVoole(優朋)のテレビだ。またオンライン動画プロバイダであるLeTV(楽視)は利益を上げていた。(将来の利益を圧迫するライセンス費の償却について、その会計処理には賛否両論があるが。)

LeTV、中国式の興味深いケース

2004年に設立されたLeTV(SZ:300104)は中国で最初にインターネットビデオサービスを開始した会社のひとつであり、どこよりも早く株式公開に踏み切った。YouTubeのようなユーザ発信(UGC)コンテンツを取り扱うYoukuやTudou(土豆)と違って、LeTVはライセンス許可されたコンテンツからスタートした。

UGCコンテンツでは収益化が見込めないと判断し、UGCサイトは2008年後半から著作権付きのプロフェッショナルコンテンツを購入し始めた。2008年はHuluが台頭した年で、これも何らかの関係があるに違いない。しかしそれ以前にLeTVは独占的にコンテンツで巨額の富を得ていたので、Youku等の同業社へのコンテンツ配信を開始した。

誰もが独自のコンテンツの重要性に気付きコンテンツプロバイダに直接頼り始めた2012年2月、LeTVはセットトップボックス(STB)をリリースした。LeTV は動画コンテンツを保有しているので、Xiaomi Box(小米盒子)とは異なり、制約的なリスクはなかった。テレビに動画配信することを許可されたコンテンツプロバイダは、中国には7社しかなく、ほとんどが国有企業だ。

第三者機関が参入し提携を結んでも、Youkus の動画の他は、提携先であるライセンス所持者のコンテンツしか提供することができない。LeTVは、無許可のコンテンツを提供しているXiaomi Box(小米盒子)とは異なり、認可された提携先のCNTV(中国網路電視台)に独自のコンテンツを提供する合法的な方法をとっている。

STBの最初のバージョンの価格は1999元で、中級程度のスマートフォンとほぼ同じ価格設定だ。しかしこれはあまりうまくいかなかったようだ。その後、グレーマーケットでは色々なSTBが販売されるようになり、価格も数百元もしなくなると、LeTVも再設計した製品、C1を無料でリリースした。

しかし、消費者は有料版のコンテンツをこの機器を利用して1年間視聴するために399元支払う必要がある。つまり、ユーザはLeTVに年間使用料を払い続けることになり、C1と一緒にリリースされたスマートTV向けのアプリを利用する場合も同様に、490元の年間使用料を支払う必要がある。

399元や490元は、中国のユーザがケーブルテレビに加入して支払っている料金、例えば、似たようなChina TelecomのインターネットTVに加入して支払っている312元のセット料金と大差ない。

LeTVには、収入源になり得る事業が他に2つある。一方は、Le Vision Pictures(楽視影業)で、動画を自主製作するために2008年に設立され、年間30本の映画制作が計画されているLeTVの兄弟会社だ。もう一方は、LeTV Store(楽視市場)で、テレビの娯楽向けアプリを収集するために設立されたテレビ向けアプリショップだ。LeTVが4つの収益源と位置づけている、ハードウェアの売上、有料コンテンツ、有料アプリやアプリ内課金、そして広告収入で、見事な収益構造を形作っている。

これは説得力があるのではなかろうか?LeTVのやり方が結局失敗に終わり、中国式で生き残ろうと試みて失敗に終わった企業のリストに加えられる可能性もある。しかし、一方で私はどうして、いわゆる Youkus がオンラインテレビ局にならないのか疑問に思う。

既存の中国テレビ局と同じように、自主制作番組やライセンスを受けたコンテンツからそれなりの広告収入を得ることができるだろうに。モバイル参入についてはどうだろうか? あるいは、広告を売ればうまくいくだろうか?

【via Technode】 @technodechina

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