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「Lightning Lab」が目指す“ビットコイン版VISA”の可能性、その驚きの送金手数料

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ピックアップ:Lightning Labs Raises $10M Series A to Be the ‘Visa’ of Bitcoin ニュースサマリー:Bitcoinの決済処理性能の向上を目的とするスケーリング技術「Lightning Network」を開発するLightning Labsは2月5日、Craft Ventures、Slow Ventures、Avichal Garg of …

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Image Credit : Lightning Labs

ピックアップLightning Labs Raises $10M Series A to Be the ‘Visa’ of Bitcoin

ニュースサマリー:Bitcoinの決済処理性能の向上を目的とするスケーリング技術「Lightning Network」を開発するLightning Labsは2月5日、Craft Ventures、Slow Ventures、Avichal Garg of Electric Capital、Ribbit Capitalなどから合計1,000万ドルを調達した。

Lightning Labsは2018年のシードラウンド時点で、スケーリング・ソリューション「LND」のベータ版をリリース。TwitterおよびSquare CEOのジャック・ドーシー氏やLitecoin創業者のCharlie Lee氏、元Paypal COOのDavid Sacks氏らから計250万ドルの資金調達した実績を持つ。

2019年6月にはモバイル・ウォレットの提供を開始し、現在では有料ペイメント・サービス「Loop」を開発・提供している。

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Image Credit : Lightning Labs

話題のポイント:Lightning Networkは、銀行間決済で言うところのVISAの様な存在だと考えるとわかりやすいでしょう。現時点でVISAの秒間処理スピードが約1700件程度だとされているのに対し、Bitcoinは毎秒7〜8件程度と、今のままではとても使いものになりません。そこでLightning Networkが登場します。

Craft Venturesのディレクターであり、Lightning Labの取締役の一人であるBrian Murray氏が、Lightning Networkについて以下のような説明をしています。

Bitcoinがグローバルなペイメント・ネットワークへと進化するためには、ベースレイヤー(1st Layer)を越えて拡張を成功させる必要があります。VISAが銀行間の決済処理を肩代わりし、パフォーマンスを向上させているのと同様、Lightning NetworkがBitcoinブロックチェーンの決済処理パフォーマンスを向上させ、手数料の低下をもたらす可能性があるでしょう。

言い換えれば、銀行の決済性能では処理できない量の取引を、Lightning Networkが代わりに行なってくれることを意味します。

Lightning Networkにより、処理数が数千にも拡大する可能性があります。処理性能が大きく飛躍を遂げ、高いパフォーマンスを達成した際には、同技術を活用したマイクロペイメントやサブスクリプション・サービスなどの登場も期待できるでしょう。

さて、筆者は最近、国際送金を行う機会がありましたが、有名な送金サービス「Transferwise」が銀行による国際送金の8分の1程度のコスト(手数料)で送金サービスを提供していることに驚きました。約50万円の送金コストは4300円程度で、これはクレジットカードの海外キャッシングのコスト(利息)と比較しても半額になります。

しかしその後、Bitcoinの決済手数料を確認すると、50万円ほどの送金にかかる手数料がわずか15円程度であることに衝撃を受けました。もちろんネットワークが混雑している場合は手数料は高騰し、着金も遅延しますから、今以上にBitcoin送金に需要が生まれれば、このクオリティは維持できないでしょう。

ただ、Lightning Networkが普及すれば、ネットワーク混雑時も価格・スピードを低く維持できます。そう考えると、送金通貨としてのビットコインの可能性には大きな期待が高まります。ジャック氏を含む数々の起業家らがLightning Networkの可能性に魅せられる理由も理解できるのではないでしょうか。

創業者も賞賛、Twitterでビットコイン投げ銭できる「Tippin」登場ーーLightning Networkの送付体験はいかに

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ピックアップ:You Can Now Send Bitcoin Tips Over Lightning on Twitter ニュースサマリー:TwitterからBTC(ビットコイン)で投げ銭を可能にするChromeエクステンションが登場している。Tippinが17日から公開しているもので、ライトニングネットワークを通じてBTCチップが送付できる。 TippinのChrome機能拡張インストールし…

coffee smartphone twitter application
Photo by freestocks.org on Pexels.com

ピックアップ:You Can Now Send Bitcoin Tips Over Lightning on Twitter

ニュースサマリー:TwitterからBTC(ビットコイン)で投げ銭を可能にするChromeエクステンションが登場しているTippinが17日から公開しているもので、ライトニングネットワークを通じてBTCチップが送付できる。

TippinのChrome機能拡張インストールしておけば、Twitterのツイート画面にLikeやRetweetに加えライトニングネットワークを表す「⚡(雷)」マークが表示され、BTC送金用のQRコードを表示させることができる。アプリケーション自体はβ段階だが、問題なく利用することが可能だ。

https://twitter.com/tippin_me/status/1096826447526801410

話題のポイント:実際にTippinのChromeエクステンションをインストールしてみました。(注意:Twitter連携するとメールアドレスへのアクセスもありますので、取得される情報については各自ご注意ください)Twitterを開くと以下のように雷マークが表示され、BTCをライトニングネットワーク経由で少額送金することが可能となります。

Capture.PNG

さて、ライトニングネットワークを用いたトランザクションは日に日に拡大を続けています。ライトニングネットワークの詳細を解析可能なサービス「1ML.com」では、現在のノード数、チャンネル数、キャパシティー数(処理能力)の具体的な数値やそのロケーションなどを確認することができるので、興味ある方はチェックしてみてください。

Capture.PNG
Credit: 1ML.com

まず、ノード数ですが22日時点で6515ノードあり、全体のチャンネル数は2万9562個存在しています。また、ネットワークにおける処理能力は715BTCといったところで、次のようなスピード感で増加しています。昨年の半ば以降から急激な上昇があり、2018年10月に112.3BTCだったものが、今は710BTCものトランザクションを捌けるようになっています。

Capture.PNG地域別にみると特に米国や欧州にて利用されるケース(あくまでノードのロケーションですが)が増えてきている傾向にあります。現時点で誰でも抵抗なく利用できるとまでは言えませんし、ライトニングネットワーク自体もβ段階です。

そういう意味でも今回のTwitterという、マスユーザーが存在するプラットフォームでの実践的なTippinの取り組みは大きな意味を持つように感じます。Twitterの創業者、ジャック・ドーシー氏もこのようにTippinの取り組みを称賛していました。

コーヒーがBTC払い可能になる未来が近くなってきたかもしれません。