IoT との連携を試みる LINE は、冷蔵庫と接続することで、庫内に保管されたビールの本数を LINE 経由で問い合わせができるサービスを実施中。このアイデアを聞いた Kuchler 氏は、ぜひ自分の母親には使わせたいと述べ、会場にも賛同のどよめきを呼んだ。Apple を含め日本で3社が競合するオンラインの音楽サービスの中でも、LINE MUSIC は快勝しているのだそうだ。
例えば、ガールフレンドに「I Love You」と文章を送る代わりに、「I Love You」というタイトルの曲を送るようなケース。音楽サービスをメッセージング機能と連携させることで、うまくいっている。重要なのは、既存のサービスやモノを、モバイルと自然な形でつなぐ、ということだ。(中略)
メッセンジャー業界の今後について、出澤氏はメッセンジャーが各国の文化の影響を大きく受けるため、地域によってさまざまなアプリが存在するものの、将来的には世界で2〜3つのメジャーなサービスに統合されていくのではないか、と持論を展開した。その上で、さまざまなハイクラスなサービスを提供できている LINE のようなプラットフォームが、世界の多くのユーザを魅了できるだろうと自信を見せた。
本稿は、フランス・パリを拠点に世界各地のスタートアップへの投資を行っているベンチャー・キャピタリスト Mark Bivens によるものだ。フランスのスタートアップ・ブログ Rude Baguette への寄稿を、同ブログおよび著者 Mark Bivens からの許諾を得て、翻訳転載した。(過去の寄稿) The Bridge has reproduced this from its origina…
本稿は、フランス・パリを拠点に世界各地のスタートアップへの投資を行っているベンチャー・キャピタリスト Mark Bivens によるものだ。フランスのスタートアップ・ブログ Rude Baguette への寄稿を、同ブログおよび著者 Mark Bivens からの許諾を得て、翻訳転載した。(過去の寄稿)
The Bridge has reproduced this from its original post on Rude Baguette under the approval from the blog and the story’s author Mark Bivens.
欧米には、東南アジアの驚くべきEコマースの可能性に気づいている投資家があまりいない。少なくとも、シンガポール以外の国々に対しては。Rocket Internet だけは例外だ。容赦のないエグゼキューションを迫る彼らのビジネスモデルが東南アジアでも通用することを証明しただけでなく(Zalora、Lazora などが好例)、すばらしいオペレーションで訓練された起業家を従え、市場を開拓している。
LINE は、タイではドミナントのメッセージング・プラットフォームで、3,300万人の登録ユーザがいる。LINE の会社発表による最近のデータによると、LINE の MAU (月間アクティブユーザ)は2,900万人に迫る勢いだ。ある投資家は、彼女の母が複数の友人サークルのために複数の異なる LINE グループを使っていることを話してくれたのだが、このことからもわかるように、LINE はごくごく日常的な使われ方をするものとなり、直接出会う以外で対話するのに最も信頼できるコミュニケーション・チャンネルとして急速に成長した。
Orn Euaungkanakul (Instagram/LINE user), Prinda Pracharktam (Co-Founder Glazziq.com), Aim Charoenphan (MD of Hubba), and Adrian Vanzyl (Co-Founder of Ardent Capital)。
LINEは、投資ファンド「LINE Life Global Gateway」を通じて、レストラン予約決済サービス「ポケットコンシェルジュ」を運営するポケットメニューに出資することに合意した。 出資先となるポケットメニューは、2013年7月にレストラン予約サービス「ポケットコンシェルジュ」をリリース。その後、2014年7月には店舗での会計が自動で行われる新機能をリリースしていた。 LINEは、ポケッ…
LINEは、投資ファンド「LINE Life Global Gateway」を通じて、レストラン予約決済サービス「ポケットコンシェルジュ」を運営するポケットメニューに出資することに合意した。
韓国のトップ・ゲーム・デザイン会社「4:33 Creative Lab(以下、4:33 と略す)」が、世界最大のモバイル・メッセンジャー企業 Tencent(騰訊)と LINE の傘下に入った。約1億ドルに及ぶ巨大な投資は、4:33 の海外進出や2015年と目されるIPOを支援することになるだろう。 LINE と Tencent からの出資を引き出した 4:33 はソウルに本拠地を置くゲーム会社で…
韓国のトップ・ゲーム・デザイン会社「4:33 Creative Lab(以下、4:33 と略す)」が、世界最大のモバイル・メッセンジャー企業 Tencent(騰訊)と LINE の傘下に入った。約1億ドルに及ぶ巨大な投資は、4:33 の海外進出や2015年と目されるIPOを支援することになるだろう。
LINE と Tencent からの出資を引き出した 4:33 はソウルに本拠地を置くゲーム会社で、ゲームデザイン市場で世界的な企業になることを目指している。ミッションをうまく達成できれば、同社は過去10年間に成功した、多くの韓国のゲーム会社と肩を並べることになる。これまでに韓国では、NCsoft、Nexon、Smilegate、Com2Us、Neowiz、Netmarble、WeMade Entertainment、Devsisters などのゲーム会社が成功を果たしている。
4:33 の共同 CEO である So Tae-hwan 氏は、次のようにコメントしている。
最近の投資で、4:33 は Tencent と Line という頼れるパートナーを獲得した。両者のユーザを合わせれば、中国、日本、東南アジアを含む世界市場で、10億人以上に上る。このプロジェクトは、成功に向けた多くの可能性をもたらすだけでなく、韓国国内のゲーム市場をも再興するだろう。
韓国国内のゲーム市場はこの10年あまりの間に力強いものとなったが、一方で2015年には飽和状態になるのではないかとの懸念がある。このことから、韓国のゲーム会社は以前にも増して、韓国国外の市場に成長の機会を見出す必要に強いられている。これと同じ流れから、Cookie Run の開発元である Devsisters も、今年初め LINE と提携した。同社は最近、韓国国外での成長に助けられる形で株式公開にこぎつけた。
Tencent は、ユーザ6億人を擁する中国最大のモバイル・メッセンジャー WeChat(微信)を運用しており、LINE は世界中に5.6億人のユーザを抱えている。2013年にカカオトークが発表して大きな影響を与えたように、WeChat / LINE も既存のサービスにゲーム・プラットフォームをリリースすることを計画している、とするのが業界関係者の見方だ。
4:33 に対する投資規模は明らかになっていないが、同社への投資に関った LINE とのコンソーシアムに対し、Tencent が単独で投じた金額が1億ドルに上るとされている。