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4.5万人が稼働するUberロンドン市場で営業権が一時失効に

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  ピックアップ:Uber’s fate in London hangs in the balance as transport regulator reportedly weighs a ban ニュースサマリー:Uberが持つロンドン市での営業権利が失効されたようだ。ロンドン交通局(正式名 Transport for London)は失効日である25日までに新たな営業ライセンスを発行…

 

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ピックアップUber’s fate in London hangs in the balance as transport regulator reportedly weighs a ban

ニュースサマリー:Uberが持つロンドン市での営業権利が失効されたようだ。ロンドン交通局(正式名 Transport for London)は失効日である25日までに新たな営業ライセンスを発行するかどうかの判断を迫られたが、発行の動きを見せなかったことから静かに幕引きとなった。

ただし、Uberに21日間の控訴猶予日が残されていることから、すぐにオペレーションが止まることはない。また、裁判が始まれば判決が出るまで営業を続けていくことができる。ロンドン交通局はUberの運営禁止に関し積極的な検討を行なってきたとされ、一方のUberは当局の判断について楽観的だとの意見を述べていた。

しかし、ロンドン交通局はUberがいくつかの交通安全上のリスクを孕んでいる点を懸念。たとえばロンドン交通局がUberのドライバーを全て特定できておらず、1.4万にも及ぶ未登録車両が存在している点を問題視していた。

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話題のポイント:Uberのロンドンでのサービス提供に暗雲が立ち込めてきているようです。2017年、Uberは初めてロンドン交通局に営業ライセンスを没収されました。その後、改善を試みた上で一時的な営業ライセンス付与に至り、15カ月に渡ってオペレーションを回しました。さらに今年9月には新たに一時営業ライセンスを取得し、11月までの約2カ月間の営業を行なってきました。

Uberにとってロンドンはヨーロッパの中でも最も利用数を誇る、4.5万を超えるドライバーを抱える市場です。今後のロンドン交通局の対応次第で本当に営業を停止する必要に迫れられます。そうなった場合は非常に大きな機会損失を生むでしょう。

ロンドン・ラジオ・ステーションの編集者はTwitter上でタレコミ情報をツイート。ロンドン交通局は同氏に対し「Uberはポジティブな改善をし続けてはいる」と回答しているようで、Uberによる一定のオペレーション改善努力は認めていることが分かります。この点が今後どう転ぶかは注目でしょう。

一方、Uberは余裕な姿勢を見せ続けています。というのも、Uberは控訴・上訴を行うことで実質的にオペレーションを延長し続けることができてしまうからです。許されるギリギリのラインを見計らいながら改善を施していくと同時に、だらだらと裁判の期間を引き延ばす戦略が垣間見れます。

Uberとしても欧州最大規模のロンドン市場を失うことだけは避けたいはずです。事実、Financial Timesによれば同社の株価は当ニュースを受け6%以上下落しました。これから裁判に臨み、出来る限りの改善を尽くすでしょうが、ロンドン交通局がどこまで譲歩するのかが焦点となりそうです。

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ロンドンのテック企業に対する2018年の投資動向が判明——VC投資は29%減少も、EU内の都市では依然として投資額合計が最高

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ロンドンに拠点を置くテクノロジー企業への投資は2018年に29%減少したものの、依然として、他のヨーロッパ諸都市の同種企業が調達した額の2倍近くを集めることができた。 この年間調査はロンドンのプロモーション企業 London&Partners が、データおよびリサーチ企業 PitchBook と提携して発行したものである。 イギリスの EU 離脱という暗雲がイギリスに迫っているにも関わらず…

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テックシティ、ロンドン・オールドストリート
Image Credit: Paul Sawers / VentureBeat

ロンドンに拠点を置くテクノロジー企業への投資は2018年に29%減少したものの、依然として、他のヨーロッパ諸都市の同種企業が調達した額の2倍近くを集めることができた。

この年間調査はロンドンのプロモーション企業 London&Partners が、データおよびリサーチ企業 PitchBook と提携して発行したものである。

イギリスの EU 離脱という暗雲がイギリスに迫っているにも関わらず、ロンドンの企業は昨年18億ポンド(23億米ドル)を資金調達した。これは、資金調達額2位の座についたベルリン諸企業の調達した9億3,653万ポンド(12億米ドル)の1.9倍だ。一方、パリの企業は7億9,700万ポンド(10億1,700万米ドル)で第3位、その下はストックホルム(2億2,423万ポンド/2億8,600万米ドル)、バルセロナ(1億8,274万ポンド/2億3,200万米ドル)という順番だ。

要するに、ロンドンの企業は、第2位から第4位の都市の企業を合わせた額を調達したということになる。

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ヨーロッパ企業の投資額(2018年)
Image Credit: PitchBook (2018)

ただ、過去のデータを調査するとさらなる洞察が得られる。2017年にロンドン企業は24億5,000万ポンド(31億3,000万米ドル)という巨額を集めており、これは2016年の額の2倍、また同年第2位だったパリの5億6,500万ポンド(7億2,000万米ドル)の3倍以上だった。

つまり、ロンドンのスタートアップおよびスケールアップ企業は、2017年と比べて、2018年に29%調達資金額が減ったということになる。とはいえ、ロンドンとイギリス全体のテクノロジー企業への投資は過去5年間安定して成長を遂げており、2017年の巨額な投資額はおそらく、いくつかの特別に規模の大きいラウンドを原因とする外れ値であろう。その年、Improbable は5億200万米ドル、Deliveroo は3億8,500万米ドルに加え別の9,800万米ドル、そして Truphone は3億3,800万米ドルを得た。

また、調査からは、2018年にイギリス国内のスタートアップの調達した資金総額の72%をロンドン企業の調達資金が占めているということも分かる。この値は2018年以前の数年間ほぼ横ばいだ。

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ロンドンとイギリスのスタートアップ調達額:2013〜2018年
Image Credit: PitchBook (2018)

国別の数値も見る価値がある。イギリスは昨年、25億米ドルをベンチャーキャピタル投資として得た。この額はドイツの約1.8倍である。

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ヨーロッパ各国の調達額
Image Credit: PitchBook (2018)

一方で、2018年に17のイギリス企業が株式を公開した。スウェーデンでは10社、フランスでは8社、ドイツでは6社だった。

EU 離脱の脅威

2018年に目を引く資金調達を行ったのは、デジタルバンキングを扱うロンドン拠点のスタートアップ Revolut(1億7,700万ポンド/2億2,500万米ドルを調達)、同じくロンドン拠点で、人工知能(AI)を用いて適切な旅行情報を提供する Culture Trip(5,900万ポンド/7,500万米ドルを調達)などである。他の地域のものとしては、ブリストル発の AI チップ企業 Graphcore が1億5,300万ポンド(1億9,500万米ドル)を獲得した

実際、PitchBook のデータによれば、イギリスの AI スタートアップへの2018年の投資額は7億3,600万ポンド(9億3,700万米ドル)にのぼり、これは前年との比較で47%の増加である。

London & Partners の CEO、Laura Citron 氏は次のように語る。

2018年は前年に続き、ロンドンのテクノロジー部門への投資にとって素晴らしい1年となりました。そして、今回の数値によって、ロンドンは意欲的で国際的な企業が栄える場であるということが示されました。人工知能、フィンテック、ビッグデータといった成長部門への投資レベルは高く、ロンドンは革新的な企業と世界を変えるアイデアを生み出す都市だということが、私たちの研究から明らかです。

しかし、EU 離脱が2019年3月29日に公式に予定されており、ロンドンやイギリスのテック業界にどのような影響を与えるかは興味深いことだろう。ロンドンはヨーロッパのフィンテックの中心都市として有名であり、フィンテック部門は昨年のロンドンの投資総額の60%を占めた。ヨーロッパにおけるイギリスの役割が不確実性に陥っている中、事態は今年大きく変わるかもしれない。

2018年のヨーロッパの別の諸都市に視点を移すと、ベルリン企業は2017年の調達額4億5,600万ポンド(5億8,100万米ドル)を2018年にはほぼ倍増させ、パリの企業は2018年には前年の1.4倍以上の資金を得た。

こうした数値が何を意味するか述べるのは時期尚早だが、ヨーロッパにおけるロンドンの地位に EU 離脱が与える影響は今後2~3年でより明らかになっていくだろう。

ロンドン市のビジネス担当の副市長 Rajesh Agrawal 氏は次のように述べる。

これらの数値は、ロンドンがテクノロジー、イノベーション、クリエイティビティーのためのグローバルハブとして力をつけているということを示すものです。ロンドンのテクノロジー部門の凄まじい成功の根本は、ロンドン市の寛容さ、そして多様で国際的なタレントプールにあります。EU 離脱の結果に関係なく、ロンドンは世界中からのイノベーション、才能、投資に対してオープンであり続けるでしょう。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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Facebook、ロンドン新本部で初の社内インキュベータ「LDN_LAB」をローンチ

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Facebook は同社初の社内インキュベータを開設し、ロンドン本部に設置される。 Facebook は昨年12月にロンドンに新本部を設置した際、「LDN_LAB」について初めて発表した。このインキュベータは2018年末まで12週間のコースを3回実施する予定で、2月26日にキックオフを迎える初回バッチには、7社のイギリススタートアップが参加する見込み。 各3ヶ月のプログラムでは、コミュニティ形成の…

スタートアップ7社が、Facebook LDN_LAB で12週間におよぶメンタリングプログラムに参加することになる。

Facebook は同社初の社内インキュベータを開設し、ロンドン本部に設置される。

Facebook は昨年12月にロンドンに新本部を設置した際、「LDN_LAB」について初めて発表した。このインキュベータは2018年末まで12週間のコースを3回実施する予定で、2月26日にキックオフを迎える初回バッチには、7社のイギリススタートアップが参加する見込み。

各3ヶ月のプログラムでは、コミュニティ形成のために技術を用いるスタートアップに向けたメリットを提供することで、スタートアップのビジネス成長を支援することに特化している。

このインキュベータは、人々がより多くの意義深いソーシャルなインタラクションを持てるようにしたいという、Facebook の広範なミッションにも資することになる。事実、Facebook は昨年、グループ管理者やページ管理者を一堂に集めた初のコミュニティサミットを昨年アメリカで立ち上げ、後にヨーロッパにも拡大させた。数週間前には、Facebook は新しいコミュニティリーダーシッププログラムに、最大1,000万米ドルの助成金拠出を約束した。

ロンドンのウエストエンドに開設された Facebook の新本部は、同社におけるアメリカ国外最大の開発ハブであり、2018年末までに従業員は2,000人以上に達すると見られている。

LDN_LAB は、ロンドンの VC である Bethnal Green Ventures の支援を得、Facebook ヨーロッパ中東アフリカ担当 VP である Nicola Mendelsohn 氏らをはじめとする諮問委員会に先導されている。参加者は、製品開発、ソフトウェアエンジニアリング、データサイエンス、アーケティングなどの要素を包含する、Facebook の上級エグゼクティブからメンタリングを受けることが可能だ。

Facebook の北ヨーロッパ担当 VP Steve Hatch 氏は、次のように述べている。

Facebook 自身、我々を迅速に行動させ、イノベーションを起こさせてくれた、賑やかなスタートアップエコシステムの中から生まれました。LDN_LAB により、我々はロンドンやイギリスじゅうで、次世代のスタートアップ成功事例に道を開く支援したいと考えています。究極的には、それがイギリスの経済を発展させ、雇用を生み出すことになるでしょう。

初回バッチに参加する7チームは主にロンドンから集められ、5人の女性創業者が含まれている。今週メンターとの面会やピッチが行われ、初回バッチが開始された。参加チームは次の通り。

  • Sharecare: 支援を必要とする高齢者とボランティアをつなぐプラットフォーム
  • Teacherly: 教師が講義計画を作成・共有するためのコラボレーションプラットフォーム
  • Olio: 近隣の人々がつながりあい、地元商店が食料品の余剰を出さないようにできるネットワーク
  • GoodGym: コミュニティベースのボランティア活動を伴う、ランナーがつながるための非営利組織
  • Mush: 新しい母親のためのソーシャルネットワーク
  • Rabble: フィットネスをより楽しくするためのゲーミフィケーション
  • Tabl: 独立系食料品コミュニティ・マーケットプレイス

このプログラムの2つ目のメリットは、Facebook や Instagram のコンテンツクリエイターに焦点を当て、ワークショップやメンタリングが受けられる点。3つ目のメリットは、今年8月に開始されるコミュニティリーダー・ビルダーへの参加招聘だ。このイベントは、Facebook のグループ管理者やページ管理者に焦点が当てたものになるだろう。

LDN_LAB は Facebook 初の社内インキュベータだが、同社はこれまでにも他所でインキュベータを運営している。昨年1月には、パリの Station F でデータ・ドリブンスタートアップのためのインキュベータをオープンしている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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英EU離脱に対する地元のテック・スタートアップ業界の反応は?

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<ピックアップ>U.K. entrepreneurs react to Brexit vote 英国の国民投票でEU離脱派が勝利したという結果は、地元英国、そして世界のスタートアップやテック企業にも大きな衝撃を与えている。 VentureBeatで紹介されていた英国のテック・スタートアップコミュニティの人々の反応を一部紹介したい。 「競争力を失うリスクがある」 ロンドンのスタートアップ Saber…

ロンドン(著者撮影)
ロンドン(著者撮影)

<ピックアップ>U.K. entrepreneurs react to Brexit vote

英国の国民投票でEU離脱派が勝利したという結果は、地元英国、そして世界のスタートアップやテック企業にも大きな衝撃を与えている。

VentureBeatで紹介されていた英国のテック・スタートアップコミュニティの人々の反応を一部紹介したい。

「競争力を失うリスクがある」

ロンドンのスタートアップ SaberrのCEO、Tom Marsden氏は次の様にコメント。

テック業界の専門職の人材の多くが欧州から来ていますし、そうした人材を惹きつけるのはより難しくなりつつあります。世界最高レベルのスタートアップエコシステムをもつ国として、私たちの競争力の強みを失うリスクがあります。

彼は英国のEU離脱がもたらす科学的研究への影響についても心配するコメントをしており、彼自身EUからの出資に助けられたことを付け加えている。

「多くの企業が他国に移るだろう」

AzimoのCEO、Michael Kent氏もまた今回の結果には失望したとコメントしている。

これはロンドンの金融サービス業界にとってショックな結果です。ここの多くの企業が、EUの市場へのアクセスがあること、欧州にサービスを届けられる法的な権利を有することに支えられているからです。

彼は、地元の多くの企業が英国を出て欧州の他国に移るだろうと予測している。「フランクフルト、アムステルダム、ダブリンといった街は当然、候補地になります」と付け加えている。

投資家からの資金調達への影響も

e.venturesの共同創業者・パートナーのAndreas Haug氏は次の様にコメント。

ベンチャーキャピタルファンドのような我々にとって、英国での事業は投資という点の魅力が損なわれます。英国の起業家が我々の元にアイデアを持ってくるとき、我々は英国市場よりもむしろ欧州の市場にとってそのアイデアが魅力的かを測ります。5億人の消費者をもつ場か、その10分の1の市場かで、事業の可能性の評価は大きく変化します。

最近1億5000万ドルの欧州のスタートアップ向けアーリーステージのファンドをクローズしましたが、EU離脱は、私たち、また欧州に拠点を置く投資家からの資本を得る英国企業が少なくなることを意味します。

ロンドンのTech London Advocatesのファウンダー Russ Shaw氏は、今回の結果が地元のテック業界に与える影響について次のようにコメント。

今日の結果は、ロンドンのテック業界が見たかったものではありません。ですが、私たちはロンドンのテックを築くための努力を継続しますし、ロンドンを世界トップレベルのテックハブにするべく挑戦を続けます。

私自身の拠点であるベルリンのスタートアップコミュニティにも、今回のEU離脱に対するショックが広がっている。ベルリンのような欧州各地から人材が集まる都市は、人材の獲得、多様でオープンなカルチャーなど多くの点で、EUという仕組みの恩恵を受けてきたからだ。

関連記事:ロンドンを越えつつあるベルリンのスタートアップシーン:若者の移住が増え、物価も上昇中

ロンドンの物価の高さやライフスタイルに疲弊した若者がベルリンに移住するという傾向も見られていたが、ロンドンのEU離脱が正式に実行されるまでにこの傾向が加速する可能性もあると思っている。

今回の結果は、様々な形で欧州のスタートアップシーンに影響を与えることになりそうだ。

via VentureBeat

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地図アプリ「Citymapper」が4000万ドルを調達、提供都市のさらなる拡大を目指す

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ロンドンに拠点を置くマップ・交通手段検索アプリのCitymapperが、シリーズBラウンドでIndex Ventures、Benchmark Capitalなどから4000万ドルを調達した。 「街を利用しやすくする」をモットーに、移動の際にさまざまな交通手段を簡単に比較できるアプリを開発してきた同社。前回シリーズAラウンドで2014年4月に1000万ドルを調達して以来、提供都市を拡大し、現在は欧州…

Image: Screenshot of Citymapper
Image: Screenshot of Citymapper

ロンドンに拠点を置くマップ・交通手段検索アプリのCitymapperが、シリーズBラウンドでIndex Ventures、Benchmark Capitalなどから4000万ドルを調達した。

「街を利用しやすくする」をモットーに、移動の際にさまざまな交通手段を簡単に比較できるアプリを開発してきた同社。前回シリーズAラウンドで2014年4月に1000万ドルを調達して以来、提供都市を拡大し、現在は欧州の主要都市のほか、東京、香港、シンガポール、サンフランシスコなど世界中の約30の大都市にサービスを提供している。

Medium上のブログ記事によれば今回の調達を機に、地点AからBへのルートを計画する同社独自のアルゴリズム「SuperRouter」は、よりリアルタイムな情報が反映され、より人間らしくなり(街での行動が反映され、パーソナルでカスタム可能になる)、より多くの移動手段を反映するようになるだろうとのこと。

また、今後は新興国の大都市も視野に入れて提供都市を広げていきたいと同ブログ上で述べられている。インフラが発展途上、交通手段に関するデータも限られ、さらにスマホやアプリへの消費者のアプローチも異なる新興国市場で、いかにCitymapperが良いユーザーエクスペリエンスを実現できるかは大きなチャレンジになるはずだ。

「大都市にいても、小さな村にいるような感覚を提供する」というミッションが今後いかに実現されていくか、楽しみだ。

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自転車ナビゲーションデバイス「Haize」が、コンパス型とミニマルなデザインにこだわった理由

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サイクリストをLEDライトでナビゲートするシンプルな外観のデバイスが登場した。ロンドンなど欧州を拠点に活動するチーム Onomoが開発中の「Haize」だ。現在Kickstarterでキャンペーンを展開中であり、目標額5万ポンド(約940万円)に対して、546名の支援者より3万5000ポンド強を集めている(11月19日時点)。 Haizeの外観とその機能は非常にシンプルだ。円いデバイスの縁に光る青…

LEDで指示を与えるナビゲーションデバイス「Haize」
LEDでサイクリストに指示を与えるナビゲーションデバイス「Haize」

サイクリストをLEDライトでナビゲートするシンプルな外観のデバイスが登場した。ロンドンなど欧州を拠点に活動するチーム Onomoが開発中の「Haize」だ。現在Kickstarterでキャンペーンを展開中であり、目標額5万ポンド(約940万円)に対して、546名の支援者より3万5000ポンド強を集めている(11月19日時点)。

Haizeの外観とその機能は非常にシンプルだ。円いデバイスの縁に光る青いLEDライトは方角を示す。中心には緑または赤のライトが点滅する。緑のライトは目的地に近くなると点滅頻度が高くなる。赤いのライトが点滅するときは、目的地から遠ざかっていることを意味する。方角と、目的地に近づいているかいないかが分かる、余計な機能をそぎ落としたデザインだ。目的地の情報を入力するには連携のアプリを使用する。

自転車向けのプロダクトというと、SmartHaloHaikuなど、ここ最近になっていくつかのプロダクトが登場している。こうした製品とHaizeは何が異なるのか。Haizeを開発したチーム Onomoのデザイナー・エンジニアのJavier Soto Morrasさんは「異なる点は主に2点あります。まず、ナビゲーションの方法が、従来の “曲がるタイミングごとに方向を示す” ものではなくコンパスに近いものであること。つまり、ただデバイスがサイクリストに特定の指示を与えるのではなく、ユーザーからのインプットによって、エクスペリエンスが変化するのです。これによって、サイクリストはより道路に注意を払うことができ、より簡単に意思決定ができ、自由なサイクリングを楽しむことができます」と語る。

そして、2点目の違いはデザイン美しさ、シンプルさであるという。「都市のサイクリストは、機能と同じくらい美しさも重視します」とMorrasさんは言う。そのため、とにかくミニマルで上品な見た目にすることにチームはこだわった。「リストバンドとしても使えます」というコメントにも頷ける見栄えだ。

シンプルなデザインであるため、リストバンドとしても使える
シンプルなデザインであるため、リストバンドとしても使える

また、コンパスをベースにしたシンプルな機能であるため、サイクリング以外のシーンでも活用することが可能だ。ハイキングやランニングなど、わざわざスマホを取り出すことなく方角を確認したいケースが想定されるような、さまざまなアウトドアアクティビティで重宝される可能性を秘めている。

Haizeのアイデアは、Morrasさんが長年住んでいるロンドンで生まれた。ロンドンを自転車で走る際に、これまではよくグーグルマップに頼り、「左に曲がって、2ブロック進んだら右に曲がって…」というようにマップで得た情報をできる限り記憶していたという。そんなとき「シンプルなナビゲーションデバイス」というアイデアが浮かんだ。そして、当時から彼が感じていた「特定のルートではなく、方角だけが欲しい」という思いが、コンパスをベースにした設計につながった。

ナビゲーションと一口に言っても、その方法はいくつも存在する。自らサイクリストとしての視点を反映した Haize がどれだけ他のサイクリストたちにも受け入れられるか、要注目だ。

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フィンテック・スタートアップ・ハブとしての魅力を売り込みに、ロンドンの名物市長が来日しイベントを開催

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フィンテック(金融技術)のスタートアップ・ハブと言えば、その数や評価額の規模から言ってロンドンだろう。イギリスのスタートアップ関係者らは口々に「テクノロジーならシリコンバレー、ファイナンスならニューヨーク、でも、フィンテックならロンドン」と言ってはばからない。 伝統的に新しい金融サービスはイギリスから生まれてきたし、意図的に金融サービスに対する規制が厳しくない行政が、そのような環境を生み出してきた…

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ロンドン市長 Boris Johnson 氏

フィンテック(金融技術)のスタートアップ・ハブと言えば、その数や評価額の規模から言ってロンドンだろう。イギリスのスタートアップ関係者らは口々に「テクノロジーならシリコンバレー、ファイナンスならニューヨーク、でも、フィンテックならロンドン」と言ってはばからない。

伝統的に新しい金融サービスはイギリスから生まれてきたし、意図的に金融サービスに対する規制が厳しくない行政が、そのような環境を生み出してきた。最近では、世界で初めてフィンテック専門のアクセラレーション・プログラムを立ち上げた Barclays Accelerator が、先進的なスタートアップを輩出している。

そんなロンドンの名物市長 Boris Johnson 氏を招いて、フィンテック・スタートアップ・ハブとしてのロンドンの可能性を語るイベントが15日、東京の駐日イギリス大使館内の大使公邸で開催された。

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イベントの冒頭、Barklays の Chief Design & Digital Office の Derek White 氏によるプレゼンテーションに引き続き、サンブリッジ グローバルベンチャーズの共同設立者である平石郁生氏、近日、日本に進出予定のロンドン拠点の送金サービス会社 World Remit の日本GM である Tsuyoshi Ijichi 氏、楽天の FinTech Fund マネージング・パートナー Oskar Miel 氏、ロンドンをフィンテック・ハブとしてプロモートする NPO である Innovate Finance の CEO Lawrence Wintermeyer 氏がパネル・ディスカッションを行った。

Wintermeyer 氏は、もともと50人のメンバーと2つの組織から始まった Innovate Finance の生い立ちについて触れ、East Coast(アメリカ東海岸のエスタブリッシュなビジネス)をロンドンのスタートアップ・コミュニティへと引き合わせてきたコラボレーションの可能性を、東京にも見出したいと期待を述べた。

平石氏は1990年代のドットコム・バブルの頃から現在に至る日本のスタートアップ・シーンを見て、大企業とスタートアップの協業が増えたことを強調。文化と言葉の壁が日本のスタートアップのグローバリゼーションを妨げているものの、SLUSH Asia や Tech in Asia Tokyo のような国際イベントの開催が、そのような問題を解決する一助になるだろうと指摘した。

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駐日イギリス大使の Tim Hitchens 氏にモデレートされる形で Q&A セッションに登場した Johnson 氏は、ロンドン市がスタートアップのビジネス支援に積極的であることを説明した。例えば、ロンドン市内では Uber が利用でき、市政府がロンドン名物のタクシー(通称:Black Cab)とのバランスが取れるように規制を緩和している。また、非接触型決済カードの「barclaycard」の普及が世界ではロンドンで最も進んでいると主張するも、こちらは suica などのモバイル非接触決済が普及している点では、日本の方が進んでいると聴衆から指摘される一幕もあった。

イギリス政府やロンドン市の周辺には、TechCityLondon & Partners という、ロンドンのスタートアップ・ハブとしてのプロモーションを行う組織が存在する。政府や市行政からは独立しているため、役所仕事の影響を受けにくく、自由で迅速な動きができるのが特徴だ。

今後は、世界の主要都市の政府や行政間でもスタートアップ・ハブとしての競争がヒートアップしていくことになるだろう。

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ロンドンを越えつつあるベルリンのスタートアップシーン:若者の移住が増え、物価も上昇中

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欧州でスタートアップシーンが盛り上がっている都市と聞かれたら、どの都市を思い浮かべるだろうか? 数年前であれば、ロンドンと答える人が多かったと思う。だが、ここ数年スタートアップが盛んなベルリンのその勢いは、もはやロンドンを追い越すレベルだという声も最近は聞こえてくる。 Politicoの「ベルリンはロンドンを負かしている(テックにおいて)」という記事は、ベルリンのスタートアップシーンの成長ぶりを説…

Tech Open Air Berlin 2015(著者撮影)
Tech Open Air Berlin 2015(著者撮影)

欧州でスタートアップシーンが盛り上がっている都市と聞かれたら、どの都市を思い浮かべるだろうか? 数年前であれば、ロンドンと答える人が多かったと思う。だが、ここ数年スタートアップが盛んなベルリンのその勢いは、もはやロンドンを追い越すレベルだという声も最近は聞こえてくる。

Politicoの「ベルリンはロンドンを負かしている(テックにおいて)」という記事は、ベルリンのスタートアップシーンの成長ぶりを説明している。スタートアップへの投資額も、2014年はベルリンは20億ユーロとロンドンの14億ユーロを上回る(ちなみに、今年前半の投資額は両都市とも12億ユーロほどとほぼ同じペース)。

また、同記事中のベルリン市の議員は次のようなデータを引き合いにし、テック都市としてのベルリンの勢いを説明している。

  • ベルリンにおける新規雇用の1/8はデジタル関連の仕事
  • 毎年500ほどのスタートアップが新しく生まれている
  • テック業界で仕事をする労働者の数は6万2400で全労働者の3.5パーセント

ロンドンからベルリンへ移住する若者が増えている

さらに興味深いのは、ロンドンのクリエイティブな若者達の間でベルリンに移住する人が増えているという傾向だ。ガーディアン誌がそうしたトレンドを先日紹介していたのだが、ロンドンの物価の高さに疲弊した若者がより物価が安く、クリエイティブな活動が盛んなベルリンに移住しているという。その記事によれば、2014年末時点でベルリンに在住するイギリス人は約1万3500と、その1年前よりも35パーセントも増加している。

一方でこうした動きによって、ベルリンではジェントリフィケーションが問題になっている。サンフランシスコほどではなくとも、テック業界の勢いの恩恵を享受する層とそうではない層のギャップは広がっている。そうした問題の一部であることも自覚しつつも「やっぱりベルリンはロンドンに比べるとずっと居心地が良い」と語るロンドン出身の若者のコメントは印象的だ。

自分が問題の一部だとは分かっているし、自分がロンドンを去らざるを得なくなった状況を、今のベルリンに対して行っていることもわかっている。それでも、ロンドンでは「何か」をする時間が無かったんだ。いつもただ疲れ切っていた。高い家賃の自宅に帰って、眠りにつく。そして仕事に戻る日々だった。でも、ここではもっと時間があるんだよ。

ロンドンやパリ、北欧などの物価が高い都市から、安さとクリエイティブさに惹かれてベルリンにやってくる若者には私もしょっちゅう出会う。彼らは概して教育レベルが高く、能力も高く、間違いなくベルリンのスタートアップシーンの成長に貢献している。こうした外部からやってくる才能によって刺激的なプロダクトが生まれていく一方で、ベルリン市内の競争が激しくなっているのもまた事実だ。こうした緊張感を抱えながら、ベルリンは常に変化している。

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音を鳴らすだけで周囲の人にデータ転送ができる「Chirp」のテクノロジー

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Chirpはデバイス間のデータ送信を音声のみで行うことを可能にするロンドンのテクノロジー企業で、その基盤技術をさらに普及させるべく、同社のプラットフォームを開発者に向けて開放すると発表した。 2012年、Chirpは他のデバイスに搭載されたChirpでのみ認識可能な「デジタル・バードソング」を使ってデータ転送を行うという誰も予想だにしなかったテクノロジーをAndroidとiOS向けに作成し、大きな…

Above: Chirp Image Credit: Paul Sawers / VentureBeat
上: Chirp
Image Credit: Paul Sawers / VentureBeat

Chirpはデバイス間のデータ送信を音声のみで行うことを可能にするロンドンのテクノロジー企業で、その基盤技術をさらに普及させるべく、同社のプラットフォームを開発者に向けて開放すると発表した。

2012年、Chirpは他のデバイスに搭載されたChirpでのみ認識可能な「デジタル・バードソング」を使ってデータ転送を行うという誰も予想だにしなかったテクノロジーをAndroidiOS向けに作成し、大きな話題となった。電話内の変換可能なファイルを選び「chirp」ボタンをクリックするだけで他のデバイスが即座にそのメディアにアクセスできる。

バードソングは2、3秒ほどのもので、受け手側のデバイスは一定の順序で、一定の音域で、一定の速さで少数の記号が即座に奏でられるのを「聴く」。Bluetoothのように簡単にファイルやデータをリアルタイムでシェアする方法は他にいくつもあるが、Chirpの場合デバイス同士が前もって接続しておく必要がなく、アカウントを取る必要もないので結果的に断然早くファイル共有できる方法ということになる。

Chirpを使うとファイル自体はピアツーピアで送信されないので、データが直接音声を介して実際に移動するわけではない。Chirpがファイルをデコードおよびエンコードするだけで、付随する音声は送信メカニズムとして機能している。受信者がChirpのサーバーにアクセスするためにリンクは生成されるが、その送受信のプロセスはシームレスで、ほぼ即時に行われる。

上: Chirp
上: Chirp

本日、Chirpのプライベートベータ版SDK(ソフトウェア開発キット)がローンチし、サードパーティー開発者用プラットフォームに移行しようとしている。Chirpの技術利用を大きく飛躍させる極めて重要な出来事と言えるだろう。実際、コンテンツ共有機能を提供するどのタイプのアプリでも、URL、eチケット、動画コンテンツをより簡単に共有し、より簡単にアクセスできるようChirpを活用することが可能だ。

このことを考えると、iOS版Chirpは本日注目すべきアップデートを行ったと言える。以前Chirpでは画像、テキスト、URLの送信に限られていたが、今回動画も送信できるようになったのだ。私たちが試してみたところ「動画chirp」は問題なく動作した。モバイル動画サービスにも対応したことで、今回のアップデートによりChirpのリンクの価値が実証されたと言っていいだろう。

さらなる開発へ

来週は、Chirpにとって節目となる。モバイルだけでなく、ChromeプラグインをローンチしChirpの技術をブラウザを介してMacやPCへと展開していくとのことだ。ユーザはウェブページをスマートフォンにchirpで送信できるようになり、地図のURLや電話番号などウェブ上の情報をすばやく簡単に利用できることになる。

携帯電話が送信側の可聴範囲にある限り、Chirpは同時に複数の人とデータを共有するのに効果的な方法だ。これはつまり、テレビ、ラジオなどマスメディアのネットワークが数秒間で何百万人にファイルを送信するために利用することもできるということだ。ただし、おもちゃなどの物理的対象にも接続してしまうため、子供がお気に入りのテディベアに埋め込まれたサウンドクリップからコンテンツをダウンロードすることも可能となる。

こうした技術は、つい先日発表されたハッカーやプロトタイプ開発者向けのオープンソースのコンピュータ機器を提供するArduinoとの提携によって可能となった。つまりChirpのエンコードは、現在急成長中のIoT(モノのインターネット)業界でも利用できるようになり、将来どんなモノにも組み込むことができるようになるだろう。このサービスは「Chirpino」と呼ばれ、明日(5月13日)に無料ダウンロードで公開される。

これまでの展開状況を見ると、Chirpの技術は間違いなくスマートな技術と言える。とはいえ、大雑把に言えばそれは既存の技術に基づいている。例えば、オーディオテープはかつてはZX Spectrumなどのホームコンピュータ上のアプリケーションをロードするのに使われていたし、ダイアルアップモデムもネットワークにアクセスするのにサウンドを使用していた。Chirpによると、 同社はOTA(無線)でショートコードを転送する技術の特許出願中とのことだ。

現在、Chirpはまだ「ポテンシャル」の域にとどまっている。Chirpアプリのローンチから3年も経過していると考えると少し残念だ。確かに、モバイル機器間で送受信可能なファイル形式という点では、Chirpはまだ限られている。しかし、ウェブ版Chirpが実現すれば、使用される頻度の高いその他のファイル形式にも対応できるようになるだろう。

また、現在はファイルのダウンロードができない。オフラインでのデータ利用はChirpアプリのキャッシュから可能ではあるが、完全な、誰もがファイルやドキュメントをダウンロードできるP2P通信が求められている。時期は不明だが、こうしたことにも対応中とのことである。

Chirpが初めてSDKでの技術のライセンス化に踏み切ったことを考えると、どのようにして長期的に収益を上げる考えなのかが推測できる。しかし、今のところは自由に使える資金を確保するのに他のパイプを模索している段階だ。本日、ChirpはCrowdcubeにてクラウドファンディングを始め、当記事の執筆中には既に目標の40万ポンド(63万米ドル)の半数を達成したとのことだ。得た資金は全て広告の拡大や、Chirpの開発に充てるという。

「私たちは小さな会社ですが大きな志を抱いています。当社では音を元にしたネット通信を開発しており、皆様が情報共有するためにChirpを利用して下さっているので大変嬉しく思っています」と設立者でありクリエイターでもある Patrick Bergel氏は述べた。「さらに素晴らしいことに、開発者の方々がご自身のアプリにも歌声を、と当社のSDK(ソフト開発キット)を入手するため大勢順番待ちをして下さっています。」

2011年にUniversity College London (UCL)から独立したChirpは今12人の従業員を抱え、先日、元Mobile Interactive Group (MIG)のCOO、Richard Mann氏を新CEOに迎えた。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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シリコンバレー、ニューヨーク、ロンドンーーテック系スタートアップはどこで立ち上げるかのが最適か?[インフォグラフィック]

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起業家にとってシリコンバレー、ニューヨーク、ロンドンのどこでテック系ビジネスを立ち上げるのが最適か、Bizbrainのメンバーが下のインフォグラフィックを作成した。

どこでビジネスを始めるかは、もちろんそのビジネスの内容やその対象とするマーケットに大きく関係してくるが、多くのテック系企業にとって中国もまた企業を立ち上げるには理想的な場所だ。

Where To Start a Tech Startup
Image compliments of Biz Brain

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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