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2022年までに100台のロボットタクシー稼動を目指すMobileye(3/3)

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(前回からのつづき)Mobileyeは既にその認識システムが信号機や標識を検出できることを実証しており、交差点での処理を完全に自律走行で対応できる。しかし、それは同社のRoad Experience Management(REM)テクノロジーによる交通機関や軌道交通の路線、および道路そのものの高解像度マップにも依存している。 Harvesting agentsというMobileyeが提供する先進的…

Mobileye

(前回からのつづき)Mobileyeは既にその認識システムが信号機や標識を検出できることを実証しており、交差点での処理を完全に自律走行で対応できる。しかし、それは同社のRoad Experience Management(REM)テクノロジーによる交通機関や軌道交通の路線、および道路そのものの高解像度マップにも依存している。

Harvesting agentsというMobileyeが提供する先進的な運転支援システムは、同社とデータを共有することに合意した自動車メーカーの車両に組み込まれており、走行経路の地理的情報やと周辺の目印となるものを含む地図データを収集してアップロードする。車両で処理を行うソフトウェアは、検出した周辺の目印をリアルタイムに記録し、保存し、注釈をつけマップ内で自動的にローカライズを行う。

Mobileyeは既に75億キロメートル(約46.6億マイル)以上の道路でデータを収集したと公表。 データの収集量は2024年までに現在の一日あたり800万キロから、1日あたり10億キロメートル(約6億2000万マイル)以上になると予想している。

Mobileyeは5月に9億ドルで買収したMobility-as-a-ServiceのスタートアップであるMoovitと提携し、Moovitのプラットフォームとアプリを使用して、LuminarのLiDARを搭載した車両でエンドツーエンドのライドヘイリング体験を構築することを目指している。同社は以前、2020年末までに、オープンロードテストの範囲をイスラエル、フランス、韓国などの国に拡大する予定であると述べていた。

Mobileyeは、2022年までにLiDARとレーダーを搭載した車両100台を展開するテルアビブを含め3つの主要都市でロボットタクシーの車両を配置することを目指している。ロボットタクシーのハードウェアコストは1台あたり1万ドルから2万ドルだ。 Shashua氏は最近ロイターに対して、Mobileyeは最終的にはLuminarのユニットではなく、周波数変調連続波技術に基づいた自社開発のLIDARセンサーの搭載が可能になるだろうと語った。

自社開発のセンサーは、Intelのシリコンフォトニクス製造による専門技術の恩恵が受けられる上、ディーラーで車を購入する消費者向け自動車として十分な低コスト化が実現できる。 Mobileyeは2025年までに自動運転システムのコストを5,000ドル未満にするつもりだ。

当面の間、同社はイスラエルで目的地の間を無制限に移動できる車両を数十台展開しその後イスラエル全土に拡大することを計画している。これは、Beijing Public Transport Corporation(北京公共交通集団)とBeijing Beytai(北太智能)との提携によるMobileyeの中国をベースにしたサービスの開始やドバイ、大邱市でのサービスと並行して実行される可能性も考えられる。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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自動運転車のMobileyeが誇るセンサーシステム(2/3)

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Custom sensors (前回からのつづき)Intelが2017年3月に153億ドルで買収したMobileyeは、2つの独立した自動運転システムを構築している。 1つはカメラをベースにしたもので、もう1つはレーダー、LiDARセンサー、モデム、GPS、およびその他のコンポーネントを組み込んでいる。前者はMobileye社のEyeQ5 SoCで11台のカメラを処理し、LiDARとレーダーによる…

Mobileyeが公表しているロードマップ

Custom sensors

(前回からのつづき)Intelが2017年3月に153億ドルで買収したMobileyeは、2つの独立した自動運転システムを構築している。 1つはカメラをベースにしたもので、もう1つはレーダー、LiDARセンサー、モデム、GPS、およびその他のコンポーネントを組み込んでいる。前者はMobileye社のEyeQ5 SoCで11台のカメラを処理し、LiDARとレーダーによる冗長性も備えている。 Shashua氏によれば、次世代チップである7ナノメートル製造プロセスを採用したEyeQ6は2023年に登場予定で、引き続きTSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング)によって製造される。

Mobileyeのシステムは、8台のカメラ、12個の超音波センサー、前面レーダーを車載コンピューターと組み合わせて使用することで一定レベルの高速自律性を実現するTeslaのオートパイロットと同様だ (Teslaは「通常の運転操作中」に数十万台の顧客所有車両から匿名化されたデータを収集することにより、車の自律機能を「シャドーテスト」する)。ただし、CEOのElon Musk氏はレーザーベースのセンサーを「(自動運転車にとっての)松葉杖」と呼び、Tesla車にはLiDARが搭載されていない 。

MobileyeのLiDAR用SoCは、デジタルおよび「最先端の」信号処理、さまざまなスキャンモード、豊富なローデータの検出、マルチフレームトラッキングを備えている。同社は、AIアルゴリズムを使用し自社テクノロジーでコンピューティング要件を削減することで、自動運転車が毎秒最大50万件の検知が可能になると主張している。

Shashua氏は「これは本当にゲームチェンジャーになります」と2025年に市場に投入される予定のLiDAR SoCについて述べた。「私たちはそれをPIC(Photonic Integrated Circuit:フォトニック集積回路)と呼んでいます。 PICには184本の垂直線があり、それらを一度に光学スキャンします。これが可能な製造設備を持っていることは非常にまれです。そのため、このようなLiDARを用いたシステムを構築することがMobileyeとIntelに大きなメリットをもたらします」。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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自動運転車のMobileye、東京含む4都市でテスト走行へ(1/3)

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オンラインで開催されたConsumer Electronics Show(CES)では本日(訳注:1月11日)、Intelの子会社であるMobileyeが自動運転車の技術をテストする予定の4つの場所を新たに発表した。Mobileyeの共同創設者であるAmnon Shashua氏は記者とのブリーフィングの中で、Mobileyeの車両は2020年後半にデトロイトで自動運転を開始し、2021年前半に東京…

オンラインで開催されたConsumer Electronics Show(CES)では本日(訳注:1月11日)、Intelの子会社であるMobileyeが自動運転車の技術をテストする予定の4つの場所を新たに発表した。Mobileyeの共同創設者であるAmnon Shashua氏は記者とのブリーフィングの中で、Mobileyeの車両は2020年後半にデトロイトで自動運転を開始し、2021年前半に東京、上海、パリ、そして場合によってはニューヨーク市(規制関連でペンディング中)の道路を走行する予定であることを明らかにした。

さらに同氏はMobileyeが開発中のレーダーとLiDARによる新しいセンサー技術についても触れ、これはトラックの死角にいるバイクの運転手のような近くて「強い」ターゲットが存在する状況下でも、遠く離れた弱いターゲットが検出できると説明した。

新型コロナウィルスの流行とその影響(テストの遅延も含む)により、企業の合併やローンチの延期、キャンセルなど自動運転車業界全体に混乱が生じている。Fordは、自動運転サービスの発表を2021年から2022年に延期、 WaymoのCEOであるJohn Krafcik氏は、ニューヨークタイムズ紙にパンデミックにより作業が少なくとも2か月遅延したと語る。Amazonは自動運転車のスタートアップZooxを13億ドルで買収した。

Boston Consulting Groupの最高経営責任者であるBrianCollie氏によると、自動運転車の広範な商業化は、2025年または2026年までは実現しないだろう(少なくとも当初の予想より3年以上遅れている )とのことだ。

この世界的な健康危機によりMobileyeエンジニアのすべての出張が制限されてしまった一方、チームは2020年にミュンヘンとデトロイトで2つのまったく新しいパイロットプログラムを開始している。ドイツの第三者認証機関であるテュフズードは7月、都市部や農村部、アウトバーンを含むドイツの公道で自動運転車を最大時速130 km(〜80マイル)で走行する許可を与えることをMobileyeに提案した。 6カ月間にわたって氷と雪の中で同社の製品をテストすることを目的とするミシガン州でのパイロットプログラムは、昨年11月に州知事のGretchen Whitmer氏によって発表されている。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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イスラエルのMobileye、来たる中国の自動運転公共交通サービスにプラットフォームを提供

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Intel が2年前に153億米ドル相当の取引で買収したイスラエルのスタートアップ Mobileye は、542億3,000万米ドルの無人運転車市場に進出を続けている。ラスベガスで開催された CES 2019のカンファレンスに続いて、同社の自動運転車(AV)意思決定モデル Responsibility-Sensitive Safety(RSS)をフランスを拠点とする自動車技術企業 Valeo が全…

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Mobileye の無人運転自動車の車内
Image Credit: Intel

Intel が2年前に153億米ドル相当の取引で買収したイスラエルのスタートアップ Mobileye は、542億3,000万米ドルの無人運転車市場に進出を続けている。ラスベガスで開催された CES 2019のカンファレンスに続いて、同社の自動運転車(AV)意思決定モデル Responsibility-Sensitive Safety(RSS)をフランスを拠点とする自動車技術企業 Valeo が全面的に受け入れていること、そして7月に RSS を自動運転車ソリューション Project Apollo に組み入れると確約していた Baidu が、その技術の初めての導入を報告していることを発表した。

また Mobileye は、中国の交通機関 Beijing Public Transport Corporation(北京公共交通集団)と AI 自動車システム統合企業 Beijing Beytai(北太智能)が中国における自動運転の営業用公共交通サービスの開発を進める上で同社の AV ソリューションが活用されるということも明らかにした。そのローンチは暫定的に2022年に予定されている。

Intel のシニアプリンシパルエンジニアであり Mobileye の自動運転車基準部門バイスプレジデントでもある Jack Weast 氏はこう述べた。

RSS が世界中のパートナーに受け入れられていることや、RSS ベースの安全基準への彼らの投資の意志は、自動運転車の安全な未来に対する彼らの真剣なコミットメントの現れです。

Valeo は報道陣に対して、Mobileye と協力して RSS ベースの「テクノロジーニュートラルで産業ドリブン」な安全基準を開発し、ヨーロッパや海外でのさらなる採用を目指すと語った。具体的には、無人運転車の展開や認可のための枠組みの立案を手伝い、Mobileye の RSS モデルに関連した基準や作業部会、そして公的研究の資金調達に向けた取り組みの起案に貢献する。

Beijing Public Transport Corporation と Beytai に関しては、彼らは商業サービスにおける自走運転技術の発展を目指す Mobileye の AV ソリューションを共同で開発していく。彼らは新たな業界基準、そしてバスやその他の公共交通における無人運転車技術の開発の促進に取り組む。

Mobileye のコンピュータビジョンプラットフォームにとってはこの上ない性能試験場と言えるかもしれない。プレスリリースで Intel の子会社である Mobileye は、Transport Corporation が世界最大級の都市交通機関であることを指摘した。

問題となっている Mobileye のサービスはレベル4の無人運転能力が確認されたソフトウェアとハードウェアのスタックで構成されており、つまり人間による限定的な入力や特定の状況下における監視で自動車を運転することができるということである。低電力でデータ処理を行うために特別に作られた Mobileye のシステムオンチップである第5世代 EyeQ で駆動するカメラやケーブル、モデム、GPS、その他の付加的な構成要素に加えて、Mobileye の RSS モデルの利点をすべて提供する。このモデルはオープンポリシーであり、無人運転車が下す判断に対して「常識的な」制約を課すものである。Mobileye のパートナーは同社が「超人的」な視野と反応速度だと称する独自の強化学習アルゴリズムにアクセスすることもできる。

この新たなベンチャーのニュースは、Mobileye がイギリスの行政機関や企業に高精度な位置情報を提供するためにイギリスの国立地図製作部署である Ordnance Survey と協力すると明らかにした後に流れた。2018年10月には、Mobileye はイスラエル初の無人運転ライドヘイリングサービスをローンチするために Volkswagen との取引に署名した。5月には同社は Mapbox とのコラボレーションも発表し、同社のソフトウェアを今年「ヨーロッパの主要自動車メーカー」の自動運転車に載せるとしていた。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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Intel、イスラエルのMobileyeを1.5兆円超で買収——自動運転車の未来の鍵は、イスラエルにあり【ゲスト寄稿】

本稿は、イスラエル・テルアビブの Samurai House を拠点に事業展開している、Aniwo 共同創業者兼 COO 植野力氏による寄稿である。Aniwo は2014年8月の創業、2015年1月にサムライインキュベートからシードラウンドで10万ドルを資金調達していることを明らかにしている。 Aniwo は現在、イスラエルのスタートアップと投資家のマッチングプラットフォーム「MillionTim…

chikara-ueno

本稿は、イスラエル・テルアビブの Samurai House を拠点に事業展開している、Aniwo 共同創業者兼 COO 植野力氏による寄稿である。Aniwo は2014年8月の創業、2015年1月にサムライインキュベートからシードラウンドで10万ドルを資金調達していることを明らかにしている

Aniwo は現在、イスラエルのスタートアップと投資家のマッチングプラットフォーム「MillionTimes」を運営。月に一度、異なるテーマのイスラエルスタートアップを紹介する「Pitch Tokyo」を開催している。


Image credit: Chikara Ueno

2017年の3月中旬に Intel がイスラエルの Mobileye を$14-15B、つまり1.5兆円強で買収するというニュースが話題になっている。

Mobileye といえば、言わずと知れた先進運転支援システム(ADAS)のグローバルリーダーで、高い画像処理技術と独自のチップセットを用いて、自動車の衝突リスクの低減を可能にする後付け可能なソリューションを開発しているイスラエルを代表する企業である。

両社の連携は今回に始まったわけではなく、2017年1月にも Intel、Mobileye および BMWの3社で自動運転車の開発に向けたパートナーシップを発表しており、今回の買収についても今後の自動運転車の商用化に向けた取り組みを見据えたものだと報じられている。

<関連記事>

イスラエルで自動運転車の技術開発を進める自動車メーカー

今回の Intel による Mobileye の買収は、スタートアップ大国イスラエル国内においても最大のディールとして大きな話題となっているが、自動運転車の開発に向けた連携や技術探索を行っているのは、もちろん Intel や BMW だけではない。

自動運転車は ADAS、各種光学センサーやソフトウェアアルゴリズム、バッテリーやセキュリティなどさまざまな技術を集めた結晶であるため、大手企業とスタートアップの連携が盛んな分野である。そして、イスラエルのスタートアップは世界中の自動車メーカーからの注目を集めている。

例えば、Folkswagen は昨年、イスラエル版 Uber ともいえるタクシー配車アプリを開発する Gett に対して昨年$300M(300億円強)の戦略的投資を行い、次世代モビリティの構築を模索、フォードは昨年自動運転車の実現に向けたコンピュータービジョンと機械学習の優れた技術を保有するイスラエルのスタートアップ SAIPS を買収している。

他にもコネクテッドカーのハッキング対策を目的として自動車向けのファイアウォールを開発する Argus Cyber Security は、カナダ発で世界第3位の自動車部品メーカーの Magna International との提携を発表、イスラエルに R&D 施設を置く自動車企業は他にも、GM や Daimler、Boche などがあり、ほぼすべての世界の自動車大手が技術開発を行っている。

イスラエル Automotive 2.0カオスマップ(クリックして拡大)
Image credit: Vertex Ventures

上で紹介した以外にも、エレクトロニクスや素材、GPS や通信など、さまざまな領域で優れた要素技術を保有するイスラエルのスタートアップが、自動車メーカーに限らず、Google など自動運転車の実現や商用化に取り組む世界中の企業から今後も注目を集めそうだ。

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世界の大手自動車メーカーが、イスラエルのテック企業に注目する理由

著者のDennis Mitzner氏は、テルアビブに拠点を置くジャーナリスト。イスラエルと北欧に重点を置きながら、スタートアップやテクノロジーのトレンドについて執筆している。 Uber が6億8000万ドルで自律走行トラック企業のOttoを買収したという最近のニュースは、大手自動車・輸送企業が急成長しつつあるイスラエルの自律走行車テクノロジー業界の一部を得ようとしている動きを促進するものだ。(更新…

著者のDennis Mitzner氏は、テルアビブに拠点を置くジャーナリスト。イスラエルと北欧に重点を置きながら、スタートアップやテクノロジーのトレンドについて執筆している。

 via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
via Flickr by “Andrew Duthie“. Licensed under CC BY-SA 2.0.

Uber が6億8000万ドルで自律走行トラック企業のOttoを買収したという最近のニュースは、大手自動車・輸送企業が急成長しつつあるイスラエルの自律走行車テクノロジー業界の一部を得ようとしている動きを促進するものだ。(更新:Uberの広報担当者によれば、Ottoはイスラエル系アメリカ人起業家のLior Ron氏が創業したが、米国に拠点があるとのこと。)

5月にはUberの競合のGett Inc.(イスラエルで創業した企業)が欧州最大の自動車メーカーであるフォルクスワーゲンから3億ドルを資金調達した。この投資によって、フォルクスワーゲンはライドシェアリング、オンデマンド輸送、自律走行車への取り組みを強化していく。

サービス提供者もハードウェアに追随する。BMWとFordも先例にならって、イスラエル企業への投資を最近行った。視覚に基づくドライバー支援システムを開発するMobileyeはエルサレムに本社を置いているが、BMWとIntelと提携をし、無人走行車を2021年までに製造する予定であることを発表した。

数日前には、Fordはイスラエル拠点のコンピュータビジョン・機械学習企業のSAIPSを買収した。「人工知能の専門技術を強化し、コンピュータビジョンを改善することが目的である」とプレスリリースでは述べられている。

今回のFordによる買収は、GMがイスラエルの研究開発センターの規模を倍増すると4月に発表してから、数ヶ月後のことだ。「この拡大は、自律走行車のアイデアに投資する上で主軸となる要素だ」とGeneral Motors IsraelのCEO、Gi Golan氏はGlobesに述べた

イスラエルの技術に注目し、開発拠点を拡大することはGMにとって理にかなった選択だ。GMは自動車類を開発するスタートアップに投資するために、2010年にGeneral Motors Ventureを立ち上げた。このファンドを通して、GMはすでに二つのイスラエル自動車テック企業 PowermatSital Technologyに投資をした。

イスラエルには自国の市場がないため、自国の需要を主に満たそうとしているグローバル企業にとってサービス拠点となっていると、Vertex VenturesのTimorは私に話してくれた。Timorは次にように語った。

イスラエルの企業は多分野にわたるアプローチを取るのに長けています。そのため、業界に関わらず、非常にすばやく行動することができます。イスラエルにおけるスマート自動車のイノベーションの背後には、コンピュータービジョン、リアルタイムのノウハウだけでなく、3Dセンサー、動画・画像処理技術といったスマート自動車の開発に必要とされる要素が存在します。ここの企業は、すべてを統合して一つのソリューションを生み出す能力を持ち合わせているのです。

MobileyeがBMWやIntelと提携を発表する数ヶ月前には、イーロン・マスク氏がMobileyeを訪問するために内密にイスラエルを訪れている。また、数多くの投資家が参加したInnoviz TechnologiesのシリーズAラウンドの900万ドルの資金調達も今月初めに完了した。この二つの出来事は、イスラエルのスマート自動車業界が享受している世界の関心レベルの高さを際立たせるものだ。

(本記事は抄訳です。)

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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