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【追記あり】ミクシィが会員制コマース「MUSE&Co.」運営会社を子会社化

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ミクシィは2月19日、ファッション系の会員制コマース「MUSE&Co.」を運営するミューズコーの全株式を取得し、子会社化すると発表した。(こちらのリンク先はPDF)株式取得の金額は諸費用含めて17億6200万円。ミューズコーの創業は2012年2月。約3年で次のステップを選択したことになる。 グルーポンなどでトレンドを築いたフラッシュセールの手法を、スマートフォンシフトにうまく合わせることに…

ミューズコー代表取締役の久保裕丈氏

ミクシィは2月19日、ファッション系の会員制コマース「MUSE&Co.」を運営するミューズコーの全株式を取得し、子会社化すると発表した。(こちらのリンク先はPDF)株式取得の金額は諸費用含めて17億6200万円。ミューズコーの創業は2012年2月。約3年で次のステップを選択したことになる。

グルーポンなどでトレンドを築いたフラッシュセールの手法を、スマートフォンシフトにうまく合わせることに成功したMUSE&Co.は、創業1年で数千万円規模の月間売上を推移させるなど、順調に成長を示していた。その頃の様子についてはこちらの二つの記事とインタビューでご理解いただけると思う。

参考記事:ITV等から総額3.5億円調達ーーMUSE&Coが創業1年で月間売上5,000万円を達成したスマホ時代の「フラッシュ+ファッション」とは

参考記事:「創業1年半、半年で月商は倍の1億円に」ーー #IVS でファッション系会員制コマース「MUSE&Co.」が明かす成長のポイント

ミクシィは今回の買収に関して、同サービスの8割がスマートフォンからの利用アクセスであることを挙げ、現在好調のスマートデバイス関連事業のサービス運営ノウハウなどが今後の成長に寄与できるとしている。現在、本誌は久保氏にコメントを求めているので、届いたら追記させていただく。

18時追記:改めて久保氏からメッセージが届いたので追記させていただく。

今回の買収で、何も変わることはないと考えています。私自身にとっても、MUSE & Co.にとっても、より高いゴールに到達するための、第二のスタートラインに立ったにすぎません。

これからは、ミクシィさんとともに、フラッシュセールとして、そしてゆくはファッションコマースとして、「日本一」と胸をはれるポジションが取れるよう、邁進してゆくのみです。ミクシィさんと、どんなシナジーを発揮してゆくかは、是非おいおい明らかにしてゆければと考えております。

2月19日17:12追記:久保氏からfacebookにメッセージが投稿されたのでそちらを追記しておく。

今回の件で、色々と個別にメッセージをいただいておりますが、まずは皆様に向けてのご報告をさせていただきます。

すでにご存知の方も多いかと思いますが、この度、MUSE&Co.はミクシィさんの子会社となりました。

とは言え、今回の買収があったからと言って、
私自身も、MUSE & Co.のサービスも、軸にあるものは今まで通り何も変わらないと考えています。

変わることと言えば、ミクシィさんという、強い財務基盤・サービスを持つ会社と一緒になることで、今まで以上に大きな夢を描けるようになり、今まで以上のユーザー・エクスペリエンスを追求できる環境が整ったという点のみです。

世の中では、こういった節目を「エグジット」と言われたりもしますが、MUSE & Co.は第二のスタート地点に立ったばかりです。

今まで通りに愚直に、お客様と、お取引先様、社員の皆、そして支えていただいている周りの方々に感謝しながら、心強い仲間たちとMUSE & Co.を引っ張ってまいります。

取り急ぎ、皆様へのご報告に変えまして。

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「創業1年半、半年で月商は倍の1億円に」ーー #IVS でファッション系会員制コマース「MUSE&Co.」が明かす成長のポイント

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本稿は招待制のイベント「Infinity Ventures Summit 2013」の取材の一部である。 IVSの会場には多くの起業家がいるので、インタビューしていたら好調なスタートアップに再会した。ファッション系フラッシュセールの「MUSE&Co.」だ。半年前に取材した際、5000万円ほどだった月商は1億円にまで伸びていた。 MUSE&Co.は2012年2月創業の会員制フラッ…

本稿は招待制のイベント「Infinity Ventures Summit 2013」の取材の一部である。

IVSの会場には多くの起業家がいるので、インタビューしていたら好調なスタートアップに再会した。ファッション系フラッシュセールの「MUSE&Co.」だ。半年前に取材した際、5000万円ほどだった月商は1億円にまで伸びていた。

MUSE&Co.は2012年2月創業の会員制フラッシュセールサービスで、ブランドから委託を受けた商品をタイムセール方式で会員に販売する。スマートフォンアプリが好調で、会員数は半年前時点で20万人、月商は前述の通り5000万円だった。調達の状況など詳しい内容についてはこちらの記事をご覧いただきたい。

ミューズコー代表取締役の久保裕丈氏に会場で少し時間をもらって話を聞いた。

半年で会員数と月商が倍増

ーー半年で順調に成長してるようですね。要因は?

これまではフラッシュセールだけで展開してましたが、モノを買うときってそれだけだと面白くないですよね。それでファッション関連のコンテンツ、いわゆるキュレーションコンテンツですね。それを開始したところ一気に伸びました。会員数はそこまでですが、購入率が上がりましたね。

ーーよくある施策だと思うのですが、ポイントはどこにあったと思われますか?

今はこの人がオススメしてると言った程度では響きません。名前が売れている方がいらっしゃって、そういう方を上手く出しました。

ーーセレブ系な人たちにオススメしてもらう。

ただ、消費者の方は賢明ですからいいものかどうかは見極めされます。なのでそういうセレブ系の方も人選にすごく時間をかけていて、別にモノを売らなくてもいいやっていうスタンスで、他の商品を掲載してもらってたりもします。

ーーこういった編集機能を持つとコストになりますけど、収支のバランスはどうですか。

ワークしてますね。編集機能っていってもそこまで立派なものは持ってません。外部を上手く活用してますし、ROIがどれぐらい見込めるのかということも含めてコントロールしてます。

ファミリーセール、フラッシュセールといった会員にとって、単なるコストバリューの高いサイトだけでなく、日々楽しめるコンテンツとしての側面が生まれることでここまで効果がでるとは驚きだった。

ーー具体的に出せる成長数字はありますか?

会員数ベースであれば月間で15%ずつ成長しています。アプリは月間で3万ダウンロードを続けていますし、ウェブからも毎月4万人ほどが登録してくれています。伸び率は(半年前に比べて)倍以上になってますね。

ーーブランド数や会員数はどの程度になりましたか?

ブランドが大体1000ほど、会員数は40万人になりました。

「年商50億円」とその先

ーー順調に購入が進んでいるとなると気になるのは今後の成長です。前回の取材でもお聞きしましたが、ビジネス構造的に商品点数を増やそうとするとバイヤーを増やさないといけない。その点の問題は解消されましたか?

だんだん積み上がってきてバイヤーをそこまで増やさなくても大丈夫になってきました。お付き合いのあるブランドがアセットとなって、(過去は売れ筋の商品を出してもらうための調整に時間がかかったが)外さないようになってきました。

ーーなるほど。であるとどこぐらいまで月商は伸びそうですか。

コンペティターを眺めると50億円、月商で4億円程度まではいけるかなと考えてます。

ーーそこから先にいくために何か考えていることは。

考えていることはありますよ。詳しくはお話できませんが、ひとつだけ、脱フラッシュというのはあるかなと思っています。フラッシュはお客さんを引っ張るフックとしての役割はありましたが、その先をみようとすると、定常的に「売れる」商品を提供する必要があると考えてます。

ーー急遽お時間ありがとうございました。

しっかりとユーザーを確保してビジネスも回っている状況があればコンテンツ導線はハマるということか。

ファッション関連のアイテムはテキスト検索が効きにくいので、雑誌のようなアプローチは王道とも思える。こうやって結果までついてくると、今後、逆のアプローチ(メディアがECを開始する)ことも増えてくるのではないかなと感じた。

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ITV等から総額3.5億円調達ーーMUSE&Coが創業1年で月間売上5,000万円を達成したスマホ時代の「フラッシュ+ファッション」とは

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ファッション系サービスにまた新たな話題だ。アパレルのフラッシュセール「MUSE&Co.」を展開するミューズコーがシリーズBのファイナンスを完了したことを発表した。 伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、三菱UFJキャピタル、インフィニティ・ベンチャーズLLP(IVP)を割当先とする総額3億5000万円の第三者割当増資で、IVPの共同代表パートナーの小林雅氏によれば、これまでに調達した金額と合計す…

スクリーンショットトップ画面

ファッション系サービスにまた新たな話題だ。アパレルのフラッシュセール「MUSE&Co.」を展開するミューズコーがシリーズBのファイナンスを完了したことを発表した。

伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、三菱UFJキャピタル、インフィニティ・ベンチャーズLLP(IVP)を割当先とする総額3億5000万円の第三者割当増資で、IVPの共同代表パートナーの小林雅氏によれば、これまでに調達した金額と合計すると累計で約5億円となるそうだ。

なお、IVPは2012年5月20日にもミューズコーに対して第三者割当増資を引き受けている。

月間売上5,000万円、モバイルからのアクセスが7割

MUSE&Co.が展開する会員制フラッシュセールは通常、一定期間(数日〜1週間など)のイベントを設ける代わり、通常価格よりも大幅な値下げをして一気に売切るいわゆる「タイムセール」の手法を指す。ブランドからの委託販売でミューズコー自体は在庫を持たない。一日に3ブランドずつ新たに出品しており、それぞれ型数で30品目ほどの商品が並ぶ。

掲載期間(フラッシュセールのイベント期間)は一週間なのだがミューズコー代表取締役の久保裕丈氏によれば「実際は出してから1日で全体の6割から7割ほどが売れてしまう」という、まさしくフラッシュセールのお手本のような状態が続いているのだという。ちなみにセールの開始は8時からで、アクセスはやはりそこが高いのだという。

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また売上については月間で5,000万円ほどに到達しており、アクセスについてもスマートフォンからの流入が5割、アプリが2割と圧倒的にモバイルに寄っているのが特徴だ。この点について久保氏に聞いてみたが、特別スマートフォン向けのプロモーション施策を取ったわけではないということだったので、もうこの波が当たり前ということなのだろう。

注目を集めるファッション関連スタートアップ

累計とはいえ、創業間もないスタートアップが5億円を調達したことは、先ほど話題になったOrigami同等規模、改めてファッション、コマース、スマートフォンのキーワードへの熱の高まりを感じる。

国内ではGILTが2008年からソフトバンクとの合弁でサービスを開始しており、その他にもグラームセールスブランズフォーフレンズなどが存在している。手法的にはMONOCOなども近いカテゴリに入ってくるだろう。

久保氏によれば、F1層(20代から30代前半の女性)を狙っているということで、これまでの競合サービスとはターゲットで差別化が図れているようだ。

また、同様のターゲットを狙う新たなスマホ・ファッション系サービスについては「型番などを揃えることで購入しやすい環境を作ることと、雑誌でいうところのVOGUEとかELLE、といった尖ったところではなく、VERYなど実際に手に取れる、役立つファッションを提案したい」と、いわゆるカタログ通販よりはファッショナブルで、かつ尖りすぎない分野を狙うことで差別化できると話していた。

創業1年で会員数20万人を獲得

ミューズコーの創業は2012年2月。久保氏はコンサル関連の出身で、主にアパレル業界のデューデリジェンスなどを5年間に渡り手がけていた人物だ。「アパレルに携わった経験からドメスティックなブランドが持つ課題を助け、その先にある日本の経済を強くできるようなことにチャレンジしたい」という同氏。

現在20名の人員でMD(マーチャンダイジング※)が5名で、ここを厚くしていくということだった。当初は支援会社にアパレルネットワークについてのアドバイスも受けたそうだが、「現在取り扱いをしているブランドの過半は自力で営業して獲得していった」という。2012年5月にサービスを公開して現在会員数は約20万人。今後は早期に会員数100万人を目指すと目標を語ってくれた。

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