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インドのAIスタートアップNiramaiがシード資金を獲得、放射線を使わない非接触型ソリューションで乳がん検出が可能に

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低コスト、非接触かつ放射線を使用しない乳がん検出ソリューションを提供するインドのスタートアップ、Niramai Health Analytix が非公開額のシード資金を獲得した。 バンガロールに拠点を置く pi Ventures がこのラウンドをリードし、インパクト VC 企業の Ankur Capital、Axilor Ventures、500 Startups、Flipkart 共同設立者の …

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Niramai 共同設立者 Geetha Manjunath 氏(左)、Nidhi Mathur 氏
Image Credit: Niramai

低コスト、非接触かつ放射線を使用しない乳がん検出ソリューションを提供するインドのスタートアップ、Niramai Health Analytix が非公開額のシード資金を獲得した。

バンガロールに拠点を置く pi Ventures がこのラウンドをリードし、インパクト VC 企業の Ankur CapitalAxilor Ventures、500 Startups、Flipkart 共同設立者の Binny Bansal 氏も投資に参加した。

Niramai の共同設立者兼 CEO の Geetha Manjunath 博士は次のように述べている。

インドでは乳がん患者の死亡率が非常に高くなっています。当社のソリューションは持ち運びが可能で、低コストかつ非常に安全で、プライバシーにも十分配慮しており、早期ステージでのがん検出が可能です。そのため定期的な予防健診やスクリーニングキャンプに最適です。今回獲得した資金で当社の IP ポートフォリオを強化、事業を拡大し、がんスクリーニングツールの商業利用化を目指します。

Niramai は2016年7月に Manjunath 氏と Nidhi Mathur 氏によって設立された。 Manjunath 氏はデータアナリティクス、機械学習、クラウドコンピューティング、セマンティックウェブなどの分野で25年に及ぶ研究開発の経験がある。Mathur 氏は事業計画、戦略および製品管理に豊富な経験を持つ社内起業家で、事業立ち上げの経験も豊富だ。この2人の女性共同設立者は両氏とも Xerox Research Center や Hewlett Packard Labs などの企業での勤務経験がある。

Niramai とは、Non-Invasive Risk Assessment with Machine Learning(機械学習によるノンインベイシブ(非侵襲的)リスクアセスメント)の略で、乳がんを早期ステージで発見し命を救う普遍的ながんスクリーニング手法を開発する使命に取り組んでいる。同社のソリューションである Thermalytix は、現在、女性の乳がんスクリーニング普及の阻害要因となっている技術・運用面、また文化的な障壁を打破できるもので、サーマル画像に対して人工知能(AI)を使用し、乳がんの早期発見における各課題に対処している。

このハードウェアおよびソフトウェアで構成されるソリューションは一式を持ち運びでき、信頼性が高く早期かつ正確な乳がんスクリーニングを実現すべくビッグデータ分析、AI および機械学習を活用している。

早期診断は、がん患者の命を救う上で非常に重要である。Niramai のスクリーニング手法はサーモグラフィの原理に基づいており、マンモグラフィや臨床検査よりも5年早く腫瘍を検出することができる。

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Niramai チーム
Image Credit: Niramai

pi Ventures の設立パートナーである Manish Singhal 氏は次のように補足する。

乳がんは世界に共通する主要な死因の一つです。インドでは、乳がんと診断された女性は2人に1人の割合で亡くなっています。なぜなら進行がかなり進むまで発見されないからです。早期発見は命を救うための鍵であり、Niramai の画期的かつ革新的な AI ベースのソリューションが早期発見を実現します。

Ankur Capital の共同設立者である Ritu Verma 博士は次のように述べた。

Niramai の早期発見ソリューションは低コストで放射線を使用せず、かつ非接触であり、女性全般にスクリーニング受診が一般的なものとして普及していく上での妨げとなっている懸念や制約に対する非常に効果的な解決策です。インドでは乳がんの発症率が増えており、今日私たちが目にしている悲惨な生存率に対処する上で、このようなソリューションは必要不可欠です。

【via e27】 @e27co

【原文】