タグ ookami

企業とスポーツの新しい関係を模索ーーookamiと第一生命の共創 Vol.2

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」に掲載された記事からの転載 課題とチャンスのコーナーでは毎回、コラボレーションした企業とスタートアップのケーススタディーをお届けします。 前半では、スポーツエンターテインメント事業Player!を運営するookamiと第一生命保険の取り組みについて、スタートアップサイドからこのプロジェクトの狙いをお伝えしました。後半では第一生命…

第一生命保険・イノベーション推進部の野村直矢さん

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」掲載された記事からの転載

課題とチャンスのコーナーでは毎回、コラボレーションした企業とスタートアップのケーススタディーをお届けします。

前半では、スポーツエンターテインメント事業Player!を運営するookamiと第一生命保険の取り組みについて、スタートアップサイドからこのプロジェクトの狙いをお伝えしました。後半では第一生命サイドで本プロジェクトを企画・推進する同社イノベーション推進部の野村直矢さんにお話を伺います。

同社がスポーツエンターテインメント事業に参戦する意義や目指すゴールについて語っていただきました。(太字の質問は MUGENLABO Magazine編集部、回答は第一生命イノベーション推進部の野村さん)

企業がスポーツチームを「応援」する課題

共創に至った経緯について教えてください

野村:実は第一生命では約1年前から、寄付機能がついたスポーツ応援プラットフォーム構築のプロジェクトが動いていました。これは本来東京オリンピック前のローンチを見据えていたのですが、コロナ禍でオリンピックも延期になりその想定が崩れた経緯があります。

なるほど、オリンピックはスポーツに注目の集まる格好のタイミングでしたよね

野村:そんな中、ステイホームを余儀なくされるアスリート自身が、YouTubeの動画投稿やクラウドファンディングを実施するトレンドが生まれましたよね。つまり自前で新たにプラットフォームを構築する意義が薄れてしまったんです。

その中で、自分たちがやろうとしていたことに近しいプラットフォームを運営するookami社と出会い、第一生命からコラボできないかと打診しました。

なぜスポーツエンターテインメント事業が持ち上がっていたのでしょうか

野村:第一生命はQOL向上や頑張る人の応援をする・寄り添うことを理念に掲げています。そこで今回は、ookami社との共創という形で「Cheerding」(Cheerdingは”Cheer up”+”Funding”をかけ合わせた造語)プロジェクトを立ち上げ、マイナースポーツのアスリートやそのファンを切り口に、動画コンテンツでスポーツのことを知ってもらいつつ、寄付機能でファンの想いを届ける仕組みを考えました。

コロナ等も影響し、スタートアップとの共創となりましたが、協業することで得られたフィードバックなどはありますか?

野村:スポーツチームやアスリートをエンタープライズが応援する形として、まず協賛金が求められる点に違和感を感じていたんです。実際、今回のプロジェクトでもフォーカスしたいスポーツ団体から「まずは協賛金を」と求められたりしました。

そこで今回は第一生命として協賛金を出すことなく、ファンと選手が想いをカタチにし、繋がれることにこだわりました。ookami社がコネクションを有する大学スポーツチームを軸に交渉し、大手企業として協賛金無しでスポーツのプロジェクトにかかわることができたことは、私たちだけではできなかったことだと思います。

協賛金ありきではなく、別の関係性を模索した

野村:はい、第一生命が保険のお客さまとしてあまり接点を持たない若い世代の反応を見ることも今回のプロジェクトの目的にありました。結果、社外の関係先や保険のお客さまからも、この「Cheerding」プロジェクトに参画したいという声がかかり、想定していたよりも影響の広がりが大きくありましたね。テレビ局からもお声がけがあり、関連する番組を放映し、番組に連動させる形でCAMPFIREのプロジェクトを展開しています。

協業によって新しい関係が見えたり、具体的な反響があるのはよいですね

野村:社内からは、このような新しい取組に関心がなさそうな部署や社員からも連絡があり、「実はこういうの好きだった」とか「寄付したよ」などポジティブな反応を多くもらいました。こうした波及の価値をしっかり分析し、若い世代に今回のプロジェクトだけでなく、第一生命のファンになってもらえるような仕掛けを両社で検討していきたいです。

「Cheerding」プロジェクトに少しでも興味を持っていただいた方には、ぜひPlayer!のwebやアプリに触れたり、テレビ番組を見たり、CAMPFIREのプロジェクトに参加したり、自分にあった方法で共感をカタチにしてもらえたら嬉しいです!

ありがとうございました

「Cheerding」でマイナースポーツを盛り上げろーーookamiと第一生命の共創 Vol.1

SHARE:

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」に掲載された記事からの転載 課題とチャンスのコーナーでは毎回、コラボレーションした企業とスタートアップのケーススタディをお届けします。 スポーツエンターテインメント事業「Player!」を運営するookamiと第一生命保険は、若手アスリート・マイナースポーツの支援や普及を目的としたプロジェクト「Cheerding」の共同事業を発…

ookami事業開発本部ブランドコミュニーケーションチーム/須藤斐紗子さん

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」掲載された記事からの転載

課題とチャンスのコーナーでは毎回、コラボレーションした企業とスタートアップのケーススタディをお届けします。

スポーツエンターテインメント事業「Player!」を運営するookamiと第一生命保険は、若手アスリート・マイナースポーツの支援や普及を目的としたプロジェクト「Cheerding」の共同事業を発表しています。

モバイルアプリPlayer!はプロ・アマのスポーツ試合途中経過や結果とともに、実況観戦する他のユーザと生の感動をリアルタイムに共有できるスポーツSNSです。2015年の公開以降、昨年1月には月間アクティブユーザー数400万人を突破しており、年間約2万試合を超えるスポーツイベントの情報が発信されるプラットフォームに成長しました。

前半ではスポーツをデジタルの視点から支えることの意義や、今回第一生命と共創に至った経緯などについてookami事業開発本部ブランドコミュニーケーションチームの須藤斐紗子さんにお話を伺いました。

寄付機能でエコシステムをつくる

今回のookamiと第一生命の取り組み「Cheerding」は、若手アスリートやマイナースポーツの普及をサポートするという目的のプロジェクトです。なかなか普段目にする機会が少ないマイナースポーツにフォーカスを当てることで、エンターテインメントとしてのスポーツの価値を広げることも目指しています。

マイナースポーツはどうしてもメディア等への露出も少なく、同じ興味を持つ仲間を見つけることが難しいという課題がありました。今回のプロジェクトは、そうした「とにかく知ってもらう機会」を作るため、既存のPlayer!にマイナースポーツの枠を設け、デジタル上で知る機会をユーザーに向け提供しています。

「マイナースポーツと言われる競技のアスリートやチームは注目を浴びたり、とにかく「知ってもらう」機会、競技の普及に課題を抱えている場合が多いです。一方で一度接点さえ持ってしまえば、面白いスポーツは沢山あります。このような競技とファンをつなぐような取り組みを目指しています」(須藤さん)。

また、ookamiでは既にPlayer!にて、浦和レッズや鹿島アントラーズなどと寄付機能やギフティングのような形でファンからチームにお金を入れてもらう、スポーツを通したチームへのエンゲージメント企画の経験を持ちます。このプロジェクトでも持続的にこの活動を支えるためのエコシステムの設計として、寄付機能による応援システムも導入し、よりファンがエンゲージメントを高めやすい環境を整えたそうです。

Player!内、Cheerding特設ページと実際のサポート画面

マイナースポーツに光を当てる

ある国でマイナースポーツとされるスポーツが、ある国ではメジャースポーツである、そういったことも珍しくはありません。また、マイナースポーツをどう定義するかにもよりますが、たとえメディアに露出が少ない競技であっても、競技人口が多かったり、本当に熱狂的なファンがいるといったケースもあるでしょう。

そういった視点で今回、両社が取り上げた「ラクロス」と「アメリカンフットボール」は特徴的な競技と言えるのではないでしょうか。ラクロスはカナダで国技とされる人気のスポーツですし、またアメリカンフットボールは米国4大スポーツのひとつですが、共に日本では一部のファンの競技に留まっている印象があります。

「初回の取り組みでは、ラクロスとアメフトを選定させていただきました。どちらの競技もチームで実施する競技で、助け合う/協力するという競技性も第一生命様のブランドに合致するという意味も込められています。また、熱狂的な競技者がいる一方でなかなか注目されることの少ないスポーツであることと、今回「マイナースポーツを盛り上げる」という大きなテーマにて共に盛り上げてくれる期待値の高いチームがいるところから逆算的に競技を選定しました」(須藤さん)。

なお今回のプロジェクトでは法政大学アメリカンフットボール部や青山学院大学女子ラクロス部など、大学のスポーツチームが参加対象になっています。

Cheerdingをリリースしたところ、狙い通りプロジェクトには多くの競技チームから「うちも連携できないか」との連絡が舞い込んでいるそうで、現在では5つのチームがCheerdingの対象サポートチームとして登録されています。

「どんな競技であれチームや選手の魅力を伝えることで、スポーツ感の格差なくみなさんが好きなスポーツに出会い、自由に応援できる世界を目指しています。若手アスリートのストーリーや想い、マイナーと言われる競技の面白さ、そういったものが発信されるお手伝いを引き続き行っていきます」(須藤さん)。

後半はookamiと共創に取り組んだ第一生命のエピソードをお送りします。

スポーツエンタメアプリ「Player!」運営、新型コロナ追い風にスポーツ界のDX推進——3社から資金調達も

SHARE:

スポーツエンターテイメントアプリ「Player!」を開発する ookami は12日、直近のラウンドで山口キャピタル、三菱 UFJ キャピタル、アカツキ(Heart Driven Fund、東証:3932)から資金調達したことを明らかにした。調達金額は明らかにされていないが、関係者らの情報を総合すると数億円程度と見られる。このラウンドは同社にとって、2018年6月に実施したシリーズ B ラウンドに…

Ookami のチームメンバー。左から3人目が、代表の尾形太陽氏。
Image credit: Ookami

スポーツエンターテイメントアプリ「Player!」を開発する ookami は12日、直近のラウンドで山口キャピタル、三菱 UFJ キャピタル、アカツキ(Heart Driven Fund、東証:3932)から資金調達したことを明らかにした。調達金額は明らかにされていないが、関係者らの情報を総合すると数億円程度と見られる。このラウンドは同社にとって、2018年6月に実施したシリーズ B ラウンドに続くものだ。

ookami は2014年4月の設立。2015年4月にモバイルアプリ「Player!」を iOS 向けにリリースし、スポーツニュースの配信プラットフォームから、スポーツゲームをライブで伝え、ゲームの途中経過や結果とともに、同じゲームを実況観戦する他ユーザと思いをリアルタイム共有できるスポーツ SNS へとピボットした。

「Player!」
Image credit: Ookami

コロナ禍で多くのスポーツイベントが規模縮小や無観客への転換を余儀なくされる中、この流れは Player! にとっては追い風となっている。Player! の月間利用者数はのべ400万人超で、年間約2万試合のスポーツイベントの情報を収集・共有。Player! 上での広告掲載を通じた収益化に取り組んできた同社だが、今回調達した資金を使い、収入減に悩むスポーツチームの収益化支援に乗り出す。

新常態では現地に出向くのが難しくなるので、オンライン上に楽しめる場所を作らないといけない。直接ユーザとコミュニケーションが取れる Player! の特徴を生かして、スポーツのスポンサリングをデジタル化する動きも支援できると思う。(ookami 代表 尾形太陽氏)

新型コロナはお金の流れを変えつつある。リアルのスポーツイベントの露出が減った分、そこに流れていたスポンサーフィーが新たな行き場を探している。一方で、スポーツチームは観客からの入場料収入や協賛金収入の道が閉ざされ、存亡の危機に追い込まれた団体も少なからずあると聞く。Player! はデジタル体験を介して、新たなお金のフローを作ることを目指す。

スポーツチーム向けリアルタイムデータ管理ツール「PLAYER! Admin」
Image credit: Ookami

スポーツチームにファンをエンゲージメントする企画を Player! で展開してもらい、投げ銭やギフティングのような形でファンからチームにお金を入れてもらう活動が、浦和レッズ鹿島アントラーズとの間で始まっている。ookami はパーセンテージで手数料収入を得るのではなく、チームに対し月額定額料で SaaS 利用してもらうことで、チームが収益を得やすくしているという。この SaaS には、チームのウェブサイトやソーシャルメディアへのアクセスを一元的に管理・最適化できる機能も追加される予定だ。

今回のラウンドに参加した投資家のうち山口キャピタルとは業務提携を伴っており、親会社の山口フィナンシャルグループ(東証:8418)との関係をもとに ookami は Player! を通じたスポーツによる地方活性化施策の開発に取り組む考え。また、投資家の一つであるアカツキは2018年末から東京ヴェルディの経営に参画しており、Player! を通じて何らかの取り組みが繰り広げられることが期待される。

スポーツエンターテイメントアプリ「Player!」開発のookami、シリーズBで推定数億円を資金調達——民鉄各社のサイネージで、W杯結果も配信中

SHARE:

スポーツエンターテイメントアプリ「Player!」を開発する ookami は20日、シリーズ B ラウンドで資金調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、NTT ドコモ・ベンチャーズ、みずほキャピタル、朝日メディアラボベンチャーズ、アシックス・ベンチャーズ。調達金額は開示されていないが、関係者からの情報を加味すると、数億円に上ると見られる。 これは同社にとって、アスリートの為末大氏…

Player!
Image credit: ookami

スポーツエンターテイメントアプリ「Player!」を開発する ookami は20日、シリーズ B ラウンドで資金調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、NTT ドコモ・ベンチャーズ、みずほキャピタル、朝日メディアラボベンチャーズ、アシックス・ベンチャーズ。調達金額は開示されていないが、関係者からの情報を加味すると、数億円に上ると見られる。

これは同社にとって、アスリートの為末大氏やユーザベース、ユーザベース代表の梅田優祐氏、海老根智仁氏(オプト創業者)、小松利彰氏(フォトクリエイト共同創業者)らから総額3,000万円を調達したエンジェルラウンド(2014年6月と2015年3月)、グリーベンチャーズから資金調達したシードラウンド(2016年4月、調達金額非開示)、IMJ Investment Partners(現在の Spiral Ventures Japan)、グリーベンチャーズ、朝日新聞社から調達したシリーズ A ラウンド(2017年3月、調達金額非開示)に続くものだ。

ookami では調達した資金を使って、デザイナー、ファイナンス/管理部門、マーケテイング部門の採用・教育を推進するとしている。

ookami のチームメンバー
Image credit: ookami

ookami は2014年4月の設立。2015年4月にモバイルアプリ「Player!」を iOS 向けにリリースし、スポーツニュースの配信プラットフォームから、スポーツゲームをライブで伝え、ゲームの途中経過や結果とともに、同じゲームを実況観戦する他ユーザと思いをリアルタイム共有できるスポーツSNSへとピボットした。2015年12月には、App Store Best of 2015 を受賞、2016年にはグッドデザイン賞を受賞している。Apple Watch 版は2016年9月に公開済、Android 版は近日公開の予定だ。

今回の資金調達とあわせて、ookami では Player! に、次の3つの機能追加を行なったことも明らかにしている。

  • 好きなチームをフォローすると大事な瞬間を教えてくれるリマインド機能
  • Player! WEB版 のリリース
  • 大学スポーツ及びアマチュアスポーツコンテンツの拡充

ookami は昨年、東急アクセラレートプログラム第3期に参加し、デモデイで NewWork 賞を受賞。このプログラムにおける実証実験の一環として、「E-1サッカー選手権 2017 日本 対 朝鮮民主主義人民共和国戦」の試合展開を、昨年12月9日、渋谷ハチ公前最大の屋外ビジョン Q’S EYE からリアルタイム配信した。

ワールドカップ開催中の現在は、都営地下鉄チカッ都ビジョン、京王線 K-DG チャンネル、東京メトロM Station Vision、近鉄なんばアーバンビジョン、あべのハルカス前 1F 通路デジタルサイネージから配信している(6月18日から2週間にわたり実施)。

スポーツ中継/SNSアプリ「Player!」開発のookami、シリーズAラウンドで資金を調達——IMJ-IP、GREE Ventures、朝日新聞社らが参加

SHARE:

スポーツ中継アプリ「Player!」を開発する ookami は10日、IMJ Investment Partners(以下、IMJ-IP と略す)、GREE Ventures、朝日新聞社および名前非開示の個人投資家からシリーズAラウンドで資金調達したことを発表した。調達金額は非開示。ookami にとっては、昨年5月に実施したシードラウンドでの GREE Ventures での資金調達(金額非開…

Image credit: ookami

スポーツ中継アプリ「Player!」を開発する ookami は10日、IMJ Investment Partners(以下、IMJ-IP と略す)、GREE Ventures、朝日新聞社および名前非開示の個人投資家からシリーズAラウンドで資金調達したことを発表した。調達金額は非開示。ookami にとっては、昨年5月に実施したシードラウンドでの GREE Ventures での資金調達(金額非開示)に続くものとなる。GREE Ventures にとっては、ookami に対する二度目の投資。

ookami はシードラウンドに先立ち、2014年6月と2015年3月にエンジェルラウンドで、アスリートの為末大氏やユーザベース、ユーザベース代表の梅田優祐氏、海老根智仁氏(オプト創業者)、小松利彰氏(フォトクリエイト共同創業者)らから総額3,000万円を調達しているが、関係者への取材によると、今回のシリーズ A ラウンドを含め ookami の創業当初からの調達総額は数億円程度に上ると見られる。

ookami は2014年4月の設立。2015年4月にモバイルアプリ「Player!」を iOS 向けにリリースし、スポーツニュースの配信プラットフォームから、スポーツゲームをライブで伝え、ゲームの途中経過や結果とともに、同じゲームを実況観戦する他ユーザと思いをリアルタイム共有できるスポーツSNSへとピボットした。2015年12月には、App Store Best of 2015 を受賞、2016年にはグッドデザイン賞を受賞している。

今回の資金調達を機に、ookami は Player! のニュース配信に関わる機能向上に注力することを明らかにしている。ニュース機能を刷新し、スポーツ・スコアの情報配信大手データスタジアムと提携し、J リーグや B リーグ全試合のリアルタイム速報を配信。加えて、年間約180のスポーツ催事に携わる朝日新聞社を株主に迎えたことで、さらなる情報の充実が図れるという。

今回の出資に参加した朝日新聞社は、次のようにコメントしている(ステートメントから一部抜粋)。

様々なスポーツ事業やコンテンツと ookami のPlayer! を掛け合わせることで、新聞とは違った新しいスポーツの楽しみ方、伝え方をご提供出来ると考え、業務資本提携を結ばせて頂くことにしました。

IMJ-IP とフォローオンでの参加となる GREE Ventures からの出資は、純粋な資金注入の意味合いが強いようだ。以下は、IMJ-IP からのコメント(ステートメントから一部抜粋)。

東京オリンピックの開催も控え、スポーツ領域は国の成長産業として今後の拡大が期待されています。その中で、Player! がスポーツの LIVE コンテンツやスマホ最適の顧客体験を実現する新しいメディアであることや、経営チームの高いエグゼキューション力を大いに評価しており、今般ご支援の決断を致しました。

Image credit: ookami

上図は ookami に作成してもらったものだが(従って、解釈は必ずしも客観的ではない)、スポーツコンテンツのデジタル配信ビジネスは、プレイヤーによって儲かっているところとそうでないところはあるものの、賑やかであることは確かだ。

日本のデジタルスポーツ・スタートアップに視野を広げると、「スポとも」や「スポともGC」といったオンラインレッスンサービスを提供する だんきち は、ドコモベンチャーズ、DeNA(東証:2432)、シリウスパートナーズ、ABC ドリームベンチャーズなどから出資を受けている。アマチュアスポーツのスコアや対戦管理ができる「TeamHub」を運営する Link Sports は昨年、ベンチャーユナイテッドからの資金調達や日本政策金融公庫からのデットで約6,000万円を調達した。

国内では DAZN(ダゾーン)やソフトバンクのスポナビライブなどが台頭し、インターネットやモバイルでの配信を巡って互いにしのぎを削っており、放映権料は高騰している模様。ただ、彼らだけですべての映像配信を消費し尽くすことはできず、放映権は他の衛星放送業者やケーブルテレビ放送会社にディスカウントして再販(サブライセンス)される構図が形成されているようだ。海外では Twitter が NFL の全世界ストリーム配信に1,000万ドルを拠出、また Amazon もスポーツの放映権獲得に動いている

ookami では、Player! がスポーツの映像配信ではなく、試合周辺のスコア情報や SNS に特化していることから、これら大手プレーヤーによる熾烈な競争の影響は受けないとのこと。むしろ、サブライセンスなどの恩恵を受けて、将来的には放映権者とのレベニューシェアで映像配信も可能になるのではないかとの展望を持っている。

(チャンネル単位ではなく)試合単位で番組を購入視聴できるとか、後半から視聴するのであれば価格が変わるとか、そういう柔軟な運用も可能になると思う。

Player! のユーザは、60%が35歳未満という、既存のスポーツ中継放送業者などがリーチできていない層。このような層に映像配信を届けられるという点で、大手のプラットフォーマーにも ookami と組むことでメリットが出せるようになると思う。(ookami 代表 尾形太陽氏)

尾形氏によれば、Player! でしか提供できないユーザエクスペリエンスを、他にもいくつか準備しているようだ。年内に何度か大きな発表ができそうということなので、楽しみに待つことにしたい。

スポーツ中継/SNSアプリ「Player!」開発のookamiが、シードラウンドでグリーベンチャーズから資金調達

SHARE:

スポーツ中継アプリ「Player!」を開発する ookami は11日、シードラウンドでグリーベンチャーズから資金調達したことを明らかにした。調達金額などは明らかにされていない。今回の調達は、2014年6月と2015年3月にエンジェルラウンドで、アスリートの為末大氏やユーザベース、ユーザベース代表の梅田優祐氏、海老根智仁氏(オプト創業者)、小松利彰氏(フォトクリエイト共同創業者)らから総額3,00…

ookami-player_featuredimage

スポーツ中継アプリ「Player!」を開発する ookami は11日、シードラウンドでグリーベンチャーズから資金調達したことを明らかにした。調達金額などは明らかにされていない。今回の調達は、2014年6月と2015年3月にエンジェルラウンドで、アスリートの為末大氏やユーザベース、ユーザベース代表の梅田優祐氏、海老根智仁氏(オプト創業者)、小松利彰氏(フォトクリエイト共同創業者)らから総額3,000万円を調達したのに続くものだ。同社では今回調達した資金を使い、開発体制を強化するとしている。

2014年4月に設立された ookami は、一年後の2015年4月にモバイルアプリ「Player!」を iOS 向けに正式リリースした。当初はスポーツニュースを配信するプラットフォームとしてスタートしたが、その後、ピボットを繰り返す過程で、スポーツゲームをライブで伝え、ゲームの途中経過や結果とともに、同じゲームを実況観戦する他ユーザと思いをリアルタイム共有できるスポーツSNSへと進化した。2015年12月には、App Store Best of 2015 を受賞している。

Player! では、スポーツ対戦で、例えば、野球のペナントレースで読売ジャイアンツと広島カープの対戦の場合、どちらのチームについて応援するかをユーザは選択することができる。ユーザはゲームの進行を見ながら、気の合うもの同士がコメント欄に投稿することで盛り上がることが可能だ。ゲームの対戦状況は、サッカーキング(フロムワン)、ゲキサカ(講談社)をはじめ、150を超えるメディアからコンテンツ許諾をとり、写真やテキストを転載することで実現している。Player! のモバイルアプリの最新版は、技術的には動画の生放送にも対応しているが、スポーツゲームの放映権は一般的に高価であるため、こちらは今後、放映権を持つ関連企業との提携などにより映像コンテンツの確保を強化していく計画だ。

マネタイズについては、スポーツゲームのチケッティングには、比較的繋ぎこみやすいと思っています。一方、(スポーツ振興くじの)toto などへの繋ぎこみは、難しいかもしれません。(中略)

コンテンツの性格上、1ユーザあたりの滞在時間は1回あたり15分を超えており、この長さが他のモバイルアプリを圧倒できる強みです。(ookami 代表 尾形太陽氏)

ookami では、アプリのインターフェイス・デザインに注力するため、これまで iOS アプリしか出してこなかったが、今年8月のリオデジャネイロ・オリンピックまでに、デスクトップ版と Android 版アプリの Player! をリリースしたい考えだ。

この分野では、ソフトバンクとその子会社であるヤフーが、月額3,000円または500円でスポーツ7ジャンルの生中継を観覧できるモバイルアプリ「スポナビライブ」のサービスを今年3月から開始している。

ookami のチームメンバー。前列右から2人めが、代表の尾形太陽氏。
ookami のチームメンバー。前列右から2人目が、代表の尾形太陽氏。