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15億円調達のオープンエイト、人工知能ビデオ編集「VIDEO BRAIN」公開ーー「企業メッセージが動画になれば世界は変わる」

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社会貢献活動に参加してくれた子供たちの笑顔。小さなレストランが用意した自慢の新メニュー。人によって説明の難しい営業資料や、テキストでは伝わりづらい研修のマニュアル。まさにこの「百聞は一見にしかず」を現実のものにしてくれるクラウドソリューションが一般に公開されることになった。 キーワードは人工知能だ。 動画マガジン「ルトロン」や動画広告ネットワークなどを手掛けるオープンエイトは9月3日、人工知能を活…

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Photo by Pixabay on Pexels.com

社会貢献活動に参加してくれた子供たちの笑顔。小さなレストランが用意した自慢の新メニュー。人によって説明の難しい営業資料や、テキストでは伝わりづらい研修のマニュアル。まさにこの「百聞は一見にしかず」を現実のものにしてくれるクラウドソリューションが一般に公開されることになった。

キーワードは人工知能だ。

動画マガジン「ルトロン」や動画広告ネットワークなどを手掛けるオープンエイトは9月3日、人工知能を活用した動画制作SaaS「VIDEO BRAIN」を公開した。利用料金は月額で15万円。年間契約が必要で、毎月最大で20本の動画生成が可能になる。

同社はこれに合わせて第三者割当増資の実施も公表している。引受先になったのはWiLとスパークス・グループ(未来創生ファンド)の2社。出資比率などの詳細は非公開で、調達した資金は総額約15億円。同社の累計調達額は40億円になった。また、動画事業のアドバイザーとして日本コカ・コーラなどのマーケティング推進で知られる江端浩人氏を招聘したことも伝えている。

VIDEO BRAINは昨年10月に公開された動画自動生成エンジン「LeTRONC AI(ルトロンAI)」を企業向けに最適化したもの。

ルトロンAIではユーザーの視聴行動を検索クエリなどで分析し、数ある動画や写真素材を自動的に編集、シーンをマッチングする運用を実施してきた。結果的に同社は全体で70名ほどの陣容(開発者が4割)ながら、月間で1000本の動画制作・配信を実現している。

VIDEO BRAINでは中でも動画素材の編集に特化したソリューションを提供する。具体的には写真や動画などの素材と、それに合わせたストーリー原稿(テキスト)をブラウザからアップロードする。

用途に合わせたテンプレート選択すれば、VIDEO BRAINのエンジンがテキストと動画や写真素材の「中身」を認識した上で、それぞれをマッチングして動画コンテンツを自動編集してくれる。

従来こういった動画編集のサービスはあったが、テンプレートを選択した上で、用意した素材を手動で入力したり、テキストを編集したりする手間が必要だった。VIDEO BRAINはその工程を全て不要にしている。実際のデモを見させてもらったが、取材中にドラッグ&ドロップで素材を入れ、ワンクリックで動画が生成される様子は感動的だ。

6月後半から試験的に導入を進めており、大手新聞社ではニュース用の動画素材、飲食チェーンの研修用動画マニュアル、提案用の営業資料などに活用がされているという。

企業のメッセージが動画になれば世界は変わる

オープンエイト代表取締役の高松雄康氏

動画の自動編集は以前から話題に挙がっていた。特に動画クラウドソーシングと人工知能を組み合わせたアイデアは今回のものに近く、例えばテロップを自動的に生成してサジェストするようなものは聞いたことがあった。

ここでポイントになるのがクオリティの問題だ。

実はこのVIDEO BRAINは万能ではない。オープンエイト代表取締役の高松雄康氏も言及していたが、向き不向きがあって、かっちりとしたマニュアルなどの編集はまだまだ精度が足りない。逆に雰囲気重視のイメージ動画広告のようなコンテンツは得意だ。

それでも高松氏はこのソリューションを世に出すことで、企業コミュニケーションを大きく変えたいと語る。

「予算が潤沢にあるクライアントは企画や撮影に力が入れられるので、当然良いものが作れます。けど、街の小さなお店や社内コミュニケーションにはそういった力が不足する場合があります。

例えば、とある大手飲食チェーンで社会貢献活動(CSR)をしているのですが、そこは数名のチームだったんですね。恵まれない子供たちの写真や動画素材がたくさんあるけど、その編集にすごく時間がかかってしまう。編集プロダクションに依頼すれば数十万円のコストがかかる。

ここを効率化すれば事業スピードも上がるし、企業コミュニケーションの質が上がります。それまで理解できなかった情報が感動を与えるものに変化するんです。そういう企業のリクエストに応えたい」(高松氏)。

同社はシンガポールにR&D部門を持っており、今後も人工知能の研究を進めるほか、音声を認識して書き起こしする機能などの追加や、編集精度の向上などを進める。

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ルトロンがIGTV対応、無限再生の「CHILLOOP(チループ)」などインスタ動画に最適化したコンテンツ配信

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オープンエイトは7月24日、Instagramが提供する動画配信フォーマット「IGTV」向けに、同社が運営する動画マガジン「ルトロン」のアカウントを開設し、英語キャプションに対応したオリジナル動画の配信を開始したことを発表している。 ルトロンは7000本以上のコンテンツを提供する、おでかけを軸にした女性向け動画マガジン。「おでかけが楽しくなること」をコンセプトに、クオリティにこだわったオリジナルコ…

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オープンエイトは7月24日、Instagramが提供する動画配信フォーマット「IGTV」向けに、同社が運営する動画マガジン「ルトロン」のアカウントを開設し、英語キャプションに対応したオリジナル動画の配信を開始したことを発表している。

ルトロンは7000本以上のコンテンツを提供する、おでかけを軸にした女性向け動画マガジン。「おでかけが楽しくなること」をコンセプトに、クオリティにこだわったオリジナルコンテンツを展開する。

同社でこれまで独自に企画から取材、撮影を実施した20万点の素材を活用し、IGTV用に最適化したオリジナル動画を作成する。

 

具体的にはループ再生のASMR(Autonomous Sensory Meridian Response/気持ちよい)動画の「CHILLOOP」やテーマに沿ったシーンをテンポよく構成した「ideal tour」、おすすめのグルメや注目スポットなどの3選を紹介する「RECOMMEND 3」など、IGTV用のオリジナル動画を100本以上用意しており、順次公開していく。

via PR TIMES

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配信枠での音声付視聴を可能にーー女性特化型のスマホ動画広告「OPEN8 AD Platform」がプライベートマーケットプレイスを強化

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オープンエイトは、3月16日に同社が展開するプライベートマーケットプレイス「OPEN8 AD Platform」を強化すると発表している。 OPEN8 AD Platformは女性特化型のスマートフォン動画広告マーケットプレイスで、2015年4月よりサービス提供を開始。ターゲットリーチは月間のべ1億人のユーザー(女性比率90%以上)で、独自開発の配信フォーマットは特許を取得している。 今回の強化の…

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オープンエイトは、3月16日に同社が展開するプライベートマーケットプレイス「OPEN8 AD Platform」を強化すると発表している。

OPEN8 AD Platformは女性特化型のスマートフォン動画広告マーケットプレイスで、2015年4月よりサービス提供を開始。ターゲットリーチは月間のべ1億人のユーザー(女性比率90%以上)で、独自開発の配信フォーマットは特許を取得している。

今回の強化の特徴としては専門メディアを新たな配信先として追加し、配信枠での音声付き視聴を可能にするなどの配信フォーマットの改善を実装したとのこと。同社は今後、広告主などへ広告データを一気通貫で可視化できるようなツールを開発し、提供していくことでニーズに答えていくとしている。

Source:PRTIMES

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動画メディアは地域連携に活路ーーオープンエイト動画マガジンLeTRONC(ルトロン)が渋谷区観光協会の公認メディアに

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スマホ向けの動画広告およびメディア事業を展開するオープンエイトは11月17日、同社が運営する動画マガジン「LeTRONC(ルトロン)」が渋谷区観光協会の公認メディアに任命されたことを発表した。 今後、渋谷区のスポット情報などのシーンをコンテンツ化し、ルトロンが運営するソーシャルメディア(facebookやTwitter、Instagram、LINE等)やオウンドメディアを通じて発信していく。特に渋…

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スマホ向けの動画広告およびメディア事業を展開するオープンエイトは11月17日、同社が運営する動画マガジン「LeTRONC(ルトロン)」渋谷区観光協会の公認メディアに任命されたことを発表した。

今後、渋谷区のスポット情報などのシーンをコンテンツ化し、ルトロンが運営するソーシャルメディア(facebookやTwitter、Instagram、LINE等)やオウンドメディアを通じて発信していく。特に渋谷区観光協会主催のイベントについてはルトロンが公式取材班となり動画レポートを配信する予定。

なお、10月31日に開催された渋谷ハロウィンフェスなどでは即日での動画レポートを配信している。オープンエイトでは渋谷を皮切りに今後、各地と提携を進めてこの展開を拡大する計画だという。

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今年に入ってからソーシャルメディア、特にfacebookだが、短尺の動画コンテンツをよく見るようになった。主にはガジェットやテクノロジーの話題、フードレシピ、ビューティー関連のハウツーとパターンは決まってきており、どれも数十秒から1分程度の短尺で、スマートデバイスで視聴することを前提にテロップで内容を伝えるものがほとんどだ。ルトロンもその内のひとつで、5月に立ち上がった。

雑誌の世界観を再現「LeTRONC(ルトロン)」公開ーーオープンエイトが仕掛ける分散化動画メディア3つのポイント

フォーマットが固まると、当初、各種プレーヤーたちはとにかく再生数やリーチを中心に数字を伸ばし、1本で数千万再生を叩き出すコンテンツも散見されるようになった。一方でfacebookはまだこういった動画コンテンツに対して収益をフィードバックする仕組みを提供していない。つまり、作って配信してもプラットフォーム側からコストを回収することはまだできない状態なのだ。

そこで各社はいくつかのマネタイズモデル、特に企業PR、マーケティングにこのフォーマットを販売することが通例となった。簡単に言えばタイアップモデルで、企業商材をコンテンツ化して配信する。リーチが足りなければプラットフォームの広告を購入して配信量を増やす。

オープンエイトももちろんこの方向性で事業化を考えているのだが、他のファッション・トレンド系動画メディアと違うのは積極的にイベントなど、場所に紐づいたコンテンツに手をかけ始めた点にある。

元々、雑誌っぽい作りということもあって、現地ロケ(レストランやホテルなど)の入ったコンテンツを多用していた。今回、渋谷区と連携してイベントコンテンツを即日で配信できるようになったのも、そういったフォーマットを用意してきたからだそうだ。

同社代表取締役の高松雄康氏によれば、現在動画製作の体制も整いつつあり、現時点で月間180本の配信まで可能になったという。今後、年明けには倍の360本を目指すそうだ。

また、とあるプラットフォーム上での実際の数値を見せてもらったが、コンテンツの質にこだわった結果、やはりエンゲージメントの数値も同様の他のメディアに比較して3〜10倍ほどの高い数値を出していた。

メディアでユーザーを動かしたいと語る高松氏。今年始まった分散化動画コンテンツの勝負は来年、ある程度先行きが見えてくるのではないだろうか。その際、彼らのとった地域タイアップの方策がどうなっているか興味深い。

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雑誌の世界観を再現「LeTRONC(ルトロン)」公開ーーオープンエイトが仕掛ける分散化動画メディア3つのポイント

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スマホ向け動画広告などを手がけるオープンエイトは5月26日、女性向けのスマホ動画メディア「LeTRONC(ルトロン)」を公開した。ルトロンは「大人の」女性向けに旅をテーマに、そこへ行ってみたい、食べてみたいと思わせるようなシーン、感情を短尺ムービーで紹介する動画マガジン。 またオリジナルドメインのルトロンウェブサイトだけでなく、作成した動画コンテンツをFacebookやInstagram、Twit…

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スマホ向け動画広告などを手がけるオープンエイトは5月26日、女性向けのスマホ動画メディア「LeTRONC(ルトロン)」を公開した。ルトロンは「大人の」女性向けに旅をテーマに、そこへ行ってみたい、食べてみたいと思わせるようなシーン、感情を短尺ムービーで紹介する動画マガジン。

またオリジナルドメインのルトロンウェブサイトだけでなく、作成した動画コンテンツをFacebookInstagramTwitterLINE@といった各種のソーシャルメディアへ分散して投稿する「分散化メディア」の運用形式を取っており、月間で200本のコンテンツ制作を各プラットフォームに対して配信するとしている。

配信先には上記のようなメジャー・ソーシャルメディアに加え、オープンエイトがこれまでに動画広告配信パートナーとして取り組んできた@cosmeやWoman.exciteなども含まれる。

今後は各プラットフォームに最適化された画角と尺(例えばInstagramであればスクエア・5秒など)に展開を広げ、よりシーンの情景を伝えらえれる360度コンテンツやVRにも挑戦する。

この話題は幾つかのポイントに分けてお伝えしたい。

  • ソーシャルPFへの分散投稿を可能にする制作体制と徹底したフォーマット化
  • ネイティブ広告としての可能性、VR・360動画
  • 独自の視聴率を構築するアナリティクスの必要性

徹底的なフォーマット化で「動く雑誌」を実現した

早起きしてでも行きたい!TOKYO朝ごはん < RITUEL par Christophe Vasseur 自由が丘 No.2 > イチオシは、キャラメリゼされた焼き色、しっかりした歯応えのクラスト、複雑なアロマを楽しめる、クロワッサン(¥350)。何とも言えぬ芳ばしいバターのキャラメリゼ香が口中に広がり、ザクザクッという力強い歯ごたえとともに口のなかでほろりとほどけます。 #e朝 #週末野心 #朝時間 #朝食 #朝ごはん #朝活 #ルトロン #グルメ旅 #グルメ部 #グルメツアー #グルメ #大人女子 #東京 #コーヒー #ヴィエノワズリー #自由が丘 #パリ #RITUEL #エスカルゴ #girlstrip #tokyogourmet #tokyocafe #tokyolife #tokyotrip #tokyostyle #tokyofood #breakfast #sandwiches #komabatodaimae #coffee

A video posted by LeTRONC ルトロン (@letronc.m) on

スマートフォン対応の短尺動画についてはここ最近、Facebookを中心に投稿が目立つようになっているので、興味を持って見ているメディア関係者はよく知っていると思う。米Tastyなどの爆発をきっかけにクッキング動画は本当に毎日のようにタイムラインに現れるようになったし、そしてそのどれもが数十万、数百万再生を稼いでいる。

その一方で食べ物の短尺動画以外、例えば今回のルトロンのようなテレビ的なカットを用いたコンテンツはあまり見ないのではないだろうか。

問題は制作本数とかかる手間の問題だ。

分散化メディアを考える場合、例えばこの分野の草分けであるNow ThisなどはFacebookだけで毎日20本近くのコンテンツを投入している。プラットフォームは主たるもので6、7あるので、それぞれに最適化するとしたら、少なくともそれ以上の制作能力が必要となる。

これを実現するためにはユーザーにコンテンツを作ってもらうUGCの形式か、クッキング動画のように完全なフォーマットを作って大量生産をする方法がやはり再生回数レースには最適と言えるかもしれない。

しかしオープンエイトはそれでよしとしなかった。何故なら彼らはこのメディアで「雑誌を再現したかった」からだ。同社代表取締役の高松雄康氏はこんな風に話してくれた。

「雑誌の世界観をどうやって再現するか。トレンドとかフローの情報、キャスティングに頼るんじゃなくてブランドの強いメディアをどう作るか。2年前に(同社執行役員の)針北(陽平)さんと出会った時から考えていました」(高松氏)。

彼には@cosmeで得た経験から「1年後、2年後見てもブレない価値観」(高松氏)というストック情報にこだわりがあった。そこで雑誌社で女性誌の経験を持つ人材を起用、「質と量の両方を成立させる」チームを編成した。

話を聞くと約半年間ほどかけてトーン&マナーを揃え、映像のフォーマットを幾つも完成させた。結果として取材時で月間120本ほどの制作能力を持つまでになったという。(リリース時点で月間200本に増加)

そうやってできたコンテンツの質は非常に高い。しかも出演しているキャストは編集部のメンバーなのだという。機材や取材方法なども雑誌のそれとよく似ている。

まさに「動く雑誌」と表現していいのではないだろうか。

ネイティブ広告としての可能性、VR・360動画

「単なる分散化コンテンツじゃなく、VideoTapで40媒体に配信が出来るんです。それがウチの強み」(高松氏)。

ルトロンの強さは運営がオープンエイトというアドテクのスタートアップである点と、アイスタイルという女性に強烈なリーチを持った企業と強い関係性を持ったところにある。冒頭にも書いた通り、彼らはコンテンツを分散して配信する先にメジャープラットフォームだけでなく、@cosmeやWoman.exciteなどの国産メディアを含めることができる。

これは彼らの動画広告配信サービスNativeTapを使ったもので、いわゆる広告枠への配信となるのだが、これがどこまでうまくサイトに馴染むかによって展開が大きく変わるかもしれない。

例えば私が参考として見せてもらったとある高級旅館の動画コンテンツは十分広告として効果を感じられるものだった。シンプルに行きたいなと思わせる内容だったからだ。見ても楽しく嬉しい気分になる、さらに広告効果のあるコンテンツ。これを配信されて「広告ウザい」と嫌な気分になる人はいないだろう。

高松氏はその先の展開として360動画やVRの可能性も語ってくれたが、これはもう現物がでてくるのを楽しみに待つしかない。没入体験をしたことがある人であればこの手の衝撃度は理解できるはずだ。

独自の視聴率を構築するアナリティクスの必要性

分散化コンテンツを企業のマーケティングに使う場合、最も頭を悩ませるのはその効果測定だ。アナリティクスが各プラットフォームにまたがる場合その集計は困難を極める。レポーティングがままならなければオンライン広告ビジネスは拡大を妨げられる。

この点については針北氏も認識をしており、オリジナルの解析システムを構築する必要性と、独自の指標、これは新しい視聴率に近いものかもしれないが、それを作る必要があると言及していた。

さて、ここまで手放しに評価してきたルトロンだが、もちろんコンテンツの制作というのはそう簡単なものではない。おそらくこのサイトを研究してコピーしてくる事業者もわんさと出てくるだろう。新しいフォーマットを編み出せず、飽きられてしまう可能性もある。

でも、それでもここには可能性があった。

彼らの次の成長の話題を期待している。

 

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オープンエイトがデザイン制作のTHE CLIPを子会社化ーー若手のプロが考える新しいキャリア形成とは

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動画広告事業を手がけるオープンエイトは2月17日、デザイン制作会社のTHE CLIPの発行済み株式を全て取得して子会社化すると発表する。1月21日付の取締役会にて決定したもので、2016年4月から連結子会社となる予定。株式取得にかかった費用等の詳細は非公開。 THE CLIPの創業は2013年12月。フリーのデザイナーで代表取締役の山本健人氏と、エンジニアで取締役の石橋尚武氏の2人が創業し、大手企…

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動画広告事業を手がけるオープンエイトは2月17日、デザイン制作会社のTHE CLIPの発行済み株式を全て取得して子会社化すると発表する。1月21日付の取締役会にて決定したもので、2016年4月から連結子会社となる予定。株式取得にかかった費用等の詳細は非公開。

THE CLIPの創業は2013年12月。フリーのデザイナーで代表取締役の山本健人氏と、エンジニアで取締役の石橋尚武氏の2人が創業し、大手企業の新規事業立ち上げや、スタートアップ各社のデザインコンセプトを手がけてきた。(情報開示:THE BRIDGEのロゴは彼らの手によるもの)

<参考記事>

今後、山本氏と石橋氏はオープンエイトにおけるデザインとエンジニアリングを俯瞰しつつ、新たな人材確保を含めて同社の事業推進に携わることになる。

国内スタートアップによるAcqui-hiring(人材買収)のかたち

スマホ・ネイティブ動画広告の文脈と@cosmeをはじめとする豊富な女性系ネットメディアのリーチ力を背景に、創業わずか4カ月で月商4000万円に到達した大人なスタートアップ、オープンエイトが次に手がけたのは買収だった。

同社がTBSグループをはじめとするファンドから約8億円の資金調達を発表したのが昨年10月。話はその直後から始まっていたようだ。オープンエイト代表取締役の高松雄康氏は買収の交渉をこのように語る。

「元々、(執行役員の)針北(陽平氏)が山本さんと友人だったことがきっかけですね。事業の方は順調ですし、今後重要になってくるのは人材。プロ集団が必要だった。こういう方々って中途採用ではなかなかお会いできないじゃないですか。お話自体は2カ月から3カ月ほどで決まりました」(高松氏)。

北米を中心に広がるスタートアップ・シーンでは、サービスではなく人材にフォーカスした企業買収という風習みたいなものがある。いわゆる「Acqui-hiring」と言われるもので、今回も少し形は違うが目的は似たようなものと言えるだろう。

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THE CLIPの制作事例

この方法はスタートアップという厳しい環境下に置かれた、経営経験のある人材を獲得できる一方で、双方の文化が合わないとなかなかうまくいかない。下火になって買われた経営陣が買収先で離散する姿は国内でも数例見かけている。

ただ、今回はそういった懸念点はなさそうだ。何よりもTHE CLIP自体が成長期で、さらに身軽な状態にあったのはひとつポイントになるかもしれない。

「元々2人ともフリーランスで始めたんですが、法人化してからは取引先の幅も広がり、特に事業立ち上げの案件が多く、2期目には売上も上がって黒字化もしていました。それでさて、ここからどうしようかなと思ってたんです」(山本氏)。

人員を拡大して受託ビジネスを続ける選択肢ももちろんあった。しかも2人はまだ30代周辺と年齢的にもまだまだこれから無理がきく年代だ。私は単純に仕事として受ける道もあったのでは?と尋ねると、山本氏はこんな言葉を返してくれた。

「単純にそういうことがあっても面白いんじゃないかなって」。

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山本氏や石橋氏との話で感じたのは、デザイナーやエンジニアというプロフェッショナルの新しいキャリア・イメージだ。会社に所属して未来永劫、同じ職に携われる人材というのは稀有だろう。生き残るためには自身もある種の経営課題に向き合わなければならない。

「そういう(経営課題に向き合う)デザイナーが増えてもいいじゃないですか。(買収後も)会社を残すってことでそれが伝わるんじゃないかなって。一種のイグジットみたいなものです」(山本氏)。

一方で取締役会にかける側の高松氏はなかなか難儀したようだ。当然の考え方ではあるが、彼らに仕事を依頼したいのであれば単純に発注すればいいからだ。

「当然役員決議ですから大変でしたよ。発注すればいいじゃんって。そうじゃないっていうのを理解してもらうための時間が必要でしたし、彼ら(山本氏と石橋氏)にもそういう過程があることを分かってもらう時間も必要でした」(高松氏)。

今、日本ではスタートアップを中心に新しいキャリアイメージや働き方を考える人たち、雰囲気が広がっているように思う。クラウドソーシングしかり、スタートアップしかり、こういう買収しかり、である。

小さくプロフェッショナルとして仕事を続けながら、このような大きなチャンスがあれば参加して、またその時代が終われば次に進む。

オープンエイトを創業している高松氏だって、元はと言えばアイスタイルの経営陣として一時代を仲間と共に築いてきた人物なのだ。同じ仕事、同じ成長が未来永劫続くなんてことはありえない。

若い力がスタートアップする道は、別に自分でリスクマネーを抱えてアプリを作ることだけではない。そういう意味で、今回の買収は金額のような物差しではなく、新しい働き方、仕事のあり方として眺めてみると大変示唆に富んだ事例に見えてくるのではないだろうか。

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動画広告オープンエイトがTBSグループ他から約8億円を調達、「ネイティブビデオアド」のインパクトとは

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動画広告事業を手がけるオープンエイトは10月27日、TBSグループ、アイスタイル、エキサイトとの資本業務提携を発表した。第三者割当増資の引受先となったのはジャフコ、TBSイノベーション・パートナーズ傘下のファンドおよびアイスタイル、エキサイトの計4社。 調達した資金は約8億円で株式比率や払込日などの詳細は非公開。同社は今後、調達した資金を元に人材強化に努める。 TBSグループについては今後、同社の…

取材用3

動画広告事業を手がけるオープンエイトは10月27日、TBSグループ、アイスタイル、エキサイトとの資本業務提携を発表した。第三者割当増資の引受先となったのはジャフコ、TBSイノベーション・パートナーズ傘下のファンドおよびアイスタイル、エキサイトの計4社。

調達した資金は約8億円で株式比率や払込日などの詳細は非公開。同社は今後、調達した資金を元に人材強化に努める。

TBSグループについては今後、同社の持つグループリソースと連携し、新たな動画広告事業、通販メディア事業、動画メディア事業等の開発推進を目指すとしている。またその取り組みの第一弾としてテレビスポットとの連携サービスを検討中とのこと。

また、アイスタイルおよびエキサイトとはこれまで以上に連携を強化し、@cosmeおよびウーマンエキサイトにてネイティブビデオアドのスキームを11月下旬から開始するとしている。こちらについては詳細を後述するが、今後、この取り組みをベースに、他のメディアとの協業も模索するとした。

4000万UUに配信できるネイティブビデオアドスキームのインパクト

オープンエイト代表取締役の高松雄康氏
オープンエイト代表取締役の高松雄康氏

先月、私は同社代表取締役の高松雄康氏にインタビューし、月次売上規模が大きく躍進していることを聞いた。当然このような成長過程にある企業を投資家たちが放っておくはずもなく、創業(2015年4月)から約半年で今回の大型調達まで一気にジャンプアップしてきた。

アドテクならではの展開だ。

今回はTBSとの資本業務提携もあり、本格的なテレビスポットとオンライン広告の連携も大変興味をそそるところではあるのだが、こちらについてはまだ検討中のことも多く、詳細が決まってから改めてお伝えしたいと思う。

今回注目したいのはやはりネイティブビデオアドのスキームだろう。

メディアのネイティブ枠に対してどのような広告主のコンテンツを挿入するのか。その方法は広告主側にとっても非常に魅力的とも思える内容だった。高松氏から伺った内容をご紹介したい。

取材用2

まず、広告クライアントは広告素材となるクリエイティブ・コンテンツを用意する。このコンテンツは自社で運営するオウンドメディアのものでも、オープンエイト側や代理店に依頼してオリジナルに作成するものでもどちらでも構わない。

このコンテンツをオープンエイトが用意するプラットフォームVIDEO TAP内に入稿して広告コンテンツを配信するわけだが、このタイミングで上記のイメージ通り、@cosmeやウーマンエキサイトの記事のようにページが出力されるようになる。

この際、配信されている広告ページはVIDEO TAPのサブドメイン配下でコントロールされることになる。(ヘッダなどのナビはAPI経由で引っ張る方式ということだった)

メディア側がやることは広告素材の掲載審査と、インフィード(記事と記事の間に挿入する)広告枠をオープンエイト側に預け、広告出稿料金について協議することぐらいだろうか。従来メディアレップがやっていた仕事をオープンエイト側で吸収するようなイメージかもしれない。

まあ、もっと平たく言えばオープンエイト側にメディアのCMSの一部を解放する、という考え方だ。

取材用4

興味深いのは動画広告の露出の部分だ。

このネイティブアド・コンテンツには動画のクリエイティブが冒頭に挿入される。これはリッチ表現と単価の維持が狙いにあるわけだが、通常、動画広告はそれ単体だとマッチングが難しい。キーワードやメタ情報が乏しいことが理由だ。

マッチングができなければ「どの掲載面にその広告を出すか」という大変重要な決定を人力でやる必要が出てくる。未設定でただ流すだけにしてしまえば、広告を全く関係ないページに表示するなど、ロスにつながってしまう。

しかし、このVIDEO TAPの方法であれば、動画はあくまで表現の一部であり、コンテンツ自体はテキストで配信される。これを活用して最適な掲載面を探し出し、広告とのマッチングを実現するのだという。

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さらにこのキーワードマッチングのエンジンには同社が展開しているキュレーションメディア「Wanpick」のノウハウが使われているのだそうだ。同サービスで1日に処理されるコンテキストは15万件に上るのだという。

インフィード枠は記事の本数によって在庫枠が決まってしまうというデメリットがある。その代わり、メディアにマッチした広告表現が可能であり、(コンテンツが素晴らしければ)ユーザーにとっても有益な情報源として働く。当然価格カロリーも高く設定できる。

女性比率90%以上、のべの月間UUは4000万人という巨大なリーチをどうマネタイズするのか、テレビとの連携も含めて引き続き注視したい。

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開始わずか4カ月で月次売上は4000万円規模に、動画広告事業「オープンエイト」躍進の裏側を聞く #bdash

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本稿は、京都で開催中の B Dash Camp 2015 Fall in Kyoto の取材の一部だ。 スマホ・動画ビジネスの熱気はどうやら本物のようだ。 動画広告事業をてがけるオープンエイトは女性YouTuberプロダクションの3ミニッツと事業提携し、スマホ向けソーシャル動画ネイティブ広告サービス「OPEN3」の提供を開始すると近く発表する。また同社はこれにあわせて動画広告の新フォーマット「スラ…

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本稿は、京都で開催中の B Dash Camp 2015 Fall in Kyoto の取材の一部だ。

スマホ・動画ビジネスの熱気はどうやら本物のようだ。

動画広告事業をてがけるオープンエイトは女性YouTuberプロダクションの3ミニッツと事業提携し、スマホ向けソーシャル動画ネイティブ広告サービス「OPEN3」の提供を開始すると近く発表する。また同社はこれにあわせて動画広告の新フォーマット「スライドビデオ」の提供も開始する。

OPEN3はオープンエイトが提供する動画広告プラットフォーム「VIDEO TAP」を活用したネイティブ型の広告サービス。導入した媒体はコンテンツ特性にあったオリジナル動画を制作して配信することができ、さらに3ミニッツが持つ女性YouTuberをインフルエンサーとして起用し、より質の高い動画コンテンツの制作を可能にするそうだ。

また、本件に併せて京都で開催中の招待制のカンファレンス「B Dash Camp」の会場で、オープンエイト代表取締役、高松雄康氏に話を聞いたところ、4月に設立されたばかりの同社の売上規模が大きく躍進していることも教えてくれた。

スマホ・動画広告最前線はどのような状況なのか。下記、会場にて高松氏に取材した内容をお伝えする。(太字の質問は筆者、回答は高松氏)

まず新しい体制について。新たに外部から社外取締役としてヒトメディア創業者、CEOの森田正康氏を招聘されましたね。

お会いしたのは2年前で実は数回しかお会いしてなくて、本当に仕事関係ないプライベートな相談ばかりしていました。私たちが全く知らない世界の出身でかつ違う事業領域を手がけていることが今回、社外取締役に招聘させていただいた大きな理由です。

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写真中央/左:森田正康氏、右:高松氏

ちなみに森田氏の役割は?

彼自身が広告とは異なる分野で大手メディア事業会社と多くの仕事をされてますので、その知見や人脈部分などで助けて頂くという点があります。ここについては実際、就任後すぐに動いて頂いています。

さらに今後、マーケティング大国、北米企業との関係構築が重要になると思っています。その部分の人脈や知見についても、弊社を次のステージに導く手助けをしていただけると考えています。

次に4月の創業からまだ半年経過していませんが、動画広告のセールスが好調というお話です。具体的に売上はどの程度まで伸びて、今後の見通しがどうなっているか、教えていただけますか?

サービスロンチが5月のゴールデンウィーク明けで、掲載開始から4カ月ほどですが、売上はグロスで大体月次4000万円程度まで一気に伸びてきています。弊社はネット計上なので代理店やREPマージンを差し引くと3000万円程度になります。

なるほど。クライアントはスマホ・動画広告という商品に対してどのような点を留意されていますか?

クライアント側が一番重視しているのは視聴単価とブランドリフトですね。特にファーストスクリーンとなったスマホにおける動画広告がどれほど生活者の態度変容に寄与したか、という点は重要視されています。(下記提供資料参照)ただ、各社戦略があるので詳細はご説明できません。

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資料提供:オープンエイト

広告出稿の継続状況はいかがでしょうか。

このブランドリフト効果が他サービスと比べて効果が高いという話があり、最初はお試しでしたがリピートにつながりつつあります。

特に弊社に利用実績がある企業様は全てテレビ出稿をしている日本のトップクライアントばかりですので、この領域の注目度が伺えますし、その中でVIDEO TAPが効果あると判断して頂いているのは大きいと実感しています。

では視聴側について。動画広告についてはモバイル通信費や音声など、ネガティブな要素もありますが、ユーザーのフィードバックなどはいかがでしょうか。

ユーザー視聴に関してはオーバーレイ型でかつ、自動再生なのでパケット費の問題など、ユーザー負荷があると誤解されがちですが、実際はほとんどパケット負荷が高くない形で再生しているのと、フリークエンシーを意識して配信コントロールすることで大きなクレームもなくご理解を頂いている状況と考えています。

もちろん常に運用面でトライ&エラーを繰り返し、可能な限りユーザー負荷がないように、メデイアに適した仕組みをどんどん開発したいと考えています。ちなみに音が勝手にでるサービスはスマホがパーソナルデバイスである以上、ユーザーの視聴環境としてありえないと考えていますし、取り組むことは絶対にないです。

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今回新しくスライドビデオという新フォーマットを開始されるそうです。

新フォーマットはフッター部分のインバナーと下部のオーバレイを組み合わせて長尺でも耐えうる仕組みにしていますが、ただCMを流すのではなくそのページを見にきているユーザーインサイトを考慮したコンテンツと親和性の高い動画広告を流すのが適していると考えています。

このフォーマットを皮切りに今後は記事のコンテキストを独自に解析してネイティブに近い形で広告主が動画記事やオリジナル動画を流せるようにすることが目標です。

話を少し変えます。3ミニッツと提携を発表。「ワンストップ」の具体的な流れ、そのメリットを教えてください。

3ミニッツ社は弊社が提携するメディアのユーザーに人気のある、多くのキャスティングを抱えており、かつリッチ動画を効率的に制作できるスキームをもっています。

特に私たちのサービスが配信面のコンテンツやそこを閲覧しているユーザーインサイトとのマッチングを意識すればするほどネイティブ化が進むのでそこに適したオリジナルの動画広告制作を必要とします。

その部分ですでに実績のある他事業会社とアライアンスしていくことは強みになると考えています。今後はさらに提携は増やす予定です。

動画領域を盛り上げ市場を創造することこそ私たちオープンエイトの役割なので。

お時間ありがとうございました。また次の発表を楽しみにしています。

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女性向けソーシャルニュースランキング「Wanpick」はスマホ時代のオリコンを目指す

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ニュース・キュレーションにはまだ可能性が残されているのだろうか? そんなことを考えさせてくれるアプリが今日開催されるiMEDIA SUMMITの壇上でお披露目される。スマートフォン向けの動画広告ソリューションを提供するオープンエイトは今日、新ニュースキュレーションアプリの「Wanpick(ウォンピック)」を発表する。 同社代表取締役の高松雄康氏が本誌に教えてくれたもので、アプリの正式な公開は5月中…

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ニュース・キュレーションにはまだ可能性が残されているのだろうか?

そんなことを考えさせてくれるアプリが今日開催されるiMEDIA SUMMITの壇上でお披露目される。スマートフォン向けの動画広告ソリューションを提供するオープンエイトは今日、新ニュースキュレーションアプリの「Wanpick(ウォンピック)」を発表する。

同社代表取締役の高松雄康氏が本誌に教えてくれたもので、アプリの正式な公開は5月中で、対応OSはiOSとなっている。

私はそのリリース前のβ版をしばらく試用させてもらっていた。なおオープンエイトについては以前取材したこの記事を参照頂きたい。

参考記事:女性向けスマホ動画広告配信「OPEN8」アイスタイル、エキサイト、インキュベイト3社が設立 #bdash

さてこのアプリ、感想を一言でいうと「カジュアルな印象のニュースランキング」といったところだろうか。

短い時間だがレビューした内容をお伝えしよう。

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Wanpickはソーシャル上での話題を元にニュースをキュレーションしてくれるアプリ。高松氏によれば、キュレーションエンジンは主にエンゲージメントなどの定量情報を元にスコアリングしたものだそうで、集めてくるニュース情報の傾向はGunosyのマイニュースタブやNuzzelのそれと近く、SmartNewsの前身となるCrowsnestの印象にも近かった。いわゆるソーシャルニュース・リーダーだ。

自分に関連性のある、もしくはつながりのある人たちの話題がふんわりと集まっているようなチューニングになっており、アプリを開いてすぐに表示される「ソーシャルニュースランキング」はこのアプリのコンセプトをよく感じられる内容になっている。

またニュースをランキング形式で1位から順にナンバリングをしており、さらに一時間毎の更新を明示している点も特徴的だといえる。アイデアひとつかもしれないが、高松氏の言葉を借りれば「ニュース情報のオリコン」のような軽いタッチの印象を強く受ける。

仕訳についても一部「?」がつく内容が紛れ込むこともあるものの、精度は高い。高松氏によればこのエンジンの開発には相応に時間をかけてきたということだった。

アプリのインターフェースは今や一般的となった横スクロールによるカテゴリスイッチ、縦方向に時系列でニュースが並ぶパターンで、コメントを付けたりすることもなく、アプリの中でなにかユーザーにアクションを促そうという意図はあまり感じられない。

導線もリンクのみで、ユーザーによるアプリ内のブックマーク保存はできるが、基本はそのままニュースサイトをそのまま表示させる。いわゆるブラウザだ。

スマホ時代の「オリコンランキング」というブランド

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私が高松氏に投げた質問は大きく二つ。後発であることは否めないので、どこにポジションを求めるのか、それとどうやってユーザーを獲得するのかというものだ。

高松氏はオープンエイトがアイスタイルから派生したメディア思想が強いマーケティング会社であるという前提で、このアプリを開発したことを強調してこうコメントをくれた。

「RSSリーダーやヤフトピのような各メディアの誘導エンジンになるのを前提とした、ソーシャル軸のニュース配信プラットフォームとしてポジションをつくりたいと考えています。本アプリの最大の特徴はランキングと速報性です。1時間毎に更新されるランキングというわかりやすい指標はニュースアプリの敷居を下げてくれるので、働くF1層の女性をメインにして広げていきたいと考えています」(高松氏)。

高松氏との会話で何度も出てきたのが女性重視の姿勢だ。現在のニュースアプリがやや男性中心で情報感度も高めの層を狙う傾向があるのに対して、女性向けの「ニュース」アプリという絞り込みはあまり聞かない。

高松氏によれば、このアプリは企画から開発までを主に女性のチームが担当し、自分たちが欲しいと思うアプリを開発したのだそうだ。彼女たちは普段ニュースをfacebookやTwitterといったソーシャルメディア上でチェックすることも多いという。

「ニュースアプリがいっぱいいっぱいだ、と考えているのはこの業界だけかと思います。1億2千万人いてアクティブユーザーが100万や200万って、と。もちろんLINEとYahoo!というメジャーがあるのでそこに偏ることはあるかと思います。でも別にメジャーじゃなくてもソーシャルニュースランキングでは500万アクティブユーザーくらいは市場として築けるかなと」(高松氏)。

ニュースアプリを作る、というより女性が気軽にチェックできる「オリコンランキング」のような存在、それが彼らの目指すWanpickのイメージのように感じた。ユーザーの獲得については、広告投下に頼るというよりは、ゆるやかにファン層を集めて初期のトラクションを確認し、ある程度数字が乗ってくることがあれば追加の投下をかける、というごく自然な方法を取るということだった。

この辺りについてはオープンエイトがそもそも動画広告の提供会社であり、Wanpickはあくまでサブ・プロジェクトであることも大きく影響しているだろう。

ただ、アドテクの会社がメディアの切り口を持つことは勿論大きな意味がある。つまり、Gunosyのようなスタイルだ。(この件についてはこちらのインタビューを参照頂きたい)まだ両方とも立ち上がったばかりのプロダクトでもあるので、連携についてはおいおい実例が出てくる頃にまた話を聞きたいと思う。

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女性向けスマホ動画広告配信「OPEN8」アイスタイル、エキサイト、インキュベイト3社が設立 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuokaの取材の一部。 アイスタイルとエキサイト、インキュベイトファンドの3社は4月10日、スマートフォン向けの動画広告配信を手がけるOPEN8(オープンエイト)を合同で設立すると発表する。3社の出資比率や出資金などの詳細は非公開。同社の代表取締役にはアイスタイル取締役兼COOの高松雄康氏が就任する。 現在、福岡で開催中の招待制カ…

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左:OPEN8の代表に就任する現アイスタイル取締役の高松雄康氏。右:アイスタイル取締役の菅原敬氏

本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuokaの取材の一部。

アイスタイルとエキサイト、インキュベイトファンドの3社は4月10日、スマートフォン向けの動画広告配信を手がけるOPEN8(オープンエイト)を合同で設立すると発表する。3社の出資比率や出資金などの詳細は非公開。同社の代表取締役にはアイスタイル取締役兼COOの高松雄康氏が就任する。

現在、福岡で開催中の招待制カンファレンス「B Dash Camp」で高松氏が取材に応じてくれた。

OPEN8は女性(F1層中心)をターゲットにしたスマートデバイス向けの動画広告配信事業を展開する。

配信先のメディアには共同出資しているアイスタイル、エキサイト両社の運営するメディアを中心にネットワークが構成され、高松氏の説明では2社だけでもMAUは1500万人近くに上る。更に複数の外部有力メディアが参画を内定しており、販売時には3000万人へのリーチが可能なネットワークに仕上げるということだった。

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設立の背景には下げ止まらないPCベースの広告単価、パフォーマンスの問題がある。「ネット広告の市場は1兆円を超えたと言われているが、対照的に広告の単価は下がり続けている」(高松氏)という認識は多くのネットメディア運営者にとって共通の認識になりつつある。

一方、ユーザーのシフトが進むスマートデバイスの広告はまだ未開の土地だ。詳細な割合は非公開としつつも、高松氏は相当量のスマートフォン広告在庫が売れ残っていると指摘。ここを攻めることで「マーケティング業界で10年に一度のパラダイムシフト」(高松氏)を確実に捉えようという狙いだ。

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そして彼らが目を付けたのがここ最近回線環境やスマートデバイスの普及によってストレスなく閲覧が可能になった「動画」だった、というわけだ。TVCMを打てるナショナルクライアントの巨額な予算をこのデバイスにシフトさせる。

OPEN8ではVIDEOTAPという動画広告配信サービスの提供を予定している。これについてはテキストで説明するよりも下の動画をチェックしてもらったほうが早いだろう。

VIDEOTAPでは動画広告をスキップさせず、高い視認率を確保するために、画面上部の枠を固定して動画広告を配信する。放映が終わると、小さなバナーサイズに自動的に折りたたまれて配信が完了する。素材は15秒の尺に固定され、ビュー保証で販売されるということだった。

OPEN8では今後、女性向けメディア・動画広告ネットワークの他に、ゲームアプリを対象にしたサービスも検討しているという。実際のパフォーマンス等についてはテスト段階の結果も出ているようだが、実際の運用に入った段階で可能であれば改めて検証してみたい。

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