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靴の新デザイン発掘プラットフォーム「ROOY」が日本上陸、パルコと組んでクラウドファンディングを開始

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ユーザが思い思いのデザインで、ハンドクラフトを制作し販売できるマーケットプレイスが、今年も数多くお目見えした。シャツ、スマートフォンカバー、ファッションアクセサリーといった身につけるアイテムの多くが自由にデザインできるようになった現在、需要がありながらも未踏の分野は靴かもしれない。 先週、シアトルを拠点とする靴の新デザイナー/ブランド発掘プラットフォーム「ROOY」が、ファッション小売大手のパルコ…

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ユーザが思い思いのデザインで、ハンドクラフトを制作し販売できるマーケットプレイスが、今年も数多くお目見えした。シャツ、スマートフォンカバー、ファッションアクセサリーといった身につけるアイテムの多くが自由にデザインできるようになった現在、需要がありながらも未踏の分野は靴かもしれない。

先週、シアトルを拠点とする靴の新デザイナー/ブランド発掘プラットフォーム「ROOY」が、ファッション小売大手のパルコと組んで日本に初上陸を果たした。ROOY は日本上陸キャンペーンを展開しており、同社で発掘した3つのブランド「KO-JD Loafer(アメリカ)」「gett.(ブラジル)」「haiku(メキシコ)」を選び、パルコのクラウドファンディングサイト「BOOSTER」でプリオーダーを受け付けている。プリオーダーは2016年2月末まで受け付けられ(本稿執筆時点で既に目標額達成済)、これら3ブランドの靴はパルコ店頭などでも販売される予定だ。

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日本向けに選ばれた3つのブランド。左から「gett.」「KO-JD Loafer」「haiku」

ROOY を創業したカン・ヒスン(강희승、英語名:Ryan Kang)氏は、韓国で数十年続く靴製造下請け会社のファミリーに生まれた。彼はかねてから、韓国の靴製造業界が、世界的な靴ブランドから製造を受託する一大産業であるにもかかわらず、常に黒子的な存在であることに問題を感じていた。世界の靴ブランドにあって韓国の靴製造下請け会社にないもの——それは、デザインとマーケテイングだった。

コーネル大学のビジネススクールを卒業後、彼は友人らとともにサンフランシスコで ROOY を設立。もともとはシューズデザインのクラウドファンディングサイトだったが、シューズデザイナーやブランドを発掘するプラットフォームという位置付けにピボット。先ごろ、本拠地をシアトルに移転し、アメリカ・日本・韓国の靴小売市場に本格的な参入を始めた。

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ROOY CEO カン・ヒスン氏

ROOY では年に2回、春夏と秋冬で新しいデザインを募集しており、現時点で世界中から約1,200件のエントリがあります。従来のクラウドファンディングサイトと異なるのは、投稿者はデザインの制作に集中してもらえればよく、製品化・製造・販売を ROOY が担当する点。

ROOY 社内にシューズデザイナーがいるので、材質をどのようにするのか、インソールの質感をどのようにするのかなど、製品に至るまでのプロセスは、デザイン発案者である投稿者と、シューズデザイナーで相談をしながら決めていきます。投稿者には、靴のデザインに関する専門知識も不要です。

オリジナルデザインのTシャツなどを作るのと勝手が違うのは、靴はデザインによって、使う材料も違えば、縫製や加工のプロセスも全く違ってくる点だ。ROOY では年間500万足の靴を製造できる製造会社 SGX と提携、デザインの多様性からスニーカーの扱いが多いものの、ヒール以外はどんな靴でも取り扱っていくのだそうだ。

「BOOSTER」上でのクラウドファンディングとあわせ、ROOY では2016年秋冬シーズンの新デザインを大晦日いっぱいまで受け付けている。腕に自信のある読者におかれては、年末の時間を使ってぜひ新デザインをエントリしてみてほしい。

日本のパルコや韓国の GS Shop のほか、ROOY では世界の小売チェーンとの提携を進めており、ROOY から生まれた新しいシューブランドが、オンラインのみならず街角でも入手できるようになる日は遠くないだろう。ROOY ではまた、世界ブランドのデザイナー発掘も支援しているとのことで、エントリした新デザインが世界ブランドに登用される可能性もある。

ROOY は2015年9月、シードラウンドで韓国の Formation 8Korea Investment Partners(한국투자파트너스) から340万ドルを調達している。ROOY のユーザ(デザイナーと購入者)は世界中に点在するとのことだが、日本は重点市場ということで、流通チャネルの開拓と資金調達に精を出しているとのことだ。

これから台頭する決定的なコマースアプリはどれか?

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 <Pick Up> Who will emerge as the killer of shopping app? 溢れ返るコマースアプリのなかで、さてどこが生き残るのか。IBMの調査によると、米国におけるモバイル経由の売上げは、既にオンライン売上げ全体の21.8%を占めているそう。 Immrが実施した調査によると、消費者が求めているのはこんなもの。 お金の節約(価格比較ができたり、ク…

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 <Pick Up> Who will emerge as the killer of shopping app?

溢れ返るコマースアプリのなかで、さてどこが生き残るのか。IBMの調査によると、米国におけるモバイル経由の売上げは、既にオンライン売上げ全体の21.8%を占めているそう。

Immrが実施した調査によると、消費者が求めているのはこんなもの。

  • お金の節約(価格比較ができたり、クーポンの検索や利用、特別なディールを受け取る)
  • 時間の節約(複数カテゴリ、商品、ブランドをまたいだ検索)
  • オンラインで購入、近所で受け取り(在庫状況をネットで調べて、実際の商品はオフラインで入手)
  • ブラウジングによる発見(トレンドの把握、アイディアの共有、商品レビュー)

「オンラインで購入、近所で受け取り」っていうのは、まさにPARCO×STORES.jpが始めた取り組みね。

洋服なんかは、やっぱりサイズや色味を目で見て確かめたいっていうニーズはある。Locondoのように、コマースでも自宅で試着/ファッションショーができるようにするか、またはVirtusizeのようなアプローチでフィッティングそのものをより確かなものにするか。

中国TencentのIMアプリみたいに、そもそもコマースを主軸事業としていないところが勝つという展開もありえるわけだから、まだまだわからない。

Via VentureBeat 【G翻訳】

9万ストア開設のSTORES.jpとPARCOが、全国3,000テナントのオンライン化に向けて提携

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ニュースが尽きない「STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー)」が、新たに「PARCO」との提携を発表した。 1969年の池袋PARCO誕生以来、全国19店舗の商業施設に3,000テナントを抱え、2013年度の売上は2,644億円に上るパルコ。2012年8月にサービスを開始したSTORES.jpには、これまでに9万店を超えるオンラインストアが開設されている。 今回の提携で、PARCOのテ…

PARCO-STORES.jp

ニュースが尽きない「STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー)」が、新たに「PARCO」との提携を発表した。

1969年の池袋PARCO誕生以来、全国19店舗の商業施設に3,000テナントを抱え、2013年度の売上は2,644億円に上るパルコ。2012年8月にサービスを開始したSTORES.jpには、これまでに9万店を超えるオンラインストアが開設されている。

今回の提携で、PARCOのテナントのECショップ開設にSTORES.jpが使われる。パルコは、2013年から既にブログプラットフォーム「パルコショップブログ」を提供しており、全テナントがブログ発信している。今後、ショップスタッフによる商品紹介をコマースに結びつける施策を強化していくという。

また、各オンラインストアには、通販注文に加えて、商品の「取置き予約ボタン」も設置される。この取置き新サービスの名称は、「カエルパルコ」。ネットで商品を取り置き予約しておくことで、店舗に出向いた際に欲しい商品が確実に手に入る。具体例は、STUSSYの商品紹介を見てほしい。

今回のように、大型商業施設がテナントの各店舗をひとつずつEC化していく施策はありそうでない、前代未聞の取り組みかもしれない。STORES.jpの代表である光本勇介さんはこうコメントする。

「PARCOのテナントさんには、ブログに貼ったECサイトからの売上げが全売上の25%を占めるようなショップも出てきています。今後、STORES.jpの仕組みを使ったブログとECの連携をいっそう強化していきます。PARCO内のすべてのテナントのオンライン化を目指します。」

5月21日のスタート時点での導入ショップは、静岡パルコの「ステューシー」、「X-girl」、「アンディフィーテッド」の3つ。静岡を皮切りに、今年秋には池袋や渋谷など都内店舗などでも順次導入を予定している。

渋谷パルコとチームラボがコラボ、未来のショーウインドウをデジタルサイネージで実現

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 日本では、多くのコンビニエンスストアが集客を目的として、店頭にデジタルサイネージを設置している。小売業界はとりわけ積極的で、大きく明るいスクリーンにさまざまな商品を映し出して、消費者に購買を促し、メッセージを伝えようとしている。 長くにわたり日本の流行ファッションの中心にいるパルコは、最近、渋谷店の店頭にデジタルサイ…

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

日本では、多くのコンビニエンスストアが集客を目的として、店頭にデジタルサイネージを設置している。小売業界はとりわけ積極的で、大きく明るいスクリーンにさまざまな商品を映し出して、消費者に購買を促し、メッセージを伝えようとしている。

長くにわたり日本の流行ファッションの中心にいるパルコは、最近、渋谷店の店頭にデジタルサイネージを設置した。6つの縦長スクリーンで構成されたそれは P-WALL と呼ばれ、さまざまなブランドの商品1,000品目をはじめ、パルコで購入できる商品を紹介している。

映し出されているのとは別の商品を見たいときは、スクリーンにタッチすることで詳細が表示され、その商品の色違いがあるかどうかも調べることができる。この P-WALL は東京のチームラボとのコラボレーションで実現されたもので、下のビデオを見ればスクリーンがどのように動作するか、よくわかるだろう。

パルコは、以前からショーウインドウがあった場所に P-WALL を設置しており、消費者はデパート内を一店舗ずつ見回らなくても、一カ所に留まったまま多くの商品を見ることができる。実店舗とオンラインモールをうまく連携させようとしている店舗は少なくない。P-WALL が今後、この問題をうまく解決できるかどうかを見守りたい。

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