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コミュニティプラットフォームへと進化した「Peatix」が定額課金機能をリリース

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2016年2月にイベント管理サービスから、コミュニティプラットフォームへとピボットすることを発表した「Peatix」が定額課金機能をリリースした。 「Peatix」のユーザはイベントを開催するにあたって、グループを作成する。定額課金機能では作成したグループごとに、年額または月額で会費を集めることができるようになる。同サービスは、海外でも展開しているが、定額課金機能はまず日本から提供を開始する。 定…

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2016年2月にイベント管理サービスから、コミュニティプラットフォームへとピボットすることを発表した「Peatix」が定額課金機能をリリースした。

「Peatix」のユーザはイベントを開催するにあたって、グループを作成する。定額課金機能では作成したグループごとに、年額または月額で会費を集めることができるようになる。同サービスは、海外でも展開しているが、定額課金機能はまず日本から提供を開始する。

定額課金機能では、グループ主催者が月額または年額の会費を集められる。会費の他に、別途入会費を設定することも可能だ。有料プランに参加したい人は、会費をクレジットカードもしくはコンビニ払いで支払うことができる。

グループ主催者は、定額課金機能を活用することで、活動資金を継続的に得ることが可能になる。すでにこれまでPeatixでイベントを管理していた「泡パーティー」などは「行き放題プラン」を用意するなど、機能の利用をスタートしている。

Peatixは、この他にも地域コミュニティの活動費集めや、NPO法人の継続的な寄付金集めなどに利用されることを想定しているという。

今回、有料会員機能を実装したことで、Peatixはよりオンラインサロンなどの既存プラットフォームとの領域が近くなる。前回の取材した際には、「Peatix」はあくまでオフラインでのイベントがメイン、とPeatix CEOの原田 卓氏はコメントしていた。

オンラインサロンサービスも、コミュニティを盛り上げるためにオフ会を開催することも多い。コミュニティを管理する際に、オフラインの場を絡めることはかなり重要なことだと考えられ、イベント管理の機能を持つ「Peatix」が、今から巻き返す余地は十分にある。

イベント管理サービス「Peatix」がピボットーー「グループ機能」を設けコミュニティプラットフォームへ

HackOsaka 2016: 日本のスタートアップの課題はグローバル化への準備不足〜竹村詠美氏へのインタビューから

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本稿は「HackOsaka 2016」の取材の一部である。 「今年は自分に再投資する機会の年なので、何か新しいことを拙速に始めようとは思いません」と、日本を拠点とするイベントチケットのプラットフォーム会社 Peatix の共同創業者である竹村詠美氏は e27 とのインタビューの中で述べた。 彼女は自己変革を求めて Peatix を離れ、教育関係で新しいビジネスを始める計画を立てているが、その間も …

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本稿は「HackOsaka 2016」の取材の一部である。

「今年は自分に再投資する機会の年なので、何か新しいことを拙速に始めようとは思いません」と、日本を拠点とするイベントチケットのプラットフォーム会社 Peatix の共同創業者である竹村詠美氏は e27 とのインタビューの中で述べた。

彼女は自己変革を求めて Peatix を離れ、教育関係で新しいビジネスを始める計画を立てているが、その間も Unreasonable Institute でソーシャルエンタープライズアクセラレータを運営している。これは、世界最大のソーシャル、環境の課題解決をターゲットとしたプログラムだ。

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彼女は今日(原文掲載日:2月17日)、日本の大阪で開かれているグローバル・イノベーションカンファレンス HackOsaka で講演する。演題は「グローバル化の課題」だ。

これまでの彼女の経歴、そして日本のスタートアップエコシステムについての考えを聞くために私たちは竹村氏にインタビューを行った。

以下はその概要である。

自己紹介をお願いします。どのようにしてキャリアを始められたのですか?

大学卒業後、私は投資銀行の CS First Boston に日経平均先物・オプションのセールストレーダーとして入社しました。数字やスプレッドシートは好きでしたが、ここの職場は合わないとすぐに感じました。

1年後、Monitor グループという小さいコンサルタント企業に入りました。ここは多国籍企業の市場参入など、戦略的なプロジェクトにフォーカスしたところでした。

Monitor、McKinsey でコンサルタント業務をしていた頃、幸いにもいくつかのテック関係の顧客を担当したのですが、私はそこでインターネットの将来に魅了されました。

コンサルタント業務を4年ほどした後、エキサイト株式会社というインターネットメディア企業に取締役兼事業開発部長として入社する機会に恵まれました。それ以降、Peatix の共同設立を含めてインターネット業界で働いています。

Peatix を設立されたきっかけは何ですか?

私たち4人の共同設立者は Amazon Japan で出会いました。様々なメディア事業のプロダクトマネージャーとして働いていた時、作家や音楽家といった多くのクリエイティブな人たちが生計を立てるのに苦労していることを知りました。パッケージ化されたメディアの売上減に加えて、セールス側からは少ないマージンしか受け取っていなかったからです。

強い目的意識をもって、私たちはターゲットとするオーディエンス、つまり私たちの文化を新たなレベルに引き上げてくれるクリエイティブな人たちのためにインターネットの力を示せるような企業を創る決意を固めたのです。

いくつかの製品を試行した後、私たちはライブ体験に力を与える決意をして Peatix.com を立ち上げました。

Peatix の運営に際し一番の課題は何でしたか?

大きな課題は優れたチームを作ること、製品・市場のフィットを見つけること、そして健全な財務の維持でした。製品・市場のフィットに関しては、当初はとても困難でした。イベントやライブの体験を始めようとしている人を見つけるのが大変だったからです。

イベントを運営する人はたくさんいます。でもコミュニティレベルではごく少数です。ですから全ての市場に私たちは参画したのですが、最初は大変でした。潜在的なイベント運営者の目にとまるよう、一から大きなコミュニティを作らなければいけなかったのです。イベントプラットフォームを探している人を見つけることではありませんでした。

人材に関しては、4か国で国際感覚をもった人を集めるのが課題でした。例えば当初、私たちはシンガポールやマレーシアの知り合いが誰もいませんでした。ですから人材供給元として第三者からの紹介に頼ることができなかったのです。その代わり、幸いにも東南アジアで優れた人材確保を手助けしてくれるスタートアップコミュニティサポートを利用することができました。

最後に財務に関してですが、これには魔法のような回答はありません。ただ、当社の目的に賛同してくれる投資家を見つけるのはたくさんの時間とエネルギーを費やしました。昨年まで CFO がいませんでしたので、特に CEO からすれば実に長い時間がかかりました。

Peatix を離れた理由は何ですか?

企業が成熟していくにつれて、設立者がその会社を辞めてしまうのは珍しいことではありません。私の場合はいろいろと理由はあったのですが、主な理由はマネジメント構造をよりスリムにしたかったことです。

新しいプロジェクトとはどのようなものですか?

今はまだ詳細をお話できませんが、将来世代の教育に多くのエネルギーを注ぐつもりです。他方で日本にある Unreasonable Institute でソーシャルエンタープライズアクセラレータを運営しています。Unreasonable Lab Japan といいます。

今年は自分に再投資する機会の年なので、何か新しいことを拙速に始めようとは思っていません。

今回大阪で講演をされますね。スタートアップを大阪で運営するのと東京で運営するのとでは何が違いますか?

大阪は伝統的に東京よりも多くの起業家の方がいるところです。でもテックのスタートアップに関しては正反対のようです。

大阪生まれの方でテックの起業家の方はほとんどいません。東京、もしくは海外生まれの方が多いです。

主な違いとしては、資本へのアクセスの容易さ、潜在的な顧客の幅と深さ(特に大企業や広告主を相手にしたい場合)、そしてテック関係の人材プールではないでしょうか。

エコシステムの構築が進むにつれて大阪のスタートアップ環境は良くなってきていますが、まだ東京に水をあけられています。

日本の多くのスタートアップ企業にとっての課題は何でしょうか? どのようにすれば解決できますか?

最も顕著なのは、日本のスタートアップはグローバル化への準備ができていないことでしょう。

日本の市場は今でも相当な規模があるので、日本市場向けに超ローカライズされたサイトやアプリを構築した後に国際的な市場を相手に最適化を図るのは困難です。

サイトやアプリを多言語に「翻訳」するのは簡単なことですが、日本のスタートアップの多くは一定以上の規模の国際事業がありません。これに関しては、初めから国際的な人材を揃えるか、設立時にかなりの時間を海外で過ごすことで簡単に解決できると思います。

日本にずっと住んでいるとすぐに視野が狭くなってしまいます。でもかなりの期間を海外で過ごすと、ヒューリスティック(問題発見的)な見方ができるようになります。私は30か国以上を旅してシンガポールにも住んだ経験がありますが、グローバルな考え方、世界中の人と一緒に仕事をするコミュニケーションスキルの習得にとても役立ちました。

【via e27】 @E27sg

【原文】

イベント管理サービス「Peatix」がピボットーー「グループ機能」を設けコミュニティプラットフォームへ

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事業の方向を転換することをピボットと呼ぶ。このピボットをしたことによって成功したサービスも、世界には数多く存在する。 既存事業が順調ではなく、ピボットを検討せざるをえないというパターンが多いが、中には順調に成長しているサービスであても、より成長することを目指してピボットする場合もある。 イベント管理サービスを提供するPeatixも、ポジティブなピボットを実施したスタートアップのひとつとなった。昨年…

Peatix

事業の方向を転換することをピボットと呼ぶ。このピボットをしたことによって成功したサービスも、世界には数多く存在する。

既存事業が順調ではなく、ピボットを検討せざるをえないというパターンが多いが、中には順調に成長しているサービスであても、より成長することを目指してピボットする場合もある。

イベント管理サービスを提供するPeatixも、ポジティブなピボットを実施したスタートアップのひとつとなった。昨年、3月に大きく資金調達したPeatixは、どう変化するのだろうか。

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彼らは、本日、新たにイベント参加者や、同じ興味・関心などを持つ人が集まることができる「グループ機能」を正式にリリースした。

「Peatix」は、2011年5月にスタート。イベント主催者にとってチケット販売やイベントの管理が可能なサービスとして人気を集め、延べ100,000を超えるイベントで活用され、累計200万人を動員した。

海外への展開も積極的に行っており、日本、アメリカ、シンガポール、マレーシアなど27カ国のユーザに利用されている。Peatixでの流通総額は、約60億円となっており、このうち海外比率は25%ほどだという。


2016年、ピーティックスはコミュニティプラットフォームに from Peatix.com on Vimeo.

順調に成長してきたように映るPeatixだが、イベント管理サービスからコミュニティプラットフォームへとピボットすることを決意した理由は、一体どのようなものだったのだろうか。同社CEOの原田 卓氏は、こう語る。

原田氏「Peatixは単にチケットを売るだけのサービスにはなっておらず、Peatixを通じてイベントが開催され、コミュニティができていました。次々とコミュニティが育っていく様子を見ていて、「ここに集中すべきだ」と考えるようになったんです」

ユーザの様子を見ていての決断。そして、ビジネスサイドから検討しても、コミュニティに注力していくべきだという結論に至った。

原田氏「チケットサービスはいくつか存在していますが、ビジネスとしてしっかりと成立させるには興行のような大きなイベントで利用されることが必要になります。ですが、そのためには現地に事業所を置き、営業等を行っていく必要も出て来ます。

そうなれば、売上の伸びと比例して、人件費も増えてしまう。せっかくのウェブサービスを運営しているのであれば、それはしたくありませんでした。コミュニティのプラットフォームとなり、機能の一つとしてチケットサービスを提供する。ビジネス的にはこちらのほうが可能性が大きいと考えました」

イベントの管理も可能なコミュニティプラットフォームといえば、「Meetup.com」を思い浮かべる。既存のプラットフォームとPeatixはどのように競争していくのだろうか。

原田氏「Meetup.comは、2002年からスタートしたサービス。最初は無料で利用できていましたが、2003年からコミュニティの管理者は月額で課金することが必要になりました。当時はユーザ数が減少したそうですが、いまではしっかりマネタイズはできていて、世界各地で利用されるサービスとなっています。

Peatixは、まずイベント管理サービスからスタートしていることで、イベントの管理やチケット発行といった側面で他のサービスよりも優れたユーザ体験をもたらすことができると考えています。また、コミュニティプラットフォーム化を進めていくものの、マネタイズのモデルは異なります」

そのマネタイズに向けた動きはすでに始まっていた。昨年、8月にPeatixがリリースしたイベント協賛の広告サービス「リアルイベントPMP」だ。広告にかぎらず、濃いコミュニティと企業とのマッチングを行うことが、今後のPeatixの収益の中心となっていくという。

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今回、グループ機能を設けたことにより、Peatixではオンラインでも交流ができるようになる。オンラインにコミュニティがあり、交流が可能になるというと、オンラインサロンのサービスがある。Peatixではどのようにコミュニティを運営していくのだろうか。

原田氏「オンラインで交流できるようにはするが、オンラインがメインになってしまわないように気をつけたいですね。Peatixのコアバリューは、同じ関心事や問題意識を持った人がつながり、実際に会いにいけるコミュニティがあることだと考えていますから」

コミュニティのボリュームゾーンは、100人前後。Peatixには、何千人という規模のコミュニティが存在するそうだが、プラットフォームとしては、Peatixが存在したからこそ生まれたようなコミュニティを育んでいきたいと原田氏は語る。


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グループ機能の他、サービスとして磨ける点はまだまだある。たとえば、レコメンド。すでにPeatixでは、参加履歴などのインタレストグラフからメールやプッシュ通知でイベントのレコメンドを行っている。今後、ソーシャルデータなど、ユーザから能動的にデータをもらうことで、プロアクティブに何かを探している人のためにレコメンドの質を高めていくという。

彼らのスタンスが変わったことを示す大きな動きは、今後Peatixでチケッティングされていないイベントも、Peatixの検索から探せるようになっていくということだろう。Peatixから見て良いイベントがあれば、Peatixでの検索にひっかかるようになるという。

原田氏「Peatixには、Amazon出身者も多く、AmazonのDNAが流れています。Amazonが、マーケットプレイスを始めたときにも、新品が売れなくなるという声が社内から上がりました。ですが、間違いなくユーザにとっては価値があることだったため、マーケットプレイスはスタートしました。今ではあの判断は正しかったとわかります。

Peatixも別のイベントを取り扱うようにしていくというのは、自分たちのサービスをチケッティング以外の点で磨いていくという覚悟を示すもの。短期的にはカニバッたとしても、長期的に見たら価値が高まるはずです」

Peatixは今後、プロダクトを磨きながら、世界へと展開していく。当面は日本語と英語に集中するとのことだが、今後中国語など多言語に対応していくことも視野に入れている。

日本からスタートし。世界へと展開しているPeatixが、今回のピボットによりどのような進化を遂げるのか。楽しみだ。

イベント主催者群の強みを活かすーーPeatixがイベント協賛の広告サービス「リアルイベントPMP」をリリース

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サニーサイドアップ、イベントプラットフォーム「Peatix」を運営するOrinoco Peatix、広告関連事業全般を提供するプラスディーが、広告サービス「リアルイベントPMP(プライベート・マーケット・プレイス」に関する業務提携を締結することを発表した。 これまでイベントに対して企業が協賛につく場合、イベントの規模は大きいことがほとんどだった。Peatixには、30〜200人程度の参加者を集める…

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サニーサイドアップ、イベントプラットフォーム「Peatix」を運営するOrinoco Peatix、広告関連事業全般を提供するプラスディーが、広告サービス「リアルイベントPMP(プライベート・マーケット・プレイス」に関する業務提携を締結することを発表した。

これまでイベントに対して企業が協賛につく場合、イベントの規模は大きいことがほとんどだった。Peatixには、30〜200人程度の参加者を集めるイベント主催者たちが多数存在している。「リアルイベントPMP」は、こうしたPeatixのイベント主催者を中⼼としたコミュニティに対してリーチ可能にすることで、広告⾃体への認知度・理解度も⾼めようというものだ。

同サービスを通じての協賛までの流れは、まず広告主がイベント主催者向けに協賛提供を展開。次に、イベント主催者が主体的に広告主のタイアップに申し込み、Peatixによる審査を通過した広告主の⽅向性にフィットしたイベントだけがスポンサードを受けられるようになっている。

スポンサードが決まったイベント主催者に対して、広告主が協賛⾦、会場提供等での⽀援を実施。Peatixはプラットフォームを通じて宣伝を行い、イベント主催者側は⾃⾝の発信手段を通じて、もしくは当⽇のイベント会場内で広告主の宣伝を⾏う。後日、イベント当⽇のレポートがコンテンツとして提供されるという。

先日、京橋ファクトリーが「ナヲナス」という企業が直接コミュニティに対してスポンサードや商品タイアップを依頼できるサービスをリリースしたばかり。イベントサービスの主戦場は、チケットからイベント協賛広告へと移ってきている。

チケッティング・サービスのPeatixが、日・米・シンガポールの5社からシリーズBラウンドで500万ドルを調達

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日本を拠点とするオンライン・チケッティング・プラットフォームの Peatix は今日、シリーズBラウンドの資金調達で500万ドルを調達したと発表した。これまでに合計900万ドルを調達したことになる。今回の投資は DG インキュベーションがリードし、シンガポールの SPH Media Fund(訳注:シンガポールの日経に相当、The Straits Times などを発行する Singapore P…

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日本を拠点とするオンライン・チケッティング・プラットフォームの Peatix は今日、シリーズBラウンドの資金調達で500万ドルを調達したと発表した。これまでに合計900万ドルを調達したことになる。今回の投資は DG インキュベーションがリードし、シンガポールの SPH Media Fund(訳注:シンガポールの日経に相当、The Straits Times などを発行する Singapore Press Holdings のファンド)、日本のサニーサイドアップFidelity Growth Partners JapanDraper Nexus が参加した。

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2011年の創業以来、Peatix は26カ国5万件のイベントで120万枚以上のチケットを販売してきた。発表によれば、2013年に比べ2014年の取扱販売枚数は2倍以上に伸びている。

同社はしばしば、アメリカの Eventbrite などのイベント運営分野の大手と比べられるが、CEO 原田卓氏は Peatix が別の市場セグメントを対象としており、真っ向から比較されるべきものではないと考えている。

我々のフォーカスは、(イベント運営会社などとは対照的に)独立した個人のコミュニティ・イベント・オーガナイザーだ。

それに加え、Peatix はユーザフレンドリーで、モバイルに特化した体験を作り出すことにフォーカスすることで、自らを差別化している。今回調達した資金は、この競争力を高めるために使われる予定だ。

今後数週間のうちに、新しい iOS アプリを発表する予定だ。Android 版も後にお届けする。新アプリは、イベントの発見・検索機能を提供する。我々のプラットフォームは、今ある機能で既にイベントに対して15%程度の参加者増をもたらしており、この数字をさらに引き上げたいと考えている。

アジア市場展開強化のための資金調達

今回の投資は、アジアの新市場への展開を図るためのものだ。原田氏はどの国を目指しているのか明言は避けたが、2年前にシンガポールからアジアに進出した同社は、既に取扱高の20%を日本国外の市場から得ており、2014年中頃に Tech in Asia が取材したときの15%からも数字を伸ばしている。原田氏は他の数字については開示しなかったが、「毎年毎月、成長は力強いものとなっている」と述べた。

SPH Media Fund を投資家に迎えたことで、シンガポール人は今年 Peatix と SPH Media Fund がより頻繁に協業する機会を目にすることになるだろう。

SPH Media Fund の CEO CHua Boon Ping 氏は、次のようにコメントしている。

SPH はイベントのビジネス部門を持っており、将来は直接的なシナジーやコラボレーション機会があると思う。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

早くして日本から世界市場へ飛び出したPeatix、グローバル企業としての信条

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世間の一般的な信条はこうだ。日本は巨大市場であり、スタートアップはこの北東アジアの国からの海外に進出することを考えなくてもよい。 しかし、Peatix の CEO 原田卓氏によると、「この考え方は間違いで、潜在的に費用がかさむもの」だという。 彼は、e27とのメールインタビューでこう付け加えた。 もし世界の競合を凌ぐ準備をせずに、勝利の方程式がわからなければ、いつの日か彼らが市場に参入した際、足下…

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Peatix CEO 原田卓氏

世間の一般的な信条はこうだ。日本は巨大市場であり、スタートアップはこの北東アジアの国からの海外に進出することを考えなくてもよい。

しかし、Peatix の CEO 原田卓氏によると、「この考え方は間違いで、潜在的に費用がかさむもの」だという。

彼は、e27とのメールインタビューでこう付け加えた。

もし世界の競合を凌ぐ準備をせずに、勝利の方程式がわからなければ、いつの日か彼らが市場に参入した際、足下をすくわれることになるでしょう。(原田氏)

日本が東日本大震災と津波に襲われた後の2011年にローンチし、原田氏は「社会貢献への意識」を高める機会やその方法を見出した。

私たちは社会的なテーマをめぐるたくさんの出会いや集まりを目にしました。そしてとても幸運なことに、このような動きに貢献することができました。(原田氏)

それから2年後、インターネットを通じて、誰でもイベントのチケットを作って販売することができるプラットフォーム Peatix は、Fidelity Growth Partners Japan 主導の下、300万米ドルの資金を調達したと発表した。Peatix と Fidelity が初めて出会ったのは、TechCrunch Tokyo 2011 だ。

彼らチームは当初、コンサルティングによる第2の収入源を維持することで資金調達せずに済むと考えていたが、後にスピードアップが必要だと実感した。

(中略)多くの競合が市場に参入してくる中、私たちは迅速に行動しPeatixを成長させなければなりませんでした。スピードが非常に重要な状況では、適切な資金調達によって多くの時間を得ることができます。(原田氏)

この分野における主な競合はもちろん、2006年に設立されたアメリカ拠点の Evenbrite だ。Evenbrite は、チケット売価の2.5%とチケット1枚につき99セント(約102円90銭)を手数料としているが、Peatix はアメリカでは同額、シンガポールではチケット売価の2.9%とチケット1枚につき99シンガポールセント(約82円30銭)を課金しており、その金額にはクレジットカード手数料も含まれている。

グローバル化を目指す企業の代表として、原田氏から次の質問をされた。

本当の意味で『海外進出に成功した』日本のスタートアップの名前を挙げられますか?(原田氏)

私の頭の中に真っ先に浮かんだのは、毎日490万米ドルの利益を出すゲーム企業、ガンホー・オンライン・エンターテイメントだ。スマートフォン向けゲームでヒットしたパズル&ドラゴンズは海外で人気で、2014年3月7日時点で北米市場(アメリカとカナダ)で、300万ダウンロード、2014年3月11日時点で香港と台湾では100万ダウンロードを達成した。世界全体では2700万ダウンロードを記録した。

しかし、このような成功事例のほとんどはゲーム産業からだと彼は強調する。

ゲーム企業を除けば、まだどの企業も海外進出を成し遂げていません。私たちはそれを最初に達成する企業を目指しています。

私たちは早い段階で日本の外に出ることを決めました。というのも、日本で最初に成功すると、企業文化が偏狭になり、グローバル市場を目指すことが困難になると考えたからです。(原田氏)

Peatixのチームは日本、シンガポール、アメリカ、ドイツ、そしてオランダから優秀な人材が集まっている。

私たちのルーツは日本にありますが、私は弊社をもはや日本企業とは考えていません。(原田氏)

ローカリゼーションの点から、彼は Peatix が現在直面しているいくつかの大きな課題について語ってくれた。例えば、日本のユーザはオンラインでのクレジットカード使用に対して慎重になる傾向がある。このような問題に対応するため、同プラットフォームではコンビニで現金決済ができるようにしている。

だが、ユーザのほとんどは場所に関係なく同じような問題に直面しているようだ。

私たちは、展開している市場に共通する真理を追い求めているのだと考えるようにしています。イベントの主催者と参加者は、どの地域であっても多かれ少なかれ、同じ考えを持つ傾向があると信じています。(原田氏)

誰もがいつも予算のこと、席を埋めること、イベントの開催場所を見つけることに頭を悩ませているという。将来的には、ユーザが多くのイベントを見つけられるようにする機能や、開催場所とイベントをマッチングするサービスが期待できるようになるだろう。

終わりに、原田氏は日本へ参入しようとしているスタートアップ向けにいくつかアドバイスをしてくれた。

日本は世界で最もサービスに関する要求が高い消費者のいる国です。提供したものに対して最高のサービスが期待されます。つまり、MVP(実用最小限プロダクト)というコンセプトを間違って解釈してはいけません。というのも、サービスを特別に高いレベルで提供しなくてはならないからです。(原田氏)

しかし、最高のサービスを提供する精神というコンセプトは、スタートアップに競争力をもたらし、他の市場において良いアドバンテージとなるだろう。

【via e27】 @E27co

【原文】

「Peatix」が夏のイベント増加に合わせて集客サポートと参加者対応を強化するための新サービスを提供

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イベント管理サービスを提供するPeatixは、イベント主催者の集客をサポートするサービス「主催者フォロー」機能の強化、「年中無休・購入者向け無料サポートダイヤル」の提供、「ソーシャルシェア手数料無料キャンペーン」を開始などを発表した。 Peatixが実施したイベント主催者を対象にした調査では、最も困っていることのひとつとして「集客」が挙げられたという。夏、イベントの開催が増える一方で、予定が重なり…

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イベント管理サービスを提供するPeatixは、イベント主催者の集客をサポートするサービス「主催者フォロー」機能の強化、「年中無休・購入者向け無料サポートダイヤル」の提供、「ソーシャルシェア手数料無料キャンペーン」を開始などを発表した。

Peatixが実施したイベント主催者を対象にした調査では、最も困っていることのひとつとして「集客」が挙げられたという。夏、イベントの開催が増える一方で、予定が重なりやすくなり集客が難しくなる時期に合わせて、Peatixは、イベント管理サービスとして集客をアシストするためのサービスを一斉にリリースした。

主催者フォロー機能

これまで、継続的にイベントを開催したり、コミュニティによる定期的な集まりを主催する上で、集客上の課題は「過去の参加者への連絡」だった。イベントの回数やメンバーが増えると、どうしてもリマインドの作業は煩雑になりやすい。

Peatixは、解決策のひとつとして「主催者フォロー機能」を実装、主催者のアカウントを「フォロー」しているユーザに対し、新しいイベントの公開情報を自動的にメール等で知らせることが可能となった。

今回の機能強化は、イベント参加者に対し、イベント参加申し込みと同時にフォローを促し、フォロワー集めを容易にする。通常のPeatix利用のフローに合わせてフォロワーを集めることができるようになった。

年中無休の無料サポートダイヤルを開設

これまで参加者希望者の問い合わせは原則メールで受け付けており、平日のみの対応だった。今回、サポートダイヤルを開設することで、参加者からの問い合わせに休日でも対応する。

また、これらの新サービスの提供に加え、今年4月にリリースした「ソーシャル拡散プログラム」の手数料無料キャンペーンも開始する。「ソーシャル拡散プログラム」は、チケット料金の10%割引を条件に、参加者にソーシャル上での拡散を促すというもの。

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「Peatix」は最近、「Peatix イベントカンパ機能」のβ版もリリースしている。イベントを主催する人、参加する人のための改善はまだまだ続きそうだ。

イベント管理サービス「Peatix」のチケット流通総額が15億円を突破、イベント主催者をサポートする機能も続々と

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イベント管理サービスを提供するPeatixのチケット流通総額が15億円を突破した。「Peatix」は2011年5月にサービスを開始し、今月で3周年を迎える。現在、日本、アメリカ、シンガポール市場でサービスを展開しており、累計イベント参加者数は50万人以上、開催イベントは2万件以上となっている。 先日、本誌でもその取り組みを紹介したが、「Peatix」の成長速度は早い。2012年から2013年は、流…

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イベント管理サービスを提供するPeatixのチケット流通総額が15億円を突破した。「Peatix」は2011年5月にサービスを開始し、今月で3周年を迎える。現在、日本、アメリカ、シンガポール市場でサービスを展開しており、累計イベント参加者数は50万人以上、開催イベントは2万件以上となっている。

先日、本誌でもその取り組みを紹介したが、「Peatix」の成長速度は早い。2012年から2013年は、流通額で約3倍のペース、参加者数ベースで約4倍のペースで成長している。特に成長しているのはシンガポールを中心としたアジア市場。エンタメ・カルチャー系のイベントを中心に、常時200以上のイベントでPeatixが利用されているという。

peatix graph

Peatixは、今回のリリースに合わせて、掲載イベントの検索機能をリリースしている。Peatix上のイベント名や地域、カテゴリによってイベントを検索できるようになった。

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Peatixはイベント主催者の集客を助ける「ソーシャル拡散プログラム」を4月にリリースしており、今後イベント主催者とイベントスポンサーをマッチングする広告プログラム「Peatixイベントアド」を提供予定だという。

これらの他にも、Peatixはチケット購入者向けのサポート機能の強化や、パーソナルレコメンデーションサービスなども随時していくリリース予定だ。

イベントプラットフォーム「Peatix」がグロースハックのために実施した3つのアプローチ

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インターネットが発達する前は「イベント」と呼ばれるものは一部のネットワークやメディアを持つ人だけが開催できるものだった。ソーシャルメディアの発達やイベント管理サービスの登場により、その状況は変化した。 今ではイベントページの作成や集客などが格段にやりやすくなり、規模の違いはあれど日々数多くのイベントが開催されている。2011年5月にスタートした「Peatix」も、そんなイベント管理サービスの1つだ…

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インターネットが発達する前は「イベント」と呼ばれるものは一部のネットワークやメディアを持つ人だけが開催できるものだった。ソーシャルメディアの発達やイベント管理サービスの登場により、その状況は変化した。

今ではイベントページの作成や集客などが格段にやりやすくなり、規模の違いはあれど日々数多くのイベントが開催されている。2011年5月にスタートした「Peatix」も、そんなイベント管理サービスの1つだ。

イベント管理サービスはいくつも存在しているが、Peatixはその中でも頭ひとつ抜けた印象だ。これまでに16000件のイベントで利用され、年400%の成長を果たしている。日本最大級のサービスとなっていると自負しているPeatixだが、一体どのようにしてこの成長を成し遂げたのか。

今回、Peatixのマーケティングマネージャー庄司望氏と、プロダクトマネージメントディレクターのNathaniel Heinrichs(ナサニエル・ハインリックス)氏に同社のプロダクトのグロースについて話を伺った。

Peatixが持つ3つの特徴

同サービスの特徴は以下の3つだ、と庄司氏は語る。

    ・低価格
    ・ユーザインターフェイスへの注力
    ・厚いユーザサポートとコミュニティ支援

Peatixはイベント開催における手数料をビジネスモデルとしておらず、多くのイベント管理サービスが手数料をイベント参加費の6%ほどとするところを、2.9% + 70円としている。赤字にならないギリギリのラインでサービスの提供を行っている。

また、モバイルにフォーカスし、シンプルなUIを構築するよう心がけているという。現在、モバイルからの購入が多く、同社の調べによればユーザの満足度は90%近くになっている。

どれだけ使いやすさを追求しても、イベントを開催し実際に人が動くとなればユーザからの質問はゼロにはならない。Peatixではこれに対応するため、フリーダイアルを作って対応するようにしている。これはイベントの主催者には参加者からの質問に対応するよりもイベントの中身をブラッシュアップすることに注力してもらいたい、というPeatixの考えがある。

テーマは「Sell more ticket」

Peatixは成長のドライバーはイベント主催者だと考えている。

庄司氏「Peatixを使ってイベントを主催する人の3分の1は口コミでサービスを知って使ってくれています。残りはPeatixを通じてイベントに参加した人が、イベントの主催者に転じるパターンが多い。」

プロダクトも、コミュニケーションも、イベント主催者が持つイベントにまつわる課題の解決を目指し、プロダクトの改善を重ねてきた。

「CPO」を下げるための大幅な機能削減

Peatixでは主催者の満足度を「CPO(Contact Per Order)」という指標で表現している。この数字が増えることはチケットに関する問い合わせが多く来ている状態で、イベントの主催者がその対応にリソースをとられている状態ということになる。

庄司氏「メールでチケットを送っていました。QRコードをメールで送付し、それをスキャンすればチケットになる、という形にしていたのですが、どこでチケットが管理されているのかがとてもわかりにくくなっていたんです。」

メールやPDF、カレンダーなど、様々な機能でチケットの管理をしようとしていたが、機能が多すぎてイベントの主催者も、参加者も混乱してしまっていた、と庄司氏は語る。

イベント参加者の100人に1人は問い合わせをしていた状態を改善するために、2012年5月に機能を大幅に削る判断を下した。

peatix app

庄司氏「メールによるチケット送付を廃止し、アプリとウェブログインだけでチケットを管理するように変更しました。アプリをダウンロードしてもらうようメッセージを発信していった結果、イベント参加者から問い合わせが来る確率は1.1%から0.02%と低下しました。」

一時的にはイベントの主催者も驚いていたが、今ではこの方針が浸透しており、問題はなくなっているという。機能を大幅に削るというのが、まず第一にPeatixが取り組んだことだった。

考え抜かれたプライシング

peatix price

機能削減から約1年後の2013年、Peatixは手数料を下げる決断を下した。それまで6%にしていた手数料を2.9% + 70円という現在の設定に変更した。

庄司氏「一度、ソーシャルグッド割引という割引制度を提供したことがありました。社会貢献をテーマとしたイベントは3%前後の手数料でPeatixを使うことができるようにした結果、これがとてもユーザに支持されたんです。

Peatixでイベントを立ち上げるほとんどのユーザはイベントでビジネスをしているわけではありません。こうした人たちから手数料でお金をとるのではなく、赤字にならないラインの価格にしてより使ってもらうサービスを目指し、マネタイズは他の部分で行うように舵を切りました。」

手数料の価格を変更したことで、チケット販売による利益はなくなったものの、アマチュアやプライベートなイベントの開催にもPeatixが利用されるようになり、Peatixを通じて開催されるイベントの質が変化したという。

プロダクトの機能改善

イベントを開催したことがある人ならわかると思うが、イベントのチケットを売るのはなかなか大変だ。Peatixはテクノロジーを活用してチケットを販売することができるのかにもチャレンジしている。

Heinrichs氏「チケットの販売率を上げるために、ウォッチリスト機能を追加しました。この機能はいわば気になったイベントをブックマークしておける機能です。ユーザが一度イベントをウォッチリストに追加すると、2つのタイミングでアラートが飛びます。チケット販売期限が近づいたときと、販売されているチケットの8割が購入されたときです。」

機能の実装は簡単だった、とHeinrichs氏は語る。だが、そのインパクトは大きく、販売期限が近づいたタイミングでの通知からのCVRは6.7%向上し、チケットが売り切れる寸前のタイミングでの通知メールからのCVRは15.5%向上したという。

Heinrichs氏「これは機能を試してみないとわからないことでした。Peatixではこの例のようにまず機能を出してみて、ユーザの反応を見ながら改善していくようにしています。」

実験を繰り返しながらプロダクトの改善を重ねるPeatixは新たな仕組みを導入する。「ソーシャル拡散プログラム」と名付けられた仕組みは、イベント主催者の集客を助けるためのものとなっている。

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「ソーシャル拡散プログラム」の機能をオンにすると、チケット購入者がイベントに参加するというメッセージとイベントページへのリンクをTwitter、Facebookでシェアすることで通常価格の10%オフでチケットを購入が可能になる。

ユーザにソーシャルメディアでイベント情報を拡散することに対するインセンティブを与えることで、イベントの拡散とチケットの販売数を伸ばすための機能となる見込みだ。

多くのイベント主催者は自分のイベントを拡散してもらいたいと思っている。イベントに参加するユーザ側にも拡散することによるインセンティブが発生すれば、イベント情報はシェアしてもらいやすくなるだろう。

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Heinrichs氏「この「ソーシャル拡散プログラム」を使えば、イベント主催者はイベントを立ち上げたばかりのタイミングで機能をオンにしてイベントの存在を拡散し、ある程度広まったらオフにする。そして、募集の期限が近づいたら残りのチケットを売りさばくために再度機能をオンにする、といった使い方も可能です。」

この他にもPeatixではイベント主催者をサポートするための機能を追加していく予定だという。

庄司氏「私たちが心がけているのは「Sell more(all) ticket.」です。チケット販売数を増やすこと。それがイベントプラットフォームの本質ですから。」

Peatixはマーケティングとプロダクト開発の担当者が共に本質的に大事なことを見極めようとする姿勢でサービスを運営している。Peatixは今後もさらなる速度で成長していくだろう。

日本のオンライン・チケッティング・サービスPeatixが、シリーズAラウンドで300万ドルを資金調達

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 ニューヨークに拠点を置くスタートアップで、オンライン・チケッティング・サービスを提供する Peatix は今日、Fidelity Worldwide Investment のベンチャーキャピタルである、Fidelity Growth Partners Japan から300万ドルを調達したと発表した。Fidelity…

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Echelon 2013 のブースにて。(左:岩井直文氏、右:竹村詠美氏)

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

ニューヨークに拠点を置くスタートアップで、オンライン・チケッティング・サービスを提供する Peatix は今日、Fidelity Worldwide Investment のベンチャーキャピタルである、Fidelity Growth Partners Japan から300万ドルを調達したと発表した。Fidelity の日本代表である David Milstein 氏が経営陣に参画する。

同社にはこれまでに、500 StartupsDraper Nexus Venture Partners、DGインキュベーション、伊藤忠テクノロジーベンチャーズサンブリッジ・グローバル・ベンチャーズ、Zen Capital などが投資している [1]

Peatix は2009年に、Amazon.com および Amazon Japan にかつて勤務していた4人の人物、岩井直文氏、原田卓氏、竹村詠美氏、藤田祐司氏によって共同創業された。これまでに、オンライン・チケッティング・サービスを1万件以上のミートアップ、カンファレンス、イベントに提供してきた。

彼らはビジネス戦略の一環として、インターフェースをスマートフォンに最適化することに注力しており、現在60%以上のユーザ・トラフィックはモバイルからもたらされている。今回の資金調達を受けて、同社のCEO原田卓氏は、システム開発を強化し、ユーザ体験を改善し、国際展開を強化すると説明した。

同社は今年始めに本社をニューヨークに移転しており、最近、子会社である Peatix Asia をシンガポールに設立した。

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チケッティングに Peatix を用いているイベント数の推移

  1. DGインキュベーションは、東京のスタートアップ・インキュベータであるデジタル・ガレージの投資部門だ。Zenshin Capital は、シリコンバレーを拠点とする日本人起業家・森健氏が設立した投資ファンドである。