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中国で最初のコワーキングスペース企業People Squared(連合創業弁公社)、次の成長に向け施設をバーティカル別に細分化へ

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上海で最初のコワーキングスペース企業 People Squared(連合創業弁公社)は、現在中国国内に20以上のスペースを持っており、会員企業の特殊なニーズに応えるためにセグメンテーション(市場の細分化)に注力している。 同社はミュージシャン、食品系スタートアップ、コンテンツ制作者のためのコワーキングスペースをローンチしていく予定だ。 先週上海の7つのコワーキングスペースについて紹介したが、そのほ…

上海で最初のコワーキングスペース企業 People Squared(連合創業弁公社)は、現在中国国内に20以上のスペースを持っており、会員企業の特殊なニーズに応えるためにセグメンテーション(市場の細分化)に注力している。 同社はミュージシャン、食品系スタートアップ、コンテンツ制作者のためのコワーキングスペースをローンチしていく予定だ。

先週上海の7つのコワーキングスペースについて紹介したが、そのほとんどが、中国でコワーキングスペースのブームが訪れた2015年に誕生したものだ。People Squared は2010年に最初のスペースをオープンし、そこは上海のスタートアップアクセラレータ Chinaccelerator(中国加速)のメーカースペース Xinchejian(新車間)のホームになった。他のコワーキングスペース企業は、家賃が高いことで有名な上海で次のスペースを建てようと必死になっている。その一方で、 People Squared は、音楽、コンテンツ、食品といった分野ごとの縦型セグメンテーションに向かって動き出している。

また、People Squared は北京において、Baidu Yinyue(百度音楽)や中国最大の音楽グループ企業 Taihe Music Group(太合娯楽集団)と共同で、People Squared M(MusicとMovieのM)を立ち上げる予定だ。ミュージシャン専用のスペースで、ライブハウスやレコーディングルームなどのミュージシャンにとって欠かせない設備を設ける。これは People Squared にとって、将来の拡大を見据えた戦略の始まりに過ぎない。

People Squared の設立者である Bob Zheng(鄭健霊)氏は、TechNode(動点科技)に次のように語ってくれた。

起業家、スタートアップのためのスペースを作ったことで、多くの才能ある方々と出会えるようになりました。コワーキングと音楽は相性が良いんです。そこで私たちは考えました。ミュージシャン専用のコワーキングスペースを提供するのはどうだろうか?

フリーランサー向けのコワーキングは非常に重要です 。私たちはすべての人のための場所ではなく、『クリエイティブな人のためのホーム」を作ろうとしているのです。その中で、彼らが仕事に集中してコミュニティに貢献できれば良いと考えています。

People Squared(連合創業弁公社)設立者 Bob Zheng(鄭健霊)氏
Image credit: People Squared(連合創業弁公社)

現在、プロジェクトのユニットはますます細かくなっている。まず企業、次にスタートアップ、そして今度はフリーランサー。米国と比較して中国のフリーランサーの数は非常に少ないが、Zheng 氏は彼らを1つのスペースに集めて相乗効果を生み出したいと考えている。

今回サンフランシスコを訪れた際に、最高のライターが集まるコワーキングスペースを訪れました。その中にカフェがあり、そこはクリエイティブなアイデアや会話で満ち溢れていました。そういうスペースが中国にはないんです。

午後10時を過ぎても仕事をしたがるクリエイティブな人は多いのですが、ほとんどのコワーキングスペースは午後10時には閉まってしまいます。

Zheng 氏によると、上海に新設するコワーキングスペースはコンテンツ制作者向けで、夜遅くまで営業する予定だという。さらに、食品系スタートアップのためのコワーキングスペースを設ける予定だそうで、食べ物の周りにコンテンツクリエイターが集まることになりそうだ。

コワーキング事業が今の形になるまで

Bob Zheng 氏は2008年にカナダから上海に戻ってきた。そしてLiuxueok というスタートアップで働くことになり、そこで彼はチームのためにスペースの設計を行った。

私たちはその会社を売却しました。このままだとスペースが無駄になってしまうということで、人々に来てもらって、そのスペースの活用方法を提案しました。カフェや寿司バーなど、アイデアはたくさんありました。そうしているうちに、入居するスペースを探しているという企業に出会い、それからは、そうした企業の方々に来てもらうようになりました。

すぐにそれが口コミで広がり、多くのスタートアップに利用して頂くようになりました。当時、スペースを借りている企業からの家賃は、彼らが支払っても良いと思える金額だけもらっていました。(Zheng 氏)

その後、2012年に Groupon からの投資を受けた同社は、そのスペースを手放し、より大きなオフィスを探す必要があった。Zheng 氏はこの事業を続けるべきかどうか慎重に考えていた。そこで幸運なことに、上海の延平路にある使われていない古い工場スペースを見つけた。彼はそのスペースを改装し、チームはそこに引っ越した。People Squared にとって第2のホームであり、ビジネスが急成長を遂げた場所だ。スペースは有機的に成長し、前のスペースから得られた資金をもとに、People Squared は上海全体に拡大した。

この事業を開始した当初、人々はコンセプトを理解していませんでした。そこで、まずはマーケットを教育します。そうすれば、あとは口コミで広がっていくのです。

現在市場には多くのプレイヤーがいますが、新規参入組はコミュニティを持っていません。たとえば People Squared では、会社を立ち上げるためのアイデアさえあれば、そのチームはいつでもChinaccelerator を頼ることができます。Chinaccelerator は彼らのすぐ隣にいますから。(Zheng 氏)

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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