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SF Japan Night VIIIのファイナリスト5社が決定、予選優勝はアドベンチャーゲームで英語が学べる「Comic English」が獲得 #jpn8

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(本稿における写真は、すべて btrax による提供。) アメリカを目指す日本スタートアップを支援するイベント SF Japan Night VIII の日本予選が3日、東京で開催され、アドベンチャーゲームで英語が学べるサービス「Comic English」が優勝した。 日本予選のピッチには12社が参加し、Money Tree 創業者の Paul Chapman 氏、Open Table の日本法…

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(本稿における写真は、すべて btrax による提供。)

アメリカを目指す日本スタートアップを支援するイベント SF Japan Night VIII の日本予選が3日、東京で開催され、アドベンチャーゲームで英語が学べるサービス「Comic English」が優勝した。

日本予選のピッチには12社が参加し、Money Tree 創業者の Paul Chapman 氏、Open Table の日本法人代表を務める武藤友木子氏、TEDxTokyo および Waterwheel の共同創業者 Todd Porter 氏、主催者である btrax の Brandon Hill 氏43人の審査員が、技術、ビジネスモデル、ピッチスキル、世界展開の可能性の4つの可能性からスタートアップを採点、ファイナリスト5チームがサンフランシスコ市内で11月3日に開催される最終選に進むことが決まった。

1位:Comic English

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Rikai Labs が開発する Comic English は、アドベンチャーゲームで英語が学べるサービス。Android OS 向けにアプリも公開されている。ユーザが持つ英語スキルを使って、アプリとチャットのやりとりを繰り返すことによりミステリーを解決していく。

ロンドン出身で、東京でソーシャルゲームデザインを手がける David Collier 氏による作品。彼はこれまでゲーム開発に従事してきたが、現在はチャットをベースとして Comic English の開発に傾倒しているとのこと。

2位:DriveMode

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Drivemode は電話の着信、メッセージング、カーナビ機能を単一のアプリで指先の動きだけで操作でき、運転者はスマートフォンの画面を凝視する必要がない。最近、ホンダと共同開発した Drivemode の標準搭載した乗用車をを公開した。創業メンバーには Zipcar、Tesla、Panasonic Automotive など有名業界メーカーでの業務経験者が多数顔を揃える。現在、アプリは Google Play でダウンロードが可能。

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3位:スペースマーケット

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スペースマーケットは、企業の持つ遊休スペースや利用時間外のスペースを、会議や株主総会、研修、イベントなど向けに貸し出す、オンライン上で手軽に注文できるマーケットプレイスだ。研修運営会社、イベント会社、広告代理店、ケータリング会社、大手不動産会社らとの提携も強化しており、昨年10月には、サイバーエージェント・ベンチャーズとみずほキャピタルから約1億円を資金調達している。

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4位:Colavi

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メディア広報企業の Pacific Media Business Consulting が開発した Colavi は、スマートフォンで撮影した映像素材から、業務レベルで使える動画を制作する編集サービス。8月には、動画を簡単にクラウドにアップできる専用の iOS アプリもリリースした。

書き起こしや翻訳も合わせて依頼することができ、英語のナレーションや字幕をつけ海外展開向けの宣材動画として利用することもできる。正式ローンチはまだだが、これまでにエコプロダクツ展やウェアラブル・テック・エキスポなどの取材の動画編集にも利用されている。

5位:HiNative

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Lang 8 が開発する「HiNative」は、外国語学習者がネイティブスピーカーに言語に関する質問が手軽にできるプラットフォーム。170以上の国から120言語についての質問のやりとりがなされている。中国からのアクセスが42%を占め、圧倒的にアジアからの引きが強い。

現時点では iOS アプリのみだが、年内に Android アプリ、2016年に100万ダウンロードを達成して有料添削サービスを開始、2017年に500万ダウンロードを達成して語学コンテンツのC2Cマーケットプレイスを構築、2018年に1,000万ダウンロードの達成を目指している。

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10月3日開催のSF Japan Night ⅦI日本予選に登壇するスタートアップ12チームが発表(プレビュー)

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日本のスタートアップが、シリコンバレーで現地の起業家/投資家の前でピッチできるイベント SF Japan Night。不定期で開催されているこのイベントも、今年で第8回を迎える。THE BRIDGE では今回も、SF Japan Nightのメディアパートナーを務めることになった。 <これまでの SF Japan Night 関連記事> 第2回:SF New Tech Japan Night の最…

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日本のスタートアップが、シリコンバレーで現地の起業家/投資家の前でピッチできるイベント SF Japan Night。不定期で開催されているこのイベントも、今年で第8回を迎える。THE BRIDGE では今回も、SF Japan Nightのメディアパートナーを務めることになった。

<これまでの SF Japan Night 関連記事>

今回の SF Japan Night 東京予選は、10月3日(土)、東京駅前のグラントウキョウノースタワー、大和証券カンファレンスホールで開催される。予選に参加するセミファイナリストは12チームで、選考倍率は昨年の5倍に上ったのだそうだ。つまり、昨年のセミファイナリストが15チームだったことから考えれば、エントリの段階で今年は昨年の約5倍の申し込みがあったことになる。

東京予選でのピッチの結果選ばれた数社が、11月にサンフランシスコで開催される本選に臨む予定だ。THE BRIDGE でのこれまでの掲載記事を交え、セミファイナリスト12チームをご紹介しよう。

SF Japan Night 東京予選のチケットは、ここから購入できる(THE BRIDGE 読者向け15%割引適用済)。

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視覚追跡機能を持つヘッドマウントディスプレイのFOVEが優勝ーー第7回SF Japan Night全6サービス

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サンフランシスコに拠点を置くクリエイティブエージェンシーのbtraxは11月5日、海外進出を目指す日本のスタートアップのためのピッチイベント、SF Japan Night VIIファイナルをサンフランシスコで開催した。東京予選に14社が出場し、サンフランシスコでの本戦に6社が選出、審査の結果、視覚追跡機能を持つヘッドマウントディスプレイのFOVEが優勝を勝ち取った。 Silicon Valley …

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サンフランシスコに拠点を置くクリエイティブエージェンシーのbtraxは11月5日、海外進出を目指す日本のスタートアップのためのピッチイベント、SF Japan Night VIIファイナルをサンフランシスコで開催した。東京予選に14社が出場し、サンフランシスコでの本戦に6社が選出、審査の結果、視覚追跡機能を持つヘッドマウントディスプレイのFOVEが優勝を勝ち取った。

Silicon Valley Bankのディレクター職を務めるLilly Huang氏、AirbnbとTwitterで海外事業部門で活躍されていたThomas Arend氏、そしてFenox Venture Capitalのジェネラルパートナー兼CEOであるAnis Uzzaman氏の3名が審査員として各サービスを評価、テクノロジー、ビジネスモデル、グローバル展開、ピッチスキル、ユーザーバリューの5つの基準で審査が実施された。

1位: FOVE

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FOVEはヘッドマウント・ディスプレイで、アイトラッキング機能を使って直感的にバーチャル世界を体験できるサービス。サンフランシスコ本戦を前に実施されたDraper Universityでのファイナリスト6社とアメリカのスタートアップ数社とのピッチイベントでは、総合2位、日本勢1位という結果を残している。

FOVEは一般的なゲームユーザー市場は84億ドルの内、ハードコアゲーマ市場である16億ドルの市場をターゲットにしている。また、ハードコアゲーマー市場以外に、将来的に、医療分野にも進出できる可能性を示しており、デモの中では視覚障害の人がFOVEを使い、ロボットを動かす動画を流していた。このレポートによると、国内の医療機器市場は2.4兆円にも及ぶとのことで、ハードコアゲーマ市場以外に、どう医療機器市場へも参入するかが期待できるポイントとなるかもしれない。

2位: AgIC

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AgICは銀のナノ粒子を含んだ特殊導電性インクを使って、専用プリンタで印刷すれば簡単に電子回路が作れるというサービスを提供している。1週間程度かかる電子回路制作の工程時間の問題を、短時間で簡単に作成することで解決する。

具体的には、通常のやり方で電子回路を作るのは1週間、そして3Dプリンティングで制作する方法では最大で10時間程度かかる一方、AgICを利用すれば、2、3分しか時間がかからないという点がアピールされていた。製造業における電子回路作成の時間短縮に焦点が置かれていたが、知育分野への進出に関する話題も興味深かった。

3位: Sansan

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Sansanはクラウド型の名刺管理サービスを提供している。専用の端末に名刺をスキャンすれば、スキャナが名刺データを読み取り、かつオペレーターによるダブルチェックも行われ、100%に近い精度を保つことができるのがサービスの特徴である。

全スタートアップのプレゼンの中で、もっともエンターテインメント性と熱意が感じられるプレゼンであった。ただやはり今後はビジネスカードの文化が乏しい欧米市場へのローカライズが問題となると思われる。実際にサンフランシスコのミートアップなどのイベントにいっても、自分から積極的に名刺交換するというシーンはあまり見受けられない。このローカライズの問題に対してしっかりとした戦術を打ち出すことが求められる点となるであろう。

KAIZEN Platform

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KAIZEN Platformは、世界中のグロースハッカーにUI改善のためのA/Bテスト及び改善案依頼ができるクラウドソーシングサービスを提供している。最近、COOに元Boost MediaのErik Ford氏が就任した。

ピッチスキルはネイティブの人がやっていたこともあり、各スタートアップの中で秀でていた。しかし、クラウドサービス型のUI改善サービスは強豪が多く、例えば先日の500Startupsのデモデイにも出ていた、ユーザービリティーに関するデータを収集、解析するサービスのUXCamや、モバイル向けではあるがA/Bテストサービスを提供しているApptimizeがなどが挙げられる。

2014年第一期の収益の成長率が200%ということで今が急成長期にあたると言える。これからはクラウドであったとしても、専属のプロ・グロースハッカーチームに依頼するのと同等のサービスが受けられることが求められるかもしれない。

Akerun

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Akerunは、スマートフォンのBluetooth機能を使って、鍵の開け閉めができるスマートロックデバイスを提供している。家事代行サービスのAny+Timesと連携してサービスを展開をしている。ドアに貼り付けるだけで設置が完了するという手間のかからなさが特徴である。

デモでは、モバイルを使って瞬時にドアを開けるというパフォーマンスを見せており、製品設定の手軽さがしっかりとアピールできていた印象を受けた。またプレゼン中に、スマートロックデバイスは約5億ドルあり、今後8億ドル以上のホテル市場、22億ドルの家事代行市場など他の分野と手を組めばより市場が広がることを示していた。このように、これからはパートナーシップを各関連業界の企業と結び、どうサービス拡大に努めるのか注目される点となるであろう。

CafeTalk

CafeTalk

CafeTalkはスカイプを利用して世界中の講師と生徒を繋ぐオンライン学習サービス。レッスン数は4000件以上あり、日本では語学学習目的、海外からは楽器演奏の学習目的で利用されることが多い。

すでに海外には50カ国から480人のチューターが、そして30カ国から2万7000人以上の生徒がおり、今後も市場拡大が狙えるとのこと。しかし日本国外の生徒は約15%とのことで、このシェアをどの程度拡大できるかが鍵となる。日本国内の生徒向け、海外にいる生徒向けのそれぞれ違うユニークポイントを訴求する必要があるだろう。今後はしっかりと各国のオンライン学習事情を分析し、ローカライズできるかが鍵になると思われた。

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SF Japan Night VIIのファイナリスト6社が決定、予選優勝は電子回路プリントスタートアップのAgIC #jpn7

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 アメリカを目指す日本スタートアップを支援するイベント SF Japan Night VII の日本予選が27日、東京で開催され、特殊インクを使った印刷で電子回路が出来上がるしくみを提供するスタートアップ「AgIC」が優勝した。 日本予選のピッチには当初15社の参加が予定されていたが、VoxyPAD のチームはアメリカ…

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

アメリカを目指す日本スタートアップを支援するイベント SF Japan Night VII の日本予選が27日、東京で開催され、特殊インクを使った印刷で電子回路が出来上がるしくみを提供するスタートアップ「AgIC」が優勝した。

日本予選のピッチには当初15社の参加が予定されていたが、VoxyPAD のチームはアメリカにいるため参加できず、14社によるピッチとなった。Atomico 岩田真一氏、DeNA の James Riney 氏、Beenos の前田ヒロ氏、主催者である btrax の Brandon Hill 氏の4人審査員が、技術、ビジネスモデル、ピッチスキル、世界展開の可能性の4つの可能性からスタートアップを採点、ファイナリスト6チームがサンフランシスコ Automattic の本社で開催される最終選に進むことが決まった。

1位:AgIC

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AgIC は銀のナノ粒子を含んだ特殊な導電性インクを使い、プリンターで印刷することで電子回路が簡単に作れるサービスを提供する。かつては電子回路の設計/制作に7日間を要していたが、このプロセスを2〜3分間に短縮する。基本的にはどんなプリンタでも利用可能で、導電性インクは1カートリッジあたり200ドル程度、約100個の電子回路をプリントすることができる。

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2位タイ:Sansan

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Sansan は、企業向けに名刺を使ったクラウドベースのCRMサービスを提供する。彼らは最近、シンガポールやアメリカでのローンチを発表しており、現在、日本語以外に英語や中国語でもサービスが利用可能だ。

<関連記事>

2位タイ:KAIZEN Platform

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KAIZEN Platform は、クラウドベースの UI 改善のための A/B テストおよび改善案のクラウドソーシング・プラットフォームだ。同社は最近、アメリカ向けの市場展開を念頭に経営陣の人材を強化している。

<関連記事>

4位:Akerun

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Akerun はスマートフォンを使って、BLE経由でカギを操作できるソリューションだ。AugustLockitron との差別化はインストールのしやすさにあり、カギのシリンダー全体を交換しなくても、サムターンの上から被せるだけで導入ができる。ホテルのハウスキーピング、不動産仲介、高齢者の見守り、貸しスペースの入場管理などが適用可能分野。バッテリーは約6ヶ月もち、残りが少なくなるとスマートフォンに通知してくれる。

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5位:CafeTalk

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CafeTalk は、オンラインレッスンのCtoCマーケットプレイス。言語学習にフォーカスしているわけではないが、日本では言語学習で利用されるケースが多い。国内から50%、残り50%は海外からのユーザで、海外ユーザは楽器の演奏技術習得などの目的で利用しているケースが多い。

6位:Fove

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Fove はヘッドマウント・ディスプレイで、最近、サンフランシスコで開催された TechCrunch Disrupt に登壇したほか、Microsoft Ventures London の最新バッチにも選出された。この分野で先頭を走る Oculus との差別化は、ディスプレイに表示する画像のレンダリング・スピードで5ミリ秒とのこと。

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SF Japan Night Ⅶの日本予選が9月27日に開催、予選通過者にはDraper Universityで米国勢との対戦試合も

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日本のスタートアップが、シリコンバレーで現地の起業家/投資家の前でピッチできるイベント SF Japan Night。不定期で開催されているこのイベントも、早くも第7回を迎える。THE BRIDGE では今回も、SF Japan Nightのメディアパートナーを務めることになった。 <これまでの SF Japan Night 関連記事> 第2回:SF New Tech Japan Night の最…

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日本のスタートアップが、シリコンバレーで現地の起業家/投資家の前でピッチできるイベント SF Japan Night。不定期で開催されているこのイベントも、早くも第7回を迎える。THE BRIDGE では今回も、SF Japan Nightのメディアパートナーを務めることになった。

<これまでの SF Japan Night 関連記事>

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堀江貴文氏

今回の SF Japan Night 東京予選は、9月27日(土)、東京駅前のグラントウキョウノースタワー、大和証券カンファレンスホールで開催される。イベントで冒頭では、元ライブドア代表取締役でSNS株式会社ファウンダーの堀江貴文氏が基調講演を行う。

予選に参加するセミファイナリストは次のスタートアップ15社で、東京予選でのピッチの結果選ばれた6社が、11月5日(水)サンフランシスコで開催される本選に臨む予定だ。THE BRIDGE でのこれまでの掲載記事を交え、セミファイナリスト15社をご紹介しよう。

SF Japan Night 東京予選のピッチコンテストの審査員は、安倍内閣の特別技術アドバイザー斎藤ウィリアム氏、STORYS.JP の共同創業者で現在は DeNA のベンチャーキャピタリストを務める James Riney 氏、元 Skype で Atomico パートナーの岩田真一氏、そして SF Japan Night の主催者である btrax の CEO Brandon Hill 氏らが務める。

なお、サンフランシスコでの本選の前日である11月4日(火)には、シリコンバレーのVC Draper Nexus のインキュベーション施設 Draper University で、ファイナリスト6社とDraper Nexus 選出のアメリカのスタートアップ数社との間で、対戦ピッチ試合も予定されているとのことだ。こちらのイベントもあわせて楽しみにしたい。

SF Japan Night 東京予選のチケットは、ここから購入できる(9/15締切、THE BRIDGE 読者向け先着15名10%割引適用済)。

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第6回SF JapanNightセミファイナルが開催、優勝は指輪型ウェアラブルデバイスの「Ring」 #sf_jpn

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10月5日、世界への進出を目指すスタートアップたちが集まるイベント「SF Japan Night」の東京予選が開催された。11月7日にサンフランシスコで開催される本選への出場を目指すスタートアップたちが東京・グラントウキョウノースタワー・大和コンファレンスホールに集まった。 セミファイナルでは、Google+ Hangout Onairを利用したライブストリーミングが実施された。加えて、オーディエ…

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10月5日、世界への進出を目指すスタートアップたちが集まるイベント「SF Japan Night」の東京予選が開催された。11月7日にサンフランシスコで開催される本選への出場を目指すスタートアップたちが東京・グラントウキョウノースタワー・大和コンファレンスホールに集まった。

セミファイナルでは、Google+ Hangout Onairを利用したライブストリーミングが実施された。加えて、オーディエンスが投票に参加し、ピッチコンテストの審査結果に影響を与えることができるというシステムが導入された。

オーディエンスはセミファイナル当日の決められた時間帯にSF Japan NightのGoogle+ページ上に投稿された各企業のポストに「+1」ボタンを押すことで、スタートアップへの投票が可能となった。

上記の新しい投票システムに加えて、審査員によるジャッジが行われた。参加した審査員は、GengoやTokyo Otaku Modeなど13社へ出資しているPlus Eight StarのBenjamin Joffe氏、TED×Tokyo Co-FounderのTodd Porter氏、米国TechCrunchライターのSerkan Toto氏、btrax CEOのBrandon Hill氏の4名。

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出場したスタートアップは上記の15社。5分間のピッチと、5分間の質疑応答はすべて英語にて行われた。

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画像認識と解析技術によってソーシャルメディア上に投稿された写真から、ブランドロゴや製品を自動的に認識し、誰が、いつ、どこで、どのようにブランドと触れあったのかという情報を集め、分析するサービス。これにより、顧客とブランドのエンゲージメントを高めるサポートを目的としている。

locarise

locarise

「Locarise」は、店舗向けのサービス。店舗に小さなセンサーを設置することで来店人数と店舗前の通行人の数をカウントできるサービス。スマートフォンのWi-Fi機能を用いて来店者の情報を収集する。

来店者のうち、何人が購入したのかというコンバージョン率、来店者の中でのリピーター率などが把握できるようにする。これにより、店舗の業績にかかわる要因の数字を把握が可能になる。人の流れを分析し、効率化、成果の向上を可能にすることを目指す。

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MakaMaka

makamaka

「Makamaka」はクローズドSNSのモバイルアプリ。フレンドに追加できる人数の上限は100人となっており、クローズドSNSの中では人数が多い。

クローズドSNSの中でも、パチンコ産業にフォーカスし、パチンコが好きな人々が良い台を紹介しあうようなコミュニケーションを想定している。

Moff

moff

「Moff」は、子どものおもちゃがつまらない問題を解決するために、おもちゃの遊び方の拡張に挑戦するスタートアップ。小さなデバイスをおもちゃに設置し、ワイヤレスでアプリを連動させることで、子どもがおもちゃを動かすと、スマートフォン側から効果音、音声などが発する。

音は、ピアノの音やスターウォーズに登場するライトセーバーなどカスタマイズすることができ、子どもは自ら遊びを作り出すことができる。デバイスとアプリは有料での提供を想定しており、現在、デバイスのコストを下げることに取り組んでいる。

Origoh

origoh

「Origoh」は、シカゴを拠点にしているORIGAMIが提供するオンラインのポートフォリオサービス。イラストレーターやアーティストと世界中のファンがつながるための場の提供を目指す。

FourBeat

FourBeat

「FourBeat」はガジェット専門クラウドファンディングサイト「Cerevo DASH」にて、資金調達に成功し開発されたガジェット。対応するAndroid端末にUSBケーブルで接続し、「連打レース」「早押しクイズ」といった対応アプリを楽しむことができる。

FourBeatに対応したアプリを開発するためのAPIが公開されており、HTML5アプリをFourBeat対応させることが可能になっている。 FourBeatはクラウドファンディングでの支援者向けに配布をし、その後オンラインにて一般向けに販売する予定。価格は8000円(税抜き)を予定しているという。

FUKUSHIMA Wheel

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「FUKUSHIMA Wheel」は、福島発のサービス。自転車にスマートフォンを装着し、アプリを起動させる。このセンサーとGPS機能のついた自転車をこぐことで、走っている地域の気温、湿度、二酸化炭素量、放射線量など都市のライブデータを収集することができる。

この自転車の写真は光で広告を表示できるようになっており、街中を走りながら人々のメッセージを発することもできる。データがほしい行政や、スポンサーになりたい企業をビジネスの対象にしており、収集されるビッグデータを活用して旅行者向けの最適な道を伝えるサービスの提供も考えている。

CREATIVE SURVEY

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「CREATIVE SURVEY」は、マルチデバイスに対応した、デザインのカスタマイズが可能な美しいアンケートツール。こちらからいくつかのアンケートのギャラリーを閲覧できる。

Quchy

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「Quchy」は、ユーザーは好きなレストランやショップを検索し、登録することで整理して、フレンドと共有するサービス。検索して見つけたお店、行ったお店の情報をカードとして保存し、自分のカードとフレンドのカードを整理してリストを作成することができる。

自分がまとめたリストを見直すこともできるし、フレンドがまとめているお店のリストも閲覧できるので、お店を探すときの参考にもできる。

Up-Health

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「Up-Health」はユーザーのTweetを分析して、生活習慣病予防のアドバイスを送信するサービス。

日々のTweetから健康情報を抽出する仕組みを構築し、改善が必要だと判断されたユーザーに対して、メールで健康リテラシーが低い人にも実践できる健康アドバイスを送信する。

ぼく、スマホ

ぼく、スマホ

「ぼく、スマホ」は、バッテリーの持続時間の最大化や不要なアプリの削除、起動中のアプリの停止などを行うための端末管理アプリ。Android版のみ提供されており、Google Playにてダウンロードすることができる。

スマホに余計なアプリが立ち上がっていたりすると、画面に表示される「おじさん」のキャラクターがメタボ化する。不要なアプリの削除を「ダイエット」、アプリの停止を「おしごとをする」とし、ユーザーが操作を行うことで、おじさんの見た目がすっきりとした姿に変わる。

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CODEPREP

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「CODEPREP」はウェブでプログラミングを書き、学習するオンラインサービス。 2013年1月にサービスリリースをしており、8月には穴埋め形式でプログラミングを書くモデルを採用してリニューアルした。

Cooori

Cooori

「Cooori」は、言語を効率的に習得できるサービスを提供している。斬新な学習用UIで、発音のチェックや学習の進捗管理等が可能となっている。効率的な学習が可能になる点と、個人に最適化された学習を提供する点を特徴にしている。

同サービスを運営する将来的には日本語と英語以外にも、他の言語への展開を考えているという。日本語は習得が難しい言語なので、日本語で出来れば、他の言語でも対応可能だと考えているそうだ。

Ring

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「Ring」は指輪型で、様々なアクションを可能にするウェアラブルデバイス。ジェスチャーで文字を描くことで支持を出し、音楽プレイヤーやテレビと接続して電源を入れたり、音量のコントロールを可能にする他、テキストメッセージを送ったりすることもできる。完成予定は2014年。以下はコンセプトムービー。

SCOPPY

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「SCOPPY」を使ってユーザーが普段の生活時のように、外出先のお店で料理の写真を撮り、コメントを書いて投稿すると、その投稿した写真がスタンプのとして扱われる。スタンプがたまると、紹介したお店から、割引やポイントといった特典を得ることが出来るというモバイルアプリだ。

SCOPPYはアジアでの展開を考えており、最初はスマホ利用者が増加しているフィリピンにターゲットを絞る。その後、アジアの他地域への展開を考えているという。以下はサービスの紹介映像。

    以上、15社のピッチが行われ、審査員とオーディエンスの投票によって、上位6チームのスタートアップが選出された。

  • 6th Fukushima Wheel
  • 5th Codeprep
  • 4th ぼく、スマホ
  • 3rd Cooori
  • 2nd Fourbeat
  • 1st Ring

以上6チームが11月にサンフランシスコで開催される本選へと参加する。優勝は近頃注目を集めるウェアラブルデバイスのRing。ピッチでは映像と簡単なデモが披露されたが、実際の精度や操作感、利用シーンが気になるところだ。今後の開発に期待したい。

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新進気鋭 btraxの日本法人GM 多田氏に聞いた、スタートアップのシリコンバレー進出支援にかける思い

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サンフランシスコに本拠を置くデジタル・エージェンシーの btrax は先頃、日本法人の btrax Japan を設立し東京オフィスを開設した。同社顧客でもあるゲーム・デベロッパとのオフィス・スワップ [1] で六本木ヒルズに拠点を設け、日本の顧客向けのサービスを強化するとしている。btrax Japan の設立にあたっては先月、東京でローンチ・パーティーが開かれ、会場には Telepathy の…

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btrax Japan ローンチ・パーティーにて、多田亮彦氏(左)と Brandon Hill氏(右)

サンフランシスコに本拠を置くデジタル・エージェンシーの btrax は先頃、日本法人の btrax Japan を設立し東京オフィスを開設した。同社顧客でもあるゲーム・デベロッパとのオフィス・スワップ [1] で六本木ヒルズに拠点を設け、日本の顧客向けのサービスを強化するとしている。btrax Japan の設立にあたっては先月、東京でローンチ・パーティーが開かれ、会場には Telepathy の井口尊仁氏をはじめ多数の著名人が招かれていた。

このパーティーで気になっていたのは、司会を務めた btrax Japan のゼネラル・マネージャーの多田亮彦氏のことだ。btrax の CEO Brandon Hill が日本法人設立にあたってヘッドハントした人物だが、パーティー会場では言葉を交わす時間もなかったので、改めて多田氏にお願いして、新たな事業に向けた彼の思いなどを語ってもらった。

クロスボーダーにシフトする業務展開

btrax は2004年、北海道出身の Brandon Hill が、サンフランシスコの自宅を拠点に開設した(関連記事)。当時、同社の顧客はアメリカの企業のみだったが、2006年頃から大手旅行口コミサイト TripAdvisor の日本市場向けのローカリゼーションやマーケットエントリを手がけることになり、それをきっかけに、日米にまたがって取り扱うプロジェクト依頼が多くの顧客から寄せられるようになった。その結果、現在、btrax が取引する顧客の割合は、アメリカ企業 60% に対して、日本企業 40% にまで増えた。

日本市場に進出したいアメリカのエンタープライズやスタートアップだけでなく、最近は、サンフランシスコやベイエリアを拠点に、新ウェブサービスやアプリを立ち上げようとする日本企業からの相談も増えている。もちろん、日本からでもサービスのローンチは可能だが、この地域に集まる人脈や人材が、サービスをより洗練されたものにし世界展開を加速させる。そのような顧客からのオーダーをより細かくサポートすべく、今回の東京拠点の開設に至った。

都市デザインへの傾倒がもたらした、シリコンバレーとの出会い

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btrax Japan GM 多田亮彦氏

興味深いことに、btrax Japan の新ゼネラル・マネージャー多田氏のバックグラウンドは、都市デザインなのだそうだ。確かに、世界各国でスタートアップのインキュベーション等を手がける人々に会うと、コンピュータや情報技術ではなく、都市デザインのバックグラウンドを持っている人が多いのには驚かされる。おそらく、現在の世の中では、都市を形成する上でスタートアップは必要不可欠な要素であり、スタートアップが生み出す革新や文化こそが、都市の変化を牽引していくからだろう。

日本の大学を卒業後、ロンドンの建築専門学校で都市デザインを6年間学びました。帰国後、建築系専門出版社に就職しましたが、担当していた職務の関係で海外出張が多く、さまざまな人に出会う機会に恵まれました。そのような課程で、デジタル・ファブリケーションの分野に興味を持つようになったんです。

彼はデジタル・ファブリケーションのコンセプトを本格的に日本に持ち込みたいと考え、それまで務めていた出版社にも別れを告げ、単身シリコンバレーに乗り込んだ。

ベイエリアには d.school [2]もありますしね。 サンフランシスコ市内に行けば、TechShop というコワーキング・スペースがあります。まるでスポーツジムのように、会社帰りに立ち寄っては、皆、何かを作って行く。TechShop を日本に持ってきたかった。しかし、労働環境の違いもあり、日本にはまだそのようなカルチャーは育っていません。時期尚早、そこで違うアプローチを考えてみることにしたんです。

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Golden Gate Park BBQ with Drikin
CC BY-NC-SA 2.0: via Flickr by Fumi Yamazaki

デジタル・ファブリケーションの波を、どのようにしたら日本に持ち込めるかーー思案をこらしていると、彼は友人の誘いで、サンフランシスコ在住のブロガー・ドリキン氏が Golden Gate Park で開いたバーベキュー・パーティーに参加し、そこで Brandon Hill と出会うことになる。

今後、ユーザ・エクスペリエンスというものを追求していくと、ハードウェアとインターネットの融合は不可避だと思います。これはまさに、デジタル・ファブリケーションが向かう方向に通じますね。Brandon はそこに可能性を感じている。私は Brandon と意気投合し、btrax Japan のマネージャーの任を引き受けることになりました。

人の出会いとは不思議なものだ。これまでも、Goodpatch の土屋尚史氏など多くの人材を輩出してきた btrax だが、多田氏が同社の新しい風となって、日本の起業家文化にどんな影響を与えてくれるか楽しみだ。

6回目を迎える Japan Night、ユナイテッド航空が東京〜SF往復航空券を提供

sfjnight年に2度、卓越した日本のスタートアップをサンフランシスコに招き、彼らに投資家や起業家の前でのピッチの機会を与える SF Japan Night(btrax 主催)。今回が今までと違うのは、ゴールドスポンサーのユナイテッド航空が東京〜SF往復チケットを提供してくれる点だ。詳細は SF Japan Night のウェブサイトを参照してほしいが、10月5日の東京予選で優秀な成績を収めたスタートアップが、11月7日にサンフランシスコで開催される本選に出場するにあたり、一定量のチケットを拠出するそうだ。

海外には、興味深いスタートアップ・イベントがたくさんあるが、当然、交通費は自腹というケースが多く、台所事情が厳しいスタートアップはついつい二の足を踏んでしまう。少しではあるけれども、そのハードルが幾分下がることになる。締切が今月いっぱいまでに延長されているので、アメリカを含む海外展開に興味のあるスタートアップは、この機会に応募してみてほしい

SF Japan Night(以前は、SF New Tech Japan Night)への登壇をきっかけに、最も大きな成長を見せたのは翻訳スタートアップの Gengo だろう。2010年に 500 Startups らから75万ドル、シリーズAラウンドで Atomico と 500 Startups から525万ドル、今年はじめには複数投資家から 1,200万ドルをシードB資金調達している。このイベントから次なる Gengo が生まれるよう、今後登壇されるスタートアップの健闘を期待してやまない。


  1. 自社のオフィススペースの一部を他社に貸与する代わりに、相手のオフィスの一部を借りるしくみ。違う国で無料でオフィスを利用できるメリットがある。参考:SwapYourShop.com
  2. スタンフォード大学のデザインスクール「d.school(Institute of Design at Stanford)」。公開講座も開かれている。
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デジタルマーケティング会社「btrax」が東京オフィスを開設、次回のSF Japan Nightのピッチ募集を開始

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 サンフランシスコに本社を置く、デジタルマーケティング・コンサルタンシーの btrax は今週はじめパーティーを開催し、東京オフィスのローンチを祝った。実際には、オフィスは六本木ヒルズ森タワー37Fに存在するが、多くの人が入場する都合上、パーティーは別の場所で開催された。Telepathy One の井口尊仁氏などの有…

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

btrax_logoサンフランシスコに本社を置く、デジタルマーケティング・コンサルタンシーの btrax は今週はじめパーティーを開催し、東京オフィスのローンチを祝った。実際には、オフィスは六本木ヒルズ森タワー37Fに存在するが、多くの人が入場する都合上、パーティーは別の場所で開催された。Telepathy One の井口尊仁氏などの有名起業家を含む150人以上が一堂に介し、同オフィスのオープニングを祝福した。

今回のローンチにあたり、Aki Tada 氏が日本オフィスのジェネラル・マネージャーに任命された。現地オペレーションによって、彼は既存の日本のクライアントによりよいサービスを提供し、日本のスタートアップがアメリカ市場へ、現在に増して進出できるように支援したいと考えている。

btrax は日系アメリカ人の Brandon Hill によって、2004年に設立された。サンフランシスコや東京のスタートアップ・コミュニティにとっては、同社は SF Japan Night のオーガナイザーとして知られている。SF Japan Night とは、サンフランシスコ・ベイエリアの起業家や投資家に、将来有望な日本のスタートアップを紹介する半年に一度のピッチイベントだ。同社はウェブ企業が外国市場へ参入するのを支援しており、顧客にはカルビー、Expedia、Trip Advisor、キッコーマン、DeNA などの著名企業が名を連ねる。

同社は最近、SF Japan Night の第6回について発表した。予選サテライトイベントは東京で10月5日に予定されており、最終戦は10月の下旬にサンフランシスコのコワーキング・スペース「Pivotal Labs」で開催される。現在、ピッチ登壇の申込はここから受け付けている。締切は8月15日だ。なお、このコンペティションについて、より多くのことを知りたければ、Hill 氏が明日開催される BizWeb イベントを訪問するので、そこで詳細を聞くことができるだろう。

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左から:btrax の日本オフィスGM の Aki Tada氏と、CEO の Brandon Hill氏

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日本のスタートアップたちがシリコンバレーでピッチする「SF Japan Night」が開催、優勝したのはこのチーム!

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日本のスタートアップをシリコンバレーで露出する機会をつろうとbtraxがスタートしたイベント「SF Japan Night」。先月、東京原宿にてプレイベントが開催されたこのイベントのファイナルが先日、サンフランシスコで開催された。 残念ながらSd Japanのメンバーは現地でのイベントに参加することはできなかったが、btraxチームから届けてもらった情報を元に、現地の様子をレポートしたいと思う。前…

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日本のスタートアップをシリコンバレーで露出する機会をつろうとbtraxがスタートしたイベント「SF Japan Night」。先月、東京原宿にてプレイベントが開催されたこのイベントのファイナルが先日、サンフランシスコで開催された。

残念ながらSd Japanのメンバーは現地でのイベントに参加することはできなかったが、btraxチームから届けてもらった情報を元に、現地の様子をレポートしたいと思う。前回のセミファイナルでサンフランシスコに行くことになっていたのは、comobaco、grafic、designclue、ShareWis、UIscope、WHILLの6社。ファイナルではこれら6社がピッチを行い、優勝チームを争った。

審査員として参加していたのは、アクセラレータプログラム800 Birdsのエグゼクティブ・ディレクターShirley Lin氏。SignalFireのイベントディレクター、Ahmed Siddiqui氏。RightVentures の共同創業者、Edith Yeung氏。GinzamarketsのCEO、Ray Grieselhuber氏、TMT Investmentsの投資家であり、インキュベータ HappyFarmの長であるIgor Shoifot氏の5名。

当日は、現地のスタートアップやベンチャーキャピタル関係の人、IT企業の人、その他、地元オーディエンスに加え、サンフランシスコに住んでいる日本人の留学生、SXSWに行くために日本からアメリカに渡っていた方等が参加した。プログラムの内容はセミファイナル時と変わらず、ピッチが行われ、審査員によって審査が行われた。

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審査の結果、見事優勝を果たしたのはShareWis。順位は以下のとおりだ。

      1st ShareWis
      2nd WHILL
      3rd designclue

セミファイナルから順位を上げ、優勝を果たしたShareWisの辻川氏にコメントをいただいた。

ShareWisの辻川です。正直な話、優勝できるとは思っていませんでした!サンフランシスコに来て気づいたんですが、やはり教育系スタートアップの盛り上がりは日本に比べてUSの方がすごいです!その波にうまくのれるようShareWisチーム一丸となって世界に挑戦したいと思います!

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現地から、審査員のうち何名かの人からのコメントも届いている。

Edith Yeung氏:
素晴らしい起業家たちが日本から参加してくれた。情熱があり、謙虚でありながらも必要なことは何でもやるという意思を持った人たち。彼らと出会えてとてもうれしい。

Igor Shoifot氏:
驚くべき新鮮なアイデアたちだった。素晴らしいプレゼンテーションもあり、大きな可能性をもっていたことが感じられた。

今年も「SF Japan Night」を開催したbtraxのチームからは今回のイベントを振り返って、感想を語ってもらった。

「SF Japan Night」の開催は今回で5回目となりますが、回を重ねる毎によりハイレベルな争いになってきているように思います。参加者のみなさんの英語によるプレゼンテーションも素晴らしいものでした。また、今回はWebサービスのみならずハードウェアの出場者も数社あり、非常に面白い回となりました。今後も年に2回のペースで開催して参りますので、世界に発信したいイノベーターの皆様のご応募お待ちしております!

日本から世界に発信するための機会は数多くある。日本のスタートアップにも、こうした機会を積極的に活かして、自身のサービスを世界に伝えていってもらいたい。

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サンフランシスコの本選に参加するスタートアップが決定!「SF Japan Night」セミファイナルイベントが開催

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SF Japan Night は、日本のスタートアップをシリコンバレーで露出する機会をつくろうと、2010年にbtraxがスタートしたイベント。まず日本で海外進出に興味のあるスタートアップに予選に参加してもらい、そこからファイナリスト6社を決定する。選ばれたスタートアップには、3月上旬にサンフランシスコで開催される本選に参加できる。本選では、現地のメディア、投資家、起業家の前でピッチをすることにな…

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SF Japan Night は、日本のスタートアップをシリコンバレーで露出する機会をつくろうと、2010年にbtraxがスタートしたイベント。まず日本で海外進出に興味のあるスタートアップに予選に参加してもらい、そこからファイナリスト6社を決定する。選ばれたスタートアップには、3月上旬にサンフランシスコで開催される本選に参加できる。本選では、現地のメディア、投資家、起業家の前でピッチをすることになる。

詳しくは以前Sd Japanに掲載したbtrax代表のBrandon Hill 氏に行ったインタビューを読んでほしい。(2012年のシリコンバレーを振り返って─Brandon Hillに聞いた、アジア・スタートアップの攻勢とJapan Nightにかける思い

本日、SF Japan Nightのセミファイナルが原宿ラフォーレにて開催され、ゲストによるパネルトークと、スタートアップ15社によるピッチを行われた。

パネルディスカッション「世界における日本のプレゼンス」

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まずBrandon氏のモデレートのもと、元ライブドアホールディングス代表取締役社長、現小僧com株式会社代表取締役会長の平松 庚三氏。元ウノウ代表取締役社長、元Zynga Japan ジェネラル・マネージャー、現株式会社コウゾウ代表取締役社長の山田進太郎氏。楽天株式会社デジタルコンテンツ推進室担当執行役員の本間 毅氏の3名がゲストとして登壇。「世界における日本のプレゼンス」というテーマでディスカッションを行った。

日本から海外にもっていくならどのアプリがいいか、などはあまり関係がない。自分が作っているプロダクトがどこの地域で受けるのか、それはなぜなのか。その見極めができるかが大事で、そのために現地の様子を見たり、話を聞いたりすることが重要。

やりたいという強い思いが大事。それがあれば人種も性別も関係ない。

世の中をどう変えていきたいかという考えを持ち、情熱と信念で進めていく。

大事なのは情熱や何があっても諦めないという強い思いであること、人種や性別は関係ないといったことなどが話題にのぼった。海外マーケット進出のためにどのように英語を身につけるべきかという話題に対しては、しっかりと目的を持ち、努力することが求められるということが語られた。

スタートアップピッチ

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パネルディスカッションが終了した後は、前回のSF Japan Nightで優勝した「PiaScore」のデモンストレーションをはさみ、サンフランシスコ行きをかけた15社のピッチが行われた。

審査員としてスタートアップのピッチを評価したのは、Brandon氏に、テックブロガーとして著名なSerkan Toto氏、Crunchyroll K.Kのジェネラル・マネージャーのVince Shortino氏、KLab AmericaのCTO David Collier氏、Fun & Cool Ventures Inc.のCEO兼ファウンダーのGanesan Velayathan氏といった面々。

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・Librize

Librize

リブライズは、本を通じて人と場所をもっと面白くするサービス。本棚があるコミュニティスペースで「本の貸し借り」を支え、新しいコミュニケーションを生み出す仕組み作りをしている。リブライズにはBookspot、Street Library、BookLineの3つのサービスがある。

Bookspotは多くの本を所持しているが、持て余している人向け。バーコードスキャナーを使用して本のバーコードを読み取り、本を登録することができれば、自分の本棚が図書館のようになり、他のユーザがその本棚の本を借りることができる。

Street Libraryは、ショップなどで持っている専門書などの本をシェアできるというもの。様々なBookspotが集まると、町自体が大きな図書館のようになるという。BookLineについては明かされなかったが、今後リリース予定のサービスだそうだ。書籍「メッシュ」の中に登場しそうなサービスで、シェアビジネスの新しい形になるかもしれない。

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・comobaco

comobaco

comobacoは、モノを共有できるシェアボックスをリアル&ウェブ上に作成するサービス。ユーザが持っているものを共有し、欲しいと思っているものは共同購入する、人々の所有や消費行動に新たな選択肢を提案するものだ。

comobacoで、ユーザは二通りのアクションをとることができる。まず1つはコミュニティスペースに自分が持っているものを共有し、それを登録しておくShare Give、そして共有されているものを使うShare Takeだ。これによりコミュニティ内で誰かが所持しているものを、新しく買う必要がなくなり、価値をシェアすることができる。

もう1つは、Share Buyと呼ばれるアクション。これはコミュニティ内のメンバーで共同購入をするようなもので、何人かの人が欲しいと思ったものをお金を出しあって購入するというものだ。comobacoが提供する体験はシェアハウスやコワーキングスペースといったコミュニティを対象にしている様子。

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・Booklap

booklap

Booklapは、本の中の心に残ったフレーズを共有するサービス。これまで本を読んでいて、今まで付箋を貼ったり、ページの端を折ったりしたりしていた部分を、オンライン上で他の読者と共有できるようにしている。単純なレビューよりも、誰かの心に残ったフレーズから、新しい本との出逢いを提供しようという狙いがあるという。

このピッチでは、Booklap Cameraというアプリを準備していることを発表した。このアプリを使えば、本の中に登場したフレーズを共有しやすくなるという。本のためのGoogleだというBooklap。まずはアプリのリリースを楽しみに待ちたい。

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・chatperf

chatperf

chatperfは、今iPhoneに香りを届けるガジェットを開発中で、日本・世界で特許も申請中。開発中のガジェットを使用すれば、専用のアプリと連動して自動的に香りを出すことができるというものだ。

最近、音に関するサービスを紹介することが増えてきたが、視覚、聴覚以外の、嗅覚に働きかけるモバイルテクノロジーはほとんど登場していない。そういう意味でも注目のガジェットだ。

使用用途としては、たとえば朝起きるときに自動的にコーヒーの匂いがしたり、ゲームをプレイしているときに火薬の匂いがしてよりリアルさを感じられたり(火薬の匂いでリアルさを感じられる人がどれくらいいるかはわからないが)、匂いも相手に送れるSNSの機能に使ったり、匂いが重要な商品のプロモーションに使用したりといったことが考えられるという。

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・Messageleaf

MessageLeaf

Messageleafは、ブログなどのウェブサイトで、記事の読者がその作者に向けて直接メッセージを届けることができるツール。 読者がコンテンツを読み終わったタイミングで、ポップアップでウィンドウが表示され、作者宛てのメッセージをその場で記入できるようになる。

ポップアップウィンドウからFacebookを利用してログインし、メッセージのやりとりをするというモデルだが、Wordpressのプラグインや、DISQUSのようなコメントシステムと差別化を図るのが難しそうだ。

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・WHILL

WHILL

WHILLは次世代電動パーソナルモビリティの普及を目指している。WHILLは、昨年開催されたTechcrunch Tokyoのスタートアップバトルでも優勝した注目のハードウェアだ。type- A は、高齢者の方も健常者の方も楽しく使うことを可能にしている。

いくつかのタイプが開発されているが、今回のピッチではWHILL type Aが登場し、実際に乗車している様子もパフォーマンスした。

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・grafic

grafic

graficは、雑誌のようなビジュアルのブログが、スマートフォンだけで簡単に作れるアプリ。TwitterやFacebookの書き込みや、Instagram等でアップロードされる写真だけでは伝えきれない思いや感動を自由に表現しようというもの。

graficでブログを投稿しようとすると、パレットで色を自由に選べたり、写真の加工ができたり、壁紙を選んだり、テキストの加工やスタンプを押したりといろいろ工夫をほどこすことができるようになっている。

先日Sd JapanでiPadでさわってつまんで書くノートdavinci noteを紹介した。モバイルやiPadなどのデバイスでブログを書き、さらに画像加工など多くの加工を実施できるようになる方向性にも注目したい。

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・trippiece

trippiece

trippieceは、みんなで旅をつくるwebサービス。良い旅のプランを探すことが難しかったり、1人で旅のプランを考えることは負担が大きいことから、旅仲間と旅をつくり、旅に出ることで、今までにない体験を共有できるようにしようとしている。

一度trippieceを使用して旅にいったユーザのリピート率は高いという。trippieceは昨年開催された明星和楽にも登場し、英語でピッチを行なっていた

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・desighclue

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desighclueはデザインに特化したクラウドソーシングプラットフォームだ。言語変換機能も備えており、日本語で世界中のデザイナーにコンペ形式で案件を発注できる。現在、50ヶ国以上のデザイナーが登録し、登録ユーザの95%以上が海外のデザイナーという状態。

desighclueは先日約1500万円の調達を実施。言語の壁を超えやすいデザインに特化してサービスを成長させていく方針だ。

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・TexaGPS

TexaGPS

TexaGPSは、iPhoneの位置情報をiPadなどGPSを持たないWiFi専用のiOS機器へテザリング経由で分配するGPSサーバーのアプリケーション。このアプリを開発している有限会社たまは、なびすけHDというアプリも開発している。こちらはTexaGPSの機能を全て利用できるiPad専用の簡易カーナビゲーションアプリケーション。

両アプリを組み合わせて、TexaGPSでiPhoneの位置情報をiPadでも取得できるようにし、なびすけHDで簡易カーナビゲーションとして機能させることができる。

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・Beststyle.me

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多くの人は自分のファッションがこれでいいのかどうか、自信が持てないのではないだろうか。Beststyle.meはそんなスタイリングの悩みを解決する。

同サービスは、最もファッションに影響力のある、芸能界で活躍するトップスタイリストのコーディネートルールをシステムに落とし込み、そのコーディネートセンスを誰でも使えるサービスを提供している。またBeststyle.meは前期のインキュベイトキャンプの参加者でもある。

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・Terra Motors

TerraMotors

Terra Motorsは、日本の電動バイクマーケットのトップ企業。ハードウェアを扱うスタートアップとしては注目の企業のひとつ。同社はいくつかの電動バイクを取り扱っており、単にエンジンがモーターに変わるだけではなく、「快適コミューターの世界標準」という新たな価値の創造に注力している。

アジアの市場への進出を積極的に行なっており、アジアの都市で大量に走行する車が排出するガスの問題を解決したいという想いを持ち、事業を行なっている。

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・millionmoments

millionmoments

millionmomentsは、スマートフォンにどんどんたまっていく、たくさんの大切な写真を雑誌風の美しいレイアウトで楽しく振り返るためのフォトビューアーアプリ。

同アプリを使用すると、写真は自動的にアルバムに変換される。その写真にはラベルを貼ることができ、他のアルバムとしてまとめることも可能となっている。さらにアプリから写真をアップロードすることもでき、SNSにシェア可能だ。

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・ShareWis

ShareWis

ShareWisは、社会人向けの無料学習アプリ。一見見えにくい学習の成果を可視化し、目で見える形で学習の進捗を表現することで、学びのワクワクを感じながら、気軽に学習できるサービスを提供している。

ShareWisは、以前「ComingSooners」デモイベントにも登場していた。同サービスは、ユーザを着実に伸ばしている。

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・UI scope

UIscope

UI scopeは、スマホサービスのユーザテストをリモートで実施。クライアントからの依頼を受け、登録ユーザにユーザテストをしてもらう。ユーザにはその際お金が支払われ、学生などのアルバイト代わりにもなっている。リモートでテストが可能になったことにより、今まで敷居が高かったユーザテストの簡易化に成功している。

UI scopeは昨年10月に「MOVIDA Seed Acceleration Program」の第2期Demo Dayにてピッチを行なっており、Sd Japanではそのときのこともレポートしている。

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以上、15社がピッチを行い、次の6社がファイナリストとしてサンフランシスコ行きを決めた。

6th comobaco
5th grafic
4th designclue
3rd ShareWis
2nd UIscope
1st WHILL

以上の6社は、3月5日にサンフランシスコにて行われる本選にのぞむ。

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【追記:2013/02/14】
来月サンフランシスコで開催されるSF Japan Night ファイナルの情報が確定した。開催される場所は、これまでの場所から変更して「Yetizen」。開催は3月5日午後6時スタート。前回まではオーディエンス投票により審査を行なっていたが、今回からは審査員を呼んで審査を行うことになったそうだ。詳細は本サイトからどうぞ

今年の優勝を手にするのはどのチームだろうか。

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