THE BRIDGE

タグ Slogan Viling Ventures

共創型シードアクセラレータ&コミュニティの「Supernova」が法人化——100年続く産業創出エコシステムを創るべく、ファンド組成も視野に

SHARE:

「Supernova(スーパーノーヴァ)」は、東京を拠点に、Draper Nexus、Slogan、COENT Venture Partners、Viling Venture Partners といった VC や事業会社4社が共同運営するシードアクセラレータだ。一般的にスタートアップ界では外部資金を受け入れることで短期的に結果を求められることが多いのと対照的に、Supernova では地道で骨太の…

supernova-kurishima-maekawa
右から:共同創業者で CEO の前川英麿氏、共同創業者で取締役の栗島祐介氏

Supernova(スーパーノーヴァ)」は、東京を拠点に、Draper NexusSloganCOENT Venture PartnersViling Venture Partners といった VC や事業会社4社が共同運営するシードアクセラレータだ。一般的にスタートアップ界では外部資金を受け入れることで短期的に結果を求められることが多いのと対照的に、Supernova では地道で骨太のスタートアップにスポットライトを当て、ハンズオフ型支援を行い、また、先輩スタートアップと後輩スタートアップをコミュニティの中で混在並走させている点で特徴的な存在である。

7日、この Supernova が法人化し、当初からこの活動の運営元である Slogan のグロースキャピタルカンパニー・プレジデントの前川英麿氏が CEO に就任し、Viling Venture Partners の CEOである栗島祐介氏が取締役に就任した。新会社の名前は「スパノバ株式会社」で、出資比率は Slogan 51% に対し Villing Venture Partners が 49%。プログラムやコミュニティの運営体制についてはこれまでと大きな変更はなく、株主や役員には名を連ねない Draper Nexus や COENT Venture Partners も運営アドバイザーとして参画を続ける。

Supernova は2015年9月に活動をはじめ、これまでに他のアクセラレータで見かけることが少ない、ユニークなスタートアップが顔を揃えるデモデイを開催している。

我々がターゲットとしているのは、課題が大きく昔からある産業分野。そこに新しいテクノロジーを入れていくスタートアップの支援に注力している。(栗島氏)

IMG_3232
Supernova のデモデイの様子

もともとは栗島氏の趣味の延長線で始まったという Supernova だが、月日を経るにつれ関わる組織や関係者が増えてきた。今回の法人化は、そのためのビークルの必要性に迫られてのもののようだ。会社となる以上は利潤の追求を求められるが、現在でも事業会社からリサーチやオープンイノベーションを支援する業務の依頼があるらしく、当初はそれらを収益の原資とする模様。将来的には、栗島氏の話にもあったように、骨太のスタートアップを支援すべく、さまざまな領域の事業会社から資金を集めたファンドの組成も展望に入れているようだ。

一般的にアクセラレータでは、3ヶ月に1回のサイクルでプログラムが実施され、その都度、または、半年〜1年に一度の割合でデモデイが開催され、スタートアップは投資家やメディアに成果を披露。次なる投資ラウンドへとつなげる、という流れが一般的だ。このデモデイのタイミングを、我々 THE BRIDGE も含めて〝卒業〟と呼ぶことが多いが、Supernova には卒業の概念が存在しない。

(2015年9月の開始から)まだ1年数ヶ月だが、すでに7回目くらいのスタートアップの募集を行っている。デモデイは半年に一度行っているが、プログラムを修了したスタートアップにも、デモデイの登壇は求めていない。月に一度は発表する機会を設けているので、シードラウンドだろうがシリーズAラウンドだろうが、スタートアップによって出た方がいいタイミング(露出すべきタイミング)、出ない方がいいタイミング(露出しない方がいいタイミング)が違うので…。(栗島氏)

supernova-all-attendees

Supernova では月に一度の割合で「ギアチェンジデイ」という機会を設けており、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家、時にはシークレットゲストを招き、Supernova に参加するスタートアップらには、ランチを食べながら、ビジネスの展望や構想を語ってもらう活動を定期的に行っている。骨太スタートアップが多いことから、早々にビジネスを黒字化するスタートアップが増えてきており、彼らに早期の時点でアプローチしたいベンチャーキャピタルや投資家からのコンタクトも増加傾向にあるのだとか。

起業家が最初の門を叩く上で、事業分野やステージに合った選択肢が増えることで、今後の日本のスタートアップ・エコシステムの醸成に寄与することが大いに期待される。

----------[AD]----------

オンライン資格試験予備校「資格スクエア」がVilingらから約1億円を資金調達

SHARE:

オンライン資格試験予備校「資格スクエア」を運営するサイトビジットは、教育領域に特化したベンチャーキャピタルであるVilingVenturePartnersと、複数のエンジェル投資家から総額約1億円の資金調達を実施した。 「資格スクエア」は2013年12月に開講。資格試験に特化してオンラインで授業を提供し、従来の予備校よりも低価格でサービスを提供している。2015年2月には、新しくレジュメの…

shikaku-square

オンライン資格試験予備校「資格スクエア」を運営するサイトビジットは、教育領域に特化したベンチャーキャピタルであるVilingVenturePartnersと、複数のエンジェル投資家から総額約1億円の資金調達を実施した。

「資格スクエア」は2013年12月に開講。資格試験に特化してオンラインで授業を提供し、従来の予備校よりも低価格でサービスを提供している。2015年2月には、新しくレジュメの同時表示機能、質問機能、単語帳作成機能を備えた「資格スクエアクラウド」をリリース。資格取得に向けて勉強するユーザに向けたサービスを提供してきている。

サイトビジット代表取締役の鬼頭政人氏は、

鬼頭氏「今後、資格スクエアの機能追加をしていきます。現在は、動画、レジュメ、質問、単語帳といったインプット機能が中心ですが、アウトプット機能を拡充することで総合的に学習できるサイトにしていきます。また、資格取得後のスキルアップを支援することのできるビジネスも展開予定です。」

と今後の展開に関してコメントしている。また、択一式試験について講義に紐づく問題演習、全体の演習ができる「問題演習機能」、解いた問題について、脳科学の原理も利用してもっとも効率的に復習できる「問題復習機能」、どの動画をいつみたか、ビジュアルで分かる「進捗管理機能」、復習テストについて自分が全体でどの順位かが分かる機能などを追加予定ということを明らかにした。

今回、出資を実施したVilingVenturePartnersは、教育に特化したベンチャーキャピタルだ。同VCから出資を受けることで、どのようなシナジーが考えられるのだろうか。

鬼頭氏「教育事業ではブランド価値が重要です。多様な教育事業のプレイヤーとつながりのあるVilingVenturePartnersのネットワークを通じて紹介してもらうことで、事業提携等のシナジーを生み出せると考えています。また、VilingVenturePartnersは教育に興味のある人材を多く惹きつけているので、採用面でのシナジーもあると考えています。」

「資格スクエア」は、現在の3,000人という会員数から、2015年度中に1万人へと会員規模の拡大を目指す。

----------[AD]----------

EdTech特化のViling Venture第二期デモデイが開催、優勝は対戦型クイズアプリの「マッチ」

SHARE:

2014年7月にスタートしたEdTech分野のアクセラレータプログラム「Slogan Viling Ventures」2期生のデモデイが開催された。 1期生では教材コンテンツをアップロードすると、アプリが自動で生成されるサービス「Edut」が優勝を果たした。2期生ではどんな教育関連のスタートアップがピッチを行ったのか、順に紹介していこう。 生徒と学校のマッチングプラットフォーム「Deviewsto…

2014年7月にスタートしたEdTech分野のアクセラレータプログラム「Slogan Viling Ventures」2期生のデモデイが開催された。

1期生では教材コンテンツをアップロードすると、アプリが自動で生成されるサービス「Edut」が優勝を果たした。2期生ではどんな教育関連のスタートアップがピッチを行ったのか、順に紹介していこう。

生徒と学校のマッチングプラットフォーム「Deviewstory」

Deviewstory

Deviewstoryの李恵玉氏が開発しているのは、学校と生徒のマッチングサービスだ。自分の子どもの進学先を検討していたときに、学校の探し方、検討する際の偏差値以外の基準がなかったことから、今回のサービスを立ち上げるに至った。

Deviewstory」では、学校情報にアクセスしたい保護者や学生に情報を登録してもらう。登録した情報に合わせて、マッチングしやすい学校が提案されたり、学校からスカウトが来るようになっている。保護者や学生の利用料は無料。

学校側からは偏差値以外のブランディングを行いたい学校から情報を掲載してもらう。学生に対して学校情報を提供することができ、希望する学生がいればスカウトすることもできる。オープンキャンパスや学校説明会などのイベントスケジュールを管理することも可能だ。

「Deviewstory」では、ターゲットを優秀な学生と上位の学校に絞り、マッチングしやすい状態をつくろうとしている。ビジネスモデルは掲載してほしいとDeviewstoryが考えている会員校以外の学校からの掲載料となっている。対応する学校は大学だけではなく、小中高、幼稚園等も対応範囲に含まれる。将来的には日本に留まらず、海外への展開も視野に入れている。

オンライン指導のマッチングプレイス「SENSEI PlACE」

sensei

SENSEI PlACE」は、オンライン指導のマッチングプレイス。個別指導塾などで教えている先生は優秀であるほど仕事が増えるが、給料はかわらない。こうした先生のサラリーマン化を解決しようとしているのが、「SENSEI PlACE」の庄司裕一氏だ。

先生を個人として生徒と直接つなぎ、授業を重ねるとレビューが蓄積される。先生の時給は自分で設定できるようになっている。生徒側はレビューを参考にしながら先生を探すことができる。スマホに特化しており、先生のスケジュールの確認や授業もスマホを通じて行われるという。価格は週1回25分の授業の場合で、月額2,800円から。

コードをシェアする手間を効率化する「CodeXen」

codexen

MAISIN&COが取り組んでいるのは、独自のCLIを利用した短いコードのストレージサービス。環境設定をコマンドひとつで可能にし、ソースコードのコピーアンドペーストを簡単にするという。

MAISIN&CO CEOの横溝一将氏によれば、複雑なソースコードを圧縮して、短いコードへと変換可能とのことで、スマホでもプログラミングが可能になるようになる、とコメントしていた。「CodeXen」は現在α版でクローズドのみ提供されている。

キュレーション学習プラットフォーム「シラバス」

cyllabus

ダラフが開発しているのは、キュレーションエンジンベースのeラーニングシステム「シラバス」。東京理科大学出身のメンバーによって構成されるスタートアップで、以前THE BRIDGEでも取材している。

「シラバス」は、教える側のコストを下げることを目的としたシステム。すでに存在しているウェブ上のコンテンツを組み合わえて教材を作成できる。

リリースから数ヶ月が経過して、スクール等で教材として利用している他、採用支援会社や研修支援会社からOEMの相談なども受けているという。

ソフトウェアを開発する技術を持った彼らだが、現在軸をどこに置いていくかを模索している段階だという。

<関連記事>

ゲーム×教育の対戦型クイズ「マッチ」

batonは対戦型クイズ「マッチ」を開発しているスタートアップ。3月3日に日本史問題集アプリ「マッチ」をリリースしている。日本史からスタートし、現在では世界史や一般常識、漢字問題なども追加されている。

baton

ベータ版の段階ではかなり頻繁に利用するユーザもおり、1ヶ月に150試合を行っていたそうだ。学生をターゲットとして捉えつつ、クイズ好きな人々もターゲットとして捉えているという。課金の仕組みは月額などではなく、ソーシャルゲームのような課金モデルを想定している。

batonはこの夏にも新たなアプリのリリースを控えているとのこと。

Viling Venture第2期の優勝は「マッチ」

11075772_838146229556060_1442514878_n

5組のピッチが終了し、参加者の投票などを交えて審査した結果、Viling Venture第2期の優勝は「マッチ」となった。

この評価には教育×ゲームという領域への期待感はもちろん、プロダクトがリリースされており、実際の数字が出始めているプロダクトであることが大きいと考えられる。

今後、Viling Venturesは、日本版Edsurgeのような教育情報メディアのリリースや、スローガンとシンガポールのVであるCOENTと連携した「全方位型アクセラレータ」の立ち上げも予定しているという。アクセラレータの中で、Vilingは教育に特化した領域を担当する。

今後、EdTech領域でスタートアップをしたいと考える起業家をサポートする体制はより強固なものとなりそうだ。また詳細が分かり次第、お伝えしたいと思う。

11084343_838146489556034_2138739606_n

----------[AD]----------

EdTech特化のアクセラレータプログラム「Slogan Viling Ventures」第一期卒業生によるDemoDayが開催、優勝は教育アプリの自動生成サービス

SHARE:

今年の7月にスタートしたEdTech分野のアクセラレータプログラム「Slogan Viling Ventures」のDemoDayが開催された。 教育関連の領域に焦点をあて、3ヶ月の期間で事業をブラッシュアップしてきた8組のスタートアップたちがピッチを行った。 Treasure Box 学習塾の経営にも携わっている人物神野元基氏は、「Treasure Box」というサービスを開発している。これは数…

今年の7月にスタートしたEdTech分野のアクセラレータプログラム「Slogan Viling Ventures」のDemoDayが開催された。

教育関連の領域に焦点をあて、3ヶ月の期間で事業をブラッシュアップしてきた8組のスタートアップたちがピッチを行った。

Treasure Box

_MG_0891

学習塾の経営にも携わっている人物神野元基氏は、「Treasure Box」というサービスを開発している。これは数学に特化した学習サービス。数学に関連したサービスといえば、Wolfram Alphaによる「Wolfram Problem Generator」や、最近、680万ドルの資金を調達した中学生のための数学勉強サイト「KnowRe」などがある。

数学は非言語であるため、グローバルに展開できると語る神野氏が提供する「Treasure Box」では、以下の3つのことを可能にしているという。

  • 回答を解析
  • 学習者の思考を理解
  • 問題をパーソナライズ

神野氏が自身で経営している学習塾でサービスを試験的に導入してみたところ、学習スピードが約5倍になるという結果が出ているそうだ。収益モデルは、初月は無料で提供し、翌月から500円を課金するというモデルを想定している。まずはiOSアプリで提供し、リリース半年で100万ダウンロードを目指すという。

Lessen2u

_MG_0893

10代のころからアプリ開発を経験してきた吉兼周優氏率いるチームが開発しているのは、先生選択型のマッチングプラットフォーム「Lessen2u」だ。

これまで学習塾の先生は企業ブランドで選ばれてきた。彼らはより個人間でのマッチングが行われる仕組みを提供しようとしている。特に、地方ではよい先生と出会うことが難しい。その一方で、個別指導ビジネスの市場は伸びているとうい。都会にいる先生に、オンラインで指導が可能な仕組みを提供することで、マッチングを行おうとしている。

_MG_0894

先生は、口コミやレビューでマッチングした後の授業の様子が評価される。お互いの顔を映像で見ながらホワイトボード機能等を利用して授業が行われる。

_MG_0896

TRAVEE

_MG_0897

池田賢一氏が提供するのは、教育と旅をテーマにしたサービス「TRAVEE」。旅行者が旅先でプランを検索し、現地の人にその土地をガイドしてもらうマッチングサービスだ。

異なる言語や文化、価値観に触れることで、グローバル人材の育成を促す狙い。ガイドは現地の大学生などに担ってもらうことを想定しており、は特に東南アジアにフォーカスし、最初はガイドを女性に限定して提供する予定だという。

同様のサービスはすでに複数存在しているが、どう差別化していくのかが気になるところだ。

Link World Japan

_MG_0904

Link World Japanの窪田一郎氏が開発しているのは、日本語を学ぶ外国人400万人を対象とした日本語教育サービスだ。

以前はSONYでエンジニアを務めていたという窪田氏。前職を退職後、3年間に渡って、日本語教師として、日本の会社に勤める外国人を相手に日本語のオンライン授業を行ってきた。

今後、日本においても新興国の人材が流入することなどを見越して、新興国の日本語学習者を対象に学習サービスを提供する。

新興国でも普及しているモバイルを活用して教材を提供し、事前に学習してもらい、講義では課題に取り組んでもらうといった反転授業の形式をとる。

StudyPact

_MG_0908

StudyPactは、Open Network Lab のインキュベーション・プログラム第8期を卒業し、先日は世界33カ国を巡って有望なスタートアップを見つける活動「Seedstars World」の東京イベントで日本代表の座を獲得したスタートアップだ。

StudyPactは、アプリをダウンロードすると連携している勉強アプリがあり、そのアプリを開いて利用すると勉強記録を残すことができる。提携しているのは、Duolingo、Anki、Memrise、Coursera、Edxなどだ。

勉強の継続や目標達成のために、予め目標とその達成にために金額を設定しておき、達成できなかったら設定した金額が没収されるという仕組みがある。達成できなかった人から集められた金額は、目標を達成できたユーザに配分される。

StudyPactではユーザは何を勉強しているのかというデータを取得するため、英語を勉強しているユーザに英語関連のプロダクトを進めるなど、Edu-Commerceの仕組みを構築しようとしている。

Progate

_MG_0917

「Progate」はオンラインでプログラミングを学習するためのサービス。スライドにより基礎知識を学習し、ブラウザで使えるエディタにコードを書いて実践し、画面で表示を確認することで、他のサービスよりも理解しやすく、実践に近い学習サービスを提供しようとしている。

現在、オンラインで対応しているのはHTML、CSS、PHPといった言語たち。「Progate」ではオンライン学習以外にも、オフラインでプログラミング合宿を開催している。

Sports Space

_MG_0918

Sports Spaceは教育の中でも、習い事や体育的な位置づけに近いサービスだ。Tokyo Girls Collection等で企画の経験を持つ尾崎久範氏は「場所✕トレーナー✕ユーザ」を結ぼうとしている。ヨガなどフィットネスはニーズが高まり、トレーナーの数も増えているが、教えるための場所が足りていないというところから、このサービスは着想している。

Sports Spaceは、水族館、プラネタリウム、展望台など、普通とはちょっと異なる場所で、スポーツ教室を開催している。スペースマーケットのような、場所が掲載されており、希望の場所を借りるサービスではなく、ユニークな場所で開催されるスポーツイベントが掲載されており、ユーザはそれに参加するという形式だ。

空きスペースの活用、トレーナーとユーザのマッチングサービスとして成長していけば、さらにおもしろくなりそうだ。

Edut

_MG_0926

Edutの石原誠氏は、元々キーエンスで製造業に関わった後、教育系のスタートアップを立ち上げたという異色の経歴を持つ。英語ニュースアプリ「POLYGLOTS(ポリグロッツ)」の開発を行ったのち、新しいサービスを立ち上げている。

教育アプリの市場を分析してみたところ、教育系のアプリは構造が似ていることに気づいた石原氏は、単語帳、オンライン動画など教育関連アプリの自動生成サービスを提供することを考えたという。これは教材コンテンツをアップロードすると、アプリが自動で生成されるというものだ。

テキスト、選択式クイズ、講義形式、用語集など、アプリの種類をテンプレートから選び、教材をアップロードするとプレビュー画面で生成されるアプリの状態を確認でき、その後アプリ化を行う。プレビュー段階までは無料で提供し、アプリ化するところから有料で提供されるという。

すでに、2つの学校との提携しており、社内教育のコンテンツのデジタル化などにも取り組んでいるという。

_MG_0943

8社のピッチが完了した後、会場に集った人々からの投票でグランプリにEdutが選ばれた。Edutは、次回SXSWにブース出展する権利を獲得した。

EdTechとひとつにまとめても、多様なサービスアイデアが登場した。今後、このプログラムの卒業生たちがどう成長していくのか楽しみだ。

「Slogan Viling Ventures」は、早速本日から第2期プログラムの募集を開始している。教育関連のサービス開発に関心がある方は、チェックしてみてはいかがだろうか。

----------[AD]----------

教育を変えていく土壌作りを ー EdTech分野のアクセラレータプログラム「Slogan Viling Ventures」がスタート

SHARE:

EdTechといえば世界のテック領域において注目を集める領域だ。日本においても数々のスタートアップたちがEdTech領域においてサービスを立ち上げ、成長させてきた。その様子を本誌でも何度か取り上げてきている。 今回、この「EdTech」をテーマとしたアクセラレータプログラム「Slogan Viling Ventures」が立ち上がった。 「EdTech」特化のアクセラレータプログラム 「Sloga…

EdTechといえば世界のテック領域において注目を集める領域だ。日本においても数々のスタートアップたちがEdTech領域においてサービスを立ち上げ、成長させてきた。その様子を本誌でも何度か取り上げてきている。

今回、この「EdTech」をテーマとしたアクセラレータプログラム「Slogan Viling Ventures」が立ち上がった。

「EdTech」特化のアクセラレータプログラム

Slogan Viling Ventuers

「Slogan Viling Ventures」 は、教育分野にイノベーションを起こしたいという意思や、教育現場の課題を解決したいという強い思いを持つ人々を対象とした3ヶ月間の短期集中で事業の育成を目指すプログラムだ。

第1期プログラムは2014年7月末より開始予定となっており、対象期間は10月末までの3ヶ月間。同プログラム期間の最終日には、成果を発表するDemo Dayも実施される。

教育分野にイノベーションを

「Slogan Viling Ventuers」は、教育事業グループである Vilingホールディングスのグループ会社 Viling Venture Partners と、採用領域、教育領域、産業創出領域を融合させたグロースヒューマンキャピタルとして、スタートアップや新興成長ベンチャーを中心に新卒・中途採用支援を手掛けるスローガンによって運営される。

Vilingホールディングスは教育領域へシード投資を行うベンチャーキャピタル事業や、学童保育事業を開始しており、今後は他の教育事業の立ち上げなども視野に入れている。

Vilingホールディングスの代表取締役社長 諸藤周平氏は、今回のプログラム立ち上げの経緯に関してこのようにコメントしている。

諸藤氏「教育に関してはITを介在させて変えられる余地が大きい分野だと考えています。私たちの定義では、あるべき教育の姿は「社会とともに、イキイキと生き続ける力を引き出す」というもの。大人になっても前向きに生きていける人を育てるというものと教育を定義したときに、現在は公的な教育も民間の教育も、そうではないところにエネルギーがかかっていると考えています。教育をあるべき姿にしていく、それが私たちのミッションです。

私たちは教育分野に当事者として関わるためにいくつかのアプローチを考えています。幼稚園~高校までの教育機関の段階的な設立・運営や、教育のプロダクトの開発や提供などです。特にテクノロジーを活用して教育を変えたいと考えているプレイヤーはすでに多く存在していることもわかり、そうしたプレイヤーをサポートしていくことで結果的にインパクトが出せるのではないか、と考えました。こうしたプレイヤーをサポートしていくために、Viling Venture Partnersを立ち上げました。」

教育という分野を変えていくために、様々な角度からアプローチしようとしているVilingホールディングス。その1つのアプローチとして、今回の「Slogan Viling Ventuers」が位置づけられる。

事業アイデアを共創していくスタイル

こうした想いのもと立ち上げられた「Slogan Viling Ventuers」は、支援対象をシードやアーリーの段階のスタートアップ、もしくは、起業するかは分からないが教育の課題を解決したいと考えている人、教育にイノベーションを起こしたいと考えている人、教育分野における起業に興味はあるが事業プランが明確にはなっていない人などにしている。

こうした創業前後の段階の人への支援を中心に、EdTech分野における事業機会等についてのディスカッションパートナーとなり、事業アイデアをゼロからブラッシュアップしながら共創していくスタイルを想定している。

具体定期には以下のような内容のプログラムとなっている。

  • 3ヶ月間の活動資金最大20万円を提供
  • コワーキングオフィスが利用可能(詳細は下記)
  • スタートアップ期のリクルーティングサポート
  • 事業を加速させるアドバイザーやメンター、必要となるタレント(外部人材含む)へのリーチ
  • ゼロから事業をスケールさせるノウハウ/経験知
  • 教育分野における事業プランのブラッシュアップや、ネットワーク、アライアンス先紹介
  • グローバル進出に関するアドバイス

これらの項目を見てもらえればわかるように、資金の援助がメインというよりは、最初期から一緒に作っていくということに主眼を置いたプログラムとなっている。もちろん出資の可能性がないわけではなく、3ヶ月間のプログラムの最終段階ではDemo Dayが開催され、その段階で有望なプランに対しては出資が行われる可能性もある。

金銭的な援助が中心になっていない理由には、諸藤氏が「金銭の獲得だけを追求してしまうと、教育においてインパクトを出すことが難しい」と考えており、「教育というものにインパクトを与えたいという人をサポートしたい」という想いが軸になっていることがある。

「Slogan Viling Ventuers」では基本的に日本のプレイヤーを対象としており、マーケットも日本を対象としている。ただ、海外に進出できる可能性のあるプロダクトによっては、海外進出の支援等も行っていくことも考えられるという。現状では、プロダクトに合わせて柔軟に判断していくそうだ。

行動する若さとエネルギーを求めて

Slogan Viling Ventuers team

「Slogan Viling Ventuers」にジョイントで参加しているスローガン CEO の伊藤 豊氏は以下のようにコメントしている。

伊藤氏「私たちは、人材を核にしながら教育や産業創出にコミットしていく会社です。今回、諸藤さんからこのお話をいただいたときに、まさにやりたい方向に近いと感じ、一緒にやりたいと考えました。日本の中で起業家精神を持った若い人が集まっているコミュニティとしてのスローガンにも期待していただいていると考えています。」

諸藤氏「日本の将来を考えても、かなりイノベーティブに活動していく必要があると考えています。行動を起こしていかなければならず、行動をしていくエネルギーがあるのは若い人たち。そういった資質がある人達がスローガンに集積していると認識しています。スローガンと一緒にプログラムをやることで、想いが強く、ポテンシャルの高い人をサポートすることも増えていくのではないかと考えています。」

サポート体制にかける諸藤氏の想いは、Viling Venture PartnersのCEOである栗島 祐介氏の人選にも関わっている。

諸藤氏「新しいことを成し遂げたい場合に大事なのは、その業界での経験の絶対量よりも想いの強さと柔軟な思考です。既存のベンチャーキャピタルで経験したことが、実際の成果に直結するわけではない領域だと考えました。業界の構造疲が弊していると思っているので、柔軟な発想でゼロから考えていける人が必要です。そして、そういう人たちをサポートしたいのであれば、サポート体制も若くあるべき。そう私は考えたこともあって、栗島氏を選びました。」

教育を変えていく土壌づくり

栗島氏「EdTechに特化したアクセラレータプログラムは日本では初の取り組みだと思います。通常、アクセラレータプログラムではプランありきだと思いますが、「Slogan Viling Ventuers」ではプランありきではなく、メンタリングをがっつり行いながら共に作り上げていきたいと考えています。

教育業界の仕組みへの理解やビジネスの感覚に対して、まだ知識がない方なども多いので、そういった面も十分にサポートしていくような内容にしたいと思います。対象者も起業家にかぎらず、教育免許を持ったまま他の企業に入っている人など、裾野を広げて人々を募ろうと考えています。そうすることで教育を変えるための土壌づくり、文化づくりをしていきたいと考えています。」

「Slogan Viling Ventuers」の対象者は起業を前提にした人だけに限らない。教育を変えていきたいという想いを持った人であれば門戸を開いている。

諸藤氏「私たち自身が本気で教育を変えていきたいと思っています。本気で教育を変えたいと思っている人たちを、私たちも本気で支えたい。そういう人々の応募をお待ちしています。」

伊藤氏「起業したいと思っていたり、何かやりたいと考えていても、まだ、ビジネスモデルは固まっていない若い人たちがけっこうな数いると考えています。そういう人たちのディスカッションパートナーになったり、起業に向けてのペースメークをする機会として捉えてもらえればと思います。漠然と世の中にとって良いことをやりたい、教育の分野で何かをと考えている人、そういう人にアクセスしてもらいたいですね。」

教育を変えていくのは長い時間がかかる取り組みになる。だが社会にとって非常に重要な役割を担う領域だ。この教育という領域を変えていきたいと考えている人は、ぜひ「Slogan Viling Ventuers」にコンタクトしてみてほしい。

----------[AD]----------