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for Startups、スタートアップ情報サービス大手CrunchBaseと業務提携——「STARTUP DB」と「Crunchbase」のデータベース連携を開始

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スタートアップ向けの転職支援サービスなどを展開する for Startups は16日、アメリカのスタートアップ情報サービス大手 CrunchBase と業務提携したことを明らかにした。同社のスタートアップ情報ポータル「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」と、CrunchBase のスタートアップデータベース「CrunchBase」を連携させる。STARTUP DB に登録された日…

STARTUP DB の英語版
Image credit: for Startups

スタートアップ向けの転職支援サービスなどを展開する for Startups は16日、アメリカのスタートアップ情報サービス大手 CrunchBase と業務提携したことを明らかにした。同社のスタートアップ情報ポータル「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」と、CrunchBase のスタートアップデータベース「CrunchBase」を連携させる。STARTUP DB に登録された日本のスタートアップ情報が CrunchBase で、また、CrunchBase に登録された欧米のスタートアップ情報が STARTUP DB にも反映される見込みだ。

STARTUP DB は、その前身である Cotobe として2016年4月にローンチ、その後、現在の STARTUP DB に改められる形で2018年5月にローンチした。現時点で掲載されているスタートアップの数は1万社超。同社では先月、STARTUP DB のスタートアップデータベース部分について英語で表示する機能をリリースしていたが、これは CrunchBase との連携に向けた準備の一環だったと捉えることができる。

Crunchbase との提携・連携を担当する STARTUP DB 運営チーム
Image credit: for Startups

データ連携はこれから順次開始されるということもあり、連携される範囲やタイミングなど詳細については現時点で不明。CrunchBase 上には、CrunchBase 以外のサードパーティーが作成したスタートアップに関する情報(主に欧米以外のもの)も掲載されているが、これらが CrunchBase を通じて STARTUP DB に反映される可能性もある。また、CrunchBase は Wiki 的な性質を持つ関係上、一部不正確な情報も含まれるが、データ連携にあたっては、こういった情報のスクリーニングもある程度必要になるのかもしれない。

Crunchbase ではメディア各社の記事をモニターしていて、資金調達に関するニュースが発出されると、人的にリンクを追加し、資金調達の情報を追加する対応が取られているようだ。STARTUP DB との運用に関しても、情報更新などについては同じような頻度での対応が取られるとみられる。いずれにせよ、今後、日本のスタートアップの資金調達にまつわる情報が、欧米の投資家の目にも触れやすくなることは喜ばしいことだ。ひいては、海外の投資家や企業から日本のスタートアップへの投資や協業のオファーが増えることも期待したい。

THE BRIDGE の記事が Crunchbase にリンク追加された例
(2019年6月、WAKAZE の資金調達のニュースから)
Image credit: Crunchbase / The Bridge
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for Startups、日本のスタートアップコミュニティの情報ポータル「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」をローンチ

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for Startups(旧社名:NET jinzai bank)は31日、スタートアップに特化した企業データベース、起業家や投資家へのインタビュー、業界・企業分析記事などで構成される情報ポータル「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」をローンチした。これは、同社が2016年4月にローンチした、スタートアップの企業スコア・データベース「Cotobe」をリニューアルしたものだ。ローンチ…

Image credit: for Startups

for Startups(旧社名:NET jinzai bank)は31日、スタートアップに特化した企業データベース、起業家や投資家へのインタビュー、業界・企業分析記事などで構成される情報ポータル「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」をローンチした。これは、同社が2016年4月にローンチした、スタートアップの企業スコア・データベース「Cotobe」をリニューアルしたものだ。ローンチ時に掲載されるインタビューは次の通り。

  • 起業家インタビュー……スマートニュース 鈴木健氏、ワンファイナンシャル 山内奏人氏
  • 若手ベンタチャーキャピタリスト鼎談…ニッセイ・キャピタル伊東駿氏、インキュベイトファンド  山田優大氏、DCM ベンチャーズ 本田華奈子氏

Cotobe ローンチ当時、同社は事業のフォーカスをスタートアップにおける CxO 人材斡旋(エグゼクティブ層の転職支援)に置いていたため、Cotobe は対象読者を転職希望者7割・投資家を3割に設定し、転職先や投資先の選定に利用してもらうことを想定していた。同社が今年3月に実施した社名変更の際には、一般的に企業経営で必要とされる資源のうち、ヒトだけではなく、モノやカネの側面からもスタートアップを積極的に支援していく方針を明らかにしている。新サービスローンチの背景には、そのような変化が影響しているようだ。

クリックして拡大
Image credit: for Startups

for Startups の代表取締役である志水雄一郎氏によれば、Cotobe の利用シーンは潜在的転職希望者の転職先探しや、ベンチャーキャピタルの投資先探しといった当初の想定の枠にとどまらず、不動産会社の営業先探しなどでも利用されていることが判明したという。より幅の広い読者層をターゲットにサービスを開設した理由について、志水氏は THE BRIDGE とのインタビューで次のように語ってくれた。

(STARTUP DB が)社会にとっていいものであれば、いいものを作ろうと思った。(直接的な利益に結びつかなくても)集まっている情報は、結果的に自分たちに(メリットをもたらす形で)返ってくると思う。今後、for Startups では、すべてのサービスが STARTUP DB にぶら下がる形で整理されていくだろう。

ヒト・カネ・モノが集まるところには、それらが呼び水となって、さらにヒト・カネ・モノが集まってくるのが世の常だ。事実、for Startups のもとには毎日数名以上の起業家が訪れ、「このような事業展開をしていくので、勝つ上で力を貸してほしい」と事業のプレゼンをしていくのだとか。THE BRIDGE がメディアとして、あるいは、投資家がディールソースやデューデリジェンスの過程で接するのとはまた違った、起業家とのインタビューの機会を得ているようだ。現在では、経営人材のみならず、エンジニアやクリエイターも集まるようになってきた。

STARTUP DB の運営チーム
Image credit: for Startups

for Startups の運営人員は、開発を中心に社内で約5名程度。さらに、インターンや、情報を調査分析したり記事を執筆・編集したりする外部の業務委託者が数名関わっている。for Startups にとっては、全社員の約1割程度の経営資源を STARTUP DB に割くことになるが、志水氏によれば、STARTUP DB の課金方法は多様化する可能性が高いため、現時点では明確なプランは明らかにできない、ということだった。当面は無料で提供されることになりそうだ。

スタートアップの情報を整理するサービスとしては、起業家と投資家のマッチング目的として、アクセラレータプログラムなどを運営するプロトスターが「Startup List(スタートアップリスト)」を今年2月にローンチしている。また、かつてネットエイジが「TOKYO ANGEL LIST(東京エンジェルリスト)」を開設(その後、Creww が事業譲受)。ジャパンベンチャーリサーチが運営していた「entrepedia(アントレペディア)」は、Newspicks などを手掛けるユーザベースに買収された。プロジェクト単位での扱いにはなるが、今月初頭には福岡の PROJECT OFFER が「ANGEL LIST(エンジェルリスト)」を開設している。

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