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インドネシアのStickEarn、車両広告の掲載場所拡大に向けシリーズAラウンドで550万米ドルを調達——East VenturesやGrabなどから

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Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから


ジャカルタに拠点を置く StickEarn は、同社の O2O 広告プラットフォームを新たな分野に展開すべく、550万米ドルを調達した。

シリーズ A ラウンドは East Ventures と、インドネシアのコングロマリット Sinar Mas のベンチャーキャピタル部門 SMDV が共同でリードした。このラウンドには他にも Grab や Ovo、Agaeti Ventures が参加している。

StickEarn の創業メンバー
Image credit: StickEarn

StickEarn は乗り物や屋内・屋外向けに、計測可能なさまざまな広告ソリューションを提供している。同社が提供しているのは車やバイク、バス、飛行機の外観を覆うラッピング広告だけではない。タクシーやハイヤーのドライバーが乗客にサンプルを提供して商品を販売できるようにする車内販売ソリューションも提供している。

収入源が増えることでドライバーの収入も上がることになる。ドライバーは広告を掲載した車で指定エリアを走ることで追加収入が得られる。また、車内販売の場合は商品の販売やサンプルの配布から収入を得ることもできる。StickEarn はこうした動きをすべて追跡・分析してデータを高速処理し、広告主に分析結果を提供している。

ジャカルタのような都市では、Gojek や Grab の配車サービスを利用した通勤時の渋滞による待ち時間は平均して2時間になる。企業にとってはその時間を使って車両広告で潜在顧客にアプローチする大きなチャンスとなる。

Grab と同社が投資し、インドネシアの決済パートナーとなっている Ovo が直近の資金調達ラウンドで StickEarn を支援したのにはこのような背景がある。ライドヘイリングスーパーアプリを運営する Grab 自身も昨年8月、GrabAds という独自の車両広告サービスをローンチしており、B2B 向け広告ビジネスとそれに関連する収益によって Grab のさらなる成長が見込まれる。

StickEarn の車内広告ソリューション
Image credit: StickEarn

同社は引き続き収益性の改善だけでなく、登録ドライバーと加盟パートナーが追加収入を得られるよう取り組んでいる。シンガポールのユニコーン企業である同社は、車内にインタラクティブ型広告スクリーンを設置すべくすでにフィリピンで Idooh と提携している。また、乗客に飲食物や化粧品を販売するためアメリカの社内販売スタートアップ Cargo とも提携した。

StickEarn によると、シリーズ A で調達した資金は有能な人材の獲得と製品開発の強化に充てるという。資金の一部は、クライアント向けのより複雑で多チャンネル型広告キャンペーンにも使われる。今後、これまでよりもデータドリブンなキャンペーンレポートや市場分析を提供することを目指している。

現在インドネシア31都市でサービスを提供している同社の車内サンプル配布・商品販売プラットフォームである StickMart は東南アジア6カ国で採用されている。こうした動きが Grab という新たな投資家を惹きつけている。同社は300以上のクライアントやブランドを抱え、その中には AirAsia や Canon、Tokopedia、Shopee、Telkomsel などが名を連ねる。

2017年11月のシードラウンドでは East Ventures から100万米ドルを調達している

【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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